JP3856068B2 - 細幅クロッシェ編機における複合編針の作動機構 - Google Patents

細幅クロッシェ編機における複合編針の作動機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フック状編針及び同編針のフック開口部を開閉するためのスライダーとが組合わせられた複合編針と、経編糸及び緯挿入糸の案内針とにより細幅の経編機である細幅クロッシェ編機の、特に前記フック状編針とスライダーとの作動タイミング及び作動行程を制御するための作動機構に関し、詳しくは前記フック状編針とスライダーとがガタツキなしに且つ適正なタイミングと行程とをもって相対的に作動でき、もって高速化の実現と多様な編み目の形成を可能にした細幅クロッシェ編機の作動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の経編機にあっては、高速化に伴い、例えば米国特許第4,417,455号明細書に記載されているような、所謂「ヒゲ針」の一種であるカラビナニードルが使われてきたが、この編針は一方向からの編み目形成しかできず、高速化しても緯挿入糸がみだりに編針にキャッチされることがなく、適切な緯挿入が可能ではあるが、一般的には開き目を形成することができず、閉じ目しかできないため、近年のように多様な編み目が要求されるようになると一般的なクロッシェ編機では対応することが難しくなり、前記編針に代わってフック状編針とその開口部を開閉する針状のスライダーとからなる「複合編針」が多く使用されるようになってきている。
【0003】
ところで、前記複合編針による編成機構は、図(A)〜(D)に示すように、先ずフック状編針1が経編糸2を引っかけ、針状スライダー3がフック状編針1のフック開口部1aを閉鎖した状態で、両者が図示せぬ機体フレームに固設された針床上の最も後退する位置まで後退した(同図(A)参照)のち、スライダー3が不動のままフック状編針1を単独で前進させ(同図(B)参照)、その最も前進した位置にて次位の編目を形成するため、経編糸2が経編糸ガイド針4の振り動作によりフック状編針1のフック開口部1aを跨ぎ、同フック状編針1に引っかけられる(同図(C)参照)。
【0004】
この間に、スライダー3が前進してフック状編針1のフック開口部1aを閉鎖して経編糸2がフック開口部1aから外れないようにする(同図(D)参照)。この閉鎖が終わると、フック状編針1及びスライダー3が一緒に後退を開始して、同図(A)に示す位置に戻る。
【0005】
複数のフック状編針1とスライダー3とが個々に前述のタイミングで繰り返し作動されて次々と編目が形成されていき、所望の経編物が編成される。なお、クロッシェ編機にあっては前記経編糸ガイド針4の先端上方位置に図示せぬ複数枚の緯挿入糸ガイドバーが前後に並んで配されており、各緯挿入糸ガイドバーが緯方向に往復動して、同緯挿入糸ガイドバーに取り付けられた同じく図示せぬ複数の緯挿入糸ガイド針が緯方向に往復動して多数の図示せぬ緯挿入糸が経編目の所要のループ内に順次緯挿入される。
【0006】
このように、この種の細幅クロッシェ編機における複合編針による編成機構は、フック状編針及びスライダーの作動タイミングが適切になされることが極めて重要である上に、両者の往復行程が適切な範囲内でなされないときにも、多くの目飛びが発生し、或いは不要な編目への緯挿入がなされ、所望の編成ができなくなる。このことは、特に機械の高速化に連れて多発することになる。
【0007】
そこで、ある程度の高速化に耐え得る複合編針の作動機構が開発されている。例えば、欧州特許0302209A1公開公報に開示された複合編針の作動機構は、図4に示すように複数のフック状編針1の後端部を並列して固着した針バー7と複数の針状スライダー3の後端部を並列して固着したスライダーバー8とを独立して前後に往復動可能に設置すると共に、前記針バー7及びスライダーバー8をそれぞれ2本のロッド7a,8aの前端に固着させており、一方で回転主軸に2個の回転平面カム9a,9bを並列させて取り付け、前記各ロッド7a,8aの後端に取り付けられた転動子7b,8bをそれぞれ前記2個の回転平面カム9a,9bのカム面に弾性的に当接させている。
【0008】
この複合編針の作動機構によると、主軸が回転すると各回転平面カム9a,9bが回転し、各カム9a,9bに弾性的に当接する各転動子7b,7bが追随して、各ロッド7a,8a、すなわち針バー7及びスライダーバー8を、上述のごときそれぞれが独立したタイミングと行程をもって前後に往復する。このときの往復動作のタイミングと行程は各回転平面カム9a,9bのカム曲線により決まる。
【0009】
複合編針の他の作動機構の例としては、例えば特公平4−44025号公報に開示された前記複合編針の作動機構がある。この作動機構は、図5に示すようにリンク機構を介して所要のタイミングと行程をもって上記針バー7及びスライダーバー8を前後に往復動させるものである。すなわち、回転主軸の回転と共に回転する回転円板の偏心位置に設けた第1クランクピン71に第1リンク72を介して針バー7を往復動させる。一方、同じく回転主軸の回転と共に回転する第2及び第3回転円板のそれぞれのクランクピン81,82に第2及び第3リンク83,84の一端を支持させ、同第2及び第3リンク83,84の他端同士を第4のリンク85をもって連結し、この第4リンク85の中点で前記スライダーバー8に前端を固着したロッド8aの後端を枢支し、前記主軸の回転に同調して回転する第2及び第3クランクピン81,82の回転に伴う第2及び第3リンク83,84の複合動作を、第4リンク85を介して前記ロッド8aの往復動に変換させ、上述のような所要のタイミングと行程をもって針状スライダーバー8を往復動させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
これらの複合編針作動機構は、それぞれに長所と欠点とをもつ。例えば、上述のごとき針バー及びスライダーバーの動作タイミング及び行程を、それぞれ回転平面カムにより決める場合には、理想的なカム曲線を設定することにより高精度に制御できるはずであるが、1200r.p.m.を越える高速化が進むとカム従動子である転動子がカムの回転に追従できず、接触部材間の磨耗やジャンピングが多発し、理想的なカム曲線をもつカム面加工がなされたにも関わらず、フック状編針の動作とスライダーの動作との間にタイミングのずれが生じ、或いは互いの動作が不規則になり、目飛びが起きて、所望の編みテープを得ることができない。
【0011】
一方、クランクとリンクとの組合せによる上述の作動機構によれば、その機構上からガタが少なく、前述の回転平面カムによる作動機構と比較すると高速化に対応できる上に、フック状編針の往復動作は360°のサイン曲線からなり、その加速度やストロークは第1クランクのアーム長とリンク長により一義的に決まるため、その作動のタイミングや行程を設定することは容易である。一方、スライダーの往復動作は第2及び第3クランクと第2〜第4リンクの複合動作に基づくため、それらの加速度やストロークは第2クランク及び第3クランクのアーム長、第2及び第3クランクピン間の位相差、第2〜第4のリンク長などにより多様に変更できるが、作動のタイミングや行程に影響する要素が余りにも多く、且つ構造が複雑であることから、却って高精度な運動曲線を設定することを難しくしている。
【0012】
また、これは上記作動機構のいずれについても言えることであるが、特にこの種の細幅クロッシェ編機を使って、例えばモノフィラメントからなる噛合エレメントをテープの編成と同時に連続的にテープに編み込むスライドファスナーのストリンガーを製造する場合には、上記編成タイミングに加えて太いモノフィラメントを緯挿入により編み込む必要があり、前述の複合編針の作動タイミングと行程は更に厳密に制御されなければならないことから、前記ストリンガーを高速下で製造することは不可能である。
【0013】
本発明は、こうした課題を解決すべくなされたものであり、その具体的な目的は従来以上の高速運転によってもフック状編針と針状スライダーとからなる複合編針の両者の作動タイミング及び行程をジャンピングや誤動作が発生せず、高精度に制御し得る細幅クロッシェ編機における複合編針の作動機構を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
前記目的は、本件請求項1〜4に係る発明により達成される。すなわち、
請求項1に係る発明は、針床上を往復する複数のフック状編針と、各編上を長手方向にスライドし、同編針のフック開口部を開閉する針状スライダーとからなる複合編針を有し、複数の前記フック状編針の基端部を並列して固着支持する針バーを第1ロッドを介して所要のタイミングをもって往復動させる針バー作動機構と、複数の各スライダーの基端部を並列して固着支持するスライダーバーを第2ロッドを介して所要のタイミングをもって往復動させるスライダーバー作動機構とを備えてなる細幅クロッシェ編機の複合編針の作動機構であって、前記針バー作動機構は、回転主軸に支持された回転体と、一端が前記針バーに枢着され、他端が前記回転体の回転中心から偏位した位置に枢着された前記第1ロッドとを備え、前記スライダーバー作動機構は、前記回転体 (29) の前記第1ロッド (24) の他端を枢着する面とは反対側の面に形成された回転カムと、一端にカムフォロアーを有し、他端が前記スライダーバーに枢着された第2ロッドとを備え、前記回転カムは内周カム面及び外周カム面が形成されたカム壁部を有し、前記カムフォロアーは前記カム壁部を内外から挟持状に当接して転動する一対の転動子からなることを特徴としている。
【0015】
この発明にあっては、フック状編針の往復動作のタイミング及び行程を、所謂クランクとリンクとを組み合わせた往復スライダリンク列により制御する一方で、スライダーバーの往復動作のタイミング及び行程をカムにより制御している。
【0016】
フック状編針の往復動作のタイミング及び行程は、高速運転にあって最も円滑に作動できる前述の往復スライダリンク列を採用し、一方のスライダーの往復動作のタイミングと行程を、理想的な曲線運動を可能にする回転カムにより実現化している。この発明にあっても、後述するようにカムフォロアーを含む従動子に格別の構造を採用して、高速化に対応することもできるが、従動子に格別の構造を採用することなく、例えばスライダーの往復動作の行程を可能な限り小さく、つまりスライダーの往復動作をできるだけ小さく設定すると共に、前述の往復スライダリンク列によるフック状編針のサイン曲線運動の一部のタイミング及び行程を一致させるように、回転カムのカム曲線を設定すれば、回転カムを使用しても従来以上の高速運転に充分に耐え得るようになる。
【0017】
また、この請求項に係る発明は、高速運転に更に耐え得るための回転カムによる作動機構を規定している。すなわち、前記回転カムが内周カム面及び外周カム面が形成されたカム壁部を有し、前記カムフォロアーが前記カム壁部を内外から挟持状に当接して転動する一対の転動ローラからなり、請求項3に係る発明にあっては前記回転カムが内周カム面及び外周カム面が形成された溝カムからなり、前記カムフォロアーが前記溝カムの内外周カム面に当接して転動する単一の転動ローラからなる、所謂確動カム機構を採用している。
【0018】
請求項及び請求項に係る発明は、前記転動ローラの支持部材が前記転動ローラと前記カム壁部の内外周カム面との間のクリアランスを吸収する緩衝機構を有しており、この緩衝機構により、回転カムが如何に高速回転をしてもガタツキがなく、常に回転カムによる円滑なスライダーの往復運動を実現する。
【0019】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図示実施例に基づいて具体的に説明する。
【0020】
図1には本発明に係るクロッシェ編機における最も好ましい複合編針の作動機構例が模式的に示されている。なお、本発明は図示例に限定されるものではない。
【0021】
図1において、複合編針10はフック状編針11と針状スライダー12とから構成されており、フック状編針11には通常通り上面に針状スライダー12が摺嵌する図示せぬ摺動溝が形成されている。
【0022】
この種のクロッシェ細幅編機の一般的な編成機構は、前記複合編針10が、図8に示すと同様に、同複合編針10の前方に配された経糸ガイドバー13に支持されて上下左右に揺動する複数本の針状経糸ガイド14と協働すると共に、複合編針10の先端上方に配された複数枚の緯糸ガイドバー15に支持され、左右に往復動する複数の管状の挿入糸ガイド16と協働する。前記経糸ガイド14は各経編糸17を案内する一方、挿入糸ガイド16はそれぞれ緯挿入糸18を案内する。
【0023】
前記複合編針10のフック状編針11及び針状スライダー12には、それぞれが独立して、しかも両者の間に所定のタイミングをもって前後に往復運動する。本発明は、この複合編針10のフック状編針11及び針状スライダー12に往復運動を与えるための新規で且つ有効な作動機構を提供する。前記フック状編針11は、先端に編目を形成するためのフック部11aを有すると共に、その後端には後述する針バー19に対する係着部11bを有している。一方、前記針状スライダー12は先端部がテーパ面に形成されると共に後端部に後述するスライダーバー20に対する係着部を有する針状を呈しており、フック状編針11の図示せぬ摺動溝に沿って長手方向に摺動し、フック部11aの開口部11cを開閉して、編目を前記フック部11aに保持し、或いはフック部11aから開放する。
【0024】
前記針バー19及びスライダーバー20は編成部の前後に並設されて左右に延在し、その各一端部に本発明の複合編針作動機構を備えている。本実施例によれば、図1及び図2に示すように針バー19がスライダーバー20の後方に配されている。前記スライダーバー20には前後に延びる第2ロッド21の前端部が固設され、その後端にはロッド軸心上に転動中心をもつ2個の転動子22,23が転動自在に軸支されている。一方、前記針バー19は第1ロッドであるリンク24の先端が枢着され、同リンク24の後端はクランクピン25に枢着されている。
【0025】
前記スライダーバー20に固設された第2ロッド21の前後端部は、図示せぬ機台に固設された支持部材にスラスト軸受27を介して前後方向に摺動自在に支持され、一方の針バー19は前記第2ロッド21に案内されて同じくスラスト軸受28を介して前後方向に摺動自在に支持されている。
【0026】
前記クランクピン25は、駆動回転する主軸に取り付けられ、主軸の回転と共に回転する回転板29の回転中心から所定の距離偏位した偏心位置に取り付けられており、同クランクピン25の回転により、前記針バー19が前記第2ロッド21に沿って前後に往復動する。このときの針バー19、つまりフック状編針11の運動はサイン曲線に沿って行われることになり、その往復行程は前記クランクピン25と回転板29の回転中心との間の距離により決まる。
【0027】
一方、前記回転板29のクランクピン25が突設されている側とは反対側の表面に形成されたカム壁部30の内外カム面30a,30bに、第2ロッド21の後端に転動自在に軸支された一対の転動子22,23それぞれが当接して、カム壁部30の回転に追随して第2ロッド21を介してスライダーバー20を前後に往復動させる。
【0028】
通常の回転平面カムでは、高速になると従動子がカム面に沿って追従できず、所要のカム曲線に従う運動が出来なくなるが、本実施例による前記カム壁部30は、回転板29の周縁に沿って形成されたリング状をなしており、同壁部30の内外壁面に共役カム面30a,30bをもち、前記カム壁部30を上記転動子22,23で挟持するようにセットされている。すなわち、本発明では回転カムとして確動カム構造が採用されているため、編機が通常以上の高速下で運転されても、常に一対の転動子22,23が内外カム面30a,30bに当接した状態で転動し、第2ロッド21を介してスライダーバー20、つまりスライダー12をジャンピングなしに所定のタイミングと行程とをもって円滑に往復動させることができる。
【0029】
図3は前記スライダーバー20の作動機構の他の実施例を示しており、上記第2ロッド21の後端に単一の転動子31を回転自在に軸支すると共に、カム壁部30を有する前記回転板29に代えて、一表面にクランクピン25を有する回転平面板32の他表面の周縁部に、内外周面を共役カム面32a,32bとしたリング状のカム溝30cが形成され、その回転中心を図示せぬ主軸に取付け、前記単一の転動子31を前記カム溝30cに嵌着させた確動カム構造を採用している。この例にあっても、高速回転下で従動子は回転平面板32の回転に確実に追従し、スライダーバー20が所定の運動曲線に従って作動される。
【0030】
更に、図1〜図3に示す実施例にあっては、前記転動子22,23;31の支軸部22a,23a;31aのうち支軸部23a;31aが第2ロッド21の軸心方向に僅かに移動できるように構成すると共に、同支軸部23a;31aが第2ロッド21に対して僅かに動いたとき、その動きを緩衝的に受け止めるための緩衝体33を配している。この緩衝体33としては金属スプリングであってもよく、ゴムなどの他の弾性体から構成してもよい。
【0031】
かかる緩衝体33を介装させることにより、上記内外カム面30a,30bと転動子22,23との間に生じるクリアランスや、上記カム溝30cと転動子31との間に生じるクリアランスによる各内外カム面30a,30b;32a,32bと各転動子22,23;31との非接触状態が回避され、いかなる高速運転下にあっても第2ロッド21は回転カム30,32の回転に呼応して、内外カム面30a,30b;32a,32bと離間することなく確実に追随して往復動される。また、前記緩衝体33の存在は内外カム面30a,30b;32a,32b及び第2ロッド21にかかる摩擦などによる負荷を減少させ、部材間の摩耗を低減させると同時により円滑な作動を保証する。
【0032】
さて、以上の構成を備えた本発明による細幅クロッシェ編機における複合編針10の作動機構によれば、フック状編針11と針状スライダー12とを所望のタイミングと行程とをもって高速下で作動させることができる。
【0033】
この種の細幅クロッシェ編機による編成にあって、多様な編み組織を編成できることが強く望まれるところであり、特に通常の組織に加えて、例えば通常の編糸より太い径をもつモノフィラメントを編み込むような場合には、糸本数の増加による影響が増えるばかりでなく、編糸などを編針のフック部にタイミングよく確実に引っかけることが難しくなり、これらの課題を解決するには既述したようにフック状編針11と針状スライダー12とを所望のタイミングと行程とをもって高速下で作動できるようにする必要がある。
【0034】
図6は、本発明の上記実施例によるフック状編針11と針状スライダー12との編成動作曲線を示している。図6に示す本発明による複合編針10の編成動作では、フック開口部11cがスライダー12により閉鎖されている時間が1サイクル動作中の1/2であり、しかもその閉鎖の間はフック開口部11cの先端とスライダー12の先端とが完全に一致しており、フック開口部11cの内部への不必要な編糸類の浸入及び先に形成されたループの外れが完全に阻止されるばかりでなく、針状スライダー12によるフック開口部11cの開口開始から完全に閉鎖するまでの時間、つまり必要な編糸類が浸入するに要する時間が適切に設定されていることが理解できる。
【0035】
このように、フック状編針11の動作曲線に対するスライダー12の動作曲線が適切に設定されるのは、スライダー12の作動機構に回転カム構造を採用したことによる。従動子の追随が円滑に行われる限りは、理想的なスライダー12の動作曲線を実現するためのカム曲線を設定し加工することは比較的容易である。そこで、本発明では回転カム構造として上述のごとく確動カム構造を採用し、従来を超える高速運転にもガタが生じず、従動子であるスライダー12が回転カム30,32の高速回転にも確実に且つ円滑に従動できるようにしている。
【0036】
更に、上記実施例では緩衝体33を前記支軸部22a,31aと第2ロッド21との間で相対的に移動を可能にして介装させ、上記内外カム面30a,30bと転動子22,23との間に生じるクリアランスや、上記カム溝30cと転動子31との間に生じるクリアランスによる各内外カム面30a,30b;32a,32bと各転動子22,23;31との非接触状態を回避し、いかなる高速運転下にあっても第2ロッド21が回転カム30,32の回転に対してがたつくことなく、円滑に追随できるようにしている。また、この緩衝体33の存在は、既述したとおり、回転カム面30a,30b;32a,32b及び第2ロッド21にに生じる摩擦などによる負荷を減少させ、部材間の摩耗を防ぐと同時により円滑な作動を保証することになる。
【0037】
以上の説明からも理解できるように、本発明による細幅クロッシェ編機における複合編針の作動機構によれば、クランクリンク機構と回転カム機構とを併用することにより、両者の利点を生かし、特に部材の動作曲線を設定するに際して、設計の自由度が大きい回転カム機構をスライダーの作動機構に採用し、しかも高速回転時の回転カム機構がもつ欠点である従動子の追従の不確かさを、確動カム構造とすることにより解決し、複合編針としての理想的な動作曲線を実現化すると同時に高速運転にも十分に対応できるようになった。
【0038】
なお、本発明は上記実施例の他にも多くの変更や変形が可能であることは明らかであり、それらが本件特許請求の範囲の概念の範囲にあるときは全てが本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロッシェ細紐編機における代表的な複合編針の作動機構例を模式的に示した側面図である。
【図2】同複合編針の作動機構の上面図である。
【図3】本発明の複合編針の作動機構の他の実施例を模式的に示した側面図である。
【図4】従来の回転カムによる複合編針の作動機構例を模式的に示した側面図である。
【図5】従来のクランクと多リンク列との組み合わせからなる複合編針の作動機構例を模式的に示した側面図である。
【図6】本発明の作動機構により作動される複合編針の運動曲線の一例を示す作動曲線図である。
【図7】細幅クロッシェ編機による一般的な編成手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フック状編針
1a フック開口部
2 経編糸
3 針状スライダー
4 経編糸ガイド針
5 緯挿入糸ガイドバー
6 緯挿入糸ガイド針
7 針バー
7a ロッド
7b 転動子
71 第1クランクピン
72 第1リンク
8 スライダーバー
8a ロッド
8b 転動子
81,82 第2及び第3クランクピン
83,84 第2及び第3リンク
85 第4のリンク
9a,9b 回転平面カム
10 複合編針
11 フック状編針
11a フック部
11b 係着部
11c 開口部
12 針状スライダー
13 経糸ガイドバー
14 経糸ガイド
15 緯糸ガイドバー
16 挿入糸ガイド
17 経編糸
18 緯挿入糸
19 針バー
20 スライダーバー
21 第2ロッド
22,23 転動子
22a,23a 支軸部
24 リンク(第1ロッド)
25 クランクピン
26 支持部材
27,28 スラスト軸受
29 回転板
30 カム壁部
30a 内側カム面
30b 外側カム面
31 転動子
31a 支軸部
32 回転平面板
32a,32b 内外カム面
32c カム溝
33 緩衝体
34 主軸

Claims (4)

  1. 針床上を往復する複数のフック状編針(11)と、各編針(11)上を長手方向にスライドし、同編針(11)のフック開口部(11c) を開閉する針状スライダー(12)とからなる複合編針(10)を有し、複数の前記フック状編針(11)の基端部を並列して固着支持する針バー(19)を第1ロッド(24)を介して所要のタイミングをもって往復動させる針バー作動機構と、複数の各スライダー(12)の基端部を並列して固着支持するスライダーバー(20)を第2ロッド(21)を介して所要のタイミングをもって往復動させるスライダーバー作動機構とを備えてなる細幅クロッシェ編機の複合編針の作動機構であって、
    前記針バー作動機構は、回転主軸に支持された回転体(29)と、一端が前記針バー(19)に枢着され、他端が前記回転体(29)の回転中心から偏位した位置に枢着された前記第1ロッド(24)とを備え、
    前記スライダーバー作動機構は、前記回転体 (29) の前記第1ロッド (24) の他端を枢着する面とは反対側の面に形成された回転カムと、一端にカムフォロアーを有し、他端が前記スライダーバー(20)に枢着された第2ロッド(21)とを備え、
    前記回転カムは内周カム面(30a) 及び外周カム面(30b) が形成されたカム壁部(30)を有し、前記カムフォロアーは前記カム壁部(30)を内外から挟持状に当接して転動する一対の転動子(22,23) からなる、
    ことを特徴とするスライドファスナーのファスナーチェーン編成用の細幅クロッシェ編機における複合編針の作動機構。
  2. 前記転動子(22,23) の少なくとも1個の支持部材(23a) が前記転動子(23)とカム壁部(30)の内外周カム面(30a,30b) との間のクリアランスを吸収する緩衝機構(33)を有してなる請求項1記載の複合編針の作動機構。
  3. 針床上を往復する複数のフック状編針(11)と、各編針(11)上を長手方向にスライドし、同編針(11)のフック開口部(11c) を開閉する針状スライダー(12)とからなる複合編針(10)を有し、複数の前記フック状編針(11)の基端部を並列して固着支持する針バー(19)を第1ロッド(24)を介して所要のタイミングをもって往復動させる針バー作動機構と、複数の各スライダー(12)の基端部を並列して固着支持するスライダーバー(20)を第2ロッド(21)を介して所要のタイミングをもって往復動させるスライダーバー作動機構とを備えてなる細幅クロッシェ編機の複合編針の作動機構であって、
    前記針バー作動機構は、回転主軸に支持された回転体(29)と、一端が前記針バー(19)に枢着され、他端が前記回転体(29)の回転中心から偏位した位置に枢着された前記第1ロッド(24)とを備え、
    前記スライダーバー作動機構は、前記回転体 (29) の前記第1ロッド (24) の他端を枢着する面とは反対側の面に形成された回転カムと、一端にカムフォロアーを有し、他端が前記スライダーバー(20)に枢着された第2ロッド(21)とを備え、
    前記回転カムが内周カム面(32a) 及び外周カム面(32b) が形成された溝カム(32c) からなり、前記カムフォロアーが前記溝カム(32c) の内外周カム面(32a,32b) に当接して転動する単一の転動子(31)からなる、
    ことを特徴とする細幅クロッシェ編機における複合編針の作動機構。
  4. 前記転動子(31)の支持部材(31a) が前記転動子(31)と溝カム(32c) の内外周カム面(32a,32b) との間のクリアランスを吸収する緩衝機構を有してなる請求項3記載の複合編針の作動機構。
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