JPH08155164A - ミシンの布送りの上下送り装置 - Google Patents

ミシンの布送りの上下送り装置

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Publication number
JPH08155164A
JPH08155164A JP30371694A JP30371694A JPH08155164A JP H08155164 A JPH08155164 A JP H08155164A JP 30371694 A JP30371694 A JP 30371694A JP 30371694 A JP30371694 A JP 30371694A JP H08155164 A JPH08155164 A JP H08155164A
Authority
JP
Japan
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feed
cloth
cam
vertical
sewing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP30371694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Omori
森 貴 裕 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP30371694A priority Critical patent/JPH08155164A/ja
Publication of JPH08155164A publication Critical patent/JPH08155164A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正送り時と逆送り時の布送り量を等しくする
ことを目的とする。 【構成】 水平送り軸12上に回動中心を有する送り台
15と、送り台に一体的に設けられた送り歯16と、送
り台もしくは送り台と一体的に設けられた部材と摺動し
て送り台を上下に揺動させる上下送りカム24とを備え
たミシンの上下送り装置において、送り台と上下送りカ
ムとの間に介装されると共に、少なくとも一部がミシン
本体に固定された可撓性部材25を備えたことを特徴と
するミシンの布送りの上下送り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの布送りの上下
送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば実公
平2−14767号公報に開示される技術が知られてい
る。これは、図7及び図8に示されるように、上下送り
カム100の外周が送り台101に一体的に取り付けら
れた送り調整板102の下面に摺接するように構成され
ていて、カム100の回転によって直接送り台101並
びに送り歯103を上下方向に駆動できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7には、
布の正送り時における布押え(図示省略)と布104と
の間の摩擦力が送り台101に働く力f1 と、上下送り
カム100と送り調整板102との間の摩擦力が送り台
101に働く力f2 とが示されている。一方、図8に
は、布の逆送り時において送り台101に働く力f1 、
f2 が示されている。(尚、送り台101と布104と
は一体的に送られるものであって、布104と図示され
ていない布押えとの間に働く摩擦力が送り台101に作
用するものである。) 両図に示されるように、布の正送り時と逆送り時とで
は、当然、送り台101に働く力f1 の方向が逆となる
ため、正送り時に送り台101に作用する力はf1 +f
2 であり、逆送り時に送り台101に働く力は−f1 +
f2 である。このように、正送り時と逆送り時とでは送
り台101が水平方向に受ける力が異なり、布104の
送り量が正送りと逆送りとでは異なってくる。このた
め、ボタンホールなどを縫製すると正送りで縫った部分
と、逆送りで縫った部分との縫い目のピッチが異なり、
見栄えが悪い問題がある。
【0004】本発明は、正送り時と逆送り時の布送り量
を等しくすることを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため本発明において講じた技術的手段は、水平送
り軸上に回動中心を有する送り台と、送り台に一体的に
設けられた送り歯と、送り台もしくは送り台と一体的に
設けられた部材と摺動して送り台を上下に揺動させる上
下送りカムとを備えたミシンの上下送り装置において、
送り台と上下送りカムとの間に介装されると共に、少な
くとも一部がミシン本体に固定された可撓性部材を備え
たことである。
【0006】
【作用】本発明においては、水平送り軸の回動により水
平方向に駆動される送り台を、上下送りカムの回転によ
って可撓性部材を介して上下方向へも運動させることが
できる。これにより、送り歯は図6に示されるような軌
跡を描きながら駆動され、図5に示されるように周知の
布押えNと送り歯Oとで布Aを狭持して布Aをミシン後
方(図5中矢印方向)に送ることができるものである。
【0007】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本実施例のミシンの布送り装置の斜
視図、図2は布送り装置を図1中左方から見た図であ
る。図において、12は水平送り軸で、ミシン19のフ
リーアーム部11の機枠に揺動自在支持されている。こ
の水平送り軸12に一体的に形成されている腕部12
a、12bの上端付近には、一対のピン13、14を介
して送り台15が揺動自在に支持されている。送り台1
5には送り歯16が取付けられ、この送り歯16と布押
え17とで図示しない布を狭持して送る構成となってい
る。
【0009】水平送り軸12の腕部12bの中間付近に
は、送り二又18が回動中心としてのピン19により枢
支されている。この送り二又18は、その二又部18a
に下軸19に固着された三角カム20が係合している。
送り二又18には、ピン21を介してリンク機構22が
連結され、このリンク機構22の端部は、フリーアーム
部11の機枠に回動自在に支持された軸23が固着され
ている。そして、軸23を回動させると、リンク機構2
2を介して二又18をピン19を中心に揺動させること
ができ、これにより、水平送り軸12の揺動量を変化さ
せることができて、結果的には送り歯16が一度のサイ
クルでの布の送り量を変化させることができる。
【0010】下軸19には、上下送りカム24が固着さ
れている。上下送りカム24の上部には、可撓性部材で
ある板バネ25と、送り歯16の高さを調節可能とする
高さ調節器26とが配設されている。上下送りカム24
は、下軸の19の回転と共に回転し、板バネ25と送り
歯26と送り台15を介して送り歯16を上下に駆動す
る。
【0011】板バネ25は、上下送りカム24の周面と
常時摺動し、その一端25aはU字状に曲げられて、フ
リーアーム部11の機枠にネジ26により結合されてい
る。
【0012】送り歯高さ調節器26は、ピン27を中心
回動自在に送り台15に取り付けられている。
【0013】高さ調節機26は、ピン27とは反対の端
にネジ棒28が噛合されている。例えば、ネジ棒28を
ネジが閉まる方向に回すと、ネジ棒28の頭部は送り台
15の下面15aを図2中上方へ押すため、送り歯16
の高さを高くすることができる。一方、ネジ棒28を前
記と逆に回せば、逆の作用で送り歯16の高さを低くす
ることができる。
【0014】本実施例においては、上下送りカム24は
板バネ25を介して送り台15を上下方向に駆動するも
のであるために、図3に示されるように送り台15に働
く力は、図3及び図4中右方をプラスとして考えると、
正送り時にはF1 +F2 、逆送り時には−F1 −F2
(=F1 +F2 )となる。このように、送り台15が受
ける水平方向の力を等しくすることができるため、布の
正送り時と逆送り時との送り量を等しくすることがで
き、見栄えのよいボタンホールを縫製することができ
る。
【0015】尚、本実施例においては、可撓性部材とし
て板バネ25を採用しているが、特にこれに限定するも
のではなく、樹脂などでもよい。
【0016】
【発明の効果】上述したように本発明においては、上下
送りカムは可撓性部材を介して送り台を上下方向に駆動
するものであるために、図3及び図4に示されるように
送り台に働く力は、正送り時にはF1 +F2 、逆送り時
には−F1 −F2 (=F1 +F2 )となる。このよう
に、送り台が受ける水平方向の力を等しくすることがで
きるため、布の正送り時と逆送り時との送り量を等しく
することができ、見栄えのよいボタンホールを縫製する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシン及び布送り装置の斜視図を
示す。
【図2】ミシンの布送り装置を図1中左方より見た図を
示す。
【図3】ミシンの布送り装置を図1中左方より見た図
に、布の正送り時において送り台に掛かる力を示した図
を示す。
【図4】ミシンの布送り装置を図1中左方より見た図
に、布の逆送り時において送り台に掛かる力を示した図
を示す。
【図5】布を送る機構を表した図を示す。
【図6】送り歯の動きを表した図を示す。
【図7】従来の布送り装置の図に、布の正送り時におい
て送り台に掛かる力を示した図を示す。
【図8】従来の布送り装置の図に、布の逆送り時におい
て送り台に掛かる力を示した図を示す。
【符号の説明】
10・・・ミシン 12・・・水平送り軸 15・・・送り台 16・・・送り歯 17・・・布押え 19・・・下軸 24・・・上下送りカム 25・・・板バネ(可撓性部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平送り軸上に回動中心を有する送り台
    と、該送り台に一体的に設けられた送り歯と、前記送り
    台もしくは前記送り台と一体的に設けられた部材と摺動
    して前記送り台を上下に揺動させる上下送りカムとを備
    えたミシンの上下送り装置において、 前記送り台と前記上下送りカムとの間に介装されると共
    に、少なくとも一部がミシン本体に固定された可撓性部
    材を備えたことを特徴とするミシンの布送りの上下送り
    装置。
JP30371694A 1994-12-07 1994-12-07 ミシンの布送りの上下送り装置 Pending JPH08155164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30371694A JPH08155164A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 ミシンの布送りの上下送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30371694A JPH08155164A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 ミシンの布送りの上下送り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08155164A true JPH08155164A (ja) 1996-06-18

Family

ID=17924404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30371694A Pending JPH08155164A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 ミシンの布送りの上下送り装置

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JP (1) JPH08155164A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075367A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Aisin Seiki Co Ltd ミシンの送り歯運動装置
KR100861147B1 (ko) * 2001-03-23 2008-09-30 쥬키 가부시키가이샤 재봉틀의 천이송장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861147B1 (ko) * 2001-03-23 2008-09-30 쥬키 가부시키가이샤 재봉틀의 천이송장치
JP2007075367A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Aisin Seiki Co Ltd ミシンの送り歯運動装置

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