JP3075591B2 - ミシンの差動送り機構 - Google Patents

ミシンの差動送り機構

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JP3075591B2 JP03173068A JP17306891A JP3075591B2 JP 3075591 B2 JP3075591 B2 JP 3075591B2 JP 03173068 A JP03173068 A JP 03173068A JP 17306891 A JP17306891 A JP 17306891A JP 3075591 B2 JP3075591 B2 JP 3075591B2
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美和 江端
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミシンの差動送り機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のミシンの差動送り機構は実願昭6
3−136698(実開平2−59781)に示される如
く主送り台の運動により副送り台を水平に運動させてい
る為、主送り台の送り発生機構に集まる負荷が大きなも
のになって、主送り台の送り運動発生箇所の回転トルク
が大きくなり過ぎており、又該機構の関連部品の精度を
特に向上させねばならない点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はミシンの差動
送り機構の構造を簡単にし運動部品の質量を軽量化する
ことによりトルクの縮小化を計ると共に主送り台への過
大負荷の排除及び高精度部品の不要化により生産性の向
上を図ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はミシンの差動送
り機構の主送り歯を固着する主送り台と副送り歯を固着
する副送り台とを夫々独立的な水平運動をなし得るよう
に構成することにより、主送り台にかかる負荷の軽減を
図り、主送り台の構造を簡単にするものである。
【0005】
【作用】本発明はミシン機枠に回転自在に支持される駆
動軸と、該駆動軸に固着された主送りカムに一端を嵌装
する主送り水平リンクの他端に連結する主送りリンク
と、前記駆動軸に固着された副送りカムに一端を嵌装す
る副送り水平リンクの他端部に連結する副送りリンク
と、前記ミシン機枠に支持される軸部と、該軸部に揺動
自在に支持され前記主送りリンクの一端と連結する主送
り揺動腕と、該主送り揺動腕の上端に一端を連結し先端
に主送り歯を固着し、中央部に角駒を摺動自在に保持す
る主送り台と、前記軸部に揺動自在に支持され前記副送
りリンクの一端と連結する副送り揺動腕と、該副送り揺
動腕の上端に副送り台リンクを介して連結し、先端に副
送り歯を固着し中央部を前記主送り台に設けた押え板と
主送り台に保持される角駒上面との間で摺動自在に挟持
される副送り台とで構成し、主送り台と副送り台とを独
立的な水平運動をなし得るように構成したことにより負
荷の軽減を図ると共に主送り台と副送り台の構造を簡単
にしたことを特徴を有するものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例の構成を図面に従って以下
に説明する。ミシン機枠1はアーム機枠2及びベッド機
枠3からなり、該ベッド機枠にはモータ(図示せず)によ
り駆動される駆動軸4が支持され、該駆動軸の機枠外に
プーリ5の一部が臨ましめられている。前記アーム機枠
2には針棒6が上下動可能に支持され前記駆動軸4によ
り伝達軸を介して運動せしめられる。
【0007】アーム機枠2の前面には複数の糸調子器
(7,7…)が配設され、該糸調子器はアーム機枠2後方
に配設の糸立台8に装着される糸棒の糸に張力を調節可
能に付与している。アーム機枠の前面下方にはルーパカ
バー9が開閉自在に枢着されている。
【0008】前記ベッド機枠3には上面に針板10が水
平に配設され、該針板の周辺は回動し得るベッドカバー
11にて包囲されている。針板10には前後方向に長く
穿設される送り歯窓12が設けられ、該送り歯窓には主
送り歯13と副送り歯14とが臨ましめられている。
【0009】次に差動送り機構について詳細に述べる。
前記駆動軸4には主送りカム15及び副送りカム16が
夫々の対向する端面15a,16aを適宜間隔を置いてネ
ジ止めされている。主送りカム15には主送り水平リン
ク17の一端18が、副送りカム16には副送り水平リ
ンク19の一端20が夫々嵌装されている。
【0010】前記主送り歯13を前端部に固着した主送
り台21は後端部22を主送り揺動腕23の上端部24
にピン軸25を介して連結し支持され、略中央の垂直部
に窓部26が設けられ、該窓部に後述の角駒が前後方向
の摺動が可能に嵌装されている。前記主送り揺動腕23
は副送り揺動腕27と共に前記ベッド機枠3に固着され
た揺動腕台28の両側に植立の支持板29、29に水平
状に設けられた軸部30に揺動自在に支持されている。
【0011】前記副送り揺動腕27の上端31には副送
り台リンク32の一端部33がピン軸34を介して連結
されている。前記副送り歯14を前端部に固着した副送
り台35は後端部36を前記副送り台リンク32の他端
37にピン軸38を介して連結されている。前記主送り
台21の窓部26内には幅広で窓部より突出部を有する
角駒39が前後方向の摺動が可能に嵌装されている。
【0012】前記副送り台35は主送り台21の上面に
固着された押え板40の下面と窓部より突出の前記角駒
39の上面41との間にて前後方向の摺動が可能な如く
挟持されている。
【0013】角駒39は中央に穴部42が形成され、該
穴部は前記副送りカム16に一体的に設けられた上下送
りカム43に嵌装されている。角駒39の両側面には前
記駆動軸4上に嵌挿の座板44、44が配設され、該座
板に突設の突起部45、45を角駒39に穿設の窪み部
46、46に嵌合して回転止されたものが、前記主送り
カム15の端面15aと副送りカム16の端面16aとの
間に装着されている。
【0014】前記主送りカム15の外周に一端18を嵌
装の主送り水平リンク17の他端47には主送りリンク
48の一端49がピン51を介して連結されており、主
送りリンク48の他端50は前記主送り揺動腕23の下
端部52とピン53にて連結されている。前記ピン51
上には主送り調節リンク54の一端55が回動可能に支
持されている。
【0015】又前記副送りカム16に一端20を嵌装の
副送り水平リンク19の他端56には副送りリンク57
の一端58がピン59を介して連結されており、副送り
リンク57の他端60は前記副送り揺動腕27の下端部
61とピン62にて連結されている。前記ピン59上に
は副送り調節リンク63の一端64が回動可能に支持さ
れている。
【0016】次に差動送り機構の調節装置について図4
を参照して述べる。Fは前記差動送り機構の全体を示す
ものであり、Aは前記主送り調節リンク54の他端部6
5と主送り伝達腕66の先端部67との連結軸線を示
し、Bは前記副送り調節リンク63の他端部68と副送
り調節腕69の先端部70との連結軸線を示している。
【0017】前記主送り伝達腕66は基端がミシン機枠
1に回転自在に支持された軸部71の一端に固着されて
おり、該軸部の他端には送り腕72が固着されている。
該送り腕は一端73に送り量調節操作部90に連結の送
りロッド74が連結されており、他端75に差動調節機
構に連結の連結ロッド76の一端が連結している。
【0018】差動調節機構は差動調節操作部91に連結
の差動ロッド77が下端に植設のピン79をミシン機枠
1に固定された案内板78に形成の溝部にて運動を規制
されており、差動ロッド77のピン79には下端にて前
記連結ロッド76の他端と連結し、上端にて前記副送り
調節腕69に連結の変換腕80に形成された長穴81が
摺動自在に嵌装されており、前記送り量調節操作部90
が操作される場合、変換腕80は前記ピン79を中心に
矢印C−D方向に回動せしめられる。
【0019】前記変換腕80の上端に植設のピン82は
ミシン機枠1に回転自在に支持される軸83の一端に固
着された副送り伝達腕84の上端部85と連結してい
る。軸83の他端に固着された副送り連結腕86は先端
部87にて前記副送り調節腕69の他端部88と副送り
連結ロッド89を介して連結している。
【0020】本発明の構成は以上の通りであるから、前
記送り量調節操作部90を操作することにより、前記送
りロッド74が矢印E方向に動かされて、送り腕72及
び主送り伝達腕66の回動を介して主送り水平リンク1
7の運動中心を変えて主送り台21の水平運動量が調節
されると共に変換腕80及び副送り調節腕69の回動を
介して副送り水平リンク19の運動中心を変えて副送り
台35の水平運動量が調節され、前記差動調節操作部9
1を操作することにより、前記差動ロッド77が矢印G
方向に動かされると、変換腕80の長穴81内のピン7
9の位置が変動されて変換腕80の回動中心が変わる。
【0021】例えば、差動ロッド77のピン79が下降
すると、送りロッド74が動かされた場合には、主送り
台側への伝達量より副送り台側への伝達量が増加するの
で、副送り台側の副送り水平リンク19の運動中心とな
る副送り調節リンク63のピン穴63’の位置は主送り
台側の主送り水平リンク17の運動中心となる主送り調
節リンク54のピン穴54’位置より矢印Hの方向(図
2)に動かされる。従って、ピン59の運動の水平成分
はピン51の運動の水平成分より大きくなり、主送り台
の送り量より副送り台の送り量が大きくなって両者の送
り量の比率が変化することとなる。
【0022】そして本発明では主送り台21と副送り台
35は夫々独立して運動が与えられ、主送り台21は主
送りカム15と主送り水平リンク17とにより水平運動
が与えられ、副送り台35は副送りカム16と副送り水
平リンク19とにより水平運動から与えられ、且つ副送
り台35を主送り台21に取付けられた押え板40と主
送り台21の窓部26に保持された角駒39の上面とで
挟持される如き平行な上下面を持った簡単な形状にされ
ている。
【0023】
【効果】本発明は以上の如き構成及び作用をなすもので
あるから、主送り台と副送り台とを独立して駆動するよ
うにした為、従来に比べ主送り台にかかる負荷が著しく
軽減されるから構造を簡素化することが出来ると共に、
副送り台を主送り台の押え板と主送り台にて保持する角
駒の上面とで挟持する構造にしたので、副送り台の構造
を簡単にすることが出来たので、振動を著しく軽減する
ことが出来る実用上効果大なるものである。
【0024】
【図面の簡単な説明】
図1は本発明装置を内蔵したミシンの外観図、図2は本
発明装置の要部の側面図、図3は本発明装置の要部構造
の分解斜視図、図4は本発明装置の要部構造の斜面図。 4…駆動軸 15…主送りカム 16…副送りカム 17…主送り水平リンク 19…副送り水平リンク 21…主送り台 23…主送り揺動腕 27…副送り揺動腕 30…軸部 32…副送り台リンク 35…副送り台 39…角駒 40…押え板 48…主送りリンク 57…副送りリンク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−73987(JP,A) 特開 平1−308585(JP,A) 実開 平2−59781(JP,U) 実公 昭64−217(JP,Y2) 実公 平1−17266(JP,Y2) 実公 昭56−13897(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 27/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン機枠に回転自在に支持される駆動軸
    (4)と、該駆動軸に連動し回転する上下送りカムと、
    主送り歯(13)と副送り歯(14)をそれぞれ有して
    揺動部材(39)上で摺動可能に設けられ且つ前記上下
    送りカムに連動して上下運動する主送り台(21)並び
    に副送り台(35)とを有するミシンの差動送り機構に
    関し、前記駆動軸に連動して回転する主送りカム(1
    5)と、一端にて前記主送りカムに係合して揺動する主
    送り水平リンク(17)と、該主送り水平リンク(1
    7)の他端の揺動に連動して揺動し、前記主送り台(2
    1)に連結して前記主送り台を水平運動させる主送り揺
    動腕(23)と、から成る主水平送り部と、前記駆動軸
    に連動して回転する副送りカム(16)と、一端にて前
    記副送りカムに係合して揺動する副送り水平リンク(1
    9)と、該副送り水平リンクの他端の揺動に連動して揺
    動し、前記副送り台(35)に連結して前記副送り台を
    水平運動させる主送り揺動腕(23)と、から成る副水
    平送り部とを備えたことを特徴とするミシンの差動送り
    機構
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