JPH1133258A - オーバーロックミシン - Google Patents

オーバーロックミシン

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JPH1133258A
JPH1133258A JP20544997A JP20544997A JPH1133258A JP H1133258 A JPH1133258 A JP H1133258A JP 20544997 A JP20544997 A JP 20544997A JP 20544997 A JP20544997 A JP 20544997A JP H1133258 A JPH1133258 A JP H1133258A
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JP
Japan
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needle bar
sewing machine
overlock sewing
cam
balance
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Application number
JP20544997A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Nagasaka
信介 長坂
Hidetaka Inagaki
秀高 稲垣
Katsuya Watarai
克也 渡会
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のオーバーロックミシンでは、天秤によ
る糸繰出し量を調節する場合、天秤と糸掛け板の一方の
高さ位置をオーバーロックミシンの前側から調節するた
め、複数の糸調子器が装着された前カバーを取外さなけ
ればならず、糸繰出し量の調節作業が非常に大変にな
る。 【解決手段】 オーバーロックミシンMにおいて、天秤
20は後方へ伸びる取付け腕91を有し、この取付け腕
91の後端部分の屈曲部92が、針棒支持体83の連結
部材87の後端面に高さ位置調節機構90を介して高さ
位置調節可能に固定され、複数の糸調子器14が装着さ
れた前カバー31を取外すことなく、後カバー32だけ
を取外して、糸繰出し量の調節作業を実施することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はオーバーロックミ
シンに関し、特に、天秤から延びる取付け腕を針棒作動
機構の針棒支持体の後端部に高さ位置調節機構を介して
高さ位置調節可能に固定し、オーバーロックミシンの後
側から天秤の高さ位置を調節できるようにしたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】 従来、オーバーロックミシンは、針棒
と、天秤と、ミシンモータで一定方向に回動駆動される
駆動軸と、駆動軸に取付けられる針棒クランクと、針棒
クランクを針棒と天秤とに作動的に連結する針棒作動機
構を有し、ミシンモータで駆動軸とともに針棒クランク
が回転駆動されると、針棒クランクの回動による駆動力
が針棒作動機構を介して針棒と天秤とに伝達され、針棒
と天秤が一体的に上下駆動されるように構成してある。
【0003】オーバーロックミシンの天秤は、天秤の前
側において機枠に装着された糸掛け板と協働し、縫製に
必要な糸量を繰出すように構成され、通常、オーバーロ
ックミシンの前側から天秤と糸掛け板の何れか一方の高
さ位置を調節し、糸繰出し量を調節できるようになって
いる。一方、オーバーロックミシンは、その前面側を覆
う前カバーと後面側を覆う後カバーを有し、前カバーに
は縫針とルーパに供給される複数の糸に張力を付与する
複数の糸調子器が装着されている。
【0004】前記糸繰出し量を調節する場合、上述のよ
うにオーバーロックミシンの前側からビスを介して天秤
と糸掛け板の一方の高さ位置を調節しなければならない
ため、前カバーを取外して行われる。他方、特開平2−
14769号公報や特開平6−7676号公報のよう
に、天秤の移動領域の前側を覆う天秤カバーを、前カバ
ーに着脱可能に装着したものが実用に供されており、こ
の場合天秤カバーだけを取外すことで、天秤と糸掛け板
の一方の高さ位置を調節することが可能になる。
【0005】ところで、一般的なオーバーロックミシン
の駆動軸はベッド部内に配設され、駆動軸の右端部には
外部へ突出した回動操作部材が取付けられ、オーバーロ
ックミシンが作動停止した状態で作業者が回動操作部材
を回動操作し、駆動軸を所望の回転位置へ回転させ針棒
を上下に移動させることができる。また、駆動軸は種々
の機構や装置に共通の軸であり、その駆動軸には、前記
針棒クランクの他に、下ルーパ駆動用の下ルーパカム、
上ルーパ駆動用の上ルーパカム、加工布の水平送り用の
水平送りカム、可動刃上下駆動用の可動刃カムが装着さ
れている。これら針棒クランクやカムは夫々独立部品で
構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 従来のオーバーロッ
クミシンでは、前記糸繰出し量を調節する場合、天秤と
糸掛け板の一方の高さ位置をオーバーロックミシンの前
側から調節するため、複数の糸調子器が装着された前カ
バーを取外さなければならない。従って、糸調子器を含
めてその下流側に位置する天秤や縫針やルーパにセット
されている糸を一旦取外さなければならないし、糸繰出
し量を調節して前カバーを装着した後、再び糸を糸調子
器や天秤や縫針やルーパにセットしなければならないた
め、糸繰出し量の調節作業が非常に大変になる。
【0007】一方、実公平2−14769号公報や特開
平6−7676号公報では、前カバーに着脱可能に装着
された天秤カバーだけを取外せばよいため、糸繰出し量
の調節作業は容易になる。しかし、前カバーに天秤カバ
ーを設けなければならないため部品数が多くなるのは勿
論、天秤カバーを前カバーに着脱可能にする構造が必要
になるため、天秤カバー及び前カバーの天秤カバー装着
部を形成する高い加工精度も必要になり、前カバーの構
造が複雑化し製作コストも高価になる。
【0008】一般的なオーバーロックミシンの駆動軸
は、ベッド部内に配設されているため、外部へ突出した
回動操作部材の位置が低くなり、作業者が回動操作部材
を回動操作しにくくなる一方、電気系のコネクタや電源
スイッチの配置が制約され且つコネクタの着脱やスイッ
チ操作がやりにくくなる。また、ベッド部内には種々の
部材や機構に加えて駆動軸を設けなければならないた
め、ベッド部が非常に大型化しベッド部の左端部分を片
持ち状のフリーベッド部(通称フリーアーム)に構成し
にくくなる。しかも、その駆動軸に、前記針棒クラン
ク、下ルーパカム、上ルーパカム、水平送りカム、可動
刃カムを、所定の位相差で独立に取付けなければならな
いため、これら針棒クランクやカムの部品数が多くな
り、それらの製作コストが高価になり、それらの取付け
作業が非常に大変になる。
【0009】本発明の目的は、オーバーロックミシンに
おいて、天秤の高さ位置の調節を容易に行えるようにす
ること、ミシンカバーのうち前カバーの構造を簡単化す
ること、駆動軸をベッド部より上方に配置してベッド部
内の諸部品のレイアウト性を高めること、駆動軸への針
棒クランクやカムの部品数を少なくして製作コストを節
減するとともに取付け作業を容易にすること、等であ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のオーバーロッ
クミシンは、針棒と、天秤と、ミシンモータで一定方向
に回動駆動される駆動軸と、この駆動軸に取付けられる
針棒クランクと、この針棒クランクを針棒と天秤とに作
動的に連結する針棒作動機構とを備えたオーバーロック
ミシンにおいて、前記針棒作動機構は、針棒に連結され
た針棒支持体と、この針棒支持体に一端がピン係合され
他端が機枠に回動自在に枢着された揺動リンクと、この
揺動リンクを針棒クランクに連結する連結リンクとを備
え、前記天秤から延びる取付け腕は、針棒支持体の後端
面に高さ位置調節機構を介して高さ位置調節可能に固定
されたものである。
【0011】ミシンモータで駆動軸とともに針棒クラン
クが回転駆動されると、針棒クランクの回動による駆動
力が、針棒作動機構の連結リンクと揺動リンクと針棒支
持体を介して針棒と天秤とに伝達され、針棒と天秤が一
体的に上下駆動され、上下動する天秤により針棒に装着
された縫針へ糸が繰出される。一般に、オーバーロック
ミシンのミシンカバーは前カバーと後カバーを有し、前
カバーには縫針とルーパに供給される複数の糸に張力を
付与する複数の糸調子器が装着されているが、これら糸
調子器を含めてその下流側に位置する天秤や縫針やルー
パに糸をセットした状態のまま、ミシンカバーの後カバ
ーだけを取り外して、オーバーロックミシンの後側から
高さ位置調節機構により天秤の高さ位置を調節して、糸
繰出し量を調節することができる。
【0012】請求項2のオーバーロックミシンは、請求
項1の発明において、前記オーバーロックミシンの前面
側を覆う前カバーと、オーバーロックミシンの後面側を
覆う後カバーとを有し、前記天秤の移動領域の前側を覆
う天秤カバー部を前カバーに一体形成したことを特徴と
するものである。前カバーに天秤カバー部を一体形成し
たので、前カバーの構造が簡単化し製作コストを著しく
低減できる。
【0013】請求項3のオーバーロックミシンは、請求
項1または2の発明において、前記駆動軸は、オーバー
ロックミシンのアーム部とベッド部との間の中段高さ位
置に配設されたことを特徴とするものである。駆動軸の
端部に取付けられ外部へ突出した回動操作部材の位置が
高くなるため、作業者が回動操作部材を操作し易くな
り、電気系のコネクタや電源スイッチの配置も制約され
ず且つコネクタの着脱やスイッチ操作がやり易くなる。
しかも、ベッド部を小型化できるため、ベッド部の左端
部分を片持ち状のフリーベッド部(通称フリーアーム)
に構成するうえで非常に有利になる。
【0014】請求項4のオーバーロックミシンは、請求
項1〜3の何れか1項の発明において、前記駆動軸に、
加工布の水平送り用の水平送りカムと、下ルーパ駆動用
の下ルーパカムとを一体化した第1カム体を取付けたこ
とを特徴とするものである。ここで、水平送りカムと下
ルーパカムは夫々所定のカム形状に形成されて一体化さ
れている。それ故、部品数が少なくなり、製作コストが
低減し、水平送りカムと下ルーパカムを駆動軸に取付け
る作業が簡単化する。
【0015】請求項5のオーバーロックミシンは、請求
項1〜4の何れか1項の発明において、前記駆動軸に、
前記針棒クランクと、可動刃の上下駆動用の可動刃カム
とを一体化した第2カム体を取付けたことを特徴とする
ものである。ここで、針棒クランクと可動刃カムは夫々
所定のカム形状に形成されて一体化されている。それ
故、部品数が少なくなり、製作コストが低減し、針棒ク
ランクと可動刃カムを駆動軸に取付ける作業が簡単化す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、主に布の
端部を切断しながら縫製を施すオーバーロックミシンに
本発明を適用した場合の一例である。但し、このオーバ
ーロックミシンを操作する作業者を基準とし、手前側を
前方、左右方向を左右方向として説明する。図1〜図9
に示すように、オーバーロックミシンMは、左端部分が
片持ち状のフリーベッド部2(通称フリーアーム)に構
成されたベッド部1と、ベッド部1の右部に立設された
脚柱部3と、脚柱部3の上部から左方へ伸びるアーム部
4と、脚柱部3の左側においてフリーベッド部2とアー
ム部4との間に形成された懐部5を有する。
【0017】ベッド部1には、下ルーパ6及び上ルーパ
7と、送り歯(主送り歯8と差動送り歯9)と、縫製対
象の布(以下、加工布という)の端部を縫製直前に切断
する可動刃10等が設けられている。下ルーパ6はフリ
ーベッド部2の上面部の針板11の下側近傍に、上ルー
パ7は針板11の右側から針板11の上側近傍へ突出可
能に、送り歯8,9は針板11に前後方向に細長く形成
された長孔(図示略)から突出可能に、可動刃10は針
板11の右側において懐部5へ突出した状態で上下動可
能に、夫々配設されている。
【0018】フリーベッド部2の前面側にはダイヤル部
材107 の一部分が突出し、このダイヤル部材107 を回動
操作し、主送り歯8に対する差動送り歯9の差動送り量
を調節できるようになっている。ベッド部1の後部上面
には4本の糸立12と糸案内部材13が立設されてい
る。脚柱部3とアーム部4の前面部には4つの糸調子器
14が設けられ、その上端には糸案内15が設けられて
いる。
【0019】糸立12に装着した4つの糸駒から延びる
4本の糸は、糸案内部材13に案内され、糸案内15と
4つの糸調子器14を経て、1対の縫針16と下ルーパ
6と上ルーパ7に夫々供給される。脚柱部3とアーム部
4の右側面部には、主送り歯8と差動送り歯9の前後送
り量を調節できる送り量調節ツマミ115 と、駆動軸27
の右端部に直結された回動操作部材37と、給電線側の
コネクタ130bを着脱可能なコネクタ130aと、電源スイッ
チ131 等が設けられている。
【0020】アーム部4には、下端に1対の縫針16を
装着した針棒17と、加工布を押える為の押え足18
と、押え足18を下降位置と上昇位置とに切換える切換
えレバー19と、天秤20等が設けられている。切換え
レバー19により押え足18を下降位置に切換えると、
押え足18で加工布が針板11上に押さえられ、この状
態で送り歯8,9が送り作動すると、これら送り歯8,
9と押え足18とで加工布が挟持され布送り方向(前後
方向)へ送られる。
【0021】オーバーロックミシンMのミシンカバー3
0の内部には、図4、図5に示すように、下ルーパ6と
上ルーパ7を駆動するルーパ駆動装置21と、図6、図
7に示すように、針棒17と天秤20を駆動する針棒駆
動装置22と、図8、図9に示すように、送り歯8,9
を前後へ送り駆動する前後送り駆動機構23と、主送り
歯8の前後送り量を調節可能な送り量調節装置24と、
送り歯8,9と可動刃10を上下動させる上下駆動機構
25と、これらの機構や装置に共通のミシンモータ26
及びミシンモータ26で一定方向へ回転駆動される駆動
軸27等が設けられている。
【0022】前記ミシンカバー30は、図10〜図12
に示すように、オーバーロックミシンMの前面側を覆う
前カバー31と、オーバーロックミシンMの後面側を覆
う後カバー32からなり、前カバー31と後カバー32
は夫々複数のネジで機枠に固定解除可能に固定される。
前カバー31の左上部には、天秤20の移動領域の前側
を覆う天秤カバー部33が一体形成され、前カバー31
の下部にはルーパカバー34が着脱可能に設けられてい
る。フリーベッド部2のベッド面を拡張するベッド面拡
張カバー35が、後カバー32の左端部に着脱可能に設
けられている。
【0023】前記駆動軸27は、図4〜図7、図13に
示すように、アーム部4とベッド部1との間の中段高さ
位置において脚柱部3の内部には左右方向向きに水平に
配設され、1対の軸受け36a,36bを介して機枠に
回転自在に支持されている。駆動軸27には、軸受け3
6aの左側に針棒クランク81と可動刃カム120 とを一
体化した第2カム体80が固着され、1対の軸受け36
a,36bの間に水平送りカム100 と下ルーパカム40
と上ルーパカム41が固着されている。
【0024】駆動軸27の右端部には、従動プーリ37
aを一体形成した回動操作部材37が直結され、従動プ
ーリ37aとベッド部1の後部に設けられたミシンモー
タ26の出力軸に固着の駆動プーリ26aに歯付きベル
ト38が掛装され、ミシンモータ26が駆動されるとそ
の駆動力が駆動プーリ26aと歯付きベルト38と従動
プーリ37aを介して駆動軸27に伝達され、駆動軸2
7が所定方向(左より視て反時計回り方向)へ回転駆動
される。
【0025】前記ルーパ駆動装置21について説明す
る。図4、図5に示すように、ルーパ駆動装置21は、
ミシンモータ26で駆動される駆動軸27と、駆動軸2
7に固着された下ルーパカム40及び上ルーパカム41
と、下ルーパカム40と下ルーパ6とを作動的に連結す
る下ルーパ作動機構42と、上ルーパカム41と上ルー
パ7とを作動的に連結する上ルーパ作動機構43を有す
る。
【0026】下ルーパカム40と上ルーパカム41と
は、共通の同じ形状のカム部材であって位相を異なら
せ、図14、図15に示すように、夫々、カム面44a
とこのカム面44aに直交する周面44bを有するカム
溝44を有し、挿通孔45に駆動軸27を挿通させ、軸
部46が駆動軸27にビス止めされ、カム面44aを鉛
直姿勢から所定角度(例えば約20度)傾けた状態で駆
動軸27に固着され、下ルーパカム40と上ルーパカム
41は所定位相差で駆動軸27に装着されている。
【0027】図4、図5、図15に示すように、下ルー
パ作動機構42は、駆動軸27の軸心27aと交差する
軸心50aを持ち下ルーパカム40に従動する第1従動
子50と、第1従動子50に固着され且つ駆動軸27の
軸心27aと第1従動子50の軸心50aとの交点を通
りこれら軸心27a,50aと直交する軸心51a(揺
動軸心)回りに揺動自在に下ルーパカム40の前後両側
で機枠に枢着された第1従動体51と、第1従動体51
の揺動軸心51aを中心として第1従動体51と一体的
に揺動駆動されるように第1従動体51のピン52に固
着された第1アーム53と、下ルーパ6と一体で基端部
が機枠に回動自在に枢支された下ルーパリンク54と、
第1アーム53を下ルーパリンク54の長さ方向途中部
の連結部に連結する第1リンク55を有する。
【0028】第1従動体51は、取付け部51bと取付
け部51bの前後両端部から立上がらせて相対向状に設
けられた前後1対の支持部51c,51dを有し、側面
視逆門型に形成されている。後側の支持部51dは、機
枠に固定された鉛直の支持板56に固着の前記軸心51
aを持つピン56aに回動自在に支持され、前側の支持
部51cに固着の前記軸心51aを持つピン52が機枠
に回動自在に内嵌され支持されている。第1従動子50
は軸状に形成され、取付け部51bに嵌合固着されて駆
動軸27側へ突出し、下ルーパカム40のカム溝44に
摺動自在に係合している。
【0029】第1従動体51のピン52は機枠を挿通し
て前側へ伸び、その前端部に第1アーム53の上端部が
外嵌固着され、第1アーム53と機枠との間においてピ
ン52には、第1従動体51と一体的に揺動するバラン
スウェイト57が固着されている。第1リンク55は、
第1アーム53の下端部にピン結合され左斜め下側へ伸
びベッド部1の略中段高さ位置で左方へ水平に伸び、下
ルーパリンク54の長さ方向途中部に連結されている。
【0030】ミシンモータ26で駆動軸27が回転駆動
されると、回転する下ルーパカム40に第1従動子50
が従動し、第1従動体51と第1アーム53が軸心51
aを中心として一体的に揺動駆動される。第1アーム5
3が揺動すると、第1リンク55が左右方向へ揺動駆動
され、下ルーパリンク54とともに下ルーパ6が、針板
11の下側で縫針16の軌跡と略交差するように円弧状
に往復揺動する。尚、図5に示すように、下ルーパリン
ク54の基端部は、止めネジ59により機枠に固定され
た支持部材58に回動自在に支持され、止めネジ59を
緩めることで、支持部材58の前後位置即ち下ルーパ6
の前後方向位置を微調節できるようになっている。
【0031】一方、上ルーパ作動機構43は、第2従動
子60と、第2従動体61と、第2アーム62と、L形
をなしそのL形の角部64aで機枠に回動自在に枢着さ
れ且つ一端部が上ルーパ7のロッド部66の下端部に連
結された上ルーパリンク64と、第2アーム63を上ル
ーパリンク64の下端部に連結する第2リンク65を有
する。第2従動子60と第2従動体61と第2アーム6
3は、前記下ルーパ機構42の第1従動子50と第1従
動体51と第1アーム53と同様に構成されているの
で、それらの詳細な説明を省略する。
【0032】第2従動体61に固着のピン62は機枠を
挿通して前側へ伸び、その前端部に第2アーム63の上
端部が外嵌固着され、第2アーム63と機枠の間におい
てピン62には、第2従動体61と一体的に揺動するバ
ランスウェイト67が固着され、これらバランスウェイ
ト57,67の揺動運動により、主に下ルーパ作動機構
42の運動から発生する駆動軸27と平行な方向(左右
方向)への慣性力に対抗する慣性力を発生させるように
構成してある。尚、バランスウェイト57,67の一方
を省略することが可能である。
【0033】ミシンモータ26で駆動軸27が回転駆動
されると、回転する上ルーパカム41に第2従動子60
が従動し、第2従動体61と第2アーム63が一体的に
揺動駆動される。第2アーム63が揺動すると、第2リ
ンク65が左右方向に揺動駆動されて、上ルーパリンク
64が上下に揺動する。ロッド部66は機枠に回動自在
に支持された案内部材68に挿通しているために変則的
に運動し、ロッド部66の上端部の上ルーパ7は、針板
11の上側で縫針16の軌跡と略交差するように、針板
11の右下に位置する退避位置と針板11の上側に位置
する突出位置とに亙って略1/4楕円の楕円曲線状に往
復作動する。
【0034】図16、図17に示すように、下ルーパリ
ンク54の前面部には姿勢保持板70が固着され、姿勢
保持板70の前面側に糸掛け板74が縫製姿勢(図16
参照)と糸掛け姿勢(図17参照)とに切換え可能に回
動自在に支持されている。糸掛け板74は、1対のレバ
ー部75,76有しくの字形に形成されている。姿勢保
持板70には角部77が設けられ、この角部77が下ル
ーパリンク54と接して姿勢保持板70が下ルーパリン
ク54に位置合わせされる。
【0035】レバー部75の先端部分には孔75aが形
成され、レバー部75の長さ方向途中部には第1糸案内
孔78が形成され、レバー部76の先端部には第2糸案
内孔79が設けられ、糸調子器14から伸びる糸は、第
1,第2案内孔78,79に案内され左側から下ルーパ
6に供給される。尚、54aは、下ルーパリンク54に
固着され、縫針16をガイドし保護するガイドバーであ
る。レバー部75の先端部分には更にツマミ部75bが
設けられ、作業者はツマミ部75bを持って糸掛け板7
4を縫製姿勢と糸掛け姿勢に切換える。
【0036】姿勢保持板70にはレバー部75に対応す
る保持部71が形成され、保持部71の右端部は前側へ
屈曲し、その前端面は糸掛け板74のレバー部75の後
面が摺動する摺動面72に形成されている。摺動面72
には、レバー部75の孔75aに係脱可能に係合する突
起72aと、レバー部75の端面に当接し糸掛け板74
の反時計回りの回動を規制する回動規制部72bが形成
されている。また、姿勢保持板70左部には、レバー部
75のもう一方の端面に当接し糸掛け板75の時計回り
の回動を規制する回動規制部70aが設けられている。
【0037】図16、図18に示すように糸掛け板74
が縫製姿勢のとき、糸掛け板74の孔75aに姿勢保持
板70の突起72aが係合し、糸掛け板74は下ルーパ
リンク54(下ルーパ6)と一体的に円弧状に往復作動
する。この状態から、糸掛け板74のレバー部75を手
前側に弾性変形させ、突起72aと孔75aとの係合を
解除しながら、糸掛け板74を時計回りに回動し、図1
7、図19に示すように、レバー部75が回動規制部7
0aで係止されると、糸掛け板74が糸掛け姿勢にな
る。
【0038】図16、図17は共に下ルーパ6(下ルー
パリンク54)が右動限界位置に位置した状態を示して
おり、この状態で糸掛け板75を糸掛け姿勢に切換える
と、第1、第2糸案内孔78,79が機枠の鉛直フレー
ム1aの右側に位置し、ルーパカバー34を取外して鉛
直フレーム1aの右側のベッド部1の前側を開放させる
と、外部へ臨む糸掛け板74の第1,第2案内孔78,
79に糸を容易に掛けることが可能になる。
【0039】前記針棒駆動装置22について説明する。
図6、図7、図20〜図22に示すように、針棒駆動装
置22は、駆動軸27の左端部に取付けられた針棒クラ
ンク81と、針棒クランク81を針棒17と天秤20と
に作動的に連結する針棒作動機構82を有する。針棒作
動機構82は、針棒17に連結された針棒支持体83
と、針棒支持体83に一端がピン係合され他端が機枠に
回動自在に枢着された揺動リンク84と、揺動リンク8
4を針棒クランク81に連結する連結リンク85を有す
る。針棒17は機枠にスライド可能に鉛直姿勢から約1
8度傾いて支持され直線往復作動する。
【0040】針棒クランク81は上下駆動機構25の可
動刃カム120 と一体形成され、針棒クランク81と可動
刃カム120 とで第2カム体80が構成されている。針棒
支持体83は、針棒17が内嵌固着された左右方向向き
の軸部材86と、軸部材86に回動自在に連結された連
結部材87からなり、この連結部材87の端部に揺動リ
ンク84の前端が連結され、揺動リンク84の後端が機
枠に固定された軸84aに回動自在に支持されている。
【0041】前記天秤20は、後方へ伸びる取付け腕9
1を有し、この取付け腕91の後端部分の屈曲部92
が、針棒支持体83の連結部材87の後端面に高さ位置
調節機構90を介して高さ位置調節可能に固定されてい
る。高さ位置調節機構90は、取付け腕91の屈曲部9
2に形成された略上下に長い長孔92aに、後側からビ
ス93を挿通して連結部材87に螺着し、ミシンカバー
30のうち後カバー32だけを取外した状態で、ロック
ミシンMの後側から、ビス93を緩めて天秤20の高さ
位置を調節できるように構成してある。
【0042】取付け腕91には挿通孔91aが形成さ
れ、取付け腕91の上下移動を許容し得るように、挿通
孔91aに針棒支持体83の軸部材86が遊嵌状に挿通
している。ミシンモータ26で駆動軸27とともに針棒
クランク81が回転駆動されると、連結リンク85を介
して揺動リンク84が揺動し、針棒支持体83を介して
針棒17と天秤20が一体的に駆動される。尚、天秤2
0の前側には、天秤20を覆う糸掛け板95が機枠に固
定的に設けられ、この糸掛け板95と上下動する天秤2
0により、縫針16に縫製可能な糸量を繰出せるように
構成してある。
【0043】前後送り駆動機構23について簡単に説明
する。図8、図9に示すように、前後送り駆動機構23
は、駆動軸27に固着された水平送りカム100 と、水平
送りカム100 に上下方向略中段部が引張りコイルバネ10
4 により圧接された前後駆動力伝達部材101 と、枢支軸
102 に揺動自在に支持されレバー部103aが前後駆動力伝
達部材101 の下端部に回動自在に連結された送り腕103
を有し、駆動軸27が回転駆動されると、水平送りカム
100 と前後駆動力伝達部材101 と送り腕103 等を介し
て、主送り歯8と差動送り歯9が前後送り作動する。
【0044】主送り歯8の前後送り量に対する差動送り
歯9の差動送り量を無段階に調節できる差動送り機構10
5 が設けられ、この差動送り機構105 は、差動送り歯9
を主送り歯8に対して前後方向へ所定ストローク相対移
動自在に支持し、主送り歯8に対する差動送り歯9の送
り量の比を無段階的に切換え可能な差動送り連結機構10
6 を有し、前記ダイヤル部材107を回動操作すること
で、連結機構106 を介して主送り歯8に対する差動送り
歯9の送り量の比を切換えることができる。
【0045】送り量調節機構24について簡単に説明す
る。図8、図9に示すように、送り量調節機構24は、
機枠に回転自在に支持され係合溝110aを有する調節部材
110 と、係合溝110aに摺動自在に係合し前後駆動力伝達
部材101 の上端部にピン結合された角駒111 と、調節部
材110 の前端部の左右方向向きのピン112 が係合する溝
カム113aを有する円板113 と、円板113 に左端部が固着
された軸部材114 と、軸部材114 の右端部に固着された
送り量調節ツマミ115 等を有し、送り量調節ツマミ115
を回動操作すると、軸部材114 を介して円板113 が回転
し、溝カム113aに係合するピン112 の位置が変更して調
節部材110 が回転し、調節部材110 と角駒111 の姿勢に
応じて主送り歯8の前後送り量が決まる。
【0046】前後駆動伝達部材101 と送り腕103 は鉛直
向きの引張りコイルバネ108 で連結され、この引張りコ
イルバネ108 により前後駆動伝達部材101 を介して角駒
111が下方へ付勢され、角駒111 と調節部材110 の係合
溝111aとのガタつきが防止され、また、調節部材110 の
前端部は鉛直向きの引張りコイルバネ109 で機枠に連結
され、この引張りコイルバネ109 により調節部材110 の
先端部を上方へ付勢し、ピン112 と溝カム113aとのガタ
つきが防止される。
【0047】上下駆動機構25について簡単に説明す
る。図8、図9に示すように、上下駆動機構25は、駆
動軸27に固着された可動刃カム120 と、可動刃カム12
0 に係合する上下駆動力伝達部材121 と、上下駆動力伝
達部材121 の下端部が固着された前記枢支軸102 と、枢
支軸102 の左端部に固着され前方へ延びる揺動リンク部
材122 を有し、駆動軸27が回転駆動されると、上下駆
動力伝達部材121 と枢支軸102 と揺動リンク部材122 等
を介して送り歯8,9と可動刃10を上下動させる。
【0048】オーバーロックミシンMの作用・効果につ
いて説明する。天秤20から延びる取付け腕91を、針
棒支持体83の後端面に高さ位置調節機構90を介して
高さ位置調節可能に固定したので、糸調子器14を含め
てその下流側に位置する天秤20や縫針16やルーパ
6,7に糸をセットした状態のまま、ミシンカバー30
の後カバー32だけを取り外し、オーバーロックミシン
Mの後側から高さ位置調節機構90により天秤20の高
さ位置を調節できる。従って、糸繰出し量の調節作業を
容易に行うことが可能になる。
【0049】ミシンカバー30は、オーバーロックミシ
ンMの前面側を覆う前カバー31と、オーバーロックミ
シンMの後面側を覆う後カバー32とを有し、天秤20
の移動領域の前側を覆う天秤カバー部33を前カバー3
1に一体形成したので、前カバー31の構造が簡単化し
製作コストを著しく低減することができる。
【0050】駆動軸27をアーム部4とベッド部1との
間(脚柱部3)の中段高さ位置に配設したので、駆動軸
27の端部に取付けられ外部へ突出した回動操作部材3
7の位置が高くなるため、作業者が回動操作部材37を
操作し易くなり、コネクタ130a等の配置も制約されず且
つコネクタ130bや電源スイッチ131 の着脱やスイッチ操
作がやり易くなる。しかも、ベッド部1 を小型化できる
ため、ベッド部1 の左端部分を片持ち状のフリーベッド
部2 に構成するうえで非常に有利になる。
【0051】しかもその駆動軸27に、針棒クランク8
1と可動刃カム120 とを一体化した第2カム体80を取付
けたので、部品数が少なくなり、製作コストを低減する
ことができ、しかも、針棒クランク81と可動刃カム120
を駆動軸27に取付ける作業を簡単化することができる。
【0052】オーバーロックミシンMの変更形態につい
て説明する。この変更形態は、図23に示すように、水
平送りカム141 と下ルーパカム142とを一体化した第1
カム体140 を設け、この第1カム体140 を駆動軸27に取
付けるように構成したものである。従って、部品数が更
に少なくなり、製作コストを一層低減することができ、
しかも、水平送りカム141 と下ルーパカム142 を駆動軸
27に取付ける作業を簡単化することができる。尚、本実
施形態では4本の糸を使用するオーバーロックミシンに
本発明を適用して説明したが、その他複数の糸を使用す
るオーバーロックミシン等、その他種々のオーバーロッ
クミシンに勿論適用することができる。
【0053】
【発明の効果】 請求項1のオーバーロックミシンによ
れば、前記天秤から延びる取付け腕を、針棒支持体の後
端面に高さ位置調節機構を介して高さ位置調節可能に固
定したので、糸調子器を含めてその下流側に位置する天
秤や縫針やルーパに糸をセットした状態のまま、ミシン
カバーの後カバーだけを取り外し、オーバーロックミシ
ンの後側から高さ位置調節機構により天秤の高さ位置を
調節できる。従って、糸繰出し量の調節作業を容易に行
うことが可能になる。
【0054】請求項2のオーバーロックミシンによれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記オーバーロ
ックミシンの前面側を覆う前カバーと、オーバーロック
ミシンの後面側を覆う後カバーとを有し、前記天秤の移
動領域の前側を覆う天秤カバー部を前カバーに一体形成
したので、前カバーの構造が簡単化し製作コストを著し
く低減することができる。
【0055】請求項3のオーバーロックミシンによれ
ば、請求項1または2と同様の効果を奏するが、前記駆
動軸を、オーバーロックミシンのアーム部とベッド部と
の間の中段高さ位置に配設したので、駆動軸の端部に取
付けられ外部へ突出した回動操作部材の位置が高くなる
ため、作業者が回動操作部材を操作し易くなり、電気系
のコネクタや電源スイッチの配置も制約されず且つコネ
クタの着脱やスイッチ操作がやり易くなる。ベッド部を
小型化できるため、ベッド部の左端部分を片持ち状のフ
リーベッド部(通称フリーアーム)に構成するうえで非
常に有利になる。
【0056】請求項4のオーバーロックミシンによれ
ば、請求項1〜3の何れか1項と同様の効果を奏する
が、前記駆動軸に、加工布の水平送り用の水平送りカム
と、下ルーパ駆動用の下ルーパカムとを一体化した第1
カム体を取付けたので、部品数が少なくなり、製作コス
トを低減することができ、しかも、水平送りカムと下ル
ーパカムを駆動軸に取付ける作業を簡単化することがで
きる。
【0057】請求項5のオーバーロックミシンによれ
ば、請求項1〜4の何れか1項と同様の効果を奏する
が、前記駆動軸に、前記針棒クランクと、可動刃の上下
駆動用の可動刃カムとを一体化した第2カム体を取付け
たので、部品数が少なくなり、製作コストを低減するこ
とができ、しかも、針棒クランクと可動刃カムを駆動軸
に取付ける作業を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオーバーロックミシ
ンの斜視図である。
【図2】オーバーロックミシンの正面図である。
【図3】オーバーロックミシンの左側面図である。
【図4】オーバーロックミシンのルーパ駆動装置を示す
正面図である。
【図5】図4のオーバーロックミシンの側面図である。
【図6】オーバーロックミシンの針棒駆動装置を示す正
面図である。
【図7】図6のオーバーロックミシンの側面図である。
【図8】オーバーロックミシンの前後送り駆動機構と送
り量調節装置と上下駆動機構を示す正面図である。
【図9】図8オーバーロックミシンの側面図である。
【図10】ミシンカバーの分解斜視図である。
【図11】ミシンカバーの分解平面図である。
【図12】ミシンカバーの分解左側面図である。
【図13】オーバーロックミシンの駆動軸の正面図であ
る。
【図14】下ルーパカム(上ルーパカム)の正面図であ
る。
【図15】下ルーパカム(上ルーパカム)の縦断面図で
ある。
【図16】糸掛け機構の正面図(縫製可能状態)であ
る。
【図17】糸掛け機構の正面図(糸掛け可能状態)であ
る。
【図18】図16のXVIII −XVIII 断面図である。
【図19】図17のXIX −XIX 線 断面図である
【図20】針棒駆動装置の左側面図である。
【図21】図20のXXI −XXI 矢視図である。
【図22】図21のXXII−XXII線断面図である。
【図23】変更形態に係る駆動軸とカムの正面図であ
る。
【符号の説明】
M オーバーロックミシン 17 針棒 20 天秤 22 針棒駆動装置 26 ミシンモータ 27 駆動軸 30 ミシンカバー 31 前カバー 32 後カバー 33 天秤カバー部 80 第2カム体 81 針棒クランク 82 針棒作動機構 83 針棒支持体 84 揺動リンク 85 連結リンク 90 高さ位置調節機構 91 取付け腕 120 可動刃カム 140 第1カム体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針棒と、天秤と、ミシンモータで一定方
    向に回動駆動される駆動軸と、この駆動軸に取付けられ
    る針棒クランクと、この針棒クランクを針棒と天秤とに
    作動的に連結する針棒作動機構とを備えたオーバーロッ
    クミシンにおいて、 前記針棒作動機構は、針棒に連結された針棒支持体と、
    この針棒支持体に一端がピン係合され他端が機枠に回動
    自在に枢着された揺動リンクと、この揺動リンクを針棒
    クランクに連結する連結リンクとを備え、 前記天秤から延びる取付け腕は、針棒支持体の後端面に
    高さ位置調節機構を介して高さ位置調節可能に固定され
    たことを特徴とするオーバーロックミシン。
  2. 【請求項2】 前記オーバーロックミシンの前面側を覆
    う前カバーと、オーバーロックミシンの後面側を覆う後
    カバーとを有し、前記天秤の移動領域の前側を覆う天秤
    カバー部を前カバーに一体形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のオーバーロックミシン。
  3. 【請求項3】 前記駆動軸は、オーバーロックミシンの
    アーム部とベッド部との間の中段高さ位置に配設された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のオーバーロ
    ックミシン。
  4. 【請求項4】 前記駆動軸に、加工布の水平送り用の水
    平送りカムと、下ルーパ駆動用の下ルーパカムとを一体
    化した第1カム体を取付けたことを特徴とする請求項1
    〜3の何れか1項に記載のオーバーロックミシン。
  5. 【請求項5】 前記駆動軸に、前記針棒クランクと、可
    動刃の上下駆動用の可動刃カムとを一体化した第2カム
    体を取付けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載のオーバーロックミシン。
JP20544997A 1997-07-14 1997-07-14 オーバーロックミシン Pending JPH1133258A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105821595A (zh) * 2016-05-22 2016-08-03 贵州大学 一种手动送线机构

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