JP2624510B2 - 縁かがりミシン - Google Patents

縁かがりミシン

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JP2624510B2 JP12937088A JP12937088A JP2624510B2 JP 2624510 B2 JP2624510 B2 JP 2624510B2 JP 12937088 A JP12937088 A JP 12937088A JP 12937088 A JP12937088 A JP 12937088A JP 2624510 B2 JP2624510 B2 JP 2624510B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、加工布の端縁を切断しながら縁かがり縫
い目を形成する縁かがりミシンに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の縁かがりミシンとしては、例えば実開
昭59−67169号公報に示されるような構成のものが知ら
れている。この従来構成においては、下メスを保持する
下メスホルダが布送り方向と直交する方向へ移動可能に
設けられ、調節つまみを回動させることにより、雄ねじ
と雌ねじとの係合を介して下メスホルダが移動されて、
かがり幅が調節できるようになっている。そして、下メ
スホルダ上にはステッチ支持体が取付けられ、かがり幅
の調節時にそのステッチ支持体が下メスと一体的に移動
されるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、一般に上下ルーパ糸としては針落ち点から
布端縁までのかがり幅に応じた往復の糸量と、布送り方
向への広がりのためにかがり幅に比例する余裕糸量とが
必要であるのに対し、前記の従来構成においては、かが
り幅に応じた往復糸量は確保されるが、ステッチ支持体
が下メスと一体的に移動されて両者の位置関係が変化し
ないため、かがり幅に比例した分量の余裕糸量を確保す
ることができず、余裕糸量が不足してかがり幅の調節設
定が大きくなるほど縫い目に突っ張りが生じるという問
題点があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、かがり幅の調節に伴い、そのかがり幅に比例した
分量の余裕糸量を確保することができ、かがり幅の設定
変更にかかわらず、常に突っ張り等のない安定した縫い
目を形成することができ、しかもそのための操作が容易
な縁かがりミシンを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明の縁かがりミ
シンにおいては、針落ち位置よりも布送込み側に配置さ
れ、針落ち位置に送られる加工布の端縁を切断するため
の上メス及び下メスと、その下メスを保持するために、
布送り方向と直交する方向へ移動可能に設けられた下メ
スホルダと、針落ち位置近傍から布送出し側に指向し、
かつ布送り方向と直交する方向へ移動可能に設けられた
ステッチ支持体と、かがり幅を調節するために調節操作
可能な1つの調節部材と、その調節部材の操作に基づい
て、かがり幅が大きくなるほど、前記下メスホルダより
もステッチ支持体の移動量が大きくなるよう、前記下メ
スホルダ及びステッチ支持体を各別に移動させるための
伝達手段とを備えたものである。
[作 用] 上記のように構成された縁かがりミシンにおいて、調
節部材を操作すると、下メスホルダ及びステッチ支持体
が異なった移動量で各別に移動されて、ステッチ支持体
の移動量を下メスホルダの移動量よりも大きくとること
ができ、そのステッチ支持体によりかがり幅に応じた余
裕糸量が確保される。
[実施例] 以下、この発明を具体化した縁かがりミシンの一実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図に示すように、ミシン本体1はアーム部2とベ
ッド部3とより構成されている。針棒4はアーム部2に
設けられ、その下端に取付けられた縫針5とベッド部3
内に設けられた図示しないルーパとの協働により加工布
Wの端縁に縁かがり縫い目Sが形成される。上メス6は
針落ち位置よりも布送込み側においてベッド部3に上下
動可能に設けられ、この上メス6とベッド部3上に静止
状態で設けられた下メス7との協働により、針落ち位置
に送られる加工布Wの端縁が縫製に先立って切断され
る。
そこで、前記下メス7の支持及び移動構成について詳
述すると、下メスホルダ8は一対の支持ピン9を介して
ベッド部3内に布送り方向と直交する方向へ移動可能に
取付けられ、その右側面には下メス7がねじ10により固
定保持されている。圧縮ばね11は各支持ピン9の先端の
ばね座12とベッド部3との間に介装され、この圧縮ばね
11の作用により下メスホルダ8が第2図の左方に向かっ
て移動付勢されている。
針板13は前記ミシン本体1のベッド部3上に固定さ
れ、第4図に示すようにその針落ち位置近傍には固定の
ステッチ支持体14が布送出し側に指向して設けられてい
る。保持部材15は前記下メスホルダ8の近傍に位置する
ように、一対の支持ピン16を介してベッド部3内に布送
り方向と直交する方向へ移動可能に取付けられ、その上
端には針落ち位置で形成される縁かがり縫い目Sを、前
記固定のステッチ支持体14との間で一時的に保持するた
めの移動可能なステッチ支持体17が、針落ち位置近傍か
ら布送出し側に指向して設けられている。圧縮ばね18は
各支持ピン16の先端のばね座19とベッド部3との間に介
装され、この圧縮ばね18の作用により保持部材15が第2
図の左方に向かって移動付勢されている。
かがり幅を調節するための1つの調節部材20は支軸21
により前記ミシン本体1のベッド部3に回動操作可能に
取付けられ、その外周にはかがり幅に対応した目盛22が
設けられている。第1及び第2のカム部材23,24は調節
部材20の両側面に一体に形成され、第1のカム部材23が
端面カムからなり、第2のカム部材24が周面カムからな
っている。そして、この実施例においては、第6図に示
すように、第2のカム部材24の変位量が第1のカム部材
23の変位量よりも大きくなっている。
第1の伝達レバー25は支軸26により前記ベッド部3内
に回動可能に取付けられ、その一端において第1のカム
部材23に係合されると共に、他端において下メスホルダ
8の一方の支持ピン9に係合されている。第2の伝達レ
バー27は支軸28によりベッド部3内に回動可能に取付け
られ、その一端において第2のカム部材24に係合される
と共に、他端において保持部材15の一方の支持ピン16に
係合されている。そして、この第1及び第2の伝達レバ
ー25,27によって、カム部材23,24の変位量に基づき、前
記下メスホルダ8及びステッチ支持体17の保持部材15を
各別に移動するための伝達手段が構成されている。
さて、前記のように構成された縁かがりミシンにおい
て、かがり幅に対応した目盛22の表示に従って調節部材
20を回動させると、第1のカム部材23の作用により、第
1の伝達レバー25を介して下メス7を保持した下メスホ
ルダ8が布送り方向と直交する方向に移動されると共
に、第2のカム部材24の作用により、第2の伝達レバー
27を介してステッチ支持体17を設けた保持部材15が同方
向に移動されて、かがり幅が調節される。このとき、第
6図に示すように、第2のカム部材24の変位量が第1の
カム部材23の変位量よりも大きくなっているため、かが
り幅が大きくなるほど、下メスホルダ8よりもステッチ
支持体17の移動量が大きくなる。
そして、上メス6と下メス7との協働により、加工布
Wの端縁を切断しながら、縫針5と図示しないルーパと
の協働で縁かがり縫い目Sが形成される際、第5図に示
すように両ステッチ支持体14,17間でかがり縫い目Sが
一時的に保持される。この場合、調節部材20の回動調節
によりかがり幅を大きくすると、下メスホルダ8よりも
ステッチ支持体17の移動量が大きいため、可動のステッ
チ支持体17が固定のステッチ支持体14から離れる。従っ
て、かがり幅の往復分の糸量Aはもちろんのこと余裕糸
量Bもともに大きくなる。従って、調節部材20のみを操
作することにより、かがり幅の変化にかかわらず、常に
突っ張り等のない安定したかがり縫い目を形成すること
ができる。
なお、この発明は、前記実施例の構成に限定されるも
のではなく、例えば、カム部材を調節部材と別設し、調
節部材の操作に従い回動軸等を介してカム部材が作動さ
れるように構成したり、1つのカム部材の作用により、
レバー長等の異なる伝達レバーを介して下メスホルダ及
びステッチ支持体が異なった移動量で各別に移動される
ように構成する等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、各部の構成を任意に変更して具体化することができ
る。
[発明の効果] この発明は、以上説明したように構成されているた
め、かがり幅の調節に伴い、下メスホルダとステッチ支
持体とが異なった移動量で各別に移動されて、かがり幅
に比例した分量の余裕糸量を確保することができ、ステ
ッチ支持体が下メスと一体的に移動されるように構成さ
れた従来構成のように、かがり幅の調節設定が大きくな
るほど縫い目に突っ張りが生じるという問題もなく、か
がり幅の設定変更にかかわらず、常に安定した縫い目を
形成することができ、しかもそのための操作を容易に行
い得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した縁かがりミシンの一実施
例を示す斜視図、第2図は下メスホルダ及びステッチ支
持体の構成を拡大して示す正断面図、第3図は同構成の
側断面図、第4図は同じく部分平面図、第5図は加工布
の端縁に対する縁かがり縫い目の形成状態を示す平面
図、第6図はカム部材の変位量を示すグラフである。 1……ミシン本体、5……縫針、6……上メス、7……
下メス、8……下メスホルダ、17……ステッチ支持体、
20……調節部材、25……伝達手段としての第1の伝達レ
バー、27……伝達手段としての第2の伝達レバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長坂 信介 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番 地 ブラザー工業株式会社内 (72)発明者 上野 建夫 岐阜県瑞浪市寺河戸町1040番地 瑞浪精 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−78992(JP,A) 特開 昭55−78991(JP,A) 特開 昭54−146152(JP,A) 特開 昭59−101185(JP,A) 実開 昭59−125380(JP,U) 実開 昭59−67169(JP,U) 特公 昭55−11077(JP,B2) 特公 昭54−27785(JP,B2) 実公 昭44−17745(JP,Y1) 実公 昭63−225(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針落ち位置よりも布送込み側に配置され、
    針落ち位置に送られる加工布(W)の端縁を切断するた
    めの上メス(6)及び下メス(7)と、 その下メス(7)を保持するために、布送り方向と直交
    する方向へ移動可能に設けられた下メスホルダ(8)
    と、 針落ち位置近傍から布送出し側に指向し、かつ布送り方
    向と直交する方向へ移動可能に設けられたステッチ支持
    体(17)と、 かがり幅を調節するために調節操作可能な1つの調節部
    材(20)と、 その調節部材(20)の操作に基づいて、かがり幅が大き
    くなるほど、前記下メスホルダ(8)よりもステッチ支
    持体(17)の移動量が大きくなるよう、前記下メスホル
    ダ(8)及びステッチ支持体(17)を各別に移動させる
    ための伝達手段(25,27)と を備えたことを特徴とする縁がかりミシン。
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EP89305379A EP0344016B1 (en) 1988-05-26 1989-05-26 An overedge sewing machine for cutting the edge of a fabric while sewing an overedge stitch
AU35268/89A AU618601B2 (en) 1988-05-26 1989-05-26 An overedge sewing machine for cutting the edge of a fabric while sewing an overedge stitch
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WO2014163102A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 株式会社 プロベスト 布地の縫い目構造

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