JP2504080Y2 - ジグザグミシン - Google Patents

ジグザグミシン

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JP2504080Y2
JP2504080Y2 JP1986150807U JP15080786U JP2504080Y2 JP 2504080 Y2 JP2504080 Y2 JP 2504080Y2 JP 1986150807 U JP1986150807 U JP 1986150807U JP 15080786 U JP15080786 U JP 15080786U JP 2504080 Y2 JP2504080 Y2 JP 2504080Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
needle
needle bar
sewing
rotating body
sewing machine
Prior art date
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Application number
JP1986150807U
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JPS6355968U (ja
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敏夫 佐々木
秀高 稲垣
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はジグザグミシンに係り、特に針棒の揺動運
動面と交差する軸線の周りに回転駆動される回転体によ
り連結杆を介して針棒が上下動され、回転体と釜との回
転方向が逆になるように設定されたジグザグミシンに関
するものである。 (従来の技術) 従来のこの種のジグザグミシンとしては、例えば特開
昭56-145888号公報に示されるような構成のものが知ら
れている。 このジグザグミシンにおいては、第5図に示すように
針棒8を上下動可能に支持する針棒支持枠が回転体11の
回転軸線12よりも上方においてその軸線12と平行に延び
る水平な固定軸線0の周りで揺動可能に装着され、その
針棒支持枠の揺動運動にて針棒8の下端の縫針9と釜17
との協働によりジグザグ縫目が形成されるようになって
いる。 (考案が解決しようとする課題) ところが、この従来構成では第5図に示すように、縫
針9がその揺動運動範囲の左右両揺動限界位置の各々に
設定されている状態にて釜17の剣先17aが縫針9の目孔
に形成される糸輪を捕捉するとき、連結杆14と針棒8と
の連結点の左右水平距離D1がミシンベッド3上面におけ
る縫針9の左右間隔E1よりも小さくなるため、左右各揺
動限界位置における糸輪捕捉時の縫針9の高さの差h1が
大きくなって、縫針9と釜17の剣先17aとの出会いにば
らつきが生じるという問題があった。 (手段) この考案は、前記のような問題点に着目してなされた
ものであって、下端に縫針が取り付けられた針棒を上下
動可能に支持し、左右方向に揺動運動可能に装着された
針棒支持枠と、その針棒支持枠の揺動運動面と交差する
軸線の周りに回転駆動される回転体と、その回転体上に
おいてその回転軸線から偏倚した位置にて一端が回動自
在に連結されるとともに他端がその一端より下方におい
て針棒に回動自在に連結された連結杆と、縫針の目孔に
形成される糸輪を捕捉するために針棒の上下往復動と調
時して運動する剣先を有する釜とを備え、連結杆と剣先
とが対応して移動するように回転体と釜とが連動される
ようにしたジグザグミシンにおいて、針棒支持枠をほぼ
垂直な固定軸線と平行に配置し、該固定軸線周りに揺動
可能に装着することにより、縫針がそで揺動運動範囲の
両揺動限界位置の各々に設定されている状態にて前記剣
先が糸輪を捕捉するときに各揺動限界位置における縫針
の高さをほぼ一定にしたものである。 (作用) 従って、この考案のジグザグミシンにおいては、針棒
がほぼ垂直な固定軸線の周りで揺動されて、縫針がその
揺動運動範囲の両揺動限界の各々に設定されている状態
にて釜の剣先が糸輪を捕捉するときに、各揺動限界位置
における縫針の高さがほぼ一定になり、縫針と剣先との
出会いを良好にすることができる。 (実施例) 以下、この考案を具体化したジグザグミシンの一実施
例を第1図〜第4図に従って詳細に説明する。 第1図〜第3図に示すように、ミシンフレーム1はア
ーム2及びベッド3よりなり、そのアーム2内には垂直
に延びる固定支軸4が一対の取付部5を介して固定配置
されている。針棒支持枠6は一対のアーム部6aを介して
固定支軸4に横方向揺動運動可能に装着され、図示しな
い周知の揺動機構により揺動連杆7を介して左右に揺動
運動される。針棒8は針棒支持枠6に上下動可能に支持
され、その下端には目孔9aを有する縫針9が取付けられ
るとともに、中央部にはピン10aを有する針棒抱き10が
固定されている。 回転体11は前記アーム2内において針棒支持枠6の揺
動運動面と交差して前後方向へ水平に延びる支軸12の周
りに回転可能に支持され、図示しないモータによりタイ
ミングベルト13を介して第1図の時計方向に回転駆動さ
れる。連結杆14は一端においてピン15により回転体11の
前面の回転軸線から偏倚した位置に回動自在に連結さ
れ、その他端が前記一端より下方において針棒8上の針
棒抱き10のピン10aに前後方向へ相対移動可能にかつ回
動自在に連結されている。天秤体16はアーム2内に揺動
可能に配置され、回転体11上のピン15に回動自在に連結
されている。そして、回転体11の回転に伴い連結杆14を
介して針棒8が上下往復動されるとともに、天秤体16が
揺動運動されるようになっている。 第1図に示すように、釜17は前記ミシンフレーム1の
ベッド3内に前後方向へ延びる水平軸線の周りで回転可
能に装着され、その外周には前記縫針9の目孔9aに形成
される糸輪を捕捉するめに針棒8の上下往復動と調時し
て運動する剣先17aが設けられている。そして、この実
施例では、釜17が回転体11に調時して前記モータにより
第1図の反時計方向に回転され、第4図に示すように糸
輪捕捉時において、針棒支持枠6の揺動運動に伴う縫針
9の針振り方向に対し、連結杆14の先端及び剣先17aが
同一方向にそれぞれ移動するように回転体11と釜17とが
連動されるようになっている。 次に、前記のように構成されたジグザグミシンの作用
を説明する。 さて、このミシンの運動時には、揺動機構により揺動
連杆7を介して針棒支持枠6が垂直な固定支軸4の周り
で揺動されながら、回転体11の回転に伴い連結杆14を介
して針棒8が上下往復動されるとともに、その針棒8の
上下往復動に調時して釜17が回転され、縫針9と釜17と
の協働によりベッド3上の加工布にジグザグ縫目が形成
される。 そして、この縫製運転中で、第4図に示すように縫針
9がその揺動運動範囲の左右両揺動限界位置の各々に設
定されている状態にて釜17の剣先17aが縫針9の目孔9a
に形成される糸輪を捕捉するとき、連結杆14の下端の左
右水平距離D2がミシンベッド3上面における縫針9の左
右間隔E2と同じになる。今、第5図に示す従来構成との
比較において、縫針9の左右間隔がE1=E2であると想定
すると、剣先の回転角がφ1>φ2の関係になり、釜17
と回転体11との回転比が2:1である場合には、連結杆14
の上端の回転角がφ1/2>φ2/2の関係になるとともに、
連結杆14の左右位置における傾き角度差がδ1<δ2の
関係になる。左右各揺動限界位置における糸輪捕捉時の
縫針9の高さの差は、前記連結杆14の上端の回転角が小
さくなり、連結杆14の傾き角度差が大きくなるほど小さ
な値となる。従って、第4図に示すこの実施例の構成に
よれば、縫針9の高さの差h2が第5図に示す従来構成の
差h1に比較して大幅に減少し、縫針9と釜17の剣先17a
との出会いが良好になる。 なお、この考案は前記実施例の構成に限定されるもの
ではなく、例えば針棒8の左右両揺動限界位置におい
て、第4図に示す距離及び間隔の関係がD2>E2となるよ
うに構成したり、釜として垂直軸線の周りで回転する水
平釜を備えたりする等、この考案の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化することも可
能である。
【考案の効果】
以上詳述したようにこの考案は、針棒がほぼ垂直な固
定軸線の周りで揺動運動されて、縫針がその揺動運動範
囲の両揺動限界位置の各々に設定されている状態にて釜
の剣先が糸輪を捕捉するときに、各揺動限界位置におけ
る縫針の高さがほぼ一定になり、縫針と剣先との出会い
を良好にすることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したジグザグミシンの一実施
例を示す部分正断面図である。 第2図はその部分平面図である。 第3図は同じく部分側断面図である。 第4図は作用を説明するための線図である。 第5図は従来構成の作用を説明するための線図である。
【符号の説明】
4……固定支軸 6……針棒支持枠 8……針棒 9……縫針 9a……目孔 11……回転体 14……連結杆 17……釜 17a……剣先

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に縫針(9)が取り付けられた針棒
    (8)を上下動可能に支持し、左右方向に揺動運動可能
    に装着された針棒支持枠(6)と、その針棒支持枠
    (6)の揺動運動面と交差する軸線の周りに回転駆動さ
    れる回転体(11)と、その回転体(11)上においてその
    回転軸線から偏倚した位置にて一端が回動自在に連結さ
    れるとともに他端がその一端より下方において針棒
    (8)に回動自在に連結された連結杆(14)と、縫針
    (9)の目孔(9a)に形成される糸輪を捕捉するために
    針棒(8)の上下往復動と調時して運動する剣先(17
    a)を有する釜(17)とを備え、連結杆(14)と剣先(1
    7a)とが対応して移動するように回転体(11)と釜(1
    7)とが連動されるようにしたジグザグミシンにおい
    て、 前記針棒支持枠(6)をほぼ垂直な固定軸線と平行に配
    置し、該固定軸線周りに揺動可能に装着することによ
    り、縫針(9)がその揺動運動範囲の両揺動限界位置の
    各々に設定されている状態にて前記剣先(17a)が糸輪
    を捕捉するときに各揺動限界位置における縫針(9)の
    高さをほぼ一定にすることを特徴とするジグザグミシ
    ン。
JP1986150807U 1986-09-30 1986-09-30 ジグザグミシン Expired - Lifetime JP2504080Y2 (ja)

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JPS6355968U JPS6355968U (ja) 1988-04-14
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH651079A5 (fr) * 1982-12-23 1985-08-30 Mefina Sa Machine a coudre.
JPS61176391A (ja) * 1985-01-31 1986-08-08 ジューキ株式会社 ジグザグミシン

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JPS6355968U (ja) 1988-04-14

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