JP3445375B2 - 内視鏡対物レンズ - Google Patents

内視鏡対物レンズ

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JP3445375B2 JP21285094A JP21285094A JP3445375B2 JP 3445375 B2 JP3445375 B2 JP 3445375B2 JP 21285094 A JP21285094 A JP 21285094A JP 21285094 A JP21285094 A JP 21285094A JP 3445375 B2 JP3445375 B2 JP 3445375B2
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悟 立原
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
    • G02B9/12Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having three components only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end
    • G02B23/243Objectives for endoscopes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、医用および工業用内視鏡の対物
レンズに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】内視鏡対物レンズにおい
て、色収差、特に倍率色収差は画質を低下させる大きな
要因の1つであり、これを低減する試みが従来よりいく
つか報告されている。
【0003】例えば、本出願人は、特開昭63−293
515号で、倍率色収差低減のためのレンズ構成を開示
した。しかし、この出願においては、使用する硝材のア
ッベ数に関する条件を述べたが、硝材の部分分散比に関
しては検討していなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、硝材の部分分散比を考慮して
色収差、特に倍率色収差を低減させた内視鏡対物レンズ
を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明の内視鏡対物レンズは、物体側か
ら順に、1枚の負レンズからなる第1レンズ群と;少な
くとも1枚の正レンズを含む、全体として正のパワーを
持つ第2レンズ群と;1枚ずつの正、負レンズを貼り合
わせた貼合せレンズからなり、全体として正のパワーを
持つ第3レンズ群と;より構成されるもので、さらに、
次の条件式(1)及び(2)を満たすことを特徴として
いる。 (1)θg,d <−2.223×10-3・νd +1.36
5 (2)−1.2<f1 /f<−0.8 但し、 θg,d =(ng−nd )/(nF−nC ) ng :第1レンズの硝材のg線に対する屈折率、 nd :第1レンズの硝材のd線に対する屈折率、 nF :第1レンズの硝材のF線に対する屈折率、 nC :第1レンズの硝材のC線に対する屈折率。 νd :第1レンズの硝材のアッベ数、 f1 :第1レンズの焦点距離、 f:レンズ全系の焦点距離、 である。
【0006】本発明の内視鏡対物レンズは、さらに次の
条件式(3)及び(4)を満たすことが好ましい。 (3)νd <55 (4)nn3−np3>0.12 但し、nn3:第3レンズ群中の負レンズのd線の屈折
率、np3:第3レンズ群中の正レンズのd線の屈折率、
である。
【0007】本発明の内視鏡対物レンズは、さらに加え
て、次の条件式(5)及び(6)を満たすことが好まし
い。 (5)−1.2<RA /f<−0.6 (6)0.05<d2 /f<0.3 但し、RA :第2レンズ群中の最も像側の面の曲率半
径、d2 :第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、であ
る。
【0008】
【発明の実施例】一般に、部分分散比を適切に選ぶこと
によって、いわゆる色収差の2次スペクトルを減少させ
ることが可能なことが超色消し理論として知られてい
る。図1は、硝材メーカーより供給されている硝材につ
いて、アッベ数νd と部分分散比θg,d との関係をプロ
ットしたものである。また、図2は、d線に対する屈折
率nd と部分分散比θg,d との関係をプロットしたもの
である。まず色収差補正のため、負レンズにアッベ数の
小さい硝材を、正レンズにアッベ数の大きな硝材を使う
ほうが有利であることは公知である。その上で、2次ス
ペクトル減少のためには、部分分散比θg,d の差の小さ
い硝材を選択する必要がある。すなわち、図1において
代表的な2種の硝材BK7とF2の点を結んだ直線を平
均ラインALとして、定性的には正レンズに対してこの
ラインALより上側にプロットされる硝材を用い、負レ
ンズに対しては下側にプロットされる硝材を用いると、
2次スペクトルが減少する。
【0009】本発明は、安いコストで高性能の内視鏡対
物レンズを得るために、第1、第2、第3レンズ群がそ
れぞれ負、正、正のパワーを持つ3群構成を採用した。
この構成は諸収差を補正するために最小必要限のレンズ
群数である。2群以下のレンズ構成では、本発明が提供
するような、F2.8程度、視野角120゜程度の対物
レンズを高い性能で構成することは不可能である。
【0010】この負、正、正のレンズ構成では、2次ス
ペクトルを減少させるため、そのうちの正のレンズ群、
つまり第2レンズ群、または第3レンズ群中の正レンズ
に、前記平均ラインALより上側に位置する硝材を使う
ことが考えられる。しかし図1および図2を参照する
と、平均ラインより上に位置する硝材は、アッベ数が大
きくて屈折率の低いもの(図1、図2中のA群の硝材)
か、あるいはアッベ数が小さくて屈折率の高いもの(図
1、図2中のB群の硝材)ばかりであり、必ずしも適切
でない。すなわち、屈折率の低い硝材では、各レンズの
曲率半径が小さくなって球面収差、像面湾曲などの諸収
差が増大するか、あるいは加工困難になってしまう。ま
たアッベ数の小さい硝材では色収差そのものの補正が困
難となる。
【0011】また、同様に2次スペクトルを減少させる
ため、負レンズの第1レンズ、あるいは第2、第3レン
ズ群内の負レンズに、図1、図2の平均ラインALより
下側に位置する硝材を使うことが考えられる。平均ライ
ンALより下に位置する硝材は、アッベ数は中位で、屈
折率が高い(図1、図2中C群の硝材)ことが分かる。
しかし、第2、第3レンズ群内の負レンズは、色収差そ
のものの補正のために、アッベ数の小さい硝材を使用す
るほうが有利であるので、C群の硝材は適切ではない。
以上を考慮した最良の選択は、第1レンズに、部分分散
比θg,d が平均ラインALより下側に位置する硝材であ
って、かつできるだけアッベ数の小さい硝材を用いるこ
ととなる。
【0012】ところが平均ラインALより下側に位置す
る硝材の屈折率は前述のようにおしなべて高い。例え
ば、本発明の実施例に用いているLASF08、LAS
F09、LASK01、KZFS40等の硝材はいずれ
も、前記平均ラインALより下側に位置し、かつ屈折率
が高い。従って、第1レンズに平均ラインALより下側
に位置する硝材を用いることは、2次スペクトルの低減
には有利であり、かつ曲率半径も大きくなって球面収差
が減少し、加工も容易になるという利点があるが、同時
に、ペッツバール和が増大し、像面湾曲が大きくなると
いう欠点も生じる。
【0013】本発明は、第1レンズに平均ラインALよ
り下側に位置する硝材を用いることによって生じるペッ
ツバール和の増大という欠点を、第1レンズの負のパワ
ーを強くし、特に該レンズの第2面に生じる大きい負の
ペッツバール量を利用して、補正することが可能である
ことを見出してなされたものである。
【0014】条件式(1)は、第1レンズの硝材が取る
べき部分分散比θg,d の範囲を規定する。この範囲を外
れると、2次スぺくトルの低減効果が薄れ、良好な色収
差状態を維持できない。
【0015】条件式(2)は、同(1)と関連し、第1
レンズの取るべきパワーの範囲を規定する。条件式の下
限を越えると、第1レンズのパワーが弱くなりすぎて、
ペッツバール和を小さくすることが困難となり、像面湾
曲が増大する。逆に、上限を越えると、パワーが強くな
りすぎて、球面収差、コマ収差の発生が大となり画像の
コントラストの低下を招く。
【0016】さらに、より良好な性能を維持するために
は、条件式(3)、(4)を満たすことが望ましい。条
件式(3)は、第1レンズの硝材のアッベ数に関する。
この条件を満足することにより、色収差の補正と同時
に、他の諸収差を良好に補正することが容易となる。条
件式(4)は、第3レンズ群中の正レンズ、負レンズに
使用される硝材の屈折率差に関する。この条件を維持す
ることにより、球面収差、軸上色収差、コマ収差、非点
収差の諸収差を適正範囲に押さえつつ、倍率色収差をよ
り高度に減少させることができる。
【0017】さらに、条件式(5)、(6)を満足する
ことによって、軸上物点と軸外物点に対するバランスを
取り、全画面に渡って均一で良好な光学性能を得ること
ができる。
【0018】条件式(5)は、第2レンズ群中の最も像
側の面の曲率半径に関する。この面は、この条件を満足
することによって、第1レンズ群で発生するオーバーの
球面収差、色収差、およびマイナスのペッツバール量を
適切に打ち消し、軸上、軸外両方の性能をバランスよく
均一に保つ役割を果たす。より高度に軸上、軸外両面の
性能をバランスよく保つためには、 (5’)−1.0<RA /f<−0.8 を満足することが望ましい。
【0019】条件式(6)は、条件式(5)とともに収
差のバランスを適切に保つために、第1レンズ群と第2
レンズ群との間隔に要求されるものである。本発明で
は、前述のようにペッツバール和を小さくするために、
第1レンズ群のパワーを強めに設定する。従って、第1
レンズ群では、諸収差、特に球面収差、色収差がオーバ
ーとなる。これらのオーバーの収差は、正のパワーを持
つ第2レンズ群によって生じるアンダーの収差によって
打ち消されるが、適切な打ち消しあいが行われるために
は、これらの2つのレンズ群間の間隔に条件式(6)が
要求される。条件式(6)を外れると、前述のような適
切な収差の打ち消しあいが行われず、球面収差、色収差
が残存し、画質を劣化させてしまう。また、第1レンズ
群と第2レンズ群との物理的間隔を確保する上でも、条
件式(6)の下限は必要である。
【0020】[実施例1]図3は、本発明の第1の実施
例のレンズ構成図である。第2群レンズは、平行平面板
と正レンズの貼合せレンズからなり、第3レンズ群は、
正レンズと負レンズの貼合せレンズからなっている。こ
のレンズ系の具体的数値データを表1に示し、諸収差を
図4に示す。諸収差図中、SAは球面収差、SCは正弦
条件、d線、g線、C線は、それぞれの波長における、
球面収差によって示される色収差と倍率色収差、Sはサ
ジタル、Mはメリディオナルを示している。
【0021】表および図面中、FNO はF ナンバー、f は
焦点距離、ωは半画角、fBはバックフォーカス、ri
レンズ各面の曲率半径、di はレンズ厚もしくはレンズ
間隔、Nd はd線の屈折率、νd はd線のアッベ数を示
す。
【0022】
【表1】FNO=1:2.89 f=0.82 M=−0.080 ω=59.6 ゜ fB=0.66 面 NO r d Nd νd 1 ∞ 0.60 1.88300 40.8 2 0.779 0.05 - - 絞 ∞ 0.03 - - 3 ∞ 0.30 1.84666 23.8 4 ∞ 0.76 1.72916 54.7 5 -0.776 0.03 - - 6 1.979 1.26 1.77250 49.6 7 -0.889 0.30 1.92286 21.3 8 -4.572 - - -
【0023】この実施例1の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.91049 NF ;1.89822 NC ;1.87656
【0024】[実施例2]図5は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例2のレンズ構成図である。第2群レンズ
は、平行平面板と正レンズの貼合せレンズからなり、第
3レンズ群は、正レンズと負レンズの貼合せレンズから
なっている。このレンズ系の具体的数値データを表2に
示し、その諸収差を図6に示す。
【0025】
【表2】FNO=1:2.86 f=0.82 M=-0.080 ω=59.7 ゜ fB=0.75 NO r d Nd νd 1 ∞ 0.60 1.88300 40.8 2 0.677 0.11 - - 絞 ∞ 0.03 - - 3 ∞ 0.30 1.84666 23.8 4 ∞ 0.64 1.72916 54.7 5 -0.710 0.42 - - 6 1.878 0.84 1.77250 49.6 7 -0.895 0.30 1.92286 21.3 8 -7.439 - - -
【0026】この実施例2の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.91049 NF ;1.89822 NC ;1.87656
【0027】[実施例3]図7は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例3のレンズ構成図である。第2群レンズ
は、正の単レンズからなり、第3レンズ群は、正レンズ
と負レンズの貼合せレンズからなっている。このレンズ
系の具体的数値データを表3に示し、その諸収差を図8
に示す。
【0028】
【表3】FNO=1:2.89 f=0.83 M=−0.081 ω=59.6 ゜ fB=0.81 面NO r d Nd νd 1 ∞ 0.60 1.88300 40.8 2 0.749 0.07 - - 絞 ∞ 0.03 - - 3 ∞ 1.08 1.72916 54.7 4 -0.791 0.05 - - 5 1.785 1.07 1.69100 54.8 6 -0.938 0.30 1.92286 21.3 7 -3.591 - - -
【0029】この実施例3の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.91049 NF ;1.89822 NC ;1.87656
【0030】[実施例4]図9は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例4のレンズ構成図である。第2群レンズ
は、平行平面板と正レンズの貼合せレンズからなり、第
3レンズ群は、正レンズと負レンズの貼合せレンズから
なっている。このレンズ系の具体的数値データを表4に
示し、その諸収差を図10に示す。
【0031】
【表4】FNO=1:2.81 f=0.83 M=-0.080 ω=60.2 ゜ fB=0.79 面NO r d Nd νd 1 ∞ 0.60 1.88300 40.8 2 0.823 0.05 - - 絞 ∞ 0.03 - - 3 ∞ 0.30 1.84666 23.8 4 ∞ 0.80 1.72916 54.7 5 -0.806 0.03 - - 6 2.089 1.08 1.77250 49.6 7 -0.950 0.30 1.92286 21.3 8 -3.909 - - -
【0032】この実施例4の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.91049 NF ;1.89822 NC ;1.87656
【0033】[実施例5]図11は、本発明の内視鏡対
物レンズの実施例5のレンズ構成図である。第2群レン
ズは、正の単レンズからなり、第3レンズ群は、正レン
ズと負レンズの貼合せレンズからなっている。このレン
ズ系の具体的数値データを表5に示し、その諸収差を図
12に示す。
【0034】
【表5】FNO=1:2.82 f=0.82 M=-0.079 ω=60.2 ゜ fB=0.93 面NO r d Nd νd 1 ∞ 0.60 1.75500 52.3 2 0.680 0.07 - - 絞 ∞ 0.03 - - 3 -27.654 1.08 1.72916 54.7 4 -0.765 0.03 - - 5 2.028 0.83 1.72916 54.7 6 -0.913 0.30 1.92286 21.3 7 -4.060 - - -
【0035】この実施例5の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.77296 NF ;1.76506 NC ;1.75063
【0036】[実施例6]図13は、本発明の内視鏡対
物レンズの実施例6のレンズ構成図である。第2群レン
ズは、正レンズの単レンズからなり、第3レンズ群は、
正レンズと負レンズの貼合せレンズからなっている。こ
のレンズ系の具体的数値データを表6に示し、その諸収
差を図14に示す。
【0037】
【表6】FNO=1:2.83 f=0.82 M=-0.080 ω=60.0 ゜ fB=0.93 面NO r d Nd νd 1 ∞ 0.60 1.81600 46.6 2 0.680 0.06 - - 絞 ∞ 0.03 - - 3 -377.890 1.09 1.72916 54.7 4 -0.775 0.03 - - 5 2.035 0.92 1.72916 54.7 6 -0.898 0.30 1.92286 21.3 7 -3.775 - - -
【0038】この実施例6の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.83800 NF ;1.82825 NC ;1.81075
【0039】[実施例7]図15は、本発明の内視鏡対
物レンズの実施例7のレンズ構成図である。第2群レン
ズは、正の単レンズからなり、第3レンズ群は、正レン
ズと負レンズの貼合せレンズからなっている。このレン
ズ系の具体的数値データを表7に示し、その諸収差を図
16に示す。
【0040】
【表7】FNO=1:2.78 f=0.82 M=-0.079 ω=60.2 ゜ fB=0.72 面NO r d Nd νd 1 ∞ 0.60 1.67650 37.5 2 0.608 0.05 - - 絞 ∞ 0.03 - - 3 28.257 1.06 1.72916 54.7 4 -0.759 0.07 - - 5 1.767 0.97 1.72916 54.7 6 -0.905 0.30 1.92286 21.3 7 -6.200 - - -
【0041】この実施例7の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.69958 NF ;1.68919 NC ;1.67117
【0042】[実施例8]図17は、本発明の内視鏡対
物レンズの実施例8のレンズ構成図である。第2群レン
ズは、平板状負レンズと正レンズの貼合せレンズからな
り、第3レンズ群は、正レンズと負レンズの貼合せレン
ズからなっている。このレンズ系の具体的数値データを
表8に示し、その諸収差を図18に示す。
【0043】
【表8】FNO=1:2.91 f=0.82 M=-0.080 ω=60.2 ゜ fB=0.87 面NO r d Nd νd 1 ∞ 0.62 1.88300 40.8 2 0.781 0.07 - - 絞 ∞ 0.02 - - 3 -19.211 0.32 1.84666 23.8 4 -331.844 0.70 1.69100 54.8 5 -0.715 0.03 - - 6 2.063 1.01 1.72916 54.7 7 -0.904 0.20 1.92286 21.3 8 -3.385 - - -
【0044】この実施例8の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.91049 NF ;1.89822 NC ;1.87656
【0045】[実施例9]図19は、本発明の内視鏡対
物レンズの実施例9のレンズ構成図である。第2群レン
ズは、正の単レンズからなり、第3レンズ群は、負レン
ズと正レンズの貼合せレンズからなっている。このレン
ズ系の具体的数値データを表9に示し、その諸収差を図
20に示す。
【0046】
【表9】FNO=1:2.83 f=0.82 M=-0.080 ω=59.7 ゜ fB=0.81 面NO r d Nd νd 1 ∞ 0.60 1.88300 40.8 2 0.779 0.06 - - 絞 ∞ 0.03 - - 3 -4.835 0.90 1.69100 54.8 4 -0.675 0.03 - - 5 1.675 0.30 1.92286 21.3 6 0.801 0.95 1.72916 54.7 7 -8.462 - - -
【0047】この実施例9の第1レンズのg線、F線及
びC線に対する屈折率Ng 、NF 、NC はそれぞれ次の
通りである。 Ng ;1.91049 NF ;1.89822 NC ;1.87656
【0048】次に、実施例1ないし9の各条件式に対応
する値を表10に示す。
【表10】 条件式(1) 条件式(1) 条件式 条件式 条件式 の左辺の値 の右辺の値 (2) (3) (4) 実施例1 1.2697 1.2743 -1.072 40.8 0.15036 実施例2 1.2697 1.2743 -0.932 40.8 0.15036 実施例3 1.2697 1.2743 -1.019 40.8 0.23186 実施例4 1.2697 1.2743 -1.125 40.8 0.15036 実施例5 1.2451 1.2487 -1.100 52.3 0.19370 実施例6 1.2572 1.2614 -1.016 46.6 0.19370 実施例7 1.2806 1.2816 -1.102 37.5 0.19370 実施例8 1.2697 1.2743 -1.081 40.8 0.19370 実施例9 1.2697 1.2743 -1.078 40.8 0.19370
【0049】
【0050】表10から明かなように、実施例1ないし
実施例9の数値は、いずれも条件式(1)ないし(6)
を満足している。また、本発明の内視鏡対物レンズは、
倍率色収差が小さく、他の収差も比較的よく補正されて
いる。
【0051】
【発明の効果】本発明の内視鏡対物レンズによれば、3
つのレンズ群からなる内視鏡対物レンズにおいて、特に
倍率色収差が小さく、かつ低コストの内視鏡対物レンズ
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種硝材について、アッベ数νd と部分分散比
θg,d をプロットしたグラフ図である。
【図2】同d線に対する屈折率nと部分分散比θg,d
プロットしたグラフ図である。
【図3】本発明による内視鏡対物レンズの第1の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図4】図3のレンズ系の諸収差図である。
【図5】本発明による内視鏡対物レンズの第2の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】本発明による内視鏡対物レンズの第3の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図8】図7のレンズ系の諸収差図である。
【図9】本発明による内視鏡対物レンズの第4の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図10】図9のレンズ系の諸収差図である。
【図11】本発明による内視鏡対物レンズの第5の実施
例を示すレンズ構成図である。
【図12】図11のレンズ系の諸収差図である。
【図13】本発明による内視鏡対物レンズの第6の実施
例を示すレンズ構成図である。
【図14】図13のレンズ系の諸収差図である。
【図15】本発明による内視鏡対物レンズの第7の実施
例を示すレンズ構成図である。
【図16】図15のレンズ系の諸収差図である。
【図17】本発明による内視鏡対物レンズの第8の実施
例を示すレンズ構成図である。
【図18】図17のレンズ系の諸収差図である。
【図19】本発明による内視鏡対物レンズの第9の実施
例を示すレンズ構成図である。
【図20】図19のレンズ系の諸収差図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−118112(JP,A) 特開 平2−40606(JP,A) 特開 平5−2132(JP,A) 特開 昭63−293515(JP,A) 特開 昭63−281112(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 13/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、 1枚の負レンズからなる第1レンズ群; 少なくとも1枚の正レンズを含む、全体として正のパワ
    ーを持つ第2レンズ群;及び、1枚ずつ の正、負レンズを貼り合わせた貼合せレンズか
    らなり、全体として正のパワーを持つ第3レンズ群;よ
    り構成され、 次の条件式(1)及び(2)を満たす内視鏡対物レン
    ズ。 (1)θg,d < −2.223×10-3・νd +1.3
    65 (2)−1.2<f1 /f<−0.8 但し、 θg,d =(ng−nd)/(nF−nC) ng :第1レンズの硝材のg線に対する屈折率、 nd :第1レンズの硝材のd線に対する屈折率、 nF :第1レンズの硝材のF線に対する屈折率、 nC :第1レンズの硝材のC線に対する屈折率。 νd :第1レンズの硝材のアッベ数、 f1 :第1レンズの焦点距離、 f:レンズ全系の焦点距離。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡対物レンズにおい
    て、さらに次の条件式(3)及び(4)を満たす内視鏡
    対物レンズ。 (3)νd <55 (4)nn3−np3>0.12 但し、 nn3:第3レンズ群中の負レンズのd線の屈折率、 np3:第3レンズ群中の正レンズのd線の屈折率。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の内視鏡対
    物レンズにおいて、さらに次の条件式(5)及び(6)
    を満たす内視鏡対物レンズ。 (5)−1.2<RA /f<−0.6 (6)0.05<d2 /f<0.3 但し、 RA :第2レンズ群中の最も像側の面の曲率半径、 d2 :第1レンズ群と第2レンズ群との間隔。
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