JPH0827429B2 - 内視鏡用対物レンズ - Google Patents

内視鏡用対物レンズ

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JPH0827429B2
JPH0827429B2 JP3037275A JP3727591A JPH0827429B2 JP H0827429 B2 JPH0827429 B2 JP H0827429B2 JP 3037275 A JP3037275 A JP 3037275A JP 3727591 A JP3727591 A JP 3727591A JP H0827429 B2 JPH0827429 B2 JP H0827429B2
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lens group
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focal length
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森孝夫
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Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
    • G02B9/12Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having three components only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end
    • G02B23/243Objectives for endoscopes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡用対物レンズに
関し、特に、広角で、全長及び外径が小さくコンパクト
で、構成枚数が少ない内視鏡用対物レンズに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡用対物レンズとして、図1
9図に示すようなレトロフォーカスタイプのものが知ら
れている(例えば、特開昭63−281112号参
照)。このレトロフォーカスタイプの対物レンズは、絞
りSを挟んで物体側に凹のレンズ群を、また、像側に凸
のレンズ群を配置したものである。この対物レンズは、
絞りSより前に配置した凹のレンズ群で主光線Pを強く
曲げて広角化を可能にし、さらに、絞りSより後方の凸
のレンズ群により像面に入射する主光線Pを光軸に平行
になるようにして、光束がイメージガイドGに垂直に入
射するようにしている。
【0003】ところが、最近では、イメージガイドの代
わりに各種固体撮像素子を用いたビデオスコープも多く
使用されるようになってきている。ビデオスコープの場
合、固体撮像素子が可視光以外の赤外光に感度を有する
ため、モニター上に映し出される映像は、正確な色再現
ができなくなる。そのために、赤外光を遮断するための
フィルター(赤外カットフィルター)を配置する必要が
ある。また、ビデオスコープにおいては、近赤外から遠
赤外域のレーザー光を用いて治療を行う場合、このレー
ザー光によりCCD等の固体撮像素子が飽和し、スミア
ーやブルーミング等により被検体部分が観察し難くなる
ため、使用するレーザー光の波長の光を遮断するための
フィルター(YAGカットフィルター等)を光学系中に
設けなければならない。
【0004】しかし、例えば特開平1−217410号
に開示されたタイプの光学系(図20)では、第1レン
ズ群と第2レンズ群の間及び第2レンズ群と第3レンズ
群の間にこのようなフィルターを挿入すると、軸外周縁
光線の光軸に対する傾角が非常に大きいために、フィル
ターとしての所定の特性を得ることができなかった。す
なわち、吸収型のフィルターの場合は、光線の入射角が
大きくなると、像高の違いにより硝路に差が生ずるた
め、画面上での色むらの原因となる。また、干渉型の赤
外カットフィルターの場合は、光線の入射角が大きくな
ると、分光透過率特性が急速に変化し、赤外域の透過率
が急激に大きくなり、赤外域の光線を十分に遮断するこ
とができない。
【0005】一方、特開昭63−281112号に開示
されたタイプの光学系では、第3レンズ群と像面の間の
スペースが狭いため、フィルターを挿入することは困難
である。第3レンズ群と像面の間隔を広げてフィルター
を挿入するようにすると、第3レンズ群の外径が大きく
なり、内視鏡用の対物レンズとしては好ましくなくな
る。
【0006】さらに、図19及び図20に示すような従
来の内視鏡用対物レンズは、倍率の色収差を後群中の接
合レンズのみで補正しているので、前群の凹レンズで発
生した倍率の色収差を十分に補正することができない。
また、広角にしかつ第1レンズ群の外径を小にするため
に第1レンズ群における光線高を低くするためには、第
1レンズ群の負のパワーを強くする必要があるが、図1
9及び図20に示すような従来のレンズ系では、第1レ
ンズ群のパワーを強くすることにより発生する大きなコ
マ収差の非対称性を第2レンズ群以降のレンズで補正す
ることができない。また、第1レンズ群の負のパワーを
強くするために第1レンズ群のレンズの屈折率を高くす
ると、そのレンズの分散が高くなり第1レンズ群で大き
な色収差が発生し、これを第2レンズ群以降のレンズで
補正することができなくなる。そのために、従来のレト
ロフォーカスタイプの内視鏡用対物レンズでは、広角化
を図ると、第1レンズ群の外径が大きくなるという問題
点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況に鑑みてなされたものであり、その目的は、上記のよ
うな従来の内視鏡用対物レンズの問題点を解決して、レ
トロフォーカス型の対物光学系で、広角で、全長が短
く、外径が小さく、レンズ枚数が少なく、かつ、収差が
良好に補正された内視鏡用対物レンズを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の内視鏡用対物レンズは、物体側から順に、1枚の単
レンズからなる負の屈折力の第1レンズ群と、1枚の単
レンズからなる正の屈折力の第2レンズ群と、明るさ絞
りと、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有する
レンズを貼り合わせた接合レンズの第3レンズ群との3
群4枚から屈折系が構成され、fを全系の焦点距離、f
1 、f2 をそれぞれ第1レンズ群、第2レンズ群の焦点
距離、f12を第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距
離とするとき、 f12>0, 0.1f<−|f1 |+|f2 |<3f, 0.1<|f1 |/|f2 |<1.5, の3条件を満足することを特徴とするものである。
【0009】この場合、この対物レンズは少なくとも1
つの非球面を有し、その非球面は光軸からレンズ周辺に
行く程負の屈折力が強くなるか、又は、正の屈折力が弱
くなる形状を有するのが望ましい。また、本発明のもう
1つの内視鏡用対物レンズは、物体側から順に、1枚の
単レンズからなる負の屈折力の第1レンズ群と、1枚の
単レンズからなる正の屈折力の第2レンズ群と、明るさ
絞りと、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有す
るレンズを貼り合わせた接合レンズの第3レンズ群との
3群4枚から屈折系が構成され、前記明るさ絞りより物
体側のレンズ面に少なくとも1枚周辺に向かって負の屈
折力が強くなる非球面を有し、fを全系の焦点距離、f
1 、f2 をそれぞれ第1レンズ群、第2レンズ群の焦点
距離、f12を第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距
離とするとき、 f12>0, 0.1f<−|f1 |+|f2 |<3f, 0.1<|f1 |/|f2 |<1.5, の3条件を満足することを特徴とするものである。
【0010】 (1) 0.1f<−|f1 |+|f2 |<3f ・・・・(1) (2) 0.1<|f1 |/|f2 |<1.5 ・・・・(2) また、少なくとも1枚の非球面レンズを用いてもよく、
明るさ絞りよりも物体側のレンズ面として、レンズの周
辺に行く程負の方向へ屈折作用が強くなる非球面を少な
くとも1枚用いるようにしてもよい。
【0011】
【作用】以下、上記の構成を採用する理由及びその作用
について説明する。上記したように、本発明の内視鏡用
対物レンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第
1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第
2レンズ群の直後に配置された明るさ絞りと、正の屈折
力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズを貼り合
わせた接合レンズの第3レンズ群とから構成されたレン
ズ系である。
【0012】本発明の対物レンズは、前記のように負の
屈折力を有する第1レンズ群と明るさ絞りとの間に正の
パワーを持つ第2レンズ群を配置することにより、第1
レンズ群の凹面で発生するマイナス側のコマ収差と反対
方向のプラス側のコマ収差を第2レンズ群の後面で発生
させることによって、明るさ絞りの前側でコマ収差をほ
ぼ良好に補正できる。ここで、コマ収差の符号はガウス
像面上で主光線より光軸側で結像させる方向をマイナ
ス、その逆をプラスとする。
【0013】また、明るさ絞りの後側では、第3レンズ
群の接合面でプラス側のコマ収差を発生させることによ
り、明るさ絞りの前側の群で僅かに残ったマイナス側の
コマ収差を補正している。
【0014】以上のように、本発明のレンズ系は、明る
さ絞りの前側と後側でコマ収差を補正することができる
ので、コマ収差の曲がりも少なく、収差量も少なくでき
る。さらに、本発明のレンズ系は、明るさ絞りと第1レ
ンズ群の間に配置した第2レンズ群でも倍率の色収差を
補正できるため、倍率の色収差を十分補正できる。
【0015】このように、本発明のレンズ系は、明るさ
絞りより前の前群で収差がほぼ補正されているので、少
ないレンズ枚数で良好な収差補正が可能であり、絞りの
前後で対物光学系を分離し、先端部を交換して画角を変
えることが可能なアダプター方式とした場合も、有効な
ものである。
【0016】また、広角で、第1レンズ群における光線
高が低く、かつ、第1レンズ群の外径を小にするには、
第1レンズ群の負のパワーを強くする必要がある。本発
明では、前述のように、第1レンズ群で発生するコマ収
差や色収差を第2レンズ群によって打ち消すことができ
るので、第1レンズ群のパワーを非常に強くしても、収
差を十分良好に補正することが可能である。したがっ
て、第1レンズ群の外径を小にすることができ、広角化
が可能である。
【0017】さらに、広角で第1レンズ群の外径を小に
保ちながら、明るさ絞りから結像位置までの距離を短く
するためには、明るさ絞りより物体側の第1レンズ群、
第2レンズ群の合成焦点距離を正にすることが望まし
い。
【0018】また、本発明のレンズ系において、全長を
短くし、かつ、収差を良好に補正するためには、次の条
件(1)、(2)を満足することが望ましい。 (1) 0.1f<−|f1 |+|f2 |<3f (2) 0.1<|f1 |/|f2 |<1.5 ただし、fは全系の焦点距離、f1 、f2 はそれぞれ第
1レンズ群、第2レンズ群の焦点距離である。
【0019】ここで、本発明の対物レンズを説明するた
めに、レンズ系を図15に示すような薄肉レンズ系の配
置で近似する。この図において、L1 、L2 、L3 は、
それぞれ第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群を
表し、Sは明るさ絞りを表す。
【0020】上記条件(1)において、その上限を越え
ると、絞りSの前側が長くなり過ぎ、好ましくない。ま
た、条件(1)の下限を越えると、全長を短くすること
はできるが、一方、第1レンズ群L1 、第2レンズ群L
2それぞれのパワーが非常に強くなるため、第1レンズ
群L1 、第2レンズ群L2 で発生する収差が大き過ぎ、
絞りの前の前群で発生する収差を小さくすることができ
なくなる。
【0021】−|f1 |+|f2 |が前記の条件(1)
を満足するとき、第1レンズ群L1 のパワーに対して第
2レンズ群L2 のパワーが強過ぎた場合、第1レンズ群
で発生するプラスの球面収差より第2レンズ群L2 で発
生するマイナスの球面収差が大になり過ぎ、これを後群
で補正できなくなる。逆に、第1レンズ群L1 のパワー
が第2レンズ群L2 のパワーより強過ぎると、第1レン
ズ群L1で発生するマイナスのコマ収差を第2レンズ群
2 で十分に補正できない。そのために、収差を良好に
補正するには、第1レンズ群L1 と第2レンズ群L2
のパワーの比をある範囲内におさめる必要がある。これ
を規定したのが条件(2)である。この条件の下限を越
えるとコマ収差が悪化し、また、上限を越えると球面収
差が悪化し、何れも補正が困難になる。
【0022】次に、明るさ絞りより後の後群について考
える。後群つまり第3レンズ群L3 の焦点距離f3 は、
レンズ系の全長を短くしかつ収差を良好に補正するため
には、次の条件(3)を満足することが望ましい。
【0023】(3) f<f3 <6f f3 が条件(3)の下限を越えると、明るさ絞りから第
3レンズ群L3 までの距離が短くなり、レンズ系の全長
を短くできるが、赤外カットフィルター、YAGカット
フィルター、水晶フィルター等をレンズ系中に配置する
必要のあるビデオスコープ用レンズ系としては好ましく
ない。また、明るさ絞りを通過する軸外主光線の傾角
(図15におけるθ′)が大になり、絞りより前の前群
の外径が大になる。この場合、第2レンズ群L2 が絞り
より前に配置されているので、この第2レンズ群L2
パワーを非常に強くすれば、第1レンズ群の外径が大に
なるのを避けることができる。しかし、第2レンズ群L
2 のパワーを強くすると、球面収差の発生が大になり、
補正が困難になる。
【0024】逆に、f3 が条件(3)の上限を越える
と、明るさ絞りから結像面までの距離が増大するので、
レンズ系の全長が長くなり好ましくない。この状態で、
レンズ系の全長を短くしようとすると、明るさ絞りより
前側の各レンズのパワーが大になり、球面収差、非点収
差、コマ収差の補正が困難になる。
【0025】ところで、干渉型の赤外カットフィルター
は、光線の入射角が大きくなると、赤外域の透過率が急
激に高くなり、赤外域の光を遮断することができなくな
る。一方、吸収型のフィルターの場合も、光線の入射角
が大になると、像高の違いにより硝路に差が生ずるた
め、画面上での色むらの原因となる。したがって、干渉
型、吸収型の何れのタイプのフィルターも、それらへの
入射角を小にする必要があり、その角度θ′は実用上約
40°以下であるのが好ましい。つまり、光学系がテレ
セントリック系であるとすると、赤外カットフィルタ
ー、YAGカットフィルター等を用いるビデオスコープ
の場合、明るさ絞りの直後に上記フィルターを配置する
場合には、下記条件(4)を満足するように構成するこ
とが望ましい。 (4) f3 /H>1.2 ただし、Hは最大像高である。
【0026】上記(4)式は、明るさ絞り位置での軸外
主光線の傾角がテレセントリック系のときよりも、テレ
セントリック系でないときの方が小さくなるため、テレ
セントリック系でない場合であっても成立し、この式を
満たすことで色むらがなく、かつ、赤外域の光を十分に
遮断することができるフィルター配置を実現することが
できる。上記理由を説明するために、レンズ系の明るさ
絞りよりも後群を図16に示すような薄肉レンズ系で近
似する。この図は、像面側から物体面側に光線を逆追跡
したものである。図16において、L3 は図15の第3
レンズ群を表し、Sは明るさ絞りを表す。また、第3レ
ンズ群から像面までの距離をd1 、第3レンズ群と明る
さ絞りとの間隔をd0 とし、像高Hに到る光線であって
明るさ絞りを通過する軸外主光線の傾角をu0 、その軸
外主光線が第3レンズ群から像面側に射出するときの光
軸に対する傾角をu1 とする。また、このときのL3
パワーをφとし、計算を簡略化するためにd0 =−d1
となるようにL3 を配置すると、u1 、Hはそれぞれ次
の式(a)、(b)で表される。
【0027】 u1 =u0 (1−φd0 ) ・・・・(a) H =u0 0 −u1 0 ・・・・(b) 次に、第3レンズ群、明るさ絞り位置及び結像位置は変
えないで、第3レンズ群の焦点距離を変えてテレセント
リック系となる場合のu0 (これをu0 ′とする)とそ
うでない場合のu0 (これをu0 ″とする)の大きさの
比較をする。
【0028】まず、テレセントリック系となる場合、第
3レンズ群の焦点距離をf3 ′とすると、図17図に示
すように、d0 =−d1 =f3 ′となり、u0 ′、
1 ′はそれぞれ以下の式(c)、(d)のようにな
る。
【0029】 u1 ′=0 ・・・・(c) u0 ′=H/f3 ′ ・・・・(d) 次に、図18に示すように、テレセントリック系でない
場合、第3レンズ群の焦点距離をf3 ″=kf3 ′(k
>0)としたときのu0 、u1 をそれぞれu0 ″、
1 ″とすると、以下の式(e)が得られる。
【0030】 u0 ″=k/(2k−1)×u0 ′(ただし、k>1/2)・(e) 上記(e)式において、1/2<k<1である場合、つ
まり、図18に示すように、光学系がテレセントリック
系となるときの第3レンズ群L3 の焦点距離f3 ′より
も第3レンズ群の焦点距離f3 ″が短い場合、明るさ絞
り位置での軸外主光線の傾角は、テレセントリック系の
ときよりも大きいため、第3レンズ群L3 に入射する軸
外周縁光線の光線高は非常に大きく、第3レンズ群のレ
ンズ外径も非常に大きくなり、好ましくない。逆に、
(e)式において、k≧1である場合、つまり、光学系
がテレセントリック系となるときの第3レンズ群L3
焦点距離f3 ′よりも第3レンズ群の焦点距離f3 ″が
長い場合は、明るさ絞り位置での軸外主光線の傾角は、
テレセントリック系のときよりも小さいため、第3レン
ズ群L3 に入射する軸外周縁光線の光線高は低く、第3
レンズ群のレンズ外径を小さくすることができる。
【0031】以上のことから、内視鏡に用いる光学系の
場合、(e)式において、k≧1であることが好まし
く、k≧1なる条件の場合には、明るさ絞り位置での軸
外主光線の傾角は、テレセントリック系のときよりも小
さくなるため、(4)式はテレセントリック系でない場
合であっても成立する。
【0032】
【実施例】次に、本発明の内視鏡用対物レンズの実施例
1〜12について説明する。各実施例のレンズデータは
後記するが、実施例1のレンズ断面を図1に、また、実
施例2のレンズ断面を図2に示す。実施例3〜12のレ
ンズ断面は図1と同様であるので省く。また、実施例1
〜12の球面収差、非点収差、歪曲収差、コマ収差を表
す収差図をそれぞれ図3〜図14に示す。
【0033】なお、以下において、記号は、上記の外、
fは全系の焦点距離、FNOはFナンバー、IHは像高、
2ωは画角、f12は第1レンズ群と第2レンズ群の合成
焦点距離、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、
1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各
レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッ
ベ数であり、また、非球面形状は、光軸方向をx、光軸
に直交する方向をyとした時、次の式で表される。
【0034】 x=(y2/r)/[1+{1-P( y2/r2)}1/2 ]+A44
+A66 +A88 ただし、rは近軸曲率半径、Pは円錐係数、A4、A6、A8
は非球面係数である。
【0035】 実施例1 f =1 FNO=4.205 IH=0.8948 2ω=114.6 ° r1 = ∞ d1 = 0.3304 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.6783 d2 = 0.6000 r3 = 3.5348 d3 = 1.3652 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r4 = -1.3600 d4 = 0.0870 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3478 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0261 r7 = ∞ d7 = 0.5391 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.1391 r9 = 2.9104 d9 = 1.2609 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -0.9191 d10= 0.2609 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -3.8252 d11= 0.0870 r12= ∞ d12= 0.3478 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.5739 r14= ∞ d14= 0.8696 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.758 |f1 |/|f2 | =0.503 f12 =2.403 f3 =3.521 f3 /H =3.935 。
【0036】 実施例2 f =1 FNO=6.546 IH=0.9123 2ω=112.5 ° r1 = ∞ d1 = 0.3557 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.7148 d2 = 0.8892 r3 = 1.6750 d3 = 0.7592 nd2 =1.68893 νd2 =31.08 r4 = -1.6750 d4 = 0.0611 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.2371 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0178 r7 = ∞ d7 = 0.3675 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0178 r9 = ∞ d9 = 0.5928 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -0.5928 d10= 0.2371 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -1.6857 d11= 0.0593 r12= ∞ d12= 0.2371 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.8628 r14= ∞ d14= 1.2448 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.529 |f1 |/|f2 | =0.604 f12 =1.787 f3 =3.171 f3 /H =3.476 。
【0037】 実施例3 f =1 FNO=3.627 IH=0.9706 2ω=133 ° r1 = ∞ d1 = 0.3595 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.7364 d2 = 0.6403 r3 = 2.7059 d3 = 1.4187 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r4 = -1.5155 d4 = 0.0946 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3784 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0284 r7 = ∞ d7 = 0.5866 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0946 r9 = 2.2462 d9 = 0.9942 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -0.9387 d10= 0.2490 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -5.8320 d11= 0.0946 r12= ∞ d12= 0.3784 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.4060 r14= ∞ d14= 0.9461 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.719 |f1 |/|f2 | =0.537 f12 =2.421 f3 =3.392 f3 /H =3.495 。
【0038】 実施例4 f =1 FNO=3.589 IH=1.0147 2ω=147 ° r1 = ∞ d1 = 0.3759 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.7565 d2 = 0.6963 r3 = 3.1861 d3 = 1.4646 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r4 = -1.5518 d4 = 0.0989 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3956 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0297 r7 = ∞ d7 = 0.6133 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0989 r9 = 2.3827 d9 = 1.0394 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -0.9814 d10= 0.2603 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -5.3950 d11= 0.0989 r12= ∞ d12= 0.3956 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.4303 r14= ∞ d14= 0.9891 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.789 |f1 |/|f2 | =0.521 f12 =2.507 f3 =3.422 f3 /H =3.372 。
【0039】 実施例5 f =1 FNO=3.572 IH=1.0511 2ω=166 ° r1 = ∞ d1 = 0.3893 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.7628 d2 = 0.7370 r3 = 3.6910 d3 = 1.4798 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r4 = -1.5620 d4 = 0.1025 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.4098 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0307 r7 = ∞ d7 = 0.6352 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.1025 r9 = 2.4812 d9 = 1.0767 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -1.0166 d10= 0.2697 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -5.3022 d11= 0.1025 r12= ∞ d12= 0.4098 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.4503 r14= ∞ d14= 1.0246 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.844 |f1 |/|f2 | =0.506 f12 =2.566 f3 =3.482 f3 /H =3.313 。
【0040】 実施例6 f =1 FNO=3.902 IH=0.8739 2ω=114 ° r1 = ∞ d1 = 0.3237 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.7979 d2 = 0.7274 r3 = 2.3820 d3 = 1.7041 nd2 =1.80440 νd2 =39.58 r4 = -1.9175 d4 = 0.0852 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3407 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0256 r7 = ∞ d7 = 0.5281 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0848 r9 = 1.6485 d9 = 0.7070 nd5 =1.60311 νd5 =60.70 r10= -0.9674 d10= 0.2534 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -5.6583 d11= 0.3833 r12= ∞ d12= 0.3407 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.2165 r14= ∞ d14= 0.8518 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.7 |f1 |/|f2 | =0.564 f12 =2.188 f3 =3.61 f3 /H =4.131 。
【0041】 実施例7 f =1 FNO=3.837 IH=0.8806 2ω=114 ° r1 = ∞ d1 = 0.3262 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.6693 d2 = 0.4464 r3 = 1.9291 d3 = 1.3759 nd2 =1.64000 νd2 =60.09 r4 = -1.2433 d4 = 0.0858 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3433 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0258 r7 = ∞ d7 = 0.5322 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0854 r9 = 2.0799 d9 = 0.8970 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -0.8862 d10= 0.2259 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -5.2775 d11= 0.0858 r12= ∞ d12= 0.3433 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.5429 r14= ∞ d14= 0.8584 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.664 |f1 |/|f2 | =0.533 f12 =2.718 f3 =3.086 f3 /H =3.504 。
【0042】 実施例8 f =1 FNO=3.471 IH=0.8968 2ω=114 ° r1 = ∞ d1 = 0.3322 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.6118 d2 = 0.4124 r3 = 1.7056 d3 = 1.0839 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r4 = -1.2065 d4 = 0.0874 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3497 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0262 r7 = ∞ d7 = 0.5420 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0874 r9 = 1.8617 d9 = 0.7877 nd5 =1.61800 νd5 =63.38 r10= -0.8469 d10= 0.1750 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -3.5174 d11= 0.0874 r12= ∞ d12= 0.3497 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.3058 r14= ∞ d14= 0.8741 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.457 |f1 |/|f2 | =0.603 f12 =2.036 f3 =3.279 f3 /H =3.656 。
【0043】 実施例9 f =1 FNO=3.627 IH=0.8882 2ω=114 ° r1 = ∞ d1 = 0.3290 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.5795 d2 = 0.3629 r3 = 2.8246 d3 = 1.0833 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r4 = -1.0590 d4 = 0.0866 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3463 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0260 r7 = ∞ d7 = 0.5368 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.8715 r9 = 2.8312 d9 = 0.8225 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -1.0375 d10= 0.2071 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -2.6812 d11= 0.0866 r12= ∞ d12= 0.3463 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.3154 r14= ∞ d14= 0.8658 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ −|f1 |+|f2 |=0.541 |f1 |/|f2 | =0.548 f12 =2.322 f3 =2.546 f3 /H =2.866 。
【0044】 実施例10 f =1 FNO=2.494 IH=0.8103 2ω=114 ° r1 = ∞ d1 = 0.3002 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.9103(非球面)d2 = 0.5205 r3 = 3.9628 d3 = 1.2467 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r4 = -1.2961 d4 = 0.0790 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3160 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0237 r7 = ∞ d7 = 0.4897 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0790 r9 = 1.7906 d9 = 0.8284 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -1.0424 d10= 0.2079 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -12.3458 d11= 0.0790 r12= ∞ d12= 0.3160 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.3474 r14= ∞ d14= 0.7899 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ 非球面係数 第2面 P=1 A4= 0.29486×100 A6=-0.13571×100 A8= 0.23763×10+1 −|f1 |+|f2 |=0.457 |f1 |/|f2 | =0.693 f12 =2.301 f3 =3.066 f3 /H =3.784 。
【0045】 実施例11 f =1 FNO=2.484 IH=0.8921 2ω=114 ° r1 = ∞ d1 = 0.3304 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.7473 d2 = 0.5498 r3 = 2.2952 d3 = 1.5786 nd2 =1.72916 νd2 =54.68 r4 = -1.3331(非球面)d4 = 0.0870 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3478 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0261 r7 = ∞ d7 = 0.5391 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0870 r9 = 3.0364 d9 = 0.9124 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -1.1510 d10= 0.2289 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -5.5342 d11= 0.0870 r12= ∞ d12= 0.3478 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.3688 r14= ∞ d14= 0.8696 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ 非球面係数 第4面 P=1 A4= 0.45103×10-1 A6= 0.26902×10-1 A8=-0.47544×10-1 −|f1 |+|f2 |=0.57 |f1 |/|f2 | =0.597 f12 =1.745 f3 =4.044 f3 /H =4.533 。
【0046】 実施例12 f =1 FNO=2.511 IH=0.9111 2ω=114 ° r1 = ∞ d1 = 0.3375 nd1 =1.88300 νd1 =40.78 r2 = 0.9209 d2 = 0.7167 r3 = 2.2429 d3 = 1.4831 nd2 =1.72000 νd2 =50.25 r4 = -1.9662 d4 = 0.0888 r5 = ∞(絞り) d5 = 0.3552 nd3 =1.52287 νd3 =59.89 r6 = ∞ d6 = 0.0266 r7 = ∞ d7 = 0.5506 nd4 =1.52000 νd4 =74.00 r8 = ∞ d8 = 0.0877 r9 = 2.3798 d9 = 0.8765 nd5 =1.69680 νd5 =55.52 r10= -1.0330 d10= 0.1940 nd6 =1.84666 νd6 =23.78 r11= -3.1602(非球面)d11= 0.0888 r12= ∞ d12= 0.3552 nd7 =1.52287 νd7 =59.89 r13= ∞ d13= 0.4498 r14= ∞ d14= 0.8881 nd8 =1.51633 νd8 =64.15 r15= ∞ 非球面係数 第11面 P=1 A4= 0.75385×10-1 A6=-0.10527×100 A8= 0.62616×10-1 −|f1 |+|f2 |=0.664 |f1 |/|f2 | =0.611 f12 =3.009 f3 =2.549 f3 /H =2.798 。
【0047】上記実施例1、2は、それぞれ図1、図2
に示す断面形状を有し、固体撮像素子と組み合わせた例
で、画角は、実施例1が114.6°、実施例2が11
2.5°である。図中、F1 、F3 は観察に不用なレー
ザー光を遮断するYAGカットフィルターであり、F2
は観察に不用な赤外光を吸収する赤外カットフィルター
であり、Cは固体撮像素子のカバーガラスである。
【0048】実施例3、4、5は、図1に示したのと同
様な断面形状を有し、実施例1、2と同様に、固体撮像
素子と組み合わせたものである。実施例3は画角が13
3°、実施例4は画角が147°、第5実施例が166
°である。
【0049】実施例6、7は、図1に示したのと同様な
断面形状を有し、実施例1と同様に固体撮像素子と組み
合わせ、画角が共に114°で、第2レンズ群の硝材を
変更したものである。
【0050】実施例8は、図1に示したのと同様な断面
形状を有し、実施例1と同様に固体撮像素子と組み合わ
せ、画角114°で、全長を短くしたものである。
【0051】実施例9は、図1に示したのと同様な断面
形状を有し、実施例1と同様に固体撮像素子と組み合わ
せ、画角114°で、テレセントリック系としたもので
ある。
【0052】実施例10は、図1に示したのと同様な断
面形状を有し、画角114°で、明るさ絞りよりも前側
の第1レンズ群の凹レンズの像面側の凹面に、レンズの
周辺になる程その面での負の屈折作用が強くなる非球面
を用いた実施例である。このような非球面を用いること
により、高NA化の際に、絞りよりも前側の第2レンズ
群の凸レンズの像面側の凸面で発生する大きなプラスの
コマ収差に対して、大きなマイナスのコマ収差を発生さ
せ、絞りよりも前側でコマ収差を良好に補正している。
また、同時に、第2レンズ群の凸レンズの像面側の凸面
で発生する大きな非点収差も、第1レンズ群の凹レンズ
の像面側の凹面では、軸上従属光線よりも軸外主光線の
光線高の方が高いため、球面収差を悪化させることなく
良好に補正することができる。
【0053】実施例11は、図1に示したのと同様な断
面形状を有し、画角114°で、明るさ絞りよりも前側
の第2レンズ群の凸レンズの像側の凸面に、レンズの周
辺になる程その面での負の屈折作用が強くなる、つま
り、正の屈折作用が弱くなる非球面を用いた実施例であ
る。このような非球面を用いることにより、高NA化の
際に、この面で発生する大きなプラスのコマ収差を小さ
くし、第1レンズ群の凹レンズの像面側の凹面で発生す
るマイナスのコマ収差とバランスさせ、絞りよりも前群
で良好に補正している。また、同時に第2レンズ群の凸
レンズの像側の凸面で発生する大きな球面収差も補正
し、収差を良好に保っている。
【0054】実施例12は、図1に示したのと同様な断
面形状を有し、画角114°で、明るさ絞りより後方の
第3レンズ群の接合レンズの像側の凸面に、レンズ周辺
になる程その面での正の屈折作用が弱くなる非球面を用
いた実施例である。この面に非球面を用いることによ
り、高NA化の際に、第1レンズ群の凹レンズの像側の
凹面で発生する大きなマイナスのコマ収差を、他の収差
を良好に保ったまま、補正している。
【0055】
【発明の効果】本発明の内視鏡用対物レンズは、以上に
説明したような構成にすることによって、レトロフォー
カス型の対物光学系で、広角で、全長及び外径が小さく
コンパクトで、構成枚数が少なく、かつ、収差の良好に
補正されたレンズ系とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡用対物レンズの実施例1のレン
ズ断面図である。
【図2】本発明の実施例2のレンズ断面図である。
【図3】本発明の実施例1の収差図である。
【図4】本発明の実施例2の収差図である。
【図5】本発明の実施例3の収差図である。
【図6】本発明の実施例4の収差図である。
【図7】本発明の実施例5の収差図である。
【図8】本発明の実施例6の収差図である。
【図9】本発明の実施例7の収差図である。
【図10】本発明の実施例8の収差図である。
【図11】本発明の実施例9の収差図である。
【図12】本発明の実施例10の収差図である。
【図13】本発明の実施例11の収差図である。
【図14】本発明の実施例12の収差図である。
【図15】本発明のレンズ系の配置を薄肉レンズ系で近
似して示す図である。
【図16】本発明のレンズ系の明るさ絞りよりも後群を
逆追跡したとき図である。
【図17】図15をテレセントリック系としたときの図
である。
【図18】図15がテレセントリック系でないときの図
である。
【図19】従来例のレンズ断面図である。
【図20】従来の別の例のレンズ断面図である。
【符号の説明】
1 …第1レンズ群 L2 …第2レンズ群 L3 …第3レンズ群 S …明るさ絞り F1 …YAGカットフィルター F2 …赤外カットフィルター F3 …YAGカットフィルター C …固体撮像素子のカバーガラス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、1枚の単レンズからな
    る負の屈折力の第1レンズ群と、1枚の単レンズからな
    る正の屈折力の第2レンズ群と、明るさ絞りと、正の屈
    折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズを貼り
    合わせた接合レンズの第3レンズ群との3群4枚から屈
    折系が構成され、fを全系の焦点距離、f1 、f2 をそ
    れぞれ第1レンズ群、第2レンズ群の焦点距離、f12
    第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離とすると
    き、 f12>0, 0.1f<−|f1 |+|f2 |<3f, 0.1<|f1 |/|f2 |<1.5, の3条件を満足することを特徴とする内視鏡用対物レン
    ズ。
  2. 【請求項2】 前記対物レンズが少なくとも1つの非球
    面を有し、該非球面は光軸からレンズ周辺に行く程負の
    屈折力が強くなるか、又は、正の屈折力が弱くなる形状
    を有することを特徴とする請求項1記載の内視鏡用対物
    レンズ。
  3. 【請求項3】 物体側から順に、1枚の単レンズからな
    る負の屈折力の第1レンズ群と、1枚の単レンズからな
    る正の屈折力の第2レンズ群と、明るさ絞りと、正の屈
    折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズを貼り
    合わせた接合レンズの第3レンズ群との3群4枚から屈
    折系が構成され、前記明るさ絞りより物体側のレンズ面
    に少なくとも1枚周辺に向かって負の屈折力が強くなる
    非球面を有し、fを全系の焦点距離、f1 、f2 をそれ
    ぞれ第1レンズ群、第2レンズ群の焦点距離、f12を第
    1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離とするとき、 f12>0, 0.1f<−|f1 |+|f2 |<3f, 0.1<|f1 |/|f2 |<1.5, の3条件を満足することを特徴とする内視鏡用対物レン
    ズ。
JP3037275A 1991-03-04 1991-03-04 内視鏡用対物レンズ Expired - Fee Related JPH0827429B2 (ja)

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