JP3426378B2 - 内視鏡対物レンズ - Google Patents
内視鏡対物レンズInfo
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- JP3426378B2 JP3426378B2 JP00650295A JP650295A JP3426378B2 JP 3426378 B2 JP3426378 B2 JP 3426378B2 JP 00650295 A JP00650295 A JP 00650295A JP 650295 A JP650295 A JP 650295A JP 3426378 B2 JP3426378 B2 JP 3426378B2
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- JP
- Japan
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- lens
- lens group
- negative
- endoscope objective
- positive
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、医用、工業用の内視鏡の対物レ
ンズに関する。
ンズに関する。
【0002】
【従来技術】従来、内視鏡対物レンズは広い視野角を確
保するために、レンズ先頭にパワーの強い負レンズを配
置することが多く、必然的に負のディストーションが発
生し、画像を見づらくしていた。特にディストーション
は先頭負レンズの第1面で大きく発生する。これをいく
らかでも軽減するために、第1面の曲率半径を小さくす
ることも検討されたが、レンズ先端を洗浄する際、水滴
が残留しやすいという理由から、採用しにくい状況にあ
る。また、レンズ系内に非球面レンズを採用することに
より、ディストーションを軽減することも多く提案され
ているが、製造コストが上昇するという問題がある。
保するために、レンズ先頭にパワーの強い負レンズを配
置することが多く、必然的に負のディストーションが発
生し、画像を見づらくしていた。特にディストーション
は先頭負レンズの第1面で大きく発生する。これをいく
らかでも軽減するために、第1面の曲率半径を小さくす
ることも検討されたが、レンズ先端を洗浄する際、水滴
が残留しやすいという理由から、採用しにくい状況にあ
る。また、レンズ系内に非球面レンズを採用することに
より、ディストーションを軽減することも多く提案され
ているが、製造コストが上昇するという問題がある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、安い製造コストで、ディスト
ーションの小さい内視鏡対物レンズを提供することを目
的とする。
ーションの小さい内視鏡対物レンズを提供することを目
的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、内視鏡対物レンズにおいて、
通常の球面レンズのみでもディストーションを軽減でき
るレンズ構成とその満たすべき条件を見出し、低コスト
化を実現したものである。
通常の球面レンズのみでもディストーションを軽減でき
るレンズ構成とその満たすべき条件を見出し、低コスト
化を実現したものである。
【0005】本発明の内視鏡対物レンズは、物体側から
順に、1枚の負レンズからなる第1レンズ群と;正のパ
ワーを持つ第2レンズ群と;負のパワーを持つ第3レン
ズ群と;第1レンズ群と第2レンズ群との間に設けた開
口絞りと;から構成され、次の条件式(1)ないし
(3)を満たすことを特徴としている。 (1)−1.4<f 1 /f<−0.5 (2)0.55<f 2 /f<0.85 (3)f 3 /f<−2.0 但し、 f:レンズ全系の焦点距離、 f 1 :第1レンズ群の焦点距離、 f 2 :第2レンズ群の焦点距離、 f 3 :第3レンズ群の焦点距離、 である。
順に、1枚の負レンズからなる第1レンズ群と;正のパ
ワーを持つ第2レンズ群と;負のパワーを持つ第3レン
ズ群と;第1レンズ群と第2レンズ群との間に設けた開
口絞りと;から構成され、次の条件式(1)ないし
(3)を満たすことを特徴としている。 (1)−1.4<f 1 /f<−0.5 (2)0.55<f 2 /f<0.85 (3)f 3 /f<−2.0 但し、 f:レンズ全系の焦点距離、 f 1 :第1レンズ群の焦点距離、 f 2 :第2レンズ群の焦点距離、 f 3 :第3レンズ群の焦点距離、 である。
【0006】
【0007】第2レンズ群は、例えば、1枚の正レンズ
と、1組の正レンズと負レンズの貼り合わせレンズとか
ら構成すると、より好ましい結果が得られる。
と、1組の正レンズと負レンズの貼り合わせレンズとか
ら構成すると、より好ましい結果が得られる。
【0008】また、第3レンズ群は、物体側に凸面を向
けた負メニスカスレンズから構成することが好ましく、
さらにこの負メニスカスレンズは、次の条件式(4)及
び(5)を満足することが好ましい。 (4)0.7<RL /f<1.2 (5)1.2<LA /f<2.5 但し、 RL :負メニスカスレンズの像側の面の曲率半径、 LA :絞り位置から負メニスカスレンズの像側の面まで
の距離、 である。
けた負メニスカスレンズから構成することが好ましく、
さらにこの負メニスカスレンズは、次の条件式(4)及
び(5)を満足することが好ましい。 (4)0.7<RL /f<1.2 (5)1.2<LA /f<2.5 但し、 RL :負メニスカスレンズの像側の面の曲率半径、 LA :絞り位置から負メニスカスレンズの像側の面まで
の距離、 である。
【0009】
【発明の実施例】一般的に、ディストーションは、絞位
置から遠い面において多く発生する。前述のごとく、物
体側の先頭に負レンズを配置すると、絞り位置からより
遠い第1面において負のディストーションが大きく発生
する。したがって、他の面で正のディストーションを発
生させて、このバランスをとり、トータルの量を軽減す
る必要がある。
置から遠い面において多く発生する。前述のごとく、物
体側の先頭に負レンズを配置すると、絞り位置からより
遠い第1面において負のディストーションが大きく発生
する。したがって、他の面で正のディストーションを発
生させて、このバランスをとり、トータルの量を軽減す
る必要がある。
【0010】しかし、正のディストーションを発生させ
る正のパワーを持つレンズを、絞り位置より物体側に配
してこのバランスをとると、負レンズの視野角増大効果
が打ち消されてしまい、内視鏡対物レンズとして必要な
性能が得られない。
る正のパワーを持つレンズを、絞り位置より物体側に配
してこのバランスをとると、負レンズの視野角増大効果
が打ち消されてしまい、内視鏡対物レンズとして必要な
性能が得られない。
【0011】そこで本発明者らは、逆に、絞り位置より
像側に位置する面で正のディストーションを発生させて
全体のバランスを取るために、絞位置より像面側で、な
るべく絞りから遠い位置に負レンズを配することとし
た。
像側に位置する面で正のディストーションを発生させて
全体のバランスを取るために、絞位置より像面側で、な
るべく絞りから遠い位置に負レンズを配することとし
た。
【0012】一方、レンズ系全体では、正のパワーを持
つことが必要である。そこで、この負レンズと、第1レ
ンズ群の負レンズとの間に、正のレンズ群を配置し、全
体として負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、負の第
3レンズ群という構成とした。
つことが必要である。そこで、この負レンズと、第1レ
ンズ群の負レンズとの間に、正のレンズ群を配置し、全
体として負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、負の第
3レンズ群という構成とした。
【0013】すなわち、本発明の内視鏡対物レンズは、
まず広い視野角を確保するために第1レンズ群を負レン
ズとし、次に、レンズ系全体に正のパワーを付与するた
めに、第2レンズ群を正のパワーを持つレンズ群とし、
さらに第1レンズ群で発生する大きな負のディストーシ
ョンを補正するために、第3レンズ群に負レンズを配し
たのが基本構成である。この第3レンズ群は、全体の正
のパワーを小さくしないように、パワーの余り強くない
メニスカス形状、特に、ディストーション補正効果を大
きくするために第1面と第2面での軸外主光線の屈折角
に差をつけるべく、物体側に凸のメニスカス形状とする
ことが好ましい。またこのような形状とすることで、ペ
ッツバール和を小さくし、像面湾曲を減少させる効果も
得ることができる。
まず広い視野角を確保するために第1レンズ群を負レン
ズとし、次に、レンズ系全体に正のパワーを付与するた
めに、第2レンズ群を正のパワーを持つレンズ群とし、
さらに第1レンズ群で発生する大きな負のディストーシ
ョンを補正するために、第3レンズ群に負レンズを配し
たのが基本構成である。この第3レンズ群は、全体の正
のパワーを小さくしないように、パワーの余り強くない
メニスカス形状、特に、ディストーション補正効果を大
きくするために第1面と第2面での軸外主光線の屈折角
に差をつけるべく、物体側に凸のメニスカス形状とする
ことが好ましい。またこのような形状とすることで、ペ
ッツバール和を小さくし、像面湾曲を減少させる効果も
得ることができる。
【0014】その上で、より高い光学性能を得るために
は、上記の(1)ないし(5)の条件式を満足すること
が望ましいことを見出した。
は、上記の(1)ないし(5)の条件式を満足すること
が望ましいことを見出した。
【0015】条件式(1)は、第1レンズ群のパワーに
関する。第1レンズ群の負レンズは、レンズ全系の視野
角を増大させる役割を持つのみならず、強い正のパワー
を持つ第2レンズ群で発生するアンダーの球面収差、色
収差、像面湾曲を補正する働きも持つ。条件式(1)の
上限を越えるとパワーが強くなりすぎ、負のディストー
ション量が増大しすぎる。下限を越えると、パワーが弱
くなってディストーションの発生を抑えるという点では
好ましいが、同時に視野角が減少してしまうという欠点
が生じ、さらに、第2レンズ群でのアンダーの諸収差を
補正する力がなくなり、良好な結像性能が得られなくな
ってしまう。
関する。第1レンズ群の負レンズは、レンズ全系の視野
角を増大させる役割を持つのみならず、強い正のパワー
を持つ第2レンズ群で発生するアンダーの球面収差、色
収差、像面湾曲を補正する働きも持つ。条件式(1)の
上限を越えるとパワーが強くなりすぎ、負のディストー
ション量が増大しすぎる。下限を越えると、パワーが弱
くなってディストーションの発生を抑えるという点では
好ましいが、同時に視野角が減少してしまうという欠点
が生じ、さらに、第2レンズ群でのアンダーの諸収差を
補正する力がなくなり、良好な結像性能が得られなくな
ってしまう。
【0016】条件式(2)は、第2レンズ群のパワ−に
関する。第2レンズ群は、レンズ全体のなかで唯一正の
パワーを持ち、結像に寄与する群である。つまり、第2
レンズ群は、第1レンズ群の負のパワーを打ち消して、
レンズ系全体を正のパワーとするため強いパワーを持っ
ており、前述の如くアンダーの収差を発生させている。
また条件式(2)は、条件式(1)とともに、レンズ系
全体をコンパクトにする働きをもっている。
関する。第2レンズ群は、レンズ全体のなかで唯一正の
パワーを持ち、結像に寄与する群である。つまり、第2
レンズ群は、第1レンズ群の負のパワーを打ち消して、
レンズ系全体を正のパワーとするため強いパワーを持っ
ており、前述の如くアンダーの収差を発生させている。
また条件式(2)は、条件式(1)とともに、レンズ系
全体をコンパクトにする働きをもっている。
【0017】条件式(2)の上限を越えると、第2群の
パワーは弱くなりすぎ、諸収差の発生量は減少するもの
の、レンズ全長が増大する。かつ第2群のパワーが上限
を越えて弱いと、レンズ全系でのパワーを一定に保つた
めには、第1レンズ群の負のパワーを同時に弱くせざる
を得ず、視野角が減少して内視鏡対物レンズとしての用
をなさない。下限を越えると、パワーが強くなりすぎ
て、特に球面収差、像面湾曲のアンダー量が増大しすぎ
るため、画像のコントラストが低下し、かつ画像全体で
の性能の一様性が保たれない。この点を補正するため
に、第1レンズ群の負のパワーを同時に強くすることも
考えられるが、この場合、さらにディストーションが増
大し好ましくない。
パワーは弱くなりすぎ、諸収差の発生量は減少するもの
の、レンズ全長が増大する。かつ第2群のパワーが上限
を越えて弱いと、レンズ全系でのパワーを一定に保つた
めには、第1レンズ群の負のパワーを同時に弱くせざる
を得ず、視野角が減少して内視鏡対物レンズとしての用
をなさない。下限を越えると、パワーが強くなりすぎ
て、特に球面収差、像面湾曲のアンダー量が増大しすぎ
るため、画像のコントラストが低下し、かつ画像全体で
の性能の一様性が保たれない。この点を補正するため
に、第1レンズ群の負のパワーを同時に強くすることも
考えられるが、この場合、さらにディストーションが増
大し好ましくない。
【0018】条件式(3)は、第3レンズ群のパワーに
関する。第3レンズ群は、ディストーション以外の結像
性能に大きい影響を与えぬよう、第1、第2レンズ群に
比べるとそのパワーが弱くなっている。この条件式
(3)の上限を越えると、第3レンズ群のパワーは強く
なりすぎて非点収差、倍率色収差が増大し、特に軸外光
束の結像性に影響して好ましくない
関する。第3レンズ群は、ディストーション以外の結像
性能に大きい影響を与えぬよう、第1、第2レンズ群に
比べるとそのパワーが弱くなっている。この条件式
(3)の上限を越えると、第3レンズ群のパワーは強く
なりすぎて非点収差、倍率色収差が増大し、特に軸外光
束の結像性に影響して好ましくない
【0019】条件式(4)は、第3レンズ群を負メニス
カスレンズから構成した場合の像側の面の曲率半径に関
する。この条件は、条件式(3)とともに働いてディス
トーションの補正に効果的な役割を演ずる。条件式
(4)を満足するように負メニスカスレンズの像側の面
の曲率半径を決めることにより、軸外主光線の第3レン
ズ群の第1面と第2面における高さに差がつき、従って
屈折角にも差がつくため、第2面において発生する正の
ディストーションで、第1レンズ群で生じる負のディス
トーションを補正することができる。
カスレンズから構成した場合の像側の面の曲率半径に関
する。この条件は、条件式(3)とともに働いてディス
トーションの補正に効果的な役割を演ずる。条件式
(4)を満足するように負メニスカスレンズの像側の面
の曲率半径を決めることにより、軸外主光線の第3レン
ズ群の第1面と第2面における高さに差がつき、従って
屈折角にも差がつくため、第2面において発生する正の
ディストーションで、第1レンズ群で生じる負のディス
トーションを補正することができる。
【0020】条件式(4)の上限を越えると、負メニス
カスレンズの曲率半径が大きくなって、屈折角の差が小
さくなり、このレンズ全体での正のディストーションの
発生量が減り、本発明の目的が達成できなくなる。下限
を越えると、曲率半径が小さくなって正のディストーシ
ョン発生量が増加するという好ましい点もあるが、逆に
加工上の困難さが増大し、さらに、負メニスカス形状の
レンズ周縁部において、像面に位置するファイバーバン
ドル端面や、CCD面との機械的接触のおそれが増え、
好ましくない。
カスレンズの曲率半径が大きくなって、屈折角の差が小
さくなり、このレンズ全体での正のディストーションの
発生量が減り、本発明の目的が達成できなくなる。下限
を越えると、曲率半径が小さくなって正のディストーシ
ョン発生量が増加するという好ましい点もあるが、逆に
加工上の困難さが増大し、さらに、負メニスカス形状の
レンズ周縁部において、像面に位置するファイバーバン
ドル端面や、CCD面との機械的接触のおそれが増え、
好ましくない。
【0021】条件式(5)は、絞り位置から、第3レン
ズ群負メニスカスレンズの像側の面までの距離に関す
る。前述の如く、この面が正のディストーションを発生
させ、第1レンズ群の負のディストーションを打ち消す
役割を持っているので、その効果を大きくするには、こ
の面の位置を絞り位置からなるべく離したほうがよい。
しかし、上限を越えて離すと、前記のようにディストー
ション補正上は有利ではあるが、逆にレンズ全長が増加
し、全体をコンパクトに構成できなくなるという欠点が
生じる。下限を越えると、この面が絞りに近づきすぎ、
ディストーション補正効果が減少してしまう。
ズ群負メニスカスレンズの像側の面までの距離に関す
る。前述の如く、この面が正のディストーションを発生
させ、第1レンズ群の負のディストーションを打ち消す
役割を持っているので、その効果を大きくするには、こ
の面の位置を絞り位置からなるべく離したほうがよい。
しかし、上限を越えて離すと、前記のようにディストー
ション補正上は有利ではあるが、逆にレンズ全長が増加
し、全体をコンパクトに構成できなくなるという欠点が
生じる。下限を越えると、この面が絞りに近づきすぎ、
ディストーション補正効果が減少してしまう。
【0022】また、レンズ全長をなるべく短くし、かつ
レンズ構成枚数を少なくしてコストを下げるためには、
第2レンズ群を、1枚の正レンズからなる第2aサブレ
ンズと、1組の正、負貼り合わせレンズからなる第2b
サブレンズとから構成することが望ましい。
レンズ構成枚数を少なくしてコストを下げるためには、
第2レンズ群を、1枚の正レンズからなる第2aサブレ
ンズと、1組の正、負貼り合わせレンズからなる第2b
サブレンズとから構成することが望ましい。
【0023】さらに、より良好な光学性能を得るために
は、次の条件式をも満足することが好ましい。 (6)−0.75<RA /f<−0.55 (7)0.50<|RB |/f<1.30 (8)1.67<N2 但し、 RA :第2レンズ群中の第2aサブレンズの像側の曲率
半径、 RB :第2bサブレンズ中の貼り合わせ面の曲率半径、 N2 :第2レンズ群中の正レンズの屈折率の平均値、 である。
は、次の条件式をも満足することが好ましい。 (6)−0.75<RA /f<−0.55 (7)0.50<|RB |/f<1.30 (8)1.67<N2 但し、 RA :第2レンズ群中の第2aサブレンズの像側の曲率
半径、 RB :第2bサブレンズ中の貼り合わせ面の曲率半径、 N2 :第2レンズ群中の正レンズの屈折率の平均値、 である。
【0024】条件式(6)は、第2レンズ群中、第2a
サブレンズの像側の面の曲率半径に関する。条件式
(2)を満足し、かつこの条件式(6)を満足すること
によって、第2レンズ群中の第2aサブレンズは、像側
の面の曲率半径が小さい形状となる。このような形状と
することによって、アンダーの球面収差を適度に発生さ
せ、軸上のピント位置をガウス像面よりも若干物体側に
シフトさせ、同じくアンダー傾向となりがちな軸外光束
とのバランスをとることができる。条件式(6)の上限
を越えると、この面の曲率半径は絶対値が小さくなりす
ぎ、すなわち、面パワーが強くなりすぎ、球面収差のア
ンダー量が増大しすぎて軸上、軸外のバランスがとれな
くなると共に非点収差が増加し、用途によっては、要求
される光学性能が得にくい方向となる。下限を越える
と、面パワーが弱くなりすぎて、球面収差のアンダー量
が少なくなり、軸上、軸外のバランスをとることが難し
い方向となる。
サブレンズの像側の面の曲率半径に関する。条件式
(2)を満足し、かつこの条件式(6)を満足すること
によって、第2レンズ群中の第2aサブレンズは、像側
の面の曲率半径が小さい形状となる。このような形状と
することによって、アンダーの球面収差を適度に発生さ
せ、軸上のピント位置をガウス像面よりも若干物体側に
シフトさせ、同じくアンダー傾向となりがちな軸外光束
とのバランスをとることができる。条件式(6)の上限
を越えると、この面の曲率半径は絶対値が小さくなりす
ぎ、すなわち、面パワーが強くなりすぎ、球面収差のア
ンダー量が増大しすぎて軸上、軸外のバランスがとれな
くなると共に非点収差が増加し、用途によっては、要求
される光学性能が得にくい方向となる。下限を越える
と、面パワーが弱くなりすぎて、球面収差のアンダー量
が少なくなり、軸上、軸外のバランスをとることが難し
い方向となる。
【0025】条件式(7)は、第2bサブレンズ中の貼
り合わせ面の曲率半径に関する。この面は軸上色収差、
および倍率色収差のバランスに影響する。上限を越えて
も、下限を越えても、両色収差のバランスを適切にする
ことが難しい方向となり、用途によっては、性能要求を
満たさなくなる。
り合わせ面の曲率半径に関する。この面は軸上色収差、
および倍率色収差のバランスに影響する。上限を越えて
も、下限を越えても、両色収差のバランスを適切にする
ことが難しい方向となり、用途によっては、性能要求を
満たさなくなる。
【0026】条件式(8)は、第2レンズ群中の正レン
ズの屈折率の平均値に関する。第2レンズ群中の正レン
ズを、この条件式のように屈折率の高い硝材から構成す
ることによって、ペッツバール和を小さく抑え、像面湾
曲をより小さくすることができる。この効果と、条件式
(6)で述べた効果を合わせて、画面全体の性能バラン
スをとりやすい方向となる。条件式(8)を外れると、
以上の効果が得にくくなり、画面全体の性能バランスが
とりにくい方向へ向かう。
ズの屈折率の平均値に関する。第2レンズ群中の正レン
ズを、この条件式のように屈折率の高い硝材から構成す
ることによって、ペッツバール和を小さく抑え、像面湾
曲をより小さくすることができる。この効果と、条件式
(6)で述べた効果を合わせて、画面全体の性能バラン
スをとりやすい方向となる。条件式(8)を外れると、
以上の効果が得にくくなり、画面全体の性能バランスが
とりにくい方向へ向かう。
【0027】なお、以上説明した通り、本発明によれ
ば、球面レンズのみの組み合わせでも従来例よりディス
トーションの小さい対物レンズが得られるが、本発明の
基本構成を用いた上で、適宜非球面を用いることによっ
て、さらにディストーションをはじめ諸収差を良好にす
ることも当然可能である。
ば、球面レンズのみの組み合わせでも従来例よりディス
トーションの小さい対物レンズが得られるが、本発明の
基本構成を用いた上で、適宜非球面を用いることによっ
て、さらにディストーションをはじめ諸収差を良好にす
ることも当然可能である。
【0028】以下、具体的な数値実施例について説明す
る。以下の実施例1ないし7は、いずれも、物体側から
順に、負の第1レンズ群11、正の第2レンズ群12、
負メニスカスレンズの第3レンズ群13、及びフィル
タ、カバーガラス等を想定した2枚の平行平面板14か
らなり、正の第2レンズ群12は、1枚の正レンズ12
−1と、1組の正レンズ12−2と負レンズ12−3の
貼り合わせレンズとからなっている。絞りSは、第1レ
ンズ群11と第2レンズ群12の間に位置している。平
行平面板14の厚みや光学定数の違いは光学性能に大き
な影響を与えない。
る。以下の実施例1ないし7は、いずれも、物体側から
順に、負の第1レンズ群11、正の第2レンズ群12、
負メニスカスレンズの第3レンズ群13、及びフィル
タ、カバーガラス等を想定した2枚の平行平面板14か
らなり、正の第2レンズ群12は、1枚の正レンズ12
−1と、1組の正レンズ12−2と負レンズ12−3の
貼り合わせレンズとからなっている。絞りSは、第1レ
ンズ群11と第2レンズ群12の間に位置している。平
行平面板14の厚みや光学定数の違いは光学性能に大き
な影響を与えない。
【0029】[実施例1]図1は、本発明の第1の実施
例のレンズ構成図である。このレンズ系の具体的数値デ
ータを表1に示し、諸収差を図2に示す。諸収差図中、
SAは球面収差、SCは正弦条件、d線、g線、c線
は、それぞれの波長における、球面収差によって示され
る色収差と倍率色収差、Sはサジタル、Mはメリディオ
ナルを示している。
例のレンズ構成図である。このレンズ系の具体的数値デ
ータを表1に示し、諸収差を図2に示す。諸収差図中、
SAは球面収差、SCは正弦条件、d線、g線、c線
は、それぞれの波長における、球面収差によって示され
る色収差と倍率色収差、Sはサジタル、Mはメリディオ
ナルを示している。
【0030】表および図面中、FNO はF ナンバー、f は
焦点距離、M は横倍率、ωは半画角、Y は像高、ri は
レンズ各面の曲率半径、di はレンズ厚もしくはレンズ
間隔、Nはd線の屈折率、νはd線のアッベ数を示す。
焦点距離、M は横倍率、ωは半画角、Y は像高、ri は
レンズ各面の曲率半径、di はレンズ厚もしくはレンズ
間隔、Nはd線の屈折率、νはd線のアッベ数を示す。
【0031】
【表1】
FNO=1:5.6
f=1.69
M=-0.143
ω=54.7 ゜
Y=1.7
面 No. ri di N ν
1 ∞ 0.72 1.88300 40.8
2 1.004 0.05 - -
絞 ∞ 0.02 - -
3 5.325 1.43 1.78650 50.0
4 -1.061 0.06 - -
5 19.642 1.21 1.65160 58.5
6 -1.073 0.30 1.84666 23.9
7 -2.355 0.05 - -
8 3.462 0.30 1.61293 37.0
9 1.657 0.87 - -
10 ∞ 0.50 1.52400 69.0
11 ∞ 1.00 1.53996 59.5
12 ∞ - - -
【0032】[実施例2]図3は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例2のレンズ構成図である。このレンズ系
の具体的数値データを表2に示し、その諸収差を図4に
示す。
レンズの実施例2のレンズ構成図である。このレンズ系
の具体的数値データを表2に示し、その諸収差を図4に
示す。
【0033】
【表2】
FNO=1:5.6
f=1.67
M=-0.135
ω=54.2 ゜
Y=1.7
面 No. ri di N ν
1 ∞ 1.89 1.88300 40.8
2 1.141 0.06 - -
絞 ∞ 0.02 - -
3 6.587 1.28 1.73520 41.1
4 -1.092 0.05 - -
5 7.305 0.30 1.80518 25.4
6 1.384 0.95 1.74100 52.7
7 -3.099 0.05 - -
8 2.715 0.30 1.74077 27.8
9 1.478 0.82 - -
10 ∞ 0.50 1.52400 69.0
11 ∞ 1.00 1.53996 59.5
12 ∞ - - -
【0034】[実施例3]図5は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例3のレンズ構成図である。このレンズ系
の具体的数値データを表3に示し、その諸収差を図6に
示す。
レンズの実施例3のレンズ構成図である。このレンズ系
の具体的数値データを表3に示し、その諸収差を図6に
示す。
【0035】
【表3】
FNO=1:5.6
f=1.69
M=-0.140
ω=54.0 ゜
Y=1.7
面 No. ri di N ν
1 ∞ 1.35 1.88300 40.8
2 1.407 0.07 - -
絞 ∞ 0.02 - -
3 ∞ 1.27 1.77250 49.6
4 -1.158 0.05 - -
5 7.916 0.30 1.80518 25.4
6 1.720 0.91 1.72916 54.7
7 -2.782 0.05 - -
8 2.841 0.30 1.75550 25.1
9 1.497 0.83 - -
10 ∞ 0.50 1.52400 69.0
11 ∞ 1.00 1.53996 59.5
12 ∞ - - -
【0036】[実施例4]図7は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例4のレンズ構成図である。このレンズ系
の具体的数値データを表4に示し、その諸収差を図8に
示す。
レンズの実施例4のレンズ構成図である。このレンズ系
の具体的数値データを表4に示し、その諸収差を図8に
示す。
【0037】
【表4】
FNO=1:5.6
f=1.68
M=-0.139
ω=53.8 ゜
Y=1.7
面 No. ri di N ν
1 ∞ 1.47 1.88300 40.8
2 1.399 0.07 - -
絞 ∞ 0.02 - -
3 ∞ 1.26 1.77250 49.6
4 -1.141 0.05 - -
5 8.039 0.30 1.80518 25.4
6 1.682 0.91 1.72916 54.7
7 -2.799 0.05 - -
8 2.908 0.30 1.75520 27.5
9 1.504 0.82 - -
10 ∞ 0.50 1.52400 69.0
11 ∞ 1.00 1.53996 59.5
12 ∞ - - -
【0038】[実施例5]図9は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例5のレンズ構成図である。このレンズ系
の具体的数値データを表5に示し、その諸収差を図10
に示す。
レンズの実施例5のレンズ構成図である。このレンズ系
の具体的数値データを表5に示し、その諸収差を図10
に示す。
【0039】
【表5】
FNO=1:5.6
f=1.63
M=-0.134
ω=53.3 ゜
Y=1.7
面 No. ri di N ν
1 ∞ 1.52 1.88300 40.8
2 1.066 0.10 - -
絞 ∞ 0.02 - -
3 7.378 1.06 1.77250 49.6
4 -1.050 0.05 - -
5 16.536 0.30 1.80518 25.4
6 1.567 0.83 1.72916 54.7
7 -2.531 0.05 - -
8 2.348 0.37 1.75520 27.5
9 1.333 0.78 - -
10 ∞ 0.50 1.52400 69.0
11 ∞ 1.00 1.53996 59.5
12 ∞ - - -
【0040】[実施例6]図11は、本発明の内視鏡対
物レンズの実施例6のレンズ構成図である。このレンズ
系の具体的数値データを表6に示し、その諸収差を図1
2に示す。
物レンズの実施例6のレンズ構成図である。このレンズ
系の具体的数値データを表6に示し、その諸収差を図1
2に示す。
【0041】
【表6】
FNO=1:5.6
f=1.77
M=-0.148
ω=49.9 ゜
Y=1.6
面 No. ri di N ν
1 ∞ 1.55 1.88300 40.8
2 1.892 0.05 - -
絞 ∞ 0.02 - -
3 ∞ 1.33 1.77250 49.6
4 -1.122 0.05 - -
5 20.684 0.30 1.80518 25.4
6 1.418 0.65 1.72916 54.7
7 -29.304 0.05 - -
8 1.647 0.48 1.75520 27.5
9 1.419 0.70 - -
10 ∞ 0.50 1.52400 69.0
11 ∞ 1.00 1.53996 59.5
12 ∞ - - -
【0042】[実施例7]図13は、本発明の内視鏡対
物レンズの実施例7のレンズ構成図である。このレンズ
系の具体的数値データを表7に示し、その諸収差を図1
4に示す。
物レンズの実施例7のレンズ構成図である。このレンズ
系の具体的数値データを表7に示し、その諸収差を図1
4に示す。
【0043】
【表7】
FNO=1:5.6
f=1.75
M=-0.145
ω=49.7 ゜
Y=1.6
面 No. ri di N ν
1 ∞ 1.50 1.88300 40.8
2 1.331 0.05 - -
絞 ∞ 0.02 - -
3 7.143 1.31 1.77250 49.6
4 -1.085 0.13 - -
5 -43.866 0.32 1.80518 25.4
6 1.591 0.59 1.72916 54.7
7 -6.830 0.05 - -
8 1.651 0.49 1.75520 27.5
9 1.366 0.80 - -
10 ∞ 0.50 1.52400 69.0
11 ∞ 1.00 1.53996 59.5
12 ∞ - - -
【0044】次に、実施例1ないし7の各条件式(1)
ないし(5)に対応する値を表8に示す。
ないし(5)に対応する値を表8に示す。
【表8】
条件式(1)条件式(2)条件式(3)条件式(4)条件式(5)
実施例1 -0.671 0.717 -3.267 0.978 1.978
実施例2 -0.775 0.692 -2.928 0.886 1.763
実施例3 -0.947 0.700 -2.750 0.888 1.715
実施例4 -0.941 0.696 -2.698 0.893 1.704
実施例5 -0.740 0.674 -2.969 0.817 1.631
実施例6 -1.209 0.812 -90.3 0.801 1.614
実施例7 -0.864 0.751 -22.9 0.783 1.656
【0045】表8から明かなように、実施例1ないし実
施例7の数値は、いずれも条件式(1)ないし(5)を
満足している。また、本発明の内視鏡対物レンズは、倍
率色収差が小さく、他の収差も比較的よく補正されてい
る。
施例7の数値は、いずれも条件式(1)ないし(5)を
満足している。また、本発明の内視鏡対物レンズは、倍
率色収差が小さく、他の収差も比較的よく補正されてい
る。
【0046】さらに、実施例1ないし7の各条件式
(6)ないし(8)に対応する値を表9に示す。
(6)ないし(8)に対応する値を表9に示す。
【表9】
【0047】表9から明かなように、実施例1ないし実
施例7の数値は、いずれも条件式(6)ないし(8)も
満足している。
施例7の数値は、いずれも条件式(6)ないし(8)も
満足している。
【0048】
【発明の効果】本発明の内視鏡対物レンズは、球面レン
ズのみでもディストーションを軽減でき、安い製造コス
トで、ディストーションの小さい内視鏡対物レンズが得
られる。
ズのみでもディストーションを軽減でき、安い製造コス
トで、ディストーションの小さい内視鏡対物レンズが得
られる。
【図1】本発明による内視鏡対物レンズの第1の実施例
を示すレンズ構成図である。
を示すレンズ構成図である。
【図2】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図3】本発明による内視鏡対物レンズの第2の実施例
を示すレンズ構成図である。
を示すレンズ構成図である。
【図4】図3のレンズ系の諸収差図である。
【図5】本発明による内視鏡対物レンズの第3の実施例
を示すレンズ構成図である。
を示すレンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】本発明による内視鏡対物レンズの第4の実施例
を示すレンズ構成図である。
を示すレンズ構成図である。
【図8】図7のレンズ系の諸収差図である。
【図9】本発明による内視鏡対物レンズの第5の実施例
を示すレンズ構成図である。
を示すレンズ構成図である。
【図10】図9のレンズ系の諸収差図である。
【図11】本発明による内視鏡対物レンズの第6の実施
例を示すレンズ構成図である。
例を示すレンズ構成図である。
【図12】図11のレンズ系の諸収差図である。
【図13】本発明による内視鏡対物レンズの第7の実施
例を示すレンズ構成図である。
例を示すレンズ構成図である。
【図14】図13のレンズ系の諸収差図である。
11 第1レンズ群
12 第2レンズ群
13 第3レンズ群
S 絞り
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G02B 13/04
Claims (4)
- 【請求項1】 物体側から順に、1枚の負レンズからな
る第1レンズ群と;正のパワーを持つ第2レンズ群と;
負のパワーを持つ第3レンズ群と;第1レンズ群と第2
レンズ群との間に設けた開口絞りと;から構成されてお
り、 以下の条件式(1)ないし(3)を満たすことを特徴と
する 内視鏡対物レンズ。(1)−1.4<f 1 /f<−0.5 (2)0.55<f 2 /f<0.85 (3)f 3 /f<−2.0 但し、 f:レンズ全系の焦点距離、 f 1 :第1レンズ群の焦点距離、 f 2 :第2レンズ群の焦点距離、 f 3 :第3レンズ群の焦点距離。 - 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡対物レンズ におい
て、第2レンズ群が、1枚の正レンズ;及び、1組の正
レンズと負レンズの貼り合わせレンズ;からなっている
内視鏡対物レンズ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の内視鏡対物レン
ズ において、第3レンズ群が、物体側に凸面を向けた負
メニスカスレンズからなっている内視鏡対物レンズ。 - 【請求項4】 請求項3記載の内視鏡対物レンズ におい
て、さらに以下の条件式(4)及び(5)を満足する内
視鏡対物レンズ。 (4)0.7<RL /f<1.2 (5)1.2<LA /f<2.5 但し、 RL :負メニスカスレンズの像側の面の曲率半径、 LA :絞り位置から負メニスカスレンズの像側の面まで
の距離。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00650295A JP3426378B2 (ja) | 1994-01-27 | 1995-01-19 | 内視鏡対物レンズ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-7911 | 1994-01-27 | ||
JP791194 | 1994-01-27 | ||
JP00650295A JP3426378B2 (ja) | 1994-01-27 | 1995-01-19 | 内視鏡対物レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07253535A JPH07253535A (ja) | 1995-10-03 |
JP3426378B2 true JP3426378B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=26340665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00650295A Expired - Fee Related JP3426378B2 (ja) | 1994-01-27 | 1995-01-19 | 内視鏡対物レンズ |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3426378B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102015219212A1 (de) | 2014-12-22 | 2016-06-23 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Linseneinheit für Endoskop und damit ausgerüstetes Endoskop |
CN106154500A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-11-23 | 广东弘景光电科技股份有限公司 | 低成本大广角高清光学系统及其应用的镜头 |
US9826890B2 (en) | 2014-02-27 | 2017-11-28 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Endoscope and manufacturing method of endoscope |
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---|---|---|---|---|
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WO2012132456A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | 富士フイルム株式会社 | 撮像レンズおよび撮像装置 |
TWI601994B (zh) | 2015-12-15 | 2017-10-11 | 大立光電股份有限公司 | 取像用光學鏡頭組、取像裝置及電子裝置 |
CN110361853B (zh) * | 2019-08-16 | 2021-08-20 | 诚瑞光学(常州)股份有限公司 | 摄像光学镜头 |
CN116974057B (zh) * | 2023-09-22 | 2023-12-08 | 上海树突精密仪器有限公司 | 一种生物体成像系统与光学检测设备 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP00650295A patent/JP3426378B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9826890B2 (en) | 2014-02-27 | 2017-11-28 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Endoscope and manufacturing method of endoscope |
US10368727B2 (en) | 2014-02-27 | 2019-08-06 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Endoscope and manufacturing method of endoscope |
DE102015219212A1 (de) | 2014-12-22 | 2016-06-23 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Linseneinheit für Endoskop und damit ausgerüstetes Endoskop |
DE102015219212B4 (de) | 2014-12-22 | 2022-10-06 | Panasonic I-Pro Sensing Solutions Co., Ltd. | Linseneinheit für Endoskop und damit ausgerüstetes Endoskop |
CN106154500A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-11-23 | 广东弘景光电科技股份有限公司 | 低成本大广角高清光学系统及其应用的镜头 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07253535A (ja) | 1995-10-03 |
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