JPH06324264A - 広角レンズ - Google Patents

広角レンズ

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JPH06324264A
JPH06324264A JP5111289A JP11128993A JPH06324264A JP H06324264 A JPH06324264 A JP H06324264A JP 5111289 A JP5111289 A JP 5111289A JP 11128993 A JP11128993 A JP 11128993A JP H06324264 A JPH06324264 A JP H06324264A
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lens
lens group
refractive power
component
negative
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JP5111289A
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Motoyuki Otake
基之 大竹
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】写真用対物レンズに関するものであり、特に画
角が70゜以上を包括する広角レンズに関するものであ
る。 【構成】絞りを挟んで、その物体側に配置された第1レ
ンズ群と像側に配置された第2レンズ群とを有し、前記
第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レン
ズ成分と正屈折力の第2レンズ成分とから構成され、前
記第2レンズ群は、正屈折力の第3レンズ成分と負屈折
力の第4レンズ成分とから構成され、フォーカシングに
際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群は、光軸
上を物体側に移動し、かつ各レンズ群が光軸上を移動す
る移動量が各々異なる構成にしたものである。そして、
更に諸条件を満足する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真用対物レンズに関
するもので、特に画角が70゜以上を包括する広角レン
ズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、絞りを挟んだ屈折力配分が対
称な構成の対称型レンズとして、例えば、ガウスタイプ
のような正負正の対称型レンズや、ビオゴンタイプやア
ビオゴンタイプのような負正負の対称型レンズが知られ
ている。このような対称型レンズは、一般的に歪曲収差
及び色収差の補正の上で有利であり、また、レンズ系全
体を繰り出して合焦を行う、いわゆる全体繰り出し方式
を用いた場合、軸外収差の変動をある程度抑制すること
ができる。
【0003】更に、前述した正負正の対称型レンズの場
合は、明るさには有利であるが、広い画角を包括するこ
とができず、逆に、前述した負正負の対称型レンズの場
合は、広い画角を包括することを可能であるが、明るく
することが困難であるという欠点を有していた。そこ
で、負正負の対称型レンズにおいて、上記のような欠点
を克服した例として、特開昭54−70826号公報が
挙げられる。ここには、絞りを挟んだ屈折力配分の対称
性を崩し、負レンズ成分と正レンズ成分との空気間隔
と、正レンズ成分と像側の負レンズ成分との各々空気間
隔を広げる構成にしたことにより、広い画角を包括し、
より明るくすることを可能にしたレンズ系が示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対称型レン
ズとして、屈折力配分が正負正と負正負の構成があると
前述した。以下に、各々の説明を行う。正負正の対称型
レンズは、絞りから離れたレンズ成分を通過する軸外光
束が、光軸から離れた位置を通過するため、広角化を図
る場合、前玉有効径や後玉有効径が大きくなってしまう
ことから、光学系の大型化を招いてしまう。従って、広
角化を図る場合は、負正負の対称型レンズが望ましい。
【0005】また、ビオゴンタイプやアビオゴンタイプ
のような負正負の対称型レンズは、前述のように広い画
角を包括することを可能とするが、レンズ系の全厚(レ
ンズの最も物体側の面から最も像側の面までの厚さ)が
大きいことや、レンズの明るさを明るくできないという
欠点を有していた。ところが、特開昭54−70826
号公報に開示されたレンズ系は、前述したように各レン
ズ群の空気間隔を広げたことから、負正負の対称型レン
ズでありながらもFナンバーが明るい光学系に構成され
ている。しかしながら、空気間隔が大きいためレンズ系
の全厚が大きくなり、絞りより離れたレンズ成分を通過
する光線の高さが光軸より離れてしまうため、各レンズ
の有効径も大型化してしまう等の欠点を有していた。
【0006】このように、対称型レンズで広角化を図
れ、明るく、かつコンパクトであるという条件を満足す
る光学系を提供することは困難であった。更に、特開昭
54−70826号公報に開示されているように、光学
系を明るくするために、負正負の対称型レンズの屈折力
配置の対称性が大きく崩れた光学系に、レンズ系全体を
繰り出して合焦を行う全体繰り出し方式を用いた場合、
軸外収差の変動が大きくなるという問題点があった。
【0007】本発明は、以上のような従来の問題点を解
決し、フォーカシングによる軸外収差の変動が少ない、
コンパクトで明るい広画角を包括する広角レンズを提供
するものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】以上の問題点を解決す
るために、本発明は、絞りを挟んで、その物体側に配置
された第1レンズ群と像側に配置された第2レンズ群と
を有し、前記第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折
力の第1レンズ成分と正屈折力の第2レンズ成分とから
構成され、前記第2レンズ群は、正屈折力の第3レンズ
成分と負屈折力の第4レンズ成分とから構成され、フォ
ーカシングに際して、前記第1レンズ群と前記第2レン
ズ群は、光軸上を物体側に移動し、かつ各レンズ群が光
軸上を移動する移動量が各々異なる構成にしたものであ
る。そして、上記構成において、本発明の第2レンズ群
中第3レンズ成分は、少なくとも1枚の正レンズと1枚
の負レンズを有する構成であり、以下の条件式(1)を
満足するものである。 (1) 0 < Δ・ψ/(ψa−ψb) < 0.2 但し、 ψa :前記第1レンズ群の屈折力、 ψb :前記第2レンズ群の屈折力、 ψ :レンズ系全体の屈折力、 Δ :フォーカシング時の第1レンズ群の移動量をδ
1、第2レンズ群の移動量をδ2とするとき、以下の式
で定義される量、 Δ=(δ1−δ2)/δ2 である。更に、第1レンズ成分の屈折力をψ1、レンズ
系全体の屈折力をψとしたとき、以下の条件式(2)を
満足する構成である。 (2) 0.3 < |ψ1/ψ| < 0.95
【0009】
【作用】本発明は、上記のような構成を有するものであ
り、全体として負正負の屈折力配置になっている。絞り
より離れた位置に配置された第1レンズ群中の負屈折力
成分の第1レンズ成分と第2レンズ群中の負屈折力成分
の第4レンズ成分は、像面湾曲及び非点収差を十分補正
するために、絞りに対してそれぞれ凹面を向けた負メニ
スカスレンズにしている。負メニスカスレンズを用いる
ことで、より広角化を図り、周辺光量を増大させる作用
を持たせている。
【0010】本発明は、第1レンズ群と第2レンズ群と
で、軸上収差の補正と軸外収差の補正とを分担させてい
る。その分担を具体的に示せば、以下の2通りである。 (a) 広角化を図りつつ、第1レンズ群の屈折力を正
に小さくして、第1レンズ群で軸外収差を良好に補正
し、第2レンズ群の屈折力を正に大きくして、第2レン
ズ群中の正レンズ成分を2つのレンズ成分に分割して、
第2レンズ群で軸上収差を良好に補正し、かつ明るくす
る。 (b) 広角化を図りつつ、第2レンズ群の屈折力を正
に小さくして、第2レンズ群で軸外収差を良好に補正
し、第1レンズ群の屈折力を正に大きくして、第1レン
ズ群中の正レンズ成分を2つのレンズ成分に分割して、
第1レンズ群で軸上収差を良好に補正し、かつ明るくす
る。
【0011】本発明においては、上記(a),(b)の
ように、絞りSを挟んだ前後のレンズ群で、軸上収差の
補正と軸外収差の補正を分担させて、光学系を明るくす
ることを可能にしているが、これに伴って、絞りを挟ん
だ屈折力の対称性が崩れてしまった。このため、全体繰
り出し方式を用いてフォーカシングを行った場合、軸外
収差の変動を良好に抑えることができなくなってしま
う。
【0012】そこで、絞りを挟んだ屈折力配分が不対称
である以下に示す2通りの光学系について、全体繰り出
し方式でフォーカシングを行った場合の軸外収差の変動
について考えてみる。 (I)レトロフォーカスタイプ (II)テレフォトタイプ 上記(I)の場合、絞りを挟んだ屈折力配置が負正であ
り、瞳倍率が1を越えるため、物体位置が無限遠状態か
ら近距離に移動したとき、正の非点収差が発生する。
【0013】上記(II)の場合、絞りを挟んだ屈折力配
置が正負であり、瞳倍率が1より小さいため、物体位置
が無限遠状態から近距離に移動したとき、負の非点収差
が発生する。本発明において、全体繰り出しによるフォ
ーカシングを行った時、前記(a)の構成は、上記
(I)に対応し、物体位置が無限遠状態から近距離に移
動したとき、正の非点収差が発生してしまう。松居吉哉
著「レンズ設計法」の3次収差係数の定義に基づけ
ば、第2レンズ群の3次収差係数IIIは、正(+)を示
しているため、第1レンズ群の繰り出し量に対して第2
レンズ群の繰り出し量を小さくすれば、正の非点収差を
良好に抑えることが出来、フォーカシングに際して発生
する軸外収差の変動を抑えることが出来る。
【0014】逆に、前記(b)の構成は、上記(II)に
対応し、物体位置が無限遠状態から近距離に移動したと
き、負の非点収差が発生してしまう。このとき、第2レ
ンズ群の3次収差係数IIIは、負(−)を示しているた
め、第1レンズ群の繰り出し量に対して第2レンズ群の
繰り出し量を大きくすれば、フォーカシングに際して発
生する軸外収差の変動を緩和させることが出来る。
【0015】以上のように、本発明は、フォーカシング
に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の繰り出し量を、
それぞれ異なるようにする所謂フローティング方式を用
いてフォーカシングを行うことで、フォーカシングによ
る軸外収差の変動を良好に抑えることを可能にしてい
る。本発明においては、上記構成と共に以下の条件式
(1)及び(2)を満足することが望ましい。 (1) 0 < Δ・ψ/(ψa−ψb) <
0.2 (2) 0.3 < |ψ1/ψ| < 0.95 但し、 ψa :前記第1レンズ群の屈折力、 ψb :前記第2レンズ群の屈折力、 ψ :レンズ系全体の屈折力、 Δ :フォーカシング時の第1レンズ群の移動量をδ
1、第2レンズ群の移動量をδ2とするとき、以下の式
で定義される量、 Δ=(δ1−δ2)/δ2 ψ1 :第1レンズ成分の屈折力、 である。
【0016】条件式(1)は、近距離合焦における収差
変動を極めて良好に抑えるための条件である。条件式
(1)の上限値を上回ると、フォーカシングによる軸外
収差の変動の補正が過剰となってしまう。逆に、下限値
を下回った場合、フォーカシングによる軸外収差の変動
の補正が不足してしまう。従って、この条件範囲を満足
することが好ましい。
【0017】条件式(2)は、全長の小型化と前玉有効
径とのバランスを図るための条件である。条件式(2)
の上限値を上回った場合、第1レンズ成分の屈折力が負
に大きくなるため、発散作用が強くなり、バックフォー
カスが大きくなりすぎてしまう。逆に、下限値を下回っ
た場合、第1レンズ成分の屈折力が負に小さくなり、第
1レンズ成分中を通過する軸外光線の高さが光軸から離
れてしまい、周辺光量を得ようとすると前玉有効径が大
きくなってしまい、光学系の大型化につながり好ましく
ない。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の屈折力配置を模式的に示し
た図であり、図1(a)は物体位置が無限遠の状態にあ
る場合の屈折力配置を示すものであり、図1(b)は、
物体位置が近距離の状態にある場合の屈折力配置を示す
ものである。図1には、物体位置が無限遠から近距離へ
移動するに伴って、第1レンズ群G1 と第2レンズ群G
2 とが物体側に移動していることが示されている。
【0019】図2は、第1実施例〜第4実施例のレンズ
構成を示すレンズ構成図である。物体側より順に、物体
側に凸面を向けた1枚の負メニスカスレンズの第1レン
ズ成分L1 と、両凸レンズと両凹レンズとの貼り合せか
らなり全体として物体側に凸面を向けた正屈折力の接合
レンズの第2レンズ成分L2 と、像側により強い凸面を
向けた両凸レンズと両凹レンズとの貼り合せからなり全
体として物体側に凸面を向けた正屈折力の接合レンズ成
分L31と像側に凹面を向けた正レンズ成分L32とからな
る第3レンズ成分L3 と、像側に凸面を向けた1枚の負
メニスカスレンズの第4レンズ成分L4 とにより構成さ
れ、第2レンズ成分L2 と第3レンズ成分L3 との間に
絞りSを配置した構成である。
【0020】以下に本発明の各実施例の諸元値を掲げ
る。実施例の諸元表中における左端の数字は、物体側か
らの順序を表し、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ
面間隔、屈折率n及びアッベ数νはd線(λ=587.6nm)
に対する値である。 〔第1実施例〕
【0021】
【表1】 第1実施例の諸元の値 f=28.6 FNO=2.88 2 ω=74.0゜ 以下に、撮影距離が無限遠(∞)と近距離(300mm)の場
合における間隔の変化を示す。
【0022】
【表2】撮影距離 無限遠 300mm d6 3.000 2.651 Bf 21.891 25.382 以下に、条件対応値を示す。 (1)Δ・(ψa−ψb)/ψ = 0.071 (2)|ψ1/ψ|=0.851 〔第2実施例〕
【0023】
【表3】 第2実施例の諸元の値 f=28.9 FNO=2.88 2ω=73.8゜ 以下に、撮影距離が無限遠(∞)と近距離(300mm)の場
合における間隔の変化を示す。
【0024】
【表4】 撮影距離 無限遠 300mm d5 2.600 2.369 Bf 21.940 24.832 以下に、条件対応値を示す。 (1)Δ・ψ/(ψa−ψb) = 0.061 (2)|ψ1/ψ|=0.811 〔第3実施例〕
【0025】
【表5】 第3実施例の諸元値 f=28.9 FNO=2.88 2 ω=73.8゜ 以下に、撮影距離が無限遠(∞)と近距離(300mm)の場
合における間隔の変化を示す。
【0026】
【表6】 撮影距離 無限遠 300mm d5 1.650 1.545 Bf 20.514 24.033 以下に、条件対応値を示す。 (1)Δ・ψ/(ψa−ψb) = 0.022 (2)|ψ1/ψ|=0.447 〔第4実施例〕
【0027】
【表7】 第4実施例の諸元値 f=28.9 FNO=2.88 2 ω=73.8゜ 以下に、撮影距離が無限遠(∞)と近距離(300mm)の場
合における間隔の変化を示す。
【0028】
【表8】 撮影距離 無限遠 300mm d5 2.600 2.427 Bf 20.830 25.727 以下に、条件対応値を示す。 (1)Δ・(ψa−ψb)/ψ = 0.046 (2)|ψ1/ψ|=0.726 〔第5実施例〕図7は、第5実施例のレンズ構成を示す
レンズ構成図である。
【0029】物体側より順に、物体側に凸面を向けた1
枚の負メニスカスレンズの第1レンズ成分L1 と、物体
側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズのL21と像側
に強い凹面を向けた両凹レンズと物体側に強い凸面を向
けた両凸レンズとの貼り合せからなり全体として正レン
ズ成分L22とからなる第2レンズ成分L2 と、両凹レン
ズと両凸レンズとの貼り合せからなり全体として像側に
凸面を向けた正屈折力の第3レンズ成分L3 と、像側に
凸面を向けた1枚の負メニスカスレンズの第4レンズ成
分L4 とにより構成され、第2レンズ成分L2 と第3レ
ンズ成分L3 との間に絞りSを配置した構成である。
【0030】以下に本発明の第5実施例の諸元値を掲げ
る。実施例の諸元表中における左端の数字は、物体側か
らの順序を表し、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ
面間隔、屈折率n及びアッベ数νはd線(λ=587.6nm)
に対する値である。
【0031】
【表9】第5実施例の諸元の値 f=28.9 FNO=2.88 2 ω=73.8゜ 以下に、撮影距離が無限遠(∞)と近距離(300mm)の場
合における間隔の変化を示す。
【0032】
【表10】撮影距離 無限遠 300mm d7 1.350 1.492 Bf 18.460 21.287 以下に、条件対応値を示す。 (1)Δ・(ψa−ψb)/ψ = 0.012 (2)|ψ1/ψ|=0.489 第1実施例より第5実施例の諸収差図を図3,図4,図
5,図6及び図8に示す。各諸収差図中の図(a)は、
各実施例における無限遠状態における収差図を示し、図
(b)は、各実施例における近距離状態(撮影距離=3
00mm)における収差図を示す。そして、図9は、第
1実施例の近距離状態(撮影距離300mm)において
全体繰り出し方式でフォーカシングを行ったときの諸収
差図を示している。
【0033】各収差図において、dはd線に対する収差
をgはg線に対する収差を示しており、Mはメリディオ
ナル像面、Sはサジタル像面を示している。図3〜図6
及び図8の各収差図と図9とを比較すれば、本発明のよ
うにフローティング方式を用いることにより、各実施例
が共に良好に収差が補正されていることが明らかであ
る。
【0034】尚、本発明の第1実施例〜第5実施例にお
いて、第1レンズ成分L1 または第4レンズ成分L4
非球面を導入することで、更に非点収差や像面湾曲を良
好に補正し、広角化を図ることが可能である。また、第
2レンズ成分L2 または第3レンズ成分L3 にも非球面
を導入することで、更に球面収差を補正し、大口径化す
ることが可能であるのは、一般的な非球面レンズの使用
方法から言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、コンパク
トで高性能なF2.8程度の明るい広角レンズを実現す
ることができる。また、本発明は35mm判カメラに限定
されるものではなく、大判カメラ用レンズ等にも使用が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における屈折力配置を模式的
に示す模式図。
【図2】本発明の第1実施例〜第4実施例のレンズ構成
図。
【図3】本発明の第1実施例の無限遠状態と近距離状態
(撮影距離300mm)の各々の諸収差を示す諸収差図。
【図4】本発明の第2実施例の無限遠状態と近距離状態
(撮影距離300mm)の各々の諸収差を示す諸収差図。
【図5】本発明の第3実施例の無限遠状態と近距離状態
(撮影距離300mm)の各々の諸収差を示す諸収差図。
【図6】本発明の第4実施例の無限遠状態と近距離状態
(撮影距離300mm)の各々の諸収差を示す諸収差図。
【図7】本発明の第5実施例のレンズ構成図。
【図8】本発明の第5実施例の無限遠状態と近距離状態
(撮影距離300mm)の各々の諸収差を示す諸収差図。
【図9】本発明の第1実施例の近距離状態(撮影距離30
0mm)において全体繰り出し方式でフォーカシングを行っ
たときの収差図を示している。
【符号の説明】
1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 S 絞り L1 第1レンズ成分 L2 第2レンズ成分 L3 第3レンズ成分 L4 第4レンズ成分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞りを挟んで、その物体側に配置された
    第1レンズ群と像側に配置された第2レンズ群とを有
    し、前記第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の
    第1レンズ成分と正屈折力の第2レンズ成分とから構成
    され、前記第2レンズ群は、正屈折力の第3レンズ成分
    と負屈折力の第4レンズ成分とから構成され、フォーカ
    シングに際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群
    は、光軸上を物体側に移動し、かつ各レンズ群が光軸上
    を移動する移動量が各々異なることを特徴とする広角レ
    ンズ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の広角レンズにおいて、前
    記第2レンズ群中第3レンズ成分は、少なくとも1枚の
    正レンズと1枚の負レンズを有する構成で、かつ以下の
    条件式を満足することを特徴とする広角レンズ。 0 < Δ・ψ/(ψa−ψb) < 0.2 但し、 ψa :前記第1レンズ群の屈折力、 ψb :前記第2レンズ群の屈折力、 ψ :レンズ系全体の屈折力、 Δ :フォーカシング時の第1レンズ群の移動量をδ
    1、第2レンズ群の移動量をδ2とするとき、以下の式
    で定義される量、 Δ=(δ1−δ2)/δ2 である。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の広角レンズにおいて、前
    記第1レンズ成分の屈折力をψ1、レンズ系全体の屈折
    力をψとしたとき、さらに以下の条件式を満足すること
    を特徴とする広角レンズ。 0.3 < |ψ1/ψ| < 0.95
JP5111289A 1991-11-13 1993-05-13 広角レンズ Pending JPH06324264A (ja)

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