JP2706946B2 - 前絞り投影レンズ - Google Patents

前絞り投影レンズ

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JP2706946B2
JP2706946B2 JP63140110A JP14011088A JP2706946B2 JP 2706946 B2 JP2706946 B2 JP 2706946B2 JP 63140110 A JP63140110 A JP 63140110A JP 14011088 A JP14011088 A JP 14011088A JP 2706946 B2 JP2706946 B2 JP 2706946B2
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哲也 阿部
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばシルクスクリーン原板、フィル
ム、チャート等の像をスクリーンに拡大投影するプロジ
ェクターに用いる投影レンズに関するものであり、より
詳細には絞り若しくは入射瞳がレンズ系よりもスクリー
ン側に位置する前絞り投影レンズに関するものである。
[従来の技術] 従来の投影レンズは、絞り若しくは入射瞳をレンズ系
内に持つものが一般的である。
しかしながら、投影機本体の構造、照明系等の制約に
よって絞り若しくは入射瞳をレンズ系よりもスクリーン
側へ設けなくてはならない場合がある。このような場
合、従来の投影レンズでは軸外からの光に対してコマ収
差、像面湾曲等を抑えることができず、また、周辺光量
が不足するという問題が発生する。
[発明の目的] この発明は、Fナンバー1:3.5程度、半画角14゜程度
を含み、絞り若しくは入射瞳をレンズ系よりもスクリー
ン側に位置させ、しかも周辺まで高い結像性能を有し、
かつ周辺光量をほぼ100%に保つことができる投影レン
ズを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1の前絞り投影レンズは、像が投影されるスク
リーン側より順に前記スクリーンに凸面を向けた正の第
1レンズ、両凹の負の第2レンズ、入射側に凸面を向け
た正のメニスカスレンズである第3レンズ、正の第4レ
ンズの4群4枚から構成され、 0.40<f1/f<0.55 −0.40<f2/f<−0.20 n2>1.70 (n3+n4)/2>1.78 ν<30.0 ν−ν>20.0 但し、 f :全系の焦点距離 fi :第iレンズの焦点距離 ni :第iレンズの屈折率 νi:第iレンズのアッベ数 の各条件を満たすことを特徴とする。
条件は軸上色収差の補正及び像面の平坦化のため
の条件である。軸上色収差、像面湾曲、その他の諸収差
を小さく抑えるためには、第1、第2レンズのパワー配
分を適切に設定する必要がある。
条件の下限を下回ると、第1レンズの正のパワーが
増大し、これを補正するために第2レンズの負のパワー
を増大させなければならないためペッツバール和が負に
大きくなり過ぎ、球面収差、その他の高次収差が補正過
剰で残存して結像性能が悪化する。同様に条件の上限
を越えると、第2レンズの負のパワーが減少し、ペッツ
バール和が正に過大となって像面湾曲が補正しきれなく
なる。
条件の下限を下回ると、ペッツバール和が正に過大
となり、また条件の上限を越えるとペッツバール和が
負に過大となる。
条件は、条件によって定められた第2レンズのパ
ワー配分に対し、第2レンズの屈折率を適正に定めるこ
とにより、球面収差、コマ収差の発生を抑えるための条
件である。条件の下限を下回ると第2レンズの各面の
曲率半径が小さくなり過ぎ、球面収差、コマ収差が過度
に発生する。
条件は、像面の平坦化のための条件であり、正の第
3、第4レンズの屈折率を高めることにより、ペッツバ
ール和を小さく保つためのものである。条件の下限を
下回るとペッツバール和が正に過大となる。
条件は、色収差補正のための条件である。条件
は3枚の正レンズに対し、1枚の負レンズで色収差補正
するための条件であり、条件の上限を越えると色収差
を補正しきれなくなる。更に、大きな正負のパワー配分
を持つ第1、第2レンズのアッベ数の差を条件のよう
に設定することが色収差補正の要件となる。条件の下
限を下回ると色収差の補正が過剰となる。
以上〜の条件を満たすことにより、色収差、像面
湾曲等を良好に補正することができるが、他の諸収差を
抑えるためには以下の〜の条件をも満たすことが好
ましい。
すなわち請求項2の投影レンズは、上記の条件に加え
て、 −0.20<r1/r2≦0.00 −1.00<r3/f<−0.40 1.00<r5/r6<2.00 0.65<r7/f<0.90 但し、 ri:スクリーン側から第i番目の面の曲率半径の各条件
を満たすことを特徴とする。
条件は球面収差を良好に補正するための条件であ
る。条件は条件でパワー配分を決められた第1レン
ズにおいて、その第1、第2面の曲率半径の比率を適切
に定めることにより、第1レンズの両面で発生する球面
収差係数S1の和を最小とするための条件である。条件
の範囲を外れると、第1レンズの両面で発生する球面収
差係数のバランスが崩れ、第1レンズで発生する球面収
差が大きくなり、補正不足となる。
条件は第1レンズで発生する球面収差を補正する第
2レンズ第1面(スクリーン側から数えて第3面)の曲
率半径の範囲を定めるための条件である。条件の下限
を下回ると球面収差の補正が不足となり、また、条件
の上限を越えると補正過剰となる。
条件によって第3レンズの両面(スクリーン側から
数えて第5,6面)の曲率半径の比率を定めることによ
り、コマ収差の発生を抑えることができる。条件の範
囲を外れると、コマ収差の発生が過剰となる。
条件は歪曲収差を小さく抑えるための条件である。
第4レンズ第1面(スクリーン側から数えて第7面)の
曲率半径を条件のように定めることにより、第1、第
2、第3レンズで発生した負の歪曲収差を小さく補正す
ることができる。条件の下限を下回ると歪曲収差の補
正が過剰となり、上限を越えると歪曲収差が補正不足と
なる。
[実施例] 以下、この発明に係る前絞り投影レンズの実施例を説
明する。
第1,3,5,7図は、この発明の第1〜第4実施例に係る
前絞り投影レンズの配置構成を示したものであり、これ
らのレンズの具体的な数値構成は第10,11ページの表に
示される通りである。
表中の符号FnoはFナンバー、fは全系の焦点距離、
ωは半画角、Mは倍率、Dは第1面から絞りまでの距
離、rは各レンズ面の曲率半径、dは面間の距離(レン
ズ厚及び空気間隔)、nはd線(588nm)における屈折
率、νはアッベ数をそれぞれ表わしている。
なお、上表は各実施例と条件式〜との関係を示し
たものである。
これらの前絞り投影レンズの収差特性は、第2,4,6,8
図に示す通りである。何れも対物レンズのFナンバー1:
3.5、焦点距離65.00mm、倍率−0.051倍、半画角14゜と
したときの状態を示している。図中の球面収差SAが実
線、正弦条件SCが破線で示されており、軸上の色収差及
び倍率色収差では、d−Line(588nm),g−Line(436n
m),C−Line(656nm)の3つのデータを示している。非
点収差はサジタル方向Sを実線、メリディオナル方向M
を破線で示している。
何れの実施例においても、〜の条件を満たすこと
により、良好な性能が得られる。
[効果] 以上説明した通り、この発明によれば、レンズ系の外
側に絞り若しくは入射瞳を設定した場合にも、周辺まで
良好な性能を持ち、周辺光量をほぼ100%に保つことが
でき、倍率−0.05倍程度で歪曲収差、倍率色収差、非点
収差、像面湾曲が良好に補正されたレンズを提供するこ
とができる。
また、ペッツバール和の絶対値が小さくなる(ペッツ
バール和が零に近くなる)ので、レンズ系の全長が短く
なるという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1,3,5,7図はこの発明に係る前絞り投影レンズの第1
〜第4実施例の構成図、第2,4,6,8図は各実施例に対応
した収差特性図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像が投影されるスクリーン側より順に前記
    スクリーンに凸面を向けた正の第1レンズ、両凹の負の
    第2レンズ、入射側に凸面を向けた正のメニスカスレン
    ズである第3レンズ、正の第4レンズの4群4枚から構
    成され、 0.40<f1/f<0.55 −0.40<f2/f<−0.20 n2>1.70 (n3+n4)/2>1.78 ν<30.0 ν−ν>20.0 但し、 f :全系の焦点距離 fi :第iレンズの焦点距離 ni :第iレンズの屈折率 νi:第iレンズのアッベ数 の各条件を満たすことを特徴とする前絞り投影レンズ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 −0.20<r1/r2≦0.00 −1.00<r3/f<−0.40 1.00<r5/r6<2.00 0.65<r7/f<0.90 但し、 ri:スクリーン側から第i番目の面の曲率半径の各条件
    を満たすことを特徴とする前絞り投影レンズ。
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