JPH0795141B2 - 前置絞り型撮影レンズ - Google Patents
前置絞り型撮影レンズInfo
- Publication number
- JPH0795141B2 JPH0795141B2 JP62286826A JP28682687A JPH0795141B2 JP H0795141 B2 JPH0795141 B2 JP H0795141B2 JP 62286826 A JP62286826 A JP 62286826A JP 28682687 A JP28682687 A JP 28682687A JP H0795141 B2 JPH0795141 B2 JP H0795141B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- aberration
- object side
- diaphragm type
- becomes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固体撮像素子等を用いた比較的画面サイズの小
さいビデオカメラ，電子スチルカメラ等に好適な撮影レ
ンズに関し、特に簡易な構成で、バツクフオーカスの長
い前置絞り型撮影レンズに関するものである。
さいビデオカメラ，電子スチルカメラ等に好適な撮影レ
ンズに関し、特に簡易な構成で、バツクフオーカスの長
い前置絞り型撮影レンズに関するものである。
近年、民生用情報機器として、固体撮像素子のような電
気的受像素子が感光体として使用される例が増加してお
り、この様な電気的感光体用のレンズ系には、従来の銀
塩感光体用のレンズとは異なった特性が要求される。
気的受像素子が感光体として使用される例が増加してお
り、この様な電気的感光体用のレンズ系には、従来の銀
塩感光体用のレンズとは異なった特性が要求される。
その特性を列挙すると、 （イ）撮像レンズと撮像面の間に、撮像に必要な空間周
波数成分以上の高周波成分をボカし、モアレを除去する
為の光学的ローパスフイルターや、電気的感光体のもつ
分光感度を補正する為の近赤外カツトフイルター等の光
学部材を配置する必要が有り、比較的長いバツクフオー
カスを有すること。
波数成分以上の高周波成分をボカし、モアレを除去する
為の光学的ローパスフイルターや、電気的感光体のもつ
分光感度を補正する為の近赤外カツトフイルター等の光
学部材を配置する必要が有り、比較的長いバツクフオー
カスを有すること。
（ロ）電気的感光体のラチユードが比較的狭いことから
全画面について等しい開口効率を有すること。
全画面について等しい開口効率を有すること。
（ハ）画面サイズが小さい為に、それに比例して焦点距
離が短くなり、大口径比レンズであっても開放絞り径が
小さくなり、特に小絞り径での露光精度が不充分となる
傾向がある。従って、絞りは電気的感光体の露光精度を
満足しうる径を確保すべく配置される必要がある。
離が短くなり、大口径比レンズであっても開放絞り径が
小さくなり、特に小絞り径での露光精度が不充分となる
傾向がある。従って、絞りは電気的感光体の露光精度を
満足しうる径を確保すべく配置される必要がある。
等々である。
上記特性を満足し、かつ簡易な構成のレンズ系では、収
差補正手段に制約を受け良好な収差補正を得るのに困難
を伴い、特に大口径化しようとするとそれが著しい。
差補正手段に制約を受け良好な収差補正を得るのに困難
を伴い、特に大口径化しようとするとそれが著しい。
このタイプのレンズ系は既に特開昭49−53036号公報，
同昭57−164708号公報等により公知である。
同昭57−164708号公報等により公知である。
しかし、前者は使用半画角が16.5゜と狭く、また後者は
収差補正上、レンズ系内に絞りを有した構成を採用して
おり、開放絞り径が小さくなるという欠点を有してい
る。
収差補正上、レンズ系内に絞りを有した構成を採用して
おり、開放絞り径が小さくなるという欠点を有してい
る。
本発明は、少ない枚数で構成された前置絞り型撮影レン
ズで、バツクフオーカスが0.62f以上と長く、かつ収差
補正の良好なレンズを得るものである。
ズで、バツクフオーカスが0.62f以上と長く、かつ収差
補正の良好なレンズを得るものである。
本発明の特徴とするところは、物体側より順に、第１レ
ンズは物体側に強い（他面に比して屈折力が強い）凸面
を向けた両凸レンズ、第２レンズは両凹レンズ、第３レ
ンズは像面側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズ，
第４レンズは物体側に強い凸面を向けた正レンズとし、
絞りが第１レンズの前方に配置され、 f:レンズ全系の合成焦点距離 fi:第ｉレンズの焦点距離 ri:第ｉ屈折面の曲率半径 Di:第ｉ面と第ｉ＋１面間の軸上厚 とする時、 0.36＜|f2|/f＜0.41,f2＜０ ……（１） 0.7＜f3/f4＜1.5 ……（２） 0.05＜|r1/r2|＜0.1,r2＜０ ……（３） 0.3＜r7/r6＜0.8 ……（４） なる条件を満足することである。そして更に望ましくは 0.09＜D6/f＜0.2 ……（５） なる条件を満足することである。
ンズは物体側に強い（他面に比して屈折力が強い）凸面
を向けた両凸レンズ、第２レンズは両凹レンズ、第３レ
ンズは像面側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズ，
第４レンズは物体側に強い凸面を向けた正レンズとし、
絞りが第１レンズの前方に配置され、 f:レンズ全系の合成焦点距離 fi:第ｉレンズの焦点距離 ri:第ｉ屈折面の曲率半径 Di:第ｉ面と第ｉ＋１面間の軸上厚 とする時、 0.36＜|f2|/f＜0.41,f2＜０ ……（１） 0.7＜f3/f4＜1.5 ……（２） 0.05＜|r1/r2|＜0.1,r2＜０ ……（３） 0.3＜r7/r6＜0.8 ……（４） なる条件を満足することである。そして更に望ましくは 0.09＜D6/f＜0.2 ……（５） なる条件を満足することである。
次に上記条件式の極値の意味について説明する。
条件式（１）はレンズ系中唯一の発散レンズである第２
レンズの屈折力に関し、上限値をこえると、充分なバツ
クフオーカスを得ることが困難となると共に、ペツツバ
ール和が大となり実用し得る状態に補正しえなくなる。
一方下限値をこえると、球面収差が補正過剰となり、好
ましくない。
レンズの屈折力に関し、上限値をこえると、充分なバツ
クフオーカスを得ることが困難となると共に、ペツツバ
ール和が大となり実用し得る状態に補正しえなくなる。
一方下限値をこえると、球面収差が補正過剰となり、好
ましくない。
条件式（２）は第３レンズと第４レンズの屈折力の比で
表現して像面彎曲と歪曲収差に関している。前置絞りの
特徴として第４レンズでは軸上光束と軸外光束の通過す
る位置がへだたってくる為、条件式（２）の上限値をこ
えて第４レンズの屈折力負担が強くなると負の歪曲収差
が強くなり、一方下限値をこえて第３レンズの屈折力負
担が強くなるとペツツバール和が大となり、補正不足の
像面彎曲が除去しえなくなる。
表現して像面彎曲と歪曲収差に関している。前置絞りの
特徴として第４レンズでは軸上光束と軸外光束の通過す
る位置がへだたってくる為、条件式（２）の上限値をこ
えて第４レンズの屈折力負担が強くなると負の歪曲収差
が強くなり、一方下限値をこえて第３レンズの屈折力負
担が強くなるとペツツバール和が大となり、補正不足の
像面彎曲が除去しえなくなる。
条件式（３）は第１レンズの両屈折面の曲率半径の比に
関し、上限値をこえると、軸外像高に対する外側光束の
コマ収差が著るしく悪化し、一方上限値をこえると球面
収差が補正不足となる。
関し、上限値をこえると、軸外像高に対する外側光束の
コマ収差が著るしく悪化し、一方上限値をこえると球面
収差が補正不足となる。
条件式（４）は条件式（５）と関連して第３レンズの両
屈折面の曲率半径の比に関し、上限値をこえると非点隔
差が大きくなり、逆に下限値をこえると球面収差が補正
不足となり、像面彎曲が補正過剰となって好ましくな
い。
屈折面の曲率半径の比に関し、上限値をこえると非点隔
差が大きくなり、逆に下限値をこえると球面収差が補正
不足となり、像面彎曲が補正過剰となって好ましくな
い。
条件式（５）は第３レンズの厚みを制限し、上限値をこ
えると球面収差が補正不良となり、下限値をこえると非
点隔差が大きくなる。
えると球面収差が補正不良となり、下限値をこえると非
点隔差が大きくなる。
次に各条件式と上記実施例数値諸元の計算結果を示す。
〔実施例〕 以下、本発明実施の諸元数値例を示す。
R:順次に各屈折面の曲率半径 D:順次に各レンズの軸上厚又は空気間隔 N:順次に各レンズ構成ガラスの屈折率（ｄ線） ν：順次に各レンズ構成ガラスのアツベ数 上表でR10,R11は固体撮像素子のカバーガラスを構成し
ている。
ている。
上記第１実施例の断面図を第１図に、物体距離無限遠時
の収差図を第４図に示す。
の収差図を第４図に示す。
R10,R11はカバーガラスを構成する。
第２実施例の断面図を第２図に、物体距離無限遠時の収
差図を第５図に示す。
差図を第５図に示す。
R10,R11はカバーガラスを構成する。
第３実施例の断面図を第３図に、物体距離無限遠時の収
差図を第６図に示す。
差図を第６図に示す。
以上の各実施例、及び各実施例に対応する第４図から第
６図の収差曲線によっても明らかなように、本発明によ
れば、４群４枚という簡単な構成にして、軸上光束が高
い第１レンズの前方に絞りを配置し、小絞り時の絞り精
度を向上させるとともに、収差の良好に補正されたレン
ズ系を得ることができる。
６図の収差曲線によっても明らかなように、本発明によ
れば、４群４枚という簡単な構成にして、軸上光束が高
い第１レンズの前方に絞りを配置し、小絞り時の絞り精
度を向上させるとともに、収差の良好に補正されたレン
ズ系を得ることができる。
第１図から第３図は夫々、数値実施例１から３に対応し
た光学断面図，第４図から第６図は各々、物体距離無限
遠時の球面収差，及び非点収差，歪曲収差を表わす。図
中ΔＭはメリデイオナル，ΔＳはサジタル像面を表わ
す。
た光学断面図，第４図から第６図は各々、物体距離無限
遠時の球面収差，及び非点収差，歪曲収差を表わす。図
中ΔＭはメリデイオナル，ΔＳはサジタル像面を表わ
す。
Claims (1)
- 【請求項１】４枚レンズ構成で、物体側より順に第１レ
ンズは物体側に強い凸面を向けた両凸レンズ、第２レン
ズは両凹レンズ、第３レンズは像面側に強い凸面を向け
た正メニスカスレンズ、第４レンズは物体側に強い凸面
を向けた正レンズとし、絞りが第１レンズの前方に配置
され、 f:レンズ全系の合成焦点距離 fi:第ｉレンズの焦点距離 ri:第ｉ屈折面の曲率半径 Di:第ｉ面と第ｉ＋１面の軸上間隔 とするとき、 0.36＜|f2|/f＜0.41,f2＜０ ……（１） 0.7＜f3/f4＜1.5 ……（２） 0.05＜|r1/r2|＜0.1,r2＜０ ……（３） 0.3＜r7/r6＜0.8 ……（４） 0.09＜D6/f＜0.2 ……（５） の条件を満足することを特徴とする前置絞り型撮影レン
ズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62286826A JPH0795141B2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 前置絞り型撮影レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62286826A JPH0795141B2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 前置絞り型撮影レンズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01128025A JPH01128025A (ja) | 1989-05-19 |
| JPH0795141B2 true JPH0795141B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=17709536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62286826A Expired - Fee Related JPH0795141B2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 前置絞り型撮影レンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0795141B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2706946B2 (ja) * | 1988-06-07 | 1998-01-28 | 旭光学工業株式会社 | 前絞り投影レンズ |
| JP2582144B2 (ja) * | 1988-11-18 | 1997-02-19 | オリンパス光学工業株式会社 | 撮影レンズ |
| JP3569379B2 (ja) * | 1996-03-19 | 2004-09-22 | ペンタックス株式会社 | 撮影レンズ系 |
| US5999334A (en) | 1997-01-14 | 1999-12-07 | Minolta Co., Ltd. | Fixed focal length lens system |
| US7206143B2 (en) | 2003-05-13 | 2007-04-17 | Olympus Corporation | Image-formation optical system, and imaging system incorporating the same |
| CN108169847A (zh) * | 2018-03-13 | 2018-06-15 | 杭州艾芯智能科技有限公司 | 一种大视场扫描成像光学系统 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6290610A (ja) * | 1985-10-17 | 1987-04-25 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 絞りを共有する焦点距離変換レンズ系 |
-
1987
- 1987-11-13 JP JP62286826A patent/JPH0795141B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01128025A (ja) | 1989-05-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3547103B2 (ja) | 広角結像レンズ | |
| JP3255490B2 (ja) | レトロフォーカス型大口径レンズ | |
| JP7098564B2 (ja) | 撮像レンズおよび撮像装置 | |
| JPH1152228A (ja) | 広角レンズ | |
| JPH11153752A (ja) | 明るい広角レンズ | |
| JP2017146478A (ja) | 撮像レンズおよび撮像装置 | |
| JP5607264B2 (ja) | 撮像レンズおよび撮像装置 | |
| JPH0784180A (ja) | 水中用魚眼レンズ | |
| JP2017054078A (ja) | 撮像レンズおよび撮像装置 | |
| JP2003131126A (ja) | 広角レンズ | |
| JP2006003569A (ja) | 大口径広角レンズおよびこれを備えたカメラ | |
| JP3725276B2 (ja) | 結像レンズ | |
| JP6727091B2 (ja) | 撮像レンズおよび撮像装置 | |
| JP2001356262A (ja) | レトロフォーカス型広角レンズおよびこれを用いたレンズ装置 | |
| JPH11249008A (ja) | 結像レンズ | |
| JP2001100091A (ja) | 撮影レンズ | |
| JPH10293246A (ja) | レトロフォーカス型レンズ | |
| JP3752025B2 (ja) | 大口径超広角レンズ系 | |
| JPH0795141B2 (ja) | 前置絞り型撮影レンズ | |
| JP6559104B2 (ja) | 撮像レンズおよび撮像装置 | |
| JP4511069B2 (ja) | 撮影光学系および撮影光学系を備えたカメラ | |
| JP2001100094A (ja) | 撮影レンズ | |
| JPH10227973A (ja) | 撮影レンズ | |
| JP2984956B2 (ja) | 撮影レンズ | |
| JPH09133859A (ja) | 撮影レンズ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |