JPH09133859A - 撮影レンズ - Google Patents
撮影レンズInfo
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- JPH09133859A JPH09133859A JP7293009A JP29300995A JPH09133859A JP H09133859 A JPH09133859 A JP H09133859A JP 7293009 A JP7293009 A JP 7293009A JP 29300995 A JP29300995 A JP 29300995A JP H09133859 A JPH09133859 A JP H09133859A
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- JP
- Japan
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- lens
- lens group
- negative
- focal length
- positive
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B9/00—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
- G02B9/04—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having two components only
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 Fナンバー2.8程度、短焦点距離で25°
以上の半画角に対して良好な性能を有し、しかもバック
フォーカスが長い、特にCCDカメラ用に好適な撮影レ
ンズを得ること。 【構成】 物体側から順に、負の第1レンズ群、絞り、
正の第2レンズ群より構成され、下記の条件式を満足す
る撮影レンズ。 (1)−0.7<f/fI <−0.2 (2)0.7<L/f<1.5 (3)0.3<d/f<0.6 但し、 f:全系の焦点距離、 fI :第1レンズ群の焦点距離、 L:第1レンズ群最終面から第2レンズ群第1面までの
距離、 d:第1レンズ群第1面から第1レンズ群最終面までの
距離。
以上の半画角に対して良好な性能を有し、しかもバック
フォーカスが長い、特にCCDカメラ用に好適な撮影レ
ンズを得ること。 【構成】 物体側から順に、負の第1レンズ群、絞り、
正の第2レンズ群より構成され、下記の条件式を満足す
る撮影レンズ。 (1)−0.7<f/fI <−0.2 (2)0.7<L/f<1.5 (3)0.3<d/f<0.6 但し、 f:全系の焦点距離、 fI :第1レンズ群の焦点距離、 L:第1レンズ群最終面から第2レンズ群第1面までの
距離、 d:第1レンズ群第1面から第1レンズ群最終面までの
距離。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、小型CCDカメラ等の撮影レン
ズに関する。
ズに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】CCD製造技術の進歩によ
り、高精細で、しかも画面サイズの小さなCCD素子が
開発されるに従い、CCDカメラ用に、より焦点距離が
短く、高解像度の撮影レンズが要求されている。一方、
撮像レンズとCCDとの間の空間に配置するローパスフ
ィルター、赤外線カットフィルター等の光学素子(フィ
ルター類)は、その性質上、小型化(薄型化)には限界
がある。
り、高精細で、しかも画面サイズの小さなCCD素子が
開発されるに従い、CCDカメラ用に、より焦点距離が
短く、高解像度の撮影レンズが要求されている。一方、
撮像レンズとCCDとの間の空間に配置するローパスフ
ィルター、赤外線カットフィルター等の光学素子(フィ
ルター類)は、その性質上、小型化(薄型化)には限界
がある。
【0003】従来のカメラの撮影レンズのタイプは、基
本的にトリプレット、テッサー、あるいはガウスタイプ
であって、焦点距離に比べてバックフォーカスが小さ
い。このため、CCD素子の小型化、及びそれに伴う撮
影レンズの短焦点距離化が進むほど、フィルター類を配
置する空間を確保することが困難となっている。
本的にトリプレット、テッサー、あるいはガウスタイプ
であって、焦点距離に比べてバックフォーカスが小さ
い。このため、CCD素子の小型化、及びそれに伴う撮
影レンズの短焦点距離化が進むほど、フィルター類を配
置する空間を確保することが困難となっている。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであるり、Fナンバーが2.8程度、短焦点距離で
25゜以上の半画角に対して良好な性能を示し、しかも
焦点距離よりもバックフォーカスが長い撮影レンズを得
ることを目的とする。
ものであるり、Fナンバーが2.8程度、短焦点距離で
25゜以上の半画角に対して良好な性能を示し、しかも
焦点距離よりもバックフォーカスが長い撮影レンズを得
ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明の撮影レンズは、物体側から順
に、負の第1レンズ群、絞り、及び正の第2レンズ群か
ら構成され、次の条件式(1)、(2)、(3)を満足
することを特徴としている。 (1)−0.7<f/fI <−0.2 (2)0.7<L/f<1.5 (3)0.3<d/f<0.6 但し、 f:全系の焦点距離、 fI :第1レンズ群の焦点距離、 L:第1レンズ群最終面から第2レンズ群第1面までの
距離、 d:第1レンズ群第1面から第1レンズ群最終面までの
距離、 である。
に、負の第1レンズ群、絞り、及び正の第2レンズ群か
ら構成され、次の条件式(1)、(2)、(3)を満足
することを特徴としている。 (1)−0.7<f/fI <−0.2 (2)0.7<L/f<1.5 (3)0.3<d/f<0.6 但し、 f:全系の焦点距離、 fI :第1レンズ群の焦点距離、 L:第1レンズ群最終面から第2レンズ群第1面までの
距離、 d:第1レンズ群第1面から第1レンズ群最終面までの
距離、 である。
【0006】第1レンズ群は、例えば、物体側から順
に、物体側の面が凸の正レンズと像側の面が凹の負レン
ズとから構成し、次の条件式(4)、(5)、(6)を
満足させることが好ましい。 (4)0.3<rI-L /f<0.6 (5)0.15<f/fI-1 <0.5 (6)nI-2 >1.6 但し、 rI-L :上記負レンズの像側の面の曲率半径、 fI-1 :上記正レンズの焦点距離、 nI-2 :上記負レンズのd線に対する屈折率、 である。
に、物体側の面が凸の正レンズと像側の面が凹の負レン
ズとから構成し、次の条件式(4)、(5)、(6)を
満足させることが好ましい。 (4)0.3<rI-L /f<0.6 (5)0.15<f/fI-1 <0.5 (6)nI-2 >1.6 但し、 rI-L :上記負レンズの像側の面の曲率半径、 fI-1 :上記正レンズの焦点距離、 nI-2 :上記負レンズのd線に対する屈折率、 である。
【0007】第2レンズ群は、例えば、物体側から順
に、負レンズと正レンズの貼り合わせレンズと、両凸レ
ンズとから構成し、次の条件式(7)を満足させること
が好ましい。 (7)nII-1>1.7 但し、 nII-1:第2レンズ群中の負レンズのd線に対する屈折
率、 である。
に、負レンズと正レンズの貼り合わせレンズと、両凸レ
ンズとから構成し、次の条件式(7)を満足させること
が好ましい。 (7)nII-1>1.7 但し、 nII-1:第2レンズ群中の負レンズのd線に対する屈折
率、 である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、焦点距離に比べて長い
バックフォーカスを得るために、標準的な半画角を有す
る撮影系でありながら、一般的に広角レンズに使用され
るレトロフォーカスタイプを採用し、その上で、レンズ
構成及びパワー配置を工夫することにより、レトロフォ
ーカスタイプとしては従来品より小型軽量な撮影レンズ
を得たものである。
バックフォーカスを得るために、標準的な半画角を有す
る撮影系でありながら、一般的に広角レンズに使用され
るレトロフォーカスタイプを採用し、その上で、レンズ
構成及びパワー配置を工夫することにより、レトロフォ
ーカスタイプとしては従来品より小型軽量な撮影レンズ
を得たものである。
【0009】条件式(1)は、十分なバックフォーカス
を確保すると共に、良好な性能を得るために、負のパワ
ーを持つ第1レンズ群が満足すべき焦点距離に関する条
件である。条件式(1)の上限を越えると、第1レンズ
群の負のパワーが弱くなり過ぎるため、バックフォーカ
スを長くすることができなくなる。下限を越えると、第
1レンズ群の負のパワーが強くなりすぎ、負の球面収
差、コマ収差が過剰に発生し、良好な性能を得られなく
なる。
を確保すると共に、良好な性能を得るために、負のパワ
ーを持つ第1レンズ群が満足すべき焦点距離に関する条
件である。条件式(1)の上限を越えると、第1レンズ
群の負のパワーが弱くなり過ぎるため、バックフォーカ
スを長くすることができなくなる。下限を越えると、第
1レンズ群の負のパワーが強くなりすぎ、負の球面収
差、コマ収差が過剰に発生し、良好な性能を得られなく
なる。
【0010】条件式(2)は、第1レンズ群と第2レン
ズ群との距離に関する条件で、この条件を満足すること
により、絞り機構を組み込むための空間を確保すると共
に、第1レンズ群のレンズ径を小さく保つことができ
る。条件式(2)の上限を越えると、第1レンズ群のレ
ンズ径が大きくなりすぎ、コストアップとなる。下限を
越えると、第1レンズ群と第2レンズ群との間の距離が
短くなりすぎ、絞り機構を組み込むことが困難になって
しまう。
ズ群との距離に関する条件で、この条件を満足すること
により、絞り機構を組み込むための空間を確保すると共
に、第1レンズ群のレンズ径を小さく保つことができ
る。条件式(2)の上限を越えると、第1レンズ群のレ
ンズ径が大きくなりすぎ、コストアップとなる。下限を
越えると、第1レンズ群と第2レンズ群との間の距離が
短くなりすぎ、絞り機構を組み込むことが困難になって
しまう。
【0011】本発明の撮影レンズは、第1レンズ群が条
件式(1)で規定した比較的強い負のパワーを持つた
め、負の歪曲収差とコマ収差が発生する。良好な性能を
得るためには、第1レンズ群を正レンズと負レンズより
構成し、これらの負の収差を正レンズの収束作用によっ
て打ち消すことが望ましい。しかしながら、第1レンズ
群には条件式(1)を満たすような強い負のパワーを与
えたから、第1レンズ群中の正レンズに強いパワーを持
たせることはできず、十分な収束作用が得られない。
件式(1)で規定した比較的強い負のパワーを持つた
め、負の歪曲収差とコマ収差が発生する。良好な性能を
得るためには、第1レンズ群を正レンズと負レンズより
構成し、これらの負の収差を正レンズの収束作用によっ
て打ち消すことが望ましい。しかしながら、第1レンズ
群には条件式(1)を満たすような強い負のパワーを与
えたから、第1レンズ群中の正レンズに強いパワーを持
たせることはできず、十分な収束作用が得られない。
【0012】第1レンズ群中の正レンズに強いパワーを
与える代わりに、該第1レンズ群中の正レンズと負レン
ズを空間を開けて配置すれば、正レンズと負レンズの軸
外光束の入射高の差を大きくすることができるため、負
の歪曲収差とコマ収差を補正することができる。しか
し、正レンズと負レンズとの間隔が大きくなるほど、第
1レンズ群第1レンズの径が大きくなってしまうという
新たな問題が生じる。
与える代わりに、該第1レンズ群中の正レンズと負レン
ズを空間を開けて配置すれば、正レンズと負レンズの軸
外光束の入射高の差を大きくすることができるため、負
の歪曲収差とコマ収差を補正することができる。しか
し、正レンズと負レンズとの間隔が大きくなるほど、第
1レンズ群第1レンズの径が大きくなってしまうという
新たな問題が生じる。
【0013】条件式(3)は、第1レンズ群の全長を適
当に設定することにより、負の歪曲収差、コマ収差を効
果的に補正すると共に、第1レンズ群第1レンズの径を
小さくする抑えるための条件である。条件式(3)の上
限を越えると、第1レンズ群第1レンズの径が大きくな
りすぎ、小型化に反するだけでなくコストアップにな
る。下限を越えると、第1レンズ群中の正レンズと負レ
ンズが接近しすぎて軸外光束の入射高の差が小さくなる
ため、第1レンズ群で発生する負の歪曲収差、コマ収差
を補正することが困難となる。
当に設定することにより、負の歪曲収差、コマ収差を効
果的に補正すると共に、第1レンズ群第1レンズの径を
小さくする抑えるための条件である。条件式(3)の上
限を越えると、第1レンズ群第1レンズの径が大きくな
りすぎ、小型化に反するだけでなくコストアップにな
る。下限を越えると、第1レンズ群中の正レンズと負レ
ンズが接近しすぎて軸外光束の入射高の差が小さくなる
ため、第1レンズ群で発生する負の歪曲収差、コマ収差
を補正することが困難となる。
【0014】条件式(4)は、第1レンズ群最終面の曲
率半径に関する条件である。第1レンズ最終面を適度に
曲率半径の小さな発散面とし、発散作用を第1レンズ群
後方に寄せることによって、条件式(3)と相乗して第
1レンズ群中の正レンズと負レンズの軸外光束の入射高
の差を大きくして、歪曲収差、コマ収差を良好に補正す
ることができる。条件式(4)の上限を越えると、第1
レンズ群最終面の発散作用が弱くなりすぎ、第1レンズ
群中の正レンズと負レンズの軸外光束の入射高の差を大
きくすることができなくなるため、負の歪曲収差、コマ
収差を補正することができない。下限を越えると、第1
レンズ群最終面の発散作用が強くなりすぎ、負のコマ収
差及び歪曲収差が過剰に発生してしまう。
率半径に関する条件である。第1レンズ最終面を適度に
曲率半径の小さな発散面とし、発散作用を第1レンズ群
後方に寄せることによって、条件式(3)と相乗して第
1レンズ群中の正レンズと負レンズの軸外光束の入射高
の差を大きくして、歪曲収差、コマ収差を良好に補正す
ることができる。条件式(4)の上限を越えると、第1
レンズ群最終面の発散作用が弱くなりすぎ、第1レンズ
群中の正レンズと負レンズの軸外光束の入射高の差を大
きくすることができなくなるため、負の歪曲収差、コマ
収差を補正することができない。下限を越えると、第1
レンズ群最終面の発散作用が強くなりすぎ、負のコマ収
差及び歪曲収差が過剰に発生してしまう。
【0015】条件式(5)は、負の第1レンズ群中の正
の第1レンズのパワーに関する条件である。上述のよう
に、負の第1レンズ群中の正レンズは、収差補正のため
にはパワーが大きいことが好ましいが、条件式(5)の
上限を越えて正のパワーが大きくなると、条件式(1)
で規定した第1レンズ群の負のパワーを得るために第2
レンズの負のパワーを大きくせざるを得ず、高次の球面
収差、コマ収差が過剰に発生する。下限を越えて第1レ
ンズの正のパワーが小さくなると、第1レンズ群で発生
する負の歪曲収差、コマ収差を打ち消すことができなく
なる。
の第1レンズのパワーに関する条件である。上述のよう
に、負の第1レンズ群中の正レンズは、収差補正のため
にはパワーが大きいことが好ましいが、条件式(5)の
上限を越えて正のパワーが大きくなると、条件式(1)
で規定した第1レンズ群の負のパワーを得るために第2
レンズの負のパワーを大きくせざるを得ず、高次の球面
収差、コマ収差が過剰に発生する。下限を越えて第1レ
ンズの正のパワーが小さくなると、第1レンズ群で発生
する負の歪曲収差、コマ収差を打ち消すことができなく
なる。
【0016】本発明の撮影レンズは、第1レンズ群の負
のパワーが強いため、ペッツバール和が負に大きくなる
傾向となる。条件式(6)は、強い負のパワーを持つ第
1レンズ群中の負レンズの屈折率を大きくすることによ
って、ペッツバール和を小さく保ち、像面湾曲を小さく
抑えるための条件である。下限を越えると、ペッツバー
ル和が負に大きくなってしまい、像面湾曲を小さく抑え
ることができない。
のパワーが強いため、ペッツバール和が負に大きくなる
傾向となる。条件式(6)は、強い負のパワーを持つ第
1レンズ群中の負レンズの屈折率を大きくすることによ
って、ペッツバール和を小さく保ち、像面湾曲を小さく
抑えるための条件である。下限を越えると、ペッツバー
ル和が負に大きくなってしまい、像面湾曲を小さく抑え
ることができない。
【0017】条件式(7)は、第2レンズ群中の負レン
ズの屈折率に関する条件で、条件式(6)と同様に、第
2レンズ群中の負レンズの屈折率を大きく保つことによ
り、像面湾曲を小さく抑えるためのものである。下限を
越えると、像面湾曲を小さく抑えることができなくなっ
てしまう。
ズの屈折率に関する条件で、条件式(6)と同様に、第
2レンズ群中の負レンズの屈折率を大きく保つことによ
り、像面湾曲を小さく抑えるためのものである。下限を
越えると、像面湾曲を小さく抑えることができなくなっ
てしまう。
【0018】以下、具体的な数値実施例について、本発
明を説明する。以下の実施例1ないし5は、いずれも、
物体側から順に、負の第1レンズ群10、絞りS、及び
正の第2レンズ群20からなっており、第1レンズ群
は、物体側から順に、物体側の面が凸の正レンズ11と
像側の面が凹の負レンズ12とから構成され、第2レン
ズ群20は、物体側から順に、負レンズ21と正レンズ
22の貼り合わせレンズと、両凸レンズ23とから構成
されている。第2レンズ群20の後方には、CCDのカ
バーガラスCGが位置し、このカバーガラスCGの像側
の面(r11)にCCDの撮像面が位置する。 [実施例1]図1及び図2は、本発明の撮影レンズの第
1の実施例を示すもので、図1はそのレンズ構成図、図
2はその諸収差図、表1はその具体的数値データであ
る。
明を説明する。以下の実施例1ないし5は、いずれも、
物体側から順に、負の第1レンズ群10、絞りS、及び
正の第2レンズ群20からなっており、第1レンズ群
は、物体側から順に、物体側の面が凸の正レンズ11と
像側の面が凹の負レンズ12とから構成され、第2レン
ズ群20は、物体側から順に、負レンズ21と正レンズ
22の貼り合わせレンズと、両凸レンズ23とから構成
されている。第2レンズ群20の後方には、CCDのカ
バーガラスCGが位置し、このカバーガラスCGの像側
の面(r11)にCCDの撮像面が位置する。 [実施例1]図1及び図2は、本発明の撮影レンズの第
1の実施例を示すもので、図1はそのレンズ構成図、図
2はその諸収差図、表1はその具体的数値データであ
る。
【0019】諸収差図中、SAは球面収差、SCは正弦
条件、d線、g線、C線は、それぞれの波長における、
球面収差によって示される色収差、倍率色収差、Sはサ
ジタル、Mはメリディオナルを示している。
条件、d線、g線、C線は、それぞれの波長における、
球面収差によって示される色収差、倍率色収差、Sはサ
ジタル、Mはメリディオナルを示している。
【0020】表および図面中、FNO はFナンバー、F は
焦点距離、W は半画角、fBはバックフォーカスを表す。
Rは曲率半径、Dはレンズ厚またはレンズ間隔、Nd は
d線の屈折率、νはd線のアッベ数を示す。バックフォ
ーカスfBは、第2レンズ群最終面(r9面)からカバー
ガラスCGの像側面(r11)迄の距離の空気換算距離
である(fB=d9+(d10/N10))。
焦点距離、W は半画角、fBはバックフォーカスを表す。
Rは曲率半径、Dはレンズ厚またはレンズ間隔、Nd は
d線の屈折率、νはd線のアッベ数を示す。バックフォ
ーカスfBは、第2レンズ群最終面(r9面)からカバー
ガラスCGの像側面(r11)迄の距離の空気換算距離
である(fB=d9+(d10/N10))。
【0021】
【表1】 FNO=1:2.8 F=5.24 W=23.7 fB=8.20 面 No. R D Nd νd 1 12.000 1.30 1.80518 25.4 2 47.974 0.77 - - 3 7.040 0.80 1.69680 55.5 4 2.500 4.72 - - 絞り ∞ 1.10 - - 5 -39.999 0.90 1.84666 23.8 6 5.507 2.00 1.72000 50.2 7 -5.507 0.10 - - 8 19.920 1.00 1.83481 42.7 9 -19.920 5.98 - - 10 ∞ 3.32 1.49782 66.8 11 ∞ - - -
【0022】[実施例2]図3及び図4は、本発明の撮
影レンズの第2の実施例を示すもので、図3はレンズ構
成図、図4は諸収差図、表2はその具体的数値データで
ある。
影レンズの第2の実施例を示すもので、図3はレンズ構
成図、図4は諸収差図、表2はその具体的数値データで
ある。
【0023】
【表2】 FNO=1:2.8 F=5.24 W=23.7 fB=8.89 面 No. R D Nd νd 1 9.008 1.20 1.80518 25.4 2 46.311 0.10 - - 3 9.790 0.80 1.77250 49.6 4 2.500 3.75 - - 絞り ∞ 2.18 - - 5 13.677 0.90 1.80518 25.4 6 4.100 2.00 1.56883 56.3 7 -5.175 0.10 - - 8 91.640 1.00 1.65160 58.5 9 -10.447 6.67 - - 10 ∞ 3.32 1.49782 66.8 11 ∞ - - -
【0024】[実施例3]図5及び図6は、本発明の撮
影レンズの第3の実施例を示すもので、図5はレンズ構
成図、図6は諸収差図、表3はその具体的数値データで
ある。
影レンズの第3の実施例を示すもので、図5はレンズ構
成図、図6は諸収差図、表3はその具体的数値データで
ある。
【0025】
【表3】 FNO=1:2.8 F=5.24 W=24.0 fB=6.72 面 No. R D Nd νd 1 14.820 1.30 1.80518 25.4 2 70.870 0.10 - - 3 4.707 0.80 1.65160 58.5 4 2.500 4.06 - - 絞り ∞ 1.26 - - 5 -11.780 0.90 1.80518 25.4 6 4.194 2.00 1.75700 47.8 7 -5.175 0.10 - - 8 12.000 1.00 1.80400 46.6 9 -24.520 4.51 - - 10 ∞ 3.32 1.49782 66.8 11 ∞ - - -
【0026】[実施例4]図7及び図8は、本発明の撮
影レンズの第4の実施例を示すもので、図7はレンズ構
成図、図8は諸収差図、表4はその具体的数値データで
ある。
影レンズの第4の実施例を示すもので、図7はレンズ構
成図、図8は諸収差図、表4はその具体的数値データで
ある。
【0027】
【表4】 FNO=1:2.8 F=5.22 W=24.0 fB=9.56 面 No. R D Nd νd 1 10.763 1.00 1.80518 25.4 2 -358.102 0.10 - - 3 22.835 0.70 1.77250 49.6 4 3.000 5.00 - - 絞り ∞ 2.54 - - 5 7.026 0.90 1.80518 25.4 6 3.123 2.00 1.56883 56.3 7 -6.834 0.10 - - 8 -19.285 1.00 1.65160 58.5 9 -8.040 7.34 - - 10 ∞ 3.32 1.49782 66.8 11 ∞ - - -
【0028】[実施例5]図9及び図10は、本発明の
撮影レンズの第5の実施例を示すもので、図9はレンズ
構成図、図10は諸収差図、表5はその具体的数値デー
タである。
撮影レンズの第5の実施例を示すもので、図9はレンズ
構成図、図10は諸収差図、表5はその具体的数値デー
タである。
【0029】
【表5】 FNO=1:2.8 F=5.26 W=23.9 fB=6.11 面 No. R D Nd νd 1 13.058 1.20 1.78472 25.7 2 46.454 0.30 - - 3 3.915 0.80 1.65160 58.5 4 2.200 3.00 - - 絞り ∞ 1.00 - - 5 -23.713 0.90 1.72825 28.5 6 2.901 2.00 1.67790 53.4 7 -5.046 0.10 - - 8 49.130 1.00 1.80400 46.6 9 -8.585 3.89 - - 10 ∞ 3.32 1.49782 66.8 11 ∞ - - -
【0030】次に、実施例1及び5の各条件式に対する
値を表6に示す。
値を表6に示す。
【表6】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 条件式(1) -0.494 -0.636 -0.269 -0.650 -0.263 条件式(2) 1.110 1.131 1.016 1.444 0.761 条件式(3) 0.547 0.400 0.420 0.345 0.437 条件式(4) 0.477 0.477 0.477 0.575 0.418 条件式(5) 0.268 0.383 0.227 0.402 0.231 条件式(6) 1.697 1.773 1.652 1.773 1.652 条件式(7) 1.847 1.805 1.805 1.805 1.728
【0031】また、各条件式のバックフォーカスと全系
の焦点距離の比fB/fを、表7に示す。
の焦点距離の比fB/fを、表7に示す。
【表7】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 fB/f 1.565 1.697 1.282 1.831 1.162
【0032】表6から明らかなように、実施例1ないし
実施例5の数値は、条件式(1)ないし(7)を満足し
ている。また、表7に示すように、各実施例は、バック
フォーカスが焦点距離よりも長い。
実施例5の数値は、条件式(1)ないし(7)を満足し
ている。また、表7に示すように、各実施例は、バック
フォーカスが焦点距離よりも長い。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、Fナンバーが2.8程
度、短焦点距離で25°以上の半画角に対して良好な性
能を示し、しかもバックフォーカスが長い撮影レンズを
得ることができる。
度、短焦点距離で25°以上の半画角に対して良好な性
能を示し、しかもバックフォーカスが長い撮影レンズを
得ることができる。
【図1】本発明による撮影レンズの第1の実施例のレン
ズ構成図である。
ズ構成図である。
【図2】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図3】本発明による撮影レンズの第2の実施例のレン
ズ構成図である。
ズ構成図である。
【図4】図3のレンズ系の諸収差図である。
【図5】本発明による撮影レンズの第3の実施例のレン
ズ構成図である。
ズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】本発明による撮影レンズの第4の実施例のレン
ズ構成図である。
ズ構成図である。
【図8】図7のレンズ系の諸収差図である。
【図9】本発明による撮影レンズの第5の実施例のレン
ズ構成図である。
ズ構成図である。
【図10】図9のレンズ系の諸収差図である。
10 負の第1レンズ群 20 正の第2レンズ群 S 絞り CG カバーガラス
Claims (3)
- 【請求項1】 物体側から順に、負の第1レンズ群、絞
り、及び正の第2レンズ群から構成され、 下記の条件式(1)、(2)、(3)を満足することを
特徴とする撮影レンズ。 (1)−0.7<f/fI <−0.2 (2)0.7<L/f<1.5 (3)0.3<d/f<0.6 但し、 f:全系の焦点距離、 fI :第1レンズ群の焦点距離、 L:第1レンズ群最終面から第2レンズ群第1面までの
距離、 d:第1レンズ群第1面から第1レンズ群最終面までの
距離。 - 【請求項2】 請求項1において、第1レンズ群は、物
体側から順に、物体側の面が凸の正レンズと像側の面が
凹の負レンズとから構成され、 下記の条件式(4)、(5)、(6)を満足する撮影レ
ンズ。 (4)0.3<rI-L /f<0.6 (5)0.15<f/fI-1 <0.5 (6)nI-2 >1.6 但し、 rI-L :上記負レンズの像側の面の曲率半径、 fI-1 :上記正レンズの焦点距離、 nI-2 :上記負レンズのd線に対する屈折率。 - 【請求項3】 請求項1または2において、第2レンズ
群は、物体側から順に、負レンズと正レンズの貼り合わ
せレンズと、両凸レンズとから構成され、下記の条件式
(7)を満足する撮影レンズ。 (7)nII-1>1.7 但し、 nII-1:第2レンズ群中の負レンズのd線に対する屈折
率。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7293009A JPH09133859A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 撮影レンズ |
US08/745,467 US5731912A (en) | 1995-11-10 | 1996-11-12 | Photographing lens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7293009A JPH09133859A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 撮影レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133859A true JPH09133859A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17789303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7293009A Withdrawn JPH09133859A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 撮影レンズ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5731912A (ja) |
JP (1) | JPH09133859A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7706085B2 (en) | 2008-02-07 | 2010-04-27 | Olympus Imaging Corp. | Imaging optical system and imaging apparatus comprising the same |
CN113687494A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-11-23 | 浙江华诺康科技有限公司 | 成像设备、光学镜头以及内窥镜 |
WO2022078023A1 (zh) * | 2020-10-14 | 2022-04-21 | Oppo广东移动通信有限公司 | 镜头、投影光机以及近眼显示系统 |
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CN101373259B (zh) * | 2007-08-24 | 2010-06-23 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 投影镜头 |
KR101290516B1 (ko) | 2011-09-14 | 2013-07-26 | 삼성테크윈 주식회사 | 고정 초점 렌즈 시스템 및 이를 채용한 감시 카메라 |
US8599499B2 (en) * | 2012-03-20 | 2013-12-03 | Microsoft Corporation | High-speed wide-angle lens construction |
CN107526151B (zh) * | 2017-08-23 | 2024-03-19 | 舜宇光学(中山)有限公司 | 视觉镜头 |
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JP3248906B2 (ja) * | 1990-11-30 | 2002-01-21 | 旭光学工業株式会社 | ズームレンズ |
US5546232A (en) * | 1993-06-14 | 1996-08-13 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Two-group zoom lens |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP7293009A patent/JPH09133859A/ja not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-11-12 US US08/745,467 patent/US5731912A/en not_active Expired - Fee Related
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WO2022078023A1 (zh) * | 2020-10-14 | 2022-04-21 | Oppo广东移动通信有限公司 | 镜头、投影光机以及近眼显示系统 |
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CN113687494B (zh) * | 2021-07-16 | 2023-03-10 | 浙江华诺康科技有限公司 | 成像设备、光学镜头以及内窥镜 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5731912A (en) | 1998-03-24 |
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