JPH1039207A - 結像レンズ - Google Patents
結像レンズInfo
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- G02B9/34—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having four components only
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Abstract
レンズの像側の面から第2レンズの像側の面までの距離
を所定範囲のものとすることにより、Fnoを2.8程度
と明るくし、画角を60度程度と広くし、かつ全レンズ
系の小型化を図りつつ製造コストを大幅に低減すること
が可能となる。 【構成】第1〜4レンズL1〜L4は、単独の4枚のレン
ズであって、物体側から順に負、正、正、負の屈折力を
各々有している。また、これらのレンズは以下の条件式
を満足する。 0.3≦(d2+d3)/f≦1.5 (d2:第1レンズと第
2レンズとの間隔、d3:第2レンズのレンズ厚、f:
全系の合成焦点距離)
Description
特にTV電話用、ドアホーン用、監視用等のビデオカメ
ラやスチルビデオカメラ等の撮影レンズとして好適な結
像レンズに関するものである。
カメラの結像面に固体撮像素子を配するものが多い。こ
の固体撮像素子は技術の進歩により年々小型化してお
り、それに伴ない撮像レンズには小型で広画角なものが
用いられている。
デオカメラ等においては、撮影レンズと固体撮像素子と
の間に、モアレ防止用のローパスフィルタ、固体撮像素
子の分光感度を補正するための赤外光遮断フィルタある
いは撮像面保護のためのカバーガラス等を配設すること
も多く、このような場合にはこのスペースを確保するた
め撮影レンズのバックフォーカスをある程度大きくする
必要がある。
開平5-264895号公報に開示された4枚玉による結像レン
ズが知られているが、この公報記載のレンズ構成によれ
ば、系の全長がどうしても長くなり小型化を図ることが
難しい。そこで、上述したような各問題をある程度解消
したレンズとして特開平8-5908号公報に記載された4枚
玉による結像レンズが知られている。
記載された4枚玉による結像レンズは、像側に位置する
2つのレンズが接合されており、特に上述したような小
型の結像レンズにおいてはレンズの接合によりコストが
大幅に上昇するという問題があった。本発明は上記事情
に鑑みなされたものであり、コストを大幅に低減するこ
とができるとともに、小型でバックフォーカスを十分に
長くとることができ、広画角化を達成し得る明るい結像
レンズを提供することを目的とするものである。
物体側から、負の第1レンズ、像側に強い屈折力の面を
向けた正の、第2レンズおよび第3レンズ、像側に凸面
を向けた負のメニスカスレンズからなる第4レンズをこ
の順に配置するとともに、下記条件式を満足するように
構成されてなることを特徴とする結像レンズ。
から前記第4レンズの物体側の面までの距離をdS、全
系の焦点距離をfとするとき下記条件式を満足するよう
に構成するのが好ましい。 dS/f≦1.0
実施例1〜6を用いて具体的に説明する。
構成を示すものである。図1に示すように、実施例1に
係る結像レンズは、物体側に凸面を向けた負のメニスカ
スレンズからなる第1レンズL1 、像側に強い曲率の面
を向けた両凸レンズからなる、第2レンズL2および 第
3レンズL3、像側に凸面を向けた負のメニスカスレン
ズからなる第4レンズL4の4枚のレンズを物体側から
この順に配列し、かつ絞りiを第2レンズL2 と第3レ
ンズL3との間に配設してなるもので、物体側から光軸
Xに沿って入射した光束は固体撮像素子の受光面2の結
像位置Pに結像される。実施例1(実施例2〜6におい
ても同じ)のレンズ構成によれば、図1に示す如くレト
ロフォーカス型とされており、これによりバックフォー
カスを長くとることができるとともに広画角なものとす
ることもできる。
同じ)のものでは第2レンズL2において、物体側の面
の曲率半径R3の絶対値よりも像側の面の曲率半径R4の
絶対値が小となるようにしており、これにより歪曲収差
や非点収差の補正を良好なものとすることができ、さら
に、バックフォーカスを十分な長さのものとすることが
できる。
同じ)のレンズは以下の条件式を満足する。 0.3≦(d2+d3)/f≦1.5 ただし、 d2 :第1レンズと第2レンズとの面間隔 d3 :第2レンズのレンズ厚 f :全系の合成焦点距離
ズL2 の間隔d2と第2レンズL2のレンズ厚d3の和
を、全系の合成焦点距離fで割った値の範囲を規定する
もので、この条件式を満足することにより、コマ収差や
色収差が良好に補正され、さらに、レンズ全長を短いも
のとすることができ、十分な性能が得られる。すなわ
ち、上記(d2+d3)/fがこの上限を上回ると、レン
ズ系全体が長くなり、小型化が難しくなる。一方、上記
下限を下回ると、コマ収差、色収差が良好に補正できな
くなり、明るいレンズを得るのが困難になる。また、歪
曲が小さくなりすぎて画角が十分に得られなくなり、バ
ックフォーカスも短くなってしまう。
同じ)の結像レンズにおいては、絞り位置から上記第4
レンズL4の物体側の面までの距離をdS、全系の焦点距
離をfとするとき dS/f≦1.0なる条件式を満足
するように構成されており、これにより上記第4レンズ
L4の物体側の面に対する光の入射角度が調整され、こ
の面における光の全反射が防止される。
曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ
間の空気間隔d(mm)、各レンズのe線における屈折
率nおよび各レンズのアッベ数νを下記表1に示す。た
だし、この表1および後述する表2〜6において、各記
号R,d,n,νに対応させた数字は物体側から順次増
加するようになっている。
段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離fが5.
11mmであり、バックフォーカスが5.33mm、F
noが2.86、半画角ωが32.9度である。また、
(d2+d3)/fの値は0.46、dS/fの値は0.
96となっており、上記各条件式を満足している。
上記実施例1の結像レンズと略同様の構成とされている
が、第1レンズL1 が像側に強い曲率の面を向けた両凹
レンズとされ、第2レンズL2が像側に凸面を向けた平
凸レンズとされている点で相違している。この実施例2
における各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの
中心厚および各レンズ間の空気間隔d(mm)、各レン
ズのe線における屈折率nおよび各レンズのアッベ数ν
を下記表2に示す。
段に示されているように、レンズ系全体の焦点距離fが
6.05mm、バックフォーカスが9.41mm、Fno
が2.8、半画角ωが30.2度である。また、(d2
+d3)/fの値は0.38、dS/fの値は0.71と
なっており、上記各条件式を満足している。
上記実施例1の結像レンズと略同様の構成とされている
が、第2レンズL2が像側に凸面を向けた正のメニスカ
スレンズからなる点で相違している。
径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空
気間隔d(mm)、各レンズのe線における屈折率nお
よび各レンズのアッベ数νを下記表3に示す。
段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離fが6.
20mm、バックフォーカスが8.45mm、Fno が
2.79、半画角ωが29.3度である。また、(d2
+d3)/fの値は0.75、dS/fの値は0.55と
なっており、上記各条件式を満足している。
上記実施例1の結像レンズと略同様の構成とされている
が、第2レンズL2が像側に凸面を向けた平凸レンズか
らなる点で相違している。この実施例4における各レン
ズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各
レンズ間の空気間隔d(mm)、各レンズのe線におけ
る屈折率nおよび各レンズのアッベ数νを下記表4に示
す。
段に示されるように、レンズ系全体の焦点距離fは5.
81mm、バックフォーカスは8.52mm、Fno は
2.81、半画角ωは30.8度である。また、(d2
+d3)/fの値は1.20、dS/fの値は0.91と
なっており、上記各条件式を満足している。
上記実施例1の結像レンズと略同様の構成とされている
が、第1レンズL1 が像側に凹面を向けた平凹レンズと
され、第2レンズL2が像側に凸面を向けた平凸レンズ
とされている点で相違している。この実施例5における
各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚お
よび各レンズ間の空気間隔d(mm)、各レンズのe線
における屈折率nおよび各レンズのアッベ数νを下記表
5に示す。
体の焦点距離fは5.99mm、バックフォーカスは
8.71mm、Fno は2.90、半画角ωは29.8
度である。また、(d2+d3)/fの値は0.56、d
S/fの値は0.75となっており、上記各条件式を満
足している。
上記実施例1の結像レンズと略同様の構成とされている
が、第2レンズL2が像側に凸面を向けた正のメニスカ
スレンズからなる点で相違している。この実施例6にお
ける各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心
厚および各レンズ間の空気間隔d(mm)、各レンズの
e線における屈折率nおよび各レンズのアッベ数νを下
記表6に示す。
段に示すように、レンズ系全体の焦点距離fが6.10
mm、バックフォーカスが9.00mm、Fno が2.
79、半画角ωが29.3度である。また、(d2+
d3)/fの値は0.91、dS/fの値は0.72とな
っており、上記各条件式を満足している。
差、非点収差、ディストーション)を各々図2、4、
6、8、10、12に示し、また、実施例1〜6のコマ
収差を各々図3、5、7、9、11、13に示す。な
お、これらの収差図においてωは半画角を示す。図2〜
13から明らかなように、本実施例によれば、各収差を
良好なものとすることができる。
光面との間において、ローパスフィルタに代えて、ある
いはローパスフィルタとともに赤外光遮光フィルタやカ
バーガラスを挿入することも可能である。
ズによれば、接合を用いない4枚レンズ構成としつつ、
第1レンズの像側の面から第2レンズの像側の面までの
距離を所定範囲のものとすることにより、Fnoを2.8
程度と明るく、半画角も30度程度と広く、全レンズ系
の小型化を図りつつ製造コストを大幅に低減することが
可能となる。さらに、バックフォーカスを長くとること
ができ、しかも解像力に優れているから、各種のビデオ
カメラやスチルビデオカメラの撮影レンズとして好適で
ある。
示す概略図
非点収差、ディストーション)
非点収差、ディストーション)
非点収差、ディストーション)
非点収差、ディストーション)
差、非点収差、ディストーション)
差、非点収差、ディストーション)
Claims (2)
- 【請求項1】 物体側から、負の第1レンズ、像側に強
い屈折力の面を向けた正の、第2レンズおよび第3レン
ズ、像側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる
第4レンズをこの順に配置するとともに、下記条件式を
満足するように構成されてなることを特徴とする結像レ
ンズ。 0.3≦(d2+d3)/f≦1.5 ただし、 d2 :第1レンズと第2レンズとの面間隔 d3 :第2レンズのレンズ厚 f :全系の合成焦点距離 - 【請求項2】 絞り位置から前記第4レンズの物体側の
面までの距離をdS、全系の焦点距離をfとするとき下
記条件式が満足されてなることを特徴とする請求項1記
載の結像レンズ。 dS/f≦1.0
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