JP2920670B2 - 内視鏡対物レンズ - Google Patents

内視鏡対物レンズ

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JP2920670B2
JP2920670B2 JP2243790A JP24379090A JP2920670B2 JP 2920670 B2 JP2920670 B2 JP 2920670B2 JP 2243790 A JP2243790 A JP 2243790A JP 24379090 A JP24379090 A JP 24379090A JP 2920670 B2 JP2920670 B2 JP 2920670B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ほぼテレセントリックな内視鏡対物レンズ
で、特にテレセントリック系において発生する負の歪曲
収差を補正しつつ比較的小型に構成した対物光学系に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来から知られているように、ファイバースコープ、
内視鏡、単板カラー固体撮像素子を使用したビデオスコ
ープに用いる対物光学系は、テレセントリック系である
ことが要求される。またテレセントリックな内視鏡対物
光学系は、広角になるにつれて大きな歪曲収差が発生す
ることが一般に知られている。
瞳の結像に関して正弦条件が成立ち入射瞳および射出
瞳に球面収差がない場合、入射瞳への主光線の入射角θ
と歪曲収差D(θ)との関係は、近軸瞳倍率β
パラメーターとして次の式(i)で表わすことが出来
る。
厳密にテレセントリックである対物光学系は、近軸瞳
倍率の絶対値が無限大になるため、歪曲収差が次の式
(ii)のようになり、したがって負の歪曲収差が発生す
る。
D(θ)=100×〔cosθ−1〕(%) (ii) 通常の設計においては、テレセントリック系といって
も厳密に近軸瞳倍率βを無限大にする必要はないが、
近軸瞳倍率の絶対値|βE|を2より大にしなければなら
ない。もしも|βE|<2になった場合、テレセントリッ
クの条件からの外れが大きくなりすぎて、内視鏡用対物
光学系として使用出来なくなる。
このような対物光学系は、テレセントリック性を有す
るので大きな負の歪曲収差が発生する。この歪曲収差を
非球面を用いて瞳の結像関係を変化させることにより補
正を行なう方法が提案されている。
像面わん曲を補正するためにレトロフォーカス型のレ
ンズ構成をとりつつ、更に歪曲収差を減少させるために
非球面を用いたほぼテレセントリックな内視鏡対物レン
ズの従来例として、特開昭60−169818号公報および特開
昭61−162021号公報に記載されたレンズ系が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例のうち特開昭60−169818号公報に記載され
たレンズ系は、絞りの前の前群のみに非球面を用いて歪
曲収差を補正している。しかし前群のみに非球面を用い
たレンズ系は、像高に比べてレンズの外径が大になり、
これは前記公報に記載された実施例からも明らかであ
る。それは、前群にて元々発生している負の歪曲収差を
非球面を用いることにより補正することが他の諸収差特
に子午像面の曲がりに大きな悪影響を与えることに起因
していると考えられる。そのため前群の負のパワーを強
めてレンズ系を小型にしようとすると子午像面の曲がり
等の歪曲収差以外の収差が悪化しレンズ系の使用が不可
能になる。
特開昭61−162021号公報のレンズ系は、前記レンズ系
の欠点を解消するため、絞りより前の前群と絞りより後
の後群に夫々に非球面を用いて、歪曲収差と像面わん曲
を同時に補正したものである。このように前群に加えて
後群にも非球面を設けて、負の歪曲収差を補正しつつ非
球面を設けたことによる像面わん曲への影響を前群と後
群とで補正するようにし、特開昭60−169818号のレンズ
系よりも各群のパワーを強くすることが可能になり、小
型化をはかることが出来る。しかしペッツバール和を補
正するためにレンズ系をレトロフォーカス型にした時
は、前群の非球面レンズによる影響が生ずる。
レトロフォーカス型の内視鏡対物レンズは、最も物体
側のレンズが負のレンズで、光学系の小型化をはかると
この負レンズのパワーが必然的に強くなる。前記特開昭
61−162021号公報の記載によれば、前群に用いる非球面
の位置は、歪曲収差補正のため物体に近いことが望まれ
る。つまり最も物体側の強い負のパワーを有するレンズ
を非球面レンズにせざるを得ず、この従来例の実施例中
レトロフォーカス型のレンズ系は、すべてが最も物体側
の負レンズが非球面レンズである。このように最も物体
側の負レンズを非球面レンズにする場合、そのどちらの
面を非球面にしても以下述べるような問題が生ずる。
最も物体側の面を非球面とすると、内視鏡特有の水き
れ性が悪化する。水きれ性とは、内視鏡先端のレンズの
表面に、水や粘液等が付着した場合の、表面に残りにく
さを云い、医療用内視鏡の使用の多くを占める消化器分
野では、送気、送水等の内視鏡先端部を洗浄する機能を
含めて総合的に評価される。この水きれ性が悪いと、対
物レンズの外面に水等が残った時に、送気、送水等の操
作を行なっても、レンズ表面から水を除去できず、正常
な観察が不可能になる。このように水きれ性が良いこと
は内視鏡にとって非常に重要な要件である。
レンズ表面が、前記従来例の実施例のように物体側に
凸の非球面である場合、レンズ最周辺の傾きが大きいた
め、第21図に示すようにレンズ1とレンズ固定枠2の境
界付近のくぼみに水や粘液3が残りやすい。また前記非
球面は、曲率が周辺部で大きく変化する形状であるた
め、第22図に示すように送気や送水時の空気や水のスム
ーズな流れが阻害され、レンズ周辺部に残った水などの
除去が困難となる。そのためレンズ表面に粘液等が付着
する場合の多い医療用内視鏡に、従来例の対物レンズを
用いることは困難である。
次に最も物体側の負レンズの像側の面を非球面とする
と、非球面のレンズの加工性が悪化する。レンズ系の小
型化のために、最も物体側の負レンズは、強い負のパワ
ーを持つ必要がある。対物レンズの前面を凹面にするこ
とは、歪曲収差の補正上又異物がたまりやすい等、内視
鏡の機能上好ましくない。したがって必然的に負レンズ
の像側の面は負の強いパワーにせざるを得ない。この強
いパワーの凹面を非球面とし、かつ歪曲収差を補正する
ためにその非球面化の度合いを非常に大きなものにする
と、この非球面レンズをプレス成形により高精度に加工
することが困難になる。このような非球面レンズをプレ
ス成形する場合の母材はプレス時の大変形による面精度
の悪化をさけるために、非球面にある程度適合する球面
を持つように予め加工しておき、プレス時における変形
量をなるべく小さくし、金型とガラスの間の応力のかた
よりを防ぐ工夫をされることが多い。しかし元の非球面
化の度合いが大きすぎると、又面が凹面でレンズの肉厚
の変化が激しいと、プレス加工時の応力のかたよりを小
さく出来ず、このような形状のレンズは、予め加工した
母材を用いる工夫をしても、高度な面精度を保ちつつプ
レス加工を行なうことが困難である。
尚、非球面レンズの加工は、プレス成形以外の方法も
あるが量産性が悪く、コスト高になる等により、適用で
きる非球面の自由度が少なく、一般的とはいえない。し
たがって本発明のレンズ系で用いる非球面レンズの加工
は、プレス成形以外は考えられない。
本発明の目的は、比較的コンパクトで、歪曲収差が良
好に補正されたテレセントリックな対物光学系を提供す
ることにある。
更に本発明の目的は、像面わん曲を充分補正できる内
視鏡対物レンズを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の内視鏡対物レンズは、明るさ絞りと、絞りよ
り後方に設けられている正の屈折力のレンズ群からなる
ほぼテレセントリックなレンズ系で正の屈折力を有する
レンズ群中に次の条件(1)を満足する非球面を少くと
も1面有しているレンズ系である。
(1) E1′(ni-1−ni)>0 ただしEi′は上記非球面の4次の非球面係数、ni-1,n
iは夫々上記非球面の物体側および像側の媒質の屈折率
である。
本発明の内視鏡対物レンズは、上記の構成に加えて明
るさ絞りの物体側に負レンズを含むレンズ群を配置する
ことが出来る。この場合は次の条件(2)を満足するこ
とが望ましい。
(2) ただしωは対物レンズの半画角、Iは最大像高、fは
対物レンズの焦点距離である。
以下上記の本発明の内視鏡対物レンズについて詳細に
説明する。
先づ本発明の対物レンズで用いられる非球面について
説明する。
本発明の対物レンズで用いる非球面は、次の式(ii
i)で表わされる。
ここで、x,yは、第23図に示すように光軸をx軸にと
りその像の方向を正、光軸と垂直な方向をy軸にとった
もので、面と光軸との交点を原点としている。またrは
2次曲面項における曲率半径、pは円錐定数、B,E,F,G
…は夫々2次、4次、6次、8次…の非球面係数であ
る。
しかし本発明では、次に述べる収差補正に関連して、
非球面を表わす式(iii)を球面項と非球面項とに分け
て示した方が好ましいので、以後非球面を表わす式とし
て次の(iv)式を用いて説明する。
ただしr′は非球面の基準球面(面頂において非球面
に接する球面)の曲率半径、E′,F′,G′,…は夫々変
換後の4次、6次、8次、…の非球面係数である。
式(iii)においてP=1かつB=0の場合は式(i
v)に変換する必要がなくE=E′,F=F′,G=G′で
ある。しかしそれ以外ではE≠E′,F≠F′,G≠G′…
となる。
次に前述の構成について説明する。
内視鏡対物レンズは、組合わせるイメージガイドや固
体撮像素子の画素数等との兼ね合いで、像面湾曲の補正
された高性能なタイプと、像面湾曲の補正されていない
簡単なタイプの二つのタイプがある。これら二つのタイ
プの対物レンズは、いずれも歪曲収差が十分補正される
必要がある。しかし従来の対物レンズと同じように明る
さ絞りの前にレンズ群を配置し、このレンズ群中に非球
面を設けて歪曲収差を補正すると、先に述べたような問
題が生ずる。
本発明の対物レンズは、明るさ絞りの後のレンズにの
み非球面を設けて歪曲収差を補正するようにしている。
このように非球面の位置を限定した場合に必要になるの
が条件(1)である。
次にこの条件(1)について説明する。
非球面により生ずる歪曲収差ΔViと非点収差ΔIIIi
は、4次の非球面係数Eiを用いて次のように表わすこと
が出来る。
ΔVi=8hi▲▼・Ei′(ni-1−ni) (v) ΔIIIi=8hi 2hi 2・Ei′(ni-1−ni) (vi) ただし、hi,▲▼は夫々第i番目の面における近
軸マージナル光線高および近軸主光線高、ΔVi,ΔIIIi
は夫々4次の非球面係数Eiにより生ずる3次の歪曲収差
係数および3次の非点収差係数である。
上記の式(v),(vi)より明らかなように、hi,▲
▼の符号の関係から、前群ではΔViとΔIIIiとが異
符号になり、又後群ではΔViとΔIIIiとが同符号にな
る。
テレセントリックな内視鏡対物レンズ系は、負の歪曲
収差が発生し、又上記レンズ系の後群は、全体として正
の屈折力を保ちながら主光線を大きく屈折させるため負
の非点収差が大きく発生する。そのため後群に非球面を
用いて歪曲収差を補正すれば、同時に負の非点収差も補
正できる。
後群で非球面を用いて負の歪曲収差を補正するために
後群にてΔVi>0になるようにするためには、上記非球
面を前記の条件(1)を満足するようにすればよい。
本発明のレンズ系で、後群中に設ける非球面は、一つ
でもよく又複数でもよい。しかし、条件(1)を満足す
る非球面が少なくとも1面ないと歪曲収差を補正するこ
とが出来ない。
更に歪曲収差の補正量を考えると、後群中の各々の非
球面のEi′(ni-1−ni)の値の和ΣEi′(ni-1−ni)が
次の条件を満足することが望ましい。
(3) ΣEi′(ni-1−ni)・f3>0.001 上記の条件(3)を満足しないと、歪曲収差の補正量
が小さすぎて歪曲収差を十分良好に補正出来ない。
更に次の条件(4)を満足すれば一層好ましい。
(4) ΣEi′(ni-1−ni)・f3>0.01 後群中の非球面の配置は、先に述べた非球面の収差係
数に関する式(v),(vi)における光線高の次数から
考えると、マージナル光線高および主光線高の低すぎな
い面に用いるのが歪曲収差と非点収差を補正するために
は望ましい。
非球面におけるマージナル光線高をhm、最大像高の主
光線高をhc、絞り半径をrs、最大像高をIとする時、次
の条件(5)、(6)を同時に満足する位置に非球面を
配置することが歪曲収差と非点収差とを良好に補正する
上で望ましい。
(5) |hm/rs|>0.5 (6) |hc/I|>0.5 条件(5)、(6)から外れる位置に非球面を配置す
ると、非球面度を大きくしても十分な収差補正の作用が
得られず好ましくない。
上記条件を満足する位置は、絞りに最も近いレンズよ
りも像側でかつ像位置に近すぎない位置である。
更に非球面は、正の屈折力を有する面に設けることが
好ましい。内視鏡対物レンズは、広角化が望まれるため
後群中に強い正のパワーの屈折面を設けなければなら
ず、これらの面で大きな収差が発生する。これらの面を
非球面にしてその面自体で発生する収差の量を減少させ
れば全系の収差補正が容易になる。そのため非球面の近
軸パワーf(ni-1−ni)/ri′があるレベル以上に強い
ことが望ましく、その値が0.1以上であれば全系のパワ
ーを十分保ちつつ収差を良好に補正できる。
またコマ収差の発生をできるだけ抑えるためには、像
側に凸の形状を有する面を非球面にするのが望ましい。
本発明の対物レンズにおける絞りより後の後群は、単
レンズまたは接合レンズによる3群構成より構成するこ
とが出来るが、特に物体側から順に正の群と像側の面が
正の屈折力を有する正の群と物体側の面が正の屈折力を
有する正の群とより構成することが望ましい。
内視鏡対物レンズは、比較的簡単な構成のものでも、
画角が広いため、絞りの後のレンズ群も主光線を強く曲
げるだけの屈折力が必要になる。そのためこのレンズ群
が2群構成では軸外収差のもともとの発生量が大にな
り、非球面を用いても軸外収差の補正が難しくなる。ま
たこのレンズ群を4群構成以上にすると、対物レンズを
配置する空間が少ないため加工性の悪いレンズ形状にな
らざるを得ない。
次に絞りの前に、負レンズを含むレンズ群(前群)を
設けた対物レンズについて説明する。
負レンズを絞りの前に設けると、対物レンズ全体がレ
トロフォーカス型になり、像面湾曲の補正が行ない易
い。しかしこのようなレンズ群は、前群において負の歪
曲収差が発生するので、前群を単レンズで構成する場
合、その物体側の面が正の屈折力になるよにレンズをベ
ンディングさせることが歪曲収差、非点収差、コマ収差
を補正する上で好ましい。
絞りの前にレンズ群を有する対物レンズは、前述の条
件(2)を満足することが望ましい。この条件(2)
は、絞りの前に負レンズを含むレンズ群を設けて像面湾
曲を補正しながら歪曲収差をより一層良好に補正するた
めに必要なものである。
従来のテレセントリックな内視鏡対物レンズは、一般
にI=fsinωと云う歪曲特性を有している。そのため大
きな負の歪曲収差が生ずる。この歪曲収差を非球面を用
いて補正しても歪曲特性が では、実質上補正が十分なされたとはいえない。そのた
め少なくとも を満足するレベルまで歪曲収差を補正しなければならな
い。
写真レンズ等の歪曲収差のないレンズ糸は、一般に の関係を満足する。そのため、 を満足するまで歪曲収差を補正すると逆に正の歪曲収差
が問題になる。そのために前述の条件(2)を満足する
ことが好ましい。
条件(2)から外れると歪曲収差を補正しつつ他の収
差を良好に補正し又レンズの加工性等を良好に保つこと
が困難になる。
本発明は、その目的を達成するための手段として、大
きくわけて二つの構成を含んでいる。一つは後群中にの
み非球面を設けることと、他の構成は前群中に負レンズ
のほかに正レンズを含むものである。
後者のように前群中に正レンズを含ませると、この正
レンズによる主光線の屈折により前群中でも歪曲収差を
補正することが可能になる。これにより歪曲収差の補正
のレベルを高めることが出来、又は前群中に正レンズを
用いないレンズ系と同じレベルの歪曲収差のレンズ系の
場合、後群中の非球面による収差補正作用の負担が軽減
され、この非球面レンズの加工性を改善することが出来
る。又前群中に正レンズを設けた場合、前群にも非球面
を設けることが出来る。しかしこの非球面は単独で収差
補正作用を負担するわけではないので、非球面化の度合
を減らすことが出来、加工性を改善出来る。又水きれ性
の問題も、レンズの周辺の傾きを減らすことにより改善
出来る。前群中に非球面を用いることは、収差補正にと
って好ましいので、非球面レンズの加工性と水きれ性の
悪化が解消されれば前群に非球面を用いることは好まし
い。そのため前群中に正レンズを含むことによって、後
群のみに非球面を配置しても良好な性能のレンズ系が得
られ、更に前群中に非球面を配置してもよい。
〔実施例〕
次に本発明の内視鏡対物レンズの各実施例を示す。
実施例1 f=1.000,F/2.120,2ω=120゜ IH=1.1787,物体距離=−15.0000 近軸倍率β=−2.444 r1=∞ d1=0.5797 n1=1.51633 ν=64.15 r2=∞(絞り) d2=0.9697 n2=1.72916 ν=54.68 r3=−1.4844 d3=0.1932 r4=∞ d4=1.0771 n3=1.56384 ν=60.69 r5=−0.7176(非球面) d5=0.1932 r6=3.1282 d6=0.6803 n4=1.51633 ν=64.15 r7=∞ 非球面係数 P=−0.8791, Ei′(ni-1−ni)f3=0.358 hm/rs=0.630,hc/I=0.823 ω〔rad〕=1.047,0.9tan(ω/0.9)=2.086 I/f=1.179,平均屈折率=1.603 f(ni-1−ni)/ri′(非球面の近軸パワー) =0.786 実施例2 f=1.000,F/2.341,2ω=120゜ IH=1.1650,物体距離=−15.0000 β=−10.065 r1=2.3920 d1=0.6460 n1=1.51633 ν=64.15 r2=0.7383 d2=0.7384 r3=∞(絞り) d3=0.8490 n2=1.72916 ν=54.68 r4=−1.1111 d4=0.1846 r5=∞ d5=1.4950 n3=1.56384 ν=60.69 r6=−1.4765(非球面) d6=0.1846 r7=2.9992 d7=1.2366 n4=1.72916 ν=54.68 r8=∞ 非球面係数 P=−4.7000, Ei′(ni-1−ni)f3=0.125 hm/rs=0.704,hc/I=0.829 ω〔rad〕=1.047,0.9tan(ω/0.9)=2.086 I/f=1.165,平均屈折率=1.635 f(ni-1−ni)/ri′=0.382 実施例3 f=1.000,F/2.311,2ω=140゜ IH=1.2400,物体距離=−15.0000 β=−139.742 r1=2.6385 d1=0.7126 n1=1.51633 ν=64.15 r2=0.8144 d2=0.5293 r3=∞(絞り) d3=0.9365 n2=1.72916 ν=54.68 r4=−1.0851 d4=0.2036 r5=∞ d5=0.9569 n3=1.56384 ν=60.69 r6=−1.6287(非球面) d6=0.2036 r7=2.9358 d7=1.3838 n4=1.72916 ν=54.68 r8=∞ 非球面係数 P=−4.7000, Ei′(ni-1−ni)f3=0.093 hm/rs=0.842,hc/I=0.788 ω〔rad〕=1.222,0.9tan(ω/0.9)=4.155 I/f=1.240,平均屈折率=1.635 f(ni-1−ni)/ri′=0.346 実施例4 f=1.000,F/2.364,2ω=120゜ IH=1.2837,物体距離=−15.0000 β=−3.925 r1=3.3290 d1=0.6773 n1=1.51633 ν=64.15 r2=0.6504 d2=0.8314 r3=23.3180(絞り) d3=0.8938 n2=1.72916 ν=54.68 r4=−1.2384 d4=0.4879 r5=−26.3472 d5=1.8788 n3=1.56384 ν=60.69 r6=−1.1977(非球面) d6=0.2165 r7=4.6120 d7=1.4349 n4=1.72916 ν=54.68 r8=∞ 非球面係数 P=−0.9042,B=0,E=0.11599×10-1 F=0.94886×10-2,G=0.23421×10-2 Ei′(ni-1−ni)f3=0.085 hm/rs=0.700,hc/I=0.861 ω〔rad〕=1.047,0.9tan(ω/0.9)=2.086 I/f=1.284,平均屈折率=1.635 f(ni-1−ni)/ri′=0.471 実施例5 f=1.000,F/2.354,2ω=120゜ IH=1.1589,物体距離=−15.0000 β=−6.150 r1=2.6205 d1=0.6649 n1=1.51633 ν=64.15 r2=0.7599 d2=0.7599 r3=−7.2793(絞り) d3=0.9670 n2=1.72916 ν=54.68 r4=−1.1351 d4=0.1900 r5=7.3799 d5=1.8920 n3=1.72916 ν=54.68 r6=−3.9718 d6=0.1900 r7=1.4480(非球面) d7=1.1522 n4=1.56384 ν=60.69 r8=∞ 非球面係数 P=−5.2256, Ei′(ni-1−ni)f3=0.145 hm/rs=0.552,hc/I=1.000 ω〔rad〕=1.047,0.9tan(ω/0.9)=2.086 I/f=1.159,平均屈折率=1.635 f(ni-1−ni)/ri′=0.389 実施例6 f=1.000,F/2.230,2ω=132.8゜ IH=1.2587,物体距離=−13.9860 β=−12.540 r1=11.8881 d1=0.5594 n1=1.88300 ν=40.78 r2=1.2769 d2=0.7832 r3=−16.4783 d3=0.8392 n2=1.83350 ν=21.00 r4=−2.5762 d4=0.4336 r5=∞(絞り) d5=0.0420 d6=∞ d6=1.1469 n3=1.72916 ν=54.68 r7=−1.4238 d7=0.4196 n4=1.83350 ν=21.00 r8=−5.1105 d8=0.1399 r9=∞ d9=1.7762 n5=1.56384 ν=60.69 r10=−1.5832(非球面) d10=0.2797 r11=4.0643 d11=1.9580 n6=1.72916 ν=54.68 r12=−2.2727 d12=0.9091 n7=1.83350 ν=21.00 r13=∞ 非球面係数 P=0.1170,B=0,E=−0.55925×10-2 F=0.14314×10-1,G=−0.21685×10-2 Ei′(ni-1−ni)f3=0.0125 hm/rs=1.081,hc/I=0.909 ω〔rad〕=1.159,0.9tan(ω/0.9)=3.098 I/f=1.259,平均屈折率=1.772 f(ni-1−ni)/ri′=0.356 実施例7 f=1.000,F/2.268,2ω=153.1゜ IH=1.4308,物体距離=−12.7186 β=−23.861 r1=6.1304 d1=0.6359 n1=1.88300 ν=40.78 r2=1.1526 d2=0.8744 r3=−7.8935 d3=0.7631 n2=1.83350 ν=21.00 r4=−2.9285 d4=0.3816 r5=∞(絞り) d5=0.0477 d6=∞ d6=1.3355 n3=1.72916 ν=54.68 r7=−1.5517 d7=0.4769 n4=1.83350 ν=21.00 r8=−4.1860 d8=0.1590 r9=∞ d9=1.5103 n5=1.56384 ν=60.69 r10=−1.8219(非球面) d10=0.3180 r11=4.2353 d11=2.2258 n6=1.72916 ν=54.68 r12=−2.5835 d12=1.0334 n7=1.83350 ν=21.00 r13=∞ 非球面係数 P=−0.0224,B=0,E=−0.21875×10-2 F=0.36823×10-2,G=−0.48693×10-4 Ei′(ni-1−ni)f3=0.0107 hm/rs=1.182,hc/I=0.888 ω〔rad〕=1.336,0.9tan(ω/0.9)=10.347 I/f=1.431,平均屈折率=1.772 f(ni-1−ni)/ri′=0.309 実施例8 f=1.000,F/2.271,2ω=152.9゜ IH=1.4271,物体距離=−12.6857 β=−15.550 r1=10.3436 d1=0.6343 n1=1.88300 ν=40.78 r2=1.2606 d2=1.0307 r3=∞ d3=0.8721 n2=1.83350 ν=21.00 r4=−2.6133 d4=0.3806 r5=∞(絞り) d5=0.3171 d6=−3.0192 d6=0.4599 n3=1.83350 ν=21.00 r7=8.2901 d7=1.2527 n4=1.72916 ν=54.68 r8=−2.3516 d8=0.1586 r9=4.8681 d9=2.0456 n5=1.56384 ν=60.69 r10=−2.2238(非球面) d10=0.3171 r11=10.2453 d11=1.7919 n6=1.72916 ν=54.68 r12=−2.5498 d12=0.7170 n7=1.83350 ν=21.00 r13=∞ 非球面係数 P=−1.0132,B=0,E=0.50514×10-2 F=0.20009×10-2,G=0.47710×10-4 Ei′(ni-1−ni)f3=0.0158 hm/rs=0.973,hc/I=0.993 ω〔rad〕=1.334,0.9tan(ω/0.9)=10.167 I/f=1.427,平均屈折率=1.772 f(ni-1−ni)/ri′=0.254 実施例9 f=1.000,F/2.355,2ω=116.0゜ IH=1.1359,物体距離=−14.8976 β=−8.173 r1=3.6006 d1=0.6518 n1=1.51633 ν=64.15 r2=0.7187 d2=0.6297 r3=−47.6071(絞り) d3=0.8922 n2=1.72916 ν=54.68 r4=−1.1611 d4=0.1862 r5=−16.4898 d5=1.6748 n3=1.56384 ν=60.69 r6=−1.4151(非球面) d6=0.1862 r7=3.4415 d7=1.7049 n4=1.72916 ν=54.68 r8=∞ 非球面係数 P=−3.6578, Ei′(ni-1−ni)f3=0.1158 hm/rs=0.874,hc/I=0.847 ω〔rad〕=1.012,0.9tan(ω/0.9)=1.882 I/f=1.136,平均屈折率=1.635 f(ni-1−ni)/ri′=0.398 実施例10 f=1.000,F/2.406,2ω=116.0゜ IH=1.1314,物体距離=−14.8382 β=−8.968 r1=3.5972 d1=0.6492 n1=1.51633 ν=64.15 r2=0.7478 d2=0.6180 r3=−18.2847(絞り) d3=0.8606 n2=1.72916 ν=54.68 r4=−1.1546 d4=0.1855 r5=−23.3371 d5=1.5212 n3=1.56384 ν=60.69 r6=−2.6919 d6=0.1855 r7=1.7835(非球面) d7=1.7927 n4=1.72916 ν=54.68 r8=∞ 非球面係数 P=−4.4223, Ei′(ni-1−ni)f3=0.0871 hm/rs=0.799,hc/I=1.000 ω〔rad〕=1.012,0.9tan(ω/0.9)=1.882 I/f=1.131,平均屈折率=1.635 f(ni-1−ni)/ri′=0.409 ただしr1,r2,…はレンズ各面の曲率半径、d1,d2,…は
各レンズの肉厚および空気間隔、n1,n2,…は各レンズの
屈折率、ν1…は各レンズのアツベ数である。
実施例1は、第1図に示す構成で、絞りより前の前群
にパワーを持たせない設計で、後群は三つの正レンズか
らなり、その2番目の正レンズの像側の面を非球面にし
た。この非球面により歪曲収差を補正するようにした
が、そのために生じやすいメリジオナル像面の曲がりや
うねりは、ほとんどみられない。又非球面の形状はなめ
らかで変曲点もないので、非球面レンズをプレス成形す
る時の金型の加工が行ないやすい。歪曲収差は半画角60
゜において−29%まで補正されている。
実施例2乃至実施例5は、夫々第2図乃至第5図に示
す構成で、前群に負レンズを用いてレトロフォーカスタ
イプのレンズ系にした。又後群は三つのレンズよりな
る。
実施例2,3,4は後群の2番目のレンズの像側の面を非
球面とした。又実施例5は後群の3番目のレンズの物体
側の面を非球面とした。実施例2,3,5で用いている非球
面は、変曲点を有しないが、実施例4で用いている非球
面は、変曲点を有している。
実施例2〜5の歪曲収差は、夫々、半画角60゜におい
て−32%、半画角70゜において−54%、半画角60%にお
いて−24%、半画角60゜において−32%である。
実施例6〜8は、前群中に正レンズを含むもので、前
群は、物体側から順に像側に強い凹面を有する負レンズ
と、像側に強い凸面を有する正レンズで構成したもので
ある。また後群は、絞りから順に像側に凸面を有する正
レンズと、像側に非球面の凸面を有する正レンズと、絞
り側に凸面を有するレンズとからなっている。又これら
実施例は、後群中に接合レンズを配置して倍率の色収差
を補正し、又前群中の正レンズにアツベ数が45以下の高
分散ガラスを用いて倍率の色収差を補正している。更に
最も物体側の負レンズに屈折率が1.7以上の高屈折率の
ガラスを用いて負レンズの加工正を良くしている。又絞
り直後の正レンズを接合レンズとして軸上色収差を補正
している。
又像面とレンズとを接合可能な構成にして像位置のゴ
ミ等がみえないようにし、最も物体側の面を平面に近い
形状にして水きれ性を一層良好にしている。
内視鏡先端部の限られた空間内に加工性の良いレンズ
を配置するため高屈折率のレンズを多用し、レンズの平
均屈折率(各レンズの屈折率の和)/(レンズ枚数)が
1.65以上になるようにした。
また実施例6,7は、非球面レンズが平凸レンズである
ので、プレス成形時の面間の偏芯がない。
実施例9,10は夫々第9図、第10図に示すレンズ構成
で、前群が負レンズのみで構成されており、又後群は、
絞り側から順に像側に凸面を有する正レンズと、像側に
凸面を有する正レンズと、物体側に凸面を有する正レン
ズとからなっている。
実施例9は、後群の中間の正レンズの像側に非球面を
設け又実施例10は、最も像側の正レンズの物体側に非球
面を設けている。どちらの実施例もマージナル光線高、
主光線高からみて最も適した位置に非球面を設けてい
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の構成を採用することによ
って、コンパクトで、水きれ性が良好で、又加工が難し
い形状の非球面を用いることなしに像面湾曲を補正しつ
つ歪曲収差を減少させたほぼテレセントリックな内視鏡
対物レンズを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は夫々本発明内視鏡対物レンズの実施
例1乃至実施例10の断面図、第11図乃至第20図は夫々実
施例1乃至実施例10の収差曲線図、第21図は対物レンズ
外面周辺部の水の残り具合いを示す図、第22図は送水時
レンズ表面の水の流れを示す図、第23図は非球面の式の
座標糸を示す図である。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、明るさ絞りと正の屈折力
    を有するレンズ群とを備え、前記明るさ絞りが前記レン
    ズ群の前側焦点近傍に位置するように配置された内視鏡
    対物レンズにおいて、前記正の屈折力を有するレンズ群
    は3群構成からなり、前記絞りの後のレンズ群のみが非
    球面を含んでおり、該非球面が下記の条件(1)を満足
    することを特徴とする内視鏡対物レンズ。 (1) E1′(ni-1−ni)>0 ただし、非球面は球面に高次の項を加えた以下の多項式
    で近似され、Ei′はこの非球面の4次の非球面係数、n
    i-1、niは夫々上記非球面の物体側および像側の媒質の
    屈折率、r′は基準球面の曲率半径、x,yは光軸と基準
    球面の交点を原点としたときの、光軸方向及び光軸に垂
    直な方向の座標である。
  2. 【請求項2】物体側より順に、負の単レンズと正の単レ
    ンズとを含む前群と、明るさ絞りと、正の屈折力を有す
    る後群とを備え、前記明るさ絞りが前記後群の前側焦点
    近傍に位置するように配置され、少なくとも前記後群が
    下記の条件(1)を満足する非球面を含んでいることを
    特徴とする内視鏡対物レンズ。 (1) E1′(ni-1−ni)>0 ただし、非球面は球面に高次の項を加えた以下の多項式
    で近似され、Ei′は上記非球面の4次の非球面係数、n
    i-1、niは夫々上記非球面の物体側および像側の媒質の
    屈折率、r′は基準球面の曲率半径、x,yは光軸と基準
    球面の交点を原点としたときの、光軸方向及び光軸に垂
    直な方向の座標である。
  3. 【請求項3】物体側より順に、負レンズからなる前群
    と、明るさ絞りと、正の屈折力を有する後群とを備え、
    前記明るさ絞りが前記後群の前側焦点近傍に位置するよ
    うに配置された内視鏡対物レンズにおいて、前記後群は
    3群構成からなり、少なくとも前記後群が下記の条件
    (1)を満足する非球面を含んでいることを特徴とする
    内視鏡対物レンズ。 (1) E1′(ni-1−ni)>0 ただし、非球面は球面に高次の項を加えた以下の多項式
    で近似され、Ei′は上記非球面の4次の非球面係数、n
    i-1、niは夫々上記非球面の物体側および像側の媒質の
    屈折率、r′は基準球面の曲率半径、x,yは光軸と基準
    球面の交点を原点としたときの、光軸方向及び光軸に垂
    直な方向の座標である。
  4. 【請求項4】前記絞りの前に負レンズを含むレンズ群を
    備え、下記の条件(2)を満足することを特徴とする請
    求項1の内視鏡対物レンズ。 (2) ω≦I/f≦0.9tan(ω/0.9) ただしωは対物レンズの半画角、Iは最大像高、fは対
    物レンズの焦点距離である。
  5. 【請求項5】下記の条件(2)を満足することを特徴と
    する請求項2または3の内視鏡対物レンズ。 (2) ω≦I/f≦0.9tan(ω/0.9) ただしωは対物レンズの半画角、Iは最大像高、fは対
    物レンズの焦点距離である。
  6. 【請求項6】下記の条件(3)を満足することを特徴と
    する請求項1、2または3の内視鏡対物レンズ。 (3) ΣEi′(ni-1−ni)・f3>0.001 ただし、fは対物レンズの焦点距離である。
  7. 【請求項7】下記の条件(4)を満足することを特徴と
    する請求項6の内視鏡対物レンズ。 (4) ΣEi′(ni-1−ni)・f3>0.01
  8. 【請求項8】前記非球面が下記の条件(5)、(6)を
    満足することを特徴とする請求項1又は2の内視鏡対物
    レンズ。 (5) |hm/rs|>0.5 (6) |hc/I|>0.5 ただし、hm、hcは非球面におけるマージナル光線高およ
    び最大像高の主光線高、rsは絞り半径、Iは最大像高で
    ある。
  9. 【請求項9】前記非球面が像側に凸の形状を有すること
    を特徴とする請求項1、2または3の内視鏡対物レン
    ズ。
  10. 【請求項10】前記非球面を有するレンズが平凸レンズ
    であることを特徴とする請求項1、2または3の内視鏡
    対物レンズ。
  11. 【請求項11】前記非球面の近軸パワーf(ni-1−ni
    /ri′が0.1以上であることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3の内視鏡対物レンズ。 ただし、ri′は非球面の基準球面の曲率半径である。
  12. 【請求項12】前記後群が正の3群構成からなることを
    特徴とする請求項2の内視鏡対物レンズ。
  13. 【請求項13】前記後群の正の3群のうち、正の第2群
    の像側面が非球面であることを特徴とする請求項1又は
    3の内視鏡対物レンズ。
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