JP3433017B2 - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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    • Y10S430/111Polymer of unsaturated acid or ester

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子等の製
造における微細加工に用いられるレジスト材料として好
適な感光性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIなどの半導体集積回路を初めとす
る各種の電子部品の微細加工に当たっては、レジストを
用いたフォトリソグラフィー技術により微細パターンが
形成されている。特に最近では、電子機器の多様化、多
機能化および高密度化に伴い、より微細なレジストパタ
ーンを形成することが要求されている。微細なレジスト
パターンを形成するための一つの施策としては、露光光
源の短波長化が挙げられ、最近では、ArFエキシマレ
ーザー(193nm)や、YAGレーザーの5倍高調波
(213nm)等の短波長光を露光光源として用いたレ
ジストパターン形成技術が開発されている。
【0003】しかしながら、通常のレジスト材料は、こ
の波長領域の光を1/30ミクロン程度しか透過しない
ため、露光時にレジスト膜の表面から離れた部分にまで
露光光を十分に到達させることができない。その結果、
このようなレジスト材料では、短波長の露光光を用いて
も、微細パターンを形成することが困難であるという問
題があった。
【0004】露光光の短波長化の効果を十分に発揮して
微細なパターンを形成するためには、その波長の光に対
して高い透明性を有するレジストが不可欠である。さら
に、得られたレジストパターンをエッチングマスクとし
て用いて、配線パターンの微細加工をより効果的に行な
うためには、レジストは、十分なドライエッチング耐性
を有していることが要求される。
【0005】そこで、光透明性に優れたレジスト材料と
して、特開平4−39665号には、脂環式炭化水素の
骨格を有する重合性化合物と、アルカリ可溶性を有する
重合性化合物との共重合体を含有するレジストが開示さ
れている。このレジストは、光透明性に優れるととも
に、十分なドライエッチング耐性を有するものである
が、現像液への溶解性に問題があった。すなわち、アル
カリ溶解性を全く示さない脂環式化合物と、強力にアル
カリ溶解性を示すカルボン酸化合物という、両極端な物
性を有する2つの重合性化合物を共重合させた重合体を
含有しているので、現像の際には、アルカリ溶解性の部
分のみが溶解して不均一な溶解となることが避けられな
い。その結果、十分な解像性が得られにくく、未露光部
での部分的な溶解によるクラックや表面あれが生じやす
くなり、パターン形成の再現性も低いものであった。さ
らに、レジスト膜と基板との界面へ現像液が浸入して、
最悪の場合にはパターンが倒壊してしまう。加えて、こ
のような共重合体は相分離を起こしやすく、溶媒への溶
解が不均一であるので、塗布溶媒の選択や基板への塗布
性にも大きな問題があった。
【0006】このように、ArFエキシマレーザー等の
短波長光に対して高い透明性を示すとともに優れたアル
カリ溶解性を有し、かつ、解像性および再現性が良好で
あって、さらには微細加工のための十分なドライエッチ
ング耐性を有するレジスト材料が望まれているものの、
これらの条件を兼ね備えたレジスト材料は、いまだ開発
されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れたアル
カリ現像性、良好な解像性、再現性を有するとともに、
波長193nmの短波長の紫外線に対する高い透明性や
十分なドライエッチング耐性を示す感光性組成物を提供
することを目的とする。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、酸分解
性基を有する樹脂、光酸発生剤、および分子量2000
以下のナフトールノボラック化合物を含有する波長19
3nmの紫外線用感光性組成物が提供される。
【0010】また、本発明によれば、アルカリ可溶性樹
脂、酸分解性基を有する化合物、光酸発生剤、および分
子量2000以下のナフトールノボラック化合物を含有
する波長193nmの紫外線用感光性組成物が提供され
る。
【0011】さらに、本発明によれば、アルカリ可溶性
樹脂、酸分解性基を有する化合物、光酸発生剤を含有
し、前記酸分解性基を有する化合物が分子量2,000
以下のナフトールノボラック化合物であり、前記アルカ
リ可溶性樹脂が、脂環式骨格を有する重合体を単量体と
する波長193nmの紫外線用感光性組成物が提供され
る。
【0012】またさらに、本発明によれば、アルカリ可
溶性樹脂、酸分解性化合物、および光酸発生剤を含有
し、前記アルカリ可溶性樹脂が分子量2,000以下の
ナフトールノボラック化合物である波長193nmの紫
外線用感光性組成物が提供される。また本発明によれ
ば、アルカリ可溶性樹脂、酸分解性基を有する化合物、
および光酸発生剤を含有し、前記酸分解性基を有する化
合物は、分子量2,000以下のナフトールノボラック
化合物であり、前記ナフトールノボラック化合物は、ナ
フトール化合物とグリオキシル酸との縮合により合成さ
れる波長193nmの紫外線用感光性組成物が提供され
る。また本発明によれば、アルカリ可溶性樹脂、酸分解
性基を有する化合物、および光酸発生剤を含有し、前記
酸分解性基を有する化合物は、下記一般式(2)で表さ
れる分子量2,000以下のナフトールノボラック化合
物である波長193nmの紫外線用感光性組成物が提供
される。
【化3】 (ここで、R1及びR2は、同一であっても異なっていて
もよく、水素原子、置換アルキル基、非置換アルキル
基、または環状置換基であり、R3はtert−ブチル
アセテート基または水素原子であり、R4は水素原子、
アルキル基、カルボキシル基またはそのエステルであ
り、mは重合度を示す整数である。)また本発明によれ
ば、アルカリ可溶性樹脂、酸分解性基を有する化合物、
および光酸発生剤を含有し、前記酸分解性基を有する化
合物は、分子量2,000以下のナフトールノボラック
化合物であり、前記アルカリ可溶性樹脂は、アクリル
酸、メタクリル酸、およびヒドロキシビニルナフトール
からなる群から選択される少なくとも1種の単量体を含
む波長193nmの紫外線用感光性組成物が提供され
る。また本発明によれば、アルカリ可溶性樹脂、酸分解
性基を有する化合物、および光酸発生剤を含有し、前記
酸分解性基を有する化合物は、下記一般式(2)で表さ
れる分子量2,000以下のナフトール化合物である波
長193nmの紫外線用感光性組成物が提供される。
【化4】 (ここで、R1,R2,R3及びR4の少なくとも1種は、
酸分解性基を含むカルボキシル基を有する1価の有機基
であり、R3は酸分解性基または水素原子であり、残り
はアルキル基、ハロゲン原子、または水素原子であり、
mは重合度を示す整数である。)
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明における酸分解性基としては、例え
ば、tert−ブチルエステル、tert−ブトキシカ
ルボニル基、トリメチルシリルエーテルおよびエステル
基、テトラヒドロピラニルエーテルおよびエステル基等
が挙げられる。かかる酸分解性基を有する樹脂として
は、具体的には、tert−ブチルメタクリレートや、
tert−ブチルアクリレート、tert−ブトキシカ
ルボニル化ビニルフェノール、tert−ブトキシカル
ボニルオキシメチル化ビニルフェノール、tert−ブ
トキシカルボニル化ビニルナフトール、およびtert
−ブトキシカルボニルオキシメチル化ビニルナフトー
ル;トリメチルシリルメタクリレート、およびトリメチ
ルシリルアクリレート;メタクリル酸テトラヒドロピラ
ニルエステル、およびアクリル酸テトラヒドロピラニル
エステルなどを、単量体とする共重合体が挙げられる。
【0015】このような酸分解性基を有する単量体の重
合割合は、共重合体中5%以上50%未満であることが
好ましい。5%未満では溶解抑止能が低下するおそれが
あり、一方50%を越えると、アルカリ溶解性が低下す
るおそれがある。
【0016】本発明において、酸分解性基を有する樹脂
の配合量は、組成物中、5wt%以上90wt%以下と
することが好ましい。5wt%未満であると感光性組成
物の塗布性が低下し、90wt%を越える場合には、十
分な感度を得ることが困難となる。
【0017】なお、前述の酸分解性基を有する樹脂は、
アルカリ可溶性樹脂と、酸分解性基を有する化合物との
組み合わせで置き換えてもよい。
【0018】ここで、アルカリ可溶性樹脂としては、フ
ェノール性水酸基を分子中に有する重合体、およびカル
ボン酸を分子中に有する重合体等、通常のアルカリ可溶
性樹脂として知られているものを使用することができ
る。より具体的には、フェノールノボラック樹脂誘導
体、ヒドロキシスチレン、ヒドロキシビニルナフタレ
ン、およびアクリル酸やメタクリル酸などのアルカリ可
溶ビニル系モノマーを単量体とする重合体が挙げられ
る。特に、アクリル酸やメタクリル酸、ヒドロキシビニ
ルナフタレンのようなモノマーを単量体とする重合体
は、193nmの波長の露光光に対する透明性が高いの
で好ましい。
【0019】さらに本発明においては、分子量2,00
0以下のナフトールノボラック化合物をアルカリ可溶性
樹脂として用いることもできる。この場合には、ドライ
エッチング耐性が向上するので好ましい。
【0020】アルカリに可溶なビニルモノマーを用いる
場合、その割合は、重合体中5%以上とすることが好ま
しい。この範囲を逸脱すると、アルカリ溶解性が低下す
るおそれがある。
【0021】本発明において、アルカリ可溶性樹脂の配
合量は、通常、組成物中5wt%以上85wt%以下で
ある。5wt%未満だと感光性組成物の塗布性が低下
し、85wt%を越える場合には、十分な感度を得るこ
とが困難となる。
【0022】また、酸分解性基を有する化合物として
は、例えば、米国特許第4,491,628号および同
第4,603,101号、および特開昭63−2782
9号等に記載された化合物が挙げられる。具体的には、
以下に示す化合物が挙げられる。
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】
【0025】
【化5】
【0026】
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】
【化10】
【0031】
【化11】
【0032】
【化12】
【0033】
【化13】
【0034】
【化14】
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】
【化18】
【0039】
【化19】
【0040】
【化20】
【0041】あるいは、カルボン酸またはフェノール性
水酸基が導入された複合多環芳香環化合物のヒドロキシ
末端の一部または全部を、酸で分解し得る保護基で置換
して得られた化合物を、アルカリ可溶性樹脂として使用
してもよい。この場合、酸で分解し得る保護基は、例え
ば、tert−ブチルエステル、tert−ブチルカー
ボネート、テトラヒドロピラニル基、アセタール基、お
よびトリメチルシリル基等とすることができる。かかる
化合物をより具体的に例示すると、ナフタレンまたはア
ントラセンのポリヒドロキシ化合物、およびそれらのノ
ボラック型縮合化合物のtert−ブチルカーボネート
やアセタール化合物;ナフトールフタレインのtert
−ブチルカーボネート;キナザリンまたはキニザリンの
tert−ブチルカーボネート;ナフタレンまたはアン
トラセンのポリヒドロキシ化合物およびそれらのノボラ
ック型縮合化合物のtert−ブチルオキシカーボニル
メチル化物;ナフトールフタレインのtert−ブチル
オキシカーボニルメチル化物などが挙げられる。なかで
も、後述する一般式(1)で表される化合物のtert
−ブチルカーボネートまたはtert−ブチルオキシカ
ルボニルメチル化物またはアセタール化合物などが好適
に用いられる。
【0042】これらの酸分解性基を有する化合物は、単
独で、または2種類以上の混合物として、前述のアルカ
リ可溶性樹脂と組合わせて配合することができる。
【0043】また、酸分解性基を有する化合物は、アル
カリ可溶性樹脂に対して、3wt%以上40wt%未満
で配合することが好ましい。配合量が3wt%未満であ
ると十分な解像性を得るのが困難となり、一方、40w
t%以上であると塗膜性または現像時の溶解速度が著し
く低下するおそれがある。なお、酸分解性化合物の配合
量は、より好ましくは10〜30wt%である。
【0044】光酸発生剤としては、化学放射線の照射に
よって酸を発生する任意の化合物を使用することができ
る。かかる化合物としては、例えば、スルフォニウムや
ヨードニウムとトリフレートとのオニウム塩、ナフトキ
ノンジアジド化合物、スルフォニル化合物、スルフォネ
ート化合物、およびスルファミド化合物などが挙げられ
る。
【0045】なお、芳香環を全く含まない光酸発生剤
(例えば、CMS−105、DAM−301、NDI−
105やEPI−105(みどり化学製)等)を使用す
ることもできるが、耐熱性の点を考慮すると、芳香族化
合物を使用することが望ましい。
【0046】光酸発生剤としての芳香族化合物が、共役
した多環芳香族の場合には、193nmの透明性が向上
するので、より好ましいものとなる。なお、共役した多
環芳香環とは、複数の芳香環が共役した状態にある定ま
った分子構造を有することを示し、共役とは、二重結合
が一つおきに平面に近い状態に整列した状態を表わす。
このような共役した多環芳香環としては、例えば、ナフ
タレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ピレン
環、ナフタセン環、クリセン環、3,4ベンゾフェナン
トレン環、ペリレン環、ペンタセン環、およびピセン環
が挙げられる。また、ピロール環、ベンゾフラン環、ベ
ンゾチオフェン環、インドール環、ベンゾオキサゾール
環、ベンゾチアゾール環、インダゾール環、クロメン
環、キノリンジンノリン環、フタラジン環、キナリゾン
環、ジベンゾフラン環、カルバゾール環、アクリジン
環、フェナントリジン環、フェナントロリン環、フェナ
ジン環、チアントレン環、インドリジン環、ナフチリジ
ン環、プリン環、プテリジン環、およびフルオレン環な
どの芳香環も、多環芳香環に相当する。
【0047】特に、ナフタレン環、アントラセン環およ
びフェナントレン環から選択された芳香環は、193n
mの波長に対する透明性に優れ、十分なドライエッチン
グ耐性を有するので望ましい。例えば、ナフタレン骨格
またはジベンゾチオフェン骨格を有するオニウム塩やス
ルフォネート、スルフォニル、およびスルファミド化合
物などを挙げることができる。より具体的には、NAT
−105およびNDS−105などのナフタレン環を有
するスルフォニウム塩;NDI−106などのナフタレ
ン含有塩素化トリアジン;ナフタリジルトリフレートな
どのスルフォン酸イミド(以上みどり化学製);ジベン
ゾチオフェン誘導体のオニウム塩(ダイキン化学製);
およびナフタレンバイスルホンなどの化合物が挙げられ
る。また、トリフェニルスルホニウムトリフレートは酸
発生効率に優れるので、好適に用いることができる。
【0048】なお、本発明の感光性組成物において、光
酸発生剤は、単独でまたは2種類以上を混合して使用し
てもよい。
【0049】光酸発生剤の配合量は、感光性組成物の全
固形分中、0.1wt%以上20wt%未満とすること
が好ましい。0.1wt%未満の場合には、十分な感度
を得ることが困難となり、一方、20wt%以上の場合
には、塗膜性が著しく低下するおそれがある。
【0050】本発明の感光性組成物に含有されるナフト
ールノボラック化合物とは、ナフトールまたはその誘導
体をカルボニル化合物で縮合して得られるノボラック型
化合物であり、例えば、下記に示す一般式(1)で表わ
すことができる。
【0051】
【化21】
【0052】上記一般式(1)中、R1 およびR2 は、
同一であっても異なっていてもよく、水素原子、置換も
しくは非置換アルキル基、または環状置換基であり、m
は重合度を示す整数である。ここで、mは15以下、R
1 およびR2 がアルキル基である場合、その炭素数は、
1〜10であることが好ましく、このアルキル基に導入
され得る置換基としては、ハロゲン原子、カルボキシル
基等が挙げられる。さらに、アルキル基、ヒドロキシル
基、カルボキシル基、ハロゲン原子等の置換基がナフタ
レン骨格に導入されていてもよい。
【0053】さらに、下記一般式(2)で表わされる化
合物を用いることもできる。
【0054】
【化22】
【0055】上記一般式(2)中、R1 およびR2 は、
同一であっても異なっていてもよく、水素原子、置換も
しくは非置換アルキル基、または環状置換基であり、R
3 は酸分解性基または水素原子であり、R4 は水素原
子、アルキル基、カルボキシル基またはそのエステルで
あり、mは重合度を示す整数である。
【0056】この化合物の原料の1つであるナフトール
誘導体とは、具体的には、少なくと1つのヒドロキシル
基が導入されたナフタレン骨格を有する化合物であっ
て、一部の水素原子がメチル基などのアルキル基やハロ
ゲン原子で置換された化合物を示す。なお、ヒドロキシ
ル基が1つの場合、導入される位置は、ナフタレン骨格
のα位およびβ位のいずれでもよい。
【0057】また、カルボニル化合物としては、ホルム
アルデヒド、アセトアルデヒド、プロパノール、ブチラ
ール、グリオキシル酸、アセトン、ブタノン、プロパノ
ン、ペンタノン、ヘキサノン、ヘプタノン、オクタノ
ン、ノナノン、デカノンおよびそれらの環状化合物等が
挙げられる。さらに、ビシクロ化合物を使用することも
できる。
【0058】前述のナフトールまたはその誘導体とカル
ボニル化合物との2種類の原料は、適宜選択して目的の
ナフトールノボラック化合物を得ることができるが、特
に、カルボニル化合物を、ホルムアルデヒド、アセトア
ルデヒド、プロパノール、ブチラールおよびグリオキシ
ル酸から選択し、このカルボニル化合物とナフトールと
を使用することが好ましい。この場合には、合成が容易
であるとともに、アルカリ溶解性および溶解抑止能に優
れたナフトールノボラック化合物を得ることができる。
【0059】かかるカルボニル化合物は、通常分子量が
大きくなるにしたがって得られるナフトールノボラック
化合物のアルカリ溶解性が低下するが、逆に193nm
の透明性が向上するため、多量に配合することが可能と
なる。例えば、アダマンタノン、ノピノン、デカロン、
カンファ、ノルカンファ、ビシクロノナン−オンなどが
挙げられる。また、グリオキシル酸は、溶解抑止能は低
いものの、アルカリ溶解性を向上させるうえで特に好ま
しい。また、グリオキシル酸にアセタールやtert−
ブチル基を導入した場合、酸分解性も付与できるので望
ましいものとなる。
【0060】こうしたナフトールノボラック化合物は、
具体的には、ナフトールまたはその誘導体にカルボニル
化合物を加え、例えば、シュウ酸、硫酸、リン酸、また
はオキシ塩化2リンといった酸触媒などの作用によって
縮合させて合成することができる。このとき、本発明に
用いられるナフトールノボラック化合物は、通常、単量
体から十数量体の混合物として得られる。本発明におい
て、ナフトールノボラック化合物の分子量が2000以
下に限定される理由は、この範囲を逸脱すると、現像時
の溶解速度の低下を生じるおそれがあるからである。一
方、ナフトールノボラック化合物の分子量があまりに低
いと、その溶解抑止能や感光性組成物の塗布性が低下す
る傾向があるため、ナフトールノボラック化合物の分子
量は、200〜2000であることが好ましい。
【0061】このようなナフトールノボラック化合物
は、単独で用いても、あるいは2種類以上の混合物とし
て用いてもよい。
【0062】また、ナフトールノボラック化合物の配合
量は、感光性組成物の全固形分中、3wt%以上90w
t%未満であることが好ましい。この化合物の配合量が
3wt%未満であるとアルカリ溶解性を変化させること
が困難となり、逆に90wt%以上であると、透明性が
低下するおそれがある。
【0063】なお、本発明においては、上述したような
分子量2,000以下のナフトールノボラック化合物を
アルカリ可溶性樹脂として用い、この化合物に対して感
光剤を配合して感光性組成物を調製することもできる。
この場合、感光剤としては、例えば、メルドラム酸のジ
アゾ化合物のようにマロン酸誘導体が好適に用いられ
る。かかる化合物は、下記一般式(3)で表される。
【0064】
【化23】
【0065】ここで、R5 およびR6 はアルキル基であ
り、同一であっても異なっていてもよい。R7 はジアゾ
基または2価の有機基を示す。また、R5 とR6 とは、
部分的に結合して環状化合物を形成しても構わない。さ
らに、R5 、R6 およびR7に芳香族化合物を含有しな
い場合には、193nmの透明性が向上するので好まし
い。あるいは、芳香族を含有した場合には、複合多環芳
香環化合物であると193nmの透明性が向上するので
望ましいものとなる。
【0066】なお、感光剤の配合割合は、アルカリ可溶
性樹脂としてのナフトールノボラック化合物に対して5
〜50%が好ましい。5%未満の場合には、十分な感度
を得ることが困難となり、一方50%を越えると、塗膜
性が著しく低下するおそれがある。
【0067】また、上述のナフトールノボラック化合物
をアルカリ可溶性樹脂として用いて、ポジ型またはネガ
型の化学増幅型レジストを調製することもできる。例え
ば、ポジ型の化学増幅型レジストは、ナフトールノボラ
ック化合物と、上述したような酸分解性の化合物及び光
酸発生剤とを配合して調製することができる。
【0068】一方、ネガ型の化学増幅型レジストとする
場合には、ナフトールノボラック化合物に対し、酸架橋
性の化合物及び光酸発生剤を配合する。ここで、酸架橋
性の化合物としては、メチロール化された含窒素複素環
化合物を使用することができ、具体的には、サイメルシ
リーズ(三井サイアナミット社製)、ナフチリジン、ア
ミノブテリジン、ジアミノプリン、及びトリアムタレン
のメチロール化物(メラミン樹脂)等が挙げられる。
【0069】この場合、酸架橋性化合物の配合割合は、
ナフトールノボラックに対して2.5〜20%が好まし
く、5〜15%がより好ましい。この範囲を逸脱する
と、感度あるいは解像性が低下するおそれがあるからで
ある。
【0070】次に、本発明の感光性組成物の成分の1つ
である樹脂について、さらに詳細に説明する。
【0071】この樹脂が、脂環式骨格を有する重合性化
合物を単量体とする共重合体である場合には、193n
mの紫外線に対する透明性を損なうことなくドライエッ
チング耐性を向上させることができるので好ましい。
【0072】なお、脂環式骨格とは、Cn 2n(nは3
以上の整数)で表わされる環状シクロ化合物やビシクロ
化合物、およびこれらの縮合環、さらには置換体であ
り、具体的には、例えば、シクロブタン環、シクロペン
タン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、シクロ
オクタン環、およびそれらの橋かけ炭化水素、スピロヘ
プタン、スピロオクタンなどのスピロ環;ノルボニル
環、アダマンチル環、ボルネン環、メンチル環、メンタ
ン環などのテルペン環;ツジャン、サビネン、ツジョ
ン、カラン、カレン、ピナン、ノルピナン、ボルナン、
フェンカン、トリシクレン、コレステリック環などのス
テロイド;タンジュウサン、ジギタロイド類、ショウノ
ウ環、イソショウノウ環、セスキテルペン環、サントン
環、ジテルペン環、トリテルペン環、ステロイドサポニ
ン環などが挙げられる。
【0073】脂環式骨格を有する重合性化合物として
は、例えば、前述の脂環式骨格から2個の水素原子を脱
水素して生じる二重結合を有する化合物、および脂環式
骨格を含むアルコールとアクリル酸およびメタクリル酸
などの重合性カルボン酸とのエステルなどのビニル系化
合物が挙げられる。より具体的には、アダマンチルメタ
クリレート、ノルボルニルメタクリレート、イソボルニ
ルメタクリレート、メンチルメタクリレート、シクロヘ
キシルメタクリレート、1,2,3,6−テトラヒドロ
フタルイミド、およびシス−5−ノルボルネン−エンド
−2,3−ジカルボン酸無水物などの化合物が用いられ
得る。したがって、これらの化合物と、例えばtert
−ブチルエステルなどの酸分解性基を有するビニル系化
合物とを共重合させて得られた重合体を、本発明の感光
性組成物における樹脂として使用することができる。ま
た、tert−ブチルエステルなど酸分解性基を有する
ビニル系化合物の代わりに、アルカリ可溶性ビニル系化
合物を前述の化合物と共重合体させた樹脂を使用しても
よい。これらの脂環式骨格を有する重合性化合物は、単
独でまたは、2種類以上の混合物として使用することが
できる。
【0074】かかる脂環式骨格を有する重合性化合物の
割合は、共重合体中20%以上60%未満であることが
好ましい。この範囲を逸脱すると、それぞれドライエッ
チング耐性、アルカリ溶解性が低下するおそれがある。
【0075】さらに、前述の脂環式骨格を有する重合性
化合物が、25℃の水溶液中でのpKaが7以上11以
下という特性を有する場合には、ドライエッチング耐
性、193nmの波長に対する透明性に加えて、さらに
アルカリ溶解性を向上させることができるのでより好ま
しいものとなる。なおここで、重合性化合物のpKaの
値を7以上11以下と規定した理由は、pKaが7未満
だと脂環式骨格と酸性置換基とのアルカリ溶解性の差異
が大きいため、十分な解像性が得られ難く、逆に、pK
aが11を越えるとアルカリ溶解性がさほど向上しない
からである。
【0076】pKa7〜11の範囲の重合性化合物とし
ては、例えば、プロパノンオキシムやプロパナールオキ
シム基;ヒドロキシイミノペンタノンおよびジメチルグ
リオキシム等のケトンオキシム構造を含むアルキル基;
N−ヒドロキシサクシンイミド構造を含むアルキル基;
シクロペンテン1,3−ジオンやアセチルアセトン、3
−メチル−2,4−ペンタンジオン等のジカルボニルメ
チレン構造を含む置換基;スルファミド構造を有する置
換基;多置換スルフォニルメタン構造を含むアルキル
基;ヘキサンチオール等のチオールを含むアルキル基;
ヒドロキシシクロペンテン等のエノール構造を含むアル
コール、フルフリルアルコール構造を含む置換基;アミ
ック酸構造を含むアルキル基;フェノール、クレゾール
およびサリシルアルデヒド等のフェノール性水酸基を含
む置換基;およびトリアジン骨格を有する置換基を有す
る脂環型重合性化合物が挙げられる。
【0077】特に、下記に示す一般式(4)〜(6)で
表される構造を有する化合物を用いると、アルカリ溶解
性がいっそう向上するため最も好ましい。
【0078】
【化24】
【0079】上記一般式(4)中、R8 ,R9 ,および
10の少なくとも1つは脂環族を含む1価の有機基であ
り、その他はアルキル基である。R8 およびR9 は部分
的に結合し環状化合物を形成してもよく、R10はヒドロ
キシル基であってもよい。
【0080】
【化25】
【0081】上記一般式(5)中、R11、R12、R13
よびR14の少なくとも1つは脂環族を含む1価の有機基
であり、その他は水素原子またはアルキル基を示す。R
11とR12とは部分的に結合して環状化合物を形成しても
よく、R13とR14とは、部分的に結合して環状化合物を
形成してもよい。
【0082】
【化26】
【0083】上記一般式(6)中、R15,R16,および
17の少なくとも1つは脂環族を含む1価の有機基であ
り、その他は水素原子あるいはアルキル基を示す。ま
た、R15とR16とは部分的に結合して環状化合物を形成
してもよい。
【0084】なお、pKa7〜11の範囲の酸性置換基
を有する脂環式骨格を含む重合性化合物において、酸性
置換基と脂環式骨格との組み合わせは、何等限定される
ものではなく、適宜選択して組み合わせることができ
る。すなわち、かかる重合性化合物は、脂環式骨格およ
びこれに導入された酸性置換基と、重合性二重結合とを
同時に有する任意の化合物とすることができる。
【0085】本発明において上述したような重合体は、
酸性置換基が導入された脂環式構造および重合性二重結
合を分子中に有する重合性化合物を、ラジカル重合、カ
チオン重合、アニオン重合やチグラーナッタ触媒下で重
合させることで、容易に得ることができる。一般に、脂
環式構造及び重合性二重結合を分子中に有する重合性化
合物は、後者の触媒を用いることによって高分子量のポ
リマーとすることができる。しかしながら本発明では、
低分子量のポリマーであっても、成膜さえできれば何等
問題ないため、ラジカル重合など簡便な手法を用いて重
合し、低分子量化合物と高分子量化合物との混合した状
態で用いてもよい。
【0086】またこのとき、高分子化合物のアルカリ溶
解性調整やレジストと基板との密着性向上の観点から、
アクリル酸や無水マレイン酸及びこれらのエステル置換
体、ビニルフェノール、ビニルナフトール、ナフトール
オキシメタクリレート、SO2 などと共重合させること
が好ましい。さらに、これらアルカリ可溶性化合物のア
ルカリ可溶性基について、アルカリ溶液に対する溶解抑
止能を有する酸分解性基で保護してなる化合物を共重合
させても構わない。
【0087】なお、共重合成分が、tert−ブチルメ
タクリレートや、tert−ブトキシカルボニルメチル
化ビニルフェノール、tert−ブトキシカルボニルオ
キシ化スチレン、tert−ブトキシカルボニル化ビニ
ルナフトール、tert−ブトキシカルボニルメチル化
ビニルナフトール等のtert−ブチルエステル;トリ
メチルシリルエーテルまたはエステル基;テトラヒドロ
ピラニルエーテルまたはエステル基などのアセタール化
合物等の酸分解性基を含む場合には、tert−ブチル
基などの酸分解性置換基を有する化合物を他の成分とし
て含有させなくともよい。
【0088】pKa7〜11の範囲の酸性置換基が導入
された脂環式骨格を有する重合性化合物の重合割合は、
共重合体中20%以上であることが好ましい。この範囲
を逸脱すると、ドライエッチング耐性が低下するおそれ
がある。
【0089】これらの重合性化合物は、単独で、または
2種類以上の混合体として使用することができる。
【0090】さらに、本発明の感光性組成物に含有され
る樹脂は、193nmの紫外線に対する吸光度を1μm
当たり2以下に抑えることが好ましく、この範囲である
と、透明性が著しく向上する。前記樹脂の193nmの
吸光度を1μm当たり2以下とするためには、分子中の
ベンゼン環の総重量を20wt%未満とすることが好ま
しく、ベンゼン環が含まれないことがより好ましい。
【0091】なお、このような点を考慮すると、前述の
ようなpKa7〜11の酸性置換基が導入された脂環式
骨格を有する重合性化合物における酸性置換基として
は、プロパノンオキシムやプロパナールオキシム基;ヒ
ドロキシイミノペンタンおよびジメチルグリオキシム等
のケトンオキシム構造を含むアルキル基;N−ヒドロキ
シサクシンイミド構造を含むアルキル基;シクロペンテ
ン1,3−ジオンやアセチルアセトン、マロン酸、およ
び3−メチル−2,4−ペンタンジオン等のジカルボニ
ルメチレン構造を含む置換基;スルファミド構造を有す
る置換基、多置換スルフォニルメタン構造を含むアルキ
ル基;ヘキサンチオールなどのチオールを含むアルキル
基;ヒドロキシシクロペンテノンのようなエノール構造
を含むアルコール、フルフリルアルコール構造を含む置
換基;アミック酸構造を含むアルキル基が望まれる。
【0092】また、かかる樹脂が硫黄原子を含まない場
合には、無臭性となるので好ましい。なお、本発明の感
光性組成物には、前述の成分に加えて、必要に応じて塗
膜改質剤としての界面活性剤、例えば、エポキシ樹脂、
ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、
プロピレンオキシド−エチレンオキシド共重合体、ポリ
スチレンなどの他のポリマー、または反射防止剤として
の染料などを配合してもよい。
【0093】次に、ポジ型の化学増幅型レジストを例に
挙げて、本発明の感光性組成物の調製方法を説明する。
まず、所定の溶媒に樹脂を溶解した後、光酸発生剤、お
よびナフトールノボラック化合物などを加え、濾過する
ことによってレジスト溶液を得る。なお、酸分解性基を
有しないアルカリ可溶性樹脂を使用する場合には、この
樹脂成分とともに酸分解性化合物を配合する。
【0094】通常、溶媒としては、シクロヘキサノン、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン系溶媒;メチルセルソルブ、メチルセルソ
ルブアセテート、エチルセルソルブアセテート、および
ブチルセルソルブアセテート等のセロソルブ系溶媒;酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、乳酸エチル、
またはγ−ブチロラクトン等のエステル,ラクトン系溶
媒;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト等のグリコール系溶媒;ジメチルスルホキシド,ジメ
チルホルムアミド,N−メチルピロリドンなどが挙げら
れる。これらの溶媒は単独で使用しても、混合溶媒とし
て使用しても良い。また、これらの混合溶媒は、キシレ
ン,トルエンなどの芳香族炭化水素またはエタノール、
イソプロピルアルコールなどの脂肪族アルコールを適量
含んでいても良い。
【0095】上述のようにして調製された本発明の感光
性組成物を用いたレジストパターンの形成プロセスにつ
いて説明する。
【0096】まず、前記成分を有機溶媒に溶解して調製
された感光性組成物の溶液を、回転塗布法やディッピン
グ法により基板上に塗布した後、ホットプレートなどを
用いて約150℃以下、好ましくは70〜120℃で加
熱してレジストの溶媒を蒸発させ、上記組成物を主成分
として含む感光性の樹脂層(レジスト膜)を形成する。
レジストを基板へ塗布するに当たっては、通常この分野
で行なわれている任意の方法を用いることができる。
【0097】ここで用いる基板としては、たとえばシリ
コンウェハ、ブランクマスク、GaAs、AlGaAs
などの III−V族化合物半導体ウェハ等を挙げることが
できる。
【0098】なお、溶媒の蒸発後、基板上に形成される
レジスト膜の膜厚は、用途によって異なるが、通常0.
05〜15μmの範囲内にあることが好ましい。この範
囲を逸脱すると、感度が著しく低下したり、解像度が低
下するおそれがある。
【0099】次いで、基板上に形成されたレジスト膜に
対しパターン露光、すなわち、所望のパターンに従っ
て、所定のマスクパターンを介して化学放射線の照射を
行なう。このパターン露光に用いられる化学放射線とし
ては、電子ビーム、X線、低圧水銀ランプ光、KrFや
ArFのエキシマレーザ光、シンクロトロンオービタル
ラディエーション光、γ線、およびイオンビーム等が挙
げられるが、本発明の感光性組成物は、短波長の紫外線
を用いた際に、特にその効果を発揮する。
【0100】続いて、露光後のレジスト膜を熱板、オー
ブン等を用いて、または赤外線照射などによって、50
℃〜150℃の温度で加熱処理することによりベーキン
グを行なう。これは、光反応を触媒的に増幅させるため
に行なう。すなわち、化学放射線の照射によって触媒量
の光酸発生剤から酸を発生させ、露光後加熱によって、
現像液に対するレジスト膜の溶解性を変化させる。
【0101】最後に、ベーキング後のレジスト膜をアル
カリ水溶液を用いて浸漬法、スプレー法等により現像処
理することにより所望のパターンが形成される。ここ
で、現像液として用いるアルカリ水溶液としては、例え
ば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液など
の有機アルカリ水溶液、または水酸化カリウム、水酸化
ナトリウムなどの無機アルカリ水溶液などを、15wt
%以下の濃度で使用することができる。また、現像液と
して有機溶媒を添加したものでもよく、その添加量は、
アルカリ水溶液に対して、通常1wt%〜50wt%の
範囲であることが望ましい。
【0102】現像処理後の基板およびレジスト膜に対し
ては、水等を用いてリンス処理を施してもよい。
【0103】以上の工程によって、コントラストの高い
パターンを、再現性よく形成することができる。これ
は、本発明の感光性組成物が、ナフトールノボラック化
合物を含有することに起因するものであり、以下のよう
に説明することができる。
【0104】すなわち、このノボラック型化合物の原料
であるナフトールまたはその誘導体は、ナフタレン骨格
を有しているので透明性が高く、分子量が低いために、
吸収波長の広域化が抑えられる。したがって、193n
mのArFエキシマレーザー光に対し、感度よく露光す
ることができる。
【0105】さらに、ナフトールまたはその誘導体をカ
ルボニル化合物で縮合したナフトールノボラック化合物
は、酸分解性基に対して非常に高い相互作用を有するの
で、酸分解性基が分解されない未露光部で選択的に溶解
抑止効果を高めることができる。その結果、現像の際に
は、露光部と未露光部との溶解速度の差を著しく向上さ
せて、コントラストの高いパターンを形成することが可
能となる。なお、ナフトールノボラック化合物は、低分
子量でも軟化点、およびドライエッチング耐性が高いの
で、レジストに要求される耐熱性、ドライエッチング耐
性を損なうことなく、溶解抑止能のみが向上するものと
考えられる。
【0106】上述したように、ナフトールまたはその誘
導体をカルボニル化合物で縮合した低分子量のナフトー
ルノボラック化合物は、短波長光に対して透明性が高
く、分子量変化が激しい。したがって、このような化合
物を樹脂成分として用いて、酸架橋性の化合物と光酸発
生剤とを配合して得られたネガ型の化学増幅型レジスト
を用いた場合には、パターン形状が良好で、コントラス
トが高く、しかもドライエッチング耐性の高いレジスト
パターンを形成することができる。
【0107】さらに、通常の感光剤と、上述のようなナ
フトールノボラック化合物とを配合して得られたレジス
トを用いた場合にも、パターン形状が良好でドライエッ
チング耐性の高いレジストパターンを形成することがで
きる。加えて、このようなレジストは、空気中の塩基性
物質の影響を受けにくいので環境安定性も高い。このた
め、寸法変動の少ないパターンを形成することができ
る。
【0108】また、本発明の感光性組成物の1つの成分
である樹脂に、脂環式化合物を導入することによって、
透明性を損なうことなくナフトールノボラック化合物の
効果をさらに高めるとともに、ドライエッチング耐性を
向上させることができる。この脂環式化合物が、pKa
7〜11の酸性置換基を含む場合には、ある程度のアル
カリ溶解性を有することになるので、現像液への溶解性
もさらに向上し、レジストパターンのはがれなどのない
再現性に優れた現像を、極めて容易に行なうことができ
る。
【0109】
【発明の実施の形態】以下、具体例を示して本発明をよ
り詳細に説明する。
【0110】(樹脂成分の合成)まず、次のようにし
て、本発明の感光性組成物の主成分となる樹脂成分(成
分A〜H)を合成した。この樹脂成分A〜Hを以下に示
す。
【0111】
【化27】
【0112】
【化28】
【0113】メチルメタクリレート0.5モル、メタク
リル酸0.25モル、およびtert−ブチルメタクリ
レート0.25モルの混合物に、0.05モルのアゾイ
ソブチロニトリル(AIBN)を加え、4倍重量のテト
ラヒドロフラン中で、Ar雰囲気下、60℃で48時間
反応させた。反応生成物をヘキサン中に滴下して生じた
沈殿を濾別し、乾燥して得られたアクリル系共重合体を
化合物Aとした。なお、この重合体の平均分子量は1
3,000であった。
【0114】メチルメタクリレート0.75モル、およ
びメタクリル酸0.25モルの混合物に、0.05モル
のアゾイソブチロニトリル(AIBN)を加え、4倍重
量のテトラヒドロフラン中で、Ar雰囲気下、60℃で
48時間反応させた。反応生成物をヘキサン中に滴下し
て生じた沈殿を濾別し、乾燥して得られたアクリル系共
重合体を化合物Bとした。なお、この重合体の平均分子
量は11,000であった。
【0115】ポリヒドロキシスチレン0.1モルをテト
ラヒドロフランに溶解して得られた溶液に、水素化ナト
リウム(0.03モル)を作用させた。さらにこの混合
液に、0.03モルのジ−tert−ブチル2炭酸エス
テルを加えて、室温で4時間攪拌した。その後、得られ
た反応溶液を水に投入し、溶液を中和して生じた沈殿を
濾別した後、再沈して得られたtert−ブトキシカル
ボニル化ポリヒドロキシスチレンを化合物Cとした。
【0116】なお、この化合物Cにおいて、tert−
ブトキシカルボニル基の導入率は、全体のOHに対して
25mol%であった。
【0117】メンチルメタクリレート0.4モル、メタ
クリル酸0.35モル、およびtert−ブチルメタク
リレート0.25モルの混合物に、0.05モルのアゾ
イソブチルニトリル(AIBN)を加え、4倍重量のテ
トラヒドロフラン中で、Ar雰囲気下、60℃で48時
間反応させた。反応生成物をヘキサン中に滴下して生じ
た沈殿を濾別した後、乾燥して得られたアクリル系共重
合体を化合物Dとした。なお、この共重合体の平均分子
量は10,000であった。
【0118】アダマンチルメタクリレート0.4モル、
メタクリル酸0.35モル、およびtert−ブチルメ
タクリレート0.25モルの混合物に、0.05モルの
アゾイソブチルニトリル(AIBN)を加え、4倍重量
のテトラヒドロフラン中で、Ar雰囲気下、60℃で4
8時間反応させた。反応生成物を、ヘキサン中に滴下し
て生じた沈殿を濾別した後、乾燥して得られたアクリル
系共重合体を化合物Eとした。なお、この共重合体の平
均分子量は8,000であった。
【0119】pkaが7以上11以下の酸性置換基が導
入された脂環式構造と、重合性二重結合とを分子中に有
する重合性化合物として、N−トリメチルシリルオキシ
テトラヒドロフタルイミド(NTSTHFI)0.7モ
ル、および酸分解性置換基を有する重合性化合物である
t−ブチルメタクリレート(t−BM)0.3モルをテ
トラヒドロフラン(THF)150gに混合した。続い
て、この混合液にチグラーナッター触媒としての塩化チ
タン−アルキルアルミニウム触媒を添加して、70℃で
9時間加熱した後、反応液をクエンチした。クエンチ後
の溶液をヘキサン溶媒中に滴下することによって、NT
STHFI−t−BM70:30共重合体を得て、さら
にこれを5wt%酢酸で脱トリメチルシリル化してHT
HFI−t−BMを得て化合物Fとした。なお、この共
重合体の平均分子量は約15,000であった。
【0120】0.7モルのN−トリメチルシリルオキシ
5−ノルボルネン2,3−ジカルボキシイミド(NTN
DI)と、0.3モルのtert−ブチルメタクリレー
トとを、テトラヒドロフラン200gに溶解して溶液を
得た。さらに、この溶液にチグラーナッター触媒を加え
て、60℃で18時間加熱した。次いで、アセトン−メ
タノール溶媒中に滴下し、NTNDIと、tert−ブ
チルメタクリレートとの7:3共重合体を得た。最後
に、この共重合体を5wt%酢酸メタノール溶液により
脱トリメチルシリル化して化合物Gとした。なお、この
共重合体の平均分子量は10,000であった。
【0121】0.7モルの6−メチル−6,8,9,1
0−テトラヒドロ−1,4−メタノ−ナフタレン−5,
7−ジオン(MTCDO)と、0.3モルのtert−
ブチルメタクリレートとをテトラヒドロフラン200g
に溶解して溶液を得た。さらにこの溶液に、チグラーナ
ッター触媒を加えて60℃で18時間加熱した。次い
で、アセトン−メタノール溶媒中に滴下し、MTCDO
と、tert−ブチルメタクリレートとの7:3共重合
体を得、化合物Hとした。なお、この共重合体の平均分
子量は、7,200であった。
【0122】(ナフトールノボラック化合物の合成)
0.5モルのα−ナフトールに、0.25モル当量のホ
ルムアルデヒド水溶液を加え、110℃に加熱してナフ
トールを溶融させ、3時間攪拌して反応せしめた。その
後、2mmHgまで減圧して200℃まで徐々に温度を
上昇させ、残留モノマーを除去した。最後に、室温まで
に冷却してナフトールノボラック化合物Iを得た。
【0123】また、ホルムアルデヒドをブチラールで置
き換える以外は前述と同様の手順で化合物を合成し、こ
こで得られた化合物を、ナフトールノボラック化合物J
とした。さらに、ホルムアルデヒドをグリオキシルで置
き換える以外は前述と同様の手順で化合物を合成し、こ
こで得られた化合物を、ナフトールノボラック化合物K
とした。
【0124】0.5モルのα−ナフトールと、2−アダ
マンタノン(0.25モル等量)とをエチルセロソルブ
アセテート40mlに溶解し、オキシ塩化二リン3gを
加えて3時間反応した。その後、2mmHgまで減圧し
て200℃まで徐々に温度を上昇させ、エチルセロソル
ブアセテートと未反応物を留去してノボラック化合物L
を得た。
【0125】α−ナフトールをβ−ナフトールに変更
し、エチルセルソルブアセテートをシクロヘキサノンに
変更する以外は、前述と同様の手法でβナフトールを縮
合してノボラック化合物Mを得た。下記表1に、これら
ナフトールノボラック化合物の分子量をまとめた。
【0126】
【表1】
【0127】(酸分解性基を有する化合物の合成)以下
のようにして、tert−ブトキシカルボニル化1,
1″ビ−2−ナフトール(化合物aa−1)、tert
−ブトキシカルボニル化キナリザニン(化合物aa−
2)、酢酸tert−ブチル化ナフトール(化合物aa
−3)およびtert−ブトキシカルボニル化ナフトー
ルノボラック(化合物aa−4,aa−5)の5種類の
酸分解性化合物を合成した。
【0128】1,1″−ビ−2−ナフトール(0.1モ
ル)をテトラヒドロフランに溶解して得られた溶液に、
水素化ナトリウム(0.22モル)を作用させた。さら
にこの反応液に、ジ−tert−ブチル2炭酸エステル
(0.22モル)を加えて、室温で4時間攪拌した。そ
の後、反応溶液を水に投入し、生じた沈殿を濾別してt
ert−ブトキシカルボニル化1,1″−ビ−2−ナフ
トール(化合物aa−1)を得た。
【0129】なお、この化合物におけるtert−ブト
キシカルボニル基の導入率は、全体のOH基に対して1
00mol%であった。
【0130】キナリザニン(0.1モル)をテトラヒド
ロフランに溶解して得られた溶液に、水素化ナトリウム
(0.42モル)を作用させた。さらにこの反応液に、
ジ−tert−ブチル2炭酸エステル(0.42モル)
を加えて、室温で6時間攪拌した。その後、反応溶液を
水に投入し、生じた沈殿を濾別してtert−ブトキシ
カルボニル化キナリザニン(化合物aa−2)を得た。
【0131】なお、この化合物におけるtert−ブト
キシカルボニル基の導入率は、OH基全体に対して10
0mol%であった。
【0132】1,5−ジヒドロキシナフタレン(0.1
モル)に、炭酸カリウムおよびヨウ化カリウムを触媒と
して用いて、ブロモ酢酸tertブチル(0.2モル)
を作用させた。その後、反応液を酢酸エチルで抽出し
て、酢酸tertブチル化ナフトール(化合物aa−
3)を得た。
【0133】ナフトールノボラックH(0.1モルナフ
トール当量)を、テトラヒドロフランに溶解して得られ
た溶液に、水素化ナトリウム(0.1モル)を作用させ
た。さらにこの反応液に、ジ−tert−ブチル2炭酸
エステル(0.1モル)を加えて室温で6時間攪拌し
た。その後、反応溶液を水に投入し、酢酸エチルで抽出
してtert−ブトキシカルボニル化ナフトールノボラ
ック(化合物aa−4,分子量1300)を得た。
【0134】また、ナフトールノボラックMをナフトー
ルノボラックLに変更した以外は、上述と同様にして反
応させ、tert−ブトキシカルボニル化ナフトールノ
ボラック(化合物aa−5,分子量700)を得た。
【0135】さらに、以下のようにして酢酸tertブ
チル化ナフトールノボラック(aa−6),(aa−
7)を合成した。
【0136】ナフトールノボラックH(0.42モル)
に、炭酸カリウム(0.1モル)とヨウ化カリウム
(0.04モル)とを加え、アセトン中で0.4モルの
ブロモ酢酸tert−ブチルを還流し、酢酸tertブ
チル化ナフトールノボラック(化合物aa−6)を得
た。
【0137】ナフトールノボラックHをナフトールノボ
ラックMに置き換えた以外は、上述と同一条件で反応
し、酢酸tert−ブチル化ナフトールノボラック(化
合物aa−7)を得た。
【0138】パモイック酸0.1モルを50mlのジメ
チルスルフォキシドに溶解し、0.5モルのエチルビニ
ルエーテルを加え、塩酸を数滴滴下して3時間反応させ
た。次いで、反応液から余剰のエチルビニルエーテルを
留去し、十分な量の1.5%NaOH水溶液に滴下した
後、固体を濾別した。最後にこの固体を再結晶させてア
セタール化パモイック酸(化合物aa−8)を得た。
【0139】前述のようにして得られた樹脂成分、ナフ
トールノボラック化合物、酸分解性基を有する化合物、
および下記表2に示す光酸発生剤を用いて、下記表3に
示す処方で、溶媒としてのシクロヘキサノンにそれぞれ
溶解して、実施例1〜16および比較例の感光性組成物
を得た。
【0140】また、感光剤としてメルドラム酸のジアゾ
化化合物(bb−6)、5−(2−アダマンチリデン)
−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,5−ジ
オン(bb−7)を用いて、実施例17,18の感光性
組成物を得た。
【0141】
【表2】
【0142】
【表3】
【0143】本発明(実施例1〜18)の感光性組成物
は、いずれも、溶媒への溶解性に優れ、相分離は発生し
なかった。これに対し、ナフトールノボラック化合物を
含有しない比較例の感光性組成物は、ゲル状不溶物を生
じ、濾過を行なうことが困難であり、本発明の感光性組
成物より著しく劣っていた。
【0144】(パターンの形成)実施例1の感光性組成
物を、シリコンウェハ上に、スピンコート法を用いて
0.6μmの膜厚で塗布し、ホットプレート上で110
℃2分のベークを行なってレジスト膜を形成した。その
後、193nmのArFエキシマレーザー光を光源とし
て用いて、レジスト膜に対してパターン露光を行なっ
た。露光後のレジスト膜は、ホットプレート上で110
℃2分のベーク(PEB)を施した後、2.38wt%
のテトラメチルアンモニウムヒドロオキサイド(TMA
H)溶液で1分間の現像を行なった。
【0145】さらに、下記表4に示すような条件で、実
施例2〜18の感光性組成物を用いてパターンを形成し
た。各実施例の感光性組成物の感度および得られたパタ
ーンの解像性を下記表5にまとめる。
【0146】
【表4】
【0147】
【表5】
【0148】表5に示すように、本発明の感光性組成物
は、ArFエキシマレーザーを露光光として用いた場合
には、いずれも線幅0.16μm以下のパターンを解像
することができた。また、実施例4のようにKrFエキ
シマレーザーを用いた場合でも、35mJ/cm2 の感
度で、線幅0.22μmのパターンを形成することがで
きた。
【0149】なお、本発明の感光性組成物を用いて形成
されたパターンは、いずれも高いコントラストを有して
おり、パターンの剥がれ、未露光部のクラック等は、全
く発生しなかった。
【0150】さらに、比較例の感光性組成物を、実施例
1の場合と同様にしてシリコンウエハ上に0.6μmの
膜厚で塗布し、ホットプレート上でベークを行なってレ
ジスト膜を形成した。その後、ArFエキシマレーザー
光を光源として200mJ/cm2 の露光量でレジスト
膜に対してパターン露光を行なった。露光後のレジスト
膜は、ホットプレート上で120℃1分のベーク処理を
施して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムヒ
ドロオキサイド(TMAH)溶液で1分間の現像を行な
った。
【0151】その結果、実施例で用いたものと同様のア
ルカリ現像液で現像した場合には、パターンの均一性が
悪く、解像されたパターンの線幅は0.5μmであっ
た。さらにパターンの剥がれ、未露光部のクラックなど
が多数観察された。
【0152】そこで、前述と同様の条件でパターン露
光、ベークを行なった後、30wt%のイソプロパノー
ルを添加した現像液で現像した場合には、線幅0.2μ
mのパターンを解像することができた。
【0153】このように、ナフトールノボラックを含有
しない比較例の感光性組成物は、アルカリ現像性が劣る
ため、通常のアルカリ現像液では、解像性の十分なパタ
ーンを形成することができなかった。
【0154】さらに、CF4 プラズマに対するエッチン
グ速度を比較したところ、次のような結果が得られた。
すなわち、通常のノボラック樹脂を1.0とした場合、
本実施例1〜3の感光性組成物が1.2〜1.35であ
り、実施例4〜18の感光性組成物は、0.8〜1.2
の範囲であった。特に、実施例17は0.8でドライエ
ッチング耐性が高いことがわかる。なお、比較例の感光
性組成物では、1.2であり、実施例4〜12の感光性
組成物のエッチング速度は、比較例に対しても、全く遜
色ないことがわかった。また、193nmの光に対する
吸光度は、実施例4と17以外の感光性組成物全てにお
いて、1μm当たり0.4〜1.9の範囲にあった。
【0155】以上説明したように、本発明によれば、高
い溶解性を有しており、アルカリ現像性に優れるととも
に、再現性の極めて良好なパターンを形成し得る波長1
93nmの紫外線用感光性組成物が提供される。
【0156】また、本発明の感光性組成物は、塗布溶媒
への溶解性も優れ、相分離がなく塗布性も良好であると
ともに、レジストパターンの解像性を大幅に向上させる
ことができる。
【0157】かかる感光性組成物は、高密度デバイスの
微細加工等のフォトリソグラフィ技術において有効であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中瀬 真 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 信田 直美 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平5−112606(JP,A) 特開 平7−181687(JP,A) 特開 平6−242607(JP,A) 特開 平3−152544(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸分解性を有する樹脂、光酸発生剤、お
    よび分子量2000以下のナフトールノボラック化合物
    を含有する波長193nmの紫外線用感光性組成物。
  2. 【請求項2】 アルカリ可溶性樹脂、酸分解性基を有す
    る化合物、光酸発生剤、および分子量2,000以下ナ
    フトールノボラック化合物を含有する波長193nmの
    紫外線用感光性組成物。
  3. 【請求項3】 前記酸分解性を有する樹脂またはアルカ
    リ可溶性樹脂が、脂環式骨格を有する重合性化合物を単
    量体とする共重合体である請求項1または2に記載の波
    長193nmの紫外線用感光性組成物。
  4. 【請求項4】 アルカリ可溶性樹脂、酸分解性基を有す
    る化合物、光酸発生剤を含有し、前記酸分解性基を有す
    る化合物が分子量2,000以下のナフトールノボラッ
    ク化合物であり、前記アルカリ可溶性樹脂が、脂環式骨
    格を有する重合性化合物を単量体とする共重合体である
    波長193nmの紫外線用感光性組成物。
  5. 【請求項5】 前記脂環式骨格を有する重合性化合物の
    25℃の水溶液中でのpKaが7以上11以下である請
    求項3または4に記載の波長193nmの紫外線用感光
    性組成物。
  6. 【請求項6】 アルカリ可溶性樹脂、酸分解性化合物、
    および光酸発生剤を含有し、前記アルカリ可溶性樹脂が
    分子量2,000以下のナフトールノボラック化合物で
    ある波長193nmの紫外線用感光性組成物。
  7. 【請求項7】 アルカリ可溶性樹脂、酸分解性基を有す
    る化合物、および光酸発生剤を含有し、前記酸分解性基
    を有する化合物は、分子量2,000以下のナフトール
    ノボラック化合物であり、前記ナフトールノボラック化
    合物は、ナフトール化合物とグリオキシル酸との縮合に
    より合成される波長193nmの紫外線用感光性組成
    物。
  8. 【請求項8】 アルカリ可溶性樹脂、酸分解性基を有す
    る化合物、および光酸発生剤を含有し、前記酸分解性基
    を有する化合物は、下記一般式(2)で表される分子量
    2,000以下のナフトールノボラック化合物である波
    長193nmの紫外線用感光性組成物。 【化1】 (ここで、R1及びR2は、同一であっても異なっていて
    もよく、水素原子、置換アルキル基、非置換アルキル
    基、または環状置換基であり、R3はtert−ブチル
    アセテート基または水素原子であり、R4は水素原子、
    アルキル基、カルボキシル基またはそのエステルであ
    り、mは重合度を示す整数である。)
  9. 【請求項9】 アルカリ可溶性樹脂、酸分解性基を有す
    る化合物、および光酸発生剤を含有し、前記酸分解性基
    を有する化合物は、分子量2,000以下のナフトール
    ノボラック化合物であり、前記アルカリ可溶性樹脂は、
    アクリル酸、メタクリル酸、およびヒドロキシビニルナ
    フトールからなる群から選択される少なくとも1種の単
    量体を含む波長193nmの紫外線用感光性組成物。
  10. 【請求項10】 アルカリ可溶性樹脂、酸分解性基を有
    する化合物、および光酸発生剤を含有し、前記酸分解性
    基を有する化合物は、下記一般式(2)で表される分子
    量2,000以下のナフトール化合物である波長193
    nmの紫外線用感光性組成物。 【化2】 (ここで、R1,R2,R3及びR4の少なくとも1種は、
    酸分解性基を含むカルボキシル基を有する1価の有機基
    であり、R3は酸分解性基または水素原子であり、残り
    はアルキル基、ハロゲン原子、または水素原子であり、
    mは重合度を示す整数である。)
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