JP3409615B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP3409615B2
JP3409615B2 JP31634996A JP31634996A JP3409615B2 JP 3409615 B2 JP3409615 B2 JP 3409615B2 JP 31634996 A JP31634996 A JP 31634996A JP 31634996 A JP31634996 A JP 31634996A JP 3409615 B2 JP3409615 B2 JP 3409615B2
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    • G11B7/0945Methods for initialising servos, start-up sequences

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク又
は光ディスク等の情報記録媒体に記録あるいは再生を行
う情報記録再生装置に関し、特に記録層を複数有する多
層記録媒体に対して記録あるいは再生を行う情報記録再
生装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、光磁気ディスク等の情報記録媒体
の記憶容量を向上させるために様々な試みがなされてい
るが、情報記録媒体を高データ密度化する技術として、
記録層を多層化することが考えられる。しかし、従来の
情報記録再生装置では、光ビームを媒体垂直方向につい
て位置決めするためのフォーカスサーボが単層の記録媒
体を制御対象としているため、多層記録媒体の各記録層
にフォーカス制御をかけることはできなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の情
報記録再生装置では、多層記録媒体の各記録層にフォー
カス制御をかけることができないという問題点があっ
た。本発明は、上記課題を解決するためになされたもの
で、多層記録媒体の各記録層にフォーカス制御をかける
ことができる情報記録再生装置を提供することを目的と
する。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載のように、情報記録媒体に照射するレーザスポットを
媒体の垂直方向について位置決めするためのフォーカシ
ング移動手段と、レーザスポットを媒体の半径方向につ
いて位置決めするためのトラッキング移動手段と、フォ
ーカシング移動手段及びトラッキング移動手段のサーボ
ループの少なくとも1部を構成し、目標とする記録層の
トラックにレーザスポットを移動させるシーク動作のと
き、フォーカシング移動手段とトラッキング移動手段を
追従制御状態から同時に移動制御状態にして、レーザス
ポットを媒体垂直方向に移動させる層間シークと媒体半
径方向に移動させる面内シークを同時に行い、目標とす
る記録層のトラック近傍で追従制御状態に戻す制御手段
とを有するものである。このように、フォーカシング移
動手段、トラッキング移動手段及び制御手段を設け、制
御手段が、フォーカシング移動手段とトラッキング移動
手段を追従制御状態から同時に移動制御状態にして層間
シークと面内シークを同時に行い、追従制御状態に戻す
ことにより、目標とする記録層のトラックへ速やかに移
動することができ、目標とする記録層にフォーカス制御
をかけることができる。 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】 実施の形態の1.図1は本発明の第1の実施の形態を示
す情報記録再生装置のブロック図である。光ヘッド2
は、記録層を複数備えた情報記録媒体1の半径方向に移
動可能なように配置される。半導体レーザ31から出射
したレーザ光は、対物レンズ33を通って記録媒体1に
入射し、媒体面上にレーザスポットを形成する。このレ
ーザ光の照射による媒体1からの反射光はビームスプリ
ッタ32によって反射され光検出器34に入射する。 【0010】光検出器34は、受光部が複数(例えば4
分割)に分割されており、各受光部の受光信号が信号生
成回路3に出力される。信号生成回路3は、これら受光
信号に基づいて、レーザスポットを集束させる対物レン
ズ33と媒体面との相対的な距離を示すフォーカスエラ
ー信号FEと、光ビームとトラックとの位置的誤差を示
すトラックエラー信号TEあるいはトラッククロス信号
等のサーボ信号を生成すると共に、記録媒体1に書き込
まれている情報を表す再生信号RDを生成する。 【0011】フォーカスエラー信号FEはS字曲線と呼
ばれる形状の信号であり、トラックエラー信号TEはト
ラックの1ピッチ分に相当する正弦波状の信号である。
なお、トラックエラー信号TEは上記受光部の各受光信
号の差として検出される。これに対し、トラッククロス
信号は各受光信号の和となり、トラックエラー信号TE
とは位相が90°ずれている。 【0012】また、再生信号RDには、媒体1のプリフ
ォーマット部から得られる信号とユーザによって書き込
まれるデータ部から得られる信号がある。ID検出回路
4は、この再生信号RDから媒体1のプリフォーマット
部に書かれたIDアドレスを認識する。このIDアドレ
スには、層番号、トラックナンバー、セクタナンバー等
が書かれている。これにより、ID検出回路4は、レー
ザスポットが追従している媒体1上の位置(記録層、ト
ラック、セクタ等)をディジタル値でCPU28に伝え
ることができる。 【0013】なお、記録媒体1のフォーマットによって
は層番号が直接書き込まれていない場合(例えば、トラ
ックナンバー、セクタナンバー等が各記録層にわたって
連番で割り当てられている場合)も有り得るが、レーザ
スポットが媒体1の何れの記録層に追従しているかをI
Dアドレスとフォーマットに基づいて認識すれば、層番
号を求めることができる。 【0014】次に、フォーカスアクチュエータ35と共
にフォーカシング移動手段を構成する対物レンズ33の
媒体垂直方向の位置は、対物レンズフォーカス位置セン
サ5によって検出され、センサ5からはこの位置を表す
対物レンズフォーカス位置信号LPが出力される。この
信号LPは、対物レンズ33の移動に従って単調に増加
又は減少する。 【0015】対物レンズフォーカス位置センサ5は、フ
ォーカスエラー検出と比べて検出感度が低く、検出範囲
が広い。この位置センサ5から出力される対物レンズフ
ォーカス位置信号LPは、フルスケールが対物レンズ3
3の動作範囲幅1〜2mmに相当する制御勾配をもつセ
ンサ信号である。 【0016】また、対物レンズ33の媒体半径方向の位
置は、対物レンズトラック位置センサ6によって検出さ
れ、センサ6からはこの位置を表す対物レンズトラック
位置信号TPが出力される。この信号TPも対物レンズ
33の移動に従って単調に増加又は減少する信号であ
る。フォーカスエラー信号FE、対物レンズフォーカス
位置信号LPは、それぞれゲイン設定回路7、8によっ
て最適ゲインに設定される。 【0017】そして、オフセット印加回路12は、媒体
1の目標とする記録層にレーザスポットを追従させる追
従制御動作(フォーカシング動作)のために、ゲイン設
定回路7から出力されたフォーカスエラー信号FEにオ
フセット値を印加して、制御の目標値を変化させること
ができる。また、目標とする記録層にレーザスポットを
移動させる層間シーク動作のために、ゲイン設定回路8
から出力された対物レンズフォーカス位置信号LPにオ
フセット値を印加して、制御の目標値を変化させること
ができる。 【0018】フォーカスエラー信号FEに加えるオフセ
ット値の分解能としては、対物レンズ33の移動量が
0.01μm程度となる電圧刻みがあればよく、対物レ
ンズフォーカス位置信号LPに加えるオフセット値の分
解能としては、対物レンズ33の移動量が1μm程度と
なる電圧刻みがあればよい。 【0019】オフセット値が印加された信号は位相補償
回路13、14を通ってシーク/追従切換回路18に入
力され、このシーク/追従切換回路18から出力された
制御信号は、スイッチ21を通ってAFドライバ23に
入力される。これにより、AFドライバ23からフォー
カスアクチュエータ35に駆動電流が供給され、対物レ
ンズ33が媒体垂直方向に駆動される。 【0020】こうして、ゲイン設定回路7、8、位相補
償回路13、14、シーク/追従切換回路18、スイッ
チ21、AFドライバ23及びフォーカスアクチュエー
タ35からフォーカスサーボループが構成されている。
また、AFドライバ23の前段には、装置立ち上げ時の
フォーカス引き込みのために、対物レンズ33を媒体垂
直方向に掃引動作させる掃引回路22が設けられてい
る。 【0021】一方、トラックエラー信号TE、対物レン
ズトラック位置信号TPは、それぞれゲイン設定回路
9、10によって最適ゲインに設定される。ゲイン設定
回路9、10から出力された信号はそれぞれ位相補償回
路15、16を通ってシーク/追従切換回路19に入力
され、このシーク/追従切換回路19から出力された制
御信号はATドライバ24に入力される。 【0022】これにより、ATドライバ24からトラッ
キングアクチュエータ36に駆動電流が供給され、対物
レンズ33が媒体半径方向に駆動される。このようにゲ
イン設定回路9、10、位相補償回路15、16、シー
ク/追従切換回路19、ATドライバ24及びトラッキ
ングアクチュエータ36からトラックサーボループが構
成されている。 【0023】さらに、対物レンズトラック位置信号TP
は、ゲイン設定回路11によって最適ゲインに設定され
る。このゲイン設定回路11から出力された信号は位相
補償回路17を通り、この回路17の出力と後述する面
内/層間シーク切換回路26の出力はシーク/追従切換
回路20に入力され、このシーク/追従切換回路20か
ら出力された制御信号はキャリッジドライバ25に入力
される。 【0024】これにより、光ヘッド2を媒体半径方向に
位置決めするキャリッジ(不図示)にキャリッジドライ
バ25から駆動電流が供給され、キャリッジが媒体半径
方向に駆動される。こうして、ゲイン設定回路11、位
相補償回路17、面内/層間シーク切換回路26、基準
速度回路27、シーク/追従切換回路20、キャリッジ
ドライバ25からキャリッジサーボループが構成されて
いる。以上のように、対物レンズ33、トラッキングア
クチュエータ36及びキャリッジは、トラッキング移動
手段として機能する。 【0025】次に、装置立上げ時のイニシャライズ処理
について説明する。情報記録再生装置のCPU28は、
情報記録媒体1が装置内部に装填されると、媒体1が多
層記録媒体であることを認識する。この認識は、記録媒
体1のカートリッジに設けられた検出穴やバーコードを
読み取ったり、記録媒体1の第1層に記録されたインフ
ォメーションエリアの情報を読み取ったりすることで行
われる。本実施の形態では、光ヘッド2から1番近い記
録層を第1層31とするが、1番遠い層を第1層として
もよいことは言うまでもない。 【0026】続いて、情報記録再生装置は、スピンドル
モータ30によって記録媒体1を回転させると共に、キ
ャリッジによって光ヘッド2を媒体1の半径方向へ移動
させる。光ヘッド2の移動先は、キャリッジとスピンド
ルモータ30の取付ベースに対してあらかじめ決まった
位置に配設されたホトインタラプタ等の位置検出器で中
周位置で位置制御をかける。 【0027】次いで、CPU28は、図示しないLDド
ライバにより半導体レーザ31を発光させ、対物レンズ
33を通してレーザスポットを媒体面に照射させる。こ
のとき、スイッチ21は、掃引回路22の出力を選択し
ており(フォーカスサーボはオフ状態)、掃引回路22
は、あらかじめ決められた駆動パターンに従ってAFド
ライバ23に電圧値を供給する。これにより、フォーカ
スアクチュエータ35に電流を供給し、対物レンズ33
を媒体垂直方向に駆動する。 【0028】対物レンズ33を媒体垂直方向に掃引する
と、記録媒体1の3つの記録層41〜43にそれぞれ対
応した3つのS字曲線S1〜S3を有するフォーカスエ
ラー信号FEが得られる(図2(a))。また、図2
(b)は、図2(a)の信号FEが得られるときの対物
レンズフォーカス位置信号LPの様子を示している。 【0029】なお、対物レンズ33と記録媒体1の様子
を示した図2(d)から分かるように、図2(a)、
(b)における横軸は、対物レンズ33と記録媒体1の
距離を表し、右方向へ行くほど対物レンズ33が媒体1
に近づくものとする。図2(a)のフォーカスエラー信
号FEをしきい値Ecによって2値化すると、図2
(c)に示すような2値化信号が得られる。 【0030】A/D変換回路39は、この2値化信号の
タイミングで対物レンズフォーカス位置信号LPをサン
プルホールドしてディジタル値として取り込む。これに
より、記録媒体1の3つの記録層41〜43にそれぞれ
対応した対物レンズフォーカス位置信号LPの3つの値
E1〜E3を得ることができる。これらの値E1〜E3
は、CPU28を介してEP−ROM29に記憶され
る。なお、E1〜E3の取り込みは、対物レンズ33の
掃引を複数回繰り返して、複数個のデータの平均値とし
て記憶してもよい。 【0031】また、光ヘッド2の光学的設計条件によっ
ては、図3(a)に示すように、3つの記録層41〜4
3にわたって1つのS字曲線を有するフォーカスエラー
信号FEが得られる場合もある。このようなフォーカス
エラー信号FEでは、各記録層毎の合焦状態が判別でき
ないが、トラックエラー信号TEあるいはトラッククロ
ス信号の振幅を検出することにより、合焦状態かどうか
を判定することができる(つまり、合焦状態において、
トラックエラー信号TEは振幅最大となり、トラックク
ロス信号は振幅中心値となる)。 【0032】したがって、このような合焦状態のタイミ
ングでA/D変換回路39が対物レンズフォーカス位置
信号LPをサンプルホールドしてディジタル値として取
り込むことにより、上記と同様に記録媒体1の3つの記
録層41〜43にそれぞれ対応した対物レンズフォーカ
ス位置信号LPの3つの値E1〜E3を得ることができ
る。 【0033】次に、記録媒体1の所定層(本実施の形態
では、記録層41)へのフォーカス引き込みを行う。所
定層とは、サーボのイニシャライズや記録再生特性のイ
ニシャライズに適した層、あるいは便宜上予め決めた層
のことである。記録層41が最下層であるか、最上層で
あることからフォーカス掃引の際の最初あるいは最後の
S字曲線に合わせて制御をかければよい。このシーケン
スは通常の単層記録媒体のフォーカス引き込みと同様で
ある。 【0034】つまり、全光量信号のレベルをモニタして
記録面近傍にピントが合いそうになったとき(図2
(a)に示すフォーカスエラー信号FEの制御点CP1
の近傍)、スイッチ21を掃引回路22からシーク/追
従切換回路18の出力側に切り換えてフォーカスサーボ
をオン状態にする。このとき、シーク/追従切換回路1
8は、CPU28の制御に従って位相補償回路13から
のフォーカスエラー信号FEと位相補償回路14からの
対物レンズフォーカス位置信号LPのうち、信号FEを
選択してAFドライバ23に出力している。 【0035】フォーカスサーボがオン状態となった後、
シーク/追従切換回路19は、CPU28の制御に従っ
て位相補償回路15からのトラックエラー信号TEと位
相補償回路16からの対物レンズトラック位置信号TP
のうち、信号TEを選択してATドライバ24に出力す
る。こうして、トラックサーボがオン状態となる。 【0036】続いて、シーク/追従切換回路20は、C
PU28の制御に従って位相補償回路17からの対物レ
ンズトラック位置信号TPと面内/層間シーク切換回路
26からの信号のうち、信号TPを選択してキャリッジ
ドライバ25に出力する。これにより、対物レンズ33
の媒体半径方向の位置がキャリッジドライバ25にフィ
ードバックされる、いわゆるダブルサーボ制御となる。
以上の3つの追従制御状態が揃ってレーザスポットが第
1の記録層41のトラックを追従している状態となる。 【0037】このように記録層41のトラックを追従し
ている状態でA/D変換回路39は、媒体1回転分の対
物レンズフォーカス位置信号LPをA/D変換してディ
ジタル値として取り込む。この対物レンズフォーカス位
置信号LPのサンプルトリガとしては、記録媒体1から
読み取ったIDアドレスを用いてもよいし、スピンドル
モータ30の回転制御を司るFG信号を用いても良い。 【0038】そして、A/D変換回路によって取り込ま
れた値は、CPU28を介してEP−ROM29に記憶
される。このような媒体1回転分の対物レンズフォーカ
ス位置信号LPの取り込みにより、媒体1の回転に伴う
面振れ変動を予測することが可能となる。以上で装置立
上げ時のイニシャライズ処理が終了する。 【0039】なお、図3(a)のように3つの記録層4
1〜43にわたって1つのS字曲線を有するフォーカス
エラー信号FEが得られる場合には、記録層及び記録層
間にかかわらずフォーカス制御が可能であるため、引き
込んだポイントが記録層の面上でない可能性がある。そ
こで、フォーカス引き込み後に、ゲイン設定回路7から
出力されるフォーカスエラー信号FEに対してオフセッ
ト印加回路12からオフセット値を逐次可変しながら印
加する。 【0040】合焦状態では、トラックエラー信号TEが
振幅最大値あるいはトラッククロス信号が振幅中心値と
なるので、このような合焦状態のタイミングでA/D変
換回路39がフォーカスエラー信号FEをサンプルホー
ルドしてディジタル値として取り込むことにより、記録
層41に対応したフォーカスエラー信号FEの値V1を
得ることができる。この値V1はCPU28を介してE
P−ROM29に記憶される。このようなフォーカスエ
ラー信号FEの取り込みを各記録層について行うことに
より、記録層41〜43にそれぞれ対応したフォーカス
エラー信号FEの値V1〜V3を記憶することができ
る。 【0041】次に、記録層を複数(本実施の形態では、
3層)備えた情報記録媒体1における層間移動(層間シ
ーク)動作として、記録層41から記録層43への層間
シーク動作について説明する。図4はこの層間シーク動
作を説明するためのフローチャート図、図5はこの層間
シーク動作を説明するための信号波形図である。まず、
CPU28は、現在レーザスポットが追従している記録
層を確認し(ステップ101)、目標とする記録層かど
うかを判定する(ステップ102)。現在追従している
記録層は、記録媒体1に書き込まれたIDアドレスを読
むことで分かる。 【0042】現在の層が目標とする記録層43であれ
ば、ステップ102において判定YESとなり、IDア
ドレスによって現在レーザスポットが追従しているトラ
ックを確認し(ステップ109)、目標とするトラック
かどうかを判定する(ステップ110)。そして、目標
とするトラックでなければ、半径方向のみの同一面上の
シークを行う(ステップ111)。 【0043】今、レーザスポットは記録層41を追従し
ているので、ステップ102において判定NOとなり、
CPU28は、移動層数を設定する(ステップ10
3)。ここでは、記録層41から記録層43への層間シ
ークであるから、移動層数は2である。続いて、CPU
28は、現在レーザスポットが追従しているトラックを
確認し(ステップ104)、移動すべき媒体半径方向の
移動量と媒体垂直方向の移動量を算出する(ステップ1
05)。 【0044】次いで、CPU28は、図5(c)〜図5
(e)に示すように、シーク/追従切換回路18〜20
に与える切換信号を「H」レベルにして、追従制御状態
から移動制御状態へと各制御ループを同時に切り換える
(ステップ106)。図5(c)の切換信号が「H」レ
ベルになると、位相補償回路13からのフォーカスエラ
ー信号FEを選択していたシーク/追従切換回路18
は、位相補償回路14からの対物レンズフォーカス位置
信号LPを選択してAFドライバ23に出力する。 【0045】また、図5(c)の切換信号が「H」レベ
ルとなって層間シーク動作に入ると、オフセット印加回
路12は、ゲイン設定回路8から出力された対物レンズ
フォーカス位置信号LPにオフセット値を繰り返し印加
して、制御の目標値を記録層41のE1レベルから記録
層43のE3レベルへと逐次変化させる。こうして、記
録層41から記録層43へ媒体垂直方向の移動が行われ
る。 【0046】同時に、図5(d)の切換信号が「H」レ
ベルになると、位相補償回路15からのトラックエラー
信号TEを選択していたシーク/追従切換回路19は、
位相補償回路16からの対物レンズトラック位置信号T
Pを選択してATドライバ24に出力する。これによ
り、対物レンズ33の媒体半径方向に関する動きはキャ
リッジに対して固定される。 【0047】そして、図5(e)の切換信号が「H」レ
ベルになると、位相補償回路17からの対物レンズトラ
ック位置信号TPを選択していたシーク/追従切換回路
20は、面内/層間シーク切換回路26の出力信号を選
択してキャリッジドライバ25に出力する。面内/層間
シーク切換回路26は、本実施の形態のように層間シー
クと面内シークを同時に行う場合、キャリッジドライバ
25にかかる逆起電圧を検出する。この逆起電圧は、キ
ャリッジの速度を表すものである。 【0048】そして、面内/層間シーク切換回路26
は、基準速度回路27から出力される基準速度信号と上
記逆起電圧に基づく速度信号の差をとって、この結果を
シーク/追従切換回路20に出力する。このとき、CP
U28は、先に算出した媒体半径方向の移動量からキャ
リッジの移動速度を決定し、この移動速度を示す基準速
度信号を基準速度回路27から出力させる。こうして、
所望の速度でキャリッジが移動するように制御が行われ
る。 【0049】また、面内/層間シーク切換回路26は、
上記逆起電圧の積算を常時行っている。これは、キャリ
ッジの移動速度の積分、すなわち位置を求めていること
になる。CPU28は、面内/層間シーク切換回路26
で得られた位置情報を基に媒体半径方向の現在位置を推
定して、それに応じて上記基準速度を逐次変更する(例
えば、目標位置に近づいたら減速する等)。以上のよう
にして、レーザスポットを媒体垂直方向に移動させる層
間シークと媒体半径方向に移動させる面内シークが同時
に行われる(ステップ107)。 【0050】なお、本実施の形態では、キャリッジドラ
イバ25の逆起電圧を検出しているが、ポジションセン
サやリニアエンコーダ等からなる位置検出手段となるキ
ャリッジ半径位置センサ(不図示)を用いて、キャリッ
ジの半径位置を直接検出してもよい。この場合には、キ
ャリッジの半径位置を示す位置信号が得られるので、面
内/層間シーク切換回路26は、この位置信号を微分し
て速度信号を求め、上記基準速度信号と速度信号の差を
とり、この結果を出力とする。 【0051】図5(a)に示すように、記録媒体1の3
つの記録層41〜43にそれぞれ対応した3つのS字曲
線S1〜S3を有するフォーカスエラー信号FEが得ら
れる場合は、このS字曲線を数えることで図5(f)の
層カウント信号で示すように記録層の数を数えることが
できる。このS字曲線のカウントは、波形がディスク回
転によりチャタリングをおこして誤カウントをおこさな
いように対物レンズフォーカス位置センサ5による所定
層間距離のマスキングを電気的に行っても良いし、トラ
ックエラー信号TEの振幅レベルが所定値を越えたとこ
ろで1回のみのカウントを許可する形の電気的処理でも
構わない。 【0052】このような記録層のカウントにより目標と
する記録層43に到達したと判断すると、CPU28
は、図5(c)の切換信号を「L」レベルにする。この
切換信号に応じて、シーク/追従切換回路18は、位相
補償回路13からのフォーカスエラー信号FEを選択す
る。これで、フォーカスサーボが移動制御状態から追従
制御状態に切り替わる。 【0053】フォーカスサーボを追従制御状態にした
後、トラック引き込み速度が所定の値以下になったとこ
ろで、CPU28は、図5(e)に示す切換信号を
「L」レベルにする。この切換信号に応じて、シーク/
追従切換回路20は、位相補償回路17からの対物レン
ズトラック位置信号TPを選択する。これで、キャリッ
ジサーボが移動制御状態から追従制御状態に切り替わ
る。 【0054】続いて、CPU28は、図5(d)に示す
切換信号を「L」レベルにする。この切換信号に応じ
て、シーク/追従切換回路19は、位相補償回路15か
らのトラックエラー信号TEを選択する。これで、トラ
ックサーボが移動制御状態から追従制御状態に切り替わ
る。以上の追従制御状態が揃ってレーザスポットが記録
層43を追従している状態となる(ステップ108)。 【0055】次に、IDアドレスを読み取って現在レー
ザスポットが追従している記録層を確認し(ステップ1
01)、目標とする記録層かどうかを判定する(ステッ
プ102)。現在の層が記録層43でない場合は、再度
層間シークを行う。現在の層が目標とする記録層43で
あれば、IDアドレスによって現在レーザスポットが追
従しているトラックを確認し(ステップ109)、目標
とするトラックかどうかを判定する(ステップ11
0)。そして、目標とするトラックでなければ、半径方
向のみの同一面上のシークを行う(ステップ111)。 【0056】同一面上のシークを行う場合、CPU28
は、フォーカスサーボを追従制御状態にしたまま、シー
ク/追従切換回路19に対物レンズトラック位置信号T
Pを選択させると共に、シーク/追従切換回路20に面
内/層間シーク切換回路26の出力信号を選択させて、
トラックサーボおよびキャリッジサーボを移動制御状態
にする。 【0057】同一面上のシークを行う場合、面内/層間
シーク切換回路26は、トラックエラー信号TEを周波
数−電圧変換してキャリッジの速度を示す速度信号を得
る。この速度信号と基準速度回路27からの基準速度信
号の差をとり、その結果を出力することは上記と同様で
ある。また、CPU28は、トラックエラー信号TEを
カウントして媒体半径方向の現在位置を求め、基準速度
を逐次変更する。そして、CPU28は、目標トラック
に到達したと判断したところでキャリッジサーボとトラ
ックサーボを追従制御状態に戻す。こうして、層間シー
クと面内シークが完了する。 【0058】参考例1. 図6は本発明の参考例を示す層間シーク動作を説明する
ためのフローチャート図、図7はこの層間シーク動作を
説明するための信号波形図であり、図4と同一の動作に
は同一の符号を付してある。本参考例においても、情報
記録再生装置の構成は実施の形態の1と同様であり、記
録層41から記録層43への層間シークであることも同
様である。 【0059】まず、ステップ101〜104の動作は実
施の形態の1と同様である。続いて、CPU28は、移
動すべき媒体半径方向の移動量と媒体垂直方向の移動量
を算出する(ステップ201)。このとき、媒体半径方
向の移動量は実施の形態の1と同様であるが、本参考例
では隣接する記録層への層間シークを繰り返して目標と
する記録層へ移動するので、媒体垂直方向の移動距離
は、記録層間の距離×移動層数分となる。 【0060】次いで、CPU28は、図7(c)〜図7
(e)に示すように、切換信号を「H」レベルにして、
追従制御状態から移動制御状態へと各制御ループを同時
に切り換える(ステップ202)。図7(c)の切換信
号に応じて、シーク/追従切換回路18は、位相補償回
路14からの対物レンズフォーカス位置信号LPを選択
する。 【0061】そして、オフセット印加回路12は、ゲイ
ン設定回路8から出力された対物レンズフォーカス位置
信号LPにオフセット値を繰り返し印加して、制御の目
標値を記録層41のE1レベルから記録層42のE2レ
ベルへと逐次変化させる。こうして、記録層41から記
録層42へ媒体垂直方向の移動が行われる。 【0062】シーク/追従切換回路19、20、面内/
層間シーク切換回路26、基準速度回路27、キャリッ
ジ半径位置センサによる面内シークの動作は実施の形態
の1と同様である。こうして、レーザスポットを隣接記
録層へ移動させる層間シークと媒体半径方向に移動させ
る面内シークが同時に行われる(ステップ203)。 【0063】図7(f)の層カウント信号で示すように
S字曲線の数を数える記録層カウントにより、記録層4
2に到達したと判断すると、CPU28は、図7(c)
の切換信号を「L」レベルにする。この切換信号に応じ
て、シーク/追従切換回路18は、位相補償回路13か
らのフォーカスエラー信号FEを選択する。これで、フ
ォーカスサーボが移動制御状態から追従制御状態に切り
替わる。 【0064】フォーカスサーボを追従制御状態にした
後、トラック引き込み速度が所定の値以下になったとこ
ろで、CPU28は、図7(e)に示す切換信号を
「L」レベルにする。この切換信号に応じて、シーク/
追従切換回路20は、位相補償回路17からの対物レン
ズトラック位置信号TPを選択する。これで、キャリッ
ジサーボが移動制御状態から追従制御状態に切り替わ
る。 【0065】続いて、CPU28は、図7(d)に示す
切換信号を「L」レベルにする。この切換信号に応じ
て、シーク/追従切換回路19は、位相補償回路15か
らのトラックエラー信号TEを選択する。これで、トラ
ックサーボが移動制御状態から追従制御状態に切り替わ
る。以上の追従制御状態が揃ってレーザスポットが記録
層42に追従している状態となる(ステップ204)。 【0066】次に、CPU28は、移動層数だけ層間シ
ークを行ったかどうかを判定する(ステップ205)。
ここでは、移動層数2に対し、層間シークを1回行った
ので、記録層42から隣接記録層43への層間シークを
上記と同様に行う(ステップ202〜204)。レーザ
スポットを記録層43へ移動させた後のステップ10
1、102、109〜111の動作は実施の形態の1と
同様である。本参考例のように記録層ごとに層間シーク
と面内シークを繰り返すと、実施の形態の1と比べて移
動速度は低下するが、安定した層間移動が実現できる。 【0067】参考例2. 図8は本発明の他の参考例を示す層間シーク動作を説明
するためのフローチャート図、図9はこの層間シーク動
作を説明するための信号波形図であり、図4、5と同一
の動作には同一の符号を付してある。本参考例では、記
録層41から記録層42への層間シークを行う。 【0068】まず、ステップ101〜104の動作は実
施の形態の1と同様である。なお、記録層41から記録
層42への層間シークであるから、ステップ103で設
定する移動層数は1である。続いて、CPU28は、移
動すべき媒体半径方向の移動量と媒体垂直方向の移動量
を算出する(ステップ301)。このとき、媒体垂直方
向の移動量は実施の形態の1と同様であるが、本参考例
では同一面上のシークを先に実施するので、媒体半径方
向については現在層での移動量を以下のようなアドレス
変換で求める。 【0069】すなわち、CPU28は、記録層42の目
標とするトラックアドレスから媒体1上の半径位置を求
め、これを半径位置がほぼ同じとなる記録層41上のト
ラックアドレスに変換する。このような変換は、半径位
置とこれに対応するトラックアドレスが記録層ごとに定
義された、EP−ROM29に格納されたテーブルを参
照することで実現できる。 【0070】次いで、CPU28は、フォーカスサーボ
を追従制御状態(図9(c)の切換信号が「L」)にし
たまま、図9(d)、図9(e)に示すように切換信号
を「H」レベルにして、トラックサーボとキャリッジサ
ーボを追従制御状態から移動制御状態へと同時に切り換
え(ステップ302)、先に求めた記録層41上のトラ
ックへレーザスポットを移動させる(ステップ30
3)。この半径方向のみの同一面上のシークにおけるシ
ーク/追従切換回路19、20、面内/層間シーク切換
回路26、基準速度回路27、キャリッジ半径位置セン
サの動作は実施の形態の1と同様である。 【0071】シーク終了後、CPU28は、図9(e)
に示す切換信号を「L」レベルにする。この切換信号に
応じて、シーク/追従切換回路20は、位相補償回路1
7からの対物レンズトラック位置信号TPを選択する。
これで、キャリッジサーボが移動制御状態から追従制御
状態に切り替わる。 【0072】続いて、CPU28は、図9(d)に示す
切換信号を「L」レベルにする。この切換信号に応じ
て、シーク/追従切換回路19は、位相補償回路15か
らのトラックエラー信号TEを選択する。これで、トラ
ックサーボが移動制御状態から追従制御状態に切り替わ
る。これにより、レーザスポットが記録層42の目標と
するトラックと半径位置がほぼ同じとなる記録層41上
のトラックに追従している状態となる(ステップ30
4)。 【0073】次に、CPU28は、シーク/追従切換回
路18〜20に与える切換信号を「H」レベルにして、
追従制御状態から移動制御状態へと各制御ループを同時
に切り換える(ステップ305)。 【0074】この切換信号に応じて、シーク/追従切換
回路18は、位相補償回路14からの対物レンズフォー
カス位置信号LPを選択し、オフセット印加回路12
は、ゲイン設定回路8から出力された対物レンズフォー
カス位置信号LPにオフセット値を繰り返し印加して、
制御の目標値を記録層41のE1レベルから記録層42
のE2レベルへと逐次変化させる。こうして、記録層4
1から記録層42へ媒体垂直方向の移動が行われる。 【0075】同時に、シーク/追従切換回路19は、位
相補償回路16からの対物レンズトラック位置信号TP
を選択し、シーク/追従切換回路20は、面内/層間シ
ーク切換回路26の出力信号を選択する。面内/層間シ
ーク切換回路26の動作は、層間シークと面内シークを
同時に行うときの実施の形態の1と同様であるが、CP
U28は、キャリッジの移動速度が0となる基準速度信
号を基準速度回路27から出力させる。 【0076】なお、層間シークのみを行うにもかかわら
ずトラックサーボとキャリッジサーボを移動制御状態に
するのは、レーザスポットを層間移動させるとトラック
エラー信号TEが消えるので、追従制御状態のままにし
ておくとキャリッジが不定状態となってしまうからであ
る。 【0077】図9(f)の層カウント信号で示すように
S字曲線の数を数える記録層カウントにより、記録層4
2に到達したと判断すると、CPU28は、図9(c)
の切換信号を「L」レベルにする。この切換信号に応じ
て、シーク/追従切換回路18はフォーカスエラー信号
FEを選択し、フォーカスサーボが移動制御状態から追
従制御状態に切り替わる。 【0078】フォーカスサーボを追従制御状態にした
後、トラック引き込み速度が所定の値以下になったとこ
ろで、CPU28は、図9(e)に示す切換信号を
「L」レベルにする。この切換信号に応じて、シーク/
追従切換回路20は対物レンズトラック位置信号TPを
選択し、キャリッジサーボが移動制御状態から追従制御
状態に切り替わる。 【0079】続いて、CPU28は、図9(d)に示す
切換信号を「L」レベルにする。この切換信号に応じ
て、シーク/追従切換回路19はトラックエラー信号T
Eを選択し、トラックサーボが移動制御状態から追従制
御状態に切り替わる。以上の追従制御状態が揃ってレー
ザスポットが記録層42に追従している状態となる(ス
テップ306)。レーザスポットを記録層42へ移動さ
せた後のステップ101、102、109〜111の動
作は実施の形態の1と同様である。 【0080】以上の実施の形態では、層間シークにおけ
る記録層のカウントをS字曲線を数えることで行ってい
るが、記録層41〜43にわたって1つのS字曲線を有
するフォーカスエラー信号FEが得られる場合は、記録
層のカウントを以下のように行えばよい。この場合の信
号波形を図10に示す。 【0081】図10(a)の実線で示すフォーカスエラ
ー信号FEが得られる場合は、S字曲線を数えることが
できない。この場合には、図10(b)のトラックエラ
ー信号TEの振幅レベルが所定値を超えたときに記録層
に達したと判断して、これを数えることで図10(f)
の層カウント信号で示すように記録層の数を数えること
ができる。 【0082】また、上述の記録層41〜43にそれぞれ
対応したフォーカスエラー信号FEの値V1〜V3によ
り記録層の数を数えるようにしてもよい。図10
(c)、(d)、(e)に示す切換信号については図5
と同様である。 【0083】また、以上の実施の形態では、対物レンズ
フォーカス位置信号LPにオフセット印加回路12から
オフセット値を印加し、シーク/追従切換回路18が対
物レンズフォーカス位置信号LPを選択することによっ
て層間シーク状態となるが、記録層41〜43にわたっ
て1つのS字曲線を有するフォーカスエラー信号FEが
得られる場合には、対物レンズフォーカス位置信号LP
のフィードバックを用いずにフォーカスエラー信号FE
を選択したまま、オフセット印加回路12からフォーカ
スエラー信号FEにオフセットを加算していくことによ
っても、層間シークが可能である。 【0084】参考例3. 図11は本発明の他の参考例を示す層間シーク動作を説
明するためのフローチャート図、図12はこの層間シー
ク動作を説明するための信号波形図であり、図4、5と
同一の動作には同一の符号を付してある。本参考例
は、記録層41から記録層42への層間シークを行う。 【0085】まず、ステップ101〜107の動作は実
施の形態の1と同様である。次に、CPU28は、目標
とする記録層42へのフォーカス追従が完了するタイミ
ングに合わせてオフセット印加回路12に指令信号を出
力し、ゲイン設定回路7から出力されたフォーカスエラ
ー信号FEに図12(a)に示すようにオフセット値を
印加させる(ステップ402)。 【0086】A/D変換回路39は、図示しないピーク
ホールド回路を介してトラックエラー信号TEを取込
む。図12(a)に示すようにオフセット値を1周期分
掃引すると、それにつれてトラックエラー信号TE(図
12(b))の振幅が変化し、この信号TEの振幅最大
値がA/D変換回路39に取り込まれる。このトラック
エラー信号TEの振幅最大値を与えるオフセット値が、
記録層42への最適な合焦状態を実現する最適オフセッ
ト値である。 【0087】こうして、この記録層42に関する最適オ
フセット値を決定することができ、この最適オフセット
値はCPU28を介してEP−ROM29に記憶され
る。決定した最適オフセット値の設定は、フォーカスサ
ーボが追従制御の状態で、オフセット印加回路12から
フォーカスエラー信号FEにこの最適オフセット値Bを
印加することで行われる。 【0088】よって、このようなオフセット値の可変及
び最適オフセット値の設定を記録層ごとに行えば、追従
制御状態でフォーカスエラー信号FEに加えるフォーカ
スオフセット値を各記録層ごとに最適な値に設定するこ
とができ、最適な合焦状態を得ることができる。なお、
最適オフセット値は、トラックエラー信号TEでなくト
ラッククロス信号を検出して決定しても構わない(トラ
ッククロス信号のときは合焦状態のとき振幅中心値が得
られる)。 【0089】また、本参考例では、層間シークによって
目標とする記録層に達したときに最適オフセットを求め
ているが、上述のイニシャライズ処理の中で行ってもよ
い。なお、以上の実施の形態におけるID検出回路4、
ゲイン設定回路7〜11、オフセット印加回路12、位
相補償回路13〜17、シーク/追従切換回路18〜2
0、掃引回路22、面内/層間シーク切換回路26、基
準速度回路27、CPU28等のハードウェアをDSP
を用いて機能実現してもよい。 【0090】 【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、フォーカシング移動手段、トラッキング移動手段及
び制御手段を設け、制御手段が、フォーカシング移動手
段とトラッキング移動手段を追従制御状態から同時に移
動制御状態にして層間シークと面内シークを同時に行
い、追従制御状態に戻すことにより、目標とする記録層
のトラックへ速やかに移動することができ、記録層を複
数備えた情報記録媒体の各記録層にフォーカス制御をか
けることができる。その結果、大容量かつ情報の記録再
生速度の速い情報記録再生装置を実現することができ
る。 【0091】 【0092】 【0093】 【0094】 【0095】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す情報記録再
生装置のブロック図である。 【図2】 フォーカスエラー信号及び対物レンズフォー
カス位置信号の信号波形図である。 【図3】 フォーカスエラー信号及び対物レンズフォー
カス位置信号の信号波形図である。 【図4】 層間シーク動作を説明するためのフローチャ
ート図である。 【図5】 層間シーク動作を説明するための信号波形図
である。 【図6】 本発明の参考例を示す層間シーク動作を説明
するためのフローチャート図である。 【図7】 層間シーク動作を説明するための信号波形図
である。 【図8】 本発明の他の参考例を示す層間シーク動作を
説明するためのフローチャート図である。 【図9】 層間シーク動作を説明するための信号波形図
である。 【図10】 層間シーク動作を説明するための信号波形
図である。 【図11】 本発明の他の参考例を示す層間シーク動作
を説明するためのフローチャート図である。 【図12】 層間シーク動作を説明するための信号波形
図である。 【符号の説明】 1…情報記録媒体、2…光ヘッド、4…ID検出回路、
5…対物レンズフォーカス位置センサ、6…対物レンズ
トラック位置センサ、12…オフセット印加回路、18
〜20…シーク/追従切換回路、23…AFドライバ、
24…ATドライバ、25…キャリッジドライバ、26
…面内/層間シーク切換回路、27…基準速度回路、2
8…CPU、29…EP−ROM、39…A/D変換回
路、41〜43…記録層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−54396(JP,A) 特開 平8−235594(JP,A) 特開 平3−116548(JP,A) 特開 平10−143873(JP,A) 特開 平9−282675(JP,A) 特開 平10−11766(JP,A) 特開 平9−7193(JP,A) 特開 平9−120545(JP,A) 特開 平10−97720(JP,A) 特開 平9−138950(JP,A) 特開 平10−79126(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085 - 7/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録層を複数備えた情報記録媒体に対し
    て記録あるいは再生を行う情報記録再生装置において、 情報記録媒体に照射するレーザスポットを媒体の垂直方
    向について位置決めするためのフォーカシング移動手段
    と、 前記レーザスポットを媒体の半径方向について位置決め
    するためのトラッキング移動手段と、 前記フォーカシング移動手段及びトラッキング移動手段
    のサーボループの少なくとも1部を構成し、目標とする
    記録層のトラックにレーザスポットを移動させるシーク
    動作のとき、フォーカシング移動手段とトラッキング移
    動手段を追従制御状態から同時に移動制御状態にして、
    レーザスポットを媒体垂直方向に移動させる層間シーク
    と媒体半径方向に移動させる面内シークを同時に行い、
    目標とする記録層のトラック近傍で追従制御状態に戻す
    制御手段とを有することを特徴とする情報記録再生装
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