JPH1139664A - 多層光記録媒体用フォーカス制御装置 - Google Patents

多層光記録媒体用フォーカス制御装置

Info

Publication number
JPH1139664A
JPH1139664A JP9189533A JP18953397A JPH1139664A JP H1139664 A JPH1139664 A JP H1139664A JP 9189533 A JP9189533 A JP 9189533A JP 18953397 A JP18953397 A JP 18953397A JP H1139664 A JPH1139664 A JP H1139664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
signal
recording medium
layer
temperature detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9189533A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Abe
宏之 阿部
Takeshi Sato
健 佐藤
Kazushige Kawana
和茂 川名
Hideaki Watahana
英章 渡花
Shinichi Naohara
真一 猶原
Motoi Kimura
基 木村
Yuichi Kimikawa
雄一 君川
Masakazu Takahashi
正和 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP9189533A priority Critical patent/JPH1139664A/ja
Priority to US09/112,004 priority patent/US6147942A/en
Publication of JPH1139664A publication Critical patent/JPH1139664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08511Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with focus pull-in only
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0009Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage
    • G11B2007/0013Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage for carriers having multiple discrete layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08529Methods and circuits to control the velocity of the head as it traverses the tracks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0945Methods for initialising servos, start-up sequences

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層光記録媒体にてフォーカスジャンプを適
切に行なうことができる多層光記録媒体用フォーカス制
御装置を提供する。 【解決手段】 装填された多層光記録媒体の一方の層に
おけるフォーカスサーボを一旦解除し、目標とする他の
層に読取光の合焦位置を移動させ、他の層にてフォーカ
スサーボを再開するフォーカスジャンプ制御をなし、周
囲温度を検出し、その温度検出出力に応じた駆動信号条
件を設定し、その設定した駆動信号条件にて読取光の合
焦位置を移動させる。具体的には、フォーカスジャンプ
動作を行なうためにフォーカスアクチュエータの駆動信
号として読取光の合焦位置の移動を開始させる加速信号
と読取光の合焦位置の移動を減速させる減速信号とを生
成し、その加速信号及び減速信号生成の際にフォーカス
アクチュエータの周囲温度を検出してその温度検出出力
に応じて加速信号及び減速信号の信号条件を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層光記録媒体を再生
する再生装置に備えられたフォーカス制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスクの記録密度を高くするためにデ
ィスク表面に垂直な方向に情報を多重する方法がある。
多層光ディスクはそのような垂直方向への情報多重化記
録を可能にするものであり、例えば、2層光ディスクの
場合には、図1に示すように第1層と第2層とがスペー
サ領域を挟んで形成され、ディスクの光照射面に近い第
1層の反射層を半透明膜として、第2層へ光が到達する
ように形成されている。
【0003】このような多層光ディスクの再生(プレ
イ)においては、記録情報を読み取るべき層を切り換え
る際にはフォーカス制御装置によりフォーカスを次の読
取層に直ちに合わせるフォーカスジャンプ動作を行なう
必要がある。通常、ある一方の層における情報記録面か
ら他方の層における情報記録面へと読取光の焦点を移動
させるフォーカスジャンプ動作は、ピックアップの出力
に基づいて生成されるフォーカスエラー信号のゼロクロ
ス検出に基づいて行われる。
【0004】詳述すると、ピックアップには、例えば読
取光の出射光学系であってその焦点を決定する対物レン
ズを光軸方向に変位駆動させることにより読取光の焦点
を当該ディスク表面に垂直な方向において変位させるフ
ォーカスアクチュエータが設けられる。かかるフォーカ
スアクチュエータには、フォーカスジャンプ動作初期
に、読取光の焦点を目標の記録面へと移動させるための
フォーカスジャンプ起動信号たる加速信号が供給され
る。そしてこの加速信号に応答したフォーカスアクチュ
エータの変位中において得られるフォーカスエラー信号
から順次検出されるゼロクロスのタイミングに基づい
て、当該加速信号の供給を終了させたり、当該加速信号
に応答したフォーカスアクチュエータの変位を止めるた
めの減速信号をフォーカスアクチュエータに供給した
り、さらには当該減速信号の供給を終了させて目標の記
録面に対しフォーカスサーボを再開させる、という一連
の動作が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の光デ
ィスクの再生装置においても同様であるが、フォーカス
制御装置のフォーカスアクチュエータは周囲温度の影響
を受ける。よって、上記のような多層光ディスクのフォ
ーカス制御装置によるフォーカスジャンプ動作では、フ
ォーカスアクチュエータへの周囲温度の影響により読取
光の合焦位置が目標の層の記録面に適切に移動しないこ
とが生じると考えられる。例えば、周囲温度が高い場合
には、常温と同一の加速信号及び減速信号であってもフ
ォーカスジャンプ動作によって移動する距離が短くな
り、合焦位置が目標の層に達しない。逆に、周囲温度が
低い場合には、常温と同一の加速信号及び減速信号であ
っても読取光の焦点が目標層の記録面よりもオーバシュ
ートする量が大きくなり、合焦位置が目標の層を飛び越
えたジャンプとなる。
【0006】そこで、本発明の目的は、多層光記録媒体
にてフォーカスジャンプを適切に行なうことができる多
層光記録媒体用フォーカス制御装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の多層光記録媒体
用フォーカス制御装置は、装填された多層光記録媒体の
一方の層におけるフォーカスサーボを一旦解除し、目標
とする他の層に読取光の合焦位置を移動させ、他の層に
て前記フォーカスサーボを再開するフォーカスジャンプ
制御をなす多層光記録媒体用フォーカス制御装置であっ
て、周囲温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段
の温度検出出力に応じた駆動信号条件を設定し、その設
定した駆動信号条件にて読取光の合焦位置を移動させる
制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】また、本発明の多層光記録媒体用フォーカ
ス制御装置は、表面に対して垂直な方向に形成された少
なくとも2つの層の各々に情報記録面を有する記録媒体
を再生する再生装置において装填された記録媒体に読取
光を照射するとともに、読取光による記録媒体からの戻
り光に基づいて生成されるフォーカスエラー信号に基づ
き少なくとも2つの層のいずれか一方の層の記録面から
他方の層の記録面へ読取光の合焦位置を移動させるフォ
ーカスジャンプ動作を行なうためにフォーカスアクチュ
エータの駆動信号として読取光の合焦位置の移動を開始
させる加速信号と読取光の合焦位置の移動を減速させる
減速信号とを生成するフォーカス制御装置であって、フ
ォーカスアクチュエータの周囲温度を検出する温度検出
手段と、温度検出手段の温度検出出力に応じて加速信号
及び減速信号の信号条件を設定する設定手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例の
フォーカス制御装置を用いた2層光ディスクプレーヤの
概略構成を示している。この図2において、プレーヤに
装填(セット)されたディスク1は、図1に示した2層
光ディスクであり、スピンドルモータ2によって回転駆
動されると共に、ピックアップ3から発せられた読取光
が照射される。この読取光は、ディスク1の保護層を介
して第1層又は第2層の記録面(反射面)に達するとと
もに、その記録面に形成されたピット等の記録情報を担
ういわゆる記録マークにより変調を受け、当該記録面か
らの反射光となってピックアップ3に戻る。
【0010】ピックアップ3は、読取光を発するだけで
なく、ディスク1からの反射光を受光してその反射光の
光量及び/または状態に応じた種々の電気信号を発生す
る光電変換を行う。ピックアップ3により発せられた電
気信号のうち、主としてディスク1の記録情報に応じた
信号成分を有する読取信号(いわゆるRF信号(Radio
Frequency ))は、RFアンプ4によって増幅された
後、図示せぬ読取信号処理系へ伝送される。読取信号処
理系は、RF信号から最終的な音声若しくは映像信号ま
たはコンピュータデータ信号を再生し、このような再生
信号を例えばプレーヤ外部へと導出する。
【0011】フォーカスエラー生成回路5は、ピックア
ップ3により発せられた他の電気信号に基づいて、読取
光の記録面に対するフォーカスエラー信号FEを生成す
る。ピックアップ3により発せられたさらに他の電気信
号は、図示せぬトラッキングサーボ系へ供給される。ト
ラッキングサーボ系においては、かかる電気信号に基づ
いてトラッキングエラー信号が生成され、このトラッキ
ングエラー信号に応じて読取光の照射位置がディスクの
記録トラック中心に一致するよう制御される。
【0012】フォーカスエラー信号を生成する態様の一
例を挙げれば、ピックアップ3の受光系としてディスク
からの反射光を円筒レンズに透過させて該反射光に非点
収差を与え、その透過後の反射光を4分割フォトディテ
クタにて受光する構成がある。4分割フォトディテクタ
の受光面は、その受光中心において直交する2つの直線
により区分けされた4つの受光部を有し、受光した反射
光がディスクの記録面に対する読取光の合焦状態に応じ
て受光面での形状及び強度を変えることに基づき、当該
受光中心に関し点対称に位置する受光部の光電変換信号
同士を加算し、これにより得られる2つの加算信号の差
に応じた信号をフォーカスエラー信号として出力するの
である。
【0013】読取信号を生成する態様の一例において
は、上記4分割フォトディテクタを利用した場合に、全
ての受光部の光電変換信号の和から導くことができる
が、他のディテクタから得るようにしても良い。フォー
カスエラー信号は、図3に示すように第1及び第2層の
各層においてピックアップ3の対物レンズとの相対距離
が基準値にあるときにゼロレベルの出力となり、基準値
からの変位に応じて出力レベルが連続的に変化するS字
状の特性を持つと共に、隣接する第1層と第2層との層
間においては、各層のフォーカスエラー信号の極性は逆
極性となっている。また、その層間の中央においては、
フォーカスエラー信号が得られない不定領域が生ずる。
【0014】トラッキングエラー信号の生成法には、3
ビーム法もあるが、単一の光ビームによってトラッキン
グエラーを得る場合、位相差法やプッシュプル法と呼ば
れる手法もある。また、ピックアップ3には、光源から
発射された読取光をディスク1に照射する対物レンズを
その光軸方向に移動させるためのフォーカスアクチュエ
ータ30が内蔵されている。フォーカスアクチュエータ
30は、後述する駆動信号のレベル及び極性に応じて対
物レンズをディスク1の表面に垂直な方向に変位せしめ
る。
【0015】フォーカスエラー生成回路5の出力にはゼ
ロクロス検出回路6及びイコライザ7が接続されてい
る。ゼロクロス検出回路6は、フォーカスエラー生成回
路5から出力されるフォーカスエラー信号FEのレベル
がゼロレベルに近い2つの閾値±VTHを通過したことを
検出し、その検出結果に応じたゼロクロス検出信号FZ
Cを発生し、マイクロコンピュータ8へ供給する。イコ
ライザ7は、供給されたフォーカスエラー信号FEに波
形等化の処理を施し、その等化されたフォーカスエラー
信号をホールド回路9を介して加算器10に供給する。
【0016】ホールド回路9は切換スイッチ11a、オ
ンオフスイッチ11b及びコンデンサ12とを有してい
る。コンデンサ12にはオンオフスイッチ11bのオン
時にイコライザ7の出力信号がオンオフスイッチ11b
を介して供給されて蓄積されるようになっている。オン
オフスイッチ11bはトランジスタ等の一方向性のスイ
ッチ素子であり、コンデンサ12からオンオフスイッチ
11bを介して電流が流れることはない。切換スイッチ
11aはイコライザ7の出力信号とコンデンサ12の蓄
積電圧とのいずれか一方を選択的に加算器10に出力す
る。フォーカスサーボ時にはマイクロコンピュータ8に
よって切換スイッチ11aはイコライザ7側に切り換え
られ、オンオフスイッチ11bはオンにされている。
【0017】マイクロコンピュータ8は、ゼロクロス検
出信号FZCに基づき、フォーカスアクチュエータ30
を加速させて所定方向に変位させるためのキックパルス
発生指令信号及びキックパルス発生停止指令信号、この
キックパルスによって変位途中にあるフォーカスアクチ
ュエータ30を減速させて該所定方向への変位を停止さ
せるためのブレーキパルス発生指令信号及びその発生停
止信号を発生する。それら指令信号はジャンプパルス生
成回路13に供給される。
【0018】マイクロコンピュータ8にはプレーヤの周
囲温度を検出するために温度検出器22が接続されてい
る。温度検出器22は図4に示すように、サーミスタ2
1と抵抗23とからなる。サーミスタ21はピックアッ
プ3内に又はその周辺に設置される。サーミスタ21に
は所定の電圧Vccが抵抗23を介して印加されており、
サーミスタ21の抵抗値がピックアップ3内の温度に応
じた値となるので、抵抗23とサーミスタ21の抵抗と
の分圧電圧としてピックアップ3内の温度が検出され
る。温度検出器4の検出電圧Vtempと周囲温度Tとの関
係を示す検出特性は図5に示すように表される。なお、
サーミスタ21の設置位置はピックアップ3内に限ら
ず、ディスク1の近傍に単独で設けても良い。
【0019】マイクロコンピュータ8には更にROM1
4及びRAM15が接続されている。ROM14には参
照テーブルが予め書き込まれている。参照テーブルは図
6に示すように、温度Tに対応したキックパルス幅
K、ブレーキパルス幅tB、キックパルスの振幅VK
ブレーキパルスの振幅VB及びキックパルスの発生開始
時点からブレーキパルスの発生開始時点までの時間tX
を示す。RAM15にはマイクロコンピュータ8の処理
中のデータが書き込まれる。
【0020】ジャンプパルス生成回路13は、マイクロ
コンピュータ8からのパルス発生指令信号及びパルス発
生停止指令信号に応じてキックパルスKP及びブレーキ
パルスBPからなるジャンプパルスを生成すると共にそ
のキックパルスKP及びブレーキパルスBPには対応す
る極性を与える。ジャンプパルス生成回路13の出力に
は加算器10が接続されている。
【0021】加算器10は、ホールド回路9からの信号
とジャンプパルス生成回路13からのジャンプパルスと
を加算し、その加算出力をドライバアンプ17に供給す
る。ドライバアンプ17は、加算器10の出力に応じた
駆動信号を発生し、フォーカスアクチュエータ30に供
給する。マイクロコンピュータ8は、操作部18から、
読取光の合焦位置を他層の記録面へと移動させるための
フォーカスジャンプ指令信号を受信すると、それまで実
行していた処理に割り込んで、図7に示すフォーカスジ
ャンプ動作を開始する。このフォーカスジャンプ動作で
は合焦位置をディスク1の第1層の記録面から第2層の
記録面に移動させるとする。
【0022】マイクロコンピュータ8は、先ず図8
(a)に示すようなフォーカスジャンプ指令信号が供給
された場合には、サーボオープン指令信号SOを発生す
る(ステップS1)。サーボオープン指令信号はホール
ド回路9の切換スイッチ11aをコンデンサ12側に切
り換えさせ、更に、オンオフスイッチ11bをオフ状態
にせしめる。これによりフォーカスサーボ系は図8
(b)に示すようにオフ状態となる。その結果、ホール
ド回路9のコンデンサ12の蓄積レベル、すなわちオフ
直前におけるフォーカスエラー信号レベルが保持されて
加算器10に出力される。そして、マイクロコンピュー
タ8はROM14内の参照テーブルから現在の周囲温度
Tに対応するキックパルス幅tK、ブレーキパルス幅
B、キックパルスの振幅VK、ブレーキパルスの振幅V
B及び時間tXを検索し(ステップS2)、その電圧VK
のキックパルス発生指令信号を生成し(ステップS
3)、そして、キックパルス発生指令信号の発生から時
間tKが経過したか否かを判別する(ステップS4)。
時間tKが経過したならば、キックパルス発生停止指令
信号を生成する(ステップS5)。
【0023】キックパルス発生指令信号及びキックパル
ス発生停止指令信号に応じてジャンプパルス生成回路1
3は図8(c)に示すように、電圧VKで継続時間幅tK
のキックパルスを発生することになる。キックパルスは
加算器10に供給される。加算器10は、キックパルス
が示す正極性のレベルVKとホールド回路9から出力さ
れた保持レベルとを足し合わせたレベルの加算出力をな
し、この加算出力に応じた駆動信号FDがドライバアン
プ17からフォーカスアクチュエータ30へと供給され
る。従ってキックパルスの発生期間において、アクチュ
エータ30は、読取光の合焦位置が新たに目標とする記
録面へ移動する方向に強制的に加速せしめられる。これ
に伴い、それまでほぼゼロレベルであったフォーカスエ
ラー信号FEのレベルは、読取光の合焦位置が追従して
いた記録面から離れるにつれ、図8(d)に示すよう
に、負のレベルで大きくなり、負の最大値を経た後に再
びゼロレベルに戻る谷形の変化を呈することとなる。
【0024】キックパルスの発生停止後は、そのキック
パルスによる駆動の慣性モーメントがあるので、フォー
カスアクチュエータ30は、速度を落としつつも読取光
の合焦位置を目標の第2の記録層の記録面へ移動させる
変位を継続する。この移動の際には、フォーカスエラー
信号FEはほぼゼロレベルに戻った後、不定領域に達
し、更に、移動すると、第2層の影響がフォーカスエラ
ー信号FEに及ぶことになる。すなわち、フォーカスエ
ラー信号FEのレベルは図8(d)に示すように第2層
の影響により徐々に正側に大きくなり、正の最大値を経
た後に再びゼロレベルに戻る谷形の変化を呈することと
なる。
【0025】マイクロコンピュータ8はステップS5の
実行後、キックパルス発生指令信号の発生から時間tX
が経過したか否かを判別する(ステップS6)。時間t
Xが経過したならば、電圧VBのブレーキパルス発生指令
信号を生成する(ステップS7)。そして、ブレーキパ
ルス発生指令信号の発生から時間tBが経過したか否か
を判別する(ステップS8)。時間tBが経過したなら
ば、ブレーキパルス発生停止指令信号を生成する(ステ
ップS9)。
【0026】ブレーキパルス発生指令信号及びブレーキ
パルス発生停止指令信号に応じてジャンプパルス生成回
路13は、図8(c)に示すように電圧−VBで継続時
間幅tBのブレーキパルスを発生して加算器10に供給
する。加算器10は、ブレーキパルスが示す負極性のレ
ベル−VBとホールド回路9からの保持レベルとを足し
合わせたレベルの加算出力をドライバアンプ17に供給
する。これに伴いフォーカスアクチュエータ30には、
それまでの読取光の合焦位置の第2層の記録面への移動
を停止するための駆動信号FDが供給され、フォーカス
アクチュエータ30は、その変位速度を徐々に落として
いくこととなる。すなわち、キックパルスが周囲温度T
に応じたパルス幅及び振幅を有して生成され、それに続
いてブレーキパルスが周囲温度Tに応じたタイミングで
かつ周囲温度Tに応じたパルス幅及び振幅を有して生成
されるので、読取光の合焦位置は第2層の記録面に対し
てオーバシュートをほとんどすることなく適切なタイミ
ングで到達することになる。
【0027】マイクロコンピュータ8はステップS9の
実行後、サーボクローズ指令信号SCを発生する(ステ
ップS10)。サーボクローズ指令信号SCはホールド
回路9の切換スイッチ11aをイコライザ7側に切り換
えさせ、更に、オンオフスイッチ11bをオン状態にせ
しめる。これにより、フォーカスエラー信号はイコライ
ザ7、そして加算器10を介してドライバアンプ17に
供給され、フォーカスアクチュエータ30は、以降、フ
ォーカスエラー信号FEに基づき目標の第2層の記録面
に対して読取光の合焦位置を追従させる定常のフォーカ
スサーボ動作を遂行することとなる。
【0028】かくしてフォーカスジャンプ動作が終了
し、マイクロコンピュータ8は、例えば、第2層の記録
面の記録情報を再生するモードに移行する。図7に示し
たフォーカスジャンプ動作では参照テーブルから周囲温
度Tに対応するキックパルス及びジャンプパルスに関す
る信号条件であるキックパルス幅t K、ブレーキパルス
幅tB、キックパルスの振幅VK、ブレーキパルスの振幅
B及びブレーキパルス発生までの時間tXを検索設定し
たが、具体的には図9に示すようなキック/ブレーキ条
件設定動作がマイクロコンピュータ8において実行され
る。すなわち、マイクロコンピュータ8は、温度検出器
22の出力電圧Vtempを読み取り(ステップS21)、
その読み取った電圧Vtempを図5に示す検出特性に従っ
て温度Tに変換し(ステップS22)、その温度Tが0
℃より低いか否かを判別する(ステップS23)。T<
0℃ならば、キックパルス及びブレーキパルスに関する
信号条件を低温用に設定する(ステップS24)。T≧
0℃ならば、温度Tが50℃より高いか否かを判別する
(ステップS25)。T>50℃ならば、キックパルス
及びブレーキパルスに関する信号条件を高温用に設定し
(ステップS26)、T≦50℃ならば、キックパルス
及びブレーキパルスに関する信号条件を常温用に設定す
る(ステップS27)。
【0029】この図9のキック/ブレーキ条件設定動作
ではキックパルス及びブレーキパルスに関する信号条件
を低温用、高温用、常温用のいずれかに設定するように
したが、図6に示した参照テーブルのように細かく設定
しても良い。また、図9のキック/ブレーキ条件設定動
作のステップS22,S23及びS25では読み取った
電圧Vtempを温度Tに変換してから0℃及び50℃と比
較しているが、電圧Vtempを0℃及び50℃と対応する
電圧と直接比較するようにしても良い。図5に示したよ
うに検出特性では0℃及び50℃は電圧VH及びVLに対
応しているので、図10のステップS28,S29に示
すように、読み取ったVtempをVH及びVLと比較してキ
ックパルス及びブレーキパルスに関する信号条件を設定
しても良い。
【0030】図11は他のフォーカスジャンプ動作を示
しており、図7のフォーカスジャンプ動作と重複する箇
所があるが、その箇所を含んで次に説明する。このフォ
ーカスジャンプ動作においては、先ず、サーボオープン
指令信号SOを発生する(ステップS31)。サーボオ
ープン指令信号はホールド回路9の切換スイッチ11a
をコンデンサ12側に切り換えさせ、更に、オンオフス
イッチ11bをオフ状態にせしめる。これによりフォー
カスサーボ系は図12(c)に示すようにオフ状態とな
る。その結果、ホールド回路9のコンデンサ12の蓄積
レベル、すなわちオフ直前におけるフォーカスエラー信
号レベルが保持されて加算器10に出力される。そし
て、マイクロコンピュータ8は周囲温度Tに応じた電圧
Kのキックパルス発生指令信号を生成する(ステップ
S32)。キックパルス発生指令信号に応じてジャンプ
パルス生成回路13は図12(d)に示すように電圧V
Kのキックパルスを加算器10に対して発生する。加算
器10は、キックパルスが示す電圧VKとホールド回路
9から出力された保持レベルとを足し合わせたレベルの
加算出力をなし、この加算出力に応じた駆動信号FDが
ドライバアンプ17からフォーカスアクチュエータ30
へと供給される。従ってキックパルスの発生期間におい
て、アクチュエータ30は、読取光の合焦位置が新たに
目標とする記録面へ移動する方向に強制的に加速せしめ
られる。これに伴い、それまでほぼゼロレベルであった
フォーカスエラー信号レベルは、読取光の合焦位置が追
従していた記録面から離れるにつれ、図12(a)に示
すように、負のレベルで大きくなり、負の最大値を経た
後に再びゼロレベルに戻る谷形の変化を呈することとな
る。
【0031】ゼロクロス検出回路6から出力されるゼロ
クロス検出信号FZCは、図12(b)に示すように、
フォーカスエラー信号FEのレベルがゼロレベルから負
側に離れて閾値−VTHを通過したとき立ち下がり、その
後、ゼロレベルに戻る直前に閾値−VTHを通過したとき
る立ち上がる。マイクロコンピュータ8はステップS3
2の実行後、ゼロクロス検出信号FZCが立ち上がった
か否かを判別する(ステップS33)。ゼロクロス検出
信号FZCが立ち上がったならば、キックパルス発生停
止指令信号を生成する(ステップS34)。キックパル
ス発生停止指令信号に応じてジャンプパルス生成回路1
3はキックパルスの発生を停止する。キックパルスの発
生停止後は、そのキックパルスによる駆動の慣性モーメ
ントがあるので、フォーカスアクチュエータ30は、速
度を落としつつも読取光の合焦位置を目標の第2の記録
層の記録面へ移動させる変位を継続する。この移動の際
には、フォーカスエラー信号FEはほぼゼロレベルに戻
った後、不定領域に達し、更に、移動すると、第2層の
影響がフォーカスエラー信号FEに及ぶことになる。す
なわち、フォーカスエラー信号FEのレベルは第2層の
影響により徐々に正側に大きくなり、正の最大値を経た
後に再びゼロレベルに戻る谷形の変化を呈することとな
る。ゼロクロス検出信号FZCは、図12(b)に示す
ように、フォーカスエラー信号FEのレベルがゼロレベ
ルから正側に離れて閾値+VTHを通過したとき立ち下が
り、その後、ゼロレベルに戻る直前に閾値+VTHを通過
したときる立ち上がる。
【0032】マイクロコンピュータ8はステップS34
の実行後、ゼロクロス検出信号FZCが立ち下がったか
否かを判別する(ステップS35)。ゼロクロス検出信
号FZCが立ち下がったならば、周囲温度Tに応じた電
圧−VBのブレーキパルス発生指令信号を生成する(ス
テップS36)。電圧−VBのブレーキパルス発生指令
信号に応じてジャンプパルス生成回路13は図12
(d)に示すように、電圧−VBを有するブレーキパル
スを発生する。加算器10は、ブレーキパルスが示すこ
の電圧−VBとホールド回路9からの保持レベルとを足
し合わせたレベルの加算出力をドライバアンプ17に供
給する。これに伴いフォーカスアクチュエータ30に
は、それまでの読取光合焦位置の目標記録面への移動を
停止するための駆動信号FDが供給され、フォーカスア
クチュエータ30は、その変位速度を徐々に落としてい
くこととなる。
【0033】マイクロコンピュータ8はステップS36
の実行後、ゼロクロス検出信号FZCが立ち上がったか
否かを判別する(ステップS37)。ゼロクロス検出信
号FZCが立ち上がったならば、ブレーキパルス発生停
止指令信号を生成する(ステップS38)。ブレーキパ
ルス発生停止指令信号に応じてジャンプパルス生成回路
13はブレーキパルスの発生を停止する。その後、マイ
クロコンピュータ8はサーボクローズ指令信号を発生す
る(ステップS39)。サーボクローズ指令信号はホー
ルド回路9の切換スイッチ11aをイコライザ7側に切
り換えさせ、更に、オンオフスイッチ11bをオン状態
にせしめる。これにより、フォーカスエラー信号はイコ
ライザ7、そして加算器10を介してドライバアンプ1
7に供給され、フォーカスアクチュエータ30は、以
降、フォーカスエラー信号FEに基づき目標の第2層の
記録面に対して読取光の合焦位置を追従させる定常のフ
ォーカスサーボ動作を遂行することとなる。
【0034】図13は更に、他のフォーカスジャンプ動
作を示しており、図7及び図11のフォーカスジャンプ
動作と重複する箇所があるが、それを含んで以下に説明
する。このフォーカスジャンプ動作においては、先ず、
サーボオープン指令信号SOを発生する(ステップS4
1)。サーボオープン指令信号はホールド回路9の切換
スイッチ11aをコンデンサ12側に切り換えさせ、更
に、オンオフスイッチ11bをオフ状態にせしめる。こ
れによりフォーカスサーボ系は図14(c)に示すよう
にオフ状態となる。この結果、ホールド回路9のコンデ
ンサ12の蓄積レベル、すなわちオフ直前におけるフォ
ーカスエラー信号レベルが保持されて加算器10に出力
される。そして、マイクロコンピュータ8はキックパル
ス発生指令信号を生成する(ステップS42)。キック
パルス発生指令信号に応じてジャンプパルス生成回路1
3は図14(d)に示すように一定電圧VK0のキックパ
ルスを加算器10に対して発生する。加算器10は、キ
ックパルスが示す電圧VK0とホールド回路9から出力さ
れた保持レベルとを足し合わせたレベルの加算出力をな
し、この加算出力に応じた駆動信号FDがドライバアン
プ17からフォーカスアクチュエータ30へと供給され
る。従ってキックパルスの発生期間において、アクチュ
エータ30は、読取光の合焦位置が新たに目標とする記
録面へ移動する方向に強制的に加速せしめられる。これ
に伴い、それまでほぼゼロレベルであったフォーカスエ
ラー信号レベルは、読取光の合焦位置が追従していた記
録面から離れるにつれ、図14(a)に示すように、負
のレベルで大きくなり、負の最大値を経た後に再びゼロ
レベルに戻る谷形の変化を呈することとなる。
【0035】マイクロコンピュータ8はステップS42
の実行後、キックパルス発生指令信号の発生から時間t
Kが経過したか否かを判別する(ステップS43)。時
間tKが経過したならば、キックパルス発生停止指令信
号を生成する(ステップS44)。キックパルス発生停
止指令信号に応じてジャンプパルス生成回路13はキッ
クパルスの発生を停止する。キックパルスの発生停止後
は、そのキックパルスによる駆動の慣性モーメントがあ
るので、フォーカスアクチュエータ30は、速度を落と
しつつも読取光の合焦位置を目標の第2の記録層の記録
面へ移動させる変位を継続する。この移動の際には、フ
ォーカスエラー信号FEはほぼゼロレベルに戻った後、
不定領域に達し、更に、移動すると、第2層の影響がフ
ォーカスエラー信号FEに及ぶことになる。すなわち、
フォーカスエラー信号FEのレベルは第2層の影響によ
り徐々に正側に大きくなり、正の最大値を経た後に再び
ゼロレベルに戻る谷形の変化を呈することとなる。ゼロ
クロス検出信号FZCは、図14(b)に示すように、
フォーカスエラー信号FEのレベルがゼロレベルから正
側に離れて閾値+VTHを通過したとき立ち下がり、その
後、ゼロレベルに戻る直前に閾値+VTHを通過したとき
る立ち上がる。
【0036】マイクロコンピュータ8はステップS44
の実行後、ゼロクロス検出信号FZCが立ち下がったか
否かを判別する(ステップS45)。ゼロクロス検出信
号FZCが立ち下がったならば、ブレーキパルス発生指
令信号を生成する(ステップS46)。ブレーキパルス
発生指令信号に応じてジャンプパルス生成回路13は図
14(d)に示すように、一定電圧−VB0のブレーキパ
ルスを発生する。加算器10は、ブレーキパルスが示す
この電圧−VB0とホールド回路9からの保持レベルとを
足し合わせたレベルの加算出力をドライバアンプ17に
供給する。これに伴いフォーカスアクチュエータ30に
は、それまでの読取光合焦位置の目標記録面への移動を
停止するための駆動信号FDが供給され、フォーカスア
クチュエータ30は、その変位速度を徐々に落としてい
くこととなる。
【0037】マイクロコンピュータ8はステップS46
の実行後、ブレーキパルス発生指令信号の発生から時間
Bが経過したか否かを判別する(ステップS47)。
時間tBが経過したならば、ブレーキパルス発生停止指
令信号を生成する(ステップS48)。ブレーキパルス
発生停止指令信号に応じてジャンプパルス生成回路13
はブレーキパルスの発生を停止する。その後、マイクロ
コンピュータ8はサーボクローズ指令信号を発生する
(ステップS49)。サーボクローズ指令信号はホール
ド回路9の切換スイッチ11aをイコライザ7側に切り
換えさせ、更に、オンオフスイッチ11bをオン状態に
せしめる。これにより、フォーカスエラー信号はイコラ
イザ7、そして加算器10を介してドライバアンプ17
に供給され、フォーカスアクチュエータ30は、以降、
フォーカスエラー信号FEに基づき目標の第2層の記録
面に対して読取光の合焦位置を追従させる定常のフォー
カスサーボ動作を遂行することとなる。ここでは、
K0,VB0,tK,tBが周囲温度Tに対したパラメータ
となる。
【0038】なお、上記した実施例においては、2層光
ディスクについて説明したが、これに限らず3層以上の
多層光ディスクを含む他の多層光記録媒体を再生する装
置のフォーカス制御装置に本発明を適用することができ
る。更に、ゼロクロス検出回路6はフォーカスエラー信
号FEのレベルがゼロレベルを通過するときを検出して
も良いが、フォーカスエラー信号FEにはノイズ成分等
が含まれているのでフォーカスジャンプ動作時にフォー
カスエラー信号FEがゼロレベルを通過するときを正確
に検出することは難しいので、ゼロレベルから若干離れ
た閾値±VTHの通過時点を検出している。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、フォーカス制御装置の
周囲温度を検出してその温度検出出力に応じて駆動信号
の信号条件を設定してフォーカスジャンプ動作を行なう
ので、多層光記録媒体にてフォーカスジャンプを適切に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2層光ディスクの断面を示す図である。
【図2】本発明によるフォーカス制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】フォーカスジャンプ時のフォーカスエラー信号
の変化特性を示す図である。
【図4】温度検出器の構成を示す回路図である。
【図5】温度検出器の検出特性を示す図である。
【図6】参照テーブルを示す図である。
【図7】フォーカスジャンプ動作を示すフローチャート
である。
【図8】フォーカスジャンプ動作を示す波形図である。
【図9】キック/ブレーキ条件設定動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】他のキック/ブレーキ条件設定動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】他のフォーカスジャンプ動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】図11のフォーカスジャンプ動作を示す波形
図である。
【図13】他のフォーカスジャンプ動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】図13のフォーカスジャンプ動作を示す波形
図である。
【主要部分の符号の説明】 1 2層光ディスク 2 スピンドルモータ 3 ピックアップ 4 RFアンプ 5 フォーカスエラー生成回路 6 ゼロクロス検出回路 7 イコライザ 8 マイクロコンピュータ 9 ホールド回路 13 ジャンプパルス生成回路 30 フォーカスアクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡花 英章 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 猶原 真一 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 木村 基 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 君川 雄一 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 高橋 正和 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1パイ オニア株式会社川越工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填された多層光記録媒体の一方の層に
    おけるフォーカスサーボを一旦解除し、目標とする他の
    層に読取光の合焦位置を移動させ、前記他の層にて前記
    フォーカスサーボを再開するフォーカスジャンプ制御を
    なす多層光記録媒体用フォーカス制御装置であって、 周囲温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段の温度検出出力に応じた駆動信号条件
    を設定し、その設定した駆動信号条件にて前記読取光の
    合焦位置を移動させる制御手段と、を備えたことを特徴
    とする多層光記録媒体用フォーカス制御装置。
  2. 【請求項2】 表面に対して垂直な方向に形成された少
    なくとも2つの層の各々に情報記録面を有する記録媒体
    を再生する再生装置において装填された前記記録媒体に
    読取光を照射するとともに、前記読取光による前記記録
    媒体からの戻り光に基づいて生成されるフォーカスエラ
    ー信号に基づき前記少なくとも2つの層のいずれか一方
    の層の記録面から他方の層の記録面へ前記読取光の合焦
    位置を移動させるフォーカスジャンプ動作を行なうため
    にフォーカスアクチュエータの駆動信号として前記読取
    光の合焦位置の移動を開始させる加速信号と前記読取光
    の合焦位置の移動を減速させる減速信号とを生成するフ
    ォーカス制御装置であって、 前記フォーカスアクチュエータの周囲温度を検出する温
    度検出手段と、 前記温度検出手段の温度検出出力に応じて前記加速信号
    及び前記減速信号の信号条件を設定する設定手段と、を
    備えたことを特徴とする多層光記録媒体用フォーカス制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記温度検出手段の温
    度検出出力に応じて前記加速信号及び前記減速信号の信
    号条件として信号振幅を設定することを特徴とする請求
    項2記載の多層光記録媒体用フォーカス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記温度検出手段の温
    度検出出力に応じて前記加速信号及び前記減速信号の信
    号条件として信号振幅及び信号の継続時間幅を設定する
    ことを特徴とする請求項2記載の多層光記録媒体用フォ
    ーカス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記加速信号はキックパルスからなり、
    前記減速信号はブレーキパルスからなることを特徴とす
    る請求項2記載の多層光記録媒体用フォーカス制御装
    置。
JP9189533A 1997-07-15 1997-07-15 多層光記録媒体用フォーカス制御装置 Pending JPH1139664A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9189533A JPH1139664A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
US09/112,004 US6147942A (en) 1997-07-15 1998-07-08 Focus control apparatus for multilayer optical recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9189533A JPH1139664A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 多層光記録媒体用フォーカス制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1139664A true JPH1139664A (ja) 1999-02-12

Family

ID=16242902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9189533A Pending JPH1139664A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 多層光記録媒体用フォーカス制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6147942A (ja)
JP (1) JPH1139664A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008117503A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-02 Mitsubishi Electric Corporation 光ディスク駆動装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000215467A (ja) * 1999-01-21 2000-08-04 Alpine Electronics Inc ディジタルディスクのフォ―カスサ―チ方法及び制御装置
US6545971B1 (en) * 1999-01-27 2003-04-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Information recording/reproducing system for recording/reproducing information in three-dimensional recording medium of a light passing-through type
JP2000251271A (ja) * 1999-02-25 2000-09-14 Sony Corp ディスクドライブ装置
JP2002279654A (ja) 2001-01-11 2002-09-27 Sony Computer Entertainment Inc 光ディスク装置、対物レンズ移動制御方法
JP2002208147A (ja) * 2001-01-15 2002-07-26 Funai Electric Co Ltd 光ピックアップのフォーカスサーボ装置
JP2002304746A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Pioneer Electronic Corp フォーカシング制御装置
KR100425318B1 (ko) * 2001-12-28 2004-03-31 삼성전자주식회사 광 매체의 레이어 절환 제어 방법 및 장치
US7054240B2 (en) * 2002-03-04 2006-05-30 Zoran Corporation Method and apparatus for providing focus control on a multi layer disc
KR101002538B1 (ko) * 2002-11-26 2010-12-17 파나소닉 주식회사 광 디스크 드라이브, 광의 초점을 얻는 방법, 프로세서 및 프로그램을 기억한 컴퓨터 판독 가능한 기억 매체
EP1700297A2 (en) * 2003-08-06 2006-09-13 Mempile Inc. Methods and apparatus for formatting and tracking information in a three-dimensional storage medium
US20080219130A1 (en) * 2003-08-14 2008-09-11 Mempile Inc. C/O Phs Corporate Services, Inc. Methods and Apparatus for Formatting and Tracking Information for Three-Dimensional Storage Medium
JP3992044B2 (ja) * 2004-04-22 2007-10-17 ソニー株式会社 再生装置、フォーカスジャンプ方法
KR20080021068A (ko) * 2005-05-30 2008-03-06 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 파라미터를 이중층 디스크에 기록하는 예측용 기록 가능형디브이디

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3243883B2 (ja) * 1993-04-12 2002-01-07 ソニー株式会社 記録又は再生装置
US5568461A (en) * 1994-04-20 1996-10-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical information recording and reproducing apparatus
US5612939A (en) * 1995-01-27 1997-03-18 Victor Company Of Japan, Ltd. Optical disk recording and/or reproducing apparatus for performing optimizing operation for servo control with recording and/or reproducing operation
JP3546549B2 (ja) * 1995-08-04 2004-07-28 ソニー株式会社 光学式ディスク駆動装置および方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008117503A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-02 Mitsubishi Electric Corporation 光ディスク駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6147942A (en) 2000-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1139665A (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
US6865141B2 (en) Optical disc apparatus switching focus point between layers
JPH10143872A (ja) 多層光ディスク記録情報の再生装置
JPH1139664A (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
US7586816B2 (en) Playback apparatus and layer jump method
US6134196A (en) Carriage controller for multi-layer disc
US20010030915A1 (en) Optical disc apparatus
US7009917B2 (en) Layer jump control for an optical drive
JP2002203324A (ja) フォーカス制御装置、フォーカス制御方法
JP3611426B2 (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
JP3367444B2 (ja) 光ディスクの記録再生装置に適用される光ピックアップ装置
JP3813826B2 (ja) 光ディスク駆動装置及び光ディスク装置並びにその方法
JP3497698B2 (ja) 多層光記録媒体用フォーカス制御装置
JP3813827B2 (ja) 光ディスク記録再生方法および装置
JP3379379B2 (ja) フォーカス制御装置
KR960019128A (ko) 광자기디스크장치의 포커스 위치결정제어방법
JPS6356818A (ja) 情報記録再生装置
JP2002015423A (ja) 光ディスク装置
JP2927193B2 (ja) 光ディスク装置
JPH06290466A (ja) フォーカスサーボ装置
JP5169847B2 (ja) 光ディスク駆動装置及びフォーカスサーチ制御方法
JPH08339550A (ja) 光ディスクドライブ装置用制御回路の調整方法
JPH1125471A (ja) フォーカス制御装置
JPH07192275A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2000011389A (ja) フォーカス制御方法及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040531

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040623

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040716