JP2002304746A - フォーカシング制御装置 - Google Patents

フォーカシング制御装置

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JP2002304746A
JP2002304746A JP2001107153A JP2001107153A JP2002304746A JP 2002304746 A JP2002304746 A JP 2002304746A JP 2001107153 A JP2001107153 A JP 2001107153A JP 2001107153 A JP2001107153 A JP 2001107153A JP 2002304746 A JP2002304746 A JP 2002304746A
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signal
focusing
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Yoshimichi Nishio
善道 西尾
Yoshihiro Hashizuka
義弘 橋塚
Kazunori Matsuo
一徳 松尾
Takeshi Sato
健 佐藤
Morio Nozaki
司雄 野崎
Hitoshi Yamazaki
仁志 山崎
Kazuhiko Ogami
和彦 大神
Yoshitaka Makino
吉孝 牧野
Hideaki Yoshimura
英明 吉村
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Pioneer Electronic Corp
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 層ごとの特性が著しく異なる多層ディスクで
あっても、良好なフォーカスジャンプを実行できるフォ
ーカシング制御装置を提供する。 【解決手段】 光ビームを集光する対物レンズ及び多層
記録媒体からの反射光を受光する検出器を含む光ピック
アップと、検出器の検出信号から照射光ビームのフォー
カスエラー信号を生成するエラー信号生成器と、対物レ
ンズを駆動するアクチュエータと、フォーカスエラー信
号に基づいてアクチュエータを駆動して光ビームの合焦
位置を制御するコントローラと、を有する。コントロー
ラは、検出器の検出信号に基づき、2層の反射光の光強
度を求め、これによって、この2層間のフォーカスジャ
ンプの加速、減速信号のタイミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録層を有
する多層記録媒体に照射する光ビームの合焦位置を制御
するフォーカシング制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、大容量の記録媒体として、1面あた
りの記録容量を増大させることが可能な多層光ディスク
の開発が進められている。かかる多層光ディスクは、複
数の反射記録層を積層した構造を有している。例えば、
2つの記録層を有する2層DVD(デジタル多用途ディ
スク)を例に以下に説明する。これらの記録層は、スペ
ーサ層によって比較的小さな間隔で隔てられた2つの記
録層が形成されている。これらの記録層は、ディスク表
面に近い層(すなわち、光ピックアップに近い層)から
順に第1記録層(以下、単に第1層と称する)又はレイ
ヤ0(Layer 0:L0)、第2記録層(以下、単に第2
層と称する)又はレイヤ1(Layer 1:L1)と呼ばれ
る。
【0003】2層ディスクの記録又は再生時において
は、いずれかの記録層にレーザ光ビームをフォーカシン
グし、その記録層に信号を記録又はその記録層から信号
を再生する。また、記録又は再生時において、照射光ビ
ームの合焦位置をある記録層から他の記録層へ変更する
場合があり、このように照射光ビームの合焦位置を記録
層間で移送することを、一般にフォーカスジャンプと称
する。かかるフォーカスジャンプに関しては、例えば、
パイオニア株式会社のパイオニア R&D(Pioneer R
&D)誌、第6巻、No.2(1996年)、第67−7
3頁に掲載された、栗林他による「2層ディスクの概
要」と題する論文に開示されている。以下に、従来の一
般的なフォーカスジャンプの方法について図面を参照し
て簡単に説明する。
【0004】図1は、第1層(L0)から第2層(L
1)にフォーカスジャンプする場合のフォーカスアクチ
ュエータ駆動電流及びフォーカスエラー信号の変化を模
式的に示している。なお、フォーカスアクチュエータ
は、光ピックアップ内に設けられた対物レンズをその焦
点方向に駆動する。また、フォーカスエラー信号は、例
えば、非点収差法によって得られる。
【0005】L0層にフォーカシングした状態では、フ
ォーカスサーボがかかっている。フォーカスジャンプの
際には、時刻t0でサーボループをオフ(off)にし、
同時にアクチュエータに一定期間(TA)の加速パルス
を与えることによって対物レンズをL1層の方向に移動
させる。なお、一般に、ある記録層にフォーカシングす
る場合に、フォーカスエラー信号は焦点ずれに対してS
字形状の特性を示す。すなわち、合焦位置を中心にS字
形状のフォーカスエラー信号が得られる。このS字形状
特性を測定するためには、フォーカスサーボループを開
いた状態で対物レンズをその焦点方向に移動させる必要
がある。従って、例えば、2層ディスクの場合において
は、2つのS字形状特性が得られるが、これらのレベル
を別々に測定するのは、煩雑である。
【0006】上記2層ディスクのフォーカスジャンプの
際に得られるフォーカスエラー信号波形は、L0層及び
L1層の各々のフォーカスエラー信号特性を合成したも
のになる。従って、1の記録層から他の記録層へのフォ
ーカシング位置の移動に伴い、図1に示すように、S字
形状のフォーカスエラー信号が得られる。次に、フォー
カスジャンプの1例を、図1を参照しつつ説明する。フ
ォーカスジャンプが指示されると、まず、サーボループ
がオフ(off)とされ、加速パルスが印加される。これ
により、焦点がL0層を離れ、ピーク位置を通過する。
フォーカスエラー信号レベルが所定の閾値(ΔV1)に
達したとき(時刻t1)、加速パルスは停止される。す
なわち、加速パルス(TA)が印加される。焦点がL1
層に近づくにつれてL1層のフォーカスエラー信号が現
れる。フォーカスエラー信号レベルが所定の閾値(ΔV
2)に達したとき(時刻t2)、アクチュエータに上記
と逆方向の減速パルスが与えられる。これにより、対物
レンズを減速させる。さらに、フォーカスエラー信号レ
ベルが所定の閾値(ΔV3)に達したとき(時刻t
3)、減速パルスが止められる。すなわち、減速パルス
(TD)が印加される。この後、サーボループがオン(o
n)に設定される。このようにしてL0層からL1層へ
のフォーカスジャンプが実行される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各記録
層が異なるフォーカスエラー信号特性を示す多層ディス
クが存在する場合、図1に示すフォーカスジャンプがう
まく機能しない可能性がある。例えば、図2に示すよう
に、L0層及びL1層の各々のフォーカスエラー信号レ
ベルS0,S1が大きく異なる場合(S0<S1)には、減
速パルス発生期間(TD’)が図1の例に比べて長くな
ってしまい、最悪の場合、目標の層(L1層)までフォ
ーカシング位置が届かずにフォーカスジャンプに失敗す
る可能性がある。あるいは、最適な減速パルスと異なる
のでサーボ制御における収束時間が長くなってしまう。
【0008】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、個々のディスクの特
性を考慮しつつ、簡便かつ高性能なフォーカシング制御
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるフォーカシ
ング制御装置は、複数の記録層を有する多層記録媒体に
照射される光ビームのフォーカシング制御装置であっ
て、光ビームを集光する対物レンズ及び多層記録媒体か
らの反射光を受光する検出器を含む光ピックアップと、
検出器の検出信号から照射光ビームのフォーカスエラー
信号を生成するエラー信号生成器と、対物レンズを駆動
するアクチュエータと、フォーカスエラー信号に基づい
てアクチュエータを駆動して光ビームの合焦位置を制御
するコントローラと、を有し、コントローラは、検出器
の検出信号に基づき、2層の反射光の光強度を求め、こ
れによって、当該2層間のフォーカスジャンプの為の制
御信号のタイミングを制御することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しつつ詳細に説明する。図3は、本発明の実施
例であるフォーカシング制御装置20の構成を示すブロ
ック図である。光ピックアップ13にはレーザ光源(図
示しない)及び対物レンズ15が設けられている。当該
レーザ光源からの光ビームは対物レンズ15によりフォ
ーカシングされ、複数の記録層を有する多層光ディスク
11に照射される。なお、以下においては、2つの記録
層を有する2層DVDを例に説明する。DVD11で反
射された反射光は対物レンズ15により集光され、光検
出器17によって受光される。
【0011】光検出器17は複数の受光素子からなり、
例えば、4分割光検出器が用いられる。4分割光検出器
17は、上記DVD11の記録トラック(グルーブトラ
ック)に沿った方向と、記録トラックに直交する方向
(ラジアル方向)とによって4分割された受光面を有す
る4つの受光素子からなる。DVD11からの反射光は
これら4つの受光素子の各々によって受光され、夫々が
個別に電気信号に変換されて出力される。変換された各
信号は、RFアンプ21において増幅された後、読取信
号R1〜R4としてサーボ信号処理回路22及び加算信
号生成回路23に供給される。
【0012】サーボ信号処理回路22において、読取信
号R1〜R4に基づき、フォーカスエラー信号FE及び
トラッキングエラー信号TEが生成される。生成された
フォーカスエラー信号(FE)及びトラッキングエラー
信号(TE)はアクチュエータ駆動回路27に供給さ
れ、アクチュエータ駆動信号が生成される。アクチュエ
ータ駆動信号はドライバ回路29を介して光ピックアッ
プ13に供給され、フォーカス制御及びトラッキング制
御がなされる。
【0013】かかるフォーカス制御についてより具体的
に説明すると、4分割光検出器の場合には、光検出器の
受光面の2つの分割線の交差点を中心として点対称位置
にある2組の2つの光検出素子の出力信号の和信号が個
別の加算器(図示しない)において算出される。例え
ば、4つの光検出素子(d1〜d4)が時計方向(ある
いは、反時計方向)に順に配された場合では、対応する
各光検出素子の読取信号をR1〜R4とすると、2組の
和信号(R1+R3)及び(R2+R4)が算出され
る。フォーカスエラー信号は、一方の加算器の出力信号
から他方の加算器の出力信号を減算器で差し引くことに
より得られる。すなわち、例えば、(R1+R3)−
(R2+R4)として得られる。上述したように、この
フォーカスエラー信号はフォーカス誤差に対してS字カ
ーブ特性を有するので、S字カーブ特性の中心点がフォ
ーカスエラー信号FEの基準レベル(例えば、0)とさ
れる。ドライバ回路29の駆動信号に応じて対物レンズ
15が駆動され、フォーカス制御がなされる。なお、サ
ーボ信号処理回路22及びアクチュエータ駆動回路27
は、コントローラ(CPU)25の制御の下、動作す
る。
【0014】一方、加算信号生成回路23において読取
信号R1〜R4の全加算信号(上述の例では、R1+R
2+R3+R4)が生成され、コントローラ25に供給
される。後に詳述するように、コントローラ25はこの
全加算信号を用いてフォーカスジャンプ動作を実行す
る。また、コントローラ25には全加算信号のレベル
や、種々のデータ、基準値、閾値、パラメータ値等を格
納するためのメモリ26が接続されている。
【0015】なお、以下においては、説明の簡便さのた
め、光ディスク11が2つの記録層(L0層及びL1
層)を有する2層DVDであり、L0層からL1層にフ
ォーカスジャンプを行う場合を例に説明する。次に、図
4に示すフローチャートを参照してフォーカシング制御
装置20が実行する制御値の初期設定について説明す
る。
【0016】まず、DVD11がローディングされた
後、第1層(L0層)にフォーカシングがなされる(ス
テップS11)。次に、DVD11からの反射光の強
度、すなわち、加算信号生成回路23において得られた
全加算信号(4分割光検出器の場合では、R1+R2+
R3+R4)のレベルUが取得される(ステップS1
2)。同様にして、第2層(L1層)にフォーカシング
がなされ(ステップS13)、この層に対する全加算信
号レベルVが取得される(ステップS14)。なお、全
加算信号レベルを測定する際には、フォーカスサーボル
ープは開いている必要はない。すなわち、ある層にフォ
ーカスクローズしている状態で全加算信号レベルが測定
される。これら各記録層にフォーカシングしたときの反
射光強度を表す全加算信号レベルU,Vを用いて、各記
録層に対するフォーカスエラー信号レベルが推定され、
推定値Eu,Evを得る(ステップS15)。本発明で
はフォーカスエラー信号のレベルを全加算信号により推
定する。これは、フォーカスエラー信号と全加算信号と
が、略比例関係にあるという知見に基づく。この手法に
よりフォーカスエラー信号そのものを測定し、ピーク・
トゥ・ピーク(P−P)値を測定するといった煩雑な処
理は不要となる。
【0017】次に、第2層(L1層)に関する推定値E
vと第1層(L0層)に関する推定値Euとの比RE
(=Eu/Ev)を算出する(ステップS16)。この
比REが第1の所定値Th1(Th1<1、例えば、
0.8)未満であるか否かが判別される(ステップS1
7)。REが第1の所定値と判断される場合は、第2層
のフォーカスエラー信号レベルが第1層のそれよりも大
きい状態に相当する。よって、コントローラ25は、こ
のようなディスクに対して適切な加速信号及び減速信号
の組合せ(設定J1)を選択する(ステップS18)。
この設定値は、後に実行されるフォーカスジャンプの制
御パラメータとして利用される。
【0018】設定値J1は、第1、第2層間のフォーカ
スジャンプ時の加速信号及び減速信号のタイミング及び
レベルを規定するものである。例えば、図6に示すよう
に、例えば、これらをサーチ起点及びサーチ目標間のフ
ォーカスエラー信号に対する閾値の形で表現することが
できる。第1層から第2層へのフォーカスジャンプのた
めに必要な閾値を、それぞれ、A12,B12,及びC
12と規定したものを第1層から第2層へのジャンプの
為の設定値とする。同様に、第2層から第1層へのフォ
ーカスジャンプのために必要な閾値を、それぞれ、A2
1,B21,及びC21と規定したものを第2層から第
1層へのジャンプのために必要な設定値とする。これら
の情報が設定値J1に含まれる。
【0019】ステップS17において、REが第1の所
定値未満ではないと判別された場合には、さらに、比R
Eが第2の所定値Th2(Th2>1、例えば、1.
2)を超えるか否かが判別される(ステップS19)。
REが第2の所定値と判断される場合は、第2層のフォ
ーカスエラー信号レベルが第1層のそれよりも小さい状
態に相当する。よって、コントローラ25は、このよう
なディスクに対して適切な加速信号及び減速信号の組合
せ(設定J2)を選択する(ステップS20)。この設
定値は、後に実行されるフォーカスジャンプの制御パラ
メータとして利用される。
【0020】設定値J2は、設定値Jと同じく、第1か
ら第2層へのフォーカスジャンプのために必要な閾値
を、それぞれ、A’12,B’12,及びC’12と規
定したものを第1層から第2層へのジャンプの為の設定
値とする。同様に、第2層から第1層へのフォーカスジ
ャンプのために必要な閾値A’21,B’21,C’2
1と規定したものを第2層から第1層へのフォーカスジ
ャンプのために必要な設定値とする。これらの情報が設
定値J2に含まれる。
【0021】ステップS19にて、REが第2の所定値
より大きくないと判断される場合には、第1及び第2層
のフォーカスエラー信号が略等しいものと判断される。
よって、コントローラ25は、このようなディスクに対
して適切な加速信号及び減速信号の組合せ(設定J3)
を選択する(ステップS21)。この設定値は、使用者
により、後に、実行されるフォーカスジャンプの制御パ
ラメータとして利用される。
【0022】設定値J3は、設定値Jと同じく、フォー
カスジャンプ時の加速信号及び減速信号のタイミング及
びレベルを規定するものである。第1から第2層へのフ
ォーカスジャンプに必要な閾値を、それぞれ、A”1
2,B”12,及びC”12と規定したものを第1層か
ら第2層へのジャンプの為の設定値とする。同様に、第
2層から第1層へのジャンプのために必要な閾値A”2
1,B”21,C”21と規定したものを第2層から第
1層へのフォーカスジャンプのために必要な設定値とす
る。これらの情報が設定値J3に含まれる。
【0023】なお、この設定値J1乃至J3は、一旦、
第2層の全加算信号を取得できないと設定することがで
きない。したがって、ステップS13の時点では最適な
設定値を設定できていないので、先に述べた問題が生じ
る可能性がある。よって、ステップS13では、例え
ば、まず、設定値J3で第2層のフォーカシングを試
み、複数回のリトライ制御でもフォーカスがとれないよ
うであれば、設定値をJ1(J2)に変更してフォーカ
シングを再度試みるといった手法が必要となる。
【0024】次に、図5に示すフォーカスジャンプのサ
ブルーチンのフローチャートを参照して、上述の設定値
を利用したフォーカスジャンプ動作の手順について説明
する。まず、コントローラ25は、記録又は再生時にお
いてフォーカスジャンプを行うことが要求されているか
否かを判別する(ステップS31)。フォーカスジャン
プを行うことが要求されていない場合には、メインルー
チンに戻る。フォーカスジャンプを行うことが要求され
ている場合には、フォーカス制御値設定サブルーチンの
実行により保持された設定J(すなわち、J1、J2及
びJ3のいずれか)でフォーカスジャンプを実行する
(ステップS32)。フォーカスジャンプについては、
図1にて詳説しているので、ここでは説明は割愛する。
【0025】上記した手順により、各記録層間に大きな
フォーカスエラー信号レベルの差があっても、良好にフ
ォーカスジャンプを実行することができる。また、上記
実施例においては、設定Jiに対して一定閾値の組(A
i、Bi、Ci)(i=1〜3)が予め定められている
場合について説明したが、以下に述べるように、測定さ
れた全加算信号レベルに応じた閾値を算出するようにし
てもよい。かかる場合の、フォーカスジャンプ制御につ
いて、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
【0026】まず、複数の記録層を有する多層ディスク
11の1の記録層に関して全加算信号レベル(U)を取
得する(ステップS41)。次に、他の記録層へフォー
カスジャンプを行い(ステップS42)、当該他の記録
層の全加算信号レベル(V)を取得する(ステップS4
3)。取得された当該1の記録層及び当該他の記録層の
全加算信号レベルU,Vからフォーカスエラー信号レベ
ルを推定する(ステップS44)。当該フォーカスエラ
ー信号レベル推定値から設定閾値A,B,C(設定J)
を算出する(ステップS45)。かかる、設定Jにおけ
る閾値A,B,Cの算出方法の1例を以下に詳細に説明
する。
【0027】全加算信号レベルとフォーカスエラー信号
レベルがほぼ比例関係にある再生装置では、第1層及び
第2層の全加算信号レベルがそれぞれU,Vのとき、第
1層及び第2層に関するフォーカスエラー信号レベル推
定値はそれぞれaU及びaVと表すことができる。ここ
で、aは比例係数である。例えば、第1層から第2層に
フォーカスジャンプを行う場合、第1層の全加算信号レ
ベルが大きいときは、加速時間が長すぎることになる。
他方、ジャンプ先の第2層の全加算信号レベルが大きい
ときは、減速時間が長すぎることになる。これを補正す
るために、例えば、フォーカスエラー信号レベルの設計
標準値をWとしたとき、 A=p(aU/W)+f とする。ここで、pはフォーカスエラー信号レベル推定
値が設計中心値よりも増減したときに、閾値を増減させ
る係数であり、fはフォーカスエラー信号レベル推定値
が設計中心値であった場合の閾値を決める定数である。
これにより、第1層の全加算信号レベルが大きいほど、
加速終了の閾値を増加させ、また、全加算信号レベルが
小さいほど、加速終了の閾値を減少させる補正がなされ
る。
【0028】また、減速のタイミングについては、 B=q(aV/W)+g C=r(aV/W)+h とする。ここで、q,rはpと同様、フォーカスエラー
信号レベル推定値が設計中心値よりも増減したときに、
閾値を増減させる係数である。また、g,hは、同様
に、フォーカスエラー信号レベル推定値が設計中心値で
あった場合の閾値を決める定数である。
【0029】つまり、特別のケースとして、フォーカス
エラー信号レベル推定値が設計中心値である場合には、
aU=aV=Wであるので、A=p+f,B=q+g,
C=r+hとなる。このようにして算出した閾値A,
B,Cに基づいてフォーカスジャンプを実行する(ステ
ップS46)。
【0030】上記した手順により、本実施例によれば、
各記録層間のフォーカスエラー信号レベルの差に応じた
フォーカスジャンプを実行可能な高性能なフォーカシン
グ制御装置を実現できる。なお、上記においては、第1
層から第2層へのフォーカスジャンプを行う場合につい
てのみ説明したが、同様にして、第2層から第1層へフ
ォーカスジャンプする場合のフォーカスエラー信号レベ
ル推定値の比から設定J(例えば、J4、J5,J6
等)を選択するような手順を組み合わせてもよい。これ
によって、一連の記録及び/又は再生動作時において、
第1層と第2層との間で任意に良好なフォーカスジャン
プを実行することができる。また、当然、2層ディスク
に限らず、3層以上の記録層を有する多層ディスクにも
容易に拡張して適用することが可能である。さらに、3
層以上の記録層を有する多層ディスクの場合では、全て
の記録層間でのフォーカスジャンプに対して上記した設
定を行う必要はなく、適宜フォーカスジャンプが必要な
記録層に対して設定を行うようにすることも設計の範囲
内である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の記録層を有する多層ディスクの記録再生時におい
て、各記録層のS字形状特性を測定する必要がなく、最
適なフォーカスジャンプを実行できる、簡便かつ高性能
なフォーカシング制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1層(L0)から第2層(L1)にフォーカ
スジャンプする場合のフォーカスアクチュエータ駆動電
流及びフォーカスエラー信号の変化を模式的に示す図で
ある。
【図2】L0層及びL1層の各々のフォーカスエラー信
号レベルS0,S1が大きく異なり(S0<S1)、フォー
カスジャンプに失敗する場合を模式的に示す図である。
【図3】本発明の実施例であるフォーカシング制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】図3のフォーカシング制御装置において実行さ
れるフォーカス制御値設定サブルーチンの手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】図3のフォーカシング制御装置において実行さ
れるフォーカスジャンプ制御サブルーチンの手順を示す
フローチャートである。
【図6】フォーカスジャンプ制御時における加速及び減
速のタイミング及び閾値の組(A,B,C)を示す図で
ある。
【図7】測定された全加算信号レベルに応じた閾値を算
出して実行されるフォーカスジャンプ制御の手順を示す
フローチャートである。
【主要部分の符号の説明】
11 多層ディスク 15 対物レンズ 17 光検出器 20 フォーカシング制御装置 21 RFアンプ 22 サーボ信号処理回路 23 加算信号生成回路 25 コントローラ 26 メモリ 27 アクチュエータ駆動回路 29 ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 一徳 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 佐藤 健 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 野崎 司雄 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 山崎 仁志 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 大神 和彦 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 牧野 吉孝 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 吉村 英明 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 5D117 AA02 BB01 DD00 FF03 FF06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録層を有する多層記録媒体に照
    射される光ビームのフォーカシング制御装置であって、 前記光ビームを集光する対物レンズ及び前記多層記録媒
    体からの反射光を受光する検出器を含む光ピックアップ
    と、 前記検出器の検出信号から照射光ビームのフォーカスエ
    ラー信号を生成するエラー信号生成器と、 前記対物レンズを駆動するアクチュエータと、 前記フォーカスエラー信号に基づいて前記アクチュエー
    タを駆動して前記光ビームの合焦位置を制御するコント
    ローラと、を有し、 前記コントローラは、前記検出器の検出信号に基づき、
    2層の反射光の光強度を求め、これによって、前記2層
    間のフォーカスジャンプの為の制御信号のタイミングを
    制御することを特徴とするフォーカシング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出器は複数の受光素子からなり、
    前記反射光ビームの光強度は、前記複数の受光素子の受
    光信号を全加算して算出されることを特徴とする請求項
    1記載のフォーカシング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは、前記2層の反射光
    の光強度から前記2層のフォーカスエラー信号レベルを
    特定し、これによって、前記2層間のフォーカスジャン
    プの制御信号のタイミングを制御することを特徴とする
    請求項1記載のフォーカシング制御装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、前記フォーカスエ
    ラー信号に印加する前記対物レンズの加速及び減速信号
    のタイミングを制御することを特徴とする請求項3記載
    のフォーカシング制御装置。
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