JP2002203324A - フォーカス制御装置、フォーカス制御方法 - Google Patents

フォーカス制御装置、フォーカス制御方法

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JP2002203324A
JP2002203324A JP2001324965A JP2001324965A JP2002203324A JP 2002203324 A JP2002203324 A JP 2002203324A JP 2001324965 A JP2001324965 A JP 2001324965A JP 2001324965 A JP2001324965 A JP 2001324965A JP 2002203324 A JP2002203324 A JP 2002203324A
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layer
objective lens
recording layer
error signal
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Toshikazu Kobayashi
俊和 小林
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Sony Computer Entertainment Inc
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    • G11B2007/0013Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage for carriers having multiple discrete layers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスバイアスの調整前においても、レ
イヤージャンプを確実に行う。 【解決手段】 引き込みポイント設定回路16は、光デ
ィスク11再生に先立ち、レイヤ1のフォーカスエラー
信号の最大値と最小値の中間値をフォーカスサーボ引き
込みポイントと設定する。フォーカスバイアスの自動調
整前のレイヤジャンプにおいては、このポイントでフォ
ーカスサーボを引き込むことによって、確実にレイヤジ
ャンプを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層記録光ディス
クの再生装置に係り、特に、任意の記録層にフォーカス
サーボを施すために、対物レンズをフォーカス方向に移
動させるレイヤジャンプ制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量記録媒体として、DVDと
称される光ディスクが実用化されてきている。DVDの
記録層は、片面あたり最大2層で、両面に記録すること
ができる。このような多層記録光ディスクの再生装置に
は、再生中の記録層(レイヤ)に対してフォーカスサー
ボが施されている状態で、他のレイヤの再生が要求され
た場合に、その目的とするレイヤに対してフォーカスサ
ーボが施されるように、対物レンズの光ディスクに対す
るフォーカス方向の距離を制御する機能(レイヤジャン
プ機能)を備えることが要求される。
【0003】ところで、再生装置は、光ディスク毎にジ
ッターの量が最小になり最も再生特性が良好な位置で、
フォーカスサーボの引き込みが行なえるように、光ディ
スクのデータ再生前に、それぞれのレイヤでフォーカス
バイアスの自動調整を行なっている。
【0004】すなわち、図8のフロー図に示すように、
データ再生前に、まず下層(対物レンズに近いレイヤ、
「レイヤ0」と称する)に対して、サーボの自動調整を
行い、レイヤ0のフォーカスバイアスを設定する(S5
01)。次に、レイヤ1にレイヤジャンプを行い(S5
02)、レイヤ1に対して、サーボの自動調整を行い、
レイヤ1のフォーカスバイアスを設定する(S50
3)。
【0005】そして、レイヤ0にフォーカスジャンプし
て(S504)、データの再生を開始する(S50
5)。以降のレイヤジャンプは、フォーカスバイアスの
設定値を用いることにより、光ディスクの個体差を吸収
し、確実なレイヤジャンプおよびフォーカスサーボの引
き込みが行われるようになっている。なお、これらの処
理に先立ち、ディスクメディアの判別を行なう場合があ
るが、この処理については省略した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のフォ
ーカスバイアスの自動調整処理において、レイヤ0のフ
ォーカスバイアスの自動調整を行った後(S501)、
レイヤ1のフォーカスバイアスの自動調整(S503)
を行う前に、レイヤ0からレイヤ1へのレイヤジャンプ
(S502)を行う必要がある。
【0007】このときは、レイヤ1に対する最適なフォ
ーカスバイアスは設定されていないので、標準的と考え
られるフォーカスエラーレベルが0付近となるポイント
でフォーカスサーボの引き込みを行なうようにする。
【0008】ところが、光ディスクによっては、例え
ば、図9(a)に示すように、レイヤ1に光学的にオフ
セットのあるフォーカスエラー信号特性を有するものが
ある。このようなディスクであっても、フォーカスバイ
アスの自動調整後には、例えば、図9(b)のPbに示
すようなポイントでフォーカスサーボを引き込むことが
できるため、レイヤジャンプを成功させることができ
る。しかし、最適なフォーカスバイアスを設定する前の
レイヤジャンプ処理(S502)では、図9(c)のP
cに示すようなポイントでフォーカスサーボを引きこむ
ことになる。この場合、引き込みポイントが、引き込み
可能な範囲(図9(c)の太線部分)の限界に近いた
め、フォーカスを引き込むことができずに、レイヤージ
ャンプに失敗してしまうことがある。
【0009】本発明の目的は、フォーカスバイアスの調
整前においても、レイヤージャンプを確実に行うことが
できる技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、信号記録層を複数層有する光ディスクに
対し、光を集光させる対物レンズと、この対物レンズを
光ディスクの記録層に直交する方向に移動させるフォー
カス駆動手段と、前記光ディスクからの反射光を検出す
る光検出手段と、この光検出手段の検出信号に基づい
て、前記光ディスクの記録層に対する前記対物レンズの
焦点ずれに対応したフォーカスエラー信号を生成するフ
ォーカスエラー信号生成手段と、前記対物レンズの焦点
対象となる記録層を移動するために、前記エラー信号に
基いて、前記フォーカス駆動手段を制御する信号を生成
する記録層移動制御手段と、焦点対象となる記録層に前
記対物レンズの焦点を引き込む、前記記録層移動制御手
段によってオンオフの切り替えが可能な焦点引き込み手
段とを備え、前記記録層移動制御手段は、ある記録層に
おけるフォーカスエラー信号の最大値と最小値とから中
間値を算出し、当該記録層に前記対物レンズの焦点位置
を移動させる場合に、フォーカスエラー信号が前記中間
値に相当したときに前記焦点引き込み手段をオンにする
ことを特徴とするフォーカス制御装置を提供する。
【0011】ただし、中間値は、厳密な中間値である必
要はなく、エラーレベル波形の中心点付近であれば、十
分本発明の目的を達成することができる。
【0012】また、本発明は、信号記録層を複数層有す
る光ディスクに対するレイヤジャンプ制御方法であっ
て、ある記録層が生成するフォーカスエラー信号の最大
値と最小値とから中間値を求め、当該記録層へのレイヤ
ジャンプ時には、フォーカスエラー信号が前記中間値に
相当したときにフォーカスサーボを引き込むことを特徴
とするレイヤジャンプ制御方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して説明する。図1は、多層記録光ディスク再
生システムのフォーカス制御機構を示すブロック図であ
る。この多層記録光ディスク再生システムは、例えば、
DVDのような多層記録構造を有する光ディスク11を
スピンドルモーター12で所定の速度で回転駆動させ、
光学ピックアップ13からレーザ光を出射し、対物レン
ズ13aで、光ディスク11の記録層に集光する。そし
て、この反射光を光学ピックアップ13で読み取る。読
み取られた光学信号の一部は、電気信号に変換された
後、フォーカスエラー生成回路14に入力される。フォ
ーカスエラー生成回路14は、変換された電気信号か
ら、フォーカスエラー信号を生成する。ここで、フォー
カスエラー信号は、例えば、光学ピックアップ13の受
光部に4分割光検出素子を設け、非点収差法により、上
下左右の光検出素子出力の差分を増幅すること等により
生成することができる。
【0014】また、光学ピックアップ13で読み取られ
た信号は、電気信号(RF信号)に変換された後、再生
回路50に入力される。再生回路50は、光ディスクの
記録層に記録されたディジタル信号に基づいて、音声デ
ータ、映像データ等の再生を行う。なお、再生回路50
は、単層構造の光ディスクも再生可能である。
【0015】フォーカスエラー生成回路14で生成され
たフォーカスエラー信号は、レイヤジャンプ制御回路1
5と引き込みポイント設定回路16とに入力される。
【0016】レイヤジャンプ制御回路15は、光ディス
クのある記録層にフォーカスサーボが施されている状態
で、他の記録層へのフォーカスの移動が要求された場合
のレイヤジャンプ処理の制御を行う。すなわち、他の記
録層への移動が要求されると、スイッチ17を操作し、
フォーカスサーボを切った後、フォーカスエラー生成回
路14からのフォーカスエラー信号を監視しながら、対
物レンズ13aを駆動するための信号を加算回路19に
出力する。そして、レイヤジャンプが完了すると、スイ
ッチ17を操作し、フォーカスサーボをオンにする。
【0017】引き込みポイント設定回路16は、フォー
カスエラー信号波形から、レイヤージャンプ時における
フォーカスサーボの引き込みポイントを算出する。引き
込みポイント設定回路16の詳細な処理については後述
する。
【0018】フォーカスサーボ制御回路18は、フォー
カスバイアス自動調整回路、ゲイン調整回路、位相補償
回路、増幅回路等から構成され、入力されたフォーカス
エラー信号が、基準レベルとなるようにフォーカス用コ
イル(図5参照)に与える制御信号を生成する、フォー
カスサーボ処理を行う。すなわち、フォーカスサーボ制
御回路18は、いわゆる光ディスク11の回転時の面振
れ等に対応し、信号記録面に対して、常にレーザ光の焦
点位置を追従させる処理を行なう。フォーカスサーボ制
御回路18は、スイッチ17を切り替えることによりフ
ォーカスエラー信号入力のオンオフが制御される。
【0019】加算回路19は、フォーカスサーボ制御回
路18と、レイヤジャンプ制御回路15とからの、対物
レンズ13a駆動信号を加算して、フォーカス制御ドラ
イブ回路20に出力する。
【0020】フォーカス制御ドライブ回路20は、入力
された制御信号に対応した対物レンズ13aを駆動する
ための電圧を生成し、2軸アクチュエータ21に供給す
る。
【0021】なお、以上の各回路の処理は、ソフトウェ
アで実現するようにしてもよい。このようなソフトウェ
アは、例えば、ドライバプログラムとして、光ディスク
等の記録媒体に記録した状態で市場に流通させることが
できる。
【0022】2軸アクチュエータ21は、光学ピックア
ップ13の対物レンズ13aを、フォーカス方向と、光
ディスクの半径方向との2方向に駆動操作する。
【0023】本例において、多層記録光ディスクは、図
2に示すように2つの記録層(レイヤ)を有する2層構
造で、再生時に対物レンズ13aに近い層をレイヤ0と
称し、対物レンズ13aに遠い層をレイヤ1と称するも
のとする。本図において、実線の記録層がレイヤ0で、
破線で示す記録層がレイヤ1である。多層記録光ディス
クの外形寸法は、例えば、CD−ROMと同じく直径1
20mm、厚さ1.2mmである。ただし、DVDは、
厚さ0.6mmのディスクを2枚貼り合わせた構造とな
っている。記録は、片面あたり最大2層で、両面に記録
することができる。記憶容量は片面1層記録で4.7G
バイト、片面2層記録で8.5Gバイト、両面1層記録
で9.4Gバイト、両面2層記録で17Gバイトであ
る。トラック・ピッチは0.74μm、データ読取レー
ザの波長は650nmである。なお、本発明によるレイ
ヤジャンプ制御は、2層構造の光ディスクのみならず、
3層以上の層構造の光ディスクに適用できることはいう
までもない。
【0024】光ディスク11からのデータ読取は、光学
ピックアップ13によって行われる。光学ピックアップ
は、例えば、図3に示すように、対物レンズ13aと、
コリメートレンズ13bと、偏光プリズム13cと、半
導体レーザ発信器13dと、シリンドリカルレンズ13
eと、光検出素子13fとから構成される。半導体レー
ザ発信器13dから出射されたレーザ光は、偏光プリズ
ム13cを直進し、コリメートレンズ13bを通過した
後、対物レンズ13aにより、光ディスク11のいずれ
かの記録層に集光されることになる。光ディスク11か
らの反射光は、対物レンズ13aを逆行し、コリメート
レンズ13bを通過した後、偏光プリズム13cで直角
に折曲された後、シリンドリカルレンズ13eを介し
て、光検出素子13fに入光する。
【0025】図4は、対物レンズ13aが、2軸アクチ
ュエータ21により、フォーカス方向に駆動する機構図
である。対物レンズ13aは、対物レンズ固定具13g
を介して、対物レンズ支持バネ21cにより、上下左右
変位可能に支持されている。対物レンズ13aの周囲に
は、フォーカス用コイル21aが設けられており、さら
に、外側には磁石21bが設けられている。フォーカス
用コイル21aに制御信号が供給されると、対物レンズ
13aは、矢印に示すようにフォーカス方向の駆動力を
与えられることになる。
【0026】図5は、対物レンズ13aが、2層記録光
ディスク11に対して、遠い位置から、光ディスク11
に近づく位置にまで移動したときの、標準的なフォーカ
スエラー信号の波形図である。本図において、矢印で示
すレイヤ0合焦点は、下層レイヤ(レイヤ0)の合焦点
位置、レイヤ1合焦点は、上層レイヤ(レイヤ1)の合
焦点位置である。ここで、レイヤ0合焦点と、レイヤ1
合焦点のフォーカスエラーレベルは、光学特性によって
変化し、必ずしも一致するものではない。フォーカスエ
ラー信号電圧0を基準に、上方向をHi方向、下方向を
Lo方向とする。また、光ディスクの特性等から、フォ
ーカスエラー信号電圧が0の位置が、データ読み取りの
最適位置とは限らない。このため、データ再生に先立ち
フォーカスバイアスの調整が必要となる。
【0027】本図において、フォーカスエラー信号は、
対物レンズ13aが、光ディスク11に対して遠い位置
から移動を開始すると、一度Hi方向にピークを形成
し、基準レベルに達した付近で、レイヤ0の合焦点とな
る。その後、Lo方向にピークを形成し、再び基準レベ
ルを通過し、Hi方向にピークを形成する。そして、次
に基準レベルに達した付近で、レイヤ1の合焦点とな
る。なおも光ディスクに近い位置に対物レンズ13aが
移動すると、再びLo方向にピークを形成する。
【0028】上記のような構成における、本実施形態の
レイヤジャンプ制御機構の処理動作について、図6に示
すフローチャートを参照して説明する。
【0029】本処理は、光ディスク11が装填される、
装填された状態で電源が投入される、ユーザから光ディ
スク再生命令を受け付ける等をトリガーにして開始する
ようにする。このように、光ディスク毎あるいは再生毎
に本処理を行うことで、光ディスクの特性のばらつき、
周辺環境の変化等に対応した処理が可能となる。
【0030】まず、レイヤジャンプ制御回路15がフォ
ーカスエラーレベル計測処理を行う(S101)。フォ
ーカスエラーレベル計測処理は、対物レンズ13aを光
ディスク11の遠い位置から近い位置に移動させ、フォ
ーカスエラー信号を観測することにより行なわれる。こ
のとき得られるフォーカスエラー信号波形の例を図7に
示す。
【0031】このフォーカスエラー信号波形を元に、引
き込みポイント設定回路16は、フォーカスサーボの引
き込みポイントの設定を行なう(S102)。具体的に
は、図7に示したフォーカスエラー信号波形のレイヤ1
の最大エラーレベル(L1_top)と、最小エラーレ
ベル(L1_btm)とを取得する。そして、L1_t
opとL1_btmの平均値を算出して得られるL1_
targetをフォーカスサーボの引き込みポイントと
設定する。すなわち、フォーカスサーボの引き込みポイ
ントは、レイヤ1のエラーレベル波形の中心点となる。
ただし、この引き込みポイントは厳密なものでなくても
よい。すなわち、引き込みポイントが、エラーレベル波
形の中心点付近であれば、十分本発明の目的を達成する
ことができる。
【0032】レイヤ1のフォーカスサーボの引き込みポ
イントが設定されると、まずレイヤ0にフォーカスサー
ボをオンにして、レイヤ0のサーボ自動調整を行ない、
レイヤ0のフォーカスバイアスを設定する(S10
3)。そして、レイヤ0のサーボ自動調整が終了する
と、フォーカスサーボをオフにして、レイヤ1にレイヤ
ジャンプする(S104)。
【0033】具体的には、レイヤジャンプ制御回路15
は、フォーカスバイアスの値を、処理S102で設定し
た引き込みポイント(L1_target)に設定す
る。そして、対物レンズ13aを駆動するための信号を
出力するとともに、フォーカスエラー生成回路14が生
成するフォーカスエラー信号を監視し、引き込みポイン
ト(L1_target)のバイアスにて、フォーカス
サーボをオンにする(フォーカスサーボをオンにしてか
ら、フォーカスサーボを引き込むため、通常、両者のタ
イミングは異なる)。
【0034】そして、レイヤ1のサーボ自動調整を行
い、自動調整後のフォーカスバイアス値を設定する(S
105)。
【0035】レイヤ1のサーボ自動調整終了後、レイヤ
0にレイヤジャンプし(S106)、光ディスクに記録
されたデータの再生処理を開始する(S107)。
【0036】なお、上述の例では、2層構造の光ディス
クの上層に対する仮バイアス値の設定について説明した
が、本発明はこれに限られず、例えば、下層のフォーカ
スバイアス設定前に、上層から下層にレイヤジャンプを
行なうときにも適用できる。また、3層以上の構造を有
する光ディスクに対しても同様の処理を行うことで適用
することができる。さらには、上述の処理で設定された
フォーカスサーボ引き込みポイント値は、フォーカスバ
イアスの自動調整前のみならず、データ再生中にレイヤ
ジャンプを行なう場合にも用いることができる。
【0037】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、フォー
カスバイアスの調整前においても、レイヤージャンプを
確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、多層記録光ディスク再生システムのフォー
カス制御機構を示すブロック図である。
【図2】は、多層記録光ディスクの構成を説明するため
の説明図である。
【図3】は、光学ピックアップの構成を説明するための
光路図である。
【図4】は、対物レンズが、2軸アクチュエータによ
り、フォーカス方向に駆動する機構の構造を示す断面図
である。
【図5】は、対物レンズが、2層記録光ディスクに対し
て、遠い位置から、光ディスクに近づく位置にまで移動
したときの、標準的なフォーカスエラー信号の波形図で
ある。
【図6】は、本実施形態のレイヤジャンプ制御機構の処
理動作を説明するためのフロー図である。
【図7】は、フォーカスエラー信号の波形から引き込み
ポイントを設定する処理を説明するための説明図であ
る。
【図8】は、従来のフォーカスバイアス設定の処理を説
明するためのフロー図である。
【図9】は、フォーカスエラー信号特性とフォーカスサ
ーボ引き込みの関係を説明するための説明図である。
【符号の説明】
11…多層記録光ディスク 12…スピンドルモータ 13…光学ピックアップ 14…フォーカスエラー生成回路 15…レイヤジャンプ制御回路 16…引き込みポイント設定回路 17…スイッチ 18…フォーカスサーボ制御装置 19…加算回路 20…フォーカス制御ドライブ回路 21…2軸アクチュエータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号記録層を複数層有する光ディスクに対
    し、光を集光させる対物レンズのフォーカスを制御する
    フォーカス制御装置であって、 前記対物レンズを光ディスクの記録層に直交する方向に
    移動させるフォーカス駆動手段と、 前記光ディスクからの反射光を検出する光検出手段と、 この光検出手段の検出信号に基づいて、前記光ディスク
    の記録層に対する前記対物レンズの焦点ずれに対応した
    フォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号
    生成手段と、 前記対物レンズの焦点対象となる記録層を移動するため
    に、前記エラー信号に基いて、前記フォーカス駆動手段
    を制御する信号を生成する記録層移動制御手段と、 焦点対象となる記録層に前記対物レンズの焦点を引き込
    む、前記記録層移動制御手段によってオンオフの切り替
    えが可能な焦点引き込み手段とを備え、 前記記録層移動制御手段は、ある記録層におけるフォー
    カスエラー信号の最大値と最小値とから中間値を算出
    し、 当該記録層に前記対物レンズの焦点位置を移動させる場
    合に、フォーカスエラー信号が前記中間値に相当したと
    きに前記焦点引き込み手段をオンにすることを特徴とす
    るフォーカス制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフォーカス制御装置を備え
    ることを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】前記記録層移動制御手段が、ある記録層に
    おけるフォーカスエラー信号の最大値と最小値とから中
    間値を算出する処理は、光ディスクの再生に先立って行
    うことを特徴とする請求項2記載の光ディスク再生装
    置。
  4. 【請求項4】信号記録層を複数層有する光ディスクに対
    する、対物レンズのレイヤジャンプを制御するフォーカ
    ス制御装置であって、 ある記録層が生成する、対物レンズの焦点ずれに対応し
    たフォーカスエラー信号の最大値と最小値とから中間値
    を求める手段と、 当該記録層へのレイヤジャンプ時には、フォーカスエラ
    ー信号が前記中間値に相当するバイアスにて、対物レン
    ズの焦点を引き込むフォーカスサーボをオンにする手段
    とを備えることを特徴とするフォーカス制御装置。
  5. 【請求項5】信号記録層を複数層有する光ディスクに対
    する、対物レンズのレイヤジャンプ制御方法であって、 ある記録層が生成する、対物レンズの焦点ずれに対応し
    たフォーカスエラー信号の最大値と最小値とから中間値
    を求め、当該記録層へのレイヤジャンプ時には、フォー
    カスエラー信号が前記中間値に相当するバイアスにて、
    対物レンズの焦点を引き込むフォーカスサーボをオンに
    することを特徴とするレイヤジャンプ制御方法。
  6. 【請求項6】信号記録層を複数層有する光ディスクを再
    生する装置で実行可能な、対物レンズのレイヤジャンプ
    を制御するためのプログラムであって、 ある記録層が生成する、対物レンズの焦点ずれに対応し
    たフォーカスエラー信号の最大値と最小値とから中間値
    を求める処理と、 当該記録層へのレイヤジャンプ時には、フォーカスエラ
    ー信号が前記中間値に相当するバイアスにて、対物レン
    ズの焦点を引き込むフォーカスサーボをオンにする処理
    とを再生装置に実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のプログラムを記録した記
    録媒体。
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