JP2001155350A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001155350A
JP2001155350A JP33895499A JP33895499A JP2001155350A JP 2001155350 A JP2001155350 A JP 2001155350A JP 33895499 A JP33895499 A JP 33895499A JP 33895499 A JP33895499 A JP 33895499A JP 2001155350 A JP2001155350 A JP 2001155350A
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focus
optical disk
disk device
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Shigeru Momose
滋 百瀬
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フォーカスサーチに要する時間を短縮した光デ
ィスク装置を提供する。 【構成】集束レンズとフォーカスアクチュエータとを有
する光学ヘッド11と、フォーカス制御手段と、前記集
束レンズをフォーカス引き込み範囲内に移動させるフォ
ーカスサーチ手段とを備える光ディスク装置において、
フォーカス誤差検出手段13と、フォーカス誤差信号に
応じた信号を増幅して前記フォーカスアクチュエータを
駆動する駆動増幅手段19と、該前記フォーカス誤差信
号に応じた信号を記憶する記憶手段25とを有し、前記
フォーカス制御手段において追従制御の状態からフォー
カス外れが発生したときに、前記フォーカスサーチ手段
では、前記フォーカス外れが生じる前に前記記憶手段で
記憶した電圧の近傍の電圧を前記駆動増幅手段の入力と
して前記フォーカスサーチを行うことを特徴とする光デ
ィスク装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの記録
及び/又は再生を行う光ディスク装置に関し、特に光デ
ィスク装置のフォーカスサーチ系の改善に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを記録または再生する場合に
は、光学ヘッドから出射された光束が光ディスクの情報
面に合焦スポットを形成し続けるようにフォーカス制御
手段を用いて制御される。前記した追従制御の状態に入
る前には、フォーカスサーチ手段によってフォーカス引
き込み(フォーカスサーチ)が行われる。一般的な光デ
ィスクの制御系の動作シーケンスは次の通りである。 (1)光ディスクを含む回転系を目標の回転数にするよ
うに制御する。 (2)半導体レーザを点灯し、集束レンズを動かしてレ
ーザビーム(光ビーム)のビーム・ウエストを光ディス
クの記録面までもっていく、いわゆるフォーカス引き込
み(フォーカスサーチ)動作をし、 (3)レーザ光のビーム・ウエスト付近、又は集束レン
ズの焦点深度内常に記録面があるようにフォーカス制御
をかける。 (4)レーザ光が光ディスクのどの位置に照射されてい
るかを知るためにトラック引き込みをする。 (5)トラッキング動作をする。 (6)アドレスの読み取りとシーク動作をする。 (7)以下、省略
【0003】上記したフォーカスサーチは、光学ヘッド
内の集束レンズを前記光ディスクの面に垂直な方向に移
動して、フォーカス引き込み範囲内に入るようにするも
のであり、光ディスクが光ディスク装置に装着された直
後に行われるほか、記録又は再生中に追従制御の状態か
らフォーカスはずれを起こした際にも行われる。以下、
従来の光ディスク再生装置及びその概要について図3を
用いて説明する。代表的な光ディスクとしては、CD
(コンパトディスク)とMD(ミニディスク)があり、
MDにはレコーダブルディスクと、CDと同様に凹凸ピ
ットによって情報が記録されるプリマスタードディスク
とがある。
【0004】光ディスク装置において光ディスクが再生
される場合には、光学ヘッドのレーザ光源からレーザ光
が出射され、このレーザ光が集束レンズ集光されてディ
スク媒体上の情報面(記録層)に照射され、光ディスク
からの反射光から情報が読み出される。光ディスク装置
の駆動系には、集束レンズを光ディスク面の法線方向に
移動させて光ディスクの面上でレーザ光がビームスポッ
トを形成するように制御するフォーカス制御系と、集束
レンズを光ディスクの半径方向に移動させて光スポット
をトラック振れに追従させ、光スポットが情報トラック
の中心線上を走査するように制御するトラッキング制御
系とがあり、これらによって、ディスク媒体上の目標位
置とレーザ光スポットとの位置関係が所定の関係に維持
される。
【0005】前記光ディスクからの反射光は光学ヘッド
に内蔵された偏向ビームスプリッタを介して光学ヘッド
に内蔵されるフォトディテクタに入射され、フォトディ
テクタで受光されて光電変換され前記光学ヘッドに内蔵
されたヘッドアンプに供給される。該ヘッドヘッドアン
プでは前記フォトディテクタから出力された複数の信号
が増幅される。該増幅された信号はフォーカス誤差検出
手段に供給され、前記複数の信号間で演算が行われ、フ
ォーカス誤差信号や、フォーカス引き込みを示す信号が
出力される。前記フォーカス誤差信号は例えば、非点収
差法やフーコー法によって得られる。そして前記フォー
カス誤差信号は中間増幅器を介して駆動増幅手段に与え
られ、該駆動増幅手段の出力によってフォーカスアクチ
ュエータが駆動される。該フォーカスアクチュエータに
よって前記集束レンズが前記光ディスクの面に垂直の方
向に移動されて、光ディスクの情報面上にビームスポッ
トが形成されるように制御される。
【0006】以下の説明はMD(ミニディスク)の再生
を例にして行う。光ディスク装置でレコーダブルMDを
記録又は再生しているときに、フォーカス制御系が追従
制御の状態からフォーカス外れを起こすと、その直後に
フォーカスサーチが行われる。このフォーカスサーチに
は、図3に示すフォーカス誤差信号が用いられる。図3
は光ディスク装置における集束レンズ位置とトラッキン
グ誤差信号の関係を示すブロック図である。図3におい
て、横軸は前記集束レンズの位置または焦点ボケ量を示
し、縦軸のFEは得られるフォーカス誤差信号を指す。
同図に示すS2は光ディスクの基板表面からの反射によ
って形成されるSカーブであり、S1は記録面と反射膜
からの反射によって形成されるSカーブである。
【0007】フォーカスサーチ時には、集束レンズの位
置が前記S字カーブが検出される位置にあるところで、
フォーカス引き込み範囲内であることを示す信号FOK
が出力され、また、前記フォーカス誤差信号FEのゼロ
クロス点を示す信号FZCとして、FZC1とFZC2
とが出力される。フォーカスサーチは前記信号FE、F
OK、FZCを用いて行われるが、これらの信号が2箇
所で出力されるために、集束レンズの合焦位置が光ディ
スクの記録面に設定されず、誤って光ディスクの基板表
面に設定されてしまうことがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記フォーカスサーチ
は、フォーカスサーチ用のランプ信号を用いて行われ
る。すなわち時間と共に電圧が変化するランプ信号を前
記駆動増幅手段に印加して、前記集束レンズを前記光デ
ィスクの面に垂直な方向に移動して、フォーカス制御系
の引き込み範囲内の位置に前記集束レンズを位置付ける
ものである。ここで前記光ディスク面に対する前記集束
レンズの相対速度が大きすぎると、フォーカス引き込み
に失敗しやすくなる。
【0009】特に面ぶれその他の外乱が大きな光ディス
クにおいては、前記光ディスク面に垂直な方向の相対速
度が実質的に大きくなって重大な問題となる。このた
め、通常は、ランプ信号の傾斜は緩やかなものとされ、
前記集束レンズの移動速度が小さく抑えられている。こ
のために、前記集束レンズと前記光ディスクの情報面と
の距離を集束レンズの焦点深度内に収めるまでに長時間
を要し、前記光ディスクから情報が読み取れるようにな
るまでの時間が長くなっていた。前記したフォーカス外
れが光ディスクの再生中に発生すると、光ディスクから
の再生が途切れる時間が長くなるという問題があり、前
記MDの再生装置のように再生信号を一時的に記憶する
メモリ手段を有する光ディスク装置でも、記憶容量がよ
り大きいメモリ手段を必要とすると言う問題があった。
【0010】さらに、前記したように光ディスクに照射
された光ビームは一部が光ディスクの基板表面で反射さ
れ、一部は情報記録される情報面と反射層とで反射され
る。従って、光ディスクからの反射光を利用してフォー
カス誤差信号を得、該フォーカス誤差信号を用いてフォ
ーカスサーチを行おうとすると、図3に示すようにフォ
ーカス誤差を示すSカーブが2つ得られ、このために誤
ってS2を用いてフォーカスサーチが行われ光ディスク
の基板表面にフォーカスされてしまうことがある。特
に、MDにおいては、S1とS2の振幅差が小さく、誤
って光ディスクの基板表面が前記集束レンズの合焦位置
である判断されることがあり、この場合には再度フォー
カスサーチをやり直す必要があった。本発明は前記課題
に鑑みてなされたものあり、フォーカスサーチに要する
時間を短縮した光ディスク装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために次のような構成を有する光ディスク装置であ
る。第1の発明の光ディスク装置は、光源からの光束を
収束する集束レンズとフォーカスアクチュエータとを有
する光学ヘッドと、前記集束レンズを光ディスクの面に
直交する方向に位置制御するフォーカス制御手段と、前
記集束レンズをフォーカス引き込み範囲内に移動させる
フォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段とを備え
る光ディスク装置において、前記光学ヘッドと前記光デ
ィスクとの距離に応じてフォーカス誤差信号を発生する
フォーカス誤差検出手段と、前記フォーカス誤差信号に
応じた信号を増幅して前記フォーカスアクチュエータを
駆動する駆動増幅手段と、前記フォーカス誤差信号に応
じた信号を記憶する記憶手段とを有し、前記フォーカス
制御手段において追従制御の状態からフォーカス外れが
発生したときに、前記フォーカスサーチ手段では、前記
フォーカス外れが生じる前に前記記憶手段で記憶した電
圧の近傍の電圧を前記駆動増幅手段の入力として前記フ
ォーカスサーチを行うようにした光ディスク装置であ
る。
【0012】本発明によれば、フォーカスサーチを開始
するに際して、集束レンズはフォーカス外れを生じる前
の位置にほぼ戻され、その近傍でフォーカスサーチが行
われるから、フォーカス外れから短時間で追従制御の状
態に復帰させることができる。あるいはフォーカスサー
チを行うときに、ランプ信号の傾斜を緩やかにして集束
レンズの移動速度を下げ、集束レンズのディスク面に対
する相対速度の最大値を小さくして、フォーカス引き込
みが確実に行えるようになる。すなわち、光ディスクの
面に垂直な方向における光ディスク面との相対速度の最
大値を小さく抑えることができ、フォーカス引き込みに
失敗する確率を低下させることができる。
【0013】第2の発明の光ディスク装置は、第1の発
明の光ディスク装置において、前記記憶手段では前記フ
ォーカス外れが生じる直前に得られた一つの電圧を記憶
するようにした光ディスク装置である。
【0014】本発明によれば、フォーカスサーチを開始
するに際して、集束レンズはフォーカス外れを生じる直
前の位置にほぼ戻され、その近傍でフォーカスサーチが
行われるから、フォーカス外れから短時間で追従制御の
状態に復帰させることができる。あるいはフォーカスサ
ーチを行うときに、ランプ信号の傾斜を緩やかにして集
束レンズの移動速度を下げ、集束レンズのディスク面に
対する相対速度の最大値を小さくして、フォーカス引き
込みが確実に行えるようになる。
【0015】第3の発明の光ディスク装置は、第1の発
明の光ディスク装置において、前記記憶手段では前記フ
ォーカス外れが生じる以前に前記光ディスクにおける別
々の回転角で検出された複数の電圧を記憶するようにし
た光ディスク装置である。
【0016】本発明によれば、フォーカスサーチを開始
するに際して、フォーカスはずれを起こす前に複数の回
転角度で記憶された複数の値の中から、フォーカス外れ
を開始する時刻よりほぼ1回転分前の時刻における値が
選択され、この値のよって集束レンズの位置が決められ
てその近傍でフォーカスサーチが行われるから、フォー
カス外れから短時間で追従制御の状態に復帰させること
ができる。あるいはフォーカスサーチを行うときに、ラ
ンプ信号の傾斜を緩やかにして集束レンズの移動速度を
下げ、集束レンズのディスク面に対する相対速度の最大
値をを小さくして、フォーカス引き込みが確実に行える
ようになる。すなわち、光ディスクの面に垂直な方向に
おける光ディスク面との相対速度の最大値を小さく抑え
ることができ、フォーカス引き込みに失敗する確率を低
下させることができる。
【0017】第4の発明の光ディスク装置は、第1乃至
第3の発明の光ディスク装置において、前記フォーカス
サーチ手段では、前記フォーカス外れが生じてフォーカ
スサーチを行う際に、前記集束レンズが前記光ディスク
の面に直交する方向に移動する範囲を、前記光ディスク
の装着後最初にフォーカスサーチを行う場合の移動範囲
に比して小さくした光ディスク装置である。
【0018】本発明によれば、フォーカスサーチを行っ
ている間の集束レンズの移動量が少なくされるから、フ
ォーカスサーチを短時間で行うことができる。
【0019】第5の発明の光ディスク装置は、第1乃至
第4の発明の光ディスク装置において、前記フォーカス
サーチ手段は、前記フォーカスサーチを行うためのラン
プ信号を生成するランプ信号生成手段と、前記ランプ信
号と前記記憶手段の出力を加算する加算手段とを有し、
該加算手段の出力を前記駆動増幅手段の入力として前記
フォーカスサーチを行うようにした光ディスク装置であ
る。
【0020】本発明によれば、フォーカスサーチを開始
するに際して集束レンズはフォーカス外れを生じる前の
位置にほぼ戻され、その近傍でフォーカスサーチが行わ
れるようにすることができる。また、光ディスクが装着
された直後のフォーカスサーチと、記録又は再生中に行
われるフォーカスサーチとを、ランプ信号の振幅を変更
するだけで共通の装置で行うことができる。
【0021】第6の発明の光ディスク装置は、第5の発
明の光ディスク装置において、前記フォーカスサーチを
行うためのランプ信号はそのランプ部の傾斜が一方の極
性のみを有するようにした光ディスク装置である。
【0022】本発明によれば、フォーカスサーチにおい
て、集束レンズの合焦点が光ディスクの基板表面に形成
されてしまうという不都合を回避し、光ディスクの記録
面を合焦点とするように設定することが容易にできる。
【0023】第7の発明の光ディスク装置は、第1乃至
第5の発明の光ディスク装置において、前記フォーカス
サーチを行う際に、フォーカスサーチを行うためのラン
プ信号をゼロとして前記記憶手段の出力を前記駆動増幅
手段の入力とした場合に定まる前記集束レンズの位置に
対して、前記集束レンズの位置を一旦前記光ディスクの
面側へ所定量移動させた後に、前記光ディスクの面から
遠ざけながらフォーカスサーチを行うようにした光ディ
スク装置である。
【0024】本発明によれば、フォーカスサーチにおい
て、集束レンズの合焦点が光ディスクの基板表面に形成
されてしまうという不都合を回避し、光ディスクの記録
面を合焦点とするように設定することが容易にできる。
特にレコーダブルMD(ミニディスク)の記録又は再生に
おいて効果が顕著である。また、前記集束レンズが振動
している場合であっても、前記集束レンズの位置を一旦
前記光ディスクの面側へ所定量移動させる間に振動は弱
まり、引き込み動作がし易くなる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の光ディスク装置では、光
ディスクの記録中又は再生中にフォーカス制御系が追従
制御の状態にあるときのフォーカス誤差検出手段の出力
又は該出力に応じた電圧が記憶手段で記憶される。そし
て前記フォーカス制御手段が追従制御の状態からフォー
カス外れを生じたときに、前記フォーカス誤差検出手段
の出力又は該出力に応じた電圧に代えて前記記憶手段で
記憶された電圧が駆動増幅手段に印加されてフォーカス
サーチが行われる。すなわち、フォーカスサーチは、フ
ォーカスはずれを起こす前の位置に集束レンズを移動
し、該位置の近傍で前記集束レンズを移動しながら行わ
れる。
【0026】以下本発明光ディスク装置の第1の実施例
について、図1及び図2を用いて説明する。図1は本発
明光ディスク装置の一実施例を示すブロック図、図2は
本発明光ディスク装置における各部の電圧を示す図であ
る。図2において、フォーカス誤差信号に応じた信号は
高域成分が省略して示されており、実際には図示されて
いる状態より多くの高域成分が含まれている。図1にお
いて光ディスク装置10は、光源からの光束を収束する
集束レンズとフォーカスアクチュエータとを有する光学
ヘッド11と、該光学ヘッド11に内蔵されたヘッドア
ンプ内の信号からフォーカス誤差信号FEを検出するフ
ォーカス誤差検出手段13と、該フォーカス誤差検出手
段13の出力に応じた信号を増幅して前記光学ヘッド1
1内のフォーカスアクチュエータを駆動す駆動増幅手段
19と、前記フォーカス誤差信号FEに応じた信号を記
憶する記憶手段25と、フォーカスサーチを行う時にラ
ンプ信号VRを生成するランプ信号生成手段23と、該
ランプ信号生成手段23から出力されるランプ信号VR
と前記記憶手段5の出力mを加算する加算手段29と、
マイクロプロセッサ(MPU)21などで構成される。
【0027】前記ヘッドアンプは光学ヘッド11外に設
けられることもある。フォーカス誤差検出手段13で
は、図3に示すようないわゆるSカーブと言われるフォ
ーカス誤差信号FEが出力されるとともに、前記光ディ
スクに照射されるビームスポットが前記集束レンズの合
焦点に近づいたことを示す信号FOK及び前記フォーカ
ス誤差信号FEのゼロクロス点を示す信号FZC(FZ
C1及びFZC2)が生成され、MPU21に出力され
る。
【0028】光ディスク装置10のフォーカスサーチ手
段は、フォーカス誤差検出手段13、中間増幅器15、
スイッチ17、駆動増幅手段19、MPU21、ランプ
信号生成手段23、記憶手段25、加算手段29で構成
され、フォーカス制御手段はフォーカス誤差検出手段1
3、中間増幅器15、スイッチ17、駆動増幅手段19
で構成される。光学ヘッド11に内蔵されているフォー
カスアクチュエータは駆動増幅手段19によって駆動さ
れるから、フォーカス誤差増幅器19の出力に応じて駆
動されることになる。そして前記フォーカスアクチュエ
ータは、前記集束レンズを光ディスクの面に直交する方
向へ移動するための機構であり、フォーカス制御系、フ
ォーカスサーチ系の構成の一部となっている。光学ヘッ
ド11では、内蔵されている多分割フォトディテクタに
よって記録面上の光ビームの位置が検出され、光電変換
して得られた複数の信号がヘッドアンプで増幅される。
【0029】光ディスク装置10におけるフォーカスサ
ーチは、光ディスクが光ディスク装置10に装着された
直後と、記録又は再生中に追従制御の状態から何らかの
原因によりフォーカスはずれを起こした時とで行われる
が、ここでは、追従制御の状態からフォーカスはずれが
生じた場合について説明する。図2において、FAは前
記フォーカス誤差信号に応じた信号であり、中間増幅器
15から出力されスイッチ17の端子aに供給される信
号である。VDはスイッチ17の共通端子cの電圧であ
り駆動増幅手段19の入力端子に印加される。VRはラ
ンプ信号生成手段23で生成されるランプ信号であり、
加算手段29の入力端子に供給される。記憶手段25で
は、前記信号FAがローパスフィルタを介して記憶され
る。記憶手段25の出力は加算手段29の入力端子に供
給され、加算手段29の出力はスイッチ17の端子bに
接続される。
【0030】光ディスク装置で記録又は再生が行われて
いる間は、通常スイッチ17の共通端子cは端子aに接
続され、フォーカス制御系で追従制御が行われている。
図2に示す時刻t3以前は前記追従制御の状態である。
ここに前記t3の時刻にフォーカスはずれが起こったと
すると、図3で説明したように信号FOKはHからLに
変わり、MPU21に対してフォーカスはずれが起こっ
たことが知らされる。そしてMPU21によってスイッ
チ17の接続は端子cと端子bとが接続され、フォーカ
ス制御系は切断され、フォーカスサーチが開始される。
このときMPU21からランプ信号生成手段23に対し
てランプ信号の出力が指示される。時刻t4からt6ま
でランプ信号VRが出力される。ランプ信号VRは図2
にbで示すようにランプ部を有し、フォーカスサーチ時
には前記ランプ信号によって集束レンズの位置が少しず
つ変更される。
【0031】時刻t4においてフォーカスサーチが開始
されるときには、記憶手段25から出力される電圧mは
フォーカス外れが生じる直前のFAの値であり、この値
mが加算手段29で前記ランプ信号VRと加算されてス
イッチ17の端子bに出力される。図2にbで示されて
いるランプ信号VRは、VRがゼロのときの前記集束レ
ンズの位置に比して、その値が負のときは前記集束レン
ズが光ディスク面に近づく方向へ移動され、正のときは
光ディスク面から遠ざかる方へ移動される。従って、フ
ォーカスサーチが開始されたときに、集束レンズはフォ
ーカス外れが生じる直前の位置より、一旦光ディスク面
に近づけられ、その後ランプ信号のランプ部の電圧に応
じて光ディスク面から遠ざかる方へ次第に移動される。
該移動方向は図3に示すフォーカス誤差信号FEの左側
から右側へ向けてフォーカスサーチを行うことに相当す
るから、まずS字カーブS1によって合焦位置が設定さ
れ、誤ってカーブS2によって合焦位置が設定されるこ
とはなく、従って追従制御時にもビームスポットは正し
く光ディスクの記録面上に形成されるのである。
【0032】前記集束レンズがフォーカス引き込み範囲
に近づくと、図3に示したように信号FOKがフォーカ
ス誤差検出手段から出力される。さらにフォーカス誤差
信号FEのゼロクロス点になると、フォーカスゼロクロ
ス信号FZCがフォーカス誤差検出手段13から出力さ
れる。MPU21は前記フォーカスゼロクロス信号FZ
Cを受けて、前記スイッチ17と記憶手段25とに信号
を送り、記憶手段25では信号FAの記憶が再開され、
スイッチ17は端子aとcが接続され、フォーカスサー
チからフォーカス制御に切り替えられる。前記ゼロクロ
ス点から所定時間後のt6にはMPU21からの信号に
基づいて前記ランプ信号生成手段23におけるランプ信
号の生成が中止される。
【0033】次に本発明光ディスク装置の第2の実施例
について図1、図2を基に説明する。前記した第1の実
施例では例では、記憶手段25において、フォーカス外
れが生じる前の信号FAが一つだけ記憶されたが、第2
実施例では、フォーカス外れが生じる前の信号FAが光
ディスクの異なる回転角で検出され記憶される。例えば
1回転分を36度ごとに10分割してサンプリング角度
が設定され、少なくとも1回転以上にわたって36度ご
とに一つの値が記憶されるようにするのである。すなわ
ち記憶手段25には、フォーカス外れが生じる前のFA
の値が少なくとも10個記憶される。この場合、FAの
値はローパスフィルタを介して記憶手段25に記憶され
る。なお、ランプ信号生成手段23から出力されるラン
プ信号VRは第1実施例の場合と同じである。
【0034】記録又は再生中に、追従制御の状態からフ
ォーカス外れが生じてフォーカスサーチが開始されると
きには、光ディスクのほぼ1回転分前の時刻におけるF
Aの値が前記10個の値の中から選択され、加算手段2
9に信号mとして与えられる。前記記憶手段25から出
力される信号mは、フォーカスサーチが開始される時刻
における光ディスクの回転角に対応する値に代えて、次
のサンプリング角度における値を採用してもほぼ同様の
効果が得られる。図2に示す信号FAは、理解し易くす
るために高域成分を除いて描かれているが、低域成分は
ほぼ1回転に1回の割合で変化する周期的な信号となっ
ている。これは光ディスクの面ぶれの特性に起因する。
すなわち光ディスクの面ぶれの状態は数十トラックでは
殆ど変化するものではないため、フォーカス誤差信号F
E及び中間増幅器15の出力FAには1回転周期で同じ
波形が現れるのである。
【0035】従って、図2にt4で示すフォーカスサー
チの開始点では、その1回転分前の時刻t1におけるF
Aの値を駆動増幅手段19の入力端子に与えれば、光デ
ィスクの記録面が集束レンズの合焦位置に近づくはずで
ある。そして、その状態からランプ信号によって集束レ
ンズが一旦光ディスクの面に近づく方向に移動され、そ
の後徐々に光ディスク面から遠ざかるように移動されな
がらフォーカスサーチが行われる。
【0036】フォーカスサーチの動作からフォーカス制
御の動作への移行は、前記した第1の実施例と同じであ
るが、第1の実施例に比して、フォーカスサーチ時にお
ける前記集束レンズの移動量を小さく抑えることがで
き、フォーカス外れが発生してから追従制御の状態に復
帰するまでに要する時間を短縮することができる。ある
いは、前記ランプ信号の傾斜を緩やかにして集束レンズ
の移動速度を小さくすることが可能で、この場合には光
ディスク面と集束レンズとの相対速度の最大値を小さく
することができるから、フォーカス引き込みに失敗する
確率が低下される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明光ディスク装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明光ディスク装置における各部の電圧を示
す図である。
【図3】光ディスク装置における集束レンズ位置とトラ
ッキング誤差信号の関係を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 光学ヘッド 13 フォーカス誤差検出手段 15 中間増幅器 17 スイッチ 19 駆動増幅手段 21 マイクロプロセッサ(MPU) 23 ランプ信号生成手段 25 記憶手段 29 加算手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光束を収束する集束レンズとフ
    ォーカスアクチュエータとを有する光学ヘッドと、前記
    集束レンズを光ディスクの面に直交する方向に位置制御
    するフォーカス制御手段と、前記集束レンズをフォーカ
    ス引き込み範囲内に移動させるフォーカスサーチを行う
    フォーカスサーチ手段とを備える光ディスク装置におい
    て、前記光学ヘッドと前記光ディスクとの距離に応じて
    フォーカス誤差信号を発生するフォーカス誤差検出手段
    と、前記フォーカス誤差信号に応じた信号を増幅して前
    記フォーカスアクチュエータを駆動する駆動増幅手段
    と、前記フォーカス誤差信号に応じた信号を記憶する記
    憶手段とを有し、前記フォーカス制御手段において追従
    制御の状態からフォーカス外れが発生したときに、前記
    フォーカスサーチ手段では、前記フォーカス外れが生じ
    る前に前記記憶手段で記憶した電圧の近傍の電圧を前記
    駆動増幅手段の入力として前記フォーカスサーチを行う
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスク装置において、
    前記記憶手段では前記フォーカス外れが生じる直前に得
    られた一つの電圧を記憶することを特徴とする光ディス
    ク装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光ディスク装置において、
    前記記憶手段では前記フォーカス外れが生じる以前に前
    記光ディスクにおける別々の回転角で検出された複数の
    電圧を記憶することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    光ディスク装置において、前記フォーカスサーチ手段で
    は、前記フォーカス外れが生じてフォーカスサーチを行
    う際に、前記集束レンズが前記光ディスクの面に直交す
    る方向に移動する範囲を、前記光ディスクの装着後最初
    にフォーカスサーチを行う場合の移動範囲に比して小さ
    くしたことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    光ディスク装置において、前記フォーカスサーチ手段
    は、前記フォーカスサーチを行うためのランプ信号を生
    成するランプ信号生成手段と、前記ランプ信号と前記記
    憶手段の出力を加算する加算手段とを有し、該加算手段
    の出力を前記駆動増幅手段の入力として前記フォーカス
    サーチを行うことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の光ディスク装置において、
    前記フォーカスサーチを行うためのランプ信号はそのラ
    ンプ部の傾斜が一方の極性のみを有することを特徴とす
    る光ディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    光ディスク装置において、前記フォーカスサーチを行う
    際に、フォーカスサーチを行うためのランプ信号をゼロ
    として前記記憶手段の出力を前記駆動増幅手段の入力と
    した場合に定まる前記集束レンズの位置に対して、前記
    集束レンズの位置を一旦前記光ディスクの面側へ所定量
    移動させた後に、前記光ディスクの面から遠ざけながら
    フォーカスサーチを行うことを特徴とする光ディスク装
    置。
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