JP4822678B2 - 光ディスク装置およびそのアクセス制御方法 - Google Patents

光ディスク装置およびそのアクセス制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4822678B2
JP4822678B2 JP2004219182A JP2004219182A JP4822678B2 JP 4822678 B2 JP4822678 B2 JP 4822678B2 JP 2004219182 A JP2004219182 A JP 2004219182A JP 2004219182 A JP2004219182 A JP 2004219182A JP 4822678 B2 JP4822678 B2 JP 4822678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
drive signal
signal level
jump
movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004219182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006040413A (ja
Inventor
信裕 門井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2004219182A priority Critical patent/JP4822678B2/ja
Publication of JP2006040413A publication Critical patent/JP2006040413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4822678B2 publication Critical patent/JP4822678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、光ディスク装置およびそのアクセス制御方法に関し、特に、光ディスクドライバにおけるトラックジャンプフォーカスジャンプとを同時に行うアクセス制御方法およびこのアクセス制御方法を実行する光ディスクドライバを備える光ディスク装置に関する。
まず、光ディスク装置の再生制御方法について説明する。光ディスク装置では、CD−DA(Compact Disc-Digital Audio)、CD−ROM(CD-Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc-ROM)、DVD−R/RW(DVD-Recordable/ReWritable)、DVD+R/RW等のディスク上の記録面に光学ピックアップからレーザ光を照射し、その反射光を検出して記録されている情報を読み出す。
情報の読み出しにあたって、光ディスク装置は、ディスクの記録面と光学ピックアップとの間隔を一定に保つフォーカスサーボ、記録されている列(以降、トラックという)を正しくトレースするためのトラッキングサーボ等のサーボ制御を行う。加えて、ディスクの全面のトラックに対してトレースを行う場合、光学ピックアップのみの稼動範囲ではトレースできないので、光学ピックアップが搭載されている台ごと動かす制御も行う。この制御をスレッド・ドライブ信号(以降、SD信号という)により行う。
フォーカスサーボは、記録面の製造精度、ディスクの歪み等により記録面とレンズとの間隔が一定しない状態(以降、面ブレという)でディスクが回転する場合に、その間隔を一定に保つサーボである。具体的なサーボの方法としては、レーザ光の焦点が記録面からずれている量を示すフォーカスエラー信号(FE信号という)を検出し、光学ピックアップの記録面に対する垂直位置を変化させるというものである。
複数の記録面(以降、各々の記録面をレイヤという)を持つディスクの再生には、記録面間を移動(以降、レイヤ間移動という)する必要がある。その場合、現在フォーカスサーボを行っている記録面から他の記録面でのフォーカスサーボに切り替える。これをフォーカスジャンプという。
また、一つのレイヤ内で、連続しない領域のデータを読み出す場合には、トラッキングサーボを一旦中止し、次に再生を行う位置までトラックを跳び越す制御を行う。これをトラックジャンプという。このとき、トラックを横切るごとに、トラックからレーザ光がはずれていることを示すトラッキングエラー信号(以降、TE信号という)が発生するので、TE信号をカウントすることでレイヤ内の移動量を知ることができる。また、トラックジャンプ時に、受光部全体をレイヤ内でトラックに対して垂直方向に移動させる動作をシーク動作という。
なお、SD信号による制御は、実際に使用されスピンドルモータ、スレッド送りモータ、光学ピックアップから構成されるメカユニットの種類により異なる。メカユニットがステッピング動作対応であるならば、スレッドの移動は、TE信号のカウントを行わなくても、移動を行うディスク上の距離とステッピング制御用信号の1パルスによって移動する距離とから、何パルス出力すれば目標の位置に移動できるかを知ることで制御可能である。また、スレッド送りモータの歯車部分に追加回路をつけ、スレッドがある距離を移動する毎(歯車が進む毎)にパルス信号を出力し、その発生する信号のパルス数をカウントすることにより、スレッドの移動制御を行うスレッド位置センサというものもある。この2つの例のように、TE信号によりトラック本数をカウントしないで、スレッド移動を行うものを、スレッド論理移動制御機能と呼び、以降、この機能に基づく説明を行う。
図9は、フォーカスジャンプとトラックジャンプとを行う光ディスク装置の構成を示すブロック図である。光学ピックアップ202は、光ディスク201にレーザ光301を照射し、レーザ光301の反射光302から、データ信号407やエラー信号409を生成する。2値化回路204は、データ信号407を元に、アドレスデータ411を出力する。また、ドライバ駆動信号生成回路205は、エラー信号409を入力し、ディスクのデータを読み込むための各ドライブ信号(フォーカスドライブ信号403、トラッキングドライブ信号404、スピンドルドライブ信号405、スレッドドライブ信号406)の生成を行う。これらのドライブ信号は、ドライバ203に入力される。
ドライバ203は、光学ピックアップ202に対しアクチュエータ制御信号402、スレッド制御信号408を出力し、光ディスク201に対しディスク回転制御信号401を出力して光ディスク201の制御を行う。トラックジャンプやフォーカスジャンプを行う場合、制御回路207は、アドレスデータ411とアクセス目標データとから、移動が必要なトラック本数を算出し、算出されたトラック本数に合わせたジャンプ動作を指定するためにジャンプ動作指定情報412をジャンプ動作制御用回路206に出力する。ジャンプ動作制御用回路206では、ジャンプ動作指定情報412に合わせて、ドライバ駆動信号生成回路205に駆動信号指定情報410を与え、駆動信号指定情報410に合わせてドライバ駆動信号生成回路205が先に述べた各ドライブ信号を制御することでジャンプ動作が実行される。
図10は、レイヤ間移動を含むアクセス動作に係るフローチャート図である。レイヤ間移動を含むアクセス要求が光ディスク装置に対して発生した場合、光ディスク装置は、まず、移動目標アドレスがレイヤ0とレイヤ1のどちらに存在するかを判断する(ステップS101)。次に目標アドレスのレイヤと、現在追従動作を行っているレイヤとが一致しているか否かの判定を行い(ステップS102)、一致していない場合には、レイヤ0からレイヤ1(または、その逆)へのレイヤ間の移動を行うフォーカスジャンプを実行し(ステップS108)、ステップS102に戻る。一致している場合(動作が正常に終了)には、現在読み込んでいるアドレス情報を取得する(ステップS103)。この取得したアドレスから要求されている目標アドレスまでの移動トラック本数を算出し(ステップS104)、スレッド制御方法にあわせたトラックジャンプ制御用信号であるSD信号を生成し(ステップS105)、トラックジャンプを行う(ステップS106)。トラックジャンプ実行後、再度アドレス情報を取得し、目標アドレスに到達したか否かの判断を行い(ステップS107)、目標アドレスに到達するまで、ステップS103に戻ってトラックジャンプを繰り返す。
以上のようにレイヤ間移動を含むアクセス制御は、目標のアドレスに到達するまでに、フォーカスジャンプとトラックジャンプの2つの動作を別々に行っていた。したがって、目標アドレスに到達するまでにアクセス時間がかかってしまう問題があった。そこでアクセスの高速化のために、フォーカスジャンプとトラックジャンプの2つの動作を並行して同時に実行させるための技術が、例えば、特許文献1、2、3等において開示されている。
特開2002−8252号公報 (図1、図2) 特開平9−219028号公報 (図1、図2) 特開平10−162373号公報 (図1、図4)
従来の光ディスク装置は、フォーカスジャンプとトラックジャンプの2つの動作を同時に実行するようになっている。しかしながら、面ブレが大きい場合に、レンズをフォーカス方向に駆動させるフォーカスドライブ信号(以降、FD信号とする)の出力を一定に保ち、フォーカスジャンプを行っても、その動作が安定しない場合があり、アクセス時間の増加やアクセス後の再生動作が不安定になる可能性がある。さらに、ディスクの高速回転時には、面ブレがより大きくなり、このためフォーカスジャンプの安定性も低下するという問題がある。
したがって、本発明の目的は、光ディスク高速回転時にも対応する、レイヤ間移動を含む高速アクセスを安定に実現する光ディスク装置およびそのアクセス制御方法を提供することにある。
前記目的を達成する本発明の第1のアスペクトに係る光ディスク装置は、光ディスクにおけるレイヤ間移動前後のトラックのアドレス差分情報を実動作に先立って予め求めて保持するアドレス差分情報保持部と、光ディスク内の所定位置におけるレイヤ間移動前後のフォーカスドライブ信号レベルを実動作に先立って予め求めて保持するフォーカスドライブ信号レベル保持部と、を備える。また、アドレス差分情報保持部に保持されているアドレス差分情報と実動作前における現在位置アドレスデータとから実動作による異なるレイヤへの移動後のアドレス予測値を求める算出部と、フォーカスドライブ信号レベル保持部に保持されているフォーカスドライブ信号レベルに基づいて実動作による異なるレイヤへの移動後の目標アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを求めるレベル算出部と、を備える。実動作は、光ディスクの異なるレイヤへの移動を伴うアクセス要求に対してトラックジャンプとフォーカスジャンプとを並行して行い、トラックジャンプがアドレス予測値および目標アドレスに対応して行われ、フォーカスジャンプがレベル算出部によって求める目標フォーカスドライブ信号レベルに対応して行われる。
本発明の第2のアスペクトに係る光ディスク装置は、光ディスクにおけるレイヤ間移動前後のトラックのアドレス差分情報を実動作に先立って予め求めて保持するアドレス差分値算出回路と、光ディスク内の所定位置におけるレイヤ間移動前後のフォーカスドライブ信号レベルを実動作に先立って予め求めて保持するフォーカスドライブ信号レベル保持回路と、を備える。また、実動作において目標アドレスが与えられたならば、アドレス保持回路差分値算出回路に保持されているアドレス差分情報と実動作前における現在位置アドレスデータとから実動作による異なるレイヤへの移動後のアドレス予測値を求めて該アドレス予測値および目標アドレスに対応するトラック移動を行わせるスレッド駆動信号を出力するスレッド論理制御信号生成回路を備える。さらに、スレッド論理制御信号生成回路から出力されるスレッド駆動信号によってトラック移動に対応するトラックジャンプを行うように、かつフォーカスドライブ信号レベル保持回路に保持されているフォーカスドライブ信号レベルに基づいて実動作による異なるレイヤへの移動後の目標アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを求めて、目標フォーカスドライブ信号レベルに対応するフォーカスジャンプを行うようにドライバ駆動信号生成回路に駆動情報を出力するジャンプ動作制御回路と、ジャンプ動作制御回路から出力される駆動情報を元に光ディスクのドライバに対してトラックジャンプとフォーカスジャンプとを並行して行うように制御するドライバ駆動信号生成回路と、を備える。実動作は、光ディスクの異なるレイヤへの移動を伴うアクセス要求に対してトラックジャンプとフォーカスジャンプとを並行して行う。
第1の展開形態の光ディスク装置において、光ディスク内の所定位置は、光ディスクの最外周トラック位置および最内周トラック位置を含んでもよい。
第2の展開形態の光ディスク装置において、フォーカスドライブ信号レベル保持回路は、ディスクの回転に合わせて所定回数分取得したフォーカスドライブ信号レベル中の最大値および最小値を求め、最大値および最小値から求めた平均値を保持するように構成され、ジャンプ動作制御回路は、平均値に基づいて目標フォーカスドライブ信号レベルを求めてもよい。
第3の展開形態の光ディスク装置において、ジャンプ動作制御回路は、光ディスクの最外周トラック位置、中間トラック位置および最内周トラック位置において求めた平均値の内の2つの平均値から目標アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを内挿する演算で求めてもよい。
第4の展開形態の光ディスク装置において、アドレス差分値算出回路は、レイヤ間移動時の基準となるアドレス変化量を実動作におけるディスクの回転速度データを元に補正してアドレス差分情報を得るように構成されてもよい。
第5の展開形態の光ディスク装置において、スレッド論理制御信号生成回路は、アドレス差分情報と実動作における現在位置アドレスデータとからレイヤ移動後のアドレス予測値を求め、アドレス予測値および目標アドレスから移動トラック本数を求めて移動トラック本数に対応するスレッド駆動信号を出力するように構成されてもよい。
第6の展開形態の光ディスク装置において、ジャンプ動作制御回路は、フォーカスジャンプを行う際に所定のエラー信号を検知できない場合には目標フォーカスドライブ信号レベルに対して補正を行うようにしてもよい。
本発明の第3のアスペクトに係る光ディスク装置のアクセス制御方法は、光ディスクの異なるレイヤへの移動を伴うアクセス要求に対してトラックジャンプとフォーカスジャンプとを行う方法である。この方法は、光ディスクにおけるレイヤ間移動前後のトラックのアドレス差分情報を実動作に先立って予め求めて保持するステップと、光ディスク内の所定位置におけるレイヤ間移動前後のフォーカスドライブ信号レベルを実動作に先立って予め求めて保持するステップと、を含む。また、保持されているアドレス差分情報と実動作前における現在位置アドレスデータとから実動作による異なるレイヤへの移動後のアドレス予測値を求めるステップと、保持されているフォーカスドライブ信号レベルに基づいて実動作による異なるレイヤへの移動後の目標アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを求めるステップと、を含む。さらに、アドレス予測値および目標アドレスに対応するトラックジャンプと目標フォーカスドライブ信号レベルに対応するフォーカスジャンプとを並行して行うように光ディスクの駆動を制御するステップと、を含む。実動作は、光ディスクの異なるレイヤへの移動を伴うアクセス要求に対してトラックジャンプとフォーカスジャンプとを並行して行う。
第1の展開形態の光ディスク装置のアクセス制御方法において、光ディスク内の所定位置は、光ディスクの最外周トラック位置および最内周トラック位置を含んでもよい。
第2の展開形態の光ディスク装置のアクセス制御方法において、フォーカスドライブ信号レベルを実動作に先立って予め求めて保持するステップにおいて、ディスクの回転に合わせて所定回数分取得したフォーカスドライブ信号レベル中の最大値および最小値を求め、最大値および最小値から求めた平均値を保持するステップであって、目標フォーカスドライブ信号レベルを求めるステップにおいて、平均値に基づいて目標フォーカスドライブ信号レベルを求めてもよい。
第3の展開形態の光ディスク装置のアクセス制御方法において、目標フォーカスドライブ信号レベルを求めるステップにおいて、光ディスクの最外周トラック位置、中間トラック位置および最内周トラック位置において求めた平均値の内の2つの平均値から目標アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを内挿する演算で求めてもよい。
第4の展開形態の光ディスク装置のアクセス制御方法において、アドレス予測値を求めるステップにおいて、レイヤ間移動時の基準となるアドレス変化量を実動作におけるディスクの回転速度データを元に補正してアドレス差分情報を得るようにしてもよい。
第5の展開形態の光ディスク装置のアクセス制御方法において、アドレス予測値を求めるステップにおいて、アドレス差分情報と実動作における現在位置アドレスデータとからアドレス予測値を求めるようにしてもよい。
第6の展開形態の光ディスク装置のアクセス制御方法において、光ディスクの駆動を制御するステップにおいて、フォーカスジャンプを行う際に所定のエラー信号を検知できない場合には目標フォーカスドライブ信号レベルに対して補正を行ってもよい。
本発明によれば、予め異なるレイヤのFD信号レベルを保持し、保持した値を参照してフォーカスクローズポイント付近からクローズポイントの検出を行うため、光学ピックアップの駆動距離が小さくて済む。あわせて、予めレイヤ移動後のアドレス予測位置を保持し、これを参照することにより、レイヤ間移動が終了する前からスレッド移動を実行し、レイヤ間移動とスレッド移動とをほぼ同時に行うことで、アクセス時間の短縮化を図ることができる。したがって、レイヤ間移動を含む高速アクセスが安定に実現される。
本発明の実施形態に係る光ディスク装置は、光ディスクにおけるレイヤ間移動前後のトラックのアドレス差分情報を実動作に先立って予め求めて保持するアドレス差分値算出回路(図1の19)と、光ディスク内の所定位置におけるレイヤ間移動前後のフォーカスドライブ信号レベルを実動作に先立って予め求めて保持するフォーカスドライブ信号レベル保持回路(図1の18)と、を備える。そして実動作においてアクセス要求アドレスが与えられたならば、スレッド論理制御信号生成回路(図1の20)は、アドレス保持回路差分値算出回路(図1の19)に保持されているアドレス差分情報に基づいて実動作におけるレイヤ間移動後のトラックの要求アドレスに対する目標アドレスを求めて、スレッド駆動信号を出力する。ジャンプ動作制御回路(図1の16)は、制御回路(図1の17)からの位置情報等と、スレッド論理制御信号生成回路(図1の20)から出力されるスレッド駆動信号とによって目標アドレスに対応するトラックジャンプを行うようにドライバ駆動信号生成回路(図1の15)に駆動情報を出力する。また同時に、ジャンプ動作制御回路(図1の16)は、フォーカスドライブ信号レベル保持回路(図1の18)に保持されているフォーカスドライブ信号レベルに基づいて実動作におけるレイヤ間移動後の要求アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを求めて、目標フォーカスドライブ信号レベルに対応するフォーカスジャンプを行うようにドライバ駆動信号生成回路(図1の15)に駆動情報を出力する。ドライバ駆動信号生成回路(図1の15)は、これら駆動情報を元に光ディスクのドライバ(図1の13)に対してトラックジャンプフォーカスジャンプの二つの制御を並行して行う。
図1は、本発明の実施例に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図1において、光ディスク11、光学ピックアップ12、ドライバ13、2値化回路14、ドライバ駆動信号生成回路15は、それぞれ、図9の光ディスク201、光学ピックアップ202、ドライバ203、2値化回路204、ドライバ駆動信号生成回路205に相当し、その説明を省略する。また、ジャンプ動作制御回路16と制御回路17とは、それぞれジャンプ動作制御回路206と制御回路207とに相当するが、制御の動作と制御信号の入出力とが異なる。以下において、図9に対して図1に新たに追加されるFD信号レベル保持回路18、レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路19、スレッド論理制御信号生成回路20を主として詳しく説明をする。
まず、FD信号レベル保持回路18について説明する。図2は、FD信号レベル保持回路の構成を示すブロック図である。図2において、FD信号レベル保持回路18は、フィルタ30、演算器31、バッファ32、タイミング生成部33を備える。フィルタ30は、フォーカスサーボが掛かった状態で、光学ピックアップ12から出力されるエラー信号109中のフォーカスエラー信号(FE信号)113を受け取り、光学ピックアップの焦点方向の制御を行うための元となるフォーカスドライブ信号(FD信号)114を生成して演算器31に出力する。タイミング生成部33は、ドライバ13からディスク回転周波数信号(FG信号)116を入力し、FG信号116の周期をカウントしてディスク一回転毎にデータラッチ信号117を演算器31に出力する。
演算器31は、フォーカスドライブ信号114とデータラッチ信号117とを入力し、任意の指定回数分、データラッチ信号117に基づいてフォーカスドライブ信号114のレベルを取得し、取得したデータの最大値と最小値とを求めてフォーカスドライブ信号最大値/最小値レベル(FDRVA信号)115として、バッファ32に出力する。バッファ32は、レイヤ0とレイヤ1のそれぞれの場合において、ディスク11の最内周付近(図7に示すデータアドレスA)、中間付近(図7に示すデータアドレスB)、最外周付近(図7に示すデータアドレスC)の3箇所で取得した各位置のフォーカスドライブ信号最大値/最小値レベル(FDRVA信号)115を保持する。なお、保持したデータを、面ブレ補正を含むFD信号レベルデータ(FOLD信号)118としてジャンプ動作制御回路16に出力する。
次に、レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路19について説明する。図3は、レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路の構成を示すブロック図である。図3において、レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路19は、セレクタ40、46、周波数カウンタ41、43、周波数比較器42、レイヤ間アドレス移動値算出回路44、バッファ45、差分算出回路47、基準速度アドレス移動値算出回路48を備える。
光学ピックアップ12がアドレスデータを正しく追従して捉えている状態で、セレクタ40は、ドライバ13からFG信号116を入力して、基準速度時FG信号122として周波数カウンタ43に出力する。周波数カウンタ43は、入力される基準速度時FG信号122を計数することにより基準回転速度データ123を取得し、周波数比較器42と基準速度アドレス移動値算出回路48とに出力する。
さらに、この状態でフォーカスジャンプを実行させ、レイヤ0からレイヤ1、およびレイヤ1からレイヤ0へのアクセス動作(どちらのレイヤ情報を保持するかは、セレクタ46により切り替える)を行った場合の、動作開始直前の取得アドレスデータと動作実行後に正常に取得できた最初のアドレスデータ(レイヤ0アドレスデータ126、レイヤ1アドレスデータ127)とを、差分算出回路47に出力する。
差分算出回路47は、レイヤ0からレイヤ1へフォーカスジャンプした場合のアドレスの差分を計算してアドレス差分データ(レイヤ0−1アドレス差分データ128)とし、基準速度アドレス移動値算出回路48に出力する。また、レイヤ1からレイヤ0へフォーカスジャンプした場合についても同様の計算をしてアドレス差分データ(レイヤ1−0アドレス差分データ129)とし、基準速度アドレス移動値算出回路48に出力する。
基準速度アドレス移動値算出回路48は、フォーカスジャンプが実行された場合、レイヤ間移動前と移動後とでのアドレスの変化量を算出し、基準回転速度データ123での基準レイヤ間移動時のアドレス変化量として基準速度アドレス移動値算出回路48内のバッファに保持する。
一方、アクセス実行時には、セレクタ40は、アクセス実行時のFG信号116を取り込み、アクセス実行時FG信号119として周波数カウンタ41に出力する。周波数カウンタ41は、アクセス実行時FG信号119を計数することによりアクセス実行時回転速度データ120を取得して周波数比較器42に出力する。周波数比較器42は、アクセス実行時回転速度データ120と基準回転速度データ123とから、基準速度とアクセス実行時の速度との速度比率データ121を算出してレイヤ間アドレス移動値算出回路44に出力する。レイヤ間アドレス移動値算出回路44は、入力する速度比率データ121によって、基準速度アドレス移動値算出回路48から出力される基準アドレス移動アドレス変化量130のデータに補正を掛け、アクセス実行時のレイヤ間移動アドレス変化量124を算出し、バッファ45に出力する。バッファ45は、レイヤ間移動アドレス変化量124を保持し、アドレス変化値125としてスレッド論理制御信号生成回路20に出力する。
次に、スレッド論理制御信号生成回路20について説明する。図4は、スレッド論理制御信号生成回路の構成を示すブロック図である。図4に示すようにスレッド論理制御信号生成回路20は、差分算出回路50、移動トラック本数算出回路51、スレッド動作制御用信号生成回路52を備える。光ディスクシステムの制御を行う制御回路(システムコンローラ)17は、ディスク11から取得した、光学ピックアップ12が読み込んでいるディスクの現在位置アドレスデータ133を差分算出回路50に出力し、アクセス目標のアドレスデ−タ132と使用するディスクの種類情報131とを移動トラック本数算出回路51に出力する。
差分算出回路50は、図3のバッファ45が出力するアドレス変化値125と現在位置アドレスデータ133とを入力し、レイヤ移動後アドレス予測値134を算出して移動トラック本数算出回路51に出力する。移動トラック本数算出回路51は、移動トラック本数算出回路51内に記録されているディスクのトラックピッチ、ディスク半径、セクタ周波数、線速度等に対して、制御回路17から入力したディスク種類情報131に合わせた値を用い、アドレス予測値134とアクセス目標のアドレスデ−タ132とから、レイヤ移動後のアドレスからアクセス目標のアドレスまでの移動トラック本数135を算出し、スレッド動作制御用信号生成回路52に出力する。スレッド動作制御用信号生成回路52は、入力される移動トラック本数135からスレッド駆動信号136を生成してジャンプ動作制御回路16に出力する。なお、スレッド動作制御用信号生成回路52は、実際に使用されメカユニットに合わせて、スレッド駆動用信号136を生成するものとする。すなわち、メカユニットが、スレッド論理移動制御機能を備えている場合は、スレッド論理移動制御機能に合わせた回路構成になる。
ジャンプ動作制御回路16は、FD信号レベル保持回路18から出力されるFD信号レベルデータ(FOLD信号)118、制御回路17から出力されるジャンプ動作指定情報112、スレッド論理制御信号生成回路20から出力されるスレッド駆動信号136を入力し、入力されたこれらの信号を基に駆動信号指定情報110を生成してドライバ駆動信号生成回路15に出力する。ドライバ駆動信号生成回路15は、エラー信号109と駆動信号指定情報110とからサーボ制御用の各種ドライブ信号(フォーカスドライブ信号103、トラッキングドライブ信号104、スピンドルドライブ信号105、スレッドドライブ信号106)を生成してドライバ13に出力し、ディスクへのアクセス制御を行う。
次に、以上のように構成される光ディスク装置の動作について説明をする。なお、スレッド論理移動制御機能は、ステッピング動作を行うものとして以下の説明を行う。
本実施例に係る光ディスク装置を使用して、本実施例の機能を有効にするためには、まず、ディスクへのアクセス動作許可状態になる直前に必要情報の取得を行うように光ディスク装置を動作させる。はじめにディスクに対して、フォーカスエラーや、トラッキングエラーなどの信号調整時、FD信号レベル保持回路18は、レイヤ0でフォーカスサーボが掛かっている状態で、ディスク内の所定箇所(図7のデータアドレスA、B、C)におけるFD信号レベルの最大値と最小値を取得し、バッファ32に保持しておく。レイヤ0でのデータの保持が終了したならば、レイヤ1へフォーカスジャンプをさせ、同様にレイヤ1でフォーカスサーボが掛かっている状態で、ディスク内の所定箇所(図7のデータアドレスA、B、C)における各FD信号レベルの最大値と最小値とをバッファ32に保持しておく。さらに後に述べるように最大値と最小値との平均値を求め、所定箇所の各平均値を保持するようにしてもよい。
次に、レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路19は、ディスクに対する各信号の自動調整動作終了後、ディスクに対してアドレス情報を正しく取得できる状態で、読み込んでいるアドレス情報を取得する。取得が終了したらフォーカスジャンプを実行してレイヤ間移動を行い、移動完了後、正常にアドレス情報を取得できた初めのアドレス情報を保持する。また、そのレイヤ間移動実行時のFG信号116を取得し、ディスク回転数を求めることにより、ある速度(基準速度)でフォーカスジャンプを実行した場合のレイヤ毎のレイヤ間移動アドレス変化量124を取得する。また、この後、再度、レイヤ間移動を行い、同様の情報(フォーカスジャンプ実行前と実行後のアドレス情報)を取得する。すなわち、レイヤ1からレイヤ0へのレイヤ間移動を行った場合とレイヤ0からレイヤ1へのレイヤ間移動を行った場合との両方のレイヤ間移動アドレス変化量124を求め、バッファ45に保持しておく。
バッファ32に保持してあるレイヤ0とレイヤ1のFD信号レベルとバッファ45に保持してあるアドレス差分値(レイヤ間移動アドレス変化量124)とを元に、実際のアクセス要求時の動作におけるフォーカス制御およびスレッド制御が行われる。この制御について以下に説明をする。
光ディスク装置に、レイヤ間移動を含むアクセス要求が発生した場合、制御回路17から、現在読み込んでいる現在位置アドレスデータ133と、アクセス目標の目標アドレスデータ132と、制御を行っているディスクの種類(CD、DVD、DVD+Rなどのディスク種類)を表す使用ディスク情報131とをスレッド論理制御信号生成回路20に入力し、アクセス動作処理を開始する。アクセス動作処理においては、フォーカス制御とスレッド制御とが同時に実行される。
まず、フォーカス制御側の動作について説明する。図5は、フォーカス制御側の動作を表すフローチャートである。アクセス制御が開始されると、バッファ32に保持してあるFD信号レベルの最大値と最小値を使用し、目標アドレス付近のFD信号レベルの平均値を常に(信号ホールド)出力する(ステップS11)。
ここで、FD信号レベルの平均値の算出方法について説明する。算出に際し、FD信号レベルの取得を図7に示すディスク上のA、B、Cの各位置で行うこととする。ここでアドレスAは、データが存在するエリアの最も内側、すなわちディスク内のデータの先頭付近であり、アドレスBは、データが存在するエリアの中間付近であり、アドレスCは、データが存在するエリアの最も外側、すなわちディスク内のデータの最終付近である。
アドレスAで取得したFD信号の最大値をFDmaxA、最小値をFDminAとすると、平均値FDavAは、FDavA=(FDminA+FDmaxA)/2である。また、アドレスBで取得したFD信号の最大値をFDmaxB、最小値をFDminBとすると、平均値FDavBは、FDavB=(FDminB+FDmaxB)/2である。さらに、アドレスCで取得したFD信号の最大値をFDmaxC、最小値をFDminCとすると、平均値FDavCは、FDavC=(FDminC+FDmaxC)/2である。
今、目標アドレスをTとした場合、要求アドレスに合わせて目標アドレスT付近のFD信号レベルの平均値FDAveは、以下のように算出される。
1.要求アドレスがアドレスAとアドレスBの間にある場合で、(1−1)FDavAがFDavB よりも大きい場合に、アドレスが1セクタ変化する場合のFD信号の変化予測値FDpreABは、FDpreAB=(FDavA−FDavB)/(B−A)であり、この値を元にして、FDAveは、FDAve=FDavA−{FDpreAB×(T−A)}として求められる。(1−2)FDavBがFDavAよりも大きい場合に、アドレスが1セクタ変化する場合のFD信号の変化予測値FDpreBAは、FDpreBA=(FDavB−FDavA)/(B−A)であり、FDAveは、FDAve=FDavA+{FDpreBA×(T−A)}として求められる。
2.要求アドレスがアドレスBとアドレスCの間にある場合に、1.と同様の手順でアドレスが1セクタ変化する場合のFD信号の変化予測値FDpreBC、FDpreCBを算出し、FDAveの算出を行う。(2−1)FDavBの方がFDavCよりも大きい場合には、FDpreBC=(FDavB−FDavC)/(C−B)であり、FDAve=FDavB−{FDpreBC×(T−B)}が求められる。(2−2)FDavCがFDavBよりも大きい場合には、FDpreCB=(FDavC−FDavB)/(C−B)であり、FDAve=FDavB+{FDpreCB×(T−B)}が求められる。
以上のようにFD信号レベルの平均値出力後、通常のフォーカスジャンプ時と同様に、FE信号の監視を行う(ステップS12)。
この間にスレッドは、移動しているため、ディスク上のトラックを横切る動作が行われており、その際にディスクには、面ブレが発生し、FE信号113のレベルは、常に変化していくことになる。フォーカスジャンプ終了の条件としては、図8に示すようにFE信号113のS字振幅が設定してあるレベル(FALV−H信号151または、FALV−L信号152)を検出し、その後、ゼロクロス150を検出することである。このスレッド移動時に、FE信号が面ブレのために常に変化していくことは、S字振幅を発生していることを意味し、レイヤ移動後のある設定レベル検出後、FE信号のゼロクロスの検出(以降、フォーカスクローズポイントと呼ぶ)を行うことができる。また、フォーカスクローズポイントを検出する際に、S字振幅の検出方向により、レイヤ0とレイヤ1のどちらに対して移動を行ったかを判断できるので、目標のレイヤを検出したことがわかる(ステップS13)。
ステップS13において、目標のレイヤ検出ができたならば、FD信号のホールド出力を停止し、通常のフォーカスサーボ追従動作に切り替え(ステップS14)、一連の動作が終了する。
一方、ある指定回数(制御回路から任意に指定が可能とする)、目的のS字振幅を検出できない場合には、出力しているFD信号のレベルを可変させる。可変率として、レイヤ1への移動の場合には、保持しているFD信号レベルの最大値と最小値の差分の例えば10%を、現状出力しているFD信号のレベルに加算していき、また、レイヤ0への移動の場合には、最大値と最小値の差分の例えば10%を減算し、FD信号を出力する(ステップS15)。
このFD信号出力切り替えのタイミングでスレッド側の動作状態を判断し(ステップS16)、スレッド側の動作が終了していない場合には、ステップS13に戻って再度S字振幅検出を行い、目標のレイヤ検出を続ける。スレッド側の動作が終了している場合には、現状の出力レベルからフォーカスジャンプ動作を実行し、レイヤ間移動を行う(ステップS17)。目的とするレイヤに到達したか判断し(ステップS18)、到達していない場合には、ステップS17に戻り、到達していれば、一連の動作が終了する。この場合にも、保持されているFD信号レベルを元にフォーカスジャンプ動作を行うため、面ブレを考慮した安定したジャンプ動作を行うことができることになる。
次に、以上で説明したフォーカス動作と同時に行われるスレッド側の制御について説明をする。図6は、スレッド制御側の動作を表すフローチャートである。
スレッド論理制御信号生成回路20は、制御回路17により入力されたアドレス情報とレイヤ間移動時アドレス差分値算出回路19に保持してあるレイヤ間のアドレス差分情報とを元に、スレッド駆動信号136の生成を行う。この場合、レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路19は、アクセス実行時のFG信号116を取得し、バッファ45に保持してあるレイヤ間移動アドレス変化量124に補正を掛け、アクセス実行時のアドレス変化値125を算出する。このアドレス変化値125をスレッド論理制御信号生成回路20に入力し、移動トラック本数135を算出する。本動作例では、メカユニットは、ステッピング動作としているので、この算出した移動トラック本数を元にスレッド移動用パルス信号の生成を行う。そして、このスレッド移動用パルス信号を用いてスレッドの移動を行う(ステップS21)。スレッド移動が完了(ステップS22のYES)したら、フォーカス側の制御動作が終了しているか否かを判断し、フォーカス側の制御が終了するのを待つ(ステップS23)。
フォーカス側の制御動作終了後、現在のアドレスを取得し(ステップS24)、目標アドレスに対して到達しているか否かの判断を行い(ステップS25)、目標アドレスに到達している場合には、アクセス動作終了させる。一方、目標アドレスに到達していない場合には、トラックジャンプ動作等を行い(ステップS26)、ステップS25に戻って目標アドレスに移動する制御を行う。
本実施例のディスクアクセス制御は、以上説明したように、予めレイヤ0とレイヤ1のFD信号レベルを保持し、その値を参照してフォーカスクローズポイント付近からクローズポイントの検出を行うため、光学ピックアップの駆動距離が小さくて済む。また、予めレイヤ移動後のアドレス予測位置を保持し、これを参照することにより、レイヤ間移動が終了する前からスレッド移動を実行できるため、レイヤ間移動とスレッド移動とをほぼ同時に行うことで、アクセス時間の短縮化を図ることができる。
本発明の実施例の変形として、その基本的構成は上記のとおりであるが、FD信号レベル保持回路18、レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路19、スレッド論理制御信号生成回路20のそれぞれに、アクセス動作を実行後のデータをそれぞれ入力し、その入力値で保持データに補正を掛けるような構成にするようにしてもよい。すなわち、この場合にはアクセス制御後において、上記で説明したデータの取得が必要となる。このような構成にすることで、本機能に学習機能が追加されることになり、さらにアクセス時間の短縮化を図ることができる。
本発明の実施例に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 FD信号レベル保持回路の構成を示すブロック図である。 レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路の構成を示すブロック図である。 スレッド論理制御信号生成回路の構成を示すブロック図である。 フォーカス制御側の動作を表すフローチャートである。 スレッド制御側の動作を表すフローチャートである。 ディスク上のフォーカスドライブ信号レベルの取得位置を表す図である。 フォーカスエラー信号のS字振幅を表す図である。 従来のフォーカスジャンプとトラックジャンプとを行う光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 従来のレイヤ間移動を含むアクセス動作に係るフローチャート図である。
符号の説明
11 光ディスク
12 光学ピックアップ
13 ドライバ
14 2値化回路
15 ドライバ駆動信号生成回路
16 ジャンプ動作制御回路
17 制御回路
18 FD信号レベル保持回路
19 レイヤ間移動時アドレス差分値算出回路
20 スレッド論理制御信号生成回路
30 フィルタ
31 演算器
32、45 バッファ
33 タイミング生成部
40、46 セレクタ
41、43 周波数カウンタ
42 周波数比較器
44 レイヤ間アドレス移動値算出回路
47 差分算出回路
48 基準速度アドレス移動値算出回路
50 差分算出回路
51 移動トラック本数算出回路
52 スレッド動作制御用信号生成回路
101 ディスク回転制御信号
102 アクチュエータ制御信号
103 フォーカスドライブ信号(FD信号)
104 トラッキングドライブ信号(TD信号)
105 スピンドルドライブ信号(MD信号)
106 スレッドドライブ信号(SD信号)
107 データ信号
108 スレッド制御信号
109 エラー信号
110 駆動信号指定情報
111 アドレスデータ
112 ジャンプ動作指定情報
113 フォーカスエラー信号(FE信号)
114 フォーカスドライブ信号(FD信号)
115 フォーカスドライブ信号最大値/最小値レベル
116 ディスク回転周波数信号(FG信号)
117 データラッチ信号
118 FD信号レベルデータ(FDLD信号)
119 アクセス実行時FG信号
120 アクセス実行時回転速度データ
121 速度比率データ
122 基準速度時FG信号
123 基準回転速度データ
124 レイヤ間移動アドレス変化量
125 アドレス変化値
126 レイヤ0アドレスデータ
127 レイヤ1アドレスデータ
128 レイヤ0−1アドレス差分データ
129 レイヤ1−0アドレス差分データ
130 基準レイヤ間移動アドレス変化量
131 使用ディスク情報
132 目標アドレスデータ
133 現在位置アドレスデータ
134 レイヤ移動後アドレス予測値
135 移動トラック本数
136 スレッド駆動信号
150 ゼロクロス
151 FALV−H信号
152 FALV−L信号

Claims (14)

  1. 光ディスクにおけるレイヤ間移動前後のトラックのアドレス差分情報を実動作に先立って予め求めて保持するアドレス差分情報保持部と、
    前記光ディスク内の所定位置におけるレイヤ間移動前後のフォーカスドライブ信号レベルを前記実動作に先立って予め求めて保持するフォーカスドライブ信号レベル保持部と、
    前記アドレス差分情報保持部に保持されている前記アドレス差分情報と前記実動作前における現在位置アドレスデータとから前記実動作による異なるレイヤへの移動後のアドレス予測値を求める算出部と、
    前記フォーカスドライブ信号レベル保持部に保持されている前記フォーカスドライブ信号レベルに基づいて前記実動作による異なるレイヤへの移動後の目標アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを求めるレベル算出部と、
    を備え、
    前記実動作は、前記光ディスクの異なるレイヤへの移動を伴うアクセス要求に対してトラックジャンプとフォーカスジャンプとを並行して行い、前記トラックジャンプが前記アドレス予測値および前記目標アドレスに対応して行われ、前記フォーカスジャンプが前記レベル算出部によって求める前記目標フォーカスドライブ信号レベルに対応して行われることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクにおけるレイヤ間移動前後のトラックのアドレス差分情報を実動作に先立って予め求めて保持するアドレス差分値算出回路と、
    前記光ディスク内の所定位置におけるレイヤ間移動前後のフォーカスドライブ信号レベルを実動作に先立って予め求めて保持するフォーカスドライブ信号レベル保持回路と、
    実動作において目標アドレスが与えられたならば、前記アドレス保持回路差分値算出回路に保持されているアドレス差分情報と前記実動作前における現在位置アドレスデータとから前記実動作による異なるレイヤへの移動後のアドレス予測値を求めて該アドレス予測値および前記目標アドレスに対応するトラック移動を行わせるスレッド駆動信号を出力するスレッド論理制御信号生成回路と、
    前記スレッド論理制御信号生成回路から出力されるスレッド駆動信号によって前記トラック移動に対応する前記トラックジャンプを行うように、かつ前記フォーカスドライブ信号レベル保持回路に保持されているフォーカスドライブ信号レベルに基づいて前記実動作による異なるレイヤへの移動後の前記目標アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを求めて、目標フォーカスドライブ信号レベルに対応する前記フォーカスジャンプを行うようにドライバ駆動信号生成回路に駆動情報を出力するジャンプ動作制御回路と、
    前記ジャンプ動作制御回路から出力される前記駆動情報を元に前記光ディスクのドライバに対して前記トラックジャンプと前記フォーカスジャンプとを並行して行うように制御する前記ドライバ駆動信号生成回路と、
    を備え
    前記実動作は、前記光ディスクの異なるレイヤへの移動を伴うアクセス要求に対して前記トラックジャンプと前記フォーカスジャンプとを並行して行うことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記光ディスク内の所定位置は、前記光ディスクの最外周トラック位置および最内周トラック位置を含むことを特徴とする請求項1または2記載の光ディスク装置。
  4. 前記フォーカスドライブ信号レベル保持回路は、ディスクの回転に合わせて所定回数分取得したフォーカスドライブ信号レベル中の最大値および最小値を求め、前記最大値および前記最小値から求めた平均値を保持するように構成され、
    前記ジャンプ動作制御回路は、前記平均値に基づいて前記目標フォーカスドライブ信号レベルを求めることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  5. 前記ジャンプ動作制御回路は、前記光ディスクの最外周トラック位置、中間トラック位置および最内周トラック位置において求めた前記平均値の内の2つの平均値から前記目標アドレスにおける前記目標フォーカスドライブ信号レベルを内挿する演算で求めることを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置。
  6. 前記アドレス差分値算出回路は、レイヤ間移動時の基準となるアドレス変化量を前記実動作におけるディスクの回転速度データを元に補正して前記アドレス差分情報を得るように構成されることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  7. 前記スレッド論理制御信号生成回路は、前記アドレス予測値および前記目標アドレスから移動トラック本数を求めて前記移動トラック本数に対応する前記スレッド駆動信号を出力することを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  8. 前記ジャンプ動作制御回路は、前記フォーカスジャンプを行う際に所定のエラー信号を検知できない場合には前記目標フォーカスドライブ信号レベルに対して補正を行うことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  9. 光ディスクの異なるレイヤへの移動を伴うアクセス要求に対してトラックジャンプとフォーカスジャンプとを行う光ディスク装置のアクセス制御方法であって、
    前記光ディスクにおけるレイヤ間移動前後のトラックのアドレス差分情報を実動作に先立って予め求めて保持するステップと、
    前記光ディスク内の所定位置におけるレイヤ間移動前後のフォーカスドライブ信号レベルを実動作に先立って予め求めて保持するステップと、
    保持されている前記アドレス差分情報と前記実動作前における現在位置アドレスデータとから前記実動作による異なるレイヤへの移動後のアドレス予測値を求めるステップと、
    保持されている前記フォーカスドライブ信号レベルに基づいて前記実動作による異なるレイヤへの移動後の目標アドレスにおける目標フォーカスドライブ信号レベルを求めるステップと、
    前記アドレス予測値および前記目標アドレスに対応するトラックジャンプと前記目標フォーカスドライブ信号レベルに対応するフォーカスジャンプとを並行して行うように前記光ディスクの駆動を制御するステップと、
    を含み、
    前記実動作は、前記光ディスクの異なるレイヤへの移動を伴うアクセス要求に対して前記トラックジャンプと前記フォーカスジャンプとを並行して行うことを特徴とする光ディスク装置のアクセス制御方法。
  10. 前記光ディスク内の所定位置は、前記光ディスクの最外周トラック位置および最内周トラック位置を含むことを特徴とする請求項9記載の光ディスク装置のアクセス制御方法。
  11. 前記フォーカスドライブ信号レベルを実動作に先立って予め求めて保持するステップにおいて、ディスクの回転に合わせて所定回数分取得したフォーカスドライブ信号レベル中の最大値および最小値を求め、前記最大値および前記最小値から求めた平均値を保持するステップであって、
    前記目標フォーカスドライブ信号レベルを求めるステップにおいて、前記平均値に基づいて前記目標フォーカスドライブ信号レベルを求めることを特徴とする請求項9記載の光ディスク装置のアクセス制御方法。
  12. 前記目標フォーカスドライブ信号レベルを求めるステップにおいて、前記光ディスクの最外周トラック位置、中間トラック位置および最内周トラック位置において求めた前記平均値の内の2つの平均値から前記目標アドレスにおける前記目標フォーカスドライブ信号レベルを内挿する演算で求めることを特徴とする請求項11記載の光ディスク装置のアクセス制御方法。
  13. 前記アドレス予測値を求めるステップにおいて、レイヤ間移動時の基準となるアドレス変化量を前記実動作におけるディスクの回転速度データを元に補正して前記アドレス差分情報を得ることを特徴とする請求項9記載の光ディスク装置のアクセス制御方法。
  14. 前記光ディスクの駆動を制御するステップにおいて、前記フォーカスジャンプを行う際に所定のエラー信号を検知できない場合には前記目標フォーカスドライブ信号レベルに対して補正を行うことを特徴とする請求項9記載の光ディスク装置のアクセス制御方法。
JP2004219182A 2004-07-27 2004-07-27 光ディスク装置およびそのアクセス制御方法 Expired - Fee Related JP4822678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004219182A JP4822678B2 (ja) 2004-07-27 2004-07-27 光ディスク装置およびそのアクセス制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004219182A JP4822678B2 (ja) 2004-07-27 2004-07-27 光ディスク装置およびそのアクセス制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006040413A JP2006040413A (ja) 2006-02-09
JP4822678B2 true JP4822678B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=35905241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004219182A Expired - Fee Related JP4822678B2 (ja) 2004-07-27 2004-07-27 光ディスク装置およびそのアクセス制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4822678B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008123618A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Kenwood Corp 光ディスク再生装置、その球面収差補正値取得方法及びプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3409615B2 (ja) * 1996-11-27 2003-05-26 株式会社ニコン 情報記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006040413A (ja) 2006-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4581825B2 (ja) 光ディスク装置、フォーカスバイアス及び球面収差補正値調整方法
JPH06274901A (ja) 情報処理装置
KR20030005380A (ko) 디스크드라이브장치와 정보독출방법
JP2006228401A (ja) ディスク判別方法及びディスク判別装置
JP4822678B2 (ja) 光ディスク装置およびそのアクセス制御方法
US20060126466A1 (en) Information recording apparatus, information reproducing apparatus, information recording method, and information reproducing method with an improved track jump performance
KR100805764B1 (ko) 광 픽업 틸트 보정 제어 장치 및 틸트 보정 방법
JP2002042353A (ja) ディスク再生装置
JP2007207359A (ja) フォーカス制御装置及びフォーカス制御方法
US7570550B2 (en) Focus servo recovery processing method for optical disc device and optical disc device
JP2005332527A (ja) 光ディスク装置
JP4491407B2 (ja) 光ディスク装置
JP4065623B2 (ja) ディスク装置
JP2005038582A (ja) 情報記録再生装置及び情報記録再生方法
JP2006202377A (ja) 光ディスク装置
JP3855274B2 (ja) 光ディスク再生装置
US8634281B2 (en) Optical disc device
JP2005302176A (ja) 光ディスク装置
JP5070961B2 (ja) 光ディスク装置及び情報再生方法
KR100367296B1 (ko) 광디스크의 트랙이동 제어장치 및 제어방법
JP2003173545A (ja) 記録情報読み取り装置
JP5066203B2 (ja) 光ディスク装置
JP2008192252A (ja) 光ディスク装置
JP2004087127A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2007087545A (ja) トラッキング制御方法および光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees