JP3403132B2 - トナー撹拌翼及びトナー補給容器 - Google Patents

トナー撹拌翼及びトナー補給容器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機、プ
リンター等の電子写真画像形成装置の現像装置にトナー
を補給するために用いられるトナー補給容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式複写機、プリンター等の電
子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)には
現像剤として微粉末トナーが使用されている。画像形成
装置本体の現像剤が消費された場合には、トナー補給容
器を用いて画像形成装置へのトナー補給が行われてい
る。トナー補給容器は一般に合成樹脂等で作られた円筒
状若しくは直方体状の容器本体と、容器本体からトナー
を現像装置に補給するために開口している開口部を封止
する封止部材と、容器本体内部から開口部に向けてトナ
ーを搬送する撹拌部材、及び搬送部材によって構成され
ている。また、トナー補給容器を感光体ドラム、クリー
ニング器、帯電器等と一体化し、画像形成装置本体に据
え置いて使用するプロセスカートリッジも作られてい
る。
【0003】トナーは非常に微細な粉末であるため、ト
ナー補給作業時にはトナーが飛散してオペレーターや周
囲を汚すという問題があった。このためトナー補給容器
もプロセスカートリッジと同様に画像形成装置本体に据
え置いて、開口部からトナーを排出させる方式が提案、
実用されている。
【0004】ここで前記トナー補給容器が円筒若しくは
直方体状の場合、収納されている現像剤を排出させるた
めに撹拌部材の先端に容器内壁を摺擦する可撓性部材か
らなる翼が備えてある。前記可撓性部材からなる翼は容
器長手方向に平行な壁面を摺擦するための翼と容器長手
方向に垂直な壁面を摺擦するための翼をそれぞれ備えて
おり、つまり3枚以上の可撓性の翼を撹拌部材の先端に
有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の方式には次のような問題点があった。
【0006】即ちトナー補給容器内、撹拌翼には容器長
手方向に平行な壁面を摺擦する翼が1枚以上、及び容器
長手方向に垂直な壁面を摺擦する翼2枚が備えてあり、
結果としてトナー補給容器の部品点数が多くコストが高
くなっていた。また、単に容器長手方向に垂直な面を摺
擦する翼を廃止しただけならば、廃止していない撹拌翼
に比べ、排出後補給容器内に残留するトナー残量が10
g程度増加した。
【0007】以上の背景から、トナー排出性能を損なう
ことなく容器長手方向に垂直な壁面を摺擦する翼を廃止
できるトナー撹拌翼及びトナー補給容器を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明を請求項に対応し
て請求項の番号を付して示せば次のとおりである。
【0009】本出願に係る第1の発明は電子写真画像形
成装置本体に着脱可能なトナー補給容器であって、
(a)トナーを収納するためのトナー収納部と、(b)
前記トナー収納部に収納されているトナーを排出するた
めのトナー補給開口部と、(c)前記トナー補給容器内
に内装される回転撹拌部材とを有し、前記トナー収納部
は回転撹拌部材の回転軸線に略平行な周壁と、回転軸線
に交差する壁面とを有し、前記回転撹拌部材の先端には
可撓性部材からなる撹拌翼を有し、前記撹拌翼の形状は
回転軸線に略平行な周壁と回転軸線と交差する壁面に対
してともに侵入するように、それぞれ延出した形状を有
しており、且つ、前記回転軸線と交差する壁面方向の撹
拌翼延出部分はスリットにより、回転軸線と略平行な周
壁に侵入する翼と、回転軸線と交差する壁面に侵入する
翼とに区分して連続した形状を有していることを特徴と
する。
【0010】このような構成の前記撹拌翼を用いること
で、回転軸線と略平行な壁面に侵入すると共に回転軸線
と交差する壁面にも侵入し、且つ前記スリットにより、
回転軸線と略平行な周壁に侵入する翼と、回転軸線と交
差する壁面に侵入する翼とに区分して連続した形状を有
することで、前記トナー収容部の端部隅部の隙間に撹拌
翼を入り込ませることができ、その結果トナー残量を増
加させることなく、回転軸線と交差する壁面に侵入する
ための撹拌翼を廃止することができる。即ちトナー補給
容器の部品点数を減少させることができ、安価なトナー
補給容器を提供することができる。
【0011】本出願に係る第2の発明は第1の発明にお
いて、前記回転軸線と交差する壁面方向の撹拌翼延出部
分に設けられたスリットと回転軸線とのなす外側の角は
90°より小さいことと特徴とする。
【0012】このような構成にすることで回転軸線に略
平行な周壁に侵入する翼の撓みが回転軸線方向と交差す
る壁面に侵入する翼に影響を及ぼさなくなり、その結果
前記トナー収容部の端部隅部の隙間に撹拌翼を入り込ま
せることができ、補給容器内端部の隅部に残留するトナ
ーを減少させることができる。
【0013】本出願に係る第3の発明は第1又は第2の
発明において、前記スリットにより区分された撹拌翼の
うち、回転軸線と略平行な周壁を摺擦する翼において、
その端部が回転軸線と交差する壁面と略等しい位置まで
延在することを特徴とする。
【0014】このような構成にすることで回転軸線と略
平行な周壁を摺擦する翼の長さを減少させることなく、
翼を回転軸線と略平行な周壁に侵入する翼と回転軸と交
差する壁面に侵入する翼に区分し、結果として、略平行
な周壁に残留するトナーを減少させることができる。
【0015】本出願に係る第4の発明は第1又は第2も
しくは第3の発明において、前記スリットにより区分さ
れた撹拌翼のうち、回転軸線と交差する壁面を摺擦する
翼において、回転軸線に近い方の侵入量を大きく、回転
軸線から遠ざかるに従い侵入量が少なくなっているよう
な傾斜した形状を有していることを特徴とする。
【0016】このような構成にすることで回転軸線と交
差する壁面に侵入する翼が容器壁面に侵入した時、翼の
先端がなす線が撹拌回転接線方向に非平行に移動するよ
うになり、その結果トナーの粗大粒子の発生が抑制され
る。
【0017】本出願に係る第5の発明は第1から第4の
発明の何れか1つにおいて、前記撹拌翼はPET、P
E、PP、PPS等可撓性を有する材料からなることを
特徴とする。
【0018】このような構成にすることで、撹拌部材の
撹拌開始時の起動トルクを上昇させることなくトナーを
排出させることができる。
【0019】本出願に係る第6の発明は第1から第5の
発明の何れか1つにおいて、前記撹拌翼の厚みは50〜
500μmであることを特徴する。
【0020】このような構成にすることで、撹拌翼がク
リープにより変形を起こるのを防止し、且つ粗大粒子の
発生を抑制できる。なお前記撹拌翼の厚みが50μm以
下であるとクリープによる変形が起こりやすくなり、ま
た500μm以上であると、撹拌回転時のトナーの粗大
粒子が発生しやすくなる。
【0021】本出願に係る第7の発明は、前記請求項1
に記載のトナー補給容器であって、(a)前記トナー収
容部に収容されているトナーを排出するためのトナー補
給開口へと搬送するトナー搬送部材と、(b)前記トナ
ー搬送部材を駆動するための駆動伝達部と、を有し、前
記撹拌回転部材は前記トナー搬送部材の上方に位置し、
且つ前記トナー補給開口は前記トナー搬送部材の端部に
設けられていることを特徴とする。
【0022】このような構成の前記撹拌翼を用いること
で、回転軸線と略平行な壁面に侵入するとともに回転軸
線と交差する壁面にも侵入し、且つ前記スリットによ
り、回転軸線と略平行な周壁に侵入する翼と、回転軸線
と交差する壁面に侵入する翼とに区分した形状を有する
ことで、前記トナー収容部の端部隅部の隙間に撹拌翼を
入り込ませることができ、その結果トナー残量を増加さ
せることなく、回転軸線と交差する壁面に侵入するため
の撹拌翼を廃止することができる。即ちトナー補給容器
の部品点数を減少させることができ、安価なトナー補給
容器を提供することができる。
【0023】本出願に係る第8の発明は、回転撹拌部材
の先端に設けられた可撓性部材からなるトナー撹拌翼に
おいて、その形状は回転軸線に略平行な周壁と回転軸線
と交差する壁面ともに侵入するように、それぞれ延出し
た形状を有しており、且つ、前記回転軸線と交差する壁
面方向の撹拌翼延出部分はスリットにより、回転軸線と
略平行な周壁に侵入する翼と、回転軸線と交差する壁面
に侵入する翼とに区分して連続した形状を有しているこ
とを特徴とする。
【0024】このような構成の前記撹拌翼を用いること
で、回転軸線と略平行な壁面に侵入すると共に回転軸線
と交差する壁面に侵入し、且つ前記スリットにより、回
転軸線と略平行な周壁を摺擦する翼と、回転軸線と交差
する壁面に侵入する翼とに区分した形状を有すること
で、前記トナー収容部の端部隅部の隙間に撹拌翼を入り
込ませることができ、その結果トナー残量を増加させる
ことなく、回転軸線と交差する壁面に侵入するための撹
拌翼を廃止することができる。
【0025】本出願に係る第9の発明は、前記回転軸線
と交差する壁面方向の撹拌翼延出部分に設けられたスリ
ットと回転軸線とのなす外側の角は90°より小さいこ
とを特徴とする。
【0026】このような構成にすることで回転軸線に略
平行な周壁の摺擦による翼の撓みが回転軸線と交差する
壁面に侵入する翼に影響を及ぼさなくなり、その結果前
記トナー収容部の端部隅部の隙間に撹拌翼を入り込ませ
ることができ、補給容器内端部の隅部に残留するトナー
を減少させることができる。
【0027】本出願に係る第10の発明は第8又は第9
の発明において、前記スリットにより区分された撹拌翼
のうち、回転軸線と略平行な周壁に侵入する翼におい
て、その端部が回転軸線と交差する壁面と略等しい位置
まで延在することを特徴とする。
【0028】このような構成にすることで回転軸線と略
平行な周壁に侵入する翼の長さを減少させることなく、
翼を回転軸線と略平行な周壁に侵入する翼と回転軸線と
交差する壁面に侵入する翼に分割し、結果として、回転
軸線と略平行な周壁に残留するトナーを減少させること
ができる。
【0029】本出願に係る第11の発明は第8又は第9
もしくは第10の発明において、前記スリットにより区
分された撹拌翼のうち、回転軸線と交差する壁面に侵入
する翼において、回転軸線に近い方の侵入量を大きく、
回転軸線から遠ざかるに従い侵入量が少なくなっている
ような傾斜した形状を有していることを特徴とする。
【0030】このような構成にすることで回転軸線と交
差する壁面に侵入する翼が容器壁面との摺擦した時、翼
の先端がなす線が撹拌回転接戦方向に非平行に移動する
ようになり、その結果トナーの粗大粒子の発生が抑制さ
れる。
【0031】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態について図面を用いて説明する。
【0032】まず最初に本発明に係るトナー補給容器が
装着される電子写真画像形成装置の一例である電子写真
複写機の構成について図1に基づいて説明する。
【0033】同図において、100は電子写真複写機本
体(以下装置本体という)である。また、101は原稿
であり、原稿台ガラス102の上に置かれる。そして、
画像情報に応じた光像が光学部103の複数のミラーM
とレンズLnにより、電子写真感光体ドラム104上に
結像する。105〜108はカセットである。これらカ
セット105〜108に積載させた記録媒体(以下、
「用紙」という)Pのうち、図2の操作部100aから
使用者が入力した情報もしくは原稿101の紙サイズか
ら最適な用紙をカセット105〜108の用紙サイズ情
報から選択する。ここで、記録媒体Pとしては、用紙に
限定されずに、例えばOHPシート等適宜選択できる。
なお、100bは操作された指示又は画像形成装置の状
態等を示す表示手段である。
【0034】そして、給紙、分離装置105A〜108
Aにより搬送された1枚の用紙Pを、搬送部109を経
由してレジストローラ110まで搬送し、感光体ドラム
104の回転と、光学部103のスキャンのタイミング
を同期させて搬送する。なお、111,112は転写放
電器、分離放電器である。ここで、転写放電器111に
よって、感光体ドラム104上に形成されたトナー像を
用紙Pに転写する。そして、分離放電器112によっ
て、トナー像の転写された用紙Pを感光体ドラム104
から分離する。
【0035】この後、搬送部113により搬送された用
紙Pは、定着部114において熱と圧により用紙上のト
ナー像を定着させた後、片面コピーの場合には排紙反転
部115を通過し、排紙ローラ116により排紙トレイ
117へ排出される。また、両面コピーの場合には、排
紙反転部115のフラッパ118の制御により、再給紙
搬送路119,120を経由してレジストローラ110
まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をた
どって排紙トレイ117へ排紙される。
【0036】また、多重コピーの場合には、用紙Pは排
紙反転部115を通り、一度排紙ローラ116により一
部が装置外へ排紙される。そして、この後、用紙Pの終
端がフラッパ118を通過し、排紙ローラ116にまた
挟持されているタイミングでフラッパ118を制御する
と共に排紙ローラ116を逆回転させることにより再度
装置内へ搬送される。さらにこの後、再給紙搬送路11
9,120を経由してレジストローラ110まで搬送さ
れた後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排紙
トレイ117へ排出される。
【0037】ところで、上記構成の装置本体100にお
いて、感光体ドラム104の回りには現像部201、ク
リーニング器202、一次帯電器203等が配置されて
いる。ここで、現像部201は、原稿101の情報を光
学部103により感光体ドラム104に形成された静電
潜像をトナーを用いて現像するものである。そして、こ
の現像部201へトナーを補給するためのトナー補給容
器301が装置本体100に使用者によって着脱可能に
設けられている。ここで、現像部201は、トナーホッ
パー201aと現像器201bとを有している。トナー
ホッパー201aはそのトナー受け入れ口9を通じてト
ナー補給容器301のトナー補給開口部301aから補
給されたトナーを撹拌するためのねじ羽根201gを有
する撹拌部材201cを有している。そして、この撹拌
部材201cにより撹拌されたトナーは、マグネットロ
ーラ201dにより現像器201bに送られる。現像器
201bは、現像ローラ201fと、送り部材201e
を有している。そして、マグネットローラ201dによ
りトナーホッパー201aから送られたトナーは、送り
部材201eにより現像ローラ201fに送られて、こ
の現像ローラ201fにより感光体ドラム104に供給
される。
【0038】なお、クリーニング器202は、感光体ド
ラム104に残留しているトナーを除去するためのもの
である。また、一次帯電器203は、感光体ドラム10
4を帯電するためのものである。
【0039】図2に示すヒンジ18で装置本体100に
枢着されている外装カバーの一部であるトナー補給容器
交換カバー15(以下交換用カバーという)を図3に示
すように使用者が開けると容器受け台50が駆動系(不
図示)によって、所定の位置まで引き出される。そし
て、この容器受け台50上にトナー補給容器301を矢
印C方向に挿入して設置する。使用者がトナー補給容器
301を装置本体100から取り出す際には、引き出さ
れた容器受け台50に載っているトナー補給容器301
を取り出す。ここで、交換用カバー15はトナー補給容
器301を着脱するためだけに開閉される。なお、装置
本体100のメンテナンスは、前面カバー100cを開
閉することによって行われる。
【0040】なお、容器受け台50を介することなく、
トナー補給容器301を直接装置本体100に設置し、
また、装置本体100から取り出す構成としてもよい。
【0041】[トナー補給容器の全体構成]次に本実施
の形態に係るトナー補給容器について説明する。
【0042】図4は本実施の形態に係るトナー補給容器
301の斜視図である。
【0043】また図5の(A)は本実施の形態に係るト
ナー補給容器の正面図、(B)はその断面図である。
(C)はこのトナー補給容器の左側面図、(D)はこの
トナー補給容器の右側面図、(E)はトナー補給容器の
側面断面図、(F)はトナー補給容器の平面図である。
図6はトナー補給容器が装置本体100に設置され、補
給開口が封止された状態の正面断面図である。また図7
はトナー補給容器が装置本体100に設置され、補給開
口が開封された状態の正面断面図である。
【0044】図4〜図7において、301Aは容器本
体、302は容器本体301Aに収納されているトナー
をトナー補給開口部301aの方向へ搬送するための搬
送部材である。搬送部材302は、ねじ羽根を有するス
クリューである。303は図8(A)に示すトナー補給
口301gを封止するための封止部材、図6に示す30
4は装置本体100にトナー補給容器301が装着され
た際に、封止部材303に駆動力を伝達するためのカッ
プリング部材である。305は容器本体301A内のト
ナーを撹拌するための回転撹拌部材(以下、撹拌部材と
いう)である。306は撹拌部材305に係合し画像形
成装置から回転駆動力を撹拌部材305へと伝達する伝
達部材である。307は装置本体100にトナー補給容
器301が装着された際に伝達部材306に駆動力を伝
達する第2カップリング部材である。
【0045】また、309はトナーの漏れを防止するた
めのオイルシールである。
【0046】ここで、トナー補給容器本体たるトナー補
給容器部品301Aについて、図8及び図9を用いて説
明する。なお、図8は容器本体の斜視図である。
【0047】また、図9(A)は容器本体の正面図、
(B)は断面図、(C)は左側面図、(D)は右側面
図、(E)は側断面図、(F)は平面図である。
【0048】トナー補給容器本体301Aは、下部にい
くほど幅の狭くなる湾曲部301Fと、その湾曲部の下
部に設けられた、ほぼ一定の幅を有する直線部301G
とその直線部301Gの下方に設けられた略半円形状の
半円部301Hとを有している。なお、容器本体301
Aはプラスチック等の樹脂を射出成形、ブロー成形、あ
るいは、インジェクションブロー成形等の方法で製造す
るのが好ましいが、他の材料及び製造方法であっても良
い。また容器本体301Aは、便宜2部分あるいはそれ
以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で一
体化する方法で製造するとよい。
【0049】この容器本体301Aの撹拌部材305の
回転軸線と交叉する壁面である一側面301A1の下部
にはトナー収納部301nに収納されたトナーを装置本
体100に供給するための筒状のトナー補給開口部30
1aが突設されている。またこのトナー補給開口部30
1aの一端部にはトナー補給口301gが設けられてい
る。また他側面301Bの、トナー補給開口部301a
に対応する位置には搬送部材302を回転自在に保持す
るための第1受け部301b1が形成されている。さら
に、下面301Dの外側にはトナー補給容器301が装
置本体100に装着された際に、装置本体100により
位置決めされる位置決め部301cが設けられている。
この位置決め部301cは、装置本体100に設けられ
た容器受け台50の不図示のトナー補給口開閉手段に係
合されてトナー補給容器301を着脱方向に移動させる
ための係合部301cとしての機能も有する。なお、本
実施の形態では、この係合部301cは下面301Dか
ら外側へ突出したダボである。また上面301Eには装
置本体100へのトナー補給容器301を装着する。ま
たは装置本体100から取り出す際に使用者が把持する
把手301eが設けられている。また正面及び背面の下
方傾斜面(湾曲部)301Fには、使用者がトナー補給
容器301を装置本体100に装着する際に、容器本体
301Aを持ち易くするための溝301fが容器本体3
01Aの長手方向に沿って互いに略平行に形成されてい
る。湾曲部301Fは搬送部材302の軸部302Aを
中心とする円筒の一部である。
【0050】また、他側面301Bの第1受け部301
b1の上方には、撹拌部材305を回転可能に支持する
ための第2受け部301b2が設けられている。
【0051】ここで、トナー補給開口部301aは、容
器本体301Aの長手方向において、把手301eの設
けられている側面301Bとは反対側の側面301A1
に設けられている。従って、使用者がトナー補給容器3
01を装置本体100に装着する際に不用意にトナー補
給開口部301aにふれるのを防止することができる。
また、トナー補給開口部301aは、側面301A1の
下方に設けられている。したがって、容器本体301A
に収納されているトナーが少なくなっても効率よくトナ
ーを排出することができる。
【0052】ここで、トナー補給開口部301aは、一
側面301A1から20mm〜40mm、好ましくは約
27.8mm突出している。また、トナー補給開口部3
01aは、円筒形であって、その円筒形部分の外径は2
0mm〜30mm、より好ましくは26mm〜29m
m、最も好ましくは約27.6mmである。
【0053】また前述したように、下面301Dの外側
には、係合部301cが設けられている。この係合部3
01cは、トナー補給容器301が装置本体100に装
着された際に、装置本体100に設けられた係止部によ
り位置決めされる。この係合部301cは前述したよう
に、下面301Dから外方へ突出している円柱形の突起
(ダボ)である。この円柱形部分の外径は、5mm〜1
2mm、好ましくは約8mmである。また、係合部30
1cは前記下面301Dから2mm〜8mm、そして、
この係合部301c(位置決め部)は、下面301Dの
長手方向において、トナー補給開口部301aの位置す
る側とは反対の側端面301Bから60mm〜80m
m、好ましくは約71mmの位置に設けられている。
【0054】なお、係合部(位置決め部)301cは、
円柱形であることが好ましいが、角柱形、半円形等であ
ってもよい。
【0055】なお、一側面301A1及び他側面301
Bには、工場出荷前に容器本体301Aの寸法検査を行
う際に、容器本体301Aを位置決めするためのボス3
01k,301lがそれぞれ2個ずつ設けられている。
【0056】また、301mは、誤装着防止用のリブで
ある。
【0057】トナー補給容器301ごとに異なる位置に
リブ301mを設けることにより、ユーザーが他の種類
のトナー補給容器を装置本体100に装着するのを防止
することができる。
【0058】なお、容器本体301Aはプラスチック等
の樹脂を射出成形、ブロー成形、あるいは、インジェク
ションブロー成形等の方法で製造するのが好ましいが、
他の材料及び製造方法であってもよい。また容器本体3
01Aは、便宜2部分あるいはそれ以上の部分に分割
し、それらを溶着、接着等の手段で一体化する方法で製
造するとよい。
【0059】尚、本実施の形態では、ハイインパクトポ
リスチレンを射出成形した上フレームと下フレームの2
つのフレームを振動溶着して製造した。
【0060】また、搬送部材302は、図6に示すよう
に軸部302Aと、この軸部302Aに設けられ、軸部
302Aの回転により粉体トナーを所定の方向へ搬送す
る搬送部である螺旋形状の剛性の搬送羽根302Bとを
備えている。そして、搬送部材302は、軸部302A
の軸線が略円形のトナー補給口301gの中心の略一致
した状態で容器本体301Aに取り付けられている。
【0061】尚、搬送部材302は、本実施の形態で説
明した所謂スクリュータイプに限定されるものではなく
て、例えば軸部302Aに可撓性の羽根を取り付けたも
の等であってもよい。また、軸部と羽根は一体成形であ
っても、あるいは、別体であってもよい。なお、本実施
の形態では、軸部302Aと羽根302Bはプラスチッ
ク製であって、一体成形されている。
【0062】さらに本実施の形態では、この搬送部材3
02は、図7に示すようにトナー補給開口部301aの
筒部の内部に在する延在部分302cを有している。本
実施の形態においては、この延在部分302cは、さら
にトナー補給開口部301aの外方へ突出している。そ
して、この延在部分302cの外方へ突出した先端部分
でもって装置本体100から回転駆動力を受ける。その
ために、本実施の形態では、この先端部分に封止部材3
03を軸方向へ移動可能に取り付けている。
【0063】ここで、この延在部分302cの一端部
(駆動力受け部)302aは、装置本体100から封止
部材303を介して回転駆動力を受けることができるよ
うな形状、本実施の形態においては断面が多角形状、特
に、四角形状となっている。そして、軸部302Aの一
端部は、延在部分302cの一端部302aを介して封
止部材303に支持される。また、軸部302Aの他端
部302bには、第1軸受け部材308が設けられてい
る。そして、搬送部材302はこの第1軸受け部材30
8を介して、容器本体301Aに、回転自在に支持され
ている。
【0064】また、この搬送部材302は、搬送羽根3
02Bがトナー補給開口部301aの内壁301a1に
非接触の状態で、かつトナー補給開口部301aの内壁
面301a1と軸部302Aの一端部302aが略水平
となる状態で封止部材303に支持される。そして、こ
のように搬送部材302を支持することによって、搬送
部材302が回転することによりトナーをトナー補給口
301gに向けて略水平に搬送することができる。ま
た、トナー補給開口部301aの内壁面301a1と搬
送羽根302Bとの間に微細なトナーが巻き込まれ、強
く摺擦されて、内壁面301a1にトナーが溶融固着す
るのを防ぎ、粗大粒子が発生するという現象を防ぐこと
ができる。
【0065】なお前述した通りこの搬送部材302もプ
ラスチック等の樹脂を射出成形等の方法で製造するのが
簡便で好ましいが、他の材料及び製造方法であっても構
わない。また、任意に分割、接合してもよい。
【0066】次に、封止部材303について図10を用
いて説明する。なお、図10において、(A)は封止部
材の正面図、(B)は(A)のA矢示図、(C)は
(A)のB矢示図、(D)は正面断面図である。
【0067】図10の(A)(B)(D)において、3
03bは、封止部材303のトナー補給容器301に対
向する側に設けられ、トナー補給容器301のトナー補
給口301gを開封可能に封止する封止部である。この
封止部303bは外径はトナー補給口301gの内径よ
りも適当量大きく設定されている。そして、この封止部
303bの周方向の突条の嵌合部303b1をトナー補
給口301gからトナー補給開口部301aに圧入嵌合
することにより、封止部材303はトナー補給口301
gを密封する。
【0068】また、303cはトナー補給容器301が
装置本体100に装着された際に、装置本体100から
搬送部材302を回転させるための駆動力を受けるため
の駆動力被伝達部(駆動部)となるカップリング係合部
である。このカップリング係合部303cは封止部材3
03が容器本体301Aに取り付けられた際に封止部3
03bからトナー容器本体301Aとは反対方向へ搬送
部材302の軸部302Aの軸線と略同軸線上に延在形
成された突出部303c1を備えている。また、このカ
ップリング係合部303cは、突出部303c1の周面
に設けられ、カップリング部材304と係合する駆動力
受け部としての細長形状(スプライン状)の突起(リ
ブ)303dを備えている。なお、本実施の形態におい
て、このスプライン突起303dは略等間隔で2個所設
けている。
【0069】具体的には、封止部材303の長手方向を
中心として約180。間隔で2個設けられている。
【0070】また、リブ303dは、封止部材303の
突出部303c1から半径方向に0.5mm〜3mm、
好ましくは約1.8mm突出している。
【0071】また、前記突出部303c1の外径は、1
0mm〜14mm、好ましくは約12mmである。
【0072】ところで、この封止部材303には、搬送
部材302の一端部302aと係合して装置本体100
から受けた駆動力を搬送部材302に伝達するための駆
動力伝達部として係合孔303aを有している。この係
合孔303aは、封止部303b及びカップリング係合
部303cの形成部分にわたって形成された開口(空洞
部)によって係合孔303aが構成されている。ここ
で、この係合孔303aは、トナー補給開口部301a
から突出している搬送部材302の軸端部302aの4
角形状に対応した4角形状を有する。そして、軸端部3
02aよりも僅かに大きく形成されており、これにより
軸端部302aは係合孔303aに遊嵌される。
【0073】そして、このように軸端部302aが係合
孔303aに遊嵌されることにより、搬送部材302と
封止部材303とは、搬送部材302の回転方向にはお
互いに係止される。一方、軸線方向へはお互いに移動自
在に構成されるようになっている。これにより、トナー
補給容器装着時、封止部材303と容器本体301Aと
の離間が可能となり、トナー補給口301gの開封(開
口)が可能となる。
【0074】ところで、この係合孔303aと軸端部3
02aとの係合長さは封止部材303と容器本体301
Aとが離間する際、外れることのない長さを有してい
る。これにより封止部材303が容器本体301Aと離
間しても、搬送部材302は封止部材303(カップリ
ング係合部303c)を介して駆動力を受けることがで
きる。
【0075】また、このカップリング係合部303cと
封止部303bとの間には、封止部303bがトナー補
給開口部301aに圧入された際、トナー補給開口部3
01aの端部に突き当たる鍔部303fが設けられてい
る。この鍔部303fの外径は、トナー補給開口部30
1aの外径と略等しい(好ましくは、トナー補給開口部
301aの外径よりも小さい)鍔部303fが設けられ
ている。この鍔部303fにより封止部303bはトナ
ー補給開口301aに、封止部303bに長さ分だけ圧
入されるようになっている。
【0076】一方、303eはカップリング係合部30
3cの先端に形成され、装置本体100に設けられた係
止部材6(図6参照)に係止される係止部である係止突
起303eである。この係止突起303eに係止部材6
を係止することにより、トナー補給口301gを開封す
る際、封止部材303を固定することができる。
【0077】ところで、このような構成の封止部材30
3もプラスチック等の樹脂を射出成形して製造するのが
好ましいが、他の材料及び製造方法であっても、任意に
分割、接合して製造しも構わない。また、封止部材30
3はトナー補給開口部301aに圧入嵌合してこれを密
閉するため適度な弾性が必要とされる。その材料として
は低密度ポリエチレンが最も好ましく、次いでポリプロ
ピレン、ナイロン、高密度ポリエチレン等が好ましく利
用できる。
【0078】なお、303jは、装置本体100に設け
られた係止部材6がはまりこむ周方向の係止溝である。
この係止溝303jの幅は、1.5mm〜5mm、好ま
しくは、約3mmである。また、係止溝303jの深さ
は、0.5mm〜5mm、好ましくは、約2.5mmで
ある。
【0079】以上説明したように、封止部材303は、
トナー補給開口部301aに嵌合する略円筒形状の嵌合
部303b1を有している。そして、この嵌合部303
b1と略同軸線上に、鍔部303fを有している。さら
に、鍔部303fから嵌合部303b1が設けられてい
る側とは反対側に、嵌合部303b1と略同軸線上に突
出している突出部303c1を有しており、その根本に
駆動力受け部の突起303dが設けられている。また、
突出部303c1の突出方向先端部には、係止溝303
jが設けられており、さらに、先端には、係止部303
eが設けられている。また、嵌合部303b1側から、
係止部303e側にむかって、空洞部を有しており、こ
の空洞部に駆動力伝達部として係合孔303aが設けら
れている。この空洞部の係止部303e側は、開口して
いないので、嵌合部303b1をトナー補給開口部30
3aに嵌合した際に、空洞部に入ったトナーが容器本体
301Aの外部に漏れ出ることはない。したがって、封
止部材303を取りつけることにより、トナー補給開口
部301aは封止される。
【0080】本実施の形態において、封止部材303は
4つの機能を備えている。
【0081】即ち、トナー補給開口部301aを封止
する機能、装置本体100から回転駆動力の伝達を受
ける機能、搬送部材302に回転駆動力を伝達する機
能、及びトナー補給開口部301aを開閉するために
装置本体100に設けられた係合部材6と係合する機能
を有している。そこで、封止部材303が装置本体10
0から受けた駆動力を延在部分302cを介して軸部3
02Aへ伝達して、搬送部材302を回転することがで
きる。
【0082】次に撹拌部材305について説明する。図
11(A)は、撹拌部材305の正面図、(B)は右側
面図、(C)は左側面図である。図11に示すように、
撹拌部材305は、軸部305aと剛体翼部305bと
可撓性翼部305cとを有している。また図12には剛
体翼部305の側面拡大図を、図13には可撓性翼部3
05cの拡大図を示した。軸部305aは比較的剛性の
高いプラスチックを射出成形して製造した。剛体翼部3
05bはステンレスなどの金属、または非常に剛性の高
い材料からなり、可撓性翼部305cは剛性の低い材
質、例えばプラスチックフィルムまたはシート、あるい
はエラストマーのシートなどから成る。本実施例におい
ては、ポリエステルシートを使用した。
【0083】トナー補給容器本体301Aの軸受部30
1hにおいて撹拌部材305の一端305dは、前述し
た伝達部材306に係合する。また、撹拌部材305d
の他端305eは、トナー補給容器本体301Aの第2
受け部301b2においてストッパー部材(第2軸受部
材)310と係合する。また軸部305aは本実施の形
態においては、比較的剛性の高いプラスチックを射出成
形してなるが、金属などの材料を用いても良い。
【0084】剛体翼部305bは、金属などで一体的に
形成するのが簡便で好ましいが、他の材料あるいは製造
方法であっても良いし、2部分あるいはそれ以上の部分
に分割し、それらを溶着、接着等の手段で一体化する方
法をとっても構わない。本実施例においては、厚さ約
0.8mmのステンレス板をプレス加工したものを用い
た。また該剛体翼部305bの前記軸部305aとの係
合部分は、該軸部305aからの駆動を受けるべく該軸
部305aに合せた形状になっており、前記軸部305
aの回転運動と共に剛体翼部305bは回転し、容器内
部のトナーを撹拌する。
【0085】その際、図11のように剛体翼部305b
の一方端305b2に切り欠き305hを入れておく
と、より組立てが容易になる。さらに該剛体翼部305
bの軸部305aに平行な部分は全長にわたって回転軌
跡に対する接線方向に対して略平行な板状となってお
り、翼部の回転方向下流側がトナー補給容器301内壁
面側に折曲している。但し、図12に示す折曲部305
b1の長さrは2mm〜8mm程度、折曲角度θについ
ては30度〜50度程度が好ましい。さらに好ましくは
折曲部305b1の長さrは3mm〜5mm程度、折曲
角度θは45度程度が好ましい。
【0086】なお本実施例においては折曲部305b1
の長さを約3mm、折曲角度を約45度とした。また回
転軸中心から該剛体翼部の先端までの距離は容器本体3
01Aの大きさにより適宜決めれば良いが、容器本体内
半径の70〜95%程度が好ましい。本実施の形態にお
いては、容器本体内径が約44.5mmであることから
約39.4mm(89%)とした。剛体翼部305bの
折曲部301b1は容器本体301Aの内壁面からは離
れている。
【0087】可撓性翼部305cは剛性の低い材質、例
えばPET(ポリエチレンテレフタレート)または、P
E(ポリエチレン)または、PP(ポリプロピレン)ま
たは、PPS(ポリフェニレンサルファイド)シート等
可撓性有する部材から成る。そして厚さは約50μm〜
500μm程度が好ましく、特に好ましくは100μm
〜300μmが好適である。本実施の形態においては、
厚さ約100μmのポリエステルシートを使用した。
【0088】また、可撓性翼部305cは剛体翼部30
5bの折曲部305b1全長に渡って、先端が容器本体
内壁面に接触するように貼付されている。そして前記剛
体翼部305bとともに容器内壁面のトナーを掻き落と
しながら回転する。ここで可撓性翼部305cの回転半
径方向の長さ及び回転軸線と略平行な壁面方向の長さ
は、剛体翼部305bの先端から容器内壁面までの距離
よりも0.5mm〜15mm程度長くなるように構成す
ると前述の効果をより高めることができる。なおここで
示したように可撓性翼部305cの回転半径方向の長さ
及び回転軸線と略平行な壁面方向の長さを、剛体翼部3
05bの先端から容器内壁面までの距離よりも長くなる
ようにすることが、撹拌翼を容器壁面(湾曲部301
F、一側面301A1、他側面301Bの内壁)に侵入
するということである(図23参照)。
【0089】本実施の形態において可撓性翼部305c
は回転軸線と略平行な湾曲部301Fの周壁面に関して
は6mm剛体翼部305b先端から容器内壁面までの距
離よりも長く、また回転軸線方向と交差する一側面30
1A1、他側面301Bの内壁面に関しては剛体翼部3
05b先端から容器内壁面までの距離より9mm長くな
るように、それぞれ延出した形状を有している。
【0090】また回転軸線と交差する壁面方向の撹拌翼
延出部分にはスリット305jが、回転軸線とのなす外
側の角が90°より小さくなるように設けられている。
なお回転軸線とのなす外側の角とは図13に示した角θ
1のことで、本実施例では26°である。
【0091】またスリット305jにより分割された撹
拌翼のうち、回転軸線と略平行な周壁を摺擦する翼にお
いて、その端部が回転軸線と交差する壁面と略等しい位
置まで延在するような形状とは図11及び図13の回転
軸線と略平行な周壁に侵入する翼の端部305lと回転
軸線と交差する一側面301A1、他側面301Bの内
壁面までの距離が好ましくは−5mm〜+5mmの範囲
内のことであり、より好ましくは−3mm〜+3mmで
ある。本実施の形態では0.5mmである。なお−5m
m、−3mmとはそれぞれ5mm、3mm翼が壁面に侵
入していることを意味する。
【0092】また本実施例の形態では前記剛体翼部30
5bと前記可撓性翼部305cとの接着には図13に示
すように両面テープ305i(商品記号DIC#880
0CH)を用い、剛体翼部305bの折曲部305bに
貼付した。他にもリベット止めやカシメなどの従来公知
の手段で取り付けても良いし、剛体翼部305bと一体
的に成形してもかまわない。
【0093】また、本実施の形態においては、剛体翼部
305bを略中央部で軸線方向に対して180度の位相
差を持たせるように分割し、千鳥状に形成した例を示し
たが、ここで分割数は容器本体の形状及び長さによって
適宜決めれば良く、長手方向又は周方向を3分割、4分
割またはそれ以上でも構わない。また、剛性翼部305
b長手方向全長に渡って連続的に位相を変化させてスパ
イラル状に形成しても良い。また該剛体翼部305bの
両端部及び略中央部の軸部との係合部分には図に示すよ
うに切り欠き305hを入れると組立て性が向上する。
さらに該剛体翼部305bの回転方向への投影面積を減
らし、トナーの抵抗を低減するために前記剛体翼部折曲
部305b1の長さを約3mmとした。なお、該折曲部
305b1の長さr、折曲角度θについては、2〜8m
m、30〜50度程度が好ましく、より好ましくは3〜
5mm、約45度程度に設定するのが良い。
【0094】また該剛体翼部305bと可撓性翼部30
5cの接合手段として両面テープに代えてアルミニウム
製リベット305iを用いてカシメる方法を用いてもよ
い。この場合、可撓性翼部305cのリベット孔の位置
が僅かでもずれると波打ちを起こすことも考えられるの
で、可撓性翼部305cの剛体翼部305b折曲部30
5b1に当たる部分にミシン目やハーフカットなどを入
れると良い。また貼付手段としては両面テープなどの他
の従来公知の方法で取り付けても構わない。
【0095】次に、トナー補給容器301の組立方法に
ついて説明する。
【0096】トナー補給容器301の組立方法は、まず
搬送部材302に下フレーム301kの下部に上方向か
ら挿入する。そして、第1受け部301b1にオイルシ
ール309を挿入させた後、搬送部材302の他端部3
02bに軸受け部材308を係合させる。更にトナー補
給口301gを封止部材303で封止する。次に撹拌部
材305を上方向から挿入する。そして容器本体301
Aにオイルシール309aを挿入させた後、撹拌部材3
05の両端に第2軸受け部材310と伝達部材306を
係合する。その後、上フレーム301Jを下フレーム3
01kに振動溶着する。
【0097】次いで、容器本体301Aの内部に所定量
のトナーをトナー補給容器301本体のトナー充填口3
01iを通じて充填し、封止部材311によりトナー充
填口301iを封止して完成する。このようにトナー補
給容器301の組立ては極めて簡便であり、組立工数も
非常に少なくて済む。
【0098】なお、トナーの充填はトナー補給口301
gより行なっても良い。
【0099】なお、本実施の形態においては、封止部材
303が搬送部材302に対して、軸線方向に移動可能
に構成したが、図14に示すように封止部材と搬送部材
を一体的に構成してもよい。図14において、封止部材
320は、封止部320aと、駆動力受け部320bと
トナー搬送部320Cとを有している。そして封止部材
320は、容器本体310Aに対して図14におけるA
方向に移動可能になっている。封止部材320を矢印A
方向へ移動すると封止部320aが開口する。この移動
は装置本体100にトナー補給容器301が装着固定さ
れた後に係止部材6が移動することによる。
【0100】また、封止部材303の有する前記駆動部
(駆動力伝達部)303aにシール部材を設けてもよ
い。図15において、(A)はシール部材を有する封止
部材の正面図、(B)は側面図、(C)は側断面図であ
る。
【0101】330は円盤状のシール部材であり、撹拌
部材302の軸端部302aの形状に対応した角穴状の
孔330aを有する。本実施の形態では、孔330aの
断面形状は軸端部302aと同様に正方形とした。シー
ル部材330は、封止部材303の容器本体301Aと
対向する側に設けられ、撹拌部材302の軸端部302
aが孔330aを貫通して孔303aに遊嵌されるよう
に構成されている。
【0102】図16に本実施例に適用したシール部材3
30の正面図を示す。331は両面テープであり、シー
ル部材330の封止部材303と対向する側に設けられ
ている。両面テープ331は孔331aを有し、軸端部
302aが孔303aに遊嵌される際に孔330aと同
様に孔331aも貫通するように構成されている。また
両面テープ331が軸端部302aに接しないように、
孔331aの断面形状は穴330aよりも大きく構成さ
れている。本実施の形態では、両面テープにより封止部
材303とシール部材330を固定したが、他の固定方
法として2色成形やインサート成形により封止部材30
3とシール部材330を一体化する方法をとっても構わ
ない。
【0103】図17に本実施の形態に適用した搬送部材
302と封止部材303の側面拡大図を示す。孔330
aの径(W2)は軸端部302aの軸径(W1=6m
m)よりも小さく構成されており、具体的にはW1とW
2との差(d)が、0.5mm〜2mmであることが好
ましい。なお本実施の形態では、W2=5mm、d=W
1−W2=1mmとした。シール部材330の厚さは、
シール性や組立性を考慮すると0.5mm〜5mmであ
ることが好ましい。更に、より好ましくは1mm〜3m
mのものを用いる方が良い。なお本実施の形態では、シ
ール部材330の厚さは約2mmとした。シール部材3
30の材質は、同じくシール性や組立性を考慮すると柔
らかい弾性体であることが好ましく、本実施の形態で
は、硬度20〜70°、圧縮永久歪み4%以下、摩擦係
数μ=0.8以下、セルサイズ60〜300μm、比重
0.2〜0.5である低発泡ポリウレタンを使用した。
【0104】以上、上記において説明した構成のトナー
補給容器を用いて、トナー排出テストを行った。テスト
は、1650gのトナー(出願人会社型式番号GP60
5用、黒色1成分ポジトナー)を充填し、従来品の評価
と同様な倒立状態にて物流を想定したタッピング100
0回を行った後、トナーの排出テストを行った。
【0105】図20は従来例の撹拌部材305を示す。
可撓性翼部305cは容器本体301Aの内周壁に接す
る可撓性翼部305ccと、容器本体301Aの撹拌軸
305aに直角な側面の内壁に接する可撓性翼部305
caが別体となっている。
【0106】図20に示した撹拌部材305を備えた従
来のトナー補給容器でのトナー残量は30.5〜44.
6g(平均36.5g)であったのに対し、本発明の実
施の形態の撹拌翼を用い、回転軸線に交差する壁面に侵
入する撹拌翼(図20 305caの短い方2枚)を廃
止したトナー補給容器(図11に示した撹拌部材305
を備えた)のトナー残量は29.7g〜42.3g(平
均37.4g)であり、回転軸線に交差する壁面に侵入
する撹拌翼(図20 305caの短い方2枚)を廃止
したにも関わらず、トナー残量は、従来と同等であっ
た。また粗大粒子の発生レベルも従来品とレベルは変わ
らなかった。
【0107】比較例として以下を述べる。
【0108】従来のトナー補給容器の回転軸線と公差す
る壁面を摺擦する撹拌翼(図20305caの短い方2
枚)を廃止したトナー補給容器を用いて排出テストを行
った所、トナー残量は46.4g〜49.9g(平均4
8.5g)であり、従来容器でのトナー残量30.5g
〜44.6g(平均36.5g)に比べ明らかにトナー
残量は増加している。
【0109】また、ただ単に前記撹拌翼の形状が回転軸
線に略平行な周壁と回転軸線と交差する壁面ともに侵入
するようにそれぞれ延出しただけの形状(図19)の場
合は、図21に示すようにトナー収納部301nの端部
隅部301n1の隙間に撹拌翼を入り込ませることがで
きず、その結果として撹拌部材で排出できないトナー残
留量は増加してしまう。しかし、スリット305jを入
れることで図22に示すようにトナー収納部301nの
端部隅部301n1の隙間に撹拌翼を入り込ませること
ができ、結果としてトナー残量は減少させることがで
き、従来と同等にすることができた。
【0110】この結果から本発明の撹拌翼の効果は明ら
かである。
【0111】(実施の形態2)実施の形態1と同じ機能
の部材についての説明は実施の形態1の説明を採用す
る。
【0112】図18の(A)は本発明の実施の形態2を
適用した延長翼を用いた撹拌部材の正面図、(D)は平
面図、(B)(C)は撹拌部材側面図を示す。
【0113】本延長翼は単に回転軸線と略平行な方向に
撹拌翼を延長し、回転軸線と交差する壁面に侵入する翼
側からスリット305jを入れただけでなく、前記スリ
ット305jにより分割された撹拌翼のうち、回転軸線
に交差する壁面を摺擦する翼において、回転軸に近い方
の侵入量を大きく、先端にいくに従い侵入量が少なくな
っているような傾斜した形状を有し、回転軸線と交差す
る壁面に侵入する部分の縁305c1と撹拌軸線と略平
行な周壁に侵入する部分である端辺305l(エル)と
のなす角θ2を90°より大きくしてある。
【0114】なお、回転軸線と交差する壁面に侵入する
部分と撹拌軸線と略平行な周壁に侵入する部部とのなす
角とは図18のθ2のことであり、本実施の形態では1
12°である。
【0115】上記構成の撹拌部材を実施の形態1に示し
た通りにトナー補給容器に組み込む。
【0116】本実施の形態においても可撓性翼部は撹拌
軸線と略平行な周壁に対しては6mmだけ剛体翼部先端
から容器内壁面までの距離よりも長く、また長手方向と
非平行な壁面に対しては剛体翼部先端から容器内壁面ま
での距離より最大で9mm長くなるように、それぞれ延
出した形状を有している。但し、前記距離は0.5mm
〜15mmまでの任意の長さで良い。なぜなら前記容器
本体301Aと前記撹拌回転部材のガタ及び交差の合計
が±2.3mm有り、実際は+2.3mm〜15mmと
した方が良いのだが、実際それほどガタ及び交差はなく
0.5mmだけ長くすれば十分効果が合った。また15
mm以上容器内壁面からの距離よりも長くすると、粗大
粒子の発生が従来より多くなる傾向が見られた。
【0117】実施の形態2に示したトナー補給容器を用
いて実施の形態1と同じ条件にてトナー排出テストを行
った所、トナー残量は28.6g〜43.6g(平均3
6.2g)であり、トナー残量の実績は実施の形態1に
示したトナー補給容器並みであったが、粗大粒子の発生
レベルは実施の形態1に示したトナー補給容器に比べ良
化させることができた。
【0118】(実施の形態1の実績、粗粒2〜4粒、実
施の形態2の実績、粗粒1〜3粒)
【0119】
【発明の効果】以上、上記したトナー補給容器の構成に
より以下の効果がえられる。
【0120】本発明のトナー撹拌翼を用いることで、ト
ナー補給容器のトナー排出性能を損なうことなく図20
に示した現行撹拌部材から撹拌軸線に略垂直な壁面を摺
擦する撹拌翼を廃止することができ、結果としてトナー
補給容器の部品点数を減らすことができ、安価なトナー
補給容器を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナー補給容器が装着される電子
写真画像形成装置の一例である電子写真複写機の構成を
示す縦断面図である。
【図2】上記電子写真複写機の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】上記電子写真複写機のトナー供給容器交換用カ
バーを開いてトナー補給容器を電子写真複写機に装着す
る様子を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るトナー補給容器
の、(A)は封止部材の設けられている側から見た斜視
図、(B)は把手の設けられている側から見た斜視図で
ある。
【図5】実施の形態1に係るトナー補給容器の、(A)
は正面図、(B)は(A)の縦断面図、(C)は左側面
図、(D)は右側面図、(E)は側面断面図、(F)は
平面図である。
【図6】トナー補給容器が装置本体に配置され、補給開
口部が封止された状態の正面断面図である。
【図7】トナー補給容器が装置本体に設置され、補給開
口部が開封された状態の正面断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るトナー収納容器部
品の、(A)は補充開口部の設けられている側から見た
斜視図、(B)は把手の設けられている側から見た斜視
図である。
【図9】トナー収納容器部品の、(A)は正面図、
(B)は(A)の縦断面図、(C)は左側面図、(D)
は右側面図、(E)は側面断面図、(F)は平面図であ
る。
【図10】封止部材の、(A)は正面図、(B)は
(A)のA矢示図、(C)は(A)のB矢示図、(D)
は(A)の正面断面図である。
【図11】撹拌部材の、(A)は正面図、(B)は右側
面図、(C)は左側面図、(D)は底面図である。
【図12】剛性翼部の側面拡大図である。
【図13】可撓性翼部の拡大図である。
【図14】封止部材と搬送部材を一体的に構成した例を
示す縦断面図である。
【図15】シール部材を有する封止部材の、(A)は正
面図、(B)は側面図、(C)は側面断面図である。
【図16】シール部材の、(A)は容器本体側正面図、
(B)は封止部材側正面図である。
【図17】搬送部材と封止部材の側面拡大図である。
【図18】実施の形態2に係る撹拌部材の、(A)は正
面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図、(D)は
底面図、(E)は撹拌翼の全体図である。
【図19】比較例に示した両壁面に侵入するように延出
した形状を有し、スリットの入っていない撹拌翼を備え
た撹拌部材の(A)は正面図、(B)は右側面図、
(C)は左側面図、(D)は底面図、(E)は撹拌翼の
全体図である。
【図20】現行の撹拌翼が4枚付いた撹拌部材の、
(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は右側面
図、(D)は底面図である。
【図21】撹拌翼形状が撹拌軸線に略平行な周壁と撹拌
軸線と非平行な壁面ともに摺擦するようにそれぞれ延出
しただけの形状の撹拌翼のトナー収容部端部隅部の摺擦
状態を示した斜視図である。
【図22】単に前記撹拌翼の形状が撹拌軸線に略平行な
周壁と撹拌軸線と非平行な壁面ともに摺擦するようにそ
れぞれ延出し、且つスリットをスリットと撹拌軸線との
なす角は90°より小さくなるように入れた撹拌翼のト
ナー収容部端部隅部の摺擦状態を示した斜視図である。
【図23】翼が壁面に侵入する意味を示した正面図であ
る。
【符号の説明】
6…係止部材 7…係止部 9…トナー受け入れ口 15…交換用カバー 18…ヒンジ部 50…容器受け台 100…装置本体 100a…操作部 100b…表示
手段 100c…前面カバー 100d…天面部 201…現像部 201a…トナーホッパー 201b
…現像器 301…トナー補給容器 301A…容器本体 301
A1…一側面 301B…他側面 301D…下面 3
01E…上面 301F…湾曲部 301G…直線部
301H…半円部 301J…上フレーム 301K…
下フレーム 301a…トナー供給部(トナー補給開口
部) 301b1…第1受け部 301b2…第2受け
部 301c…位置決め部(係合凸部) 301e…把
手 301f…溝 301g…トナー補給口 301h
…軸受部 301i…トナー充填口 301j…容器ガ
イド部 301k…ボス 301l…ボス 301m…
誤装着防止用リブ 301n…トナー収納部 301n
1…端部隅部 302…搬送部材 302A…軸部 302B…搬送羽
根 302C…延在部分 302a…延在部分の一端部
302b…他端部 303…封止部材 303a…駆動力伝達部としての係
合孔 303b…封止部 303b1…封止部の嵌合部
303c…駆動力被伝達部(駆動力受け部)303c
1…突出部 303d…突起 303e…係止部である
係合部 303f…鍔部 304…第1カップリング部材 305…撹拌部材 305a…軸部 305b…剛性翼
部 305c,305ca,305cc…可撓性翼部
305c1,305c2…縁 305d…一端305e
…他端7 305f…ストッパー部材 305h…切り
欠き 305i…両面テープまたはリベット 305j
…スリット 305l…回転軸線と交差する壁面に侵入
する翼の端辺 306…伝達部材 307…第2カップリング部材 308…第1軸受け部材 309…オイルシール 309a…オイルシール 310…第2軸受け部材(ストッパー部材) 311…封止部材 320…封止部材(搬送部材と一体に構成したもの)
320a…封止部 320b…駆動力受け部 320c
…トナー搬送部 330…シール部材 331…両面テープ 332…固定部材 333…テープ固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−24401(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    トナー補給容器であって、 (a)トナーを収納するためのトナー収納部と、 (b)前記トナー収納部に収納されているトナーを排出
    するためのトナー補給開口部と、 (c)前記トナー補給容器内に内装される回転撹拌部材
    とを有し、 前記トナー収納部は回転撹拌部材の回転軸線に略平行な
    周壁と、回転軸線に交差する壁面とを有し、前記回転撹
    拌部材の先端には可撓性部材からなる撹拌翼を有し、前
    記撹拌翼の形状は回転軸線に略平行な周壁と回転軸線と
    交差する壁面に対してともに侵入するように、それぞれ
    延出した形状を有しており、且つ、前記回転軸線と交差
    する壁面方向の撹拌翼延出部分はスリットにより、回転
    軸線と略平行な周壁に侵入する翼と、回転軸線と交差す
    る壁面に侵入する翼とに区分して連続した形状を有して
    いることを特徴とするトナー補給容器。
  2. 【請求項2】 前記回転軸線と交差する壁面方向の撹拌
    翼延出部分に設けられたスリットと回転軸線とのなす外
    側の角は90°より小さいことと特徴とする請求項1に
    記載のトナー補給容器。
  3. 【請求項3】 前記スリットにより区分された撹拌翼の
    うち、回転軸線と略平行な周壁を摺擦する翼において、
    その端部が回転軸線と交差する壁面と略等しい位置まで
    延在することを特徴とする請求項1または2に記載のト
    ナー補給容器。
  4. 【請求項4】 前記スリットにより区分された撹拌翼の
    うち、回転軸線と交差する壁面を摺擦する翼において、
    回転軸線に近い方の侵入量を大きく、回転軸線から遠ざ
    かるに従い侵入量が少なくなっているような傾斜した形
    状を有していることを特徴とする請求項1または2もし
    くは3に記載のトナー補給容器。
  5. 【請求項5】 前記撹拌翼はPET、PE、PP、PP
    S等可撓性を有する材料からなることを特徴とする請求
    項1から4の何れか1つに記載のトナー補給容器。
  6. 【請求項6】 前記撹拌翼の厚みは50〜500μmで
    あることを特徴する請求項1から5の何れか1つに記載
    のトナー補給容器。
  7. 【請求項7】 (a)前記トナー収容部に収容されてい
    るトナーを排出するためのトナー補給開口へと搬送する
    トナー搬送部材と、(b)前記トナー搬送部材を駆動す
    るための駆動伝達部と、を有し、前記撹拌回転部材は前
    記トナー搬送部材の上方に位置し、且つ前記トナー補給
    開口は前記トナー搬送部材の端部に設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  8. 【請求項8】 回転撹拌部材の先端に設けられた可撓性
    部材からなるトナー撹拌翼において、その形状は回転軸
    線に略平行な周壁と回転軸線と交差する壁面ともに侵入
    するように、それぞれ延出した形状を有しており、且
    つ、前記回転軸線と交差する壁面方向の撹拌翼延出部分
    はスリットにより、回転軸線と略平行な周壁に侵入する
    翼と、回転軸線と交差する壁面に侵入する翼とに区分し
    て連続した形状を有していることを特徴とするトナー撹
    拌翼。
  9. 【請求項9】 前記回転軸線と交差する壁面方向の撹拌
    翼延出部分に設けられたスリットと回転軸線とのなす外
    側の角は90°より小さいことを特徴とする請求項8に
    記載のトナー撹拌翼。
  10. 【請求項10】 前記スリットにより区分された撹拌翼
    のうち、回転軸線と略平行な周壁に侵入する翼におい
    て、その端部が回転軸線と交差する壁面と略等しい位置
    まで延在することを特徴とする請求項8または9に記載
    のトナー撹拌翼。
  11. 【請求項11】 前記スリットにより区分された撹拌翼
    のうち、回転軸線と交差する壁面に侵入する翼におい
    て、回転軸線に近い方の侵入量を大きく、回転軸線から
    遠ざかるに従い侵入量が少なくなっているような傾斜し
    た形状を有していることを特徴とする請求項8又は9も
    しくは10に記載のトナー撹拌翼。
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