JP2003156927A - トナー供給容器及びトナー攪拌翼 - Google Patents

トナー供給容器及びトナー攪拌翼

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JP2003156927A
JP2003156927A JP2001355521A JP2001355521A JP2003156927A JP 2003156927 A JP2003156927 A JP 2003156927A JP 2001355521 A JP2001355521 A JP 2001355521A JP 2001355521 A JP2001355521 A JP 2001355521A JP 2003156927 A JP2003156927 A JP 2003156927A
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toner supply
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JP2001355521A
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Tetsuro Isomura
磯村  哲朗
Yutaka Ban
伴  豊
Bunro Tazawa
文朗 田澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性部材のトナー搬送翼を有するトナーカ
ートリッジのトナー搬送性向上及び残留トナーの減少を
目的とする。 【解決手段】 容器本体12内に収容され回転駆動され
る攪拌部材15の主翼20の搬送力をトナー供給開口1
2aに近い側よりも遠い側を大きくする。そのため、主
翼先端部20cの傾斜角をθ1<θ2<θ3とした。こ
れによって爪部20bはトナー供給開口12aに遠い程
多くたわみ、トナー搬送力を増す。このため、容器本体
12の両端部のトナーを効率よく搬送できるので残留ト
ナーが少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを使用して
画像を形成する電子写真画像形成装置(以下、画像形成
装置ともいう)にトナーを供給するためのトナー供給容
器に関し、特にトナーを攪拌しながらトナー供給開口に
搬送するトナー攪拌翼及びトナー攪拌翼を有するトナー
供給容器に関する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例え
ば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、フ
ァクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
【従来の技術】電子写真複写機や、レーザービームプリ
ンター等の画像形成装置は、一様に帯電させた感光体ド
ラムに選択的な露光をして潜像を形成し、その潜像を現
像剤であるトナーで現像して現像像を形成し、該現像像
を記録媒体に転写して画像記録を行う。このような装置
にあっては、トナーがなくなる都度補給しなければなら
ないが、画像形成装置にトナーを補給するためのトナー
供給容器であるトナーカートリッジは、収納したトナー
を画像形成装置本体のトナー受入容器に一度に全量補給
する所謂補給型カートリッジと、画像形成装置本体にト
ナーカートリッジを装着後、そのまま該カートリッジを
据え置き、トナーを使い切るまで徐々に現像装置にトナ
ーを補給する、所謂据え置き型カートリッジと大別され
る。
【0004】近年、画像形成装置のコンパクト化を図る
ため、トナーカートリッジは据え置き型が使用される傾
向にあり、特に、例えば特開平7−199621号公報
に示されるもののように、円筒状のトナーカートリッジ
を装着する際、このトナーカートリッジを回転して該ト
ナーカートリッジの長手方向にスリット状に形成したト
ナー供給開口を下方よりむしろ横方向にし、トナー攪拌
部材によってトナーを汲み上げるように構成したものが
多くなってきた。
【0005】また、近年トナー収納スペースの拡大及び
トナーカートリッジ交換時における残留トナーのトナー
供給開口からの飛散防止のため、トナー供給開口の幅を
現像ローラ及びトナー収納スペース全長よりも短くした
ものが多くなってきた。
【0006】そして、これに伴いトナー攪拌部材として
は、トナー供給開口に直接面していないトナー収納スペ
ースにあるトナーを現像装置へ搬送するため、攪拌軸に
対して垂直方向への搬送力のみではなく、軸方向への搬
送力も付加した形状が必須となり、具体的には例えば特
開昭61−99176号公報に示されるモールド品から
構成されるスクリュー軸系や、特開平4−141681
号公報に示される金属棒から構成されるスパイラル軸
系、そして特開平7−104572号公報に示される複
数の弾性部材から構成され、翼端面とトナーカートリッ
ジの内壁が斜め摺擦する攪拌翼が使用されている。また
特開平11−024401号公報で示されている攪拌翼
も同様に軸方向に搬送力を付加した攪拌翼であり、その
構成は単一の可撓性の部材からなり、トナー供給開口に
むけて傾斜している爪部を有するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特開平11−
024401号公報に示されている、トナー供給容器内
に備えた可撓性部材からなる少なくとも2方向以上に張
り出した翼を2枚以上有し、かつ供給開口側に向かって
摺擦量が大きくなるように傾斜している爪部を有する攪
拌翼の、トナー供給容器軸方向のトナー搬送力の更なる
向上と、トナー供給容器内残留トナーの減少ができるト
ナー供給容器及びトナー攪拌翼を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明を請求項に対応し
て番号を付して示せば次の通りである。
【0009】本出願にかかる第1の発明は、電子写真画
像形成装置本体に装着された状態で、前記電子写真画像
形成装置本体に設けられた被供給部にトナーを供給する
ためのトナー供給容器において、トナーを収納するトナ
ー収納部と、前記トナー収納部に形成されると共に、前
記トナー収納部の収納スペース全長よりも短い長さを有
するトナー供給開口と、を有するトナー収納容器と、前
記トナー収納部の内部に回転可能に配設された攪拌部材
と、を有し、前記攪拌部材は、前記トナー収納部に収容
され回転可能に支持された軸部と、前記軸部に取り付け
た可撓性部材からなるトナー攪拌翼にて形成され、前記
トナー攪拌翼は前記軸部の軸方向に間隙をおいて複数の
主翼を有し、前記主翼のトナー供給開口に近い側には前
記トナー収納部の底部を摺擦する爪部を有し、前記主翼
の爪部を含む先端は、前記トナー供給開口に向かって摺
擦量が大きくなるように傾斜しており、且つ前記主翼の
先端の傾斜角度は、前記トナー供給開口側の主翼より、
前記トナー供給開口側から離れた主翼の方が大きいこと
を特徴とするトナー供給容器である。
【0010】本出願にかかる第2の発明は、前記トナー
攪拌翼は軸部を間にして主翼形成側と反対側に、前記主
翼間の間隙に対応した部分には、補助翼が形成されてい
ることを特徴とする第1の発明に記載のトナー供給容器
である。
【0011】本出願にかかる第3の発明は、前記補助翼
にはトナー収納部の底部を摺擦する主翼と同様の、前記
トナー供給開口に向かって摺擦量が大きくなるように傾
斜した爪部が形成されていることを特徴とする第2の発
明に記載のトナー供給容器である。
【0012】本出願にかかる第4の発明は、前記補助翼
に形成された、トナー供給開口に向かって摺擦量が大き
くなるように傾斜した前記先端は、前記傾斜角度が前記
トナー供給開口側の補助翼より、前記トナー供給開口側
から離れた補助翼の方が前記傾斜角度が大きいことを特
徴とする第3の発明に記載のトナー供給容器である。
【0013】本出願にかかる第5の発明は、前記トナー
供給開口は、前記トナー収納部の底部と同一面に設けら
れていることを特徴とする第1から第4の発明の何れか
1つに記載のトナー供給容器である。
【0014】本出願にかかる第6の発明は、前記トナー
供給開口は、電子写真画像形成装置本体へトナー供給容
器を装着する方向で見て前記容器本体の手前側端部に設
けたことを特徴とする第5の発明に記載のトナー供給容
器である。
【0015】本出願にかかる第7の発明は、トナーを収
容する収納部を有するトナー供給容器に配されて前記ト
ナー供給容器に収容されたトナーを攪拌しながらトナー
供給開口に搬送する攪拌部材を構成するトナー攪拌翼に
おいて、前記トナー収納部に収容され回転可能に支持さ
れた軸部と、前記軸部に取り付けた可撓性部材からなる
トナー攪拌翼にて形成され、前記トナー攪拌翼は前記軸
部の軸方向に間隙をおいて複数の主翼を有し、前記主翼
のトナー供給開口に近い側には前記トナー収納部の底部
を摺擦する爪部を有し、前記主翼の爪部を含む先端は、
前記トナー供給開口に向かって摺擦量が大きくなるよう
に傾斜しており、且つ前記主翼の先端の傾斜角度は、前
記トナー供給開口側の主翼より、前記トナー供給開口側
から離れた主翼の方が大きいことを特徴とするトナー攪
拌翼である。
【0016】本出願にかかる第8の発明は、前記トナー
攪拌翼は軸部を間にして主翼形成側と反対側に、前記主
翼間の間隙に対応した部分には、補助翼が形成されてい
ることを特徴とする第7の発明に記載のトナー攪拌翼で
ある。
【0017】本出願にかかる第9の発明は、前記補助翼
にはトナー収納部の周面底部を摺擦する主翼と同様の、
前記トナー供給開口に向かって摺擦量が大きくなるよう
に傾斜した爪部が形成されていることを特徴とする第8
の発明に記載のトナー攪拌翼である。
【0018】本出願にかかる第10の発明は、前記補助
翼に形成された、トナー供給開口に向かって摺擦量が大
きくなるように傾斜した先端は、前記傾斜角度が前記ト
ナー供給開口側の補助翼より、前記トナー供給開口側か
ら離れた補助翼の方が前記傾斜角度が大きいことを特徴
とする第9の発明に記載のトナー攪拌翼である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0020】(実施の形態1)先ず最初に本発明に係る
トナー供給容器が装着される電子写真画像形成装置の一
例である電子写真複写装置の構成について図1に基づい
て説明する。
【0021】同図において、100は電子写真複写装置
本体(以下装置本体という)である。101は原稿であ
り、原稿台ガラス102の上に置かれ、光学部103の
複数のミラーMとレンズLnにより、感光ドラム104
上に現像の情報が結像するように配置されている。10
5〜108はカセットであり、これらカセット105〜
108に積載された用紙Pのうち、操作部(不図示)か
ら使用者が入力した情報もしくは原稿101の紙サイズ
から最適な用紙をカセット105〜108の用紙サイズ
情報から選択する。
【0022】そして、給紙、分離装置105A〜108
Aにより搬送された1枚の用紙Pを、搬送部109を経
由してレジストローラ110まで搬送し、感光ドラム1
04の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを
同期させて搬送する。なお、111,112は転写、分
離帯電器である。
【0023】ここで、感光ドラム104は図示矢印の時
計回りに回転しており、一次帯電器203により一様に
帯電される。次いで原稿101の情報は光学部103に
より、像担持体である感光ドラム104上に結像して静
電潜像として形成される。次に現像器201の現像ロー
ラ201a等によって現像剤であるトナーが感光ドラム
104上に付与され、形成された静電潜像が可視像化さ
れる。感光ドラム104上のトナーによる可視像は、記
録媒体である用紙Pが感光ドラム104と転写帯電器1
11の間を通過する際に転写帯電器111によってトナ
ーによる可視像と逆極性の電荷を与えられて用紙Pに転
写される。転写後、分離帯電器112の作用により用紙
Pが感光ドラム104から分離される。
【0024】この後、搬送部113により搬送された用
紙Pは、定着部114において熱と圧力により用紙P上
のトナーを定着させた後、片面コピーの場合には、排紙
反転部115を通過し、排紙ローラ116により排紙ト
レイ117へ排出される。また、多重コピーの場合に
は、排紙反転部115のフラッパ118の制御により、
再給紙搬送路119,120を経由してレジスとローラ
110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経
路をたどって排紙トレイ117へ排出される。
【0025】また、両面コピーの場合には、用紙Pは排
紙反転部115を通り、一度排紙ローラ116により用
紙Pの一部が装置本体100外へ排出される。そして、
この後、用紙Pの終端がフラッパ118を通過し、排紙
ローラ116にまだ挟持されているタイミングでフラッ
パ118を制御すると共に排紙ローラ116を逆回転さ
せることにより、用紙Pは再度装置本体100内へ搬送
される。更にこの後、再給紙搬送部119,120を経
由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コ
ピーの場合と同様の経路をたどって排紙トレイ117へ
排出される。
【0026】ところで、上記構成の装置本体100にお
いて、感光ドラム104の回りには現像器201、クリ
ーナー部202、一次帯電器203等が配置されてい
る。ここで、現像器201は、原稿101の情報を光学
部103により感光ドラム104に静電潜像として結像
した情報を顕像化するためにトナーを感光ドラム104
上に吸着させるものであり、この現像器201へトナー
を補給するためのトナー供給容器(以下トナーカートリ
ッジという)1が装置本体100に着脱可能に設けられ
ている。現像器201は現像ローラ201a、不図示の
現像ブレード及びトナーホッパー201b及びトナーホ
ッパー201bから現像ローラ201aまでの不図示の
トナー搬送部材を有する。ここで、トナーホッパー20
1bはトナーカートリッジ1から直接トナーを供給され
る被供給部である。
【0027】図2は実施の形態1に係るトナーカートリ
ッジ1の斜視図であり、同図に示すトナーカートリッジ
1は、装置本体100に装着され、そのまま据え置いて
粉体トナー(以下「トナー」という)を使い切るまで徐
々に被供給部である現像器201へトナーを補給する、
所謂据え置き型(ビルトイン)のものである。
【0028】ここで、このトナーカートリッジ1は図2
示す外観図、図3に示す部品分解図及び図4に示す断面
図のように容器本体12、容器本体12の両端に嵌合固
定する第1フランジ13、第2フランジ14、攪拌部材
15、キャップ16及び把手部材17を備えている。
【0029】(トナー収納容器の構成)容器本体12
は、長手寸法310mm、直径57mmの中空円筒状部
材にて構成されたものであり、その中央部には全長がト
ナー収納部全長よりも短いトナー供給開口12aが容器
本体12に設けられている。また容器本体12の円筒両
端部には第1及び第2フランジ13,14の突起13
b,14aと嵌合して位置決めするための切り欠き12
bがそれぞれ設けられている。トナー供給開口12aは
トナーカートリッジ1を装置本体100に装着した状態
で容器本体12の底部側に位置する。容器本体12、第
1及び第2フランジ13,14を組立てた状態で内部空
間がトナーを収納するトナー収納部をとなっているトナ
ー収納容器が構成される。トナー収納部全長は従って容
器本体12の全長から第1及び第2フランジ13,14
の容器本体12へ嵌入した長さを引いた長さである。
【0030】なお、この容器本体12は、射出成形によ
って製造する場合、容器本体12と、第1又は第2フラ
ンジ13,14どちらかを一体的に成形すれば、部品点
数及び組立工性を減少できるので好ましい。また、本実
施の形態では、容器本体12の形状を円筒形状とした
が、少なくとも攪拌部材15が配設される容器本体12
の底部部分が円弧形状で、かつトナー排出開口12a
が、この円弧状部分に形成されていれば、上部の形状に
ついては特に制限は有さない。
【0031】ところで、容器本体12のトナー供給開口
12aはシール部材12cで封止され、このシール部材
12cはトナーカートリッジ1の使用を開始するとき
に、オペレーターによって剥離される。なお、トナー供
給開口12aは容器本体12の外周に嵌合して回動して
トナー供給開口12aを開閉する外筒形状のシャッター
や、容器本体12の長手方向に往復動してトナー供給開
口12aを開閉するスライドシャッター等のシャッター
部材を用いて、使用時に開封、使用後に再封のような再
度封止できる機構を設けた構成でもよい。
【0032】トナー収納容器は攪拌部材15を内包する
形で容器本体12の両端に第1、第2フランジ13,1
4を嵌合固定する。次にトナー供給開口12aの周囲に
シール部材12cを貼り付けてトナー供給開口12aを
封止する。その次に第1フランジ13の軸方向に貫通し
ている充填開口13eを通じてトナー収納部へトナーを
充填する。その後キャップ16を第1フランジ13に嵌
入固定して充填開口13cを閉塞する。最後に、第1フ
ランジ13に把手部材17を嵌合固定する。
【0033】(攪拌部材の構成)攪拌部材15は、図3
に示すように、軸部(回転軸)15aとこれに取り付け
られる攪拌翼15bとからなる。ここで、この攪拌軸1
5aは棒状部材であり、軸方向一方端には第1フランジ
13の軸孔13aに回転自在に嵌入する円筒形の嵌入部
15a1が形成され、他方端には駆動系(不図示)と連
結する攪拌ギア部15a2が形成されている。また、こ
のギア部15a2の外周面にはリング状のリブ15a3
が設けてある。このリブ15a3から縮径して円筒部1
5a6が設けてある。
【0034】さらに、攪拌軸15aの軸胴部15a7に
は数箇所に攪拌翼15bを取り付けるための突起15a
4が形成されている。ここで突起15a4は軸胴部15
a7から放射方向に突出しており、軸胴部15a7の軸
方向に複数配列されている。なお、攪拌軸15aは第1
フランジ13の軸孔13aへの嵌入部15a1と、軸胴
部15a7と、攪拌ギア部15a2とを兼ね備え一体成
形されているが、攪拌軸部と攪拌ギア部の二部品から構
成するようにしてもよい。
【0035】攪拌軸15aの軸胴部15a7は攪拌翼1
5bが攪拌部材15の回転中心線上又はその近くをとお
るようにオフセットした位置に攪拌翼15bの取付面が
設けられ、この取付面の幅方向の中央に突起15a4が
存在する。本例の攪拌軸15aの軸胴部15a7は軸直
角の断面がH形で有り、突起15a4はH形の凹部から
立ち上がっている。
【0036】一方、攪拌軸15aに取り付ける攪拌翼1
5bは、一枚の可撓性部材からなるものであり、この攪
拌翼15bは、攪拌軸15aから2方向へ、本実施の形
態では図5に示すように、上、下2方向へ張り出した可
撓性の主翼部15b1と補助翼部15b2とを有するも
のである。
【0037】ここで、この主翼部15b1は図5に示す
ような可撓性部材の所定個所に内部が膨らんだ間隙15
b3を設けることにより形成された複数の主翼20より
なるものであり、これら各主翼20は、それぞれ翼部本
体20aと、この翼部本体20aのトナー供給開口側に
近い側の端部からトナー供給開口側に向かって延びた爪
部20bとを備えている。この爪部20bは従って主翼
20の外周部にのみ有り、間隙15b3は軸部15a側
で軸方向の幅が広い。本例では、主翼20の先端20c
の傾斜を付した部分の軸方向の幅はほぼ同一としてい
る。軸方向両端の主翼20は爪部20bとは反対側トナ
ー供給容器の両端部における残トナーをより少なくする
ための付加翼20dが一体に設けてある。付加翼20d
の先端は軸方向に平行している。
【0038】また、補助翼部15b2は主翼部15b1
の間の間隙15b3に対応する位置に端面21dを有す
るように形成された複数の補助翼21よりなる。詳しく
は補助翼21の位置は間隙15b3が外方へ向かって開
口している開口部に対応する位置に設けてある。
【0039】攪拌翼15bには軸方向中心(一点鎖線で
示す)15b6にカシメ孔部15b5を配列してある。
この孔部15b5は軸方向に長い長孔である。
【0040】また、攪拌翼15bを構成する材質として
は、適度な弾性と耐クリープ性のあるものが利用でき、
例えばポリアセタールや、ポリウレタンのゴムシート、
ゴム引き布等でもよいが、特に好ましいのは飽和ポリエ
ステル例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)
のフィルムである。そして、厚さは、約50μm〜50
0μmが好ましく、特に好ましくは約150μm〜30
0μmが好適である。なお、厚さが約50μmよりも薄
いと弾性により反発力が弱くなってトナー搬送力が低下
し、約500μmよりも厚くなると、弾性による反発力
が強くなりすぎて攪拌翼15bが容器本体12の内壁に
摺擦して回転するときに大きな回転トルクが必要とな
る。なお、本実施の形態では攪拌翼15bの厚さを18
8μmで構成している。
【0041】さらに、攪拌翼15bの加工方向として
は、前記のような材質をプレス加工で打ち抜いて製造す
るのが高精度、かつ安価であるため好ましい。
【0042】(攪拌部材の組み立て)一方、この攪拌軸
15aと攪拌翼15bは、カシメ用突起15a4をカシ
メ孔部15b5に挿入し、かつ熱、超音波等によって突
起15a4の先端をつぶして攪拌翼15bを固定するこ
とによって両者を固定する。あるいは先端をカシメ孔部
15b5よりも拡径した突起15a4に単に強制的に挿
入するのみで固定することによって両者を結合して一体
化する。なお、このように組み立てられた攪拌部材15
は、容器本体12内に挿入され、この後、両端を第1及
び第2フランジ13,14で支持されて回転可能に取り
付けられる。
【0043】ここで、攪拌部材15の軸部15aの一端
部の嵌入部15a1は第1フランジ13の軸孔13aに
嵌入され、攪拌部材15の軸部15aの他端部の円筒部
15a6は、第2フランジ14の穴14bに回転自在に
嵌入される。
【0044】(攪拌翼の形状)次に、攪拌翼15bの形
状について図5を用いて更に詳しく説明する。
【0045】一枚の可撓性部材からなる攪拌翼15b
は、既述したように半径方向の二方向以上の方向に張り
出していることが好ましく、さらに少なくとも主翼部1
5b1は、スリット15b3により2つ以上の主翼2
0、本実施の形態においては6つ以上の主翼20に区分
けされている。
【0046】なお、本実施の形態では、容器本体12の
トナー供給開口12a(図4、図5では模式的に示す)
が、容器本体12に第1、第2フランジ13,14を取
り付けた状態の円筒部のトナー収納スペースよりも短
く、かつ円筒の中央部に設けられているため、図5の左
側の3個の主翼20の爪部20bはトナー供給開口12
aに向かって翼部本体20aの右側に、図5の右側の3
個の主翼20の爪部20bはトナー供給開口12aに向
かって翼部本体20aの左側に、それぞれ延びている。
【0047】ところで、爪部20bを含む主翼20の先
端20cと攪拌軸15aとの距離は、トナーカートリッ
ジの組立状態において翼部本体20a及び爪部20bの
先端20cが容器本体12の底部の円筒面と摺擦してい
る部分までの長さと同じ値であるが、本実施の形態にお
いては図4に示すように、攪拌部材15単体では、前記
爪部20b側の先端部の摺擦量又は侵入量が大きくなる
ように、即ちトナー供給開口12a側の爪部20bを含
めた主翼20の先端20cと攪拌軸15aからの距離が
より長くなるように、先端20cはトナー供給開口12
aに向かって傾斜した形状となっている。ここで、攪拌
軸15bの侵入量とは、単体における主翼20の先端2
0cの主翼回転中心からの半径と、容器本体12の底部
の半径との差をいう。この侵入量によって爪部20bが
組み立てられて回転して周方向へたわむ量が大きくな
る。このたわみ量を摺擦量と定義する。
【0048】本実施の形態では、攪拌翼15b単体にお
ける翼部先端20cの傾斜角度を攪拌軸15aと略垂直
な面(図では翼部本体20aのトナー供給開口12から
見て遠い側の半径方向をとおる面)傾斜している前記爪
部20bを含む主翼20の先端20cとの角度をθ1,
θ2,θ3で表し、θ1<θ2<θ3としている。例え
ばトナー供給開口12aに最も近い2つの主翼20bの
先端20c角度は図4及び図5に示されているように、
実施の形態1の容器形態ではθ1=95度であり、トナ
ー補給開口12aから離れるに従いθ2=100度、θ
3=105度とだんだん大きくなる形状を有している。
ここで、一つの主翼先端20cは各主翼20についてト
ナー供給開口12から遠い側の半径は容器本体12の底
面の半径よりもわずかに大きく各主翼20のトナー供給
開口12に近い側の侵入量は遠い側の侵入量よりも大き
い。また、各主翼20の攪拌軸15aの回転中心を中心
とする半径は1つの主翼20のトナー供給開口12から
遠い側の端部で夫々等しい。従って各主翼20の夫々の
トナー供給開口12から遠い側の先端20cの侵入量は
等しくしてある。付加翼20dの侵入量は上述のトナー
供給開口12から最も遠い側の主翼20の最も小さい側
の侵入量と等しい。
【0049】本実施の形態における攪拌翼15bの主翼
部15b1は、所々に間隙15b3を設けているもの
の、間隙15b3は攪拌翼15bの略全長にわたってい
るので、十分な復元力を持つことから高いトナー搬送力
を有する。また、爪部20bは翼部本体20aに比べ、
撓みやすい性質から、容器本体12の円筒部内面との摺
擦時、常に翼部本体20に比べ遅れる方向に撓むため、
トナー供給開口12aへ軸方向に向かってトナー搬送力
を発生する。
【0050】さらに前記主翼先端20cの傾斜角度をト
ナー供給開口12aから遠ざかるに従い大きくしている
ことから、トナー供給開口12aから離れるに従い、前
記爪部20bの撓みはさらに大きくなり、トナー供給開
口12aから遠い部分に存在しているトナーを効率よく
トナー供給開口12aに搬送させることができる。なお
前記傾斜角度をトナー供給開口12aからもっとも遠い
主翼20の先端20cと同じ傾斜角度に統一すると、軸
方向への搬送力はさらに向上するが、それに伴い攪拌翼
15bがトナーに与える圧力も増大し、トナーの粗大粒
子が発生してしまう。このように傾斜角度をトナー供給
開口12a側から段階的に増加させることで、トナーの
粗大粒子の発生を防ぎ、トナー供給開口12aへの高い
搬送能力が得られた。また、トナー収納部の両端部に残
るトナーは少なくなり、全体として残トナーが減少す
る。
【0051】(実験例)以上述べたようなトナー供給容
器にシアントナー350gを充填し、攪拌翼の回転速度
を10rpmにて約10分間トナー排出を行なった処、
トナー残量は平均5gであった。
【0052】比較例として、攪拌翼の前記爪部の傾斜角
度が95度で一定の攪拌翼を実施の形態1に示したもの
と同様の供給容器に組み込み、回転速度を10rpmに
て約10分間トナー排出を行った処、トナー残量は平均
で6〜7gであった。
【0053】図6に示したトナー排出曲線からも、攪拌
翼のトナー搬送性は本発明の攪拌翼の方が明らかに向上
していることが分かる。
【0054】ここで、図6についてもう少し詳しく説明
すると、縦軸はトナーカートリッジに残留しているトナ
ー残量をg単位で表したものであり、横軸は攪拌翼の回
転数を回数単位で表している。本発明の攪拌翼をトナ−
カートリッジに組み込んで計測した場合(上側3本の
線)と全ての主翼先端の傾斜角度を95度一定とした攪
拌翼を組み込んだ場合(下側3本の線)の6本のグラフ
を書き込んである。攪拌翼の回転回数が10回から35
回までの領域を拡大したグラフをグラフ中に示してあ
り、この領域でトナーの排出性能の違いが顕著に現れて
いる。
【0055】トナーカートリッジに350gのシアント
ナーを充填したのであるからグラフは縦軸との切片が3
50gである。また前述した計測結果をグラフ上から辿
ると、10rpm(毎分10回転)で10分間トナー排
出を行ったということは、攪拌翼を100回転させたと
いうことであるので、グラフ横軸の100回転のところ
の縦軸の値を探せば、本発明の実施の形態では5g、主
翼先端の傾斜角度95度一定の攪拌翼ではは6〜7gで
あることがわかる。
【0056】グラフが下側に位置している方が、攪拌翼
1回転当たりのトナーの排出量が多いということにな
り、トナー排出性能、言い換えればトナー排出効率が優
れているといえる。本発明の攪拌翼と主翼先端の傾斜角
度一定の攪拌翼のグラフは夫々独自の曲線を描いている
ので、攪拌翼の先端の傾斜角度を変えることによりトナ
ーの搬送力を変化させ得ることがわかる。
【0057】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2に係るトナー供給容器について説明する。
【0058】図7は実施の形態2に係るトナーカートリ
ッジ1の攪拌翼15bの平面図である。なお、前述した
実施の形態1と同一機能を有する部分は同一符号を付け
て説明を援用する。
【0059】実施の形態2では、主翼20に関しては、
実施の形態1同様、容器本体12のトナー供給開口12
a(図7では模式的に示す)が容器本体12に第1、第
2のフランジ13,14を取り付けた円筒部のトナー収
納部よりも短く、かつ円筒の中央部に設けられているた
め、図7の左側の3個の主翼20の爪部20bはトナー
供給開口12aに向かって翼部本体20aの右側に、図
7の右側の3個の主翼20の爪部20bはトナー供給開
口12aに向かって翼部本体20aの左側に、それぞれ
延び、且つこの爪部20bを含む主翼20の先端20c
と容器本体12の円筒部の底部との摺擦量が、トナー供
給開口12a側に向けて大きくなるような傾斜形状を有
する。
【0060】また、補助翼21に関しては、前記主翼2
0と同様に、図7の左側の2個の補助翼21の爪部21
bはトナー供給開口12aに向かって翼部本体21aの
右側に、図6の右側の2個の補助翼21の爪部21bは
トナー供給開口12aに向かって翼部本体21aの左側
に、それぞれ翼部本体21aから延び、且つこの爪部2
1bを含む補助翼21の先端21cと容器本体12の円
筒部の底部との摺擦量が、トナー供給開口12a側に向
けて大きくなるような傾斜形状を有する。ただし、中央
部にある補助翼21のように補助翼21がトナー供給開
口12aに臨む場合は、爪部21bを有さなくてもよ
い。
【0061】実施の形態2において、前記傾斜角度は図
7に示すように、主翼20に関しては、実施の形態1と
同様にトナー供給開口12aに近い側からθ1=95
度、θ2=100度、θ3=105度とトナー供給開口
12aから離れるに従いだんだん大きくなる形状を有し
ている。
【0062】また、補助翼21に関してはトナー供給開
口12aに近い側からθ6=95度、θ7=100度で
あり、主翼20同様に、トナー供給開口12aから離れ
るに従いだんだん大きくなる形状を有している。
【0063】(実験例)以上述べたように実施の形態2
に示した攪拌翼を備えたトナー供給容器を用い、シアン
トナー350gを充填し、攪拌翼の回転速度を10rp
mにて約10分間トナー排出を行なった処、トナー残量
の平均は4gであり、トナー残量を僅かながらさらに低
減させることができた。
【0064】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0065】図8に示す実施の形態3にあっては、容器
本体12のトナー供給開口12aは軸方向の片側(図8
の右側に模式的に示す)端部に設けられている。そし
て、このような位置に形成されたトナー供給開口12a
に対応して、攪拌翼15bの6枚の主翼20のうち左側
5枚の主翼20の爪部20bは翼部本体20aの右側
に、そして右側の1枚の主翼20の爪部20bは左側に
延びている。また、補助翼部15bの補助翼21も左側
の4枚の補助翼21の爪部21bは翼部本体21aの右
側に延びている。なお、右側の補助翼21はトナー供給
開口12aに臨んでいるので、爪部21bは形成されて
いない。
【0066】本実施の形態2において、前記傾斜角度は
図8に示すように、主翼20に関しては、実施の形態2
と同様にトナー供給開口12aに近い側からθ1=95
度、θ2=100度、θ3=100度、θ4=105
度、θ5=105度とトナー供給開口12aから離れる
に従い段階的に大きくなる形状を有している。なお、右
側の1枚の主翼20の前記傾斜角度はθ=95度であ
る。また、補助翼21に関してはトナー供給開口12a
に近い側から、θ8=95度、θ9=95度、θ10=
100度、θ11=100度であり、主翼20同様に、
トナー供給開口12aから離れるに従い段階的に大きく
なる形状を有している。
【0067】ここで、このような形状とすることによ
り、容器本体12のトナー供給開口12aを片側(図8
の右側に示す)端部に設けても、現像器201へトナー
の供給を過不足なく行うことができる。さらに、トナー
供給開口12aをトナーカートリッジ1の端部に設ける
ことで、トナー供給開口12aを覆うスライドシャッタ
ー等の部材を用いて、使用時に開封、使用後に再封のよ
うな再度封止できる機構を簡易に付加することができ
る。好ましくは、トナー供給開口12aは把手部材17
側の端部に設けたほうがよい。ここで、把手部材17は
第1フランジ13に固定又は第1フランジ13と一体に
形成され、トナーカートリッジ1を握手して装置本体1
00に着脱するためのものである。
【0068】そして、このように構成した場合には、攪
拌ギア部15a2から離れる方向にトナーは搬送される
ため、トナーの粗粒発生防止となり、かつ現像器201
の奥部までトナー供給開口12aは挿入されないため、
現像器201内部及びトナーカートリッジ1表面のトナ
ー汚れを軽減させることもできる。なお、トナー供給開
口12aと第1フランジ13または第2フランジ14は
一体化してもよい。
【0069】(実験例)以上述べたような実施の形態3
に示したトナー供給容器を用い、シアントナー350g
を充填し、攪拌翼の回転速度を10rpmにて約10分
間トナー排出を行った処、トナー残量は4g程度であ
り、トナー供給開口をトナー供給容器端部に移動させて
も、攪拌翼の主翼及び補助翼の構成を変えることで、そ
の搬送性は維持させることができる。
【0070】
【発明の効果】上述したように、トナー供給容器内に備
えた可撓性部材からなり、複数の主翼を有し、トナー供
給口側に向かって複数の主翼の摺擦量が大きくなるよう
に先端が傾斜している攪拌翼は、粗粒トナーの発生を見
ることなく、トナー供給容器軸方向へのトナー搬送力が
従来の攪拌翼に比較して向上し、トナー供給容器内の残
留トナー量も減少させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー供給容器が装着される電子写真画像形成
装置本体の縦断面図である。
【図2】トナー供給容器であるトナーカートリッジの斜
視図である。
【図3】トナーカートリッジの部品構成を示す斜視図で
ある。
【図4】実施の形態1の攪拌翼を組み込んだトナーカー
トリッジの縦断面図である。
【図5】実施の形態1における攪拌翼の形状を示す平面
図である。
【図6】攪拌翼の回転回数とトナー残量の関係から、本
発明と従来の攪拌翼の性能を比較したグラフ(トナー排
出能力比較曲線)である。
【図7】実施の形態2における攪拌翼の形状を示す平面
図である。
【図8】実施の形態3の攪拌翼を組み込んだトナーカー
トリッジの縦断面図である。
【符号の説明】
1…トナーカートリッジ(トナー供給容器) 12…容器本体 12a…トナー供給開口 12b…切
り欠き 12c…シール部材 13…第1フランジ 13a…軸孔 13b…突起 1
3c…充填開口 14…第2フランジ 14a…突起 14b…穴 15…攪拌部材 15a…攪拌軸 15a1…嵌入部
15a2…ギヤ部 15a3…リブ 15a4…カシメ用突起 15a5…
取り付け面 15a6…円筒部 15a7…軸胴部 15b…攪拌翼 15b1…主翼部 15b2…補助翼
部 15b3…間隙15b5…孔部 15b6…中心 16…キャップ 17…把手部材 20…主翼 20a…翼部本体 20b…爪部 20c
…先端 20d…付加翼 21…補助翼 21a…翼部本体 21b…爪部 21
c…先端面 21d…端面 100…装置本体 101…原稿 102…原稿台ガラス 103…光学部 104…感光ドラム 105,106,107,108…カセット 105A,106A,107A,108A…給紙、分離
装置 109…搬送部 110…レジストローラ 111…転写帯電器 112…分離帯電器 113…搬送部 114…定着部 115…排紙反転部 116…排紙ローラ 117…排紙トレイ 118…フラッパ 119,120…再給紙搬送部 201…現像器 201a…現像ローラ 201b…ト
ナーホッパー 202…クリーナー部 Ln…レンズ M…ミラー P…用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田澤 文朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA02 AA03 AB03 AB12 AB15 AC03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に装着された
    状態で、前記電子写真画像形成装置本体に設けられた被
    供給部にトナーを供給するためのトナー供給容器におい
    て、 トナーを収納するトナー収納部と、前記トナー収納部に
    形成されると共に、前記トナー収納部の収納スペース全
    長よりも短い長さを有するトナー供給開口と、を有する
    トナー収納容器と、 前記トナー収納部の内部に回転可能に配設された攪拌部
    材と、を有し、 前記攪拌部材は、前記トナー収納部に収容され回転可能
    に支持された軸部と、前記軸部に取り付けた可撓性部材
    からなるトナー攪拌翼にて形成され、前記トナー攪拌翼
    は前記軸部の軸方向に間隙をおいて複数の主翼を有し、
    前記主翼のトナー供給開口に近い側には前記トナー収納
    部の底部を摺擦する爪部を有し、前記主翼の爪部を含む
    先端は、前記トナー供給開口に向かって摺擦量が大きく
    なるように傾斜しており、且つ前記主翼の先端の傾斜角
    度は、前記トナー供給開口側の主翼より、前記トナー供
    給開口側から離れた主翼の方が大きいことを特徴とする
    トナー供給容器。
  2. 【請求項2】 前記トナー攪拌翼は軸部を間にして主翼
    形成側と反対側に、前記主翼間の間隙に対応した部分に
    は、補助翼が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載のトナー供給容器。
  3. 【請求項3】 前記補助翼にはトナー収納部の底部を摺
    擦する主翼と同様の、前記トナー供給開口に向かって摺
    擦量が大きくなるように傾斜した爪部が形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のトナー供給容器。
  4. 【請求項4】 前記補助翼に形成された、トナー供給開
    口に向かって摺擦量が大きくなるように傾斜した前記先
    端は、前記傾斜角度が前記トナー供給開口側の補助翼よ
    り、前記トナー供給開口側から離れた補助翼の方が前記
    傾斜角度が大きいことを特徴とする請求項3に記載のト
    ナー供給容器。
  5. 【請求項5】 前記トナー供給開口は、前記トナー収納
    部の底部と同一面に設けられていることを特徴とする請
    求項1から4の何れか1つに記載のトナー供給容器。
  6. 【請求項6】 前記トナー供給開口は、電子写真画像形
    成装置本体へトナー供給容器を装着する方向で見て前記
    容器本体の手前側端部に設けたことを特徴とする請求項
    5に記載のトナー供給容器。
  7. 【請求項7】 トナーを収容する収納部を有するトナー
    供給容器に配されて前記トナー供給容器に収容されたト
    ナーを攪拌しながらトナー供給開口に搬送する攪拌部材
    を構成するトナー攪拌翼において、 前記トナー収納部に収容され回転可能に支持された軸部
    と、前記軸部に取り付けた可撓性部材からなるトナー攪
    拌翼にて形成され、前記トナー攪拌翼は前記軸部の軸方
    向に間隙をおいて複数の主翼を有し、前記主翼のトナー
    供給開口に近い側には前記トナー収納部の底部を摺擦す
    る爪部を有し、前記主翼の爪部を含む先端は、前記トナ
    ー供給開口に向かって摺擦量が大きくなるように傾斜し
    ており、且つ前記主翼の先端の傾斜角度は、前記トナー
    供給開口側の主翼より、前記トナー供給開口側から離れ
    た主翼の方が大きいことを特徴とするトナー攪拌翼。
  8. 【請求項8】 前記トナー攪拌翼は軸部を間にして主翼
    形成側と反対側に、前記主翼間の間隙に対応した部分に
    は、補助翼が形成されていることを特徴とする請求項7
    に記載のトナー攪拌翼。
  9. 【請求項9】 前記補助翼にはトナー収納部の周面底部
    を摺擦する主翼と同様の、前記トナー供給開口に向かっ
    て摺擦量が大きくなるように傾斜した爪部が形成されて
    いることを特徴とする請求項8に記載のトナー攪拌翼。
  10. 【請求項10】 前記補助翼に形成された、トナー供給
    開口に向かって摺擦量が大きくなるように傾斜した先端
    は、前記傾斜角度が前記トナー供給開口側の補助翼よ
    り、前記トナー供給開口側から離れた補助翼の方が前記
    傾斜角度が大きいことを特徴とする請求項9に記載のト
    ナー攪拌翼。
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