JP3545919B2 - トナー補給容器、画像形成装置、及びトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法 - Google Patents

トナー補給容器、画像形成装置、及びトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に着脱自在に取付けられ、容器本体内に収容してあるトナーを画像形成装置の現像部に補給するトナー補給容器、このトナー補給容器を用いた画像形成装置、及びトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光導電性感光体に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤であるトナーによって現像し、得られたトナー像を転写紙に転写する電子写真法を利用する複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置が広く使用されている。
【0003】
この電子写真法を利用した画像形成装置においては、継続的な画像形成を可能にするために、現像部のトナーが途絶えないように、現像部にトナーが補給される機構になっている。
【0004】
近年、画像形成装置の現像部にトナーを補給するための方法の一つとして、容器本体内にトナーを収容したトナー補給容器を画像形成装置内に設置し、その容器本体内に設けた回転部材を回転させて収容されたトナーをほぐし、ほぐしたトナーを容器本体のトナー補給口を通して外部に送り出す方法が知られている。
【0005】
画像形成装置による画像形成を繰り返し行って、容器本体内のトナーが消費されて空になると、空になったトナー補給容器を画像形成装置から取外し、新たに別のトナー補給容器を画像形成装置に取付けて画像形成を再開する。一方、画像形成装置から取外したトナー補給容器の多くは、廃棄処分されることが一般的である。
【0006】
最近、画像形成装置から取外したトナー補給容器を廃棄処分するのではなく、資源の有効利用をはかるという観点から、リサイクル使用することが望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
トナー補給容器をリサイクル使用するためには、容器本体の内周面や容器本体内に設けられた回転部材のような付属部品等に付着している残留トナーや汚れを洗浄して取除く必要がある。しかしながら、このようなトナー補給容器の構造上、リサイクル使用ができる程に残留トナーや汚れを充分に取除くことは不可能であり、そのために未だ満足なリサイクル使用が実現されていないのが実情である。
【0008】
本件発明の発明者などの調査によると、容器本体に回転部材のような付属部品が取付けられたトナー補給容器であって、それ自体をリサイクル使用する目的でなされた提案は、皆無であった。あえて参考のために示せば、容器本体に回転部材のような付属部品が取付けられていない、リサイクル使用を目的とするトナー補給容器に関する発明としては、特開平4−298774号公報で開示されたものがある。
【0009】
上記公報で開示された発明は、画像形成装置の現像部の中に回転部材が設置され、その回転部材のすぐ上方の現像部の壁にトナー補給容器寸法大の口があけられている。トナー補給容器は箱型の二重構造で、樹脂のような材料で作られ所定の硬さを持たせた外側構造体と、紙や薄い可撓性のあるプラスチック材料で作られた内側容器とからなる。内側容器は外側構造体にぴったりはめこまれており、内側容器が外側構造体と分離可能なものとなっている。この箱型のトナー補給容器にトナーを収容した後、このトナー補給容器の上面はシールされる。
【0010】
使用時にはシールを剥がし、トナー補給容器は現像部にあけられている口に取付けられる。トナー消費後、内側容器を外側構造体から取外して焼却処分し、一方、外側構造体はリサイクル使用される。
【0011】
しかしながらこの発明は、内側容器を取外した後廃棄処分をするという点において、完全なリサイクル使用ではなく、最近の社会の要請に充分に応えているものとはいえない。
【0012】
そこで本発明は、容器本体、特にその内周面と容器本体内に設けられている回転部材のような付属部品等に付着している残留トナーや汚れを簡単にほぼ完全に取除くことができるリサイクル使用に適したトナー補給容器を提供することを目的とする。
【0013】
さらに本発明は、気密性が高く、その結果トナーの充填性能と画像形成装置の現像部へのトナー補給性能が良く、かつ、リサイクル使用時もその性能を保持することができるリサイクル使用に適したトナー補給容器を提供することを目的とする。
【0014】
さらに本発明は、トナーを収容した新規な構造のトナー補給容器を提供することを目的とする。
【0015】
さらに本発明は、トナーを収容した新規な構造のトナー補給容器を搭載した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
さらに本発明は、新規な構造のトナー補給容器を構成する各部品をリサイクル使用する方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、トナーを収容する容器本体と、この容器本体内に回転自在に取付けられてこの容器本体内のトナーを外部に送り出す機能を持つ少なくとも一つの回転部材とを主構成要素とするトナー補給容器において、前記回転部材の回転中心軸の軸方向に沿った前記容器本体の端面部に開口を形成し、前記回転中心軸が貫通される貫通孔の内周部分を軸受とし前記開口を開閉する前記回転中心軸の軸受機能を兼ねた単体の蓋体を設け、前記回転部材をその軸方向に沿って前記蓋体を取外した前記開口から抜き差し自在に設け、前記回転部材を前記開口から挿入して前記容器本体内に設置するとき、前記回転部材の挿入方向先端部を前記容器本体内の非挿入側の端面の所定位置に導くガイド部材を、前記回転中心軸の挿入方向先端部の近傍にこの回転中心軸の軸方向に略垂直に固定した。
【0018】
請求項記載の発明のトナー補給容器は、請求項記載の発明のトナー補給容器において、ガイド部材が、回転中心軸に回転自在に保持されて外周部を容器本体の内周面の少なくとも一部に摺接するものである。
【0020】
請求項記載の発明のトナー補給容器は、請求項記載の発明のトナー補給容器において、開口の縁部に沿った筒状壁を容器本体の端面部に形成し、蓋体を前記筒状壁に取付けた。
【0021】
請求項記載の発明のトナー補給容器は、請求項1記載の発明のトナー補給容器において、軸受を有する蓋体が、蓋本体とこの蓋本体と別体である軸受部材とからなり、前記蓋本体と前記軸受部材とに回転中心軸を貫通させる貫通孔を形成した。
【0022】
請求項記載の発明のトナー補給容器は、請求項記載の発明のトナー補給容器において、開口の縁部から所定寸法離れた位置でこの開口を囲む筒状壁を容器本体の端面部に形成し、蓋本体と軸受部材とのいずれか一方を前記開口と前記筒状壁とのいずれか一方に取付け、前記蓋本体と前記軸受部材との他方を前記開口と前記筒状壁との他方に取付けた。
【0023】
請求項記載の発明のトナー補給容器は、請求項又は記載の発明のトナー補給容器において、蓋本体と軸受部材とが相互に組み込み構造をなし、一体化可能である。
【0024】
請求項記載の発明のトナー補給容器は、請求項又は記載の発明のトナー補給容器において、蓋本体と軸受部材とが可撓性を有し、その可撓性は蓋本体が軸受部材より大きい。
【0025】
請求項記載の発明のトナー補給容器は、請求項又は記載の発明のトナー補給容器において、回転中心軸と接触する貫通孔の長さが、蓋本体より軸受部材が長い。
【0026】
請求項記載の発明のトナー補給容器は、請求項1ないしのいずれか一記載の発明のトナー補給容器において、貫通孔を有するシール部材を容器本体の外側からみて軸受の内側に配置し、前記貫通孔に回転中心軸を貫通させ、前記シール部材を前記軸受の端面に密着させた。
【0027】
請求項1記載の発明のトナー補給容器は、請求項ないしのいずれか一記載の発明のトナー補給容器において、貫通孔を有するシール部材を蓋本体と軸受部材との間に配置し、回転中心軸を前記貫通孔と前記蓋本体と前記軸受部材との貫通孔に貫通させ、前記シール部材を前記蓋本体と前記軸受部材とに密着させた。
【0028】
請求項1記載の発明のトナー補給容器は、請求項又は1記載の発明のトナー補給容器において、蓋体とシール部材とのうち、又は、軸受部材と蓋本体とシール部材とのうち容器本体の外側からみて最も内側に位置する部材を、その部材のさらに内側に位置して回転中心軸にその軸方向に対して略垂直に固定された支持体で支持した。
【0029】
請求項1記載の発明のトナー補給容器は、請求項1又は1記載の発明のトナー補給容器において、回転中心軸が貫通される蓋本体とシール部材と軸受部材とを容器本体の内側からみてこの順に配置し、前記軸受部材を抜け止めする固定部材を前記回転中心軸に着脱自在に取付け、前記蓋本体を開口に取付けた。
【0030】
請求項1記載の発明のトナー補給容器は、請求項1ないし1のいずれか一記載の発明のトナー補給容器において、回転部材がアジテータタイプ又は補給ローラタイプの少なくとも一つである。
【0031】
請求項1記載の発明のトナー補給容器は、請求項1ないし1のいずれか一記載の発明のトナー補給容器において、回転部材が打ち抜き状梯子型のアジテータであってその外周部に可撓性を有するシート状部材が取付けられ、前記回転部材を軸方向に引きながら回転中心軸の周りに回転させることにより前記シート状部材の外周径寸法が開口の径よりも小さくなるように縮径自在とした。
【0032】
請求項1記載の発明のトナー補給容器は、請求項1ないし1のいずれか一記載の発明のトナー補給容器において、回転部材が打ち抜き状梯子型のアジテータであってその外周部に可撓性を有するシート状部材が取付けられ、前記シート状部材を容器本体内に開口から挿入した後は前記シート状部材の外周径寸法が前記開口の径よりも大きくなるように拡径自在とした。
【0035】
請求項1記載の発明のトナー補給容器は、請求項1ないし1のいずれか一記載の発明のトナー補給容器において、回転部材を複数配置し、少なくとも一つは容器本体から抜き差し可能なものである。
【0036】
請求項17記載の発明のトナー補給容器は、請求項1ないし1のいずれか一記載の発明のトナー補給容器において、容器本体内にトナーが収容されている。
【0037】
請求項18記載の発明は、トナーが収容されたトナー補給容器を画像形成装置内の現像部の上方に搭載してなる画像形成装置において、前記トナー補給容器が請求項1ないし17のいずれか一記載のものである。
【0038】
請求項19記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法は、トナーを収容する容器本体と、この容器本体内に回転自在に取付けられてこの容器本体内のトナーを外部に送り出す機能を持つ少なくとも一つの回転部材とを主構成要素とするトナー補給容器であって、前記回転部材の回転中心軸の軸方向に沿った前記容器本体の端面部に開口を形成し、前記回転中心軸が貫通される貫通孔の内周部分を軸受とし前記開口を開閉する前記回転中心軸の軸受機能を兼ねた単体の蓋体を設け、前記回転部材をその軸方向に沿って前記蓋体を取外した前記開口から抜き差し自在に設け、前記回転部材を前記開口から挿入して前記容器本体内に設置するとき、前記回転部材の挿入方向先端部を前記容器本体内の非挿入側の端面の所定位置に導くガイド部材を、前記回転中心軸の挿入方向先端部の近傍にこの回転中心軸の軸方向に略垂直に固定したトナー補給容器において、前記回転部材の前記回転中心軸が前記貫通孔に貫通されて前記容器本体の前記開口に嵌め込まれている前記蓋体を前記開口から抜き取り、前記容器本体内に設置された前記回転部材を前記開口を通して取り出し、前記回転中心軸から前記蓋体を分離する。
【0039】
請求項2記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法は、請求項19記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法において、相互に分離された容器本体と回転部材と蓋体とのうち少なくとも一つから付着物を取り除いてリサイクル使用する。
【0040】
請求項2記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法は、蓋体の貫通孔に回転部材の回転中心軸を貫通させてこの回転中心軸に固定された支持体と前記蓋体の側面部とを密着させ、前記回転部材を開口から容器本体内に挿入して前記回転中心軸の挿入方向先端部を前記容器本体内の所定位置に導き、前記蓋体を前記開口に嵌め込んで固定することによりトナー補給容器を組み立て、前記容器本体と前記回転部材と前記蓋体との少なくとも一つが請求項2に記載されたものである。
【0041】
請求項2記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法は、請求項2において組み立てられたトナー補給容器にトナーを収容する。
【0042】
請求項2記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法は、請求項2においてトナーが収容されたトナー補給容器を画像形成装置の所定位置に搭載して画像を形成する。
【0043】
即ち、本発明のリサイクル使用可能なトナー補給容器は、従来の技術に全くない新たな着想によって成され、具現化されたものであることを理解する必要があり、その着想とは、容器本体とそこに取付けられている部品とを分離、組み立てができる機構にするということである。
【0044】
このような機構にすることによって、まず、回転部材のような部品を容器本体内に取付けてトナー補給容器を組み立てた後は、常法により容器本体内にトナーを充填して画像形成装置に搭載し、画像形成を繰り返し行う。トナーが使用されて空になったトナー補給容器は、廃棄処分するのではなく、容器本体と部品とを分離し、分離した容器本体と部品に付着しているトナーや汚染物を取り除いた後、再び組み立てれば再使用できるものとなる。
【0045】
本発明のトナー補給容器は、容器本体と部品とを分離可能にしたうえに、当然のことながら、再度組み立てて使用しても、トナー漏れを起こさずに所期のトナー補給性能を保持できるように、諸々の工夫がなされたものである。
【0046】
本発明の目的を達成するための特徴部以外の点については、通常のトナー補給容器が持つ要素が使用可能であるため、まず、トナー補給容器の概要を説明する。
【0047】
容器本体について述べると、その形態と大きさとは、画像形成装置の種類によって様々であり、例えば、長さが15〜30cm程度の胴部の両端に大きさが25〜70cm の側板が固定されたものが多い。
【0048】
容器本体は、トナー収容部と蓋部とが分離可能なものと、分離不可能な一体型のものとがあり、材質が金属製のものもあるが、通常、樹脂を射出成形して作成されたものが多い。
【0049】
また、容器本体には、回転中心軸の2つの先端部が回転自在に係合する2つの保持部が設けられ、保持部の少なくとも1つは貫通孔であり、その貫通孔で保持された回転中心軸の先端部は、画像形成装置の本体の駆動源と連結されていることが一般的である。
【0050】
一方、回転部材の多くは、少なくとも両端部に回転中心軸を有し、中央部には容器本体内のトナーをほぐして容器本体外へ送り出す機能を持たせてあり、回転中心軸の一方の先端部がそこに固定されたギアのような動力伝達部材を介して画像形成装置の本体の駆動源と連結され、回転部材を回転駆動させる機構になっている。
【0051】
回転部材の中央部の具体的な形状などは種々多様であり、本発明においては、この回転部材の中央部の機構により、アジテータタイプと補給ローラタイプとに大別して説明する。
【0052】
アジテータタイプの例を挙げると、後述する実施の形態の図2,図6などに示される梯子状型のもの、スパイラル状の羽根を設けたスクリュー型のもの(オーガという)、コイル状のもの、単にワイヤを張ったもの等があるが、要は、回転部材の回転により収容されたトナーを適度にほぐし、容器本体のトナー補給口に移送し、画像形成装置の現像部に程よく補給できることが必要であり、そのために、中央部を構成する材質や形状や物理的強度に工夫がなされている。
【0053】
補給ローラタイプには、表面に磁性をもたせて磁気的吸引力により磁性トナーを保持させる、いわゆるマグネットローラと、表面に設けた凹状切欠き部に非磁性トナーを保持させるものとがあり、通常容器本体に設けたスリット状のトナー補給口付近に設置され、補給ローラを回転させて保持されたトナーを落とし、このトナーがトナー補給口を通って現像部に補給される機構になっている。
【0054】
マグネットローラを用いる場合には、表面に末端が接触するように配置されたトナー掻き落とし板(スクレーパという)によって、保持されたトナーが落とされる。
【0055】
容器本体に取付けられる回転部材の種類と数とには特に制限はないが、アジテータ1つのみ、又は、アジテータと補給ローラを夫々1つずつ併用する場合が多い。
【0056】
さらに、容器本体内にトナーを充填するやり方によっても、その形状等に様々な工夫がなされている。例えば、トナー充填をエアー吸引法で行う方式では、容器本体にトナー注入孔とエアー抜き孔とを設けて、エアー抜き孔からエアーを抜きながらトナー注入孔からトナーを注入して充填することが行われている。トナー充填後、トナー注入孔とエアー抜き孔とは栓で塞がれる。
【0057】
つぎに、本発明のトナー補給容器の特徴部について説明する。
本発明のトナー補給容器は、基本的には、蓋体に設けた貫通孔に回転部材の回転中心軸が貫通され、かつ、容器本体に設けた開口に着脱可能な蓋体を取付けて固定したものである。なお、本発明における“開口を開閉する蓋体”とは、“主として、開口を嵌合するが如きに閉じ、抜脱するが如きに開くような、着脱可能な蓋体”を意味する。
【0058】
本発明のトナー補給容器に用いる軸受を有する蓋体に要求される第一の機能は、開口を容易に開閉できることと、一旦開口に取付けると保存中及び稼働中にトナー漏れを起こさないことであり、しかも、リサイクル使用後も同様なことである。トナー漏れが発生して起こる大きな問題は、蓋体と開口との間からトナーが漏れると、そのトナーが画像形成装置内を汚して画像形成に悪影響を与える。トナーが蓋体の貫通孔と回転中心軸との間から漏れると、そのトナーが軸受に入り込み、その結果回転中心軸の中心がずれ、軸受の垂直精度の確保が困難になって回転部材が正確に回転しなくなり、トナー補給に支障をきたすことになる。
【0059】
蓋体に要求される第二の機能は、回転部材の回転中心軸のための軸受機能であり、回転中心軸を支えて軸受の垂直精度の確保が求められるため、蓋体の少なくとも軸受部はゆがみの発生が少ない物理的強度を持つことが望ましく、また、蓋体の貫通孔と回転中心軸とは同心であることが望ましい。
【0060】
本発明においては、上記2つの機能を同時に併せ持つ蓋体を使用する場合と、双方の機能をより効果的にするため、蓋本体とこれとは別体の軸受部材とを準備し、蓋本体の第一の機能、軸受部材に第二の機能を主として持たせて使用する場合とがあり、従って、本発明における“軸受を有する蓋体”とは、蓋体自体に軸受機能を持たせたもの(タイプA)と、蓋本体とこれとは別体の軸受部材との2つの部材からなるもの(タイプB)との双方を意味する。
【0061】
しかしながら、各々の機能に合わせて、材質、大きさ、形状、厚みなどを選択できるので、トナー補給容器の性能とリサイクル使用の両面から、タイプBを用いる方がタイプAを用いるよりもはるかに好ましいと言える。
【0062】
軸受部材には貫通孔が設けられ、これに回転中心軸を通して用いられるが、貫通孔と回転中心軸とは略同心であることが望ましい。
【0063】
軸受部材は、蓋体の軸受部と同様、ゆがみの少ない物理的強度を持つことが望ましく、別の見方をすれば、軸受機能を十分に発揮させるために比較的可撓性を小さく、かつ、耐摩耗性を高くすることが好ましい。蓋本体は、開閉しやすく、かつ、トナー漏れを起こさないように比較的可撓性が大きく弾力性を有するものであることが好ましいと言える。両部材に用いられる材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリアセタールのような材料で所定の物理的強度を持つものが選択される。
【0064】
さらに、回転中心軸の回転振れを起こさないように、回転中心軸と接触する貫通孔の長さを、少なくとも蓋本体より軸受部材の方を長くすることが好ましい。回転中心軸と接触する軸受部材の貫通孔の長さとしては、制限はないが約1〜6mm程度である。
【0065】
トナー漏れの発生防止と回転中心軸との間の気密性をより確保するため、シール部材を用いることが好ましく、少なくとも、蓋体に隣接してシール部材を密着配置することが有効である。さらに、シール部材のシール効果をより発揮させるためには、蓋体に筒状壁を設け、その凹部にシール部材を嵌め込むようにし、さらに、シール部材を凹部の深さより厚めのものを用いて圧縮状態とすることが効果的である。このシール部材の使い方については、タイプA又はタイプBの蓋体のいずれでも適用可能である。なお、エア吸引法によって容器本体内にトナーを充填する場合には、シール部材による気密性を高くすることが重要である。
【0066】
シール部材は貫通孔を有し、回転中心軸を通して用いられる。シール部材としては、好ましくは気密性と弾力性の高いもので、フェルト、ゴム、樹脂等のような材料が用いられ、必要に応じてシール部材を2つ以上用いることも可能である。
【0067】
蓋本体と軸受部材とシール部材との位置関係について特に制限はないが、トナー漏れを防ぎ、軸受機能を十分に発揮させるためには、蓋本体の凹部にシール部材を収めて用いることが好ましく、容器本体の内側から蓋本体、シール部材、軸受部材の順に配置することが特に好ましい。この配置順序については、シール部材を蓋体の内側に配置する。
【0068】
蓋本体と軸受部材とシール部材とがそれぞれ個別に回転中心軸上で軸方向にずれを起こさず密着していることが必要であり、そのため、蓋本体と軸受部材とのいずれか一方、又は、双方に筒状壁を設けて凹部を形成し、相互に組込み構造にして一体化することが好ましい。
【0069】
蓋本体と軸受部材とシール部材とが回転中心軸上で軸方向のずれを起こさないようにするには、さらに、回転中心軸上にこの回転中心軸に略垂直に固定して設けた支持体と、回転中心軸に着脱可能な状態で設置された固定部材とで、これらの蓋本体と軸受部材とシール部材とを挾持することが有効である。この固定部材としては、駆動源に連結された回転中心軸に固定されるギアのような動力伝達部材が兼ねることも可能である。この挾持することについては、軸受部材を使用しない場合(タイプA)でも、同様に適用することができる。
【0070】
回転中心軸上に設けた支持体は、樹脂により回転中軸と一体に形成したものが好ましく、その大きさは、支持する部材より多少大きめの方が好ましい。
【0071】
蓋体(タイプA)又は蓋本体と軸受部材(タイプB)とを容器本体に堅固に固定して回転部材の回転を確実にするために、開口の縁部に沿った筒状壁、又は、開口の縁部から所定寸法離れた位置でこの開口を囲む筒状壁を設けて、タイプAの蓋体を用いる場合にはこの蓋体を筒状壁に取付けることができ、タイプBの蓋本体と軸受部材とからなる蓋体を用いる場合には蓋本体を開口に、軸受部材を筒状壁に取付けることができる。筒状壁の長さについては特に制限はないが、開口の縁部に設けた筒状壁の場合には長くても開口径の1/2以下であり、開口の縁部から所定寸法離れた位置に設けた筒状壁の場合は長くても開口径の1/3以下である。
【0072】
タイプAとタイプBの蓋体のいずれの場合にも、蓋体又は軸受部材と筒状壁との間に、ネジ機構又はフック機構を設けて、より堅固な固定状態を得ることができる。例えば、蓋本体と軸受部材との少なくとも一方に係合ツメを形成し、開口を囲んで形成した筒状壁にツメ固定部を形成し、あるいは逆に、蓋本体と軸受部材との少なくとも一方にツメ固定部を形成し、開口を囲んで形成した筒状壁に係合ツメを形成してフック機構とすることができる。このツメ固定部とは、突起、窪み、あるいは穴のような構造体を言う。蓋本体又は軸受部材に設けた筒状壁、又は、この筒状壁の周縁部の一部を切り欠いてツメとして用いることもできる。
【0073】
開口、蓋本体、軸受部材、それらに設けた各種筒状壁、支持体の形状について特に制限はないが、回転部材の取付けと、リサイクルの作業の観点から、略円形のものが好ましく、相互に同軸に設置することが好ましい。大きさについても制限はないが、例えば、開口について言えば、直径は大きくても3cm程度である。蓋本体は、開口に堅固に固定される必要があるため、弾力性のある材料を用い、開口より僅かに大きめであることが好ましい。さらに、蓋本体、軸受部材、シール部材のそれぞれに設けられた貫通孔は、貫通孔を貫通した回転中心軸がスムーズに回転し、かつ、貫通孔の壁に接触する程度の径であることが好ましい。
【0074】
蓋本体と軸受部材とについては、単に略円形の板状物の他に、嵌め込み部と鍔部とからなるものを用いることができ、所期の機能に応じて物理的強度についても選定される。材質も制限はないが、樹脂を用いることが好ましい。
【0075】
回転部材の両側に設けられている回転中心軸のうち、少なくとも駆動源と連結されている側は、従来のトナー収納容器に設けられているような回転部材の中央部と一体化したものを用いることができるが、取付けとリサイクルの作業の観点から、新たに考え出された、中央部に対して分離着脱可能な機構のものが好ましい。この分離着脱可能な回転中心軸の長さについて制限はないが、長くても5cm程度である。
【0076】
回転部材としては、上述したアジテータタイプと補給ローラタイプのもの全てが使用可能であるが、さらに、本発明の目的のために新たに工夫されたものも適用できる。例えば、後述する実施の形態中の第一の実施の形態(図1ないし図6)において示されるように、梯子型アジテータの外周部にシート状部材を取付けてもよい。シート状部材の拡がりは、開口径より大きいものとなるが、シート状部材が可撓性を有するため、アジテータを回転させながら押し込むと、シート状部材も開口から容器本体内に容易に、かつ、正確に収まる仕掛けになっている。
【0077】
このようなシート状部材が付いたアジテータを用いることにより、これを容器本体内で回転させると、シート状部材が容器本体の内壁近くにあるトナーまでもほぐし、トナーは効率良く消費され、その結果、トナー補給容器内に残留するトナー量を少なくでき、従って、リサイクル使用のための洗浄作業も軽減できる。そして、容器本体への取付けにも全く支障がないことを鑑みると、リサイクル使用のために非常に有効な方法であり、シート状部材が付いていないアジテータを用いるよりはかるかに効果は大きいものである。
【0078】
さらに本発明においては、後述する実施の形態中の第一の実施の形態(図1ないし図6)において示されるように、蓋体が配置された側の回転中心軸の端部とは異なる側の回転中心軸の端部付近に、回転中心軸の軸方向に略垂直に固定したガイド部材を設けることを提案したが、このガイド部材によって回転部材を開口を通して容器本体内の所定位置に正確かつ容易に取付けることができる。このガイド部材は、容器本体内の内周面の少なくとも一部に摺接するような形状あるいは大きさのものが効果的であり、開口に引っ掛かる形状あるいは大きさものでも多少可撓性があれば適用可能である。
【0079】
本発明のトナー補給容器の組立て方に特定のものはなく、リサイクル部品を使用する場合も同様であるが、上述したように様々な形態を有する“軸受を有する蓋体”の一つを用い、通常は、この蓋体に設けた貫通孔に回転部材の一方の回転中心軸を通した後、他方の回転中心軸の先端部から容器本体に設けた開口に挿入し、その先端部を容器本体内の所定位置に設置し、ついで、蓋体を開口に嵌め込んで固定するのが基本的な作業である。
【0080】
“軸受を有する蓋体”として、蓋本体とそれと別体である軸受部材とからなるもの(タイプB)を用いる場合、さらに、シール部材を用いる場合には、まず、回転中心軸上でこれらの複数の部材が軸方向に密着状態となるように、特に、これらの部材が相互に組合せ構造を有する場合には組み合わせて高い密着状態となるように、貫通孔に回転中心軸を通して保持することが必要である。さらに、これらの部材を、回転中心軸上に固定して設けた支持体と着脱自在の固定部材とで挾持する場合も同様である。
【0081】
回転部材の両側に位置する回転中心軸のうち、蓋体を取付ける側のものが、回転部材の中央部と分離できる構造のものを用いて、この回転中心軸にまず上述のように複数の部材を密着状態で取付けたものを準備した後、回転部材の中央部と結合させた上で蓋体を容器本体の開口に嵌め込んだほうが作業性の面から好ましい。
【0082】
上述のように、可撓性のシート状部材を取付けたアジテータを用いる場合には、容器本体に設けた開口から内側にアジテータとシート状部材とを回転させながら挿入する。このようにすることにより、シート状部材がアジテータに巻き付くように曲がるため、アジテータとシート状部材とを開口から容器本体内へスムーズに挿入することができる。
【0083】
さらに上述のように、回転部材にガイド部材を設けて、特に、そのガイド部材が容器本体の内周面の少なくとも一部に摺接するように、開口から内側に回転部材を挿入すれば、回転部材を容器本体内の所定位置により正確に取付けることができる。このガイド板を、シート状部材を取付けたアジテータに取付けものと併用する場合には、特に効果的である。
【0084】
蓋体又は蓋本体を開口に嵌め込む作業は圧力をかけて行われる場合が多く、その圧力は1〜10kgであることが好ましい。
【0085】
容器本体から回転部材を取外して相互に分離する際には、基本的には、上述した組み立ての手順と逆に行えばよい。
【0086】
分離した容器本体と回転部材とからトナーなどの付着物を取り除く方法は特に限定されないが、水、特に界面活性剤を含有した水で洗浄する方法、圧縮エアで吹き飛ばす方法、バキュームで吸引する方法などがある。
【0087】
こうして付着物を取り除いた後、再度組み立てられてリサイクル使用される。本発明のトナー補給容器のリサイクル可能な回数はその構造、大きさ、材質により左右されるが、(株)リコー製のファクシミリ機;RIFAX・BL・100によるテストによれば、少なくとも5〜10回は可能であることが確認されている。
【0088】
なお、相互に分離され、付着物が取り除かれた容器本体、回転部材、蓋体、さらにはトナー補給容器を構成するその他の部材のうちリサイクル使用が不可能なものについては、新品に換えて使用することは言うまでもない。
【0089】
本発明のトナー補給容器に収容するトナーとしては、電子写真法を利用する画像形成プロセスに用いるものであれば特に制限はなく、例えば、従来の一成分トナー、二成分トナーは適用可能である。これらのトナーは、磁性でも非磁性でもよい。
【0090】
トナー補給容器にトナーを充填する方法としては特に制限はなく、従来行われている各種の方法を使用することができるが、高密度充填を行うためには上述したエアー吸引法が有効である。
【0091】
トナーが収容された本発明のトナー収納容器は、通常、画像形成装置内の現像部の上方に容器本体に形成したトナー補給口が位置するように搭載され、かつ、トナー補給容器に設けた回転部材の回転中心軸に固定された動力伝達部材と画像形成装置内に設けられた駆動源とが連結され、画像形成装置の稼働時に回転部材が回転し、トナー補給容器内のトナーがトナー補給口を通って現像部に供給され、感光体上の潜像を現像して画像が形成される。
【0092】
画像形成装置の稼働時における回転部材の回転について特に条件はないが、アジテータタイプの回転部材についていえば、回転数が10〜40rpm、トルクが0.05〜1.0N・mが好ましい。
【0093】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1及び図4はトナー補給容器を示す側面図、図2及び図3はトナー補給容器を示す縦断正面図である。このトナー補給容器は、磁性を有するトナーを収容する容器本体1と、この容器本体1内に回転自在に取付けられてこの容器本体1内のトナーを外部に送り出す補給促進用の梯子型アジテータタイプの回転部材であるアジテータ2と、補給ローラタイプの回転部材であるマグネットローラ3とを有する。前記アジテータ2は容器本体1内のトナーを撹拌してほぐし、マグネットローラ3側へ送り出す。
【0094】
前記アジテータ2には、その外周部に可撓性を有するシート状部材4が取付けられ、トナーを撹拌してほぐす機能を高めている。シート状部材4の材質としては、後述するようなやり方でアジテータ2を開口から抜き差しが可能な可撓性を有するものであれば特に限定されないが、この実施の形態では、ポリエステルシート(マイラー)を用いる。シート状部材4は略長方形状に形成され、短辺はアジテータ2を回転させる際に容器本体1の内壁に接触する程度の寸法であり、長辺はアジテータ2の回転中心に沿った梯子状部分の長さと略同じである。また、この長方形のシート状部材4にアジテータ2の回転中心と直交する向きに複数の切れ込みを入れたり、シート状部材4をアジテータ2の回転中心に沿って複数に分割してもよい。
【0095】
前記マグネットローラ3は、磁力で吸着したトナーを前記容器本体1に形成されたスリット状のトナー補給口5に対向する位置まで運び、そのトナーを掻き落としリブ6に干渉させる。掻き落としリブ6に干渉することによりマグネットローラ3から掻き落とされたトナーは、トナー補給口5から容器本体1外へ排出される。このトナー補給容器は画像形成装置内の現像部の上方に搭載されており、トナー補給口5から排出されたトナーは現像部へ供給される。
【0096】
前記容器本体1は、筒状の胴部7と胴部7の両端に固定された一対の側板8,9とにより形成されている。前記アジテータ2と前記マグネットローラ3とにはそれぞれ回転中心軸2a,3aが設けられ、アジテータ2とマグネットローラ3とはこれらの回転中心軸2a,3aが平行となるように前記容器本体1内に収納保持されている。
【0097】
一方の前記側板8の内周面には、前記回転中心軸2a,3aの先端部が回転自在に係合する略円錐状に窪んだ保持凹部10,11が形成されている。前記容器本体1の端面部である他方の前記側板9には、前記アジテータ2の回転径より僅かに大きな約2.5cmの直径を有する円形の開口12と、前記マグネットローラ3の直径より僅かに大きな直径の開口13とが形成されている。前記側板9には、前記開口12,13の縁に沿って約5mmの高さの筒状壁12a,13aが形成されている。前記アジテータ2は、回転中心軸2aの軸方向に沿って開口12から抜き差し自在に設けられ、前記マグネットローラ3は、回転中心軸3aの軸方向に沿って開口13から抜き差し自在に設けられている。
【0098】
前記筒状壁12a,13aには、円柱形の嵌め込み部14a,15aと鍔部14b,15bとを有する樹脂製の蓋体であるキャップ14,15と、フェルトからなる円形のシール部材16とが取付けられている。前記キャップ14,15はその中央部に貫通孔14c,15cが形成され、これらの貫通孔14c,15cに前記回転中心軸2a,3aが回転自在に貫通され、キャップ14,15における貫通孔14c,15cの内周部分がアジテータ2及びマグネットローラ3の軸受である軸受部14d,15dとされている。前記開口12,13への前記キャップ14,15の取付けは、加圧で行われる。
【0099】
前記シール部材16は前記回転中心軸2a,3aの周りからトナーが容器本体1外へ漏れ出すことを防止しており、このシール部材16の中心部にも前記回転中心軸2a,3aが貫通される貫通孔16cが形成されている。アジテータ2側のシール部材16は、前記キャップ14に形成された凹部14eに収納され、この凹部14eの内側端面と回転中心軸2aに一体に形成された支持体17とにより挾持されて固定されている。マグネットローラ3側のシール部材16は、キャップ15に形成された凹部15eに収納され、この凹部15eの端面とマグネットローラ3の端面とにより挾持されて固定されている。なお、アジテータ2側のシール部材16の固定を、凹部14eの内側端面とアジテータ2の端面とにより挾持して行ってもよい。
【0100】
前記回転中心軸2aの先端部には、一定の硬さと可撓性とを有するフィルムで形成した円形のガイド部材18が回転自在に保持されている。このガイド部材18は、アジテータ2をガイド部材18と共に開口12から容器本体1内へ挿入したとき、その外周部の一部を胴部7の内周面に摺接させることにより回転中心軸2aの先端を前記保持凹部10に導く。ガイド部材18の直径は、前記開口12の直径より多少大きく形成してあるが、可撓性があるため、変形、縮径させて開口12を通すことが可能である。前記回転中心軸3aの先端部にも、同様のフィルムで形成した円形のガイド部材19が回転自在に取付けられている。このガイド部材19は、マグネットローラ3をガイド部材19と共に開口13から容器本体1内へ挿入したとき、その外周部の一部を胴部7の内周面に摺接させることにより回転中心軸3aの先端を前記保持凹部11に導く。
【0101】
前記キャップ14,15の貫通孔14c,15cを貫通して側板9の外側に延出した前記回転中心軸2a,3aには図4に示すようにギア20,21が固定され、これらのギア20,21には伝達ギア22が噛み合っている。
【0102】
このような構成において、容器本体1内にトナーが充填されたトナー補給容器を複写機やプリンタ等の画像形成装置の所定位置に搭載して、電子写真プロセスに基づいた通常の画像形成作業を行う。画像形成作業を行うことに伴って駆動部からの駆動力がギア20,21に伝達され、アジテータ2とマグネットローラ3とが回転中心軸2a,3aの周りに回転する。アジテータ2の回転により、容器本体1内のトナーが撹拌されてほぐされ、マグネットローラ3側へ送られる。マグネットローラ3の回転により、このマグネットローラ3に磁力で吸着されたトナーがトナー補給口5に対向する位置まで運ばれる。トナー補給口5に対向する位置まで運ばれたトナーは、掻き落としリブ6に干渉することによりマグネットローラ3から掻き落とされ、トナー補給口5から排出されて画像形成装置の現像器へ補給される。
【0103】
このような画像形成を繰り返し行うと、最終的には容器本体1内のトナーが空になる。容器本体1内のトナーが空になった場合には、空になったトナー補給容器を画像形成装置から取り外し、新しいトナー補給容器を画像形成装置の所定位置に搭載する。
【0104】
画像形成装置から取り外したトナー補給容器は、リサイクル使用のために洗浄する。この洗浄を行う場合には、まず、キャップ14,15を開口12,13から取り外し、アジテータ2とマグネットローラ3とを回転中心軸2a,3aの軸方向に沿って開口12,13から容器本体1外へ取り出す。なお、アジテータ2を開口12から取り出す場合には、アジテータ2を回転中心軸2aの周りに回転させながら取り出すことにより、シート状部材4をその外周径寸法が開口12の径よりも小さくなるように縮径させる。
【0105】
アジテータ2とマグネットローラ3とを容器本体1内から取り出した後、容器本体1の内周面、及び、アジテータ2とマグネットローラ3とを純水で洗浄する。この洗浄時には、容器本体1の内部にアジテータ2やマグネットローラ3が存在しないため、容器本体1の内周面の洗浄を簡単にかつ隅々まできれいに行える。また、アジテータ2とマグネットローラ3とは容器本体1の外部で容器本体1とは別個に洗浄するため、簡単にかつきれいに洗浄することができる。
【0106】
容器本体1やアジテータ2及びマグネットローラ3を洗浄した後、アジテータ2とマグネットローラ3とを容器本体1内に取付ける。アジテータ2を容器本体1内に取付ける場合には、回転中心軸2aの先端部にガイド部材18を取付けたアジテータ2を開口12から挿入する。このとき、アジテータ2を回転中心軸2aの周りに回転させながら挿入し、シート状部材4をその外周径寸法が開口12の径よりも小さくなるように縮径させる。そして、ガイド部材18の外周部を容器本体1の胴部7の内周面に摺接させながら挿入することにより、回転中心軸2aの先端部を保持凹部10に確実に係合させることができる。アジテータ2及びシート状部材4を容器本体1内に挿入した後は、シート状部材4は自らの弾性によりその外周径寸法が開口12の径よりも大きくなるように拡径する。
【0107】
マグネットローラ3を容器本体1内に取付ける場合にも同様であり、回転中心軸3aの先端部にガイド部材19を取付けたマグネットローラ3を開口13から挿入し、ガイド部材19の外周部を容器本体1の胴部7の内周面に摺接させながら押し込むという操作により、回転中心軸3aの先端部を保持凹部11に確実に係合させることができる。従って、容器本体1内へのアジテータ2とマグネットローラ3との取付けをガイド部材18,19を用いて行うことにより、アジテータ2とマグネットローラ3とを所定の取付位置に正しく取付けることができ、リサイクル使用するトナー補給容器におけるアジテータ2やマグネットローラ3の取付位置精度や回転性能などが維持される。
【0108】
容器本体1内にアジテータ2とマグネットローラ3とを挿入した後、シール部材16を介装してキャップ14,15を開口12,13に取付けることにより、凹部14eの内側端面と支持体17とにより、又は、凹部15eの内側端面とマグネットローラ3の端面とでシール部材16を挾持固定することができる。
【0109】
なお、本実施の形態においては、軸受部14d,15dを一体に形成したキャップ14,15を例に挙げて説明したが、図7に示すように、蓋体であるキャップ23を、蓋本体24とこの蓋本体24と別体に形成された軸受である軸受部材25とにより構成してもよい。蓋本体24と軸受部材25とには、それぞれ回転中心軸2aが貫通される貫通孔24c,25cが形成されている。
【0110】
さらに、本実施の形態においては、磁性を有するトナーを用い、回転部材としてマグネットローラ3と梯子型のアジテータ2との2つを用いたトナー補給容器を例に挙げて説明したが、他のタイプのトナー補給容器についても、シート状部材4を取付けたアジテータ2やガイド部材18を適用することが可能である。
【0111】
つぎに、本発明の第二の実施の形態を図8に基づいて説明する。なお、図1ないし図6において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示す(以下、同様)。本実施の形態は、第一の実施の形態で説明した円形のガイド部材18,19に代えて、略扇型のガイド部材26,27を用いている。このガイド部材26,27は、上述したガイド部材18,19と同じ材質のフィルムで形成されている。
【0112】
このような構成において、ガイド部材26はアジテータ2の回転中心軸2aに回転自在に保持され、アジテータ2と共に開口12から容器本体1内へ挿入されたとき、弧状の外周部を胴部7の内周面に摺接させることにより回転中心軸2aの先端を保持凹部10に導く。ガイド部材27はマグネットローラ3の回転中心軸3aに回転自在に保持され、マグネットローラ3と共に開口13から容器本体1内へ挿入されたとき、弧状の外周部を胴部7の内周面に摺接させることにより回転中心軸3aの先端を保持凹部11に導く。
【0113】
つぎに、本発明の第三の実施の形態を図9に基づいて説明する。本実施の形態は、開口12の縁に沿って形成した筒状壁12aの内周にネジを切り、蓋体であるキャップ28の嵌め込み部28aの外周部にもネジを切り、これらのネジを噛み合わせることによりキャップ28の筒状壁12aへの取付けをネジ式で行ったものである。このキャップ28には、上述したキャップ14と同じように、鍔部28b、回転中心軸2aが貫通される貫通孔28c、軸受である軸受部28d、シール部材16を収納する凹部28eが形成されている。なお、マグネットローラ3を抜き差しする開口13の縁に形成した筒状壁13aに取付けられたキャップも同じ構造である。
【0114】
このような構成において、キャップ28の締付方向とアジテータ2やマグネットローラ3の回転方向とを同じにすることにより、使用時におけるキャップ28の弛み及び外れを防止できる。また、キャップ28の取付けにより、シール部材16を固定することができる。
【0115】
つぎに、本発明の第四の実施の形態を図10に基づいて説明する。本実施の形態は、開口12の縁に沿って形成した筒状壁12aへの蓋体であるキャップ29の取付けを、ツメ式で行ったものである。キャップ29には係合ツメ30が形成され、筒状壁12aの外周部にはこの係合ツメ30が係合する突起31が形成されている。キャップ29を筒状壁12aから取り外す場合には、係合ツメ30と突起31との係合が解除される位置へキャップ29を回し、そのキャップ29を筒状壁12aから外側へスライドさせることにより行う。このキャップ29は上述したキャップ14,28と同じように、回転中心軸2aが回転自在に貫通される貫通孔29c、軸受である軸受部29d、シール部材16を収納する凹部29e等が形成されている。なお、マグネットローラ3を抜き差しする開口13の縁に形成された筒状壁13aに取付けられたキャップも同じ構造である。
【0116】
このような構成において、本実施の形態によれば、キャップ29の着脱を容易に行うことができ、リサイクル使用のための作業性を向上させることができる。また、キャップ29の取付けにより、シール部材16を固定することができる。
【0117】
なお、上述した各実施の形態においては、回転部材としてアジテータ2とマグネットローラ3とを用いたものを例に挙げて説明したが、非磁性のトナーを用いる場合にはアジテータ2のみを使用する。さらに、回転部材としてオーガを用い、このオーガを回転駆動させることにより容器本体1内のトナーを外部に送り出すようにしてもよい。
【0118】
つぎに、本発明の第五の実施の形態を図11に基づいて説明する。本実施の形態では、薄板状の樹脂部材をプレス加工することなどにより蓋体であるキャップ32を形成したものであり、このキャップ32が開口12の縁に形成された筒状壁12aに取付けられている。このキャップ32は、嵌め込み部32aと鍔部32bとを有し、その中央部に回転中心軸2aが貫通される貫通孔32cと凹部32eとが形成され、キャップ32における貫通孔32cの内周部分が軸受である軸受部32dとされている。前記凹部32e内にはシール部材16が収納され、このシール部材16は、凹部32eの内側端面と回転中心軸2aに一体に形成された支持体17とにより挾持されて固定されている。貫通孔32cを貫通して側板9から外側に延出した前記回転中心軸2aにはギア20が固定され、このギア20は前記回転中心軸2aの先端部に形成されたツメ33により回転中心軸2aに固定されている。なお、マグネットローラ3を抜き差しする開口13の縁に形成された筒状壁13aに取付けられたキャップも同じ構造である。
【0119】
このような構成において、トナー補給容器をリサイクル使用する場合には、キャップ32を筒状壁12aから取り外して開口12を開放し、この開口12からアジテータ2を取り出す。さらに、筒状壁13aから同様の構造のキャップを取り外して開口13を開放し、この開口13からマグネットローラ3を取り出す。そして、容器本体1、アジテータ2、マグネットローラ3等を洗浄し、洗浄後にアジテータ2とマグネットローラ3とを容器本体1内に取付け、容器本体1内にトナーを充填することにより、トナー補給容器のリサイクル使用を行える。
【0120】
つぎに、本発明の第六の実施の形態を図12ないし図14に基づいて説明する。本実施の形態は、蓋体であるキャップ34を、蓋本体35とこの蓋本体35と別体に形成された軸受である軸受部材36とにより構成したものである。図12は、容器本体1の開口12にキャップ34を取付けた状態を示す縦断正面図である。容器本体1の一方の側板9には開口12が形成され、側板9の外側面には、開口12の縁部から所定寸法離れた位置にこの開口12を囲むように筒状壁37が形成されている。
【0121】
容器本体1内には梯子型のアジテータ2が回転自在に収納され、アジテータ2の外周部には可撓性を有するシート状部材4が固定されている。このシート状部材4には、アジテータ2の回転中心と直交する向きに複数の切れ込み4aが入れられている。前記アジテータ2にはこのアジテータ2の回転中心に位置する回転中心軸38が設けられており、この回転中心軸38はアジテータ2に対して分離できる構造とされている。また、この回転中心軸38には支持体17が一体に形成され、さらに、固定部材であるCリング39を取付ける溝40が形成されている。前記回転中心軸38は、蓋本体35の貫通孔35cとシール部材16の貫通孔16cと軸受部材36の貫通孔36cとに貫通され、これらの蓋本体35とシール部材16と軸受部材36とは、支持体17とCリング39とに挾まれて互いに密着されている。
【0122】
前記蓋本体35は、嵌め込み部35aと鍔部35bとからなり、嵌め込み部35aが開口12に嵌め込まれ、鍔部35bが開口12の外側縁部に当接されている。前記軸受部材36には、その両側に筒状壁41,42が形成され、その内側に凹部43,44が形成されている。一方の凹部43内にはシール部材16が収納され、他方の凹部44内には溝40に取付けられたCリング39が配置されている。
【0123】
前記筒状壁41の先端側は、前記蓋本体35における嵌め込み部35aの内側に形成された凹部45内に入って組み込み構造とされている。前記筒状壁42には図13,14に示すように2つの切欠き46が形成され、筒状壁42の一部がバネ状の可撓性を有し、この可撓性を有する部分の先端側外周部にツメ47が形成されている。前記筒状壁37には、前記ツメ47が弾発的に係合する係合穴48が形成されている。また、前記筒状壁42には、前記Cリング39の溝40への取付けを容易にするためにこの筒状壁42の一部を除去した除去部49が形成されている。
【0124】
ここで、軸受部材36は筒状壁37内に嵌め込まれ、軸受部材36の筒状壁42が筒状壁37の内周面に当接することにより軸受部材36が安定して支持される。
【0125】
各部品の寸法については、回転中心軸38の長さが約2.5cm、軸受部材36の外周径が約2.5cm、開口12の直径が約1.8cm、回転中心軸38が接触する蓋本体35の貫通孔35cの長さ寸法が約1mm、回転中心軸38が接触する軸受部材36の貫通孔36cの長さ寸法が約3mmである。
【0126】
このような構成において、トナー補給容器をリサイクル使用する場合には、蓋本体35とシール部材16と軸受部材36とを回転中心軸38とともに筒状壁37から取り外して開口12を開放し、この開口12からアジテータ2を取り出す。そして、容器本体1、アジテータ2等を洗浄し、洗浄後にアジテータ2を容器本体1内に取付けるともに蓋本体35と軸受部材36との取付けを行い、容器本体1内にトナーを充填することによりトナー補給容器のリサイクル使用を行える。
【0127】
つぎに、本発明の第七の実施の形態を図15及び図16に基づいて説明する。本実施の形態のトナー補給容器は、第六の実施の形態で説明したアジテータ2及びキャップ34に加え、マグネットローラ3とこのマグネットローラ3を出し入れする開口13を開閉する蓋体であるキャップ50とを備えている。また、このトナー補給容器の容器本体1は、トナー収容部1aと蓋部1bとからなり、トナー収容部1aと蓋部1bとは、図示しないツメにより連結されている。容器本体1内へアジテータ2を出し入れする開口と、容器本体1内へマグネットローラ3を出し入れする開口13とはトナー収容部1aの側板9に形成されている。
【0128】
前記マグネットローラ3の回転中心軸3aの端部にはフラット面部3bが形成され、このフラット面部3bにプラスチック製の円板状の支持体17aが固定されている。さらに、回転中心軸3aには、シール部材16と前記キャップ50とが取付けられている。前記キャップ50には前記回転中心軸3aが貫通される貫通孔50cが形成され、この貫通孔50cの内周部分が軸受である軸受部50dとされている。前記キャップ50には筒状壁51が形成され、この筒状壁51内に形成された凹部(図示せず)に前記シール部材16が収納されている。
【0129】
前記筒状壁51の外形寸法は前記開口13の内径寸法と略同じに形成され、キャップ50で開口13を閉止したときに、筒状壁51が開口13に嵌め込まれる。また、前記キャップ50には一対のツメ52が形成され、このツメ52は、キャップ50で開口13を閉止したときに前記トナー収容部1aに形成された穴53に係合される。
【0130】
前記トナー収容部1a内には、マグネットローラ3の表面に接触するようにスクレーパ54が設置され、このスクレーパ54によりマグネットローラ3に保持されたトナーが掻き落とされ、掻き落とされたトナーはトナー収容部1aに形成されたトナー補給口5から排出される。このトナー補給容器は画像形成装置内の現像部の上方に搭載されており、トナー補給口5から排出されたトナーは現像部へ供給される。
【0131】
このような構成において、トナー補給容器をリサイクル使用する場合には、蓋本体35とシール部材16と軸受部材36とを回転中心軸38とともに筒状壁37から取り外して開口12を開放し、この開口12からアジテータ2を取り出す。さらに、キャップ50とシール部材16とを開口13から取り外して開口13を開放し、この開口13からマグネットローラ3を取り出す。そして、容器本体1、アジテータ2、マグネットローラ3等を洗浄し、洗浄後にアジテータ2、マグネットローラ3を容器本体1内に取付けるともにキャップ34,50の取付けを行い、容器本体1内にトナーを充填することによりトナー補給容器のリサイクル使用を行える。
【0132】
つぎに、本発明の第八の実施の形態を図17に基づいて説明する。本実施の形態は、本実施の形態は、蓋体であるキャップ55を、蓋本体56とこの蓋本体56と別体に形成された軸受である軸受部材57とにより構成したものである。軸受部材57が開口12に取付けられ、蓋本体56が筒状壁37に取付けられている。アジテータ2の回転中心軸2aは、シール部材16の貫通孔16cと軸受部材57の貫通孔57aと蓋本体56の貫通孔56aとに貫通され、軸受部材57は、シール部材16を介して回転中心軸2aに一体に形成された支持体17で支持されている。容器本体1内に収容されたトナーは、回転中心軸2aと軸受部材57の貫通孔57aとの間に隙間があってもその隙間から漏れ出すことがシール部材16によって防止されている。
【0133】
このような構成において、トナー補給容器をリサイクル使用する場合には、蓋本体56を筒状壁37から取り外すとともに開口12から軸受部材57を取り出し、開放された開口12からアジテータ2を取り出す。そして、容器本体1、アジテータ2等を洗浄し、洗浄後にアジテータ2を容器本体1内に取付けるとともに軸受部材57と蓋本体56との取付けを行い、容器本体1内にトナーを充填することによりトナー補給容器のリサイクル使用を行える。
【0134】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のトナー補給容器によれば、容器本体内のトナーが無くなった場合には、蓋体を外して開口を開放し、この開口から回転部材を抜き取ることにより、容器本体の内周面の洗浄や回転部材の洗浄を簡単に行うことができ、洗浄後に、回転部材を開口から容器本体内に挿入して取付けることによりトナー補給容器をリサイクル使用することができ、蓋体が単体であるので、部品点数を少なくすることができ、軸受の構造を簡単なものとすることができ、また、回転部材を容器本体内に設置するとき、回転部材を容器本体内の所定の位置に正確に設置することができる。
【0135】
請求項2記載の発明のトナー補給容器によれば、ガイド部材を容器本体の内周面に摺接させながら回転部材を容器本体内に押し込むという簡単な操作により、回転部材を容器本体内の所定の位置に正確に設置することができる。
【0137】
請求項記載の発明のトナー補給容器によれば、蓋体の取付け状態を安定させ、外れにくくすることができる。
【0138】
請求項記載の発明のトナー補給容器によれば、蓋体に要求されている開口を閉止する機能と回転部材の回転中心軸を軸支する機能とを、蓋本体と軸受部材とに分けることにより、それぞれの機能を向上させることができる。
【0139】
請求項記載の発明のトナー補給容器によれば、蓋体に要求されている開口を閉止する機能と回転部材の回転中心軸を軸支する機能とを、蓋本体と軸受部材とに分けることにより、それぞれの機能を向上させることができ、さらに、蓋本体と軸受部材との取付け状態を安定させて外れにくくすることができる。
【0140】
請求項記載の発明のトナー補給容器によれば、蓋本体と軸受部材とを相互に組み込んで一体化することにより、取扱性を向上させることができる。
【0141】
請求項記載の発明のトナー補給容器によれば、蓋本体の開口又は筒状壁への取り付け性を高めることができ、取り付け部分からのトナーの漏れ出しを防止することができる。
【0142】
請求項記載の発明のトナー補給容器によれば、軸受部材により回転中心軸を安定して軸支することができる。
【0143】
請求項記載の発明のトナー補給容器によれば、シール部材を用いることにより、開口からのトナー漏れを防止することができる。
【0144】
請求項1記載の発明のトナー補給容器によれば、開口からのトナー漏れをより一層確実に防止することができる。
【0145】
請求項1記載の発明のトナー補給容器によれば、回転中心軸に取付けられた蓋体とシール部材、又は、軸受部材と蓋本体とシール部材との取付け位置が、容器本体の内側へずれることを防止することができる
【0146】
請求項1記載の発明のトナー補給容器によれば、回転中心軸に取付けられた蓋本体とシール部材と軸受部材との取付け位置が、容器本体の外側へずれることを防止することができる。
【0147】
請求項1記載の発明のトナー補給容器によれば、回転部材としてアジテータタイプのもの、又は、補給ローラタイプのものを使用することができる。
【0148】
請求項1記載の発明のトナー補給容器によれば、アジテータの外周部にシート状部材を取付けた場合でも、このアジテータをシート状部材と共に開口から容易に抜き取ることができる。
【0149】
請求項1記載の発明のトナー補給容器によれば、容器本体内内で拡径したシート状部材により、容器本体内の内壁面の近くにあるトナーをも撹拌してほぐすことができ、容器本体内に残留するトナーを少なくすることができる。
【0152】
請求項1記載の発明のトナー補給容器によれば、容器本体内に設置された複数の回転部材のうち少なくとも一つを容器本体から抜き差し可能とすることにより、容器本体から抜き取った回転部材の洗浄を容易に行うことができ、その回転部材をリサイクル使用することができる。
【0153】
請求項17記載の発明のトナー補給容器によれば、容器本体内に収納されているトナーがなくなったときに、容器本体や回転部材を分離して洗浄し、再び組み立てた後に容器本体内にトナーを充填することによりトナー補給容器としてリサイクル使用することができる。
【0154】
請求項18記載の発明の画像形成装置によれば、リサイクルされたトナー補給容器を使用することができる。
【0155】
請求項19記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法によれば、蓋体を容器本体の開口から抜き取り、この開口から回転部材を取り出し、回転部材の回転中心軸から蓋体を分離するので、容器本体と回転部材と蓋体との洗浄を容易に行うことができ、それらの部品のリサイクル使用を容易にすることができる。
【0156】
請求項2記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法によれば、相互に分離された容器本体と回転部材と蓋体との少なくもと一つから付着物を取り除くことにより、付着物を取り除いた部品をリサイクル使用することができる。
【0157】
請求項2記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法によれば、トナー補給容器を組み立てるとき、トナー補給容器を構成する容器本体と回転部材と蓋体との少なくとも一つをリサイクル使用の部品を用いることにより、トナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用を促進するすることができる。
【0158】
請求項2記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法によれば、トナー補給容器を構成する部品をリサイクル使用して組み立てられたトナー補給容器にトナーを収容し、これを新品のトナー補給容器と同じように使用することができる。
【0159】
請求項2記載の発明のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法によれば、トナー補給容器を構成する部品をリサイクル使用したトナー補給容器を、新品のトナー補給容器と同じように画像形成装置に搭載して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のトナー補給容器における、動力伝達用のギヤを取外した状態を示す側面図である。
【図2】アジテータの取付状態を示すトナー補給容器の縦断正面図である。
【図3】マグネットローラの取付状態を示すトナー補給容器の縦断正面図である。
【図4】動力伝達用のギヤの取付状態を示すトナー補給容器の側面図である。
【図5】ガイド部材がアジテータに取付けられている状態を示す斜視図である。
【図6】容器本体とガイド部材との位置関係を示す側面図である。
【図7】蓋本体と軸受部材との2部品で形成したキャップを示す縦断正面図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態におけるガイド部材の形状、及び、容器本体とガイド部材との位置関係を示す側面図である。
【図9】本発明の第三の実施の形態におけるキャップのネジ機構による取付状態を示す縦断正面図である。
【図10】本発明の第四の実施の形態におけるキャップのフック機構による取付状態を示す縦断正面図である。
【図11】本発明の第五の実施の形態におけるキャップの構造及び取付け状態を示す縦断正面図である。
【図12】本発明の第六の実施の形態におけるキャップの構造及び取付け状態を示す縦断正面図である。
【図13】回転中心軸へのキャップの取付け構造を示す分解斜視図である。
【図14】軸受部材を示す側面図である。
【図15】本発明の第七の実施の形態におけるトナー補給容器を示す分解斜視図である。
【図16】回転中心軸へのキャップの取付け構造を示す分解斜視図である。
【図17】本発明の第八の実施の形態におけるキャップの構造及び取付け状態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 回転部材,アジテータ
3 回転部材,マグネットローラ
2a,3a,38 回転中心軸
4 シート状部材
12,13 開口
12a,13a,37 筒状壁
14,15,23,28,29,32,34,50,55 蓋体
14d,15d,25,28d,29d,32d,36,50d,57 軸受
14c,15c,28c,29c,32c,50c 貫通孔
16 シール部材
16c 貫通孔
17,17a 支持体
18,19,26,27 ガイド部材
24,35,56 蓋本体
24c,25c,35c,36c,56c,57c 貫通孔
25,36,57 軸受部材

Claims (23)

  1. トナーを収容する容器本体と、この容器本体内に回転自在に取付けられてこの容器本体内のトナーを外部に送り出す機能を持つ少なくとも一つの回転部材とを主構成要素とするトナー補給容器において、前記回転部材の回転中心軸の軸方向に沿った前記容器本体の端面部に開口を形成し、前記回転中心軸が貫通される貫通孔の内周部分を軸受とし前記開口を開閉する前記回転中心軸の軸受機能を兼ねた単体の蓋体を設け、前記回転部材をその軸方向に沿って前記蓋体を取外した前記開口から抜き差し自在に設け、前記回転部材を前記開口から挿入して前記容器本体内に設置するとき、前記回転部材の挿入方向先端部を前記容器本体内の非挿入側の端面の所定位置に導くガイド部材を、前記回転中心軸の挿入方向先端部の近傍にこの回転中心軸の軸方向に略垂直に固定したことを特徴とするトナー補給容器。
  2. ガイド部材が、回転中心軸に回転自在に保持されて外周部を容器本体の内周面の少なくとも一部に摺接するものであることを特徴とする請求項1記載のトナー補給容器。
  3. 開口の縁部に沿った筒状壁を容器本体の端面部に形成し、蓋体を前記筒状壁に取付けたことを特徴とする請求項1又は2記載のトナー補給容器。
  4. 軸受を有する蓋体が、蓋本体とこの蓋本体と別体である軸受部材とからなり、前記蓋本体と前記軸受部材とに回転中心軸を貫通させる貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1記載のトナー補給容器。
  5. 開口の縁部から所定寸法離れた位置でこの開口を囲む筒状壁を容器本体の端面部に形成し、蓋本体と軸受部材とのいずれか一方を前記開口と前記筒状壁とのいずれか一方に取付け、前記蓋本体と前記軸受部材との他方を前記開口と前記筒状壁との他方に取付けたことを特徴とする請求項4記載のトナー補給容器。
  6. 蓋本体と軸受部材とが相互に組み込み構造をなし、一体化可能であることを特徴とする請求項4又は5記載のトナー補給容器。
  7. 蓋本体と軸受部材とが可撓性を有し、その可撓性は蓋本体が軸受部材より大きいことを特徴とする請求項4又は5記載のトナー補給容器。
  8. 回転中心軸と接触する貫通孔の長さが、蓋本体より軸受部材が長いことを特徴とする請求項4又は5記載のトナー補給容器。
  9. 貫通孔を有するシール部材を容器本体の外側からみて軸受の内側に配置し、前記貫通孔に回転中心軸を貫通させ、前記シール部材を前記軸受の端面に密着させたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一記載のトナー補給容器。
  10. 貫通孔を有するシール部材を蓋本体と軸受部材との間に配置し、回転中心軸を前記貫通孔と前記蓋本体と前記軸受部材との貫通孔に貫通させ、前記シール部材を前記蓋本体と前記軸受部材とに密着させたことを特徴とする請求項4ないし8のいずれか一記載のトナー補給容器。
  11. 蓋体とシール部材とのうち、又は、軸受部材と蓋本体とシール部材とのうち容器本体の外側からみて最も内側に位置する部材を、その部材のさらに内側に位置して回転中心軸にその軸方向に対して略垂直に固定された支持体で支持したことを特徴とする請求項9又は10記載のトナー補給容器。
  12. 回転中心軸が貫通される蓋本体とシール部材と軸受部材とを容器本体の内側からみてこの順に配置し、前記軸受部材を抜け止めする固定部材を前記回転中心軸に着脱自在に取付け、前記蓋本体を開口に取付けたことを特徴とする請求項10又は11記載のトナー補給容器。
  13. 回転部材がアジテータタイプ又は補給ローラタイプの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一記載のトナー補給容器。
  14. 回転部材が打ち抜き状梯子型のアジテータであってその外周部に可撓性を有するシート状部材が取付けられ、前記回転部材を軸方向に引きながら回転中心軸の周りに回転させることにより前記シート状部材の外周径寸法が開口の径よりも小さくなるように縮径自在としたことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一記載のトナー 補給容器。
  15. 回転部材が打ち抜き状梯子型のアジテータであってその外周部に可撓性を有するシート状部材が取付けられ、前記シート状部材を容器本体内に開口から挿入した後は前記シート状部材の外周径寸法が前記開口の径よりも大きくなるように拡径自在としたことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか一記載のトナー補給容器。
  16. 回転部材を複数配置し、少なくとも一つは容器本体から抜き差し可能なものであることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか一記載のトナー補給容器。
  17. 容器本体内にトナーが収容されていることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか一記載のトナー補給容器。
  18. トナーが収容されたトナー補給容器を画像形成装置内の現像部の上方に搭載してなる画像形成装置において、前記トナー補給容器が請求項1ないし17のいずれか一記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
  19. トナーを収容する容器本体と、この容器本体内に回転自在に取付けられてこの容器本体内のトナーを外部に送り出す機能を持つ少なくとも一つの回転部材とを主構成要素とするトナー補給容器であって、前記回転部材の回転中心軸の軸方向に沿った前記容器本体の端面部に開口を形成し、前記回転中心軸が貫通される貫通孔の内周部分を軸受とし前記開口を開閉する前記回転中心軸の軸受機能を兼ねた単体の蓋体を設け、前記回転部材をその軸方向に沿って前記蓋体を取外した前記開口から抜き差し自在に設け、前記回転部材を前記開口から挿入して前記容器本体内に設置するとき、前記回転部材の挿入方向先端部を前記容器本体内の非挿入側の端面の所定位置に導くガイド部材を、前記回転中心軸の挿入方向先端部の近傍にこの回転中心軸の軸方向に略垂直に固定したトナー補給容器において、前記回転部材の前記回転中心軸が前記貫通孔に貫通されて前記容器本体の前記開口に嵌め込まれている前記蓋体を前記開口から抜き取り、前記容器本体内に設置された前記回転部材を前記開口を通して取り出し、前記回転中心軸から前記蓋体を分離することを特徴とするトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法。
  20. 相互に分離された容器本体と回転部材と蓋体とのうち少なくとも一つから付着物を取り除いてリサイクル使用することを特徴とする請求項19記載のトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法。
  21. 蓋体の貫通孔に回転部材の回転中心軸を貫通させてこの回転中心軸に固定された支持体と前記蓋体の側面部とを密着させ、前記回転部材を開口から容器本体内に挿入して前記回転中心軸の挿入方向先端部を前記容器本体内の所定位置に導き、前記蓋体を前記開口に嵌め込んで固定することによりトナー補給容器を組み立て、前記容器本体と前記回転部材と前記蓋体との少なくとも一つが請求項20に記載されたものであることを特徴とするトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法。
  22. 請求項21において組み立てられたトナー補給容器にトナーを収容することを特徴とするトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法。
  23. 請求項22においてトナーが収容されたトナー補給容器を画像形成装置の所定位置に搭載して画像を形成することを特徴とするトナー補給容器を構成する部品のリサイクル使用方法。
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