JP3472061B2 - 画像形成装置における現像装置、この現像装置に用いられるトナーカートリッジまたはプロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成装置における現像装置、この現像装置に用いられるトナーカートリッジまたはプロセスカートリッジ

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JP3472061B2
JP3472061B2 JP04614697A JP4614697A JP3472061B2 JP 3472061 B2 JP3472061 B2 JP 3472061B2 JP 04614697 A JP04614697 A JP 04614697A JP 4614697 A JP4614697 A JP 4614697A JP 3472061 B2 JP3472061 B2 JP 3472061B2
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toner cartridge
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを収納する
トナーカートリッジと、このトナーカートリッジを着脱
自在に装着できるプロセスカートリッジとを備えた画像
形成装置における現像装置に関し、特に、プロセスカー
トリッジに対するトナーカートリッジの装着間違い等を
防止する、画像形成装置における現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等の画像形成装置に使用
される現像装置については、従来より各種形式の装置が
提案されている。かかる現像装置としては、ユニット化
されてレーザプリンタに着脱可能に構成された装置が多
く、また、トナー貯留部となる交換可能なトナーカート
リッジを備えるものも多い。かかる現像装置の一例につ
いて、図17に基づき説明する。図17は従来の現像装
置の要部を模式的に示す説明図である。
【0003】図17において、現像装置は、トナーを収
納するとともにトナー供給用孔101が形成されたトナ
ーカートリッジ100を有しており、このトナーカート
リッジ100内には、トナーを撹拌するアジテータ10
3が設けられている。また、トナーカートリッジ100
を支持するプロセスカートリッジのフレームFには、ト
ナーカートリッジ100のトナー供給用孔101に対応
して、トナー供給用孔F0が形成されている。上フレー
ムF1と下フレームF2とにより閉塞された現像室10
2内の下方位置には、トナー供給ローラ104が回転可
能に配置され、このトナー供給ローラ104に隣接して
現像ローラ105が配設されているので、その供給ロー
ラ104は、トナー供給口101、トナー供給用孔F0
を介して供給されたトナーを、現像ローラ105に供給
する。
【0004】また、現像ローラ105上方の上フレーム
F1の内壁には、固定部材106を介してブレード10
7が固定されており、かかるブレード107は、現像ロ
ーラ105の表面に供給されたトナー層の層厚を規制す
る作用を行う。更に、現像ローラ105は、感光体ドラ
ム108と接触するように配置されており、感光体ドラ
ム108表面には、画像データに基づいてレーザ光をス
キャニングする露光装置(図示せず)により静電潜像が
形成されるので、現像ローラ105は、感光体ドラム1
08の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して画
像のトナー現像を行う。そして、感光体ドラム108の
表面上でトナー現像された画像は、給紙部(図示せず)
から送給された用紙上に転写されるので、用紙には、画
像の形成が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の現像装置の
トナーカートリッジ100においては、トナーカートリ
ッジ100は、フレームF内に着脱可能に装着されるた
め、例えば、異なった種類のトナーを内蔵するトナーカ
ートリッジをフレームF内に誤って装着する畏れがあ
る。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、プロセスカートリッジ内にト
ナーカートリッジを装着するに際して、トナーカートリ
ッジの装着間違い等を確実に防止することができる、画
像形成装置における現像装置及び現像装置に用いられる
トナーカートリッジまたはプロセスカートリッジを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】前記目的
を達成するため請求項1に係る画像形成装置における現
像装置は、トナーを収納するトナーカートリッジと、こ
のトナーカートリッジを着脱自在に装着できるプロセス
カートリッジとを備えた画像形成装置における現像装置
であって、前記トナーカートリッジに設けられたトナー
供給口と、前記トナーカートリッジに対して回転可能に
設けられ、前記トナー供給口を開閉する供給口遮蔽部材
と、前記トナーカートリッジに設けられ、前記供給口遮
蔽部材に設けられた孔部に係合し、前記トナー供給口を
閉じる位置に前記供給口遮蔽部材を位置決めする突起
と、前記トナーカートリッジに設けられ、そのトナーカ
ートリッジの種類等を示す第1指示用係合部と、前記プ
ロセスカートリッジに設けられ、前記トナーカートリッ
ジの前記プロセスカートリッジへの挿入時において、正
規の前記第1指示用係合部とのみ係合される第1受け用
係合部と、前記プロセスカートリッジに設けられ、前記
正規の第1指示用係合部と前記第1受け用係合部とを係
合させつつ前記トナーカートリッジを前記プロセスカー
トリッジへ挿入することにより、前記供給口遮蔽部材の
前記孔部と前記トナーカートリッジの前記突起との係合
を解除して、前記供給口遮蔽部材を前記トナーカートリ
ッジに対して回転自在とする固定解除片と、前記トナー
カートリッジに設けられ、そのトナーカートリッジの種
類等を示す第2指示用係合部と、前記プロセスカートリ
ッジに設けられ、プロセスカートリッジに挿入された前
記トナーカートリッジのプロセスカートリッジに対する
回転時において、正規の前記第2指示用係合部とのみ係
合させる第2受け用係合部と、を備え、前記正規のトナ
ーカートリッジの前記プロセスカートリッジへの挿入及
び正規のトナーカートリッジのプロセスカートリッジに
対する回転によって、前記トナー供給口が開いてプロセ
スカートリッジにトナーを供給できるように、トナーカ
ートリッジがプロセスカートリッジに装着されることを
特徴とする。
【0008】トナーカートリッジを正規のプロセスカー
トリッジに着脱自在に装着するに際し、トナーカートリ
ッジの第1指示用係合部及び第2指示用係合部は、正規
第1受け用係合部及び正規の第2受け用係合部のプロ
セスカートリッジと係合する。一方、トナーカートリッ
ジを正規でないプロセスカートリッジに装着する場合、
前記第1指示用係合部及び前記第2指示用係合部は、そ
第1受け用係合部及び第2受け用係合部に対して係合
しないので、トナーカートリッジは、そのプロセスカー
トリッジに装着できず、トナーカートリッジの装着間違
い等を確実に防止することができる。また、トナーカー
トリッジがプロセスカートリッジに挿入されると供給口
遮蔽部材の孔部とトナーカートリッジの突起との係合を
解除する固定解除片がプロセスカートリッジに設けられ
ており、トナーカートリッジをプロセスカートリッジに
挿入して回転させるまでトナー供給口が開かないので、
トナーの漏れを防止でき、トナーカートリッジの供給口
からプロセスカートリッジ内にトナーを確実に供給でき
る。従って、トナーは漏れ出ることはないので、画像形
成装置内部をトナーにより汚損することが無くなる。
【0009】ここで、「電子写真プロセスによって画像
の形成を行う画像形成装置」とは、例えば、感光体ドラ
ム等の感光体の表面に形成された静電潜像に対してトナ
ーを供給して静電潜像のトナー現像を行うとともに、感
光体表面上でトナー現像された画像を用紙に転写して画
像形成を行うレーザプリンタ等の画像形成装置をいう。
また、指示用係合部は、トナーの種類等に対応させてそ
のカートリッジの種類等を示すのが一般的であるが、必
ずしもその態様を採用しなくてもよい。
【0010】また、請求項2に係る画像形成装置におけ
る現像装置では、前記トナーカートリッジに円筒状の樹
脂体と、前記樹脂体の片側開口部を塞ぐキャップとを有
し、前記キャップに前記第1指示用係合部及び前記第2
指示用係合部を設けたことを特徴とする。
【0011】このような特徴を有する請求項2に係る現
像装置では、トナーカートリッジを正規のプロセスカー
トリッジに着脱自在に装着して回転させる際に、トナー
カートリッジのキャップに設けた第1指示用係合部及び
第2指示用係合部が、正規のプロセスカートリッジの第
1受け用係合部及び第2受け用係合部とのみ係合する
とにより、トナーカートリッジのプロセスカートリッジ
への装着間違いを防止することができる。
【0012】また、請求項3に係る画像形成装置におけ
る現像装置は、前記トナーカートリッジは、前記トナー
供給口付近を取り巻くように付着されたトナーシール体
を有することを特徴とする。 トナー供給口付近にスポン
ジからなるトナーシール体を取り巻くように付着させる
ことにより、前記トナー供給口からトナーが漏れ出るこ
とを防止することができる。
【0013】また、請求項4に係る画像形成装置におけ
る現像装置は、前記第1指示用係合部及び前記第2指示
用係合部は、トナーカートリッジの外側に設けられた凸
部または凹部であって、且つ、前記第1受け用係合部及
び前記第2受け用係合部は、前記プロセスカートリッジ
の内側に設けられた凹部または凸部であることを特徴と
する。それにより、トナーカートリッジが、凸部の第1
指示用係合部であるとともに、プロセスカートリッジ
が、凹部の第1受け用係合部である場合、また、トナー
カートリッジが、凹部の第2指示用係合部であるととも
に、プロセスカートリッジが、凸部の第2受け用係合部
である場合、トナーカートリッジの第1指示用係合部及
び第2指示用係合部は、正規の第1受け用係合部及び正
規の第2受け用係合部のプロセスカートリッジと係合す
る。
【0014】一方、トナーカートリッジが、凸部の第1
指示用係合部であるとともに、プロセスカートリッジ
が、凸部の第1受け用係合部の場合、また、トナーカー
トリッジが、凸部の第2指示用係合部であるとともに、
プロセスカートリッジの凸部の第2受け用係合部である
場合、トナーカートリッジの第1指示用係合部及び第2
指示用係合部は、正規の第1受け用係合部及び正規の第
2受け用係合部のプロセスカートリッジと係合しないの
で、トナーカートリッジは、そのプロセスカートリッジ
に装着できず、トナーカートリッジの装着間違い等を確
実に防止することができる。
【0015】また、請求項5に係る画像形成装置におけ
る現像装置は、前記第1指示用係合部、前記第2指示用
係合部及び前記第1受け用係合部、前記第2受け用係合
は、前記トナーカートリッジをプロセスカートリッジ
内に装着した際の位置決め機能を果たすように構成され
ていることを特徴とする。それにより、前記第1指示用
係合部、前記第2指示用係合部及び前記第1受け用係合
部、前記第2受け用係合部を係合させれば、前記第1指
示用係合部、前記第2指示用係合部及び前記第1受け用
係合部、前記第2受け用係合部は、前記トナーカートリ
ッジをプロセスカートリッジ内に装着した際に、正しく
位置決めされる。
【0016】また、請求項6に係る画像形成装置に用い
られるトナーカートリッジによれば、第1受け用係合部
及び第2受け用係合部を備えたプロセスカートリッジに
着脱自在に装着できるとともに、画像形成装置に使用さ
れるトナーを収納するトナーカートリッジであって、
ナー供給口と、回転可能に設けられ、前記トナー供給口
を開閉する供給口遮蔽部材と、前記供給口遮蔽部材に設
けられた孔部に係合し、前記トナー供給口を閉じる位置
に前記供給口遮蔽部材を位置決めする突起と、トナーカ
ートリッジの種類等を示し、前記トナーカートリッジの
前記プロセスカートリッジの挿入時において、正規の第
1受け用係合部とのみ係合される第1指示用係合部と、
トナーカートリッジの種類等を示し、前記プロセスカー
トリッジに挿入された前記トナーカードリッジのプロセ
スカートリッジに対する回転時において、正規の第2受
け用係合部とのみ係合させる第2指示用係合部と、を備
え、前記正規のトナーカートリッジの前記プロセスカー
トリッジへの挿入により、前記供給口遮蔽部材の前記孔
部と前記トナーカートリッジの前記突起との係合が解除
されて、前記供給口遮蔽部材が前記トナーカートリッジ
に対して回転自在とされ、正規のトナーカートリッジの
プロセスカートリッジに対する回転によって、前記トナ
ー供給口が開いてプロセスカートリッジにトナーを供給
できるように、トナーカートリッジがプロセスカートリ
ッジに装着されることを特徴とする。それにより、トナ
ーカートリッジを正規のプロセスカートリッジに着脱自
在に装着するに際し、トナーカートリッジの第1指示用
係合部及び第2指示用係合部は、正規の第1受け用係合
部及び正規の第2受け用係合部のプロセスカートリッジ
と係合する。一方、トナーカートリッジを正規でないプ
ロセスカートリッジに装着する場合、前記第1指示用係
合部及び前記第2指示用係合部は、その第1受け用係合
部及び第2受け用係合部に対して係合しないので、トナ
ーカートリッジは、そのプロセスカートリッジに装着で
きず、トナーカートリッジの装着間違い等を確実に防止
することができる。また、トナーカートリッジがプロセ
スカートリッジに挿入されると供給口遮蔽部材の孔部と
トナーカートリッジの突起との係合を解除する固定解除
片がプロセスカートリッジに設けられており、トナーカ
ートリッジをプロセスカートリッジに挿入して回転させ
るまでトナー供給口が開かないので、トナーの漏れを防
止でき、トナーカートリッジの供給口からプロセスカー
トリッジ内にトナーを確実に供給できる。従って、トナ
ーは漏れ出ることはないので、画像形成装置内部をトナ
ーにより汚損することが無くなる。
【0017】また、請求項7に係る画像形成装置に用い
られるプロセスカートリッジによれば、画像形成装置に
使用されるトナーを収納するとともに、トナーカートリ
ッジの種類等を示す第1指示用係合部及び第2指示用係
合部と、トナー供給口を開閉する供給口遮蔽部材と、前
記供給口遮蔽部材に設けられた孔部に係合し、前記トナ
ー供給口を閉じる位置に前記供給口遮蔽部材を位置決め
する突起とを設けたトナーカートリッジを着脱自在に装
着できるプロセスカートリッジであって、前記トナーカ
ートリッジの前記プロセスカートリッジへの挿入時にお
いて、正規の前記第1指示用係合部とを係合させつつ第
1受け用係合部と、前記第1指示用係合部と前記第1受
け用係合部とを係合させつつ前記トナーカートリッジを
前記プロセスカートリッジへ挿入することにより、前記
供給口遮蔽部材の前記孔部と前記トナーカートリッジの
前記突起との係合を解除して、前記供給口遮蔽部材を前
記トナーカートリッジに対して回転自在とする固定解除
片と、前記プロセスカートリッジに挿入された前記トナ
ーカートリッジのプロセスカートリッジに対する回転時
において、正規の前記第2指示用係合部とのみ係合させ
る第2受け用係合部と、を備え、前記正規のトナーカー
トリッジの前記プロセスカートリッジへの挿 入及び正規
のトナーカートリッジのプロセスカートリッジに対する
回転によって、前記トナー供給口が開いてプロセスカー
トリッジにトナーを供給できるように、トナーカートリ
ッジが前記プロセスカートリッジに装着されることを特
徴とする。それにより、トナーカートリッジを正規のプ
ロセスカートリッジに着脱自在に装着するに際し、トナ
ーカートリッジの第1指示用係合部及び第2指示用係合
は、正規の第1受け用係合部及び正規の第2受け用係
合部のプロセスカートリッジと係合する。一方、トナー
カートリッジを正規でないプロセスカートリッジに装着
する場合、前記第1指示用係合部及び前記第2指示用係
合部は、その第1受け用係合部及び第2受け用係合部
対して係合しないので、トナーカートリッジは、そのプ
ロセスカートリッジに装着できず、トナーカートリッジ
の装着間違い等を確実に防止することができる。また、
トナーカートリッジがプロセスカートリッジに挿入され
ると供給口遮蔽部材の孔部とトナーカートリッジの突起
との係合を解除する固定解除片がプロセスカートリッジ
に設けられており、トナーカートリッジをプロセスカー
トリッジに挿入して回転させるまでトナー供給口が開か
ないので、トナーの漏れを防止でき、トナーカートリッ
ジの供給口からプロセスカートリッジ内にトナーを確実
に供給できる。従って、トナーは漏れ出ることはないの
で、画像形成装置内部をトナーにより汚損することが無
くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
における現像装置、この現像装置に用いられるトナーカ
ートリッジまたはプロセスカートリッジについて、レー
ザプリンタにつき具体化した実施形態に基づき図面を参
照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るレー
ザプリンタの概略構成について図1に基づき説明する。
図1は、レーザプリンタの側断面である。図2及び3
は、そのレーザプリンタのプロセスカートリッジの側断
面図であり、特に図3は、トナーを供給する状態を示し
ている。
【0019】図1において、レーザプリンタ1は、本体
ケース2、本体ケース2の後部の上面側に設けられた第
1給紙トレイ3、第2給紙トレイ4、本体ケース2内に
設けられた用紙搬送機構5、スキャナユニット6、プロ
セスカートリッジ7、定着ユニット8、その他各第1、
第2給紙トレイ3、4、用紙搬送機構5等を駆動する駆
動ユニット(図示せず。本体ケース2の左端側部分に収
容される)等を有する。本体ケース2の前部上面側に
は、プリント機構部の上面側を開放可能なトップカバー
10、及び、排紙トレイ11が設けられている。この排
紙トレイ11は、閉位置と開位置へ切換自在であり、開
位置にてプリント済の用紙Pを受けるトレイとして機能
する。
【0020】ここで、スキャナユニット6、プロセスカ
ートリッジ7及び定着ユニット8等がプリント機構部に
相当する。プロセスカートリッジ7は、ケーシング24
内に感光ドラム25、帯電器26、現像ローラ27、転
写ローラ28、クリーニングローラ29等を収容して本
体ケース2内の所定部位に着脱可能なカートリッジ構造
になっている。
【0021】第1給紙トレイ3は、本体ケース2の後端
付近部分の上面部に固定的に設けられており、第2給紙
トレイ4は、本体ケース2のうちの第1給紙トレイ3の
前側の上面部に着脱可能に設けられている。前記用紙搬
送機構5は、第1給紙トレイ3、第2給紙トレイ4から
択一的に給紙された用紙Pをプロセスカートリッジ7へ
搬送するためのものであり、第1給紙トレイ3の下端側
に設けられた一対の送りローラ12a、12bと、第2
給紙トレイ4の下端側に設けられた一対のレジストロー
ラ13a、13bとを有する。送りローラ12aは駆動
側ローラ、送りローラ12bは従動ローラである。レジ
ストローラ13aは駆動側ローラ、レジストローラ13
bは従動ローラである。第1給紙トレイ3からレジスト
ローラ13a、13bに至る用紙搬送経路14は、第2
給紙トレイ4の下面に沿って延びる下面側搬送路14a
を含み、第2給紙トレイ4を本体ケース2から取り外し
た状態では、下面側搬送路14aが外部に開放状態にな
る。
【0022】第1給紙トレイ3からピックアップローラ
36を介して給紙された用紙Pは、一対の送りローラ1
2a、12bで送り駆動されて下面側搬送路14aを通
ってレジストローラ13a、13bに達し、レジスト後
に送り駆動されてプロセスカートリッジ7へ搬送され
る。第2給紙トレイ4からピックアップローラ36を介
して給紙された用紙Pは、レジストローラ13a、13
bに達し、レジスト後に送り駆動されてプロセスカート
リッジ7に搬送される。前記スキャナユニット6は、プ
ロセスカートリッジ7の下側に配設され、レーザ発光部
(図示せず)、ポリゴンミラー20、反射鏡21、2
3、レンズ22等を有し、レーザ発光部からのレーザビ
ームを、鎖線で示すようにポリゴンミラー20、反射鏡
21、レンズ22、反射鏡23を介してプロセスカート
リッジ7の帯電された回転中の感光ドラム25の外周部
に高速走査にて照射し露光することにより感光ドラム2
5の表面に静電潜像が形成される。
【0023】前記プロセスカートリッジ7は、図2に示
されるように、ケーシング24内に感光ドラム25、ス
コロトロン型帯電器26、現像ローラ27、転写ローラ
28、クリーニングローラ29、トナーカートリッジ3
0、トナー供給ローラ31等を内蔵したものであり、こ
のプロセスカートリッジ7を本体ケース2から取り外し
た状態で、更にトナーカートリッジ30をプロセスカー
トリッジ7から取り外すことができるようになってい
る。前記トナーカートリッジ30内のトナーは撹拌部
(アジテータともいう)32で撹拌されて、プロセスカ
ートリッジ7の開口30A及びトナーカートリッジ30
の開口206から放出された後、トナー供給ローラ31
を介して現像ローラ27に供給され、ブレード33によ
り一定厚さのトナー層として現像ローラ27に担持され
て、感光ドラム25に供給される。尚、プロセスカート
リッジ7の開口30Aの近傍位置には、2つのオーガ部
材37、38が回転可能に配設されており、各オーガ部
材37、38は、前記開口30A及び206から放出さ
れたトナーをケーシング24内で均一に分散させる作用
を行う。トナーカートリッジ30のトナー量を検出する
ため、トナーセンサー55がトナーカートリッジ30外
側の下方に設けられ(図2参照)、トナーカートリッジ
30内の検出部位としてのトナー検出部240(図7参
照)にあるトナーを後述の如く検出する。
【0024】前記感光ドラム25の表面に形成された静
電潜像は、現像ローラ27からトナーを付着させて顕像
化され、用紙Pが感光ドラム25と転写ローラ28との
間を通る間に用紙Pに転写され、その用紙Pは定着ユニ
ット8内へ送られて定着される。尚、感光ドラム25の
表面に残ったトナーは、クリーニングローラ29で一時
的に回収された後、所定のタイミングで感光ドラム25
を介して現像ローラ27によって回収される。その定着
ユニット8は、用紙Pにトナーを熱定着させるものであ
り、加熱ローラ34と、その加熱ローラ34に押圧され
た押圧ローラ35と、これらの各ローラ34、35の下
流側に設けられ、用紙Pを本体ケース2の外部へ排出す
る一対の排出ローラ15a、15bとを有する。従っ
て、このような電子写真プロセスによって画像形成を行
うレーザプリンタは、感光体ドラム25等の感光体の表
面に形成された静電潜像に対してトナーを供給して静電
潜像のトナー現像を行うとともに、感光体表面上でトナ
ー現像された画像を用紙Pに転写して画像形成を行うこ
とができる。
【0025】尚、前記構成において、プロセスカートリ
ッジ7の感光ドラム25及び転写ローラ28を介して用
紙Pが送り出される搬送速度は、定着ユニット8の加熱
ローラ34、押圧ローラ35、各排出ローラ15a、1
5bを介して用紙Pが送り出される搬送速度と等しい
か、又は、その搬送速度よりも大きくなるように設定さ
れている。これは、加熱ローラ34、押圧ローラ35、
各排出ローラ15a、15bを介して用紙Pが送り出さ
れる搬送速度が、感光ドラム25及び転写ローラ28を
介して用紙Pが送り出される搬送速度よりも大きい場合
には、感光体ドラム25上のトナー画像が、用紙Pに転
写する感光体ドラム25と転写ローラ28とのニップ点
において、用紙Pが引っ張られて、用紙Pに形成される
画像の形成位置にずれが生じ、画像が乱れてしまう虞が
あるからである。
【0026】次に、プロセスカートリッジ7及びトナー
カートリッジ30の詳細な構成について図4〜図7に基
づき説明する。図4は、トナーカートリッジ30を装着
したプロセスカートリッジ7の斜視図であり、図5〜7
は、トナーカートリッジ30をプロセスカートリッジ7
から取り外した状態を示す図である。特に、図6では、
供給口遮蔽部材204及びキャップ500は分かりやす
くするために省略しており、更に、図7は、トナーカー
トリッジ30の内部構造の断面を示している。この実施
の形態の場合、トナーを収納するトナーカートリッジ3
0を、プロセスカートリッジ7の片側に位置する装着口
24Aに着脱自在に装着できるように構成されている。
具体的にはトナーカートリッジ30をその長手方向(図
4の矢示A方向)にプロセスカートリッジ7内に挿入し
た状態で、トナーカートリッジ30をその円周方向(図
4の矢示B方向)に回転させることにより、プロセスカ
ートリッジ7内に装着することができる。
【0027】トナーカートリッジ30は、図5及び6に
示されるように、ほぼ円筒状のブロー成型樹脂体202
と、この樹脂体202の片側開口部を塞ぐキャップ50
0と、その樹脂体202中央に設けられたトナー供給口
206を開閉する供給口遮蔽部材204と、トナー供給
口206付近を取り巻くように付着されたスポンジから
なるトナーシール体216と、前記樹脂体202内でそ
の長手方向に延びる軸300を回動軸として有する撹拌
部(アジテータ)32とから構成されている。そして、
供給口遮蔽部材204が、後述の態様で、前記樹脂体2
02の外周に沿って移動することによってトナー供給口
206を開いたり、または、閉じたりすることができ
る。そのため、図2、図3に示されるように、トナーカ
ートリッジ30内の撹拌部32を回転させることによ
り、トナーカートリッジ30内のトナーを撹拌してトナ
ーカートリッジ30の開口206からトナーを供給でき
る。また、トナーシール体216は、前記トナー供給口
206から洩れ出るトナーをシールすることができる。
【0028】最初に、ブロー成型樹脂体202について
説明する。このブロー成型樹脂体202は、可撓性に富
み、トナーと反応することなく、またカートリッジ30
の内面にトナーが付着しにくい樹脂をからなり、ブロー
成形によって形成される。その樹脂体202の素材とし
ては、例えば、ビニル・クロライドやポリプロピレン、
ポリエチレン・テレフタレート(PET)樹脂等が、費
用及び再生利用等の点で好ましい。このブロー成型樹脂
体202では、複数の凸部または凹部が一体成型されて
いる。例えば、ブロー成型樹脂体202に一体成形され
た突起214は、供給口遮蔽部材204の延長部210
に設けられた孔部212に係合し、供給口遮蔽部材20
4を閉位置に位置決めをするとともに、延長部210が
プロセスカートリッジ7の固定解除片(図示せず)と係
合することにより、突起214がその孔部212から外
されると、前記供給口遮蔽部材204は、トナー本体2
02に対して回転自在となって、トナー供給口206を
露出させることができる。また、前記供給口遮蔽部材2
04の側端部220の両側に設けられた該突起部218
は、供給口遮蔽部材204を、ブロー成型樹脂体202
の外周に沿って移動させる際に案内することができる。
【0029】ブロー成型樹脂体202の外周には、図6
に示すように、複数の案内リブが形成されている。この
案内リブの一例としての中央リブ222は、前記供給口
遮蔽部材204の中央部をブロー成型樹脂体202の外
周方向に案内することができる。前記供給口遮蔽部材2
04のすぐ下側には、前記突起部218に隣接して一対
の側部案内リブ224が配置されている。前記中央リブ
222及び側部リブ224により、それらの付近で、供
給口遮蔽部材204内面とブロー成型樹脂体202の外
周面226との間に、僅かに空間が確保されている。
【0030】また、ブロー成型樹脂体202の外周側の
突起218の両端側には、主リブ250及び補助リブ2
60が設けられている。これら主リブ250及び補助リ
ブ260は、前記ブロー成型樹脂体202の外周面22
6からそれぞれ突出して形成されており、主リブ250
は該外周面226からの高さが補助リブ260より高く
設定されている(図7参照)。この主リブ250及び補
助リブ260の高さにより、トナーカートリッジ30
は、プロセスカートリッジ7の装着口24A内へ図4の
矢印方向に円滑に挿入できる。トナー検出部240は、
ブロー成型樹脂体202の中央部にあって、テーパー形
状となすように構成されている。すなわち、ブロー成型
樹脂体202のトナー検出部240の両側は、大きな凹
部242が形成されており、トナー検出部240は、断
面幅が外方に向かって狭くなる傾斜形状をなす。そのた
め、その一方の凹部242には、トナーセンサ55の発
光部を、反対側の凹部242には、トナーセンサ55の
受光部をはめ込んだ状態で、トナーセンサ55の発光部
(図示せず)が発した光を、トナー検出部240を通過
させてトナーセンサ55の受光部(図示せず)が受光す
ることにより、トナー検出部240にあるトナーを光学
的に検出することができる。
【0031】そのため、樹脂体202は、半透明になる
ようなポリプロピレンなどの樹脂材料から形成されてい
るのが望ましい。半透明である場合、トナーレベル検知
のための光量を十分に通過させる一方、周辺構造から不
要な光を減少させたり、吸収することができるからであ
る。前記トナー検出部240にトナーが付着すると、ト
ナーセンサ55が誤動作するので、トナー検出の直前に
は、トナー検出部240を清掃する必要がある。そのた
め、この実施の形態の場合、掃出用薄状媒体としての掃
出用薄状媒体410が定期的にトナー検出部240を掃
き出すように、前記撹拌部32に設けられている。掃出
用薄状媒体410は、弾性を要する素材を薄くフィルム
状にしたものであって、矢羽根形状をなす。このよう
に、掃出用薄状媒体410を矢羽形状としたため、トナ
ー検出部240の内側表面を十分に拭き取ることができ
る。
【0032】前記撹拌部32は、図8に示すように、長
手方向に延びる軸300を有し、この軸300の一端
は、フランジ付きの軸受けピン310になっているのに
対し、反対側は、撹拌部回転用の動力連結部となってい
る。そして、軸300の前記掃出用薄状媒体410の反
対側には、中央揺動羽根400が配置されるとともに、
この中央揺動羽根400の両側には、一対の横揺動羽根
312が配置されている。尚、図8(a)は、撹拌部3
2の平面図であり、図8(b)は、同じく正面図であ
り、図8(c)は、同じく底面図であり、図8(d)
は、同じく背面図である。そして、一対の横揺動羽根3
12は、その端縁部がその全長に亘って、前記樹脂体2
02内面に密接するように延び、そこからトナーをかき
集めるように形成されているのが好ましい。そのため各
横揺動羽根312は、弾力的に変形される素材からなる
のが望ましい。
【0033】中央揺動羽根400は、例えば、薄いフィ
ルム部材等の薄状媒体406、408からなり、前記軸
300に一体的に形成された複数のクリップ318を介
して該軸300に固定されている。それらクリップ31
8は、中央揺動羽根400に切込み形成された複数の凹
部402とそれぞれ係合されている。そして、トナーカ
ートリッジ30内のトナーを撹拌して前記開口206か
らトナーを供給する中央揺動羽根400は、少なくとも
2枚の弾性を有する薄状媒体406、408からなり、
一枚目の前記薄状媒体406の回転後に、二枚目の前記
薄状媒体408が追従して回転するように構成されてい
る(図2、3参照)。
【0034】そのため2枚の弾性を有する薄状媒体40
6、408からなるアジテータ32では、一枚目の薄状
媒体406が回転する際、トナーは押し出されて撹拌さ
れるが、その際薄状媒体406の後方に回って逆流し始
めるため、追従して回転する二枚目の前記薄状媒体40
8が、そのトナーを受けてその逆流を防止する。特に、
トナーがある程度、例えば、トナーカートリッジ30内
の3分の1程の高さまで消費されると、一枚目の薄状媒
体406が図2の凹部242から落下した場合、トナー
検出部240のトナーが飛散してトナーセンサー55の
検出光が透過するおそれが高いが、二枚目の前記薄状媒
体408がその跳ね上げを防止する。その状態をトナー
カートリッジ30内のトナー残量を検出するに当たっ
て、トナーセンサ55から出力した波形図(図16参
照)を参照して説明する。ここで、理解しやすくするた
め、図16(a)には、一枚目の薄状媒体からなるアジ
テータの場合の、図16(b)には、2枚の薄状媒体4
06からなるアジテータ32の場合のトナー残量を検出
した際の波形図を並記する。トナーカートリッジ100
内の検出部240にある検出光を遮断すべきトナーは、
アジテータ32の掃出用薄状媒体410が回転すること
により飛散し、トナーセンサ55の検出光は検出部24
0を通過して、その検出信号をスレショルド電圧THよ
り低下させる(信号Q1)が、トナーカートリッジ30
内に、トナーが十分に残っている場合は、直ちにトナー
がトナー検出部240に戻るので、スレショルド電圧T
Hより高くなる(信号Q2)。それに対し、トナーカー
トリッジ100内で、例えば、3分の1程の高さまで消
費されると、直ちにトナーがトナー検出部240に戻ら
ずに、スレショルド電圧THより高くなるまでに要する
時間T1は長くなる。それにより、この時間T1の長さ
を検出し、トナー残量に対応する予め設定された時間と
比較することにより、トナーカートリッジ100内のト
ナーを残量を検出することができる。ところが、アジテ
ータが一枚の薄状媒体のみを有する場合、前記検出部2
40にあって、検出光を遮断すべきトナーは、薄状媒体
が回転することにより飛散されて、図16(a)に示さ
れるように、トナーセンサ55の検出光が通過して、ス
レショルド電圧THより低下する(信号Z1)場合があ
って、その時間T2が、前記掃出用薄状媒体410が掃
き出した際の時間T1と合わさって長時間となり、トナ
ーの残量がまだ十分あるにも関わらず、トナーセンサー
55は、トナーが残り少ない状態と誤判断する場合があ
る。それに対し、一枚目の薄状媒体406が図2の凹部
242から落下した場合、トナー検出部240のトナー
が飛散してトナーセンサー55の光が透過するおそれが
高いが、二枚目の前記薄状媒体408がその跳ね上げを
防止するので、図16(b)に示されるように、トナー
がトナーセンサ55の検出光を遮断して、スレショルド
電圧THより低下させない(信号Z2)。その結果、二
枚目の前記薄状媒体408を備えたアジテータ32の場
合、前記掃出用薄状媒体410が掃き出した際の時間T
1の長さのみを検出して予め設定された時間と比較する
ことにより、トナーカートリッジ100内のトナーを残
量を正確に検出することができ、トナーセンサー55の
誤判断を防止する。もっとも、前記薄状媒体は、三枚以
上あってもよく、また、二枚目の前記薄状媒体408
は、一枚目の前記薄状媒体406よりかなり遅れて回転
してもよい。
【0035】この場合、薄状媒体406、408は、図
9に示されるように、中央部406a、408aと両側
方部406b、408bを備えている。そして、一枚目
の薄状媒体406の中央部406aの径方向の長さが、
前記二枚目の薄状媒体408の中央部408aの径方向
の長さに比べて短い(図8(b)参照)。それにより、
一枚目の薄状媒体406の径方向の長さの短い中央部4
06aの回転により撹拌したトナーが、その中央部40
6aの後方に回って逆流し始める際に、二枚目の薄状媒
体408の径方向の長さの長い中央部408aが、トナ
ーの逆流を確実に防止する。前記一枚目の薄状媒体40
6及び前記二枚目の薄状媒体408のトナー撹拌部40
6a、408aの径方向の長さは、いずれも前記トナー
カートリッジ30内径半径の長さよりも大きく設定され
ているので、これら弾性を有する薄状媒体406、40
8の先端部は、図2、図3に示されるように、前記樹脂
体202内面に当接することによって湾曲し、トナーを
回転方向に押し出しながら撹拌するので、トナーを十分
に撹拌するとともに、現像室内へ供給することができ
る。
【0036】尚、回転軸300には、トナーカートリッ
ジ30内のトナー検出部位に付いたトナーを掃き出すた
め、弾性を有する掃出用薄状媒体としての掃出用薄状媒
体410を取り付け、この掃出用薄状媒体410と中央
揺動羽根400の薄状媒体406、408とが前記回転
軸300を挟んで反対側に位置している。そのため、2
枚の弾性を有する薄状媒体406、408からなる中央
揺動羽根400では、トナーが一枚目の薄状媒体406
の回転によって撹拌される際、薄状媒体406の後方に
回って逆流し始めるが、追従して回転する二枚目の薄状
媒体408が、そのトナーを受けてその逆流を防止する
とともに、弾性を有する掃出用薄状媒体410は、トナ
ーカートリッジ30内のトナー検出部240に付いたト
ナーを掃き出すことになる。また、二枚目の薄状媒体4
08の側方部408bの形状を、例えば、三角形状に変
更することにより、前記開口206及び前記開口30A
からのトナー供給量を調整することができる。それによ
り、トナーカートリッジ30内のトナーの拡散等を調整
することができる。尚、この実施の形態の場合、掃出用
薄状媒体410は、二枚目の薄状媒体408と一体的に
形成されており、一枚目の薄状媒体406と、二枚目の
薄状媒体408とを、前記軸300にクリップ318を
用いて取り付けることができる。もっとも、掃出用薄状
媒体410は、二枚目の薄状媒体408と別体に形成し
てもよいし、また、トナー供給量を調整するため、一枚
目の薄状媒体406の形状を変更してもよい。
【0037】また、ブロー成型樹脂体202の反対側の
開口230は、図6に示されるように、先端に向かって
先細りになっており、軸300の軸受け部材としての役
割を果たしている。そして、撹拌部32の軸300の片
側端部には、図7、8に示されるように、係合用凹部3
02とフランジ304とが設けられており、係合用凹部
302及びフランジ304には、駆動軸材(図示せず)
が嵌め込まれて回転する。そのため、モータ等からの駆
動力を受ける駆動軸材(図示せず)が、係合用凹部30
2に嵌め込まれて回転すると、係合用凹部302及びフ
ランジ304は一体的に回転して、撹拌部32は、カー
トリッジ30の前記樹脂体202内で回転するので、係
合用凹部302及びフランジ304は、撹拌部回転用の
動力連結部としての役割を果たしている。このようにト
ナーカートリッジ30内で撹拌部32を回転させるた
め、図7に示されるように、前記係合用凹部302をト
ナーカートリッジ30の開口230に挿入し、係合用凹
部302とフランジ304とに、撹拌部回転用の動力を
伝達する必要があるが、その際に、トナーカートリッジ
30内からトナーの漏えいを防止する必要がある。特
に、前記トナーカートリッジ30は、ブロー成形により
製造されているので、安価に製造されるが、そのブロー
成型樹脂体202の内面は、必ずしも平面状でないた
め、前記樹脂体202内面と係合用凹部302等との間
から、トナーが漏えいする畏れがある。
【0038】そのため、係合用凹部302及びフランジ
304に、図11(a)、図11(b)に示されるよう
に、例えば、ウレタンフォーム等のスポンジ部材等から
なるシール用軟性部材306を密着するように取り付け
る。それにより、前記樹脂体202内面と係合用凹部3
02等との間から、トナーが漏えいを防止する。そし
て、これらシール用軟性部材306と係合用凹部302
とフランジ304との間には、シール用軟性部材306
の回転を防止するため、例えば、テフロンフェルト、ポ
リエチレンテレフタレート等の耐磨耗性のフィルム等か
らなるワッシャ部材308を挟むのが望ましい。これら
ワッシャ部材308とフランジ304とが接触する少な
くとも一方の接触面、すなわち、フランジ304の接触
面には、図10に示されるように、凹凸部305を設け
る。尚、図10(a)は、係合用凹部302とフランジ
304の断面図であり、図10(b)は、係合用凹部3
02とフランジ304の正面図であり、図10(c)
は、フランジ304と凹凸部305の断面図である。こ
のようにフランジ304に凹凸部305を設けることに
より、ワッシャ部材308の接触面とフランジ304と
の接触面との間の接触面積が減少して、接触抵抗も減少
する。その結果、撹拌部回転用の係合用凹部302とフ
ランジ304が回転しても、トナーカートリッジ30内
のワッシャ部材308の介在により、シール用軟性部材
306の回転を防止する結果、トナーの漏えい等を確実
に防止することができる。
【0039】一般に、前記ワッシャ部材308の接触面
とフランジ304との接触面との間に、トナーが入り込
むと、ワッシャ部材308の接触面とフランジ304と
の接触面との間の摩擦抵抗が増加させる要因となり得る
が、前記凹凸部305にトナーが入り込む場合、ワッシ
ャ部材308と係合用凹部302とフランジ304との
接触面との間には、ほとんど介在しないため、摩擦抵抗
の増加を防止する。また、この実施の形態の場合、前記
凹凸部305は、図10(b)に示されるように、同心
円状に形成された複数の溝部であるので、ワッシャ部材
308の接触面にフランジ304の接触面の凸部305
のみが接触し、これら接触面積が減少して、接触抵抗も
減少する。その結果、撹拌部回転用の係合用凹部302
とフランジ304が回転しても、トナーカートリッジ3
0内のワッシャ部材308がシール用軟性部材306の
回転を防止し、更にシール用軟性部材306の回転を防
止する。
【0040】また、前記凹凸部305の複数の溝部の内
の中心側の溝部305aが、図10(c)に示されるよ
うに、その外側の溝部305bに比べて深くなっている
ので、複数の溝部の内の中心側の溝部305aにトナー
が入り込み、ワッシャ部材308とフランジ304との
接触面との間に、トナーがほとんど介在しないため、摩
擦抵抗の増加を防止する。従って、撹拌部回転用の係合
用凹部302とフランジ304が回転しても、トナーカ
ートリッジ30内のシール用軟性部材306の回転を防
止する。また、前記係合用凹部302とフランジ304
とシール用軟性部材306との接触面には、グリス材を
付着させるのが望ましい。具体的には、シール用軟性部
材306の内周面306A(図11(a)参照)に塗布
すればよい。その場合、係合用凹部302とフランジ3
04の接触面とシール用軟性部材306の接触面との間
の摺動抵抗が減少するので、撹拌部回転用の係合用凹部
302とフランジ304が回転しても、トナーカートリ
ッジ30内のシール用軟性部材306の回転を防止す
る。尚、グリス材は、その油性分がしみ出しにくい種類
を選択する必要がある。もっとも、グリス材の油性分が
多少しみ出ても、フランジ304の接触面の凹凸部30
5に油性分がたまってトナーカートリッジ30内のトナ
ーには付着しない
【0041】尚、ワッシャ部材308は、必要がない場
合、係合用凹部302とフランジ304の接触面とシー
ル用軟性部材306の接触面との間に取り付け無くても
よい。その場合、トナーカートリッジ30の開口230
に、シール用軟性部材306が取り付けられた係合用凹
部302とフランジ304を挿入すればよいが、これら
シール用軟性部材306と係合用凹部302とフランジ
304とが接触する少なくとも一方の接触面、具体的に
は、フランジ304の接触面に凹凸部305を設けフラ
ンジ304の接触面に凹凸部305を設けるのが望まし
い。このようにフランジ304に凹凸部305を設ける
と、シール用軟性部材306の接触面と係合用凹部30
2とフランジ304との接触面との間の接触面積が減少
して、接触抵抗も減少する。
【0042】また、シール用軟性部材306を介して係
合用凹部302とフランジ304を前記開口に嵌め込む
際に、前記シール用軟性部材306のトナーカートリッ
ジ30内面230A(図11参照)と接触する接触面に
吸盤効果を有する部材309を付着するのが望ましい。
そして、発泡材としてのスポンジ部材からなるシール用
軟性部材306の片面側に、吸盤効果を有する部材30
9を付着して、押圧部材としてのフランジ304が、ワ
ッシャ部材308を介して、シール用軟性部材306の
反対面(吸盤効果を有する部材309を付着されていな
い面)側から、開口230の内側面230A(図11参
照)を押圧するため、吸盤効果を有する部材309はそ
の内側面230Aと密着する。このように吸盤効果を有
する部材309は、例えば、密着性の良い厚さ100マ
イクロメートル程度の軟質樹脂膜からなっているのが望
ましく、本実施例では、株式会社ブリジストン製のSG
シートを用いた。そのため、シール用軟性部材306を
介して係合用凹部302とフランジ304を前記開口に
嵌め込む際に、前記トナーカートリッジ30の樹脂体2
02内面に当たっても付着することなく、開口230の
内側面230A(図11参照)に押圧すれば、吸盤効果
を有する部材309は、時間の経過に伴ってその当接面
と密着する。その結果、撹拌部回転用の係合用凹部30
2とフランジ304が回転しても、トナーカートリッジ
30内のシール用軟性部材306の回転を防止するた
め、前記樹脂体202内面と係合用凹部302との間か
ら、トナーが漏えいするのを確実に防止することができ
る。
【0043】また、トナーカートリッジ30の一方の端
部に、キャップ500が設けられており、この場合、キ
ャップ500は、前記ブロー成型樹脂体202の端部を
密封できるような大きさに形成されている。そして、前
記ブロー成型樹脂体202の外周には、突起部245
(図6参照)が設けられ、前記凹部508とはめ合わす
ことができるようになっている。そして、突起部245
が、凹部508と係合されると、キャップ500はブロ
ー成型樹脂体202に対して回転しないように固定され
る(図5参照)。また、前記キャップ500にはノブ5
06が径方向に突き出るように一体的に形成されてお
り、このノブ506を操作することにより、トナーカー
トリッジ30をプロセスカートリッジ7内に装着するこ
とができる。
【0044】トナーカートリッジ30のキャップ500
には、図12、図13に示されるように、そのカートリ
ッジ30の種類等を示す第2指示用係合部としての凸部
510を設けるとともに、所定の前記第2指示用係合部
510とのみ係合する第2受け用係合部としての凹部7
1を前記プロセスカートリッジ7に設ける。更に、その
第1指示用係合部として、トナーカートリッジ30の外
側に凹部512が設けられ、且つ、前記第1受け用係合
部として、前記プロセスカートリッジ7の内側には、凸
部73が設けられている。具体的には、凸部510は、
キャップ500の円周方向に突設され、凹部71は、プ
ロセスカートリッジ7の入り口にキー溝として形成され
ている。また、凹部512は、ノブ506の下方側に設
けられ、凸部73は、プロセスカートリッジ7の入り口
に突設されている。そのため、前記トナーカートリッジ
30を、図12(a)、図13(a)の状態からプロセ
スカートリッジ7内に挿入して、凸部73が凹部512
に嵌合した状態で(図12(b)、図13(b)参
照)、一方向に回転させることにより、前記第2指示用
係合部の凸部510を前記プロセスカートリッジ7の
受け用係合部の凹部71に係合するように構成されて
いる。それにより、トナーカートリッジ30を正規のプ
ロセスカートリッジ7に着脱自在に装着して回転させる
際に、トナーカートリッジ30の第1指示用係合部51
2及び第2指示用係合部510は、正規の第1受け用係
合部73及び正規の第2受け用係合部71のプロセスカ
ートリッジ7と係合する。
【0045】それとは別の実施の形態として、図14に
示されるように、トナーカートリッジ30のキャップ5
00には、異なるカートリッジ30の種類等を示す第2
指示用係合部としての凸部520を設けるとともに、所
定の前記第2指示用係合部520とのみ係合する第2
け用係合部としての凹部77を前記プロセスカートリッ
ジ7に設ける。更に、その第1指示用係合部として、ト
ナーカートリッジ30の外側に凹部522が設けられ、
且つ、前記第1受け用係合部として、前記プロセスカー
トリッジ7の内側には、凸部75が設けられている。具
体的には、凸部520は、キャップ500の円周方向に
突設され、凹部77は、プロセスカートリッジ7の入り
口にキー溝として形成されている。また、凹部522
は、キャップ500の下方側に設けられ、凸部75は、
プロセスカートリッジ7の入り口に突設されている。そ
して、トナーカートリッジ30を、図14の状態からプ
ロセスカートリッジ7内に挿入して、凸部75が凹部5
22に嵌合したところで一方向に回転させることによ
り、前記第2指示用係合部の凸部520を前記プロセス
カートリッジ7の第2受け用係合部の凹部77に係合す
る。それにより、トナーカートリッジ30を正規のプロ
セスカートリッジ7に着脱自在に装着して回転させる際
に、トナーカートリッジ30の第1指示用係合部522
及び第2指示用係合部520は、正規の第1受け用係合
部75及び正規の第2受け用係合部77のプロセスカー
トリッジ7と係合することになる。
【0046】従って、図12のトナーカートリッジ30
を、図12の正規のプロセスカートリッジ7に着脱自在
に装着するに際し、トナーカートリッジ30の第1指示
用係合部512及び第2指示用係合部510は、正規の
第1受け用係合部73及び正規の第2受け用係合部71
のプロセスカートリッジ7とのみ係合する。同様に、図
14のトナーカートリッジ30を、図14の正規のプロ
セスカートリッジ7に着脱自在に装着するに際し、トナ
ーカートリッジ30の第1指示用係合部522及び第2
指示用係合部520は、正規の第1受け用係合部75及
び正規の第2受け用係合部77のプロセスカートリッジ
7とのみ係合する。一方、図12のトナーカートリッジ
30を正規でない図14のプロセスカートリッジ7に装
着する場合、前記第1指示用係合部512及び前記第2
指示用係合部510は、その第1受け用係合部75及び
第2受け用係合部77に対して係合しないので、トナー
カートリッジ30は、そのプロセスカートリッジ7に装
着できず、トナーカートリッジ30の装着間違い等を確
実に防止することができる。また、図14のトナーカー
トリッジ30を正規でない図12のプロセスカートリッ
ジ7に装着する場合も同様である。尚。トナーカートリ
ッジ30をプロセスカートリッジ7内に装着した際に、
第1指示用係合部512、522及び第2指示用係合部
510、520は、正規の第1受け用係合部73、75
及び正規の第2受け用係合部71、77に対して正しく
位置決めすることができる。尚、凸部と凹部の関係は、
反対であってもよい。
【0047】そして、正規のトナーカートリッジ30
を、正規のプロセスカートリッジ7その(図4矢印方
向)へ挿入することにより、供給口遮蔽部材204の延
長部210が、プロセスカートリッジ7に設けられた固
定解除片(図示せず)と係合させられ、ブロー成型樹脂
体202の外表面から離れる方向に該延長部210を曲
げる。これによって、ブロー成型樹脂体202の前記突
起214と供給口遮蔽部材204の凹部212との係合
が解除されるので、この状態で、キャップ500のノブ
506を操作することにより、トナーカートリッジ30
を供給口遮蔽部材204に対して回転させて、トナー供
給口206を開いた状態にすることができる(図15参
照)。
【0048】このように前記トナーカートリッジ30
を、プロセスカートリッジ7内に装着して回転させるこ
とにより、前記トナー供給口を開いてプロセスカートリ
ッジ7にトナーを供給できるように構成できるので、プ
ロセスカートリッジ7内からトナーは漏れ出ることはな
く、トナーカートリッジ30の供給口からプロセスカー
トリッジ7内にトナーを確実に供給できる。従って、ト
ナーは漏れ出ることはないので、画像形成装置内部をト
ナーにより汚損することが無くなる。
【0049】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、画
像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、印刷機等に
採用することができる。更に、トナーカートリッジ30
とプロセスカートリッジ7とをセットにして製造販売す
る形態のみならず、トナーカートリッジ30とプロセス
カートリッジ7とを別個に製造販売する形態において
も、本発明は適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態のレーザプリンタの側断面図で
ある。
【図2】この実施の形態のプロセスカートリッジの側断
面図である。
【図3】図2相応図である。
【図4】この実施の形態のプロセスカートリッジの斜視
図である。
【図5】この実施の形態のトナーカートリッジの正面図
である。
【図6】この実施の形態のトナーカートリッジの背面図
である。
【図7】この実施の形態のトナーカートリッジの断面図
である。
【図8】この実施の形態の撹拌部を示す図である。
【図9】この実施の形態の薄状媒体を示す正面図であ
る。
【図10】この実施の形態の係合用凹部とフランジを示
す図である。
【図11】この実施の形態の係合用凹部とフランジと
を、トナーカートリッジの開口に嵌め込む状態を示す図
である。
【図12】この実施の形態のトナーカートリッジを、プ
ロセスカートリッジ内に装着する状態を示す正面図であ
る。
【図13】図12の側面図である。
【図14】他の実施の形態のトナーカートリッジを、プ
ロセスカートリッジ内に装着する状態を示す正面図であ
る。
【図15】この実施の形態のトナーカートリッジを、プ
ロセスカートリッジ内に装着する状態を示す断面図であ
る。
【図16】トナーカートリッジ内のトナー残量を検出し
た際の波形図である。
【図17】従来の現像装置の要部を模式的に示す説明図
である。
【符号の説明】
7 プロセスユニット 25 感光体ドラム 30 トナーカートリッジ 32 撹拌機 37、38 オーガローラ 406 408 薄状媒体 302 係合用凹部 304 フランジ 306 シール用軟性部材 308 ワッシャ部材 309 吸盤効果を有する部材 510 520 凸部 73 75 凸部 512 522 凹部 71 77 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 112 G03G 21/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収納するトナーカートリッジ
    と、このトナーカートリッジを着脱自在に装着できるプ
    ロセスカートリッジとを備えた画像形成装置における現
    像装置であって、前記トナーカートリッジに設けられたトナー供給口と、 前記トナーカートリッジに対して回転可能に設けられ、
    前記トナー供給口を開閉する供給口遮蔽部材と、 前記トナーカートリッジに設けられ、前記供給口遮蔽部
    材に設けられた孔部に係合し、前記トナー供給口を閉じ
    る位置に前記供給口遮蔽部材を位置決めする突起と、 前記トナーカートリッジに設けられ、そのトナーカート
    リッジの種類等を示す第1指示用係合部と、 前記プロセスカートリッジに設けられ、前記トナーカー
    トリッジの前記プロセスカートリッジへの挿入時におい
    て、正規の前記第1指示用係合部とのみ係合される第1
    受け用係合部と、 前記プロセスカートリッジに設けられ、前記正規の第1
    指示用係合部と前記第1受け用係合部とを係合させつつ
    前記トナーカートリッジを前記プロセスカートリッジへ
    挿入することにより、前記供給口遮蔽部材の前記孔部と
    前記トナーカートリッジの前記突起との係合を解除し
    て、前記供給口遮蔽部材を前記トナーカートリッジに対
    して回転自在とする固定解除片と、 前記トナーカートリッジに設けられ、そのトナーカート
    リッジの種類等を示す第2指示用係合部と、 前記プロセスカートリッジに設けられ、プロセスカート
    リッジに挿入された前記トナーカートリッジのプロセス
    カートリッジに対する回転時において、正規の前記第2
    指示用係合部とのみ係合させる第2受け用係合部と、を
    備え、 前記正規のトナーカートリッジの前記プロセスカートリ
    ッジへの挿入及び正規 のトナーカートリッジのプロセス
    カートリッジに対する回転によって、前記トナー供給口
    が開いてプロセスカートリッジにトナーを供給できるよ
    うに、トナーカートリッジがプロセスカートリッジに装
    着される ことを特徴とする画像形成装置における現像装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置における
    現像装置において、前記トナーカートリッジは、円筒状の樹脂体と、前記樹
    脂体の片側開口部を塞ぐキャップとを有し、前記キャッ
    プに前記第1指示用係合部及び前記第2指示用係合部を
    設けたこと を特徴とする画像形成装置における現像装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    における現像装置において、前記トナーカートリッジは、前記トナー供給口付近を取
    り巻くように付着されたトナーシール体を有すること
    特徴とする画像形成装置における現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3に記載の画像形成装置
    における現像装置において、前記第1指示用係合部及び前記第2指示用係合部 は、ト
    ナーカートリッジの外側に設けられた凸部または凹部で
    あって、且つ、前記第1受け用係合部及び前記第2受け
    用係合部は、前記プロセスカートリッジの内側に設けら
    れた凹部または凸部であることを特徴とする画像形成装
    置における現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一に記載の画像
    形成装置における現像装置において、前記第1指示用係合部、前記第2指示用係合部、前記第
    1受け用係合部及び前記第2受け用係合部は、 前記トナ
    ーカートリッジをプロセスカートリッジ内に装着した際
    の位置決め機能を果たすように構成されていることを特
    徴とすることを特徴とする画像形成装置における現像装
    置。
  6. 【請求項6】 第1受け用係合部及び第2受け用係合部
    備えたプロセスカートリッジに着脱自在に装着できる
    とともに、画像形成装置に使用されるトナーを収納する
    トナーカートリッジであって、トナー供給口と、 回転可能に設けられ、前記トナー供給口を開閉する供給
    口遮蔽部材と、 前記供給口遮蔽部材に設けられた孔部に係合し、前記ト
    ナー供給口を閉じる位置に前記供給口遮蔽部材を位置決
    めする突起と、 トナーカートリッジの種類等を示し、前記トナーカート
    リッジの前記プロセスカートリッジの挿入時において、
    正規の第1受け用係合部とのみ係合される第1指示用係
    合部と、 トナーカートリッジの種類等を示し、前記プロセスカー
    トリッジに挿入された前記トナーカードリッジのプロセ
    スカートリッジに対する回転時において、正規の第2受
    け用係合部とのみ係合させる第2指示用係合部と、を備
    え、 前記正規のトナーカートリッジの前記プロセスカートリ
    ッジへの挿入により、前記供給口遮蔽部材の前記孔部と
    前記トナーカートリッジの前記突起との係合が解除され
    て、前記供給口遮蔽部材が前記トナーカートリッジに対
    して回転自在とされ、正規のトナーカートリッジのプロ
    セスカートリッジに対する回転によって、前記トナー供
    給口が開いてプロセスカートリッジにトナーを供給でき
    るように、トナーカートリッジがプロセスカートリッジ
    に装着される ことを特徴とする現像装置に用いられるト
    ナーカートリッジ。
  7. 【請求項7】 画像形成装置に使用されるトナーを収納
    するとともに、トナーカートリッジの種類等を示す第1
    指示用係合部及び第2指示用係合部と、トナー供給口を
    開閉する供給口遮蔽部材と、前記供給口遮蔽部材に設け
    られた孔部に係合し、前記トナー供給口を閉じる位置に
    前記供給口遮蔽部材を位置決めする突起とを設けたトナ
    ーカートリッジを着脱自在に装着できるプロセスカート
    リッジであって、前記トナーカートリッジの前記プロセスカートリッジへ
    の挿入時において、正規の前記第1指示用係合部とを係
    合させつつ第1受け用係合部と、 前記第1指示用係合部と前記第1受け用係合部とを係合
    させつつ前記トナーカートリッジを前記プロセスカート
    リッジへ挿入することにより、前記供給口遮蔽部材の前
    記孔部と前記トナーカートリッジの前記突起との係合を
    解除して、前記供給口遮蔽部材を前記トナーカートリッ
    ジに対して回転自在とする固定解除片と、 前記プロセスカートリッジに挿入された前記トナーカー
    トリッジのプロセスカ ートリッジに対する回転時におい
    て、正規の前記第2指示用係合部とのみ係合させる第2
    受け用係合部と、を備え、 前記正規のトナーカートリッジの前記プロセスカートリ
    ッジへの挿入及び正規のトナーカートリッジのプロセス
    カートリッジに対する回転によって、前記トナー供給口
    が開いてプロセスカートリッジにトナーを供給できるよ
    うに、トナーカートリッジが前記プロセスカートリッジ
    に装着される ことを特徴とする現像装置に用いられるこ
    とを特徴とするプロセスカートリッジ。
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