JP2007279606A - トナーカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

トナーカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007279606A
JP2007279606A JP2006109133A JP2006109133A JP2007279606A JP 2007279606 A JP2007279606 A JP 2007279606A JP 2006109133 A JP2006109133 A JP 2006109133A JP 2006109133 A JP2006109133 A JP 2006109133A JP 2007279606 A JP2007279606 A JP 2007279606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
image forming
forming apparatus
toner
toner cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006109133A
Other languages
English (en)
Inventor
Daishi Konishi
題詞 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2006109133A priority Critical patent/JP2007279606A/ja
Publication of JP2007279606A publication Critical patent/JP2007279606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構成で、トナーカートリッジの画像形成装置本体への誤装着を防止することができるトナーカートリッジ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーカートリッジ84を画像形成装置本体11に装着するときには、トナー収納部82の表面に設けられたトナー側凸部94がカバー部材86の貫通孔92を貫通する。また、同時に、カバー部材86の本体側凸部88がトナー収納部82のトナー収納部側凹部96に挿入される。このように、トナーカートリッジ84と画像形成装置本体11の構成部材であるカバー部材86とが相互に係合する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、トナーが収納されたトナー収納部を有するトナーカートリッジ及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置の中には、トナーを収納したトナー収納部を有するトナーカートリッジが画像形成装置本体に装着されるものがある。このトナー収納部のトナーが消耗すれば、新たなトナーカートリッジを画像形成装置本体に装着して使用することになる。
特開2001−125354号公報
ところで、トナーカートリッジの交換時において、新しいトナーカートリッジを画像形成装置本体に装着する際に、ユーザ又は作業者がトナーカートリッジの方向性を見極められず、交換作業を円滑に行うことができないことがある。
また、トナーカートリッジの交換時において、複数種類のトナーが同じ形状の複数のトナーカートリッジの内部にそれぞれ収納されている場合には、ユーザ又は作業者が希望する種類のトナーを収納したトナーカートリッジとは別の種類のトナーを収納したトナーカートリッジを画像形成装置本体に誤って装着(誤装着)する問題がある。
また、正規のトナーカートリッジと同じ形状の不正のトナーカートリッジ(いわゆる海賊品)が市場に出回っており、海賊品と知らないユーザがその海賊品を画像形成装置本体に誤って装着して使用するおそれもある。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、簡易な構成で、トナーカートリッジの画像形成装置本体への誤装着を防止することができるトナーカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像形成装置本体に装着されトナーが収納されるトナー収納部を備えたトナーカートリッジであって、前記トナー収納部の表面には、前記画像形成装置本体の一部と係合する係合部が設けられ、前記係合部は、前記画像形成装置本体に形成された本体側凹部に挿入されるトナー収納部側凸部と、前記画像形成装置本体に形成された本体側凸部が挿入するトナー収納部側凹部と、で構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトナーカートリッジにおいて、前記トナー収納部の内部には、前記トナーが収納される第1空間部が形成され、前記トナー収納部側凸部の内部には、前記第1空間部と連通する第2空間部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のトナーカートリッジにおいて、前記トナー収納部側凸部は、所定の色に着色されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナーカートリッジを備えた画像形成装置であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記本体側凸部と前記本体側凹部は、前記画像形成装置本体に設けられ前記トナーカートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに前記トナーカートリッジの表面を覆うカバー部材に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の画像形成装置において、前記トナーカートリッジが前記画像形成装置本体に装着されて前記トナー収納部側凸部が前記本体側凹部に挿入されたことを検知する検知部が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の画像形成装置において、前記本体側凹部は前記カバー部材をその厚み方向に貫通する貫通孔で構成され、前記トナーカートリッジが前記画像形成装置本体に装着されて前記トナーカートリッジの表面がカバー部材に覆われたときに、前記トナー収納部側凸部が前記貫通孔を貫通して前記カバー部材から露出することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、トナーカートリッジを画像形成装置本体に装着するときには、トナー収納部の表面に設けられた係合部が画像形成装置本体の一部と係合する。具体的には、トナーカートリッジを画像形成装置本体に装着するときには、画像形成装置本体に形成された本体側凹部にはトナー収納部の係合部を構成するトナー収納部側凸部が挿入され、画像形成装置本体に形成された本体側凸部がトナー収納部の係合部を構成するトナー収納部側凹部に挿入される。この構成では、別のトナーカートリッジを画像形成装置本体に装着しようとすると、トナーカートリッジと画像形成装置本体が係合しなくなるため、ユーザ又は作業者は別のトナーカートリッジ(装着すべきでないトナーカートリッジ)であることに気付く。この結果、ユーザ又は作業者が別のトナーカートリッジ(装着すべきでないトナーカートリッジ)を画像形成装置本体に誤って装着してしまうことを防止できる。
また、ユーザ又は作業者は、トナーカートリッジの交換時において、トナー収納部と画像形成装置本体とが相互に係合するようにトナーカートリッジを装着することで、トナーカートリッジの装着における方向性を容易に理解できるため、トナーカートリッジの交換作業を円滑に行うことができる。
さらに、いわゆる海賊品のトナーカートリッジには係合部が設けられていないため、海賊品のトナーカートリッジが画像形成装置本体と係合することがない。これにより、海賊品のトナーカートリッジを画像形成装置本体に誤って装着してしまうことを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、トナー収納部側凸部の内部には第1空間部と連通する第2空間部が形成されているため、トナー収納部側凸部を強引に切断してトナーカートリッジを画像形成装置本体に装着しようとしても、トナー収納部の内部に収納されているトナーはトナー収納部側凸部の切断部位から外部に漏れ出すことが可能になる。このように、トナー収納部側凸部を強引に切断して、トナーカートリッジを画像形成装置本体に不正に装着しようとしても、トナーカートリッジに欠陥が生じることになる。この結果、トナーカートリッジの不正使用を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、トナー収納部側凸部は所定の色に着色されているため、トナーカートリッジが画像形成装置本体に装着した状態でも、トナー収納部側凸部を視認し易くすることができる。これにより、トナーカートリッジが画像形成装置本体に装着されていることを瞬時に認識できる。
請求項4に記載の発明によれば、トナーカートリッジを画像形成装置本体に装着するときには、トナー収納部の表面に設けられた係合部が画像形成装置本体の一部と係合する。具体的には、トナーカートリッジを画像形成装置本体に装着するときには、画像形成装置本体に形成された本体側凹部にはトナー収納部の係合部を構成するトナー収納部側凸部が挿入され、画像形成装置本体に形成された本体側凸部がトナー収納部の係合部を構成するトナー収納部側凹部に挿入される。この構成では、別のトナーカートリッジを画像形成装置本体に装着しようとすると、トナーカートリッジと画像形成装置本体が係合しなくなるため、ユーザ又は作業者は別のトナーカートリッジ(装着すべきでないトナーカートリッジ)であることに気付く。この結果、ユーザ又は作業者が別のトナーカートリッジ(装着すべきでないトナーカートリッジ)を画像形成装置本体に誤って装着してしまうことを防止できる。
また、ユーザ又は作業者は、トナーカートリッジの交換時において、トナー収納部と画像形成装置本体とが相互に係合するようにトナーカートリッジを装着することで、トナーカートリッジの装着における方向性を容易に理解できるため、トナーカートリッジの交換作業を円滑に行うことができる。
さらに、いわゆる海賊品のトナーカートリッジには係合部が設けられていないため、海賊品のトナーカートリッジが画像形成装置本体と係合することがない。これにより、海賊品のトナーカートリッジを画像形成装置本体に誤って装着してしまうことを防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、トナーカートリッジを画像形成装置本体に装着するときに、トナーカートリッジの表面を覆うカバー部材に形成された本体側凹部にはトナー収納部の係合部を構成するトナー収納部側凸部が挿入され、カバー部材に形成された本体側凸部がトナー収納部の係合部を構成するトナー収納部側凹部に挿入される。このように、簡易な構成で、トナーカートリッジの画像形成装置本体への誤装着を防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、トナーカートリッジが画像形成装置本体に装着されてトナー収納部側凸部が本体側凹部に挿入されたことが検知部により検知される。これにより、検知部の検知結果に基づいて、トナーカートリッジが画像形成装置本体に装着されたことを容易に認識することができる。
請求項7に記載の発明によれば、トナーカートリッジが画像形成装置本体に装着されトナーカートリッジの表面がカバー部材に覆われたときに、トナー収納部側凸部が貫通孔を貫通してカバー部材から露出する。このトナー収納部側凸部を視認することにより、カバー部材を開けなくても、トナーカートリッジが画像形成装置本体に装着されていることを容易に認識することができる。
次に、本発明の一実施形態に係るトナーカートリッジ及び画像形成装置について、図面を参照して説明する。先ず、画像形成装置の全体構成について説明する。
図1に示すように、この画像形成装置10は、ファクシミリ機能とコピー機能を備えたいわゆる複合機として構成したもので、MPU12と、NCU(網制御回路:Network Control Unit)14と、MODEM16と、ROM18と、RAM20と、画像メモリ(DRAM)22と、CODEC(符号化・復号器:CoDder
and Decoder)24と、操作部26と、スキャナ28と、パーソナルコンピュータ30が接続されたプリンタI/F32と、光学センサ80と、をそれぞれ備えている。
MPU12は、この装置を構成する各部を制御する。NCU14は、電話回線網(PSTN)との接続を制御し、受信原稿のデータを受信するとともに、相手先の電話番号(FAX番号を含む)に対応したダイヤル信号を送出する機能及び着信を検出するための機能を備えている。MODEM16は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17、V.27ter、V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。あるいは、これらに加えてV.34に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。
ROM18は、この装置を制御するためのプログラムを記憶する。RAM20は、データ等を一時的に記憶する。画像メモリ22は、受信データやスキャナ28で読み取った画データを一時的に記憶する。CODEC24は、読み取った画データを送信するためにMH、MR、MMR方式等により符号化(エンコード)し、受信画データを復号(デコード)する。操作部26は、ユーザがFAX送信・受信、プリント等の指示をするためのものである。スキャナ28は、FAX送信するときに原稿の画データを読み取る。
この装置のプリンタは、プリンタ各部を制御するプリンタコントローラ(制御部)34を備える。また、プリンタコントローラ34は、RAM36を内蔵している。本実施形態では、プリンタコントローラ34は、RAM36に記憶された所定のプログラムに基づいてヒータ駆動回路70を制御は加熱ローラ68のヒータ46を温度制御する。
プリンタ内部には、感光体として外周面に光導電膜を有する感光ドラム42が配置され、感光ドラム42は、駆動源(図示せず)により回転される。この感光ドラム42の周囲には、ブラシローラ式の帯電器として帯電ブラシ52が配置され、この帯電ブラシ52には帯電バイアス印加回路54により所定のバイアス電圧が印加される。バイアス電圧が印加された帯電ブラシ52は、回転しながら感光ドラム42の外周面を約−750Vに一様に帯電させる。
感光ドラム42の周囲に配置された露光部としてのLEDプリントヘッド50は、多数のLEDを並設してなり、入力された画情報に基づき感光ドラム42の外周面に光を照射し、外周面に画情報に対応する静電潜像を形成する。なお、LEDプリントヘッド50の出力は、プリンタコントローラ34により制御される。
また、感光ドラム42の周囲に配置された現像器は、供給ローラ58、現像ローラ48、ブレード60及び現像バイアス印加回路62等により構成される。供給ローラ58は、トナーを帯電させつつ現像ローラ48に供給するものであり、この供給ローラ58には現像バイアス印加回路62により所定のバイアス電圧(−300V〜−700V、好ましくは約−500V)が印加される。この供給ローラ58と感光ドラム42に接触して配置された現像ローラ48には、現像バイアス印加回路62により所定のバイアス電圧(−300V〜−400V、好ましくは−350V)が印加される。なお、現像バイアス印加回路62は、プリンタコントローラ34により制御される。
ブレード60は、現像ローラ48の外周面に弾性的に接触し、現像ローラ48の外周面に付着したトナーの層厚を均一にするものであり、このブレード60には現像器バイアス印加回路62により所定のバイアス電圧(−300V〜−700V、好ましくは約−400V)が印加される。
また、現像器には、内部にトナーが収納されるトナー収納部82が配置されている。このトナー収納部82と上記現像器は、画像形成装置10の筐体である画像形成装置本体11(図3参照)に対して着脱可能に取り付けられているトナーカートリッジ84にそれぞれ設けられている。なお、上記感光ドラム42についても、トナーカートリッジ84に設けられるように構成してもよい。また、トナー収納部82のみがトナーカートリッジ84に設けられるように構成してもよい。
さらに、感光ドラム42の周囲に配置された転写器としての転写ローラ40は、用紙搬送経路を挟んで感光ドラム42の外周面と接触するように配置され、駆動源(図示せず)により回転する。この転写ローラ40には転写バイアス印加回路38により所定のバイアス電圧(転写バイアス)が印加される。転写ローラ40にバイアス電圧が印加されると、転写ローラ40には流入電流が流れるが、転写ローラ40の流入電流は電流検知部66により検出され、この検出された電流値がプリンタコントローラ34のRAM36に保存される。なお、転写バイアス印加回路38は、プリンタコントローラ34により制御される。
用紙搬送経路の用紙送り出し側に配置された定着器は、ハロゲンランプ等のヒータ46を有する加熱ローラ68、ヒータ駆動回路70及びプレスローラ72等で構成される。加熱ローラ68のヒータ46はヒータ駆動回路70により所定の温度に加熱される。加熱ローラ68とプレスローラ72は、転写ローラ40による転写後の用紙を加熱圧接することにより、用紙上のトナー画像を定着させる。
この画像形成装置10には、感光ドラム42の周囲にメモリ除去ブラシ74が配置されている。このメモリ除去ブラシ74は、転写後にも感光ドラム42の外周面に画像の輪郭に沿って残るトナー画像(メモリ画像)を除去するためのもので、メモリ除去ブラシ74にはメモリ除去ブラシ電圧印加回路76により所定のバイアス電圧が印加される。
また、この画像形成装置10には、温度を検知する温度センサ44が配置されている。温度センサ44による検知結果は、プリンタコントローラ34に出力することができるようになっている。
また、光学センサ80は、後述のカバー部材86(図3参照)とトナーカートリッジ84のトナー収納部82とが係合したことを光学的に検知する。具体的には、光学センサ80は、カバー部材86の本体側凹部90(図3参照)の近傍に設けられており、トナー収納部82のトナー収納部側凸部94(図2参照)が本体側凹部90(図3参照)に挿入されると、トナーカートリッジ84を検知する。トナーカートリッジ84を光学センサ80により検知した場合には、この検知結果がMPU12に送信される。そして、検知結果を受信したMPU12は、トナーカートリッジ84が装着されていることを示す情報を操作部26に設けられている液晶表示部(図示省略)に表示する。また、検知結果を受信していない場合には、MPU12は、トナーカートリッジ84が装着されていないことを示す情報を操作部26に設けられている液晶表示部(図示省略)に表示する。これにより、ユーザ又は作業者が操作部26の液晶表示部を視認することにより、画像形成装置10の外部からトナーカートリッジ84の有無を容易に判別することができる。なお、画像形成装置10にスピーカ(図示省略)を設け、MPU12が光学センサ80からの検知結果を受信した場合にはスピーカから警報を鳴らさず、MPU12が光学センサ80からの検知結果を受信していない場合にはスピーカから警報を鳴らすようにしてもよい。これにより、ユーザ又は作業者にトナーカートリッジ84の有無を容易に認識させることができる。
上記のように構成された画像形成装置10において、プリント動作は周知であるが、概説すると、帯電ブラシ52により感光ドラム42が約−750Vに一様に帯電され、その感光ドラム42にLEDプリントヘッド50により画情報に対応する静電潜像が形成され、現像ローラ48により感光ドラム42上の静電潜像にトナーが吸着されて、感光ドラム42上にトナー画像が形成される。そして、転写ローラ40により感光ドラム42上のトナー画像が用紙に転写される。転写後は、加熱ローラ68とプレスローラ72により用紙が加熱・加圧され、用紙にトナー画像が永久像として定着される。
また、図3乃至図5に示すように、画像形成装置10の画像形成装置本体11の内部には、カバー部材86が回動可能に設けられている。このカバー部材86は、画像形成装置本体11に装着されたトナーカートリッジ84の表面を覆うためのものである。
このカバー部材86のトナーカートリッジ84と対向する側の面には、本体側凸部88と本体側凹部90とがそれぞれ形成されている。この本体側凸部88は、カバー部材86が回動してトナーカートリッジ84側に移動したときに、トナー収納部82に形成された後述のトナー収納部側凹部96(図2参照)に挿入するものである。また、本体側凹部90はカバー部材86の厚み方向に貫通する貫通孔92で構成されており、カバー部材86が回動してトナーカートリッジ84側に移動したときに、この貫通孔92にトナー収納部82に形成された後述のトナー収納部側凸部94(図2参照)が挿入するものである。このように、本体側凸部88は画像形成装置本体11に装着されたトナー収納部82のトナー収納部側凹部96(図2参照)と対応する位置に形成されており、また、本体側凹部90である貫通孔92は画像形成装置本体11に装着されたトナー収納部82のトナー収納部側凸部94(図2参照)と対応する位置に形成されている。なお、本体側凸部88及び本体側凹部90は、トナー収納部側凹部96(図2参照)又はトナー収納部側凸部94(図2参照)と対応するものであれば、その個数は限定されるものではなく、複数設けてもよい。
次に、トナーカートリッジ84について詳細に説明する。
図1、図2及び図4に示すように、トナーカートリッジ84は、内部にトナーを収納する第1空間部M1(図6参照)が形成されたトナー収納部82を備えている。このトナー収納部82の表面には、トナー収納部側凸部94とトナー収納部側凹部96とがそれぞれ形成されている。
このトナー収納部側凸部94は、上述したように、カバー部材86に形成された本体側凹部90である貫通孔92に挿入するものである。このとき、本体側凹部90は貫通孔92で構成されているため、トナー収納部側凸部94が貫通孔92を貫通することになる。また、図6に示すように、トナー収納部側凸部94の高さ寸法は、トナー収納部側凸部94が貫通孔92を貫通したときに(図5に示す状態)、カバー部材86から表面側(トナーカートリッジ84側と反対側)に露出するような寸法(カバー部材86の表面とトナー収納部側凸部94が略等しい高さ、もしくは、トナー収納部側凸部94がカバー部材86の表面よりも突出するような寸法)に設定されている。
また、トナー収納部側凸部94は、所定の色に着色されている。この色は、カバー部材86の色と異なる色であって、かつ視覚に訴える色(例えば、黄色、赤色など)が好ましい。なお、トナー収納部側凸部94の着色方法は、所定の色のシール(図示省略)をトナー収納部側凸部94に貼り付けても良いし、所定の色の塗料をトナー収納部側凸部94に塗布してもよい。
さらに、図6に示すように、このトナー収納部側凸部94の内部には、第1空間部M1と連通する第2空間部M2が形成されている。換言すれば、トナー収納部側凸部94は中空状に構成されており、トナー収納部側凸部94を切断すると、内部に収納されたトナーはトナー収納部側凸部94の切断部位から外部に漏れ出すことが可能になる。
また、トナー収納部側凹部96には、上述したように、カバー部材86に形成された本体側凸部88(図3参照)が挿入されるものである。
なお、トナー収納部側凸部94及びトナー収納部側凹部96は、本体側凹部90又は本体側凸部88と対応する個数であれば、トナーカートリッジ84に複数形成されていてもよい。
次に、本実施形態のトナーカートリッジ84及び画像形成装置10の作用について説明する。
図2、図3乃至図5に示すように、トナーカートリッジ84を画像形成装置本体11に装着するときには、トナー収納部82の表面に設けられたトナー収納部側凸部94がカバー部材86の貫通孔92を貫通する。また、同時に、カバー部材86の本体側凸部88がトナー収納部82のトナー収納部側凹部96に挿入される。このように、トナーカートリッジ84と画像形成装置本体11の構成部材であるカバー部材86とが相互に係合する。この構成では、係合部が設けられていない別のトナーカートリッジを画像形成装置本体11に装着しようとすると、トナーカートリッジと画像形成装置本体11が係合しなくなるため、ユーザ又は作業者は別のトナーカートリッジ(装着すべきでないトナーカートリッジ)であることに気付く。この結果、ユーザ又は作業者が別のトナーカートリッジ(装着すべきでないトナーカートリッジ)を画像形成装置本体11に誤って装着してしまうことを防止できる。
特に、トナーカートリッジ84を画像形成装置本体11に装着するときには、画像形成装置本体11に形成された本体側凹部90である貫通孔92にトナー収納部82の係合部を構成するトナー収納部側凸部94が挿入され、画像形成装置本体11に形成された本体側凸部88がトナー収納部82の係合部を構成するトナー収納部側凹部96に挿入される。このように、簡易な構成で、トナーカートリッジ84の画像形成装置本体11への誤装着を防止できる。
また、ユーザ又は作業者は、トナーカートリッジ84の交換時において、トナー収納部82と画像形成装置本体11とが相互に係合するようにトナーカートリッジ84を装着することで、トナーカートリッジ84の装着における方向性を容易に理解できるため、トナーカートリッジ84の交換作業を円滑に行うことができる。
さらに、いわゆる海賊品のトナーカートリッジには係合部が設けられていないため、海賊品のトナーカートリッジが画像形成装置本体11と係合することがない。これにより、海賊品のトナーカートリッジを画像形成装置本体11に誤って装着してしまうことを防止できる。
また、図6に示すように、トナー収納部側凸部94の内部には第1空間部M1と連通する第2空間部M2が形成されているため、トナー収納部側凸部94を強引に切断してトナーカートリッジ84を、本体側凹部を有さない他の画像形成装置本体に装着しようとしても、トナー収納部82の内部に収納されているトナーはトナー収納部側凸部94の切断部位から外部に漏れ出すことが可能になる。このように、トナー収納部側凸部94を強引に切断して、トナーカートリッジ84を、本体側凹部を有さない他の画像形成装置本体に不正に装着しようとしても、トナーカートリッジ84に欠陥が生じることになる。この結果、トナーカートリッジ84の不正使用を抑制することができる。
また、トナー収納部側凸部94は所定の色に着色されているため、トナーカートリッジ84が画像形成装置本体11に装着した状態で貫通孔92からトナー収納部側凸部94が露出することにより(図6参照)、トナー収納部側凸部94を視認し易くすることができる。これにより、トナーカートリッジ84がカバー部材86に覆われている状態でも、トナーカートリッジ84が画像形成装置本体11に装着されていることを瞬時に認識できる。
また、トナーカートリッジ84が画像形成装置本体11に装着されてトナー収納部側凸部94が本体側凹部90である貫通孔92に挿入されると、トナーカートリッジ84が光学センサ80により検知される。トナーカートリッジ84が光学センサ80により検知された場合には、この検知結果がMPU12に送信される。そして、検知結果を受信したMPU12により、トナーカートリッジ84が装着されていることを示す情報が操作部26に設けられている液晶表示部(図示省略)に表示される。また、検知結果を受信していない場合には、MPU12により、トナーカートリッジ84が装着されていないことを示す情報が操作部26に設けられている液晶表示部(図示省略)に表示される。これにより、ユーザ又は作業者が操作部26の液晶表示部を視認することにより、画像形成装置10の外部からトナーカートリッジ84の有無を容易に判別することができる。
さらに、トナーカートリッジ84が画像形成装置本体11に装着されトナーカートリッジ84の表面がカバー部材86に覆われたときに、トナー収納部側凸部94が貫通孔92を貫通してカバー部材86から露出する(図5参照)。このトナー収納部側凸部94を視認することにより、カバー部材86を開けなくても、トナーカートリッジ84が画像形成装置本体11に装着されていることを容易に認識することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るトナーカートリッジの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置のカバー部材の裏面側を示す部分的な説明図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の画像形成装置本体に装着されたトナーカートリッジの表面がカバー部材に覆われる前の状態を示す部分的な説明図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の画像形成装置本体に装着されたトナーカートリッジの表面がカバー部材に覆われた状態を示す部分的な説明図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の画像形成装置本体に装着されたトナーカートリッジの表面がカバー部材に覆われた状態を示す部分的な断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 画像形成装置本体
80 光学センサ(検知部)
82 トナー収納部
84 トナーカートリッジ
86 カバー部材
88 本体側凸部
90 本体側凹部
92 貫通孔
94 トナー収納部側凸部(係合部)
96 トナー収納部側凹部(係合部)
M1 第1空間部
M2 第2空間部

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体に装着されトナーが収納されるトナー収納部を備えたトナーカートリッジであって、
    前記トナー収納部の表面には、前記画像形成装置本体の一部と係合する係合部が設けられ、
    前記係合部は、前記画像形成装置本体に形成された本体側凹部に挿入されるトナー収納部側凸部と、前記画像形成装置本体に形成された本体側凸部が挿入するトナー収納部側凹部と、で構成されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記トナー収納部の内部には、前記トナーが収納される第1空間部が形成され、
    前記トナー収納部側凸部の内部には、前記第1空間部と連通する第2空間部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記トナー収納部側凸部は、所定の色に着色されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナーカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記本体側凸部と前記本体側凹部は、前記画像形成装置本体に設けられ前記トナーカートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに前記トナーカートリッジの表面を覆うカバー部材に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナーカートリッジが前記画像形成装置本体に装着されて前記トナー収納部側凸部が前記本体側凹部に挿入されたことを検知する検知部が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記本体側凹部は前記カバー部材をその厚み方向に貫通する貫通孔で構成され、
    前記トナーカートリッジが前記画像形成装置本体に装着されて前記トナーカートリッジの表面がカバー部材に覆われたときに、前記トナー収納部側凸部が前記貫通孔を貫通して前記カバー部材から露出することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
JP2006109133A 2006-04-11 2006-04-11 トナーカートリッジ及び画像形成装置 Pending JP2007279606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109133A JP2007279606A (ja) 2006-04-11 2006-04-11 トナーカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109133A JP2007279606A (ja) 2006-04-11 2006-04-11 トナーカートリッジ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007279606A true JP2007279606A (ja) 2007-10-25

Family

ID=38681091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006109133A Pending JP2007279606A (ja) 2006-04-11 2006-04-11 トナーカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007279606A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239969A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置における現像装置、この現像装置に用いられるトナーカートリッジまたはプロセスカートリッジ
JP2001125354A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Kyocera Corp 画像形成装置の現像装置
JP2002054633A (ja) * 2000-05-29 2002-02-20 Thk Co Ltd 運動案内装置
JP2002339592A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Anzen Kizai Kk 地上工作物のスペーサー
JP2005174399A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Hitachi Maxell Ltd 単リール型テープカートリッジ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239969A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置における現像装置、この現像装置に用いられるトナーカートリッジまたはプロセスカートリッジ
JP2001125354A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Kyocera Corp 画像形成装置の現像装置
JP2002054633A (ja) * 2000-05-29 2002-02-20 Thk Co Ltd 運動案内装置
JP2002339592A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Anzen Kizai Kk 地上工作物のスペーサー
JP2005174399A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Hitachi Maxell Ltd 単リール型テープカートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3311248B2 (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP5369161B2 (ja) 画像形成システム、画像形成方法、及びプリンタドライバ
JP2009210774A (ja) 画像形成装置
JP6208516B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2019174725A (ja) 画像形成装置、現像剤収容部の着脱規制の解除方法
JPH1039724A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5393180B2 (ja) 画像形成装置
JP2008278180A (ja) 画像形成装置
JP6503422B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2015072314A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007279606A (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
JP2009198675A (ja) 画像形成装置
JP2001109357A (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジおよび現像カートリッジ
JP5450367B2 (ja) 画像形成装置
JP2013097289A (ja) 画像形成装置、方法、システム、及びプリンタドライバ
JP2013083794A (ja) 画像形成装置、システム、プリンタドライバ、及び方法
JP2003241587A (ja) カートリッジ及び画像形成装置
JP3473596B2 (ja) 画像形成装置
JP2007206284A (ja) 画像形成装置
JP3563852B2 (ja) 画像形成装置
JP2003128275A (ja) 記録装置
JP3654228B2 (ja) 記録装置
JP5833881B2 (ja) 画像形成装置、方法、システム、及びプリンタドライバ
JP2005234499A (ja) 画像形成装置
JP2005215382A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100625