JPH1165249A - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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JPH1165249A
JPH1165249A JP9221368A JP22136897A JPH1165249A JP H1165249 A JPH1165249 A JP H1165249A JP 9221368 A JP9221368 A JP 9221368A JP 22136897 A JP22136897 A JP 22136897A JP H1165249 A JPH1165249 A JP H1165249A
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toner
scraping
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JP9221368A
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Inventor
Hideo Yoshizawa
秀男 吉沢
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーをトナー収容容器から効率良く現像部
に補給することができ、安定したトナー補給を行うこと
ができるトナー補給装置を提供すること。 【解決手段】 トナー掻出部材33及びトナー補助掻出
部材34が共に回転されることによって、トナー補助掻
出部材34により、トナー収容容器22の内部のトナー
をトナー掻出部材33に案内し、トナー掻出部材33に
より、トナー収容容器22の内部のトナーをトナー補給
口23aに掻き出してトナー補給を行うトナー補給装置
5において、両掻出部材33,34が回転されたとき、
この回転方向において、トナー補助掻出部材34の先端
34bをトナー掻出部材33の先端よりも下流側に位置
するように、トナー補助掻出部材34が回転駆動部材2
9に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置に適用されるトナー
補給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トナー収容容器内のトナーを現像部の画
像幅全域に亘って略均一に補給するトナー補給装置が知
られている。このトナー補給装置によれば、画像幅全域
に対応する幅を有するトナー掻出部材によりトナー補給
を行っているので、トナー補給時に、トナー掻出部材の
両端からトナーが逃げ出しても、この逃げ出したトナー
によるトナー補給への影響はない。すなわち、トナー補
給時に、トナー掻出部材の両端からトナーが逃げ出して
も、現像部の画像幅全域に適正なトナー補給を行うこと
ができる。
【0003】ところで、近年では、トナー収容容器内の
トナーを一旦、トナーホッパ部に供給し、このトナーホ
ッパ部から現像部にトナーを供給するトナー補給装置が
ある。このトナー補給装置は、トナー収容容器に設けら
れたトナー補給口と、トナー収容容器の内部にトナー補
給口に対向して配設され、その先端がトナー収容容器の
内壁に摺接した状態で回転して、トナー収容容器内のト
ナーをトナー補給口に掻き出すトナー掻出部材等から主
に構成されている。
【0004】しかしながら、このトナー補給装置には、
トナー掻出部材がトナー収容容器の内壁に摺接した状態
で回転するときに、トナー掻出部材の両側からトナーが
逃げてしまい、トナー補給量が安定しないという問題点
や、トナー収容容器内にトナーが残るという問題点があ
る。そこで、トナー掻出部材と共に回転して、トナー収
容容器内のトナーをトナー掻出部材に案内するトナー補
助掻出部材をトナー掻出部材の両側にそれぞれ配設した
トナー補給装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のトナ
ー補助掻出部材を有するトナー補給装置では、トナー補
助掻出部材は、トナー収容容器内において回転している
ので、トナー収容容器内に貯溜されているトナーを掻き
上げることになる。このとき、トナー掻出部材及びトナ
ー補助掻出部材の表面にはトナーがそれぞれ積載される
が、トナー補助掻出部材がトナー掻出部材よりもトナー
の抵抗を受け、トナー補助掻出部材がトナー掻出部材よ
りも撓んでしまうことがある。トナー補助掻出部材がト
ナー掻出部材よりも撓むことにより、トナーのトナー掻
出部材への案内が困難になるという問題点が発生する。
【0006】トナー補助掻出部材によるトナーのトナー
掻出部材への案内が困難になると、トナー掻出部材によ
るトナーのトナー補給口への補給量が低減し、トナー補
給量が安定しないという問題点が発生する。また、トナ
ー収容容器内のトナーを有効にトナー補給口に案内する
ことが困難となるので、トナー収容容器内にトナーが残
留するという問題点が発生し、トナー収容容器内のトナ
ーを完全に補給することができずに、トナーがまだトナ
ー収容容器内に残っているにもかかわらず廃棄されると
いう問題点も発生するおそれがある。
【0007】よって、本発明の目的は、トナーをトナー
収容容器から効率良く現像部に補給することができ、安
定したトナー補給を行うことができるトナー補給装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トナー収容容器に設けられたトナー補給口と、トナー収
容容器の内部にトナー補給口に対向して回転自在に配設
されたトナー掻出部材と、トナー掻出部材の両側に近接
してそれぞれ配設されたトナー補助掻出部材と、両掻出
部材を共に同方向に回転する回転駆動部材とを有し、両
掻出部材が回転されることによって、トナー補助掻出部
材により、トナー収容容器の内部のトナーをトナー掻出
部材に案内し、トナー掻出部材により、トナー収容容器
の内部のトナーをトナー補給口に押し出してトナー補給
を行うトナー補給装置において、両掻出部材が回転され
たとき、この回転方向において、トナー補助掻出部材の
先端をトナー掻出部材の先端よりも下流側に位置するよ
うに、トナー補助掻出部材が回転駆動部材に取り付けら
れている構成である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のト
ナー補給装置において、両掻出部材が、共に可撓性の板
材で形成されており、両掻出部材は、その各先端がトナ
ー収容容器の内壁に撓んだ状態で接する長さをそれぞれ
有する構成である。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のトナー補給装置において、トナー補助掻出部材の
取付基部が折曲されている構成である。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載のトナー補給装置において、トナー補助掻出部材の
取付基部から先端までの間における略中央部が折曲され
ている構成である。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
または4記載のトナー補給装置において、両掻出部材
は、可撓性の一枚の板材に略平行な2本の切り込みを入
れて形成されており、板材の中央部をトナー掻出部材、
この両側部をトナー補助掻出部材とした構成である。
【0013】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例を図面を参照
して説明する。図1において、符号10は現像装置を示
す。現像装置10は、現像ユニット1と、トナー補給装
置としてのトナーカートリッジ5とから主に構成されて
いる。
【0014】図2に示すように、現像ユニット1内に
は、トナーを図示しない感光体ドラムに付着させる現像
ローラ2、現像剤を現像ユニット1内で循環させるとと
もに撹拌する第1の撹拌スクリュー4及び第2の撹拌ス
クリュー3がそれぞれ設けられている。現像ユニット1
には、後述のトナー補給口23aに対応するトナー受入
れ口1aが設けられており、トナーカートリッジ5から
補給されたトナーは、トナー受入れ口1aから補給位置
Pに補給され、第1の撹拌スクリュー4で撹拌されなが
ら奥側まで搬送されて第2の撹拌スクリュー3に受け渡
される。
【0015】トナーカートリッジ5は、図3に示すよう
に、図示しない画像形成装置としての複写機の本体の回
転駆動手段であるトナー補給モータの駆動をカップリン
グ20、前フランジ21を介してトナー収容容器として
のトナーケース22に伝達し、トナーケース22の他方
の端部に取り付けられた内側ケース23のトナー補給口
23aよりトナー補給を行う構造になっている。この内
側ケース23は、さらに外側ケース24内に填め込まれ
ている。内側ケース23とトナーケース22との連結部
は、スポンジシール25が両面テープにより貼り付けら
れており、密封されている。
【0016】内側ケース23には、トナーを現像ユニッ
ト1へ供給するトナー補給口23aが設けられている。
外側ケース24にも、トナー補給口23aに対応する位
置にトナー補給口24aが設けられている。内側ケース
23のトナー補給口23aの縁部には、中央にスリット
状の孔26aが設けられている補給量規制フィルム26
が両面テープで貼り付けられている。孔26aの開口面
積によって、トナーカートリッジ5から現像ユニット1
へのトナー補給量が設定される。
【0017】トナーケース22の内部には、トナーを孔
26aを介して現像ユニット1に補給するトナー補給手
段30と、トナーケース22内のトナーをトナー補給手
段10に搬送するアジテータ15とがそれぞれ収容され
ている。トナー補給手段30とアジテータ15とは、回
転駆動部材としての一本の回転駆動軸29に共に設けら
れており、共に同方向に回転駆動される。
【0018】アジテータ15は、回転駆動軸29を中心
にねじられて回転駆動軸29に取り付けられている羽根
部を有するトナー搬送部材16と、このトナー搬送部材
16の先端部に貼り付けられている搬送フィルム17と
から構成されている。トナー補給手段30は、トナーケ
ース22内でトナー補給口23aに対向して配設されて
おり、回転駆動軸29に固設されたアーム31と、アー
ム31の先端縁部31aに貼付られた掻出フィルム32
とから構成されている。
【0019】図4に示すように、掻出フィルム32は、
トナーケース22内のトナーをトナー補給口23aに押
し出すトナー掻出部材33と、トナーケース22内のト
ナーをトナー掻出部材33に案内する一対のトナー補助
掻出部材34,34とから構成されている。トナー掻出
部材33及びトナー補助掻出部材34,34は、可撓性
の板材、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)からなるフィルムでそれぞれ形成されている。アー
ム31の先端縁部31aの略中央部には、トナー掻出部
材33が貼付部33a(図4中、斜線部で示す部分)を
介して両面テープで貼り付けられており、トナー掻出部
材33の両側の先端縁部31aには、一対のトナー補助
掻出部材34,34が貼付部34a,34a(図4中、
斜線部で示す部分)を介して両面テープでそれぞれ貼り
付けられている。
【0020】図4〜6に示すように、トナー補助掻出部
材34,34は、この回転方向(図5中、矢印Xで示
す)において、その先端をトナー掻出部材33の先端よ
りも下流側に位置するように、それらの取付基部からそ
れぞれ折曲されている。すなわち、トナー補助掻出部材
34,34の先端縁部31aに貼り付けられた貼付部3
4a,34aと、トナー補助掻出部材34,34の貼り
付けらていない部分、すなわち、自由端部34b,34
bとの境に折り目34c,34cが入れられており、こ
の折り目34c,34cに沿ってトナー補助掻出部材3
4,34がそれぞれ折曲されている。
【0021】トナー掻出部材33は、図6に示すよう
に、トナー補給口23aの幅W1よりも小さく、かつ、
補給量規制フィルム26の孔26aの幅W2よりも大き
い幅W3を有している。換言すると、W2<W3<W1
の関係を満たしている。
【0022】図7に、トナー掻出部材33及びトナー補
助掻出部材34,34の長さを説明する概略図を示す。
同図に示すように、回転駆動軸29の中心から内側ケー
ス23の内壁までの距離をRとし、トナー掻出部材33
及びトナー補助掻出部材34,34の回転駆動軸29の
中心から各先端までの長さをr1,r2とすると、r1
>R、r2>Rをそれぞれ満たしている。なお、本実施
例では、トナー補助掻出部材34,34が折曲している
ので、r1>r2となっている。よって、トナー掻出部
材33及びトナー補助掻出部材34,34の各先端は、
トナーケース22の内壁22aに撓んだ状態で接触して
いる。このため、トナー掻出部材33及びトナー補助掻
出部材34,34の各先端や、内側ケース23の内壁の
寸法精度が低くても接触状態が保たれ、常に内側ケース
23内のトナーが内壁から掻き取られてトナー補給口2
3aまで搬送される。したがって、トナーカートリッジ
5内のトナーを残さずに補給でき、トナーエンド時のト
ナー残量を少なくすることができる。
【0023】この構成において、トナー補給手段30が
回転駆動軸29を中心にして回転することによって、ト
ナー掻出部材33が内側ケース23の内壁からトナーを
掻き取るとともに、トナー補助掻出部材34,34もト
ナー掻出部材33の両側において内側ケース23の内壁
からトナーを掻き取り、このトナーをトナー掻出部材3
3に案内する。このとき、トナー補助掻出部材34,3
4は、この回転方向において、その先端を予めトナー掻
出部材33の先端よりも下流側に位置するようになされ
ているので、トナーの抵抗が加わり先端が撓んでも、確
実にトナーをトナー掻出部材33に案内でき、トナー掻
出部材33が掻き取ったトナーがこの両側に逃げること
を防止できる。
【0024】図8において、トナー掻出部材33及びト
ナー補助掻出部材34,34の撓みについて説明する
と、トナー掻出部材33及びトナー補助掻出部材34,
34にトナーの抵抗が加わる前のトナー掻出部材33と
トナー補助掻出部材34との間隔S1(図8(a)参
照)と、トナー掻出部材33及びトナー補助掻出部材3
4,34にトナーの抵抗が加わった後のその間隔S2
(図8(b)参照)とを比較すると、S1>S2となっ
ているが、間隔S2は、トナー補助掻出部材34,34
にトナーによる抵抗力が作用してそれらの先端が撓んで
も、所定量の間隔を維持しており、確実にトナーをトナ
ー掻出部材33に案内でき、トナー掻出部材33が掻き
取ったトナーがこの両側に逃げるのを防止できる。な
お、図中、符号Tはトナーを、矢印tはトナーの流れ
を、矢印Xは回転方向をそれぞれ示す。
【0025】したがって、トナー掻出部材33によるト
ナー補給口23aへの供給トナー量が減少することな
く、補給量規制フィルム26の孔26aにより規制され
るトナー量以上のトナーを供給でき、トナー補給量を安
定化することができる。
【0026】次に、掻出フィルム32の製造について説
明する。上述の掻出フィルム32は、トナー掻出部材3
3及びトナー補助掻出部材34,34の三部品から構成
されていたが、図9に示すように、一枚の可撓性を有す
る板材、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)からなるフィルム35に略平行な2本の切り込み3
5a,35aを入れることによって、フィルム35の中
央部をトナー掻出部材35b、この両側部をトナー補助
掻出部材35c,35cとして、トナー掻出部材35b
及びトナー補助掻出部材35c,35cをそれぞれ形成
しても良い。このようにすることにより、各掻出部材を
一体化にして一部品とすることができ、取付けを容易に
でき、構成の簡略化、低コスト化を図ることができる。
なお、図中、斜線部で示す符号35dは、先端縁部31
aへの貼付部である。
【0027】次に、トナー補助掻出部材34,34の変
形例について説明する。図10に示すように、一枚の弾
性を有するフィルム40に平行な2本の切り込み40a
を入れて、トナー掻出部材41とトナー補助掻出部材4
2,42を形成する。トナー補助掻出部材42の先端縁
部31aへの貼付部40bから先端までの間における略
中央部に折り目42aが入れられている。トナー補助掻
出部材42の折り目42aを境にして先端側を先端部4
2b、貼付部40b側を撓み部42cとする。なお、図
中、斜線部で示す符号40bは、先端縁部31aへの貼
付部である。
【0028】図11,12に示すように、トナー補助掻
出部材42は、この回転方向(図中、矢印Xで示す)に
おいて、その先端をトナー掻出部材41の先端よりも下
流側に位置するように、折り目42aに沿って折曲され
ている。トナー掻出部材41の各先端は、上述のトナー
掻出部材33の各先端と同様に、内側ケース23の内壁
に撓んだ状態で接触している。トナー補助掻出部材4
2,42の各先端も、内側ケース23の内壁に接触して
いるが、トナー補助掻出部材42,42では、撓み部4
2c、すなわち、先端部42bと貼付部40bとの間が
撓んでいる。
【0029】トナー補給時に、トナー補助掻出部材4
2,42がトナーケース22内で回転すると、トナー補
助掻出部材42,42の先端部42bにトナーの抵抗が
加わる。このトナーの抵抗力F1は、先端部42bを押
圧し、撓み部42cを回転中心(図中、矢印F2で示す
向き)に向かって移動させる。この結果、撓み部42c
がさらに撓み、先端部42bをさらに回転方向における
下流側に押し出す。よって、確実にトナーをトナー掻出
部材41に案内でき、トナー掻出部材41が掻き取った
トナーがこの両側に逃げることを防止できる。
【0030】図13に示すように、一枚の弾性を有する
フィルム45に平行な2本の切り込み45aを入れて、
トナー掻出部材45bとトナー補助掻出部材45c,4
5cとをそれぞれ形成している。トナー補助掻出部材4
5c,45cは、この回転方向において、その先端をト
ナー掻出部材45bの先端よりも下流側に位置するよう
に折曲されている。そして、トナー補助掻出部材45
c,45cの長さをトナー掻出部材45bよりも短くし
ている。なお、図中、斜線部で示す符号45dは、先端
縁部31aへの貼付部である。
【0031】このように形成することによって、トナー
補給時に、トナー掻出部材45bの撓み量をトナー補助
掻出部材45c,45cの撓み量よりも多くすることが
でき、トナー補助掻出部材45c,45cをその回転方
向においてトナー掻出部材45bの下流に位置すること
ができる。このため、トナー補助掻出部材45c,45
cが掻き取ったトナーの一部がトナー掻出部材45bに
案内され、トナー掻出部材45bによる搬送トナー量が
多くなり、十分な量のトナーがトナー補給口23aに搬
送される。
【0032】さらに、別の変形例として、図13に示す
トナー補助掻出部材45c,45cにおいて、この先端
部を略楔状に形成した。すなわち、図14に示すよう
に、トナー補助掻出部材45c,45cの外側を斜めに
切断して、略楔状のトナー補助掻出部材45e,45e
を形成した。
【0033】このように形成することによって、トナー
補給時に、トナー補助掻出部材45c,45cの内側先
端の方がより多くのトナーを掻くので抵抗力が大きく、
この回転方向において、トナー補助掻出部材45c,4
5cのトナー掻き出し面がトナー掻出部材45b側に傾
斜した状態となる。このため、トナー補助掻出部材45
c,45cが掻き取ったトナーの一部がトナー掻出部材
45bに案内され、トナー掻出部材45bによる搬送ト
ナー量が多くなり、十分な量のトナーがトナー補給口2
3aに搬送される。
【0034】次に、本発明が適用される別のタイプのト
ナー補給装置について説明する。このトナー補給装置の
概略構成を図15に示す。符号50は、回転駆動手段を
示しており、この回転駆動手段50は、トナー収納容器
(以後、トナーボトルと言う)51を駆動させる駆動部
であり、係合部であるジョイント50c、スプリング5
0d、モータ50e、及び軸を内臓したケース部から構
成され、複写機等の本体後側板71(図16参照)に固
定されている。トナーボトル51は、底部には凸形状の
突起部51a及び51bが設けられている。突起部51
bは、ジョイント50cの凹部50bに入り、トナーボ
トル51の底部を保持する機能を果たし、突起部51a
は、同じくジョイント50cの凸部側面50aと嵌合し
て、トナーボトル51を回転させるための突起である。
この突起部51bの高さHは、突起51aの高さhより
高くなるように(H>h)形成されている。符号53
は、トナーボトル51の頭部を保持するためのボトル保
持部材を示す。符号54は、掻出フィルムを示し、掻出
フィルム54は、マイラー等の弾性材料からなり、ボト
ル保持部材53と一体形成されたリブ53aに両面テー
プ等で貼り付けられている。なお、この実施例では掻出
フィルム54は4枚設けており、かつ、上述の実施例の
ように、トナー掻出部材54aと、このトナー掻出部材
54aの両側に配設されたトナー補助掻出部材54b,
54bとから構成されている。トナー補助掻出部材54
b,54bは、この回転方向において、その先端をトナ
ー掻出部材54aの先端よりも下流側に位置するよう
に、その基部において折曲されている。
【0035】トナーボトル51には、その内壁面に螺旋
状の突起部が設けられており、これを回転させることに
より、トナー吐出口51dからトナーを吐出する。この
トナー吐出口51dには、トナーを吐出するのを防ぐキ
ャップ52が填め込まれている。ボトル保持部材53の
内壁面に設けたリブ53bは、トナーボトル51に設け
た頭部平面部51cに引っ掛かり、ボトル保持部材53
とトナーボトル51は一体的に回転する。
【0036】また、符号60はシール材を、符号61は
キャップ52を摘んだり、離したりするコレットチャッ
クをそれぞれ示し、円筒ケース62内に内臓され、ネジ
64によって軸部材63と一体とされている。符号65
はシール部材、符号68はコレットチャック61、円筒
ケース62、軸部材63等の一連の部品をトナーボトル
51側へ常に加圧するコイルバネをそれぞれ示し、これ
らの構成部品は、トナーボトル51の受け台55と一体
的に形成された容器保持手段であるケース55a内に保
持される。符号66は、キャップ52を開閉栓するため
のハンドルを示し、軸部66bがケース55aの軸受部
55dに入り、回転可能となる。
【0037】また、符号67は軸部材63に設けられた
穴63aに入るスライド軸を示し、ハンドル66に設け
られたカム部66aと接触しており、ハンドル66の回
転によりコレットチャック61、円筒ケース62、軸部
材63の一連の部品をトナーボトル51から離れる方向
にスライドさせることができる。
【0038】ケース55aに設けられ、受け台55に支
持されたトナーボトル51のトナー吐出口51dから吐
出されるトナーを、図18に示すトナー導入部100に
連通させるための開口部55cには、マイラーあるいは
ゴム等の弾性材料から成っていて、掻出フィルム54の
移動方向に直交する水平方向に細長い角穴であるスリッ
ト穴56aを持つ弾性部材56が両面テープ等で貼り付
けられている。このスリット穴56aの開口面積の設定
の仕方、すなわち、図18に示すように、スリット穴5
6aの水平方向の長さと掻出フィルム54の移動方向で
の幅Kを適宜設定することにより、トナー補給量を適量
にしている。
【0039】符号69は、スリット穴56aから排出さ
れたトナーを、図示しないプロセスカートリッジのトナ
ー導入部100へ導くためのカバーを示し、このカバー
69の下側には開口部69aが設けられ、これがトナー
導入部100の位置と対応している。
【0040】このような構成のトナー補給装置は、図1
6に示すように、本体前側板70、本体後側板71に取
り付けられた図示しないガイド板により保持されてい
る。受け台55と一体になっている55bは、図示しな
い前側板に設けられた位置決め用のピンと係合する穴で
あり、符号72は、トナー補給装置のずれ防止用のスト
ッパを示し、ここではガイド板に取り付けられている。
【0041】したがって、本実施例のトナー補給装置
は、ケース55aとこれに収容されるボトル保持部材5
3等の可動部品とから成る機構部分と、この機構部分に
対して着脱可能なトナーボトル51と、駆動部50とか
ら構成されている。
【0042】上述した構成において、まず、トナーボト
ル51のセット時の動作について説明する。図16に示
すように、トナーボトル51を受け台55にセットする
と、トナーボトル51の底部の突起部51bがジョイン
ト50cの位置決め用の穴50bに入って位置決めさ
れ、トナーボトル51の頭部がボトル保持部材53とそ
れぞれ係合する。このとき、ストッパ72が受台55の
前面に押さえることによりトナー補給装置のセットが完
了する。そして、ハンドル66を図中、矢印A方向(下
方向)に回動させると、カム部66aがスライド軸67
を、図17に示すように、図中、矢印C方向に引っ張る
と共に、軸63も図中、C方向に移動し始め、コレット
チャック61が円筒ケース62の突起部62aに突き当
たるようになり、これに伴って、コレットチャック61
が閉じ始めてキャップ52を摘む。この状態で、さらに
図中、C方向への移動が進むと、同図に示すように、コ
レットチャック61によってトナーボトル51のキャッ
プ52が取り外され、トナーボトル51内のトナーがケ
ース55a内に流出する。しかし、トナーボトル51内
のトナーが少ない場合は、この時には流出しない。この
状態がトナー補給装置のセット完了の状態である。
【0043】次に、トナー補給時の動作について説明す
る。トナー補給は、図示しない透磁率測定センサにより
プロセスカートリッジ内のトナー濃度を検知し、基準濃
度以下になったら、図15,16に示す駆動部50が作
動し、ジョイント50cを図中、B方向に回転させる。
すると、ジョイント50cがボトル底部の突起部51a
に嵌合し、トナーボトル51が回転する。トナーボトル
51が回転すると、図17,18の図中、矢印に示す
ように、トナー吐出口51dからトナーが吐出して、ケ
ース55a内に溜る。それと同時にトナーボトル51の
回転は、ボトル保持部材53と一体のリブ53bを介し
て当該保持部材53に伝達され、掻出フィルム54がケ
ース55aの内壁面を摺動回転することにより、図中、
矢印に示すように、ケース55a内に溜ったトナーを
掻きあげる。この掻出フィルム54が、弾性部材56の
スリット穴56aを通過する時に、図中、矢印に示す
ように、トナーがスリット穴56aから押し出される。
この時、掻出フィルム54がスリット穴56aから突き
出される際に、スリット穴56aの端部や開口部55c
端部近傍に溜ったトナーが押し出されることになる。押
し出されたトナーは、カバー69内で落下し、カバー6
9下側の開口部69aを通って、図中、矢印に示すよ
うに、プロセスカートリッジのトナー導入部100から
プロセスカートリッジ内にトナーが補給される。
【0044】このとき、上述の実施例の動作と同様に、
トナー補助掻出部材54b,54bによって中央のトナ
ー掻出部材54aにトナーを集め、開口部55cに十分
な量のトナーが供給される。また、ケース55a内にお
いてトナー掻出部材54aが掻き取る範囲以外でも、ト
ナー補助掻出部材54b,54bによって掻き取られる
ため、効率良く掻き取られる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,3によ
れば、両掻出部材が回転されたとき、この回転方向にお
いて、トナー補助掻出部材の先端がトナー掻出部材の先
端よりも下流側に位置するので、トナー補助掻出部材に
トナーの抵抗が加わり先端が撓んでも、確実にトナーを
トナー掻出部材に案内でき、トナー掻出部材からトナー
が逃げる量を低減できる。したがって、トナー掻出部材
によるトナー補給口への供給トナー量を減少することな
く、トナー補給口により規制されるトナー量以上のトナ
ーを供給でき、トナー補給量を安定化できる。
【0046】請求項2によれば、トナー掻出部材及びト
ナー補助掻出部材の各先端は、トナー収容容器の内壁に
撓んだ状態で接触しているので、トナー収容容器内のト
ナーを残さずに補給でき、トナーエンド時のトナー残量
を少なくすることができ、トナー収容容器内のトナーを
有効に現像部に補給できる。
【0047】請求項4によれば、トナー補助掻出部材の
取付基部から先端までの間における略中央部が折曲され
ているので、トナー補助掻出部材の回転駆動時に、トナ
ー補助掻出部材が受けるトナーの抵抗力によって、トナ
ー補助掻出部材の先端部がこの回転方向における下流側
に押し出される。したがって、確実にトナーをトナー掻
出部材に案内でき、トナー掻出部材からトナーが逃げる
量を低減できる。
【0048】請求項5によれば、トナー掻出部材及びト
ナー補助掻出部材は、可撓性の板材に略平行な2本の切
り込みを入れて形成されており、板材の中央部をトナー
掻出部材、この両側部をトナー補助掻出部材として構成
されているので、両掻出部材を一体化にして一部品とす
ることができ、取付けを容易にできるとともに、構成の
簡略化、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー補給装置と現像ユニットとの関
係を示す斜視図である。
【図2】現像ユニットの内部構成図である。
【図3】トナーカートリッジの斜視分解図である。
【図4】掻出フィルムの拡大斜視図である。
【図5】トナーカートリッジの縦断面図である。
【図6】トナー掻出部材とトナー補給口との関係を示す
説明図である。
【図7】トナー掻出部材及びトナー補助掻出部材の長さ
を説明するトナーカートリッジの一部破断された縦断面
図である。
【図8】トナー補給時のトナー掻出部材及びトナー補助
掻出部材の変化を示す説明図であり、(a)はトナーの
抵抗を受けない状態を、(b)はトナーの抵抗を受けた
状態をそれぞれ示す。
【図9】トナー掻出部材及びトナー補助掻出部材を一体
化した掻出フィルムの平面図である。
【図10】掻出フィルムの変形例を示す掻出フィルムの
平面図である。
【図11】掻出フィルムの変形例を示す掻出フィルムの
拡大斜視図である。
【図12】掻出フィルムの変形例を示すトナーカートリ
ッジの縦断面図である。
【図13】掻出フィルムの変形例を示すトナー補助掻出
部材をトナー掻出部材よりも短くした掻出フィルムの平
面図である。
【図14】掻出フィルムの変形例を示すトナー補助掻出
部材の先端を楔状に切断した掻出フィルムの平面図であ
る。
【図15】トナー補給装置の他の実施例を示すトナー補
給装置の分解斜視図である。
【図16】トナー補給装置の斜視図である。
【図17】トナー収納容器からトナーを吐出させた状態
を示すトナー補給装置の断面図である。
【図18】トナー補給装置の動作を説明するためのトナ
ー補給装置の断面図である。
【符号の説明】
1 現像ユニット 5 トナーカートリッジ(トナー補給装置) 10 現像装置 22 トナーケース(トナー収容容器) 23a トナー補給口 29 回転駆動軸(回転駆動部材) 30 トナー補給手段 32 掻出フィルム 33 トナー掻出部材 34 トナー補助掻出部材 34a 貼付部 34b 自由端部 34c 折り目

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー収容容器に設けられたトナー補給口
    と、上記トナー収容容器の内部に上記トナー補給口に対
    向して回転自在に配設されたトナー掻出部材と、上記ト
    ナー掻出部材の両側に近接してそれぞれ配設されたトナ
    ー補助掻出部材と、上記両掻出部材を共に同方向に回転
    する回転駆動部材とを有し、 上記両掻出部材が回転されることによって、上記トナー
    補助掻出部材により、上記トナー収容容器の内部のトナ
    ーを上記トナー掻出部材に案内し、上記トナー掻出部材
    により、上記トナー収容容器の内部のトナーを上記トナ
    ー補給口に掻き出してトナー補給を行うトナー補給装置
    において、 上記両掻出部材が回転されたとき、この回転方向におい
    て、上記トナー補助掻出部材の先端を上記トナー掻出部
    材の先端よりも下流側に位置するように、上記トナー補
    助掻出部材が上記回転駆動部材に取り付けられているこ
    とを特徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトナー補給装置において、 上記両掻出部材が、共に可撓性の板材で形成されてお
    り、 上記両掻出部材は、その各先端が上記トナー収容容器の
    内壁に撓んだ状態で接する長さをそれぞれ有することを
    特徴とするトナー補給装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のトナー補給装置に
    おいて、 上記トナー補助掻出部材の取付基部が折曲されているこ
    とを特徴とするトナー補給装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のトナー補給装置に
    おいて、 上記トナー補助掻出部材の取付基部から先端までの間に
    おける略中央部が折曲されていることを特徴とするトナ
    ー補給装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4記載のトナー補
    給装置において、 上記両掻出部材は、可撓性の一枚の板材に略平行な2本
    の切り込みを入れて形成されており、上記板材の中央部
    をトナー掻出部材、この両側部をトナー補助掻出部材と
    したことを特徴とするトナー補給装置。
JP9221368A 1997-08-18 1997-08-18 トナー補給装置 Pending JPH1165249A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040223A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Fuji Xerox Co Ltd 廃トナー搬送機構
JP2008276077A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Fuji Xerox Co Ltd トナーカートリッジ
JP2010217330A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Ricoh Co Ltd トナー補給装置及び画像形成装置
JP2017053993A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー搬送装置およびこれを備える画像形成装置

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