JP2008040223A - 廃トナー搬送機構 - Google Patents

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隆幸 若井
Koji Miyake
弘二 三宅
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Abstract

【課題】廃トナーの搬送性を向上させる。
【解決手段】上流側の第一搬送路102の他方側(下流側)の端部の下に下流側の第二搬送路202の一方側(上流側)の端部が配置されて接続されている。そして、上流側の第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104BのピッチL1よりも、下流側の第二搬送路202の回転搬送部材204の羽根204BのピッチL2の方を狭くすることで(L1>L2)、回転搬送部材204の回転軸204Aに付着して動かなくなる廃トナーを少なくし、廃トナーの搬送性を向上させている。
【選択図】図4

Description

本発明は、廃トナー搬送機構に関する。
画像形成装置の小型化に伴い、トナー像を転写後の感光体や中間転写から除去した廃トナーを収容する廃トナー収容容器の配置レイアウトの自由度が小さくなる。このため、交換可能な廃トナー収容容器を機外などに配置することがある。このような構成の場合、廃トナーを複数の連通した搬送路によって廃トナー収容容器に搬送する廃トナー搬送機構が知られている。
例えば、廃トナーをスクリューオーガーで水平搬送した後、落下路を通して回収する機構とし、落下路のスクリューオーガーの回転により往復運動するような架橋防止部材を設けて詰まりを防止する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
或いは、クリーナによって除去された廃トナーをスクリューオーガーによって水平搬送する機構において、スクリューオーガーの羽根のピッチが軸方向に一様ではなく、上流側、下流側で異なる構成とすることでバンディングを抑制する構成が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平11−296042号公報 特開平11−219089号公報
さて、現像前のトナーを搬送する複数の連通した搬送路においては、下流側の搬送路に設けられたスクリューオーガーの羽根のピッチを、上流側の搬送路に設けられたスクリューオーガー(回転軸の周りに螺旋状の羽根を有する回転搬送部材)の羽根のピッチより広くすることで、下流側の搬送路のトナーの搬送速度を高め、トナーの搬送性を向上させる手段が一般的である。
しかし、廃トナーは紙粉の混入や装置内温度上昇や装置の設置環境の影響による凝集などにより、現像前のトナーに比べて流動性が悪化している。このため、スクリューオーガーの羽根のピッチを広くするとスクリューオーガーの回転軸に付着する廃トナーの量が増え、逆に搬送路内に廃トナーが滞留してしまう。つまり、スクリューオーガーの羽根のピッチを広くすると、廃トナーの搬送性は向上せずに、むしろ低下することを本発明者らは発見した。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、廃トナーの搬送性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の廃トナー搬送機構は、像保持体が保持しているトナー像を被転写体に転写した後に前記像保持体から除去した廃トナーを搬送する廃トナー搬送機構において、前記廃トナーを搬送する複数の連通した搬送路を有し、上流側の搬送路には、螺旋状の羽根を回転軸の周りに有する回転搬送部材が設けられ、下流側の搬送路には、前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の螺旋状の前記羽根のピッチよりも狭いピッチの螺旋状の羽根を回転軸の周りに有する回転搬送部材が設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の廃トナー搬送機構では、上流側の搬送路の回転搬送部材の螺旋状の羽根のピッチよりも、下流側の搬送路の回転搬送部材の螺旋状の羽根のピッチの方が狭い。
さて、現像前のトナーと比較し、像保持体が保持しているトナー像を被転写体に転写した後に像保持体から除去した廃トナーは、流動性が悪い。このため、回転搬送部材の螺旋状の羽根のピッチを広くすると回転軸に付着する廃トナーの量が増え、搬送路に廃トナーが滞留してしまい、廃トナーの搬送性が低下してしまう。
そこで、下流側の搬送路の回転搬送部材の螺旋状の羽根のピッチの方を狭くすることで、回転軸に付着して動かなくなる廃トナーを少なくし、廃トナーの搬送性を向上させている。
請求項2に記載の廃トナー搬送機構は、像保持体が保持しているトナー像を被転写体に転写した後に前記像保持体から除去した廃トナーを搬送する廃トナー搬送機構において、前記廃トナーを搬送する複数の連通した搬送路を有し、上流側の搬送路には、螺旋状の羽根を回転軸の周りに有する回転搬送部材が設けられ、下流側の搬送路には、線状部材を円筒状に巻いた回転搬送部材が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の廃トナー搬送機構では、上流側の搬送路には、螺旋状の羽根を回転軸の周りに有する回転搬送部材が設けられている。また、下流側の搬送路には、線状部材を円筒状に巻いた回転搬送部材が設けられている。
さて、現像前のトナーと比較し、像保持体が保持しているトナー像を被転写体に転写した後に像保持体から除去した廃トナーは、流動性が悪い。このため、回転搬送部材の螺旋状の羽根のピッチを広くすると回転軸に付着する廃トナーの量が増え、搬送路に廃トナーが滞留してしまい、廃トナーの搬送性が低下してしまう。
そこで、下流側の搬送路の回転搬送部材を、線状部材を円筒状に巻いた回転搬送部材とすることで、下流側の搬送路に収容できる廃トナーの量を多くすると共に、回転軸に付着する廃トナーをなくし、廃トナーの搬送性を向上させている。
請求項3に記載の廃トナー搬送機構は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材と前記下流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材とは、同一の駆動源によって回転することを特徴としている。
請求項3に記載の廃トナー搬送機構では、上流側の搬送路に設けられた回転搬送部材と下流側の搬送路に設けられた回転搬送部材とを、同一の駆動源によって回転させている。よって、更なる小型化や低コスト化が実現できる。
請求項4に記載の廃トナー搬送機構は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の回転数よりも、前記下流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の回転数の方が遅いことを特徴としている。
請求項4に記載の廃トナー搬送機構では、上流側の搬送路に設けられた回転搬送部材の回転数よりも、下流側の搬送路に設けられた回転搬送部材の回転数の方が遅い。
しかし、下流側の搬送路の回転搬送部材の螺旋状の羽根のピッチの方を狭くすることで、廃トナーの搬送性を向上させているので、下流側の搬送路に設けられた回転搬送部材の回転数の方が遅くても廃トナーはスムーズに搬送される。
或いは、下流側の搬送路の回転搬送部材を、線状部材を円筒状に巻いた回転搬送部材とすることで、廃トナーの搬送性を向上させているので、下流側の搬送路に設けられた回転搬送部材の回転数の方が遅くても廃トナーはスムーズに搬送される
請求項5に記載の廃トナー搬送機構は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記上流側の搬送路と前記下流側の搬送路の接続部では、該下流側の搬送路の上に該上流側の搬送路が配置されていることを特徴としている。
請求項5に記載の廃トナー搬送機構では、上流側の搬送路と下流側の搬送路の接続部では、下流側の搬送路の上に上流側の搬送路が配置されている。
よって、上流側の搬送路から下流側の搬送路へ廃トナーが落下することで、廃トナーがスムーズに送られる。
また、上流側の搬送路の回転搬送部材の下に交差するように下流側の回転部材を配置できるので、回転搬送部材の駆動機構などの設計が容易である。
請求項6に記載の廃トナー搬送機構は、請求項5に記載の構成において、前記上流側の搬送路と前記下流側の搬送路との前記接続部には、該上流側の搬送路と該下流側の搬送路とを連通する開口を有し、前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の螺旋状の前記羽根の下流端は、前記開口の上流端よりも下流側、かつ、該開口の下流端よりも上流側にあることを特徴としている。
請求項6に記載の廃トナー搬送機構では、上流側の搬送路に設けられた回転搬送部材の螺旋状の羽根の下流端は、開口の上流端よりも下流側、かつ、開口の下流端よりも上流側にあるので、廃トナーが螺旋状の羽根によって上流側の搬送路に壁面に押し付けられることなく、スムーズに開口から廃トナーが落下して下流側の搬送路に送られる。
請求項7に記載の廃トナー搬送機構は、請求項6に記載の構成において、前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の螺旋状の前記羽根の前記下流端と、前記開口の下流端と、の間の前記回転搬送部材の前記回転軸には、突起部が備えられていることを特徴としている。
請求項7に記載の廃トナー搬送機構では、回転軸の回転に伴い突起部が回転することによって、廃トナーがほぐされ、開口から、よりスムーズに廃トナーが落下して下流側の搬送路に送られる。
請求項8に記載の廃トナー搬送機構は、請求項7に記載の構成において、前記突起部は、前記上流側の搬送路の内壁に接触して摺動する摺動部材であることを特徴としている。
請求項8に記載の廃トナー搬送機構では、摺動部材が上流側の搬送路の内壁に接触して摺動するので、廃トナーが壁面に付着することなく、開口から、よりスムーズに廃トナーが落下して下流側の搬送路に送られる。
以上説明したように本発明によれば、廃トナーの搬送性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係わる廃トナー搬送機構を用いた電子写真方式を利用した複写機やプリンター等の画像形成装置10について説明する。
なお、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色毎に配設されているものについては、符号の後に「Y」、「M」、「C」、「K」の英字を付している。しかし、Y,M,C,Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
まず、画像形成装置10の概要について説明する。
図1は、画像形成装置10の要部を示す概略構成図である。画像形成装置10は、像保持体としての感光体ドラム20Y〜20Kを備えている。感光体ドラム20Y〜20Kは鉛直方向に並んで配設されている。感光体ドラム20Y〜20Kは回転軸21Y〜21Kを軸心として、駆動機構(図示略)によって回転する。
感光体ドラム20Y〜20Kの表面は、帯電ローラ22Y〜22Kによって一様に帯電する。帯電後、光走査装置(図示略)から照射されたレーザ光LY,LM,LC,LKよって感光体ドラム20Y〜20Kの表面に静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置24Y〜24Kによって現像され、感光体ドラム20Y〜20Kの表面に各色のトナー像が形成される。
搬送ベルト34は、駆動ローラ31と従動ローラ32とに張架されている。また、搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラ31と従動ローラ32の間の所定位置には、各色に対応して4個の転写ローラ36Y〜36Kが配設されている。
転写ローラ36Y〜36Kは、搬送ベルト34を挟んで感光体ドラム20Y〜20Yと対向するようになっており、感光体ドラム20Y〜20Kとの間に転写電界を形成する。そして、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙Pに、各色の感光体ドラム20Y〜20K上の各色トナー像を順次転写して重ね合わせ、記録用紙Pにフルカラートナー像(未定着のフルカラートナー像)が形成される。
フルカラートナー像が転写した記録用紙Pは定着装置(図示略)に搬送され、記録用紙Pにフルカラートナー像が定着したのち排紙される。
さて一方、トナー像が記録用紙Pに転写された後、感光体ドラム20Y〜20Kは、イレースランプ30Y〜30Kによって露光されて除電される。そして、感光体ドラム20Y〜20K上に残留する廃トナーがクリーニングブレード26Y〜26Kによって除去される。除去された廃トナーは、廃トナー搬送機構100Y〜100K(別途詳しく説明する)によって搬送され、別途設けられた交換可能の廃トナー収容容器(図示略)に収容される。なお、クリーニングブレード26Y〜26Kは、感光体ドラム20Y〜20Kの回転軸21Y〜21Kの軸方向を長手方向とした板状をしている。また、クリーニングブレード26Y〜26Yは、断面がL字状の板金からなるブレードホルダー28Y〜28Kに保持されている。
つぎに、クリーニングブレード26Y〜26Kによって除去された廃トナーを廃トナー収容容器(図示略)に搬送する第一実施形態の廃トナー搬送機構100Y〜100Kについて説明する。なお、廃トナー搬送機構100Y〜100Kは、各色共に同様の構成であるので、Y,M,C,Kを区別しないで説明する。
図1、図2、図4に示すように、第一実施形態の廃トナー搬送機構100は、第一搬送路102と第二搬送路202とを備えている。
第一搬送路102は、水平に配置され、感光体ドラム20の回転軸21の軸方向を長手方向とする筒状をしている。また、クリーニングブレード26を保持しているブレードホルダー28が固定されている。そして、第一搬送路102にクリーニングブレード26(図1参照)が除去した廃トナーが収容される。
第一搬送路102の内部には、感光体ドラム20の回転軸21の軸方向を長手方向とする回転搬送部材104を備えている。回転搬送部材104は、回転軸104Aの周囲に螺旋状の羽根104Bが形成されている。
図2と図3とに示すように、回転搬送部材104の回転軸104Aの一方(後述する廃トナーの搬送方向(矢印K1)の上流側)の端部には平歯ギア110が備えられている。そして、この平歯ギア110は感光体ドラム20の一方の端部に設けられた平歯ギア112と噛み合っている。よって、感光体ドラム20が回転することで、回転搬送部材104も回転する。
そして、図2、図4(A)等に示すように、回転搬送部材104が回転軸104Aを軸心として回転することで、クリーニングブレード26(図1参照)が除去した廃トナーを、矢印K1で示すように、一方の端部側(上流側)から他方の端部側(下流側)へと廃トナーを搬送する。
また、図1、図2、図4に示すように、第二搬送路202は、水平に配置され、感光体ドラム20の回転軸21の軸方向と直交する方向を長手方向とする筒状をしている。換言すると、第一搬送路102の長手方向と第二搬送路202の長手方向とは直交している。
第二搬送路202の内部には、感光体ドラム20の回転軸21の方向と直交する方向を長手方向とする回転搬送部材204を備えている(回転搬送部材104と回転搬送部材204も直交している)。回転搬送部材204は、回転軸204Aの周囲に螺旋状の羽根204Bが形成されている。
図2と図3とに示すように、回転軸204Aの一方(後述する廃トナーの搬送方向(矢印K2)の上流側)の端部にはねじ歯車210が備えられている。そして、このねじ歯車210は、感光体ドラム20の他方の端部に設けられたねじ歯車212と噛み合っている中間ねじ歯車214と、噛みあっている。よって、感光体ドラム20が回転することで、回転搬送部材204も回転する。
そして、図2、図4(A)等に示すように、回転搬送部材204が回転軸204Aを軸心として回転することで、矢印K2で示すように、一方の端部側から他方の端部側へと廃トナーを搬送する(矢印K1と矢印K2とは直交している)。
さて、図2と図4とに示すように、第一搬送路102の他方側(下流側)の端部の下に第二搬送路202の一方側の端部が配置されると共に、第一搬送路102の他方(下流側)の端部と第二搬送路202の一方(上流側)の端部とが接続している。すなわち、第一搬送路102の他方側(下流側)の端部の下に第二搬送路202の一方側(上流側)の端部が配置されて接続されている(第一搬送路102と第二搬送路202とは立体的に交差している)。
そして、第一搬送路102と第二搬送路202との接続部150には、第一搬送路102と第二搬送路204とを連通する開口152が設けられている。
よって、第一搬送路102の内部を回転搬送部材102によって搬送されてきた廃トナーは、図4(B)の矢印K3で示すように、開口152から落下し、第二搬送路202に送られる。
第二搬送路202に送られた(落下した)廃トナーは、前述したように、第二搬送路202の回転搬送部材204が回転することで、矢印K2で示すように、一方の端部側(上流側)から他方の端部側(下流側)へと搬送される。
そして最終的に廃トナーは廃トナー収容容器(図示略)に搬送されて収容される。
さて、図4(A)に示すように、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104BのピッチL1よりも、第二搬送路202の回転搬送部材204の羽根204BのピッチL2の方が狭くなっている。すなわち、L1>L2の関係になっている。
また、第一搬送路102の回転搬送部材104と第二搬送路202の回転搬送部材204とは、同一の駆動源(本実施形態では感光体ドラム20)で駆動している構成となっている。また、このように同一の駆動源(本実施形態では感光体ドラム20)で駆動する構成としているので、設計上の制約等のため、第一搬送路102の回転搬送部材104の単位時間当たりの回転数より、第二搬送路202の回転搬送部材204の単位時間当たりの回転数の方が遅くなっている。
また、図7(A)に示すように、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cは、開口152の下流端152Aよりも下流側に位置している。
つぎに、本発明の作用について説明する。
さて、複数の搬送路を繋げて(連通させて)、トナー等の粉体を搬送する場合、搬送路の接続部分での詰まり等を発生させないために、上流側の搬送路の搬送速度よりも下流側の搬送路の搬送速度を高くするのが一般的である。このため、通常は、下流側の搬送路の回転搬送部材の螺旋状の羽根のピッチを、上流側の搬送路の回転搬送部材の螺旋状の羽根のピッチより広くすることで下流側の搬送路の搬送速度を高めている。
特に、本実施形態のように、上流側の搬送路(第一搬送路102)の回転搬送部材104の回転数より下流側の搬送路(第二搬送路202)の回転搬送部材204の回転数の方が遅い場合は、羽根のピッチが同じ場合、下流側の搬送路(第二搬送路202)の回転搬送部材204の搬送速度が遅くなり搬送性が低下する場合は、特に搬送不良が発生しやすいので、下流側の搬送路の回転搬送部材204の螺旋状の羽根204Bのピッチをより広くし、下流側の搬送路の搬送速度を高めてやる必要があると従来考えられており、実際このように設計されている。
しかし、本発明者らは、現像前のトナー(現像装置24(図1参照)に収容してあるトナー)と比較し、感光体ドラム20から除去した廃トナーは、紙粉の混入、装置内温度上昇、設置環境(温湿度等)の影響による凝集などの種々の要因のため流動性が悪いので、回転搬送部材204の螺旋状の羽根204Bのピッチを広くすると回転軸204Aに付着する廃トナーの量が増え、逆に第二搬送路202内に廃トナーが滞留してしまい、廃トナーの搬送性が低下してしまうことを発見した。
そして、従来考えられてきたこととは逆に、図4(A)に示すように、上流側の第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104BのピッチL1よりも、下流側の第二搬送路202の回転搬送部材204の羽根204BのピッチL2の方を狭くすることで、回転軸204Aに付着して動かなくなる廃トナーが少なくなり、廃トナーの搬送性が向上することを見出した。
よって、本実施形態では上述したように、上流側の第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104BのピッチL1よりも、下流側の第二搬送路202の回転搬送部材204の羽根204BのピッチL2の方を狭くし、接続部150で廃トナー詰まりを発生すること等なく、廃トナーの搬送性を向上させ、廃トナーをスムーズに搬送させている。
つぎに、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104BのピッチL1と、第二搬送路202の回転搬送部材204の羽根204BのピッチL2と、を
(1)L1<L2
(2)L1>L2
とした二つの場合での、廃トナーの搬送性の違いを確認した結果について説明する。なお、いずれの場合も上流側の第一搬送路102の回転搬送部材104の回転数より第二搬送路202の回転搬送部材204の回転数の方が遅い。
図12に示すグラフは、第二搬送路202の回転搬送部材204によって下流側に排出される廃トナーの排出量の時間経過を測定したものである。
最初、すなわち(A)部分では、第一搬送路102に廃トナーが溜まっていっており、あまり第二搬送路202に送られてこないので、第二搬送路202の排出量も少ない。
時間経過していくと、すなわち、(B)部分となると、第一搬送路102に十分に廃トナーが溜まり、第二搬送路202に多量に送られてくる。しかし、第二搬送路202に廃トナーが溜まっていっているので、第二搬送路202からの廃トナーの排出量が若干多くなるにとどまる。
なお、この時点までは、(1)L1<L2、(2)L1>L2共に差はない。
さて、更に、時間経過していくと、第二搬送路202にも十分廃トナーが溜まる。
このとき、ピッチが(1)L1<L2の場合は、第一搬送路102と第二搬送路202との接続部150(図4参照)に廃トナー詰まり等が生じるので、(D)で示すように、第二搬送路202からの廃トナーの排出量は少なくなる。
これに対し、ピッチが(2)L1>L2の場合は、第一搬送路102と第二搬送路202との接続部150(図4参照)に詰まり等が生じることなくスムーズに搬送されるので、(C)で示すように、第二搬送路202からの廃トナーの排出量が増える。
このように、(2)L1>L2の方が廃トナーの搬送性が良いことが判る。
また、図13のグラフは、クリーニングブレード26が除去する廃トナー量(R)、第一搬送路102が第二搬送路202に搬送する廃トナー量(S1,S2)、第二搬送路202が下流側に搬送する廃トナー量(T1,T2)を示している。そして、グラフ(A)は(1)L1<L2の場合であり、(B)は(2)L1>L2の場合である。
このように、L1<L2の場合のグラフ(A)は、トナー詰まり等のためクリーニングブレード26が除去する廃トナー量Rよりも第一搬送路102が第二搬送路202に搬送する廃トナー量S1が少ない。よって、第二搬送路202が下流側に搬送する廃トナー量S2も少ない。
つまり、
「クリーニングブレード26が除去する廃トナー量R」>「第一搬送路102が第二搬送路202に搬送する廃トナー量S1」=「第二搬送路202が下流側に搬送する廃トナー量S2」
となる。
このことは、時間が経過すると最終的に第一搬送路102に廃トナーが充満してしまうことを示唆している。
これに対し、L1>L2の場合のグラフ(B)は、トナー詰まり等がないので、クリーニングブレード26が除去する廃トナーRを全て第一搬送路102が第二搬送路202に搬送して、更に、第二搬送路202も送られてきた廃トナーを下流側に全て搬送していることを示している。
つまり、
「クリーニングブレード26が除去する廃トナー量R」=「第一搬送路102が第二搬送路202に搬送する廃トナー量S1」=「第二搬送路202が下流側に搬送する廃トナー量S2」
となる。
このことは、時間が経過しても第一搬送路102に廃トナーが充満してしまうことがないことを示唆している。
このように、(2)L1>L2は、廃トナーの搬送性が良いので、第一搬送路102に廃トナーが充満してしまうことがない。よって、第一搬送路102に廃トナーが充満してしまうことによるクリーニング不良等の不具合は本実施形態では発生しない。
更に、本実施形態では、第一搬送路102の回転搬送部材104と第二搬送路202の回転搬送部材204とは、同一の駆動源(本実施形態では感光体ドラム20)で駆動している構成となっている。よって、部品点数も少なく、低コスト・省スペース(小型化)が実現できていいる。
また、このように同一の駆動源(本実施形態では感光体ドラム20)で駆動する構成としているので、設計上の制約等のため、第一搬送路102の回転搬送部材104の回転数より、第二搬送路202の回転搬送部材204の回転数の方が遅くなっている。しかし、上述したように、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104BのピッチL1よりも、第二搬送路202の回転搬送部材204の羽根204BのピッチL2の方を狭くすることで、回転軸204Aに付着して動かなくなる廃トナーが少なくして廃トナーの搬送性が向上させ、廃トナーをスムーズに搬送させている。
また、第二搬送路202の上に第一搬送路102が配置されている(図4参照)。よって、第一搬送路102と第二搬送路202と連通する開口152から廃トナーが落下することで、廃トナーが第一搬送路102から第二搬送路202にスムーズに送られる。
更に、第一搬送路102の回転搬送部材104の下に交差するように第二搬送路202の回転搬送部材204を配置できるので、回転搬送部材104、204の駆動機構などの設計が容易である。
つぎに、第二実施形態の廃トナー搬送機構について説明する。また、第一実施形態と同様に、各色共に同様の構成であるので、Y,M,C,Kを区別しないで説明する。
図5と図6に示すように、第二実施形態の廃トナー搬送機構300は、第一搬送路102と第二搬送路302とを備えている。
第一搬送路102は、第一実施形態と同様の構成をし、内部には回転搬送部材104を備えている。そして、回転軸104Aの一方(廃トナーの搬送方向の上流側)の端部には平歯ギア110と感光体ドラム20の一方の端部に設けられた平歯ギア112とが噛み合っており、感光体ドラム20が回転することで、回転搬送部材104が回転する。
そして、回転搬送部材104が回転軸104Aを軸心として回転することで、クリーニングブレード26(図1参照)が除去した廃トナーを、矢印K1で示すように、一方の端部側から他方の端部側へと廃トナーを搬送する。
第二搬送路302は、第一実施形態と同様に、水平に配置され、感光体ドラム20の回転軸21の軸方向と直交する方向を長手方向とする筒状をしている。換言すると、第一搬送路102の長手方向と第二搬送路302の長手方向とは直交している。
第二搬送路302の内部には、感光体ドラム20の回転軸21の方向と直交する方向を長手方向とする回転搬送部材304を備えている。回転搬送部材304は、線状部材を円筒状に巻いたコイル状をしている。
回転搬送部材304の一方(廃トナーの搬送方向の上流側)の端部にはねじ歯車310が備えられている。そして、このねじ歯車310は、感光体ドラム20の他方の端部に設けられたねじ歯車212と噛み合っている中間ねじ歯車214と、噛みあっている。よって、感光体ドラム20が回転することで、回転搬送部材304が回転する。
そして、回転搬送部材304が回転することで、矢印K2で示すように、一方の端部側から他方の端部側へと廃トナーを搬送する。
第一実施形態と同様に、第一搬送路102の他方側(下流側)の端部の下に第二搬送路302の一方側の端部が配置されると共に、第一搬送路102の他方(下流側)の端部と第二搬送路302の一方(上流側)の端部とが接続している
そして、第一搬送路102と第二搬送路302との接続部250には、第一搬送路102と第二搬送路302とを連通する開口252が設けられている。
よって、第一搬送路102の内部を回転搬送部材104によって搬送されてきた廃トナーは、図6(B)の矢印K3で示すように、開口252から落下し、第二搬送路302に送られる。
そして、前述したように、第二搬送路302の回転搬送部材304が回転することで、矢印K2で示すように、一方の端部側(上流側)から他方の端部側(下流側)へと廃トナーを搬送する。そして最終的に廃トナーは廃トナー収容容器(図示略)に搬送されて収容される。
なお、本実施形態も第一実施形態と同様に、第一搬送路102の回転搬送部材104の回転数よりも第二搬送路302の回転搬送部材304の回転数の方が遅い。
つぎに、本発明の作用について説明する。
本実施形態では、第二搬送路302の回転搬送部材304を、線状部材を円筒状に巻いたコイル状とすることで、搬送性を向上させている。
線状部材を円筒状に巻いたコイル状の回転搬送部材304は、第一搬送路102の回転搬送部材104によりも第二搬送路302に収容できる廃トナーの量が多くなる。また、回転搬送部材104の回転軸104Aのような回転軸を中心に備えていないので、回転軸に廃トナーが付着することが無い。したがって、小さな搬送速度でも大きな搬送力を得ることができる。よって、第一実施形態と同様に、廃トナーをスムーズに搬送させている。
つぎに、第一実施形態の廃トナー搬送機構100と第二実施形態の廃トナー搬送機構300の変形例について説明する。なお、以下は第一実施形態の廃トナー搬送機構100で代表して説明するが、第二実施形態の廃トナー搬送機構300も同様である。
さて、図7(A)に示すように、第一実施形態と第二実施形態では、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cは、開口152の下流端152Aよりも下流側に位置している。
このような構成の場合、高湿の環境下などで廃トナーの流動性が著しく悪化している場合、図7(B)に示すように第一搬送路102の開口152の上方にある天井部102Aと回転搬送部材104の羽根104Bとの隙間Gが狭いため、天井部102Aに廃トナーが付着し、矢印K3で示すような、廃トナーの落下(第一搬送路102から第二搬送路202への搬送)がスムーズに行なわれない場合がある。
そこで、第一変形例では、図8(A)に示すように、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cを、開口152の下流端152Aと上流端152Bとの間に位置させている。
なお、羽根104Bの下流端104Cは、好ましくは、開口152の下流端152Aと上流端152Bと中間より上流側に位置させることが望ましい。また、本実施形態では、回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cを、開口152の上流端152Bより僅かに上流側に位置させている。
このような構成とすると、高湿の環境下などで廃トナーの流動性が著しく悪化している場合であっても、図8(B)に示すように、第一搬送路102の開口152の上方にある天井部102Aと回転搬送部材104の回転軸104Aとの隙間Gが大きいので、天井部102Aに廃トナーが付着することなく、矢印K3で示すような廃トナーの落下がスムーズに行なわれる。
つぎに、第二変形例について説明する。
図9に示すように、第一変形例と同様に、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cを、開口152の下流端152Aと上流端152Bとの間に位置させている(回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cを、開口152の上流端152Bより僅かに上流側に位置させている)。
更に、羽根104Bの下流端104Cと開口152の下流端152Aとの間の回転軸104Aに、回転軸104Aと直交する方向に立設するピン402が設けられている。そして、回転軸104Aの回転に伴いピン402も回転する。なお、ピン402の先端部は天井部102Aには接触していない。
このような構成とすると、回転するピン402が、廃トナーをほぐすので、矢印K3で示すような廃トナーの落下がよりスムーズに行なわれる。
つぎに、第三変形例について説明する。
図10に示すように、第一変形例と同様に、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cを、開口152の下流端152Aと上流端152Bとの間に位置させている(本実施形態の場合は、回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cを、開口152の上流端152Bより僅かに上流側に位置させている)。
更に、羽根104Bの下流端104Cと開口152の下流端152Aとの間の回転軸104Aに、パドル404が設けられている。パドル404は板状をし、回転軸104Aと直交する方向に立設している。なお、パドル404の長手方向は回転軸104Aと同方向である。そして、回転軸104Aの回転に伴いパドル404も回転する。なお、パドル404の先端部は天井部102Aには接触していない。
このような構成とすると、回転するパドル404が廃トナーをほぐすので、矢印K3で示すような廃トナーの落下がよりスムーズに行なわれる。
つぎに、第四変形例について説明する。
図11に示すように、第一変形例と同様に、第一搬送路102の回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cを、開口152の下流端152Aと上流端152Bとの間に位置させている(本実施形態の場合は、回転搬送部材104の羽根104Bの下流端104Cを、開口152の上流端152Bより僅かに上流側に位置させている)。
更に、羽根104Bの下流端104Cと開口152の下流端152Aとの間の回転軸104Aに、弾性変形するフィルム406が設けられている。そして、回転軸104Aの回転に伴いフィルム406も回転する。なお、フィルム406の先端部は天井部102Aには接触している。
このような構成とすると、回転するフィルム406が廃トナーをほぐすと共に、フィルム406が天井部102Aを摺動して廃トナーの天井部102Aへの付着を防止している。よって、矢印K3で示すような廃トナーの落下がよりスムーズに行なわれる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、第一搬送路102の他方側(下流側)の端部の下に第二搬送路202、302の一方側の端部が配置されて接続されている(立体的に交差している)が、これに限定されない。例えは、第一搬送路102の他方側(下流側)の端部と第二搬送路202、302の一方側の端部とは同じ高さで配置されて接続されていても良い(L字形状に接続)。
また、例えば、上記実施形態では、第一搬送路102と第二搬送路202、302との二つの搬送路で構成されていたが、これに限定されない。三つ以上の搬送路で構成されていても良い。
例えば、第一実施形態の場合、上流側の搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチより下流側の搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチの方が狭くなるようにすれば良い。例えば、搬送路が三つある場合、「第一搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチ>第二搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチ」或いは、「第二搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチ>第三搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチ」或いは、「第一搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチ>第二搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチ>第三搬送路の回転搬送部材の羽根のピッチ」とすれば良い(なお、上流側から第一搬送路、第二搬送路、第三搬送路である)。
また、例えば、第二実施形態の場合、第二搬送路と第三搬送路の両方に、又は第三搬送路に線状部材を円筒状に巻いたコイル状の回転搬送部材を設ければ良い。なお、望ましくは、最上流の搬送路(第一搬送路)には螺旋状の羽根を回転軸の周りに有する回転搬送部材を設け、最上流の搬送路より下流側の全ての搬送路(第二搬送路以降)には線状部材を円筒状に巻いたコイル状の回転搬送部材を設ける構成が望ましい。
また、上記実施形態では、感光体ドラム20(像保持体)から直接、記録用紙P(被転写体)にトナー像を転写したが、これに限定されない。
感光体ドラムから中間転写体にトナー像を転写し、中間転写体からトナー像を記録用紙に転写する構成の画像形成装置であっても良い。この場合、中間転写体(被転写体)に転写後の感光体ドラム(像担持体)から除去した廃トナーを搬送する廃トナー搬送機構だけでなく、記録用紙(被転写体)に転写後の中間転写体(像保持体)から除去した廃トナーを搬送する廃トナー搬送機構にも適用できる。
また、中間転写体も一つに限らない。複数の中間転写体に転写した後、最終的に記録用紙に転写する構成であっても良い。この場合、中間転写体(被転写体)にトナー像を転写した後の中間転写体(像保持体)から除去した廃トナーを搬送する廃トナー搬送機構にも適用できる。
本発明の第一実施形態の廃トナー搬送機構を備える画像形成装置の要部を模式的に示す概略構成図である。 本発明の第一実施形態の廃トナー搬送機構を示す図である。 第一実施形態の廃トナー機構の駆動機構を示す図である。 本発明の第一実施形態の廃トナー搬送機構の内部を示す、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 本発明の第二実施形態の廃トナー搬送機構を示す図である。 本発明の第二実施形態の廃トナー搬送機構の内部を示す、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 (A)は第一搬送路の回転搬送部材の羽根の下流端と開口の下流端との位置関係を説明するための平面図であり、(B)は(A)のBB断面の図である。 第一変形例の廃トナー搬送機構の内部を模式的に示す、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 第二変形例の廃トナー搬送機構の内部を模式的に示す、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 第三変形例の廃トナー搬送機構の内部を模式的に示す、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 第四変形例の廃トナー搬送機構の内部を模式的に示す、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 第二搬送路の回転搬送部材によって下流側に排出される廃トナーの排出量の時間経過を測定したグラフである。 クリーニングブレードが除去する廃トナー量(R)、第一搬送路が第二搬送路202に搬送する廃トナー量(S1,S2)、第二搬送路が下流側に搬送する廃トナー量(T1,T2)を示すグラフである。
符号の説明
20Y 感光体ドラム(像保持体)
20M 感光体ドラム(像保持体)
20C 感光体ドラム(像保持体)
20K 感光体ドラム(像保持体)
100 廃トナー搬送機構
102 第一搬送路(上流側の搬送路)
102A 天井部(内壁)
104 回転搬送部材
104A 回転軸
104B 螺旋状の羽根
104C 羽根の下流端
152 開口
202 第二搬送路(下流側の搬送路)
204 回転搬送部材
204A 回転軸
204B 螺旋状の羽根
252 開口
300 廃トナー搬送機構
302 第二搬送路(下流側の搬送路)
304 回転搬送部材
152B 開口の上流端
152A 開口の下流端
402 ピン(突起部)
404 パドル(突起部)
406 フィルム(摺動部材)
P 記録用紙(被転写体)

Claims (8)

  1. 像保持体が保持しているトナー像を被転写体に転写した後に前記像保持体から除去した廃トナーを搬送する廃トナー搬送機構において、
    前記廃トナーを搬送する複数の連通した搬送路を有し、
    上流側の搬送路には、螺旋状の羽根を回転軸の周りに有する回転搬送部材が設けられ、
    下流側の搬送路には、前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の螺旋状の前記羽根のピッチよりも狭いピッチの螺旋状の羽根を回転軸の周りに有する回転搬送部材が設けられていることを特徴とする廃トナー搬送機構。
  2. 像保持体が保持しているトナー像を被転写体に転写した後に前記像保持体から除去した廃トナーを搬送する廃トナー搬送機構において、
    前記廃トナーを搬送する複数の連通した搬送路を有し、
    上流側の搬送路には、螺旋状の羽根を回転軸の周りに有する回転搬送部材が設けられ、
    下流側の搬送路には、線状部材を円筒状に巻いた回転搬送部材が設けられていることを特徴とする廃トナー搬送機構。
  3. 前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材と下流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材とは、同一の駆動源によって回転することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の廃トナー搬送機構。
  4. 前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の回転数よりも、前記下流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の回転数の方が遅いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の廃トナー搬送機構。
  5. 前記上流側の搬送路と前記下流側の搬送路の接続部では、該下流側の搬送路の上に該上流側の搬送路が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の廃トナー搬送機構。
  6. 前記上流側の搬送路と前記下流側の搬送路との前記接続部には、該上流側の搬送路と該下流側の搬送路とを連通する開口を有し、
    前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の螺旋状の前記羽根の下流端は、
    前記開口の上流端よりも下流側、かつ、該開口の下流端よりも上流側にあることを特徴とする請求項5に記載の廃トナー搬送機構。
  7. 前記上流側の搬送路に設けられた前記回転搬送部材の螺旋状の前記羽根の前記下流端と、前記開口の下流端と、の間の該回転搬送部材の回転軸には、突起部が備えられていることを特徴とする請求項6に記載の廃トナー搬送機構。
  8. 前記突起部は、前記上流側の搬送路の内壁に接触して摺動する摺動部材であることを特徴とする請求項7に記載の廃トナー搬送機構。
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