JP2007298797A - 粉体搬送装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents

粉体搬送装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の大型化を招くことなく、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部において、粉体の滞留を防いで粉体詰まりをなくし、粉体ブロッキングの発生を防止する。
【解決手段】第一粉体搬送路41にスパイラル状、スクリュ状等の第一粉体搬送部材35を、第二粉体搬送路44にスパイラル状等の第二粉体搬送部材45を備える。そして、第一粉体搬送部材で搬送したトナー等の粉体を第二粉体搬送部材で搬送する。そのような粉体搬送装置40において、第一粉体搬送部材の下流端の軸線L1に対して第二粉体搬送部材の上流端45aの軸線L2を直交して設け、その第二粉体搬送部材の上流端を、軸なしで、第二粉体搬送部材の主体部分を構成する主体部45bより細く形成して、第二粉体搬送路まわりの部材に接触しない自由端とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。そのうち特に、像担持体上に形成したトナー画像を直接または中間転写体を介して間接的に転写して、シート・OHPフィルム等の記録媒体に画像を記録する電子写真式の画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置などにおいて、トナーなどの粉体を搬送する粉体搬送装置に関する。さらに、そのような粉体搬送装置を備えて、像担持体を含めて一体化して画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とするプロセスカートリッジに関する。
昨今、電子写真方式を用いた画像形成装置では、カラー化や高速化が進み、4連タンデム方式のものが主流となってきている。しかしながら、4連タンデム方式の画像形成装置では、感光体、帯電装置、現像装置、クリーニング装置などを備える作像ステーションをタンデム式に4つ並べて備えるとともに、間接転写の場合にはトナー画像をいったん担持する中間転写体を必要とし、また直接転写の場合には記録媒体を搬送する搬送ベルトなどを必要とすることから、大型化して、省スペース化、小型化を図ることが大きな問題となっている。
また、このような4連タンデム方式の画像形成装置では、4つの作像ステーションの他に、中間転写ベルトからも廃トナーを発生することから、トナー回収経路が複雑化するとともに、廃トナー量も増加して廃トナー容器の設置スペースが大きくなって、この点からも大型化して、省スペース化、小型化を図ることが大きな問題となっている。
ところで、電子写真式の画像形成装置では、記録媒体にトナー画像転写後、像担持体である感光体や中間転写体上に残留するトナーをクリーニング装置で除去して像担持体表面を除電するなどし、像担持体に対する再度の画像担持に備えている。そして、クリーニング装置で除去した残留トナーは、クリーニング装置から粉体搬送装置で搬送し、廃棄すべく廃トナー容器に回収したり、リサイクル使用すべく現像装置に戻したりしていた。
粉体搬送装置は、例えば図5に示すように、第一粉体搬送路1に第一粉体搬送部材2を、第二粉体搬送路3に第二粉体搬送部材4を備え、それら第一粉体搬送部材2で矢印a方向に搬送したトナーを引き続き第二粉体搬送部材4で矢印b方向に搬送し、目的部位である廃トナー容器や現像装置などへと送り込んでいた。粉体搬送部材として、図5に示す例では、ともにスクリュ状のものを使用するが、コスト的には、芯軸を持たないスパイラル状のものが好ましい。
しかし、粉体搬送部材としてスクリュ状のものを使用するにせよ、スパイラル状のものを使用するにせよ、第一粉体搬送路1と第二粉体搬送路3のトナー受け渡し部Uでは、受け渡し方向cへのトナー搬送力が働かず、またトナー撹拌作用もないことから、トナーの滞留が発生しやすく、特に流動性の悪いトナーを使用するときや高温高湿環境下では、そのトナーの滞留が発生して、やがてトナーブロッキングを生ずるという問題があった。
従来の粉体搬送装置の中には、例えば図6に示すように、クリーニング装置5の回収トナー排出口5aに、パイプ部材6の一端側の受け入れ口6aを設ける一方、廃トナー容器7の口部7a内に、パイプ部材6の他端側の排出口6bを挿入して設置するものもある。クリーニング装置5内には、像担持体8から回収したトナーを回収トナー排出口5aへと搬送する第一粉体搬送部材2を備えており、またパイプ部材6内には、駆動力が伝達されて回転するギア9とともに回転して、受け入れ口6aから受け入れたトナーを廃トナー容器7内へと搬送する第二粉体搬送部材4を備えていた。
そして、この図6に示す従来例のトナー受け渡し部Uでは、第一粉体搬送部材2の下流端の軸線に対して第二粉体搬送部材4の上流端の軸線を垂直方向に設け、第一粉体搬送部材2で搬送したトナーを重力で自然落下して後、引き続きパイプ部材6内を通して第二粉体搬送部材4で搬送していた。
特開2001−356658号公報
ところが、このような図6に示す粉体搬送装置においても、第一粉体搬送路1から第二粉体搬送路3へのトナー受け渡し部Uでは、トナー撹拌作用が十分に働かず、トナーの滞留が発生しやすく、複数のトナー受け渡し部Uの中には、特に流動性の悪いトナーを使用するときや高温高湿環境下で、トナーの滞留が発生して、やがてトナーブロッキングを生ずることがあるという問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、装置の大型化を招くことなく、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部において、粉体の滞留を防いで粉体詰まりをなくし、粉体ブロッキングの発生を防止する粉体搬送装置を提供することにある。
この発明の第2の目的は、装置の大型化を招くことなく、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部において、粉体の滞留を防いで粉体詰まりをなくし、粉体ブロッキングの発生を防止する粉体搬送装置を備えるプロセスカートリッジを提供することにある。
この発明の第3の目的は、装置の大型化を招くことなく、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部において、粉体の滞留を防いで粉体詰まりをなくし、粉体ブロッキングの発生を防止する粉体搬送装置を備える電子写真式画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
第一粉体搬送路にスパイラル状、スクリュ状等の第一粉体搬送部材を、第二粉体搬送路にスパイラル状等の第二粉体搬送部材を備え、前記第一粉体搬送部材で搬送したトナー等の粉体を前記第二粉体搬送部材で搬送する粉体搬送装置において、
前記第一粉体搬送部材の下流端の軸線に対して前記第二粉体搬送部材の上流端の軸線を直交して設け、
その第二粉体搬送部材の上流端を、軸なしで、第二粉体搬送部材の主体部分を構成する主体部より細く形成して、前記第二粉体搬送路まわりの部材に接触しない自由端とする、ことを特徴とする。
そして、第二粉体搬送部材の回転とともに、その自由端である上流端を第二粉体搬送路まわりの部材に接触することなく、振れながら回転し、第一粉体搬送部材により搬送されてきた粉体を撹拌しながら引き続き搬送する。
請求項2に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項1に記載の粉体搬送装置において、前記第一粉体搬送部材の下流端の軸線に直交して前記第二粉体搬送部材の上流端の軸線を垂直方向下向きに設ける、ことを特徴とする。
そして、第一粉体搬送部材により搬送されてきた粉体を自然落下し、受け渡しを受けた粉体を第二粉体搬送部材によりそのまま受け渡し方向に引き続き搬送する。
請求項3に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の粉体搬送装置において、前記第二粉体搬送路の上流側の径を細くして段部を形成し、その段部に前記第二粉体搬送部材の主体部を押し当ててなる、ことを特徴とする。
そして、第二粉体搬送路の上流側の段部に第二粉体搬送部材の主体部を押し当てて第二粉体搬送部材の上流端を第一粉体搬送部材の下流端に向けてのばす。
請求項4に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、請求項3に記載の粉体搬送装置において、前記第二粉体搬送路を湾曲して形成してなる、ことを特徴とする。
そして、第二粉体搬送部材の回転とともに、湾曲している第二粉体搬送路まわりの部材に接触することにより生ずる摺動抵抗に基づき、例えばスパイラル状に形成した第二粉体搬送部材の上流端の長さが変化しようとする。
請求項5に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、プロセスカートリッジにおいて、像担持体と、その像担持体まわりに配置して表面にトナー画像を形成する帯電装置、現像装置、クリーニング装置などのプロセス手段のいくつかを一体化して、画像形成装置本体に対して着脱自在に設け、粉体であるトナーを搬送する、請求項1ないし4のいずれか1に記載の粉体搬送装置を備えてなる、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、画像形成装置において、粉体であるトナーを搬送する、請求項1ないし4のいずれか1に記載の粉体搬送装置を備えてなる、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第二粉体搬送部材の上流端を、軸なしで、主体部より細く形成して、第二粉体搬送路まわりの部材に接触しない自由端とし、第二粉体搬送部材の回転とともに、その自由端である上流端を第二粉体搬送路まわりの部材に接触することなく、振れながら回転し、第一粉体搬送部材により搬送されてきた粉体を大きく撹拌しながら引き続き搬送するので、装置の大型化を招くことなく、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部にあって、特に流動性の悪い粉体を使用するときや高温高湿環境下であっても、粉体の滞留を防いで粉体詰まりをなくし、粉体ブロッキングの発生を防止することができる。
また、第二粉体搬送部材の主体部分を構成する主体部より細く形成して、第二粉体搬送部材の上流端が第二粉体搬送路まわりの部材に接触しないようにして回転するので、第二粉体搬送路まわりの部材に接触することにより生ずる摺動抵抗に基づき、例えばスパイラル状に形成した第二粉体搬送部材の上流端の長さが変化してばらつくことを防ぎ、第一粉体搬送部材などに当たることによる異音の発生や第一粉体搬送部材の巻き込みを防ぐ一方、第二粉体搬送部材の上流端を第一粉体搬送部材に極力近付けて配置することを可能として粉体の滞留を防いで粉体ブロッキングの発生を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第一粉体搬送部材により搬送されてきた粉体を自然落下し、受け渡しを受けた粉体を第二粉体搬送部材によりそのまま受け渡し方向に引き続き搬送するので、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部にあって、特に流動性の悪いトナーを使用するときや高温高湿環境下であっても、一層粉体の滞留を防いで粉体ブロッキングの発生を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第二粉体搬送路の上流側の段部に第二粉体搬送部材の拡径の主体部を押し当てて第二粉体搬送部材の細径の上流端を第一粉体搬送部材の下流端に向けてのばすので、第二粉体搬送部材の回転とともに、スパイラル状に形成した第二粉体搬送部材の主体部が第二粉体搬送路まわりの部材に接触しても、主体部の長さが変化することを防いで第二粉体搬送部材の長さを一定とし、第一粉体搬送部材などに当たることによる異音の発生や第一粉体搬送部材の巻き込みを防ぐ一方、第二粉体搬送部材の上流端を第一粉体搬送部材に極力近付けて配置することを可能として、装置の大型化を招くことなく、粉体の滞留を防いで粉体ブロッキングの発生を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第二粉体搬送部材の回転とともに、湾曲している第二粉体搬送路まわりの部材に接触することにより生ずる摺動抵抗に基づき、例えばスパイラル状に形成した第二粉体搬送部材の長さが変化しようとするが、第二粉体搬送路の上流側の段部に第二粉体搬送部材の拡径の主体部を押し当てて第二粉体搬送部材の細径の上流端を第一粉体搬送部材の下流端に向けてのばしているので、主体部の長さが変化することを防いで第二粉体搬送部材の長さを一定とし、第一粉体搬送部材などに当たることによる異音の発生や第一粉体搬送部材の巻き込みを防ぐ一方、第二粉体搬送部材の上流端を第一粉体搬送部材に極力近付けて配置することを可能として、装置の大型化を招くことなく、粉体の滞留を防いで粉体ブロッキングの発生を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像形成装置において、装置の大型化を招くことなく、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部にあって、特に流動性の悪い粉体を使用するときや高温高湿環境下であっても、粉体の滞留を防いで粉体詰まりをなくし、粉体ブロッキングの発生を防止可能とした粉体搬送装置を備えたプロセスカートリッジを提供することができる。
また、像担持体と、その像担持体まわりに配置して表面にトナー画像を形成するプロセス手段のいくつかを一体化して、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在に設けるプロセスカートリッジを構成するので、装置の小型化を可能とするとともに、像担持体に対する各プロセス手段の位置精度を向上し、また部品等の修理や交換を行うときの着脱を容易としてメンテナンス性を向上することができる。
請求項6に記載の発明によれば、装置の大型化を招くことなく、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部にあって、特に流動性の悪い粉体を使用するときや高温高湿環境下であっても、粉体の滞留を防いで粉体詰まりをなくし、粉体ブロッキングの発生を防止可能とした粉体搬送装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、タンデム型フルカラー画像形成装置における内部機構の概略構成を示す。図中符号100は画像形成装置本体、200はその画像形成装置本体100上に取り付ける画像読取装置である。
画像形成装置本体100内には、シアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの4つの作像ステーション10c、10m、10y、10bをタンデム式に並べて設ける。各作像ステーションでは、それぞれドラム状の像担持体として感光体11c、11m、11y、11bを備える。
そして、その図中時計まわりの回転にともない、まず各帯電装置12c、12m、12y、12bでバイアス電圧を印加して表面を一様に帯電する。次いで、画像読取装置200による読取信号に基づき共通の書込み装置13から、それぞれレーザ光Lc、Lm、Ly、Lbを照射することにより書込みを行い、感光体11c、11m、11y、11b上に静電潜像を形成する。そののち、各現像装置14c、14m、14y、14bで、粉体であるトナーを付着してその静電潜像を可視像化し、感光体11c、11m、11y、11b上に各々、各色単色画像を形成する。
また、感光体11c、11m、11y、11bに接触して無端ベルト状の中間転写体15を図中反時計まわりに走行し、各一次転写装置16c、16m、16y、16bにより感光体11c、11m、11y、11b上の各色単色画像をシアンから順に中間転写体15上に一次転写し、転写画像を重ね合わせて中間転写体15上にフルカラー画像を形成する。
一方、適宜タイミングで給送ローラ20の1つを選択的に回転し、画像形成装置本体100内の、対応する給紙カセット21から記録媒体Pを繰り出し、記録媒体搬送路23を通して搬送して一対のレジストローラ24間に突き当てて止める。そして、中間転写体15上のフルカラー画像にタイミングを合わせて一対のレジストローラ24を回転し、二次転写装置25によりそのフルカラー画像を記録媒体Pに二次転写する。そののち、フルカラー画像転写後の記録媒体Pを記録媒体搬送路23を通してそのままさらに上方へと搬送し、定着装置22の定着ニップを通過するとき未定着転写トナーを記録媒体Pに定着し、排出ローラ26で排出して画像形成装置本体100上の排紙スタック装置27上にスタックする。
一次転写終了後の各感光体11c、11m、11y、11bは、一次クリーニング装置17c、17m、17y、17bでクリーニングして残トナーを除去する。また、二次転写終了後の中間転写体15は、二次クリーニング装置18でクリーニングして残トナーを除去する。
図中符号28c、28m、28y、28bは、それぞれ不図示の粉体搬送装置を用いて各色現像装置14c、14m、14y、14bにトナーを補給する各色トナーボトルである。
さて、図示画像形成装置で記録媒体Pの表裏両面に画像を記録するときは、定着装置22を通過した片面記録済みの記録媒体Pを不図示の切換爪で切り換えて画像形成装置本体100から両面ユニット92に入れ、スイッチバック路93でスイッチバックして表裏反転してから再給紙路94を通して再び画像形成装置本体100に入れ、二次転写位置へと再給紙し、別途中間転写体15上に形成した画像を転写して裏面にも画像を記録して後、排出ローラ26で排紙スタック装置27に排出する。
ところで、この例では、図2に示すように、1つのカートリッジケース31に、感光体11とともに、帯電装置12、現像装置14、クリーニング装置17、不図示の除電装置などのプロセス手段を組付けて一体化し、プロセスカートリッジ30を構成する。そして、画像形成装置本体100に対して一括して着脱自在とする。これにより、全体をまとめて小型化するとともに、感光体11に対する各プロセス手段の位置精度を向上し、また個々の部品等の不具合をプロセスカートリッジ30の修理や交換で対応するようにし、着脱を容易としてメンテナンス性を向上する。各作像ステーション10c、10m、10y、10bにおいては、異なる色のトナーを用いるだけで、それぞれ同一構成のプロセスカートリッジ30を用いている。
ここで、プロセスカートリッジ30には、感光体11とともに、帯電装置12、現像装置14、クリーニング装置17、不図示の除電装置などのすべてのプロセス手段を一体的に設ける必要はなく、この発明によるプロセスカートリッジでは、感光体11とともに、いくつかのプロセス手段を一体的に設けるようにすればよい。
なお、帯電装置12、現像装置14、クリーニング装置17などの各プロセス手段をそれぞれモジュール化し、プロセスカートリッジ30ごと交換できるとともに、プロセスカートリッジ30を画像形成装置本体100から取り外した状態においてモジュール単位で交換できるようにしてもよい。このようにすると、使い勝手がよく、使えるプロセス手段をプロセスカートリッジ30の寿命とともに廃棄することによる資源の無駄使いを防ぐことができる。
図2に示すように、図示例のクリーニング装置17は、プロセスカートリッジ30のカートリッジケース31にブレードホルダ32を取り付け、そのブレードホルダ32でクリーニングブレード33の基端を支持し、クリーニングブレード33の先端を感光体11の外周面に押し当てる。カートリッジケース31には、またマイラ(登録商標)フィルム等の樹脂フィルム34の基端を取り付け、先端を同じく感光体11の外周面に軽く押し当ててなる。カートリッジケース31内には、回収トナー収納空間36を形成する。その回収トナー収納空間36には、第一粉体搬送部材35を回転自在に設ける。
そして、感光体11の回転とともに、感光体11上に残留するトナーをクリーニングブレード33で掻き落として除去し、掻き落としたトナーが飛散することを樹脂フィルム34で防止しながら、掻き落としたトナーを回収トナー収納空間36に収納する。回収トナー収納空間36に収納したトナーは、詳しくは後述する粉体搬送装置40で搬送し、第一粉体搬送部材35でクリーニング装置17の片側に集めてそこからカートリッジケース31外へ排出し、この例では、廃棄すべく、図1に示す下方の廃トナー容器37へと搬送する。混色のおそれがなければ、リサイクル使用すべく、現像装置14へと戻すようにしてもよい。
図3および図4には、図1に示すフルカラー画像形成装置において、クリーニング装置17で回収したトナーを廃トナー容器37へと搬送する粉体搬送装置40を示し、図3には、その粉体搬送装置40で用いる第一粉体搬送部材35と第二粉体搬送部材45の配置構成を、図4には、その粉体搬送装置40における第一粉体搬送路41から第二粉体搬送路44への粉体受け渡し部Uの概略構成を示す。
プロセスカートリッジ30のカートリッジケース31には、回収トナー収納空間36に、クリーニング装置17で回収したトナーを搬送してクリーニング装置17の片側に集める第一粉体搬送路41を形成してなる。第一粉体搬送路41は、カートリッジケース31にあけた受け渡し口42につながっている。そして、第一粉体搬送路41には、真っ直ぐなスクリュ状の第一粉体搬送部材35を備えている。
カートリッジケース31の受け渡し口42位置には、パイプ部材43の一端が接続されている。パイプ部材43内には、湾曲する第二粉体搬送路44を形成し、カートリッジケース31の受け渡し口42を介して第一粉体搬送路41に連通する。パイプ部材43は、カートリッジケース31への取り付け端側hを小径とし、第二粉体搬送路44の上流側の径を細くして段部iを形成してなる。
そのような第二粉体搬送路44には、第二粉体搬送部材45を備える。第二粉体搬送部材45は、軸がないスパイラル状であり、上流端45aを、軸なしで、主体部分を構成する拡径の主体部45bより細く形成し、第二粉体搬送路44まわりの部材に接触しない自由端とし、第二粉体搬送路44の段部iに、第二粉体搬送部材45の主体部45bの上流端jを押し当て、上流端の軸線L2を第一粉体搬送部材35の下流端の軸線L1に直交して垂直方向下向きに設ける。
そして、パイプ部材43の下流端部は、キャップ部材46で塞ぐ。キャップ部材46には、中心に駆動軸47を貫挿する。駆動軸47は、キャップ部材46で回転自在に軸受けし、第二粉体搬送部材45の下流端を取り付けるとともに、外端をワッシャ48で抜け止めしてギア49を取り付け、不図示の駆動源からの駆動力がギア49に伝達されてギア49とともに一体に回転する。
これにより、図示粉体搬送装置40では、第一粉体搬送部材35と第二粉体搬送部材45をそれぞれ回転し、回収トナー収納空間36に収納したトナーを、まず第一粉体搬送部材35で第一粉体搬送路41を通して矢示方向に搬送し、クリーニング装置17の片側に集め、カートリッジケース31の受け渡し口42から重力に基づき自然落下して第二粉体搬送路44に受け渡す。そして、第二粉体搬送部材45の自由端である上流端45aを第二粉体搬送路44まわりの部材に接触することなく、振れながら回転し、第一粉体搬送部材35により搬送されてきたトナーを撹拌しながら引き続き矢示方向に搬送し、パイプ部材43の不図示の排出口から、図1に示す下方の廃トナータンク37へと排出する。
図示例では、以上のごとく、第二粉体搬送部材45の上流端45aを、軸なしで、主体部45bより細く形成して、第二粉体搬送路44まわりの部材に接触しない自由端とし、第二粉体搬送部材45の回転とともに、その自由端である上流端45aを第二粉体搬送路44まわりの部材に接触することなく、振れながら回転し、第一粉体搬送部材35により搬送されてきたトナーを大きく撹拌しながら引き続き搬送するので、装置の大型化を招くことなく、第一粉体搬送路41から第二粉体搬送路44へのトナー受け渡し部にあって、特に流動性の悪いトナーを使用するときや高温高湿環境下であっても、トナーの滞留を防いでトナー詰まりをなくし、トナーブロッキングの発生を防止することができる。
また、第二粉体搬送部材45の主体部分を構成する主体部45bより細く形成して、第二粉体搬送部材45の上流端45aが第二粉体搬送路44まわりの部材に接触しないようにして回転するので、第二粉体搬送路44まわりの部材に接触することにより生ずる摺動抵抗に基づき、例えばスパイラル状に形成した第二粉体搬送部材45の上流端45aの長さが変化してばらつくことを防ぎ、第一粉体搬送部材35などに当たることによる異音の発生や第一粉体搬送部材35の巻き込みを防ぐ一方、第二粉体搬送部材45の上流端45aを第一粉体搬送部材35に極力近付けて配置することを可能として図4で示す隙間dを小さくし、トナーの滞留を防いでトナーブロッキングの発生を防止することができる。
さらに、第一粉体搬送部材35により搬送されてきたトナーを自然落下し、受け渡しを受けたトナーを第二粉体搬送部材45によりそのまま受け渡し方向に引き続き搬送するので、第一粉体搬送路41から第二粉体搬送路44へのトナー受け渡し部にあって、特に流動性の悪いトナーを使用するときや高温高湿環境下であっても、一層トナーの滞留を防いでトナーブロッキングの発生を防止することができる。
加えて、第二粉体搬送路44の上流側の段部iに第二粉体搬送部材45の拡径の主体部45bを押し当てて第二粉体搬送部材45の細径の上流端45aを第一粉体搬送部材35の下流端に向けてのばすので、第二粉体搬送部材45の回転とともに、スパイラル状に形成した第二粉体搬送部材45の主体部45bが第二粉体搬送路44まわりの部材に接触しても、主体部45bの長さが変化してばらつくことを防いで第二粉体搬送部材45の長さを一定とし、第一粉体搬送部材35などに当たることによる異音の発生や第一粉体搬送部材35の巻き込みを防ぐ一方、第二粉体搬送部材45の上流端45aを第一粉体搬送部材35に極力近付けて配置することを可能として、装置の大型化を招くことなく、トナーの滞留を防いでトナーブロッキングの発生を防止することができる。
またさらに、第二粉体搬送部材45の回転とともに、湾曲している第二粉体搬送路44まわりの部材に接触することにより生ずる摺動抵抗に基づき、例えばスパイラル状に形成した第二粉体搬送部材45の上流端45aの長さが変化しようとするが、第二粉体搬送路44の上流側の段部iに第二粉体搬送部材45の拡径の主体部45bを押し当てて第二粉体搬送部材45の細径の上流端45aを第一粉体搬送部材35の下流端に向けてのばしているので、主体部45aの長さが変化してばらつくことを防いで第二粉体搬送部材45の長さを一定とし、第一粉体搬送部材35などに当たることによる異音の発生や第一粉体搬送部材35の巻き込みを防ぐ一方、第二粉体搬送部材45の上流端45aを第一粉体搬送部材35に極力近付けて配置することを可能として、装置の大型化を招くことなく、トナーの滞留を防いでトナーブロッキングの発生を防止することができる。
タンデム型フルカラー画像形成装置における内部機構の概略構成図である。 その画像形成装置に備えるプロセスカートリッジの構成図である。 図1に示すフルカラー画像形成装置において、クリーニング装置で回収したトナーを廃トナー容器へと搬送する粉体搬送装置で、その粉体搬送装置で用いる第一粉体搬送部材と第二粉体搬送部材の配置構成図である。 同粉体搬送装置で、第一粉体搬送路から第二粉体搬送路への粉体受け渡し部の概略構成図である。 従来の粉体搬送装置の粉体受け渡し部の斜視図である。 従来の他の粉体搬送装置の構成図である。
符号の説明
11 感光体
12 帯電装置(プロセス手段)
14 現像装置(プロセス手段)
17 クリーニング装置(プロセス手段)
30 プロセスカートリッジ
35 第一粉体搬送部材
40 粉体搬送装置
41 第一粉体搬送路
44 第二粉体搬送路
45 第二粉体搬送部材
45a 第二粉体搬送部材の上流端
45b 第二粉体搬送部材の主体部
100 画像形成装置本体
L1 第一粉体搬送部材の下流端の軸線
L2 第二粉体搬送部材の上流端の軸線
U 粉体受け渡し部
i 第二粉体搬送路の段部

Claims (6)

  1. 第一粉体搬送路に第一粉体搬送部材を、第二粉体搬送路に第二粉体搬送部材を備え、前記第一粉体搬送部材で搬送した粉体を前記第二粉体搬送部材で搬送する粉体搬送装置において、
    前記第一粉体搬送部材の下流端の軸線に対して前記第二粉体搬送部材の上流端の軸線を直交して設け、
    その第二粉体搬送部材の上流端を、軸なしで、主体部より細く形成して、前記第二粉体搬送路まわりの部材に接触しない自由端とすることを特徴とする、粉体搬送装置。
  2. 前記第一粉体搬送部材の下流端の軸線に直交して前記第二粉体搬送部材の上流端の軸線を垂直方向下向きに設けることを特徴とする、請求項1に記載の粉体搬送装置。
  3. 前記第二粉体搬送路の上流側の径を細くして段部を形成し、その段部に前記第二粉体搬送部材の主体部を押し当ててなることを特徴とする、請求項1または2に記載の粉体搬送装置。
  4. 前記第二粉体搬送路を湾曲して形成してなることを特徴とする、請求項3に記載の粉体搬送装置。
  5. 像担持体と、その像担持体まわりに配置して表面にトナー画像を形成するプロセス手段のいくつかを一体化して、画像形成装置本体に対して着脱自在に設け、粉体であるトナーを搬送する、請求項1ないし4のいずれか1に記載の粉体搬送装置を備えてなることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  6. 粉体であるトナーを搬送する、請求項1ないし4のいずれか1に記載の粉体搬送装置を備えてなることを特徴とする、画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010079218A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010091992A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Kyocera Mita Corp トナー搬送機構及び該トナー搬送機構を備える現像装置
JP2016071216A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 ブラザー工業株式会社 クリーニングユニットおよび画像形成装置

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