JP2006293288A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筐体開閉時のトナー漏れやトナー飛散を防止した画像形成装置を提供する。
【解決手段】 クリーニング部と廃トナー収容部とを別筐体配置としても同じ筐体である本体側に配置しているので、筐体開閉によるトナー漏れやトナー飛散の問題を解消することができ、また搬送経路の簡素化、装置のコンパクト化が図れる。さらに、潜像担持体(感光体)の廃トナー量及び中間転写体の廃トナー量を比較し、廃トナー量の多い方のクリーニング部を回動支点に対して重力方向上側に配置することで、多い方の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成したので、トナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、廃トナー量の多い方のクリーニング部および回動支点の位置を画像形成装置の上部にする(廃トナー量の多い方の像担持体のクリーニング部は回動支点より上部に位置する)ので、廃トナー量の多い方の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における廃トナーを廃トナー収容部へ搬送する機構を有する画像形成装置に関する。
画像形成装置について、作像手段である現像装置、帯電装置、クリーニング装置等の少なくとも1つと感光体ドラムとを一体に形成し、画像形成装置から着脱自在とした所謂プロセスカートリッジが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるプロセスカートリッジでは、専門家であるサービスマンに頼らなくてもユーザが簡単に交換、メンテナンス可能であるという長所を有する。
さらに詳説すると、プロセスカートリッジは感光体ドラムと該感光体ドラムとを回転自在に支持するクリーニング装置の容器とが一体的に構成されている。クリーニング容器には感光体ドラムに作用して画像形成するプロセス手段が取り付けられている。このプロセス手段は、感光体ドラムを一様に帯電させる帯電ローラや、トナー像をシート状媒体(用紙)に転写後もなお感光体ドラム上に残留するトナーを掻き落とすクリーニングブレード及びクリーニングローラ等であり、これらが感光体ドラムの周囲に位置するように取り付けられている。
またプロセスカートリッジは画像形成装置に対して着脱自在であり、感光体寿命や廃トナー満杯時にユーザ自身によって交換できるようになっている。プロセスカートリッジの交換時期は基本的に感光体ドラムの寿命を基準に考えられているので、プロセスカートリッジを構成する感光体ドラム以外の作像手段の寿命は感光体ドラムよりも長く(最低限同時期)設定している。それは作像手段だけでなく廃トナーを収容する収容器についても同様で、感光体ドラムとクリーニング容器とを一体構成としたプロセスカートリッジでは、感光体ドラムの寿命が尽きる前に廃トナーでクリーニング容器が満杯とならないようにしている。
しかし、近年における部品や材料/材質の技術革新、画像形成装置の小型化に伴う作像手段の小型化(例えば感光体ドラムの小径化やクリーニング容器の小型化など)、出力画像の変化(モノクロテキスト画像よりもカラー写真/グラフィック画像を多く出力)などを要因として、感光体ドラム、他の作像手段、クリーニング容器などに寿命/交換時期のズレが生じ、当初設定していたバランス関係が崩れてきている。感光体ドラムの寿命が尽きる前に他の作像手段やクリーニング容器の交換が必要となったり、感光体ドラムの寿命が尽きた時点でも他の作像手段やクリーニング容器はまだ十分に使える状態である、などの不具合が発生している。
従って、感光体ドラムと他の作像手段やクリーニング容器とを一体に形成するプロセスカートリッジ構成では、何か一つのみの交換が必要な状態になった場合、プロセスカートリッジ全体を交換しなければならないのである。よって、ユーザへのコスト負担、環境への悪影響などの原因となっている。
そこで本出願人により、上記プロセスカートリッジの不具合を解決した画像ステーションについての発明(例えば、特許文献2参照)が出願された。特許文献2における実施例として2ステーション記録方式の画像形成装置を用いて画像ステーションを説明しているが、その画像ステーションは中間部材(サブ側板)に感光体(又は感光体ユニット)、現像装置、クリーニング装置が組み込まれ、それら互いの位置を高精度に保つ構成となっている。かかる構成により中間部材(サブ側板)が装置本体に対して位置決めされるので、この中間部材(サブ側板)が作像プロセス要素全体における位置基準(組付け基準)となっている。
詳説すると、現像装置は中間部材(サブ側板)に一体的に支持されていて、中間部材(サブ側板)を介して装置本体に支持されている。その中間部材(サブ側板)は装置本体に対して位置決めされるが着脱自在でもある。廃トナー容器を含むクリーニング装置(クリーニングカセット)も、中間部材(サブ側板)に対して組み込まれている。ただし中間部材(サブ側板)に対して単体で着脱自在である。クリーニング装置(クリーニングカセット)は中間部材(サブ側板)に対してのみ位置決めされ、現像装置との位置を高精度に保つようになっている。また感光体(又は感光体ユニット)もクリーニング装置(クリーニングカセット)と同様に装置本体ではなく、中間部材(サブ側板)に対して組み込まれ、中間部材(サブ側板)に対しては着脱自在である。感光体(又は感光体ユニット)は中間部材(サブ側板)に対してのみ位置決めされ、現像装置およびクリーニング装置(クリーニングカセット)との位置を高精度に保つようになっている。以上のように中間部材(サブ側板)により、少なくとも感光体(又は感光体ユニット)、現像装置、クリーニング装置を画像ステーションとして互いの位置関係が高精度に成立するように、かつ何か交換が必要となった時に、その対象物のみを交換できるように構成して、寿命/交換時期の違いに対応できるようにしている。
ここで、先に簡単に記したが、なぜ寿命/交換時期にズレが生じるようになってきたかについての原因を詳説する。特に最近は、感光体の短寿命化が問題となっているので、感光体について言及する。
近年、プリンタや複写機等の画像形成装置に対する市場の要求は高度化しており、それに伴い、画像形成における作像装置の負荷は上昇している。市場の要求は、作像手段のうちでも特に感光体に対する負荷を増加させる方向性を有している。このことを3つの要因から以下に説明する。
画像形成装置の小型化に伴う感光体の小径化
近年、インクジェットプリンタの普及から電子写真方式のプリンタも小型化が市場から要求され、それに伴い作像装置の小型化が要求されている。しかし、像担持体としてのドラム状をした感光体を小型化、すなわち小径化すると、同一条件で画像を形成する場合に1枚あたりの感光体の消耗度合いが上昇する。例えば感光体の径を120mmから40mmに小径化した場合、同じサイズの画像を形成するためには感光体は3倍回転する必要が生じ、画像形成の際に感光体が受ける種々の消耗、例えば帯電部での放電等による電気的消耗や、クリーニング部でのブレードによる機械的消耗が3倍になる。 従来から現像装置等についてはある程度の小型化が進められているが、感光体については上記のような消耗を避けるために、小径化は他の作像装置ほど進められてはいなかった。しかし、小型化の要求の高まりにつれて感光体の小型化は避けられないものとなっている。このように、小型化の要求は感光体の負荷を増加させ、その寿命を短縮させている。
高画質化に伴う感光体の薄膜化
近年、ユーザが出力する文書には写真画像やグラフィック文書が増加し、それに伴い銀塩写真を目標に掲げる高画質化が進められている。その代表的な手法が高解像度化である。しかし、電子写真方式で高解像度化を実現する際には感光体の薄膜化が要求されることになる。
例えば負帯電感光体の場合、露光によってCGL(Charge Carrier Generation Layer:電荷発生層)で形成されたキャリアがCTL(Charge Carrier Transport Layer:電荷輸送層)を通り感光体表面に到達することで感光体上に潜像が形成されるが、この時CTLが厚いとキャリアが移動する距離が長くなり、この結果、移動の際にキャリア同士に働く電気的反発力によりキャリアは互いに離れていくことになる。
かかる事態が生じれば、書き込み信号通りの潜像は形成されず、その結果、ドット位置が微妙にずれた画像が形成され画質を損なう。このような問題は、電子写真を600dpiから1200dpiへと高解像度化させていく場合に限らず、近年の高画質化の要求に応えるべく解像度を例えば600dpiに保ったままで画質を高めようとする場合にも同様に生じる。
このような画質の劣化を防止するためには感光体を薄膜化し、キャリアの移動距離を短くしなければならない。このため近年の感光体は薄膜化の方向に進んでいるが、感光体は画像形成のたびにクリーニングブレードによる削り等の消耗を受けているため、薄膜化が進むとより少ない画像形成回数で感光体の寿命は尽きることになり、感光体寿命の短縮につながる。
カラー化に伴う感光体の負担の増加
近年、情報の理解のしやすさ等の理由で市場におけるカラー画像の出力が増加している。ところでカラー画像は、文字画像の多い白黒画像とは異なり、画像を記録するシート状媒体(以下、用紙という。)上の広い領域を占有する写真画像やグラフィック画像が出力の対象となることが多く、また背景部分にベタ部が存在することも多い。このため、1回の画像形成における作像面積は増加し、それに伴い感光体を含む作像装置の消耗は増加していく。
一方、1つの感光体に対して複数の現像器が対応するリボルバータイプなどの画像形成装置が知られている。かかる画像形成装置は、部品点数が少なく比較的安価にカラー画像を形成できるために市場において広く用いられているが、1枚のカラー画像を形成する際に感光体は複数の現像器によって潜像を現像されるため、感光体の消耗は現像器の消耗に比べて数倍になる。このため、かかる画像形成装置においてはカラー化に伴う感光体の消耗は特に激しくなる。このように、カラー化も感光体の寿命を短くする要因の一つである。
以上に示した小型化、高画質化、カラー化の3つの要因により、感光体の消耗は他の作像装置に比較して相対的に短くなっていく事が益々、予測される。もちろん感光体についての耐久性向上、長寿命化の研究は進められているが、他の作像装置についても同様に耐久性向上、長寿命化の研究は進められており、感光体の寿命は相対的に短くなっていく傾向にある。
この傾向が、プロセスカートリッジ内における感光体と他の作像手段との寿命の不均衡をもたらしている。すなわち、従来よりプロセスカートリッジにおいては、最も寿命の短い作像手段に合わせてプロセスカートリッジを交換しなければならないという問題が指摘されていたが、感光体の短命化によってこの問題がより顕著になり、最も短寿命の感光体に合わせて他の作像手段を交換する弊害が生じる事になる。
そのような事態が生じれば、寿命に至らない作像装置を廃棄あるいはリサイクルすることによるユーザの経済的負担、メーカの回収労力の浪費、環境への悪影響が生じることになる。
特に、近年においては現像剤の高寿命化の研究が進んでおり、トナーによるフィルミングやキャリアの疲弊が抑制されてきている。これにより現像装置の寿命が長寿命化の方向にあるため、現像装置と感光体との寿命は不均衡になってきている。また、トナーのムダをなくすために、トナー像の中間転写体または用紙への転写技術の開発も進められており、転写効率が一段と向上している。これによりクリーニングブレードにより掻き落とされる感光体ドラムや中間転写体上の残留トナーが極僅かとなる。転写効率だけで考えれば廃トナー量は減っていく傾向にあるが、それ以上に増える要因がある。最近の画像形成装置は、高画質化に対応するため高精度なプロセスコントロールや駆動系制御を必要とし、その手段として感光体ドラムまたは中間転写体上に出力画像とは別にトナーパッチやトナーマークを作像し、センサで検知して、制御するという方法を採用している。高精度なプロセスコントロールや駆動系制御をするにはトナーパッチやトナーマークを頻繁に作像する必要があり、センサで検知/制御後、必要がなくなれば即、クリーニングされるが、トナーパッチやトナーマークはベタ画像なので、そのクリーニング量は転写残量よりも多くなる。
従来、廃トナー容器の容量を決めるファクタは感光体寿命(画像形成回数、ドラム径)と転写効率であったが、高画質化と最近のカラー化傾向を考え合わせると単純計算では、感光体寿命と廃トナー容量を合わせるのは困難となってきている。従って各メーカとも廃トナー容器の容量を最悪の場合を考えて大容量化している。よって廃トナー容器は大きめとなり、廃トナー容器の満杯時期と感光体の寿命とは不均衡になってきている。
そこで、何度も述べるがプロセスカートリッジのように各作像手段を一体に構成するのではなく、各作像手段をそれぞれの寿命に合わせて個別に交換することでユーザ、メーカ、環境への負担が少ない方式が求められることになり、本出願人より画像ステーションの発明(例えば、特許文献3参照)が出願された。この特許文献3には画像ステーションでは上述したように感光体(又は感光体ユニット)、クリーニングカセット、現像装置を単独で着脱できるようにし、特に短寿命の感光体(又は感光体ユニット)を優先的に交換するようにしたことが開示されている。さらに特許文献3の実施例の画像形成装置ではワニ口に開閉する筐体構成とし、下筐体に2つの画像ステーションを横に並列配置することで感光体(又は感光体ユニット)やクリーニングカセットなどの交換作業性をよくしていることが開示されている。この構成では必然的に、上筐体に中間転写ベルトユニットを配置することになるので、中間転写ベルトユニットの個別交換もでき、その交換作業性も容易にする結果となっている。
しかしながら、現在画像ステーションにも問題が生じてきているので、その幾つかを挙げる。
まずユニットの個別交換可能したことで、容易ではあるがユーザの交換作業回数が増えてしまったこと。またクリーニングカセットを感光体(又は感光体ユニット)と分離したが、クリーニング部(クリーニングブレードなど)と廃トナー容器とが一体となっており、厳密に言えば、それらの寿命/交換時期は異なる、などである。クリーニング部と廃トナー容器の一体化は、中間転写ベルトユニット(例えば、特許文献3に記載の実施例では廃トナー容器とクリーニング部および中間転写ベルトを一体化している。)についても同じことが言える。コストや環境を考慮すれば、感光体(又は感光体ユニット)および中間転写ベルトユニットでは、少なくとも廃トナー容器は一体化せず、分割して個別交換できるようにすべきである。
廃トナー容器を分割し、廃トナー容器を交換可能とした従来例として、特許文献4、5などがある。特許文献4では、画像形成部下部のカセットバンク部の開閉可能な側板に廃トナータンクを配置し、クリーニング手段からの廃トナーが廃トナー搬送路を通して回収することが開示されている。特許文献5では、開閉可能な上部本体にクリーニング手段、下部本体に廃トナー回収容器を設け、回収パイプを通して廃トナーを搬送することが開示されている。両従来例ともクリーニング部と廃トナー容器とを分割している。
しかしながら、それらを開閉自在な別々の筺体/側板に配置しているので、筺体/側板が閉まっている時はクリーニング部から延びた廃トナー搬送用パイプ(ノズル)と廃トナー容器は接合しているが、開放時には廃トナー搬送用パイプ(ノズル)と廃トナー容器のどちらかが離脱する構成である。つまり、筺体/側板開放時にパイプ(ノズル)の先端部(廃トナー排出口)と廃トナー容器の開口部(廃トナー入口)が離間するので、両者からのトナー漏れやトナー飛散が発生する危険があり、実際に商品で問題となっている。
本出願人による画像ステーションのような交換作業回数の多い装置の場合は、その作業回数が問題をさらに大きくする。つまり交換作業回数の多いということは筺体/側板の開閉頻度が多くなるということなので、トナー漏れやトナー飛散の危険度は増大する。特許文献6記載の発明では、解決手段として上部半体23の開閉に伴ってノズルの廃出口が開閉するキャップを設けるようにしている。
特開2000−75733号公報 特開2003−208073号公報 特開平05−289586号公報 特開平08−006344号公報 特許第2553050号公報
しかしながら、上述した不具合はキャップにより改善されるが、やはり上部半体23の開口の度毎にノズルの廃出口とトナー回収容器40とが離れるので、上部半体23開口の回数だけトナー漏れやトナー飛散発生の可能性が多くなるという問題は残り、解決には至っていない。
そこで、本発明の目的は、従来の問題を解決するために、筐体開閉時のトナー漏れやトナー飛散を防止した画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の発明は、トナーによる可視像を担持する像担持体と、前記像担持体の可視像を媒体に転写する転写部と、転写後に前記像担持体に残留するトナーを回収するクリーニング部と、前記クリーニング部により回収されたトナーを収容する廃トナー収容部とを少なくとも具備した画像形成装置において、 画像形成装置の構造体である筐体を、少なくとも本体筐体と該本体筐体に対して回動支点を中心に回動可能なサブ筐体とで構成すると共に、前記クリーニング部を前記本体筐体または前記サブ筐体のいずれか一方の筐体に配置し、前記廃トナー収容部を他方の筐体に配置し、前記クリーニング部から前記廃トナー収容部に至る廃トナー搬送経路が前記筐体の回動支点位置を通る搬送経路部分を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記画像形成装置を少なくとも複数の筐体で構成し、重力方向下側に位置する筐体に廃トナー収容部を配置し、その筐体よりも重力方向上側に位置する筐体または重力方向上側に延在する部分を有する筐体にクリーニング部を配置したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記筐体の回動支点に対して重力方向下側に前記廃トナー収容部を配置し、重力方向上側に前記クリーニング部を配置したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、クリーニング部を複数有し、各クリーニング部から廃出される廃トナーの量が多い方のクリーニング部を前記クリーニング部が設置された筐体側に配置したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明において、クリーニング部を複数有し、各クリーニング部から廃出される廃トナーの量が多い方のクリーニング部を前記クリーニング部が設置された筐体側に配置したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記クリーニング部が配置される筐体を回動側、廃トナー収容部が配置される筐体を不動側としたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項記載の発明において、静電潜像が形成される潜像担持体と、該静電潜像をトナーを用いて可視像に現像する現像部を有し、前記像担持体は、前記潜像担持体上の可視像を転写される中間転写体であり、前記像担持体に転写された可視像は記録媒体に転写されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の発明において、前記筐体の回動支点を中空のスリーブ軸で構成し、廃トナーがそのスリーブ軸内を通ってクリーニング部から廃トナー収容部に至ることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項記載の発明において、前記筐体の回動支点を中空のスリーブ軸で構成すると共に、そのスリーブ軸内にトナー搬送用のパイプを設け、廃トナーがパイプを通ってクリーニング部から廃トナー収容部に至ることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれか1項記載の発明において、前記廃トナー収容部が画像形成装置から着脱自在としたことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれか1項記載の発明において、それぞれにクリーニング部を有する潜像担持体及び中間転写体の2つの像担持体を具備し、前記潜像担持体の廃トナー量及び前記中間転写体の廃トナー量のいずれか多い方の像担持体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記廃トナー量の少ない方の像担持体のクリーニング部を前記廃トナー量の多い方の像担持体のクリーニング部よりも重力方向下側に配置したことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の画像形成装置において、廃トナー量の多い方の像担持体が前記中間転写体であり、該中間転写体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記中間転写体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、前記潜像担持体のクリーニング部を前記中間転写体のクリーニング部の重力方向下側に配置したことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項11記載の画像形成装置において、廃トナー量の多い方が前記潜像担持体であり、前記潜像担持体 のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記潜像担持体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、前記中間転写体のクリーニング部を前記潜像担持体のクリーニング部の重力方向下側に配置したことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項11記載の画像形成装置において、前記潜像担持体及び前記中間転写体の2つの像担持体のいずれか一方がクリーニングレス手段を有するとき、クリーニング部を設けた方の像担持体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記クリーニングレス手段を設けた方の像担持体を前記クリーニング部を設けた方の像担持体よりも重力方向下側に配置したことを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項14記載の画像形成装置において、前記中間転写体がクリーニング部を有し、前記潜像担持体がクリーニングレス手段であるとき、前記中間転写体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記中間転写体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、前記潜像担持体を前記中間転写体の重力方向下側に配置したことを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項14記載の画像形成装置において、前記潜像担持体がクリーニング部を有し、前記中間転写体がクリーニングレス手段であるとき、前記潜像担持体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記潜像担持体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、前記中間転写体を前記潜像担持体の重力方向下側に配置したことを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項1から16のいずれか1項記載の画像形成装置において、複数の潜像担持体を備え、複数の潜像担持体はそれぞれにクリーニング部を有し、各潜像担持体のクリーニング部から排出された廃トナーが共通の廃トナー搬送経路を通って廃トナー収容部に至るように構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、クリーニング部と廃トナー収容部とを別筐体配置としても筐体開閉によるトナー漏れやトナー飛散の問題を解消することができ、また搬送経路の簡素化、装置のコンパクト化が図れる。
請求項2記載の発明によれば、トナー漏れやトナー飛散の問題を解消すると共に、円滑な廃トナー搬送と廃トナー収納容量を増やすことができる。
請求項3記載の発明によれば、トナー漏れやトナー飛散の問題を解消すると共に、円滑な廃トナー搬送と廃トナー収納容量を増やすことができる。
請求項4、5記載の発明によれば、トナー漏れやトナー飛散の問題を解消すると共に、廃トナー満杯時期を遅らせ、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
請求項6記載の発明によれば、筐体の開閉時のトナー漏れやトナー飛散の問題を解消することができる。
請求項7記載の発明によれば、像担持体および/または転写体からの廃トナーをトナー漏れやトナー飛散の問題なく廃トナー収納部に搬送することができる。
請求項8記載の発明によれば、筐体開閉動作の信頼性、耐久性が向上と共に、トナー漏れやトナー飛散の発生の問題が解消する。
請求項9記載の発明によれば、請求項6に記載の発明よりも低コストで、筐体開閉動作の信頼性、耐久性が向上と共に、トナー漏れやトナー飛散の発生の問題が解消する。
請求項10記載の発明によれば、交換時期のきた廃トナー収納部のみの交換ができる。
請求項11記載の発明によれば、潜像担持体(感光体)の廃トナー量及び中間転写体の廃トナー量を比較し、廃トナー量の多い方のクリーニング部を回動支点に対して重力方向上側に配置することで、多い方の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成したので、トナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、廃トナー量の多い方のクリーニング部および回動支点の位置を画像形成装置の上部にする(廃トナー量の多い方の像担持体のクリーニング部は回動支点より上部に位置する)ので、廃トナー量の多い方の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
請求項12記載の発明によれば、廃トナー量の多い方が中間転写体であるとき、廃トナー量の多い中間転写体のクリーニング部からのトナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、廃トナー量の多い中間転写体のクリーニング部および回動支点の位置を画像形成装置の上部にする(中間転写体のクリーニング部は回動支点より上部に位置する)ので、中間転写体の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
請求項13記載の発明によれば、廃トナー量の多い方が潜像担持体(感光体)であるとき、廃トナー量の多い潜像担持体(感光体) のクリーニング部からのトナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、廃トナー量の多い潜像担持体(感光体) のクリーニング部および回動支点の位置を画像形成装置の上部にする(潜像担持体(感光体) のクリーニング部は回動支点より上部に位置する)ので、潜像担持体(感光体)の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
請求項14記載の発明によれば、潜像担持体(感光体)及び中間転写体のいずれか一方がクリーニングレス手段を有するとき、クリーニング部を設けた方のクリーニング部を回動支点に対して重力方向上側に配置することで、クリーニング部を設けた方の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るようにしたので、トナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、クリーニング部を設けた方のクリーニング部および回動支点の位置を画像形成装置の上部にする(廃トナー量の多い方の像担持体のクリーニング部は回動支点より上部に位置する)ので、クリーニング部を設けた方の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
請求項15記載の発明によれば、中間転写体にクリーニング部が設けられ、潜像担持体(感光体)がクリーニングレス手段であるとき、中間転写体のクリーニング部からのトナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、中間転写体のクリーニング部および回動支点の位置を画像形成装置の上部にする(中間転写体のクリーニング部は回動支点より上部に位置する)ので、中間転写体の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
請求項16記載の発明によれば、潜像担持体(感光体)がクリーニング部が設けられ、中間転写体がクリーニングレス手段であるとき、潜像担持体(感光体) のクリーニング部からのトナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、潜像担持体(感光体) のクリーニング部および回動支点の位置を画像形成装置の上部にする(潜像担持体(感光体) のクリーニング部は回動支点より上部に位置する)ので、潜像担持体(感光体)の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
請求項17記載の発明によれば、複数の潜像担持体(感光体) の各クリーニング部からの廃トナーがまとめて回動支点を通り、廃トナー収納部へ搬送するよう廃トナー搬送経路用のパイプを共通化したので、トナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、画像形成装置の省スペース化、部品点数削減、構成の簡素化などにも貢献することができる。
本発明によれば、クリーニング部と廃トナー収容部とを別筐体配置としても筐体の回動支点位置を廃トナー搬送経路としているので、筐体開閉によるトナー漏れやトナー飛散の問題を解消することができ、また搬送経路の簡素化、装置のコンパクト化が図れる。さらに、潜像担持体(感光体)の廃トナー量及び中間転写体の廃トナー量を比較し、廃トナー量の多い方のクリーニング部を回動支点に対して重力方向上側に配置することで、多い方の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成したので、トナー漏れやトナー飛散を抑制することができる。これと共に、廃トナー量の多い方のクリーニング部および回動支点の位置を画像形成装置の上部にする(廃トナー量の多い方の像担持体のクリーニング部は回動支点より上部に位置する)ので、廃トナー量の多い方の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
本実施形態の画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体と、静電潜像をトナーを用いて可視像に現像する現像部と、現像された可視像をシート状媒体に転写する転写部と、像担持体上の余分なトナーを除去するクリーニング部と、クリーニング部によりクリーニングされた後の廃トナーを収容する廃トナー収容部とを少なくとも具備した画像形成装置において、画像形成装置の構造体である筐体を、少なくとも本体筐体と本体筐体に対して回動支点を中心に回動可能なサブ筐体とで構成すると共に、クリーニング部を本体筐体またはサブ筐体のいずれか一方の筐体に配置し、廃トナー収容部を他方の筐体に配置し、クリーニング部から廃トナー収容部に至る廃トナー搬送経路が筐体の回動支点位置を通る搬送経路部分を有することを特徴とする。
本実施形態の画像形成装置は、上記構成に加え、画像形成装置を少なくとも複数の筐体で構成し、重力方向下側に位置する筐体に廃トナー収容部を配置し、その筐体よりも重力方向上側に位置する筐体または重力方向上側に延在する部分を有する筐体にクリーニング部を配置してもよく、筐体の回動支点に対して重力方向下側に廃トナー収容部を配置し、重力方向上側に前記クリーニング部を配置してもよく、クリーニング部を複数有し、各クリーニング部から廃出される廃トナーの量が多い方のクリーニング部をクリーニング部が設置された筐体側に配置してもよく、クリーニング部を複数有し、各クリーニング部から廃出される廃トナーの量が多い方のクリーニング部をクリーニング部が設置された筐体側に配置してもよい。
本実施形態の画像形成装置は、上記構成に加え、クリーニング部が配置される筐体を回動側、廃トナー収容部が配置される筐体を不動側としてもよく、クリーニング部は、像担持体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置および転写部もしくは何れか一方の転写体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置であってもよく、筐体の回動支点を中空のスリーブ軸で構成し、廃トナーがそのスリーブ軸内を通ってクリーニング部から廃トナー収容部に至るようにしてもよく、筐体の回動支点を中空のスリーブ軸で構成すると共に、そのスリーブ軸内にトナー搬送用のパイプを設け、廃トナーがパイプを通ってクリーニング部から廃トナー収容部に至るようにしてもよく、廃トナー収容部が画像形成装置から着脱自在としてもよい。
本実施形態の画像装置は、上記構成に加え、それぞれにクリーニング部を有する潜像担持体及び中間転写体の2つの像担持体を具備し、潜像担持体の廃トナー量及び中間転写体の廃トナー量のいずれか多い方の像担持体のクリーニング部を筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、廃トナー量の少ない方の像担持体のクリーニング部を廃トナー量の多い方の像担持体のクリーニング部よりも重力方向下側に配置してもよく、廃トナー量の多い方の像担持体が中間転写体であり、中間転写体のクリーニング部を筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、中間転写体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、潜像担持体のクリーニング部を中間転写体のクリーニング部の重力方向下側に配置してもよい。
本実施形態の画像装置は、上記構成に加え、廃トナー量の多い方が潜像担持体であり、潜像担持体のクリーニング部を筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、潜像担持体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、中間転写体のクリーニング部を潜像担持体のクリーニング部の重力方向下側に配置してもよく、潜像担持体及び中間転写体の2つの像担持体のいずれか一方がクリーニングレス手段を有するとき、クリーニング部を設けた方の像担持体のクリーニング部を筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、クリーニングレス手段を設けた方の像担持体をクリーニング部を設けた方の像担持体よりも重力方向下側に配置してもよい。
本実施形態の画像装置は、上記構成に加え、中間転写体がクリーニング部を有し、潜像担持体がクリーニングレス手段であるとき、中間転写体のクリーニング部を筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、中間転写体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、潜像担持体を中間転写体の重力方向下側に配置してもよく、潜像担持体がクリーニング部を有し、中間転写体がクリーニングレス手段であるとき、潜像担持体のクリーニング部を筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、潜像担持体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、中間転写体を潜像担持体の重力方向下側に配置してもよい。
本実施形態の画像装置は、上記構成に加え、複数の潜像担持体を備え、複数の潜像担持体はそれぞれにクリーニング部を有し、各潜像担持体のクリーニング部から排出された廃トナーが共通の廃トナー搬送経路を通って廃トナー収容部に至るように構成してもよい。
(請求項1、2、3、4、5、6、7、10関係)
本実施例にかかる2ステーション記録方式の中間転写型カラー画像形成装置についてはその一例が特許文献3に開示されている。本発明をその2ステーション画像形成装置を用いて説明する。
先ずは、2ステーション画像形成装置の概要を図1により説明する。
図1は本発明の前提となった画像形成装置の概念図である。
図1において、中間転写ベルトユニット1000は、対向離間して設けられた2つのローラ120、130間に中間転写媒体としてのベルト100を展張し、ベルト100はこれらのローラ120、130により回転するように構成すると共に、ベルト100のまわりに画像形成用のプロセス手段を配置している。
ベルト100の回転方向を矢視aとするとき、ローラ120とローラ130との間であってベルト100の下側には、ベルト100の回転方向の上流側から順に画像形成用のプロセス手段として、第1画像ステーション140、第2画像ステーション240、さらに、ローラ130に対して接離可能に設けられた転写手段としての転写ローラ98、ローラ120に対して接離可能に設けられたクリーニングブレード61aなどが配置されていている。
画像の形成プロセスは、第1画像ステーション140に着目すれば、一般の静電記録方式に準じていて、暗中にて帯電手段により一様に帯電された感光体160上に光書き込みユニット180によりある色の静電潜像を書き込み、この静電潜像を現像装置60により可視像化してトナー像をベルト100に転写する。転写後の感光体160はクリーニングブレード210aによりクリーニングされる。
第1画像ステーション140における現像装置60、第2画像ステーション240における現像装置80について、それぞれ2つの異なる色のトナーによる可視像化機能を有している。
一方、3原色にブラックを加えて4色となるので、これら4つの色を各現像器、マゼンタ現像器190、シアン現像器200、イエロー現像器290、及びブラック現像器300に分担すれば、フルカラー画像を形成することができる。
よって、ベルト100の同一画像形成領域が2つの画像ステーション140、240を順次通過する間に、ベルト100を間にしてドラム形状の各感光体160、260にそれぞれ対向して設けられた中間の転写手段としての転写ブラシ410、420などにより与えられる転写バイアスによって、それぞれ1色ずつトナー像をベルト100上に重ね転写されるようにし、このベルト100上に2色重ね転写された画像領域がもう一度上記2つの画像ステーション140、240を順次通過する間に、各画像ステーションによりそれぞれ前回とは異なる色のトナー像を重ね転写されるようにすれば、上記同一画像形成領域が各画像ステーション140、240を2回通過した時点で、この同一画像領域に、重ね転写によってフルカラートナー画像を得ることができる。
フルカラートナー画像を、シート状媒体としての用紙Pに転写する。この転写は転写時においてローラ130上でベルトを介してローラ130に圧接される状態となる最終転写用の転写ローラ98に転写バイアスを印加し、転写ローラ98とベルト100とのニップ部に用紙Pを通過させることにより行なわれる。最終転写後、転写紙P上に担持されたフルカラートナー像を定着手段90で定着することにより、用紙P上にフルカラーの最終画像を得る。
本発明の画像形成装置を適用した一実施例の断面を図2に示す。
図2の画像形成装置の構成を大別すると、重力方向下部から順に転写用紙収納部70Aおよび給紙コロ70B、書込み装置180、現像装置60、80、中間転写ベルトユニット1000、定着手段90および電装系95と積み重なるように構成され、また右端には手差し用の送りローラ97、レジストローラ96a、96b、転写ローラ98などにより構成される略垂直な用紙搬送路があり、転写紙収納部70Aから給紙コロ70Bを経て上方向に転写ローラ98とローラ130との接触部である紙転写部→定着装置90による定着部→廃紙部99まで延びている。
書込ユニット180は、発光ダイオードLEDを光源とする光学系で構成することもできるが、半導体レーザを光源とするレーザ光学系で構成することもでき、後で詳述する像担持体としてのドラム状をした感光体160、260に対して画像情報に応じた露光をそれぞれ行う。詳細には、図示しない2つの半導体レーザによって画像情報に応じたレーザ光が上下に重ねられたポリゴンミラー180aに向けて照射される。そして、ポリゴンミラー180aで反射された光は、走査レンズ180bおよび180c、反射ミラー180dを介し、上カバー180fに設けられた走査方向と平行な開口窓(図示せず)を通って回転する感光体160、260の露光位置に到達し結像する。
各光学部品は、装置本体筐体(下筐体1050)ベースを兼ねるハウジング180eに位置決め固定されている。本例では2ビームのレーザ走査系を用いているが、書き込みの方法や構成などはこれに限定されるものではない。本実施例では書込み装置180が感光体160、260の下方にあるために、書き込み装置180を下方から支持するハウジング180eには書き込み光を通過させるための開口を設ける必要がなく、ハウジング180eの強度を向上させることが可能である。潜像形成および現像の手段は、感光体カセット、クリーニング装置の一例であるクリーニングカセット、現像装置の主に3つのカセットや装置から成っており、これらは現像装置を支持している中間部材としてのサブ側板によってユニット化され画像ステーションが構成されている。そして同じ部材により同じに構成した2つの画像ステーションを左右に並列配置し、図2の左側を第1画像ステーション140、右側を第2画像ステーション240としている。
2つの画像ステーションは使用するトナーの色が異なるだけで同一の構成をしているので、ここでは画像ステーションの構成について第1画像ステーション140を用いて説明する。
先ずその前に画像ステーションの概略イメージを図3に示し説明する。
図3は図2の第1画像ステーション140を上方から見た概略図である。
下筐体1050を構成する本体側板3000、4000の内側に位置するサブ側板A、Bは図示しないステーや軸などによって、決められた寸法間隔と平行度が高精度に保たれるように連結構成されている。現像装置60はそのサブ側板A、Bの内側に回転軸60Pなどによって両側が支持され、現像装置の色切替えができるように回転可能に位置決めされている。よってサブ側板A、Bと現像装置60とは一体化している。なおサブ側板A、Bの大きさや形状は、サブ側板A、Bによって現像装置60の両側60C、60Dに具備されるギヤや軸等の現像駆動部品およびトナー補給口などの現像構成部が覆い隠され保護されるような大きさと形状を有している。またサブ側板A、Bは感光体カセット1400とクリーニングカセット220とがそれぞれ個別に回転自在かつ着脱できるように支持している。そしてそのようなサブ側板A、Bによって現像装置60、感光体カセット1400、クリーニングカセット220を一体とすることで第1画像ステーション140を形成する。形成された第1画像ステーション140はサブ側板A、Bによって本体側板3000、4000の位置決め部に設置固定されている。サブ側板A、B(少なくとも現像装置60と共に)は本体側板3000、4000(下筐体1050)に対して着脱できるようになっている。
また本体側板3000の外側にはクリーニングカセット220からの廃トナーを収容する廃トナーカセット1を設け、装置本体から着脱できるようにしている。クリーニングカセット220と廃トナーカセット1とは中空のパイプ2で連結しており、両者の接合部においてトナー漏れやトナー飛散を防いでいる。また廃トナーカセット1は図3の紙面左右方向に移動可能とし、パイプ2は図3の矢印b方向(紙面左右方向)にスライド可能とし、パイプ2からクリーニングカセット220および廃トナーカセット1がそれぞれ個別に簡単に着脱できるようになっている。またパイプ2はクリーニングカセット220がサブ側板A、Bに対して自在に回転できるようにフレキシブル性を有しており、パイプ2内にはクリーニングカセット220からの廃トナーカセット1へ廃トナーを搬送するコイルバネ2a(図の破線)を具備している構成となっている。
図2に戻って第1画像ステーション140構成の説明を続ける(図を見やすくするためサブ側板A、Bおよび廃トナーカセット1は図示していない)。
図4に図2の第1画像ステーション140の拡大図を示す。
感光体カセット1400は、感光体160および感光体160を保護し回転自在に支持するホルダー1410で構成されている。つまり、従来のプロセスカートリッジのように感光体ドラムと他のプロセス手段を一体化させた構成とはなっていない。
そして感光体160は、感光体160と同軸上のギヤなど駆動伝達系(図3の160g)を介して画像形成装置本体に設けた駆動用のモータと連結されていて時計回りに回転するようになっている。また感光体160と現像ローラ320及び330との相対位置を高精度化するため、感光体カセット1400は現像ローラ320及び330を具備する現像装置60を高精度に位置決め支持しているサブ側板A、Bに対して位置決めされる構成となっている。感光体160と後述するクリーニング手段210及びローラ状をした帯電器170との相対位置を高精度化するため、サブ側板A、Bに高精度に位置決めされる感光体カセット1400に対して、帯電器170を軸支したカセットケース60fにクリーニング手段210を支持しているクリーニングカセット220が位置決めされる構成となっている。感光体カセット1400に対してサブ側板A、Bによってクリーニングカセット220側が動作する接離の関係にもなっている(図4の矢印c方向に回動)。
感光体カセット1400の構成、並びに感光体カセット1400に対する現像装置60、クリーニングカセット220の関係をサブ側板A、Bを介して以上のような構成にすることで、感光体160だけの交換が可能となる。つまり感光体160の寿命だけで感光体カセット1400の交換時期を決定することができる。この考え方が画像ステーションのポイントであり、従来のプロセスカートリッジとの大きな違いである。従来のようなムダを出さないようにするため、交換すべき物だけを交換し、使える物は交換しない、としたことである。またサブ側板A、Bが着脱可能である、すなわち現像装置60が交換できるようになっているので、現像装置60の故障交換などにも対応することができ、しかもそのときサブ側板A、Bから感光体カセット1400とクリーニングカセット220をそれぞれ取り外すことができるので、現像装置60の単独交換となりムダを無くしている。さらにはユーザが現像装置を取り出す時、現像装置に具備されるギヤや軸等の現像駆動部品およびトナー補給口などの現像構成部に触れ、手や衣服を汚したり怪我を負わせる危険性が高かったり、取り外した現像装置を画像形成装置外部に置く時に、むき出しの部品や部分が床面等と直接衝突したり、その部品や部分が損傷、破損するおそれがあった。
そこでユーザと現像装置の両方を保護するため、サブ側板A、Bによりむき出し部品や部分を覆い隠すようにもした。
また感光体カセット1400だけを、現像装置60やクリーニングカセット220よりも先に画像形成装置本体から取り外すことができれば、交換頻度の多い感光体カセット1400の交換作業性を向上させることができる。交換頻度の最も多いプロセス要素は感光体160、すなわち感光体カセット1400であり、その頻繁に行われる感光体カセット1400の交換時に、交換する必要のない現像装置60やクリーニングカセット220をサブ側板A、Bと共に同時に取り外すというは、面倒でありアプライアンス性が低く、手や周囲を汚すなどの余計な問題も発生する。
そこで、そのような不具合を解決するため、交換すべき物だけを取り外し、必要のない物は外さない、さらに交換頻度の多い物が優先的に取り外せる、ようにした。この考え方も画像ステーションのポイントの一つであり、従来のプロセスカートリッジとの大きな違いである。
本実施例では、画像形成装置本体および画像ステーションを構成する他のカセットや装置に対しても上記の考え方に基づいて構成している。なお、本実施例では感光体160、260をドラム状のものとして説明するが、ベルト状に構成することも可能である。 ここで感光体カセット1400の交換時期を決定する感光体160の寿命について述べると、近年の感光体材料の技術進歩は著しく、感光体寿命が400K〜500K枚程度にまで延びてきている(従来の4〜5倍)。
しかしその反面、装置の小型化/軽量化などによる感光体の小径化、図2の例のように1個の感光体に対して複数の現像器がある場合など、画像形成装置に対する要求仕様や構成条件は厳しくなる方向に進んでいる。
そのため感光体は、酷使され疲労劣化を早めさせる使い方をする一方であり、この傾向は益々強くなっている。つまり感光体材料の寿命や耐久性を幾ら向上させても、酷使されれば交換頻度は低減されないのは当然であり、将来的にも低減は余り期待できないと推測できる。従来と同じように感光体の交換頻度は、他のプロセス要素に比べて最も多いことに変わりはない(他のプロセス要素も長寿命化が進んでいる)。
次にクリーニングカセット220を説明する。
クリーニングカセット220は、感光体160の表面上の残トナーやゴミなどを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレード210aおよびクリーニング時のトナー飛散を防止するシールローラ210bから成るクリーニング手段210と、除去した残トナーやゴミなどを廃トナーカセット1に搬送するスクリュー210cをクリーニング容器270で一体化している。
シールローラ210bとスクリュー210cはクリーニング容器270に回転自在に支持され、ギヤ列によって感光体160と連結されている(図示せず)。そしてクリーニングカセット220は、サブ側板A、Bと一体的で回転可能なカセットケース60fに収容固定されることで、感光体カセット1400および感光体160に対する相対位置が高精度になるように位置決めされる。単独交換ができるようにクリーニングカセット220はカセットケース60fから着脱自在でもある。つまりクリーニングカセット220は、感光体カセット1400と同様にサブ側板A、B上で位置決め固定され、かつ単独に着脱自在であり、また感光体カセット1400とは接離可能である。クリーニング容器270から廃トナーカセット1への廃トナーの搬送は、スクリュー210cの延長線上の(図4紙面手前側にある)クリーニング容器270の廃トナー排出口220aと、廃トナーカセット1の廃トナー入口1aとをパイプ2で連結することで行われる(図3参照)。
クリーニングカセット220と廃トナーカセット1の位置関係が理解しやすいように図5に廃トナーカセット1の正面図を示す。
2箇所横並びの長穴形状の1c部は着脱用の握り部である。
以上の様に、クリーニング容器270は廃トナー収容部を具備しないタイプである。また本実施例の場合、従来例と異なり、分割したクリーニングカセット220と廃トナーカセット1を別々の筺体に配置するのではなく、同じ筺体である本体側板に配置しているので、筺体開閉による不具合(筺体開放時に廃トナー排出口220aと廃トナー入口1aが離間することによるトナー漏れやトナー飛散の発生)は生じない。帯電器170は、感光体160の表面を一様に帯電するローラ状の帯電手段であり、カセットケース60fに軸支され、ギヤ列によって感光体160と連結されている(図示せず)。そしてクリーニングカセット220と同様に、感光体カセット1400および感光体160に対する相対位置が高精度になるように位置決めされ、単独に交換ができるように帯電器170はカセットケース60fから着脱自在でもある。つまり帯電器170も、感光体カセット1400やクリーニングカセット220と同様にサブ側板A、B上で位置決め固定され、かつ寿命/交換時期の問題も考慮して単独に着脱できるようにし、感光体カセット1400とも接離可能である。
これ以上の具体的な画像ステーション構成機能、着脱作業手順などの説明は、クリーニングカセット220と廃トナーカセット1を分割した以外は特許文献3と同様なので省略する。
以上のように画像ステーションを構成することで、プロセルカートリッジの問題、従来の画像ステーションの問題(クリーニング部と廃トナー容器の寿命/交換時期の違い)、筺体開閉による感光体クリーニング周辺で発生するトナー漏れやトナー飛散問題が解消される。
しかしながら本実施例の画像形成装置では、画像ステーション140、240およびそのカセットや装置、中間転写ベルトユニット1000の交換作業性を容易にするため、ワニ口開閉する筐体構成としているので、クリーニングカセット220を含む画像ステーションと廃トナーカセット1を上記のように同じ筐体(下筐体1050)内に設置すると、中間転写ベルトユニット1000は別筐体である上筐体1060に具備することになる(図6参照)。
図6は本体筐体を開放したときのイメージである。中間転写ベルトユニット1000はクリーニング手段を有しているが、画像ステーションと同じように寿命/交換時期の違いを考慮して廃トナー収容部を具備していない。
しかしながら、中間転写ベルトユニット1000と廃トナーカセット1とが別筐体配置になるということは、筺体開閉時に中間転写ベルトユニット1000のクリーニング部と廃トナーカセット1との接合部周辺でトナー漏れやトナー飛散が発生してしまうことが心配される。つまり、特許文献4、5における不具合と同じ問題が同じ理由により発生してしまうことになる。本願ではその問題、つまりクリーニング部と廃トナーカ収容部の別筐体配置による不具合、に対して解決したので説明する。
先ずは上筐体1060に配置した本実施例の中間転写ベルトユニット1000について図2を用いて説明する。
図1でも説明したが本画像形成装置は、中間転写ベルト100を有し、ローラ130とローラ120との間に掛け渡らされ、第1次転写用の転写ブラシ410、420と、クリーニング装置61などで中間転写ベルトユニット1000を構成している。中間転写ベルトユニット1000は装置本体の上筐体1060に着脱自在に設けられている。中間転写ベルト100の下側走行面には、中間転写ベルト100の走行方向に沿って、第1画像ステーション140と第2画像ステーション240とが一定に間隔を置いて配置されている。ローラ130、120のどちらを駆動ローラとしても構わないが、中間転写ベルト100は駆動ローラとしたローラの周長の整数倍であり、少なくとも使用される最大サイズの転写紙の移動方向の長さより非画像領域分だけ長い。中間転写ベルト100の走行は感光体160、260の回転と同期しており、線速も高精度に一致するように設定されている。
また感光体160、260には第1次転写用として転写ブラシ410、420が中間転写ベルト100を挟んで設けられている。
第1画像ステーション140で説明すると、転写ブラシ410と絶縁性のホルダ370はブラケットBCに固定されている。ホルダ370には転写ブラシ410から少し離れた位置に転写コロ390が回転自在に設けられている。転写ブラシ410と転写コロ390との間隔をおく理由は、中間転写ベルト100を所定のニップ幅で感光体160に接触させるためと、この状態で転写ブラシ410と転写コロ390に電位差をつけてバイアス電圧を印加すると、転写性能を高めることができるからである。また本実施例では、転写ブラシ410と転写コロ390は中間転写ベルト100に常時接触させておくようにしているが、折れ曲りや磨耗、トナー付着を避けるため、感光体160上のトナー像を中間転写ベルト100に転写する第1次転写工程の時のみ、中間転写ベルト100に接触させるように転写ブラシ410と転写コロ390揺動制御してもよい。転写器は転写ブラシ410の代わりにローラ型でも良い。
ローラ130に対向して、中間転写ベルト100上のトナー像を転写紙Pに転写する第2次転写用の転写ローラ98が中間転写ベルト100を挟んで接離自在に設けられており、第2次転写部を構成している。
またローラ120に対向して、中間転写ベルト100の表面の残トナーを除去し搬送するクリーニング装置61が設けられている。クリーニング装置61は、中間転写ベルト100に接離自在なクリーニングブレード61aと、クリーニングブレード61aを固定しているブラケット61cと、クリーニングブレード61aが中間転写ベルト100に押し付けられる方向にブラケット61cを付勢するバネ等の弾性手段61bと、クリーニングブレード61aの下部に設けられた廃トナー搬送用のスクリュー61gなどとから成っている。
ブラケット61cは中間転写ベルトユニット1000の側板(図示せず)に回転自在に支持されており、図示しない接離手段に連結されている。この接離手段を制御することにより、ブラケット61cを弾性手段61bの付勢力に抗してクリーニングブレード61aが中間転写ベルト100から離間する状態に回動させ、その状態を保持させたり、或いは図2に示す様に上記接離手段の回動力を解除して弾性手段61bの付勢力によりクリーニングブレード61aを中間転写ベルト100に当接した状態にすることもできるようになっている。クリーニングブレード61aによって除去された残トナーは廃トナーとして、スクリュー61gにより送り出され、パイプ4(後述)を通って廃トナーカセット1に送り込まれる(図5参照)。本実施例の廃トナーカセット1は、画像ステーション140、240の廃トナーと中間転写ベルトユニット1000の廃トナーを共に収容する共通の廃トナーカセットを用いている。
図2の構成で、既に述べた様にユニット化された画像ステーション140、240と、中間転写ベルトユニット1000は個々に装置本体に着脱自在に設けられており、装置全体としては、図6に示す様に画像ステーション140、240、書込みユニット180、などとその他の画像形成構成部位とが本体側板3000、4000を含む下筐体1050に収納され、中間転写ベルトユニット1000、定着装置90、などとその他の画像形成構成部位とが上筐体1060に収納されている。また片方のレジストローラ96b、第2次転写用の転写ローラ98、などとその他の画像形成構成部位とが前筐体1070に収納されている。これら下筐体1050や上筐体1060に収納された感光体160、260や中間転写ベルト100等の画像形成部位、及び各画像形成構成部位のメンテナンス、交換などの作業のとき、そしてジャム処理作業などのときは、回動支点75および76を中心に下筐体1050に対してワニ口状に開く上筐体1060と前筐体1070を開け、各ユニット、装置を着脱したり、ジャム紙を除去したりする。
以上が本体構成および上筐体1060に配置した中間転写ベルトユニット1000の概略説明であるが、次に中間転写ベルトユニット1000と廃トナーカセット1との関係を説明する。
図7は図2の中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61周辺の一部を上方から見た概略イメージ図である。
側板5000は上筐体1060を構成する部材である。下筐体1050の本体側板3000にはプレス加工で形成した内側方向への突き出し部75aがあり、それに対応するよう側板5000に穴75bを設けている。それらを嵌合させることで回動支点75を形成している。そして反対側の本体側板4000側も同様にすれば、上筐体1060は下筐体1050に対して回動自在となる。中間転写ベルトユニット1000は、中間転写ベルトユニット1000の側板から突き出たローラ120の軸受け120aが側板5000の内側に設けた受け部材Cに嵌入することで上筐体1060に支持され、高精度に位置決めされる。
なお、中間転写ベルトユニット1000は交換できるように図7の紙面下方向(図6の矢印x方向)に移動可能である。本体側板3000の外側であり側板5000の外側でもある位置に設置されている廃トナーカセット1と中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61とは中空のパイプ4で連結しており、両者の接合部においてトナー漏れやトナー飛散を防いでいる。パイプ4は、回動支点75である本体側板3000の突き出し部75aの内側を通り、クリーニング装置61からの廃トナーカセット1へ廃トナーを搬送するコイルバネ4a(図の破線)を内蔵している。具体的には、スクリュー61gの延長線上の(図2紙面手前側にある)中間転写ベルトユニット1000の廃トナー排出口1000aと、廃トナーカセット1の廃トナー入口1bとをパイプ4で連結し、コイルバネ4aによりクリーニング装置61から廃トナーカセット1へ廃トナーが搬送される。ただし、パイプ4は上筐体1060側に取り付けられていて、上筐体1060の開閉と共に回動するので、パイプ4は突き出し部75aの内側と廃トナー入口1b内部で回転可能となっている。図5にクリーニング装置61と廃トナーカセット1の位置および廃トナー入口1bの位置関係を示す。図より回動支点75と廃トナー入口1bが同一位置にあることが解る。その回動支点75にパイプ4を位置させている。また、廃トナーカセット1は図7の紙面左方向に移動可能であり、中間転写ベルトユニット1000は図7の紙面下方向に移動可能であるので、パイプ4からクリーニングカセット220および廃トナーカセット1がそれぞれ個別に簡単に着脱できる。
以上の様に、中間転写ベルトユニット1000は廃トナー収容部を具備しないタイプであり、従来例と同様に、分割したクリーニング装置61と廃トナーカセット1を別々の筺体に配置しているので、筺体開閉による不具合(筺体開放時に廃トナー排出口1000aと廃トナー入口1bが離間することによるトナー漏れやトナー飛散の発生)が心配されるが、上記のように回動支点75に通るようにパイプ4を位置させているので、上筐体1060の開閉に伴うパイプ4の移動がない。従って上筐体1060開閉時には、パイプ4が廃トナー排出口1000aおよび廃トナー入口1bから離脱しないので、トナー漏れやトナー飛散の発生の問題は解消される。
図5に示すように、廃トナー収容部を具備しない中間転写ベルトユニット1000において、重力方向下側に位置する下筐体1050に廃トナーカセット1を配置し、下筐体1050よりも上側に位置する上筐体1060に中間転写ベルトユニット1000(クリーニング装置61)を配置している。また本実施例では、廃トナーカセット1を配置し重力方向下側となる下筐体1050に設けた回動支点75の位置を下筐体1050のできるだけ上方にし、そして中間転写ベルトユニット1000(クリーニング装置61)をその回動支点75よりもさらに上方に配置している。パイプ4は回動支点75を通って中間転写ベルトユニット1000(クリーニング装置61)と廃トナーカセット1を連結しているので、トナー漏れやトナー飛散の問題を解消すると共に、円滑な廃トナー搬送と廃トナーカセット1の容量を増やすことができる。
また最近の中間転写体を用いた画像形成装置では、転写効率の向上により感光体や中間転写体上の残留トナーよりも、プロセスコントロール/駆動系制御用として中間転写体に作像するトナーパッチやトナーマークのクリーニング量の方が多くなってきている。
そこで本実施例では、中間転写ベルトユニット1000を上筐体1060に、感光体160、260を有する画像ステーション140、240および廃トナーカセット1を下筐体1050に配置し、またの回動支点75を下筐体1050のできるだけ上方とすることで、中間転写ベルトユニット1000を画像ステーション140、240および廃トナーカセット1より上方に位置させている。この構成によれば、廃トナーカセット1を大きくすることができ、クリーニング量の多い中間転写ベルトユニット1000からの廃トナーが入る廃トナー入口1bの位置を上方にすることができるので、廃トナーカセット1の満杯時期を遅らせ、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
中間転写ベルトユニット1000(クリーニング装置61)を上筐体1060、廃トナーカセット1を下筐体1050に配置し、下筐体1050に対して上筐体1060がワニ口開閉し、回動支点75にパイプ4を通す構成なので、筐体の開閉に伴い廃トナーカセット1およびパイプ4が移動することはない。従って、筐体の開閉時のトナー漏れやトナー飛散の問題を解消することができる。
(請求項8関係)
図8は図7の回動支点75周辺の他の実施例を示す図である。
本体側板3000の回動支点75位置に中空のスリーブ軸75fを固設し、スリーブ軸75fの外周に嵌合する穴75hを上筐体1060の側板5000に設けている。それらを嵌合させることで回動支点75を形成している。そして反対側の本体側板4000側も同様にすれば、上筐体1060は下筐体1050に対して回動自在となる。スリーブ軸75fは、廃トナーカセット1の廃トナー入口1bとパイプ4を連結し、パイプ4はスリーブ軸75fと中間転写ベルトユニット1000を連結している。なお、廃トナーカセット1はスリーブ軸75fから着脱できるようになっているが、パイプ4はスリーブ軸75fから外れないようになっている。ただし、パイプ4は上筐体1060側に取り付けられていて、上筐体1060の開閉と共に回動するので、パイプ4はスリーブ軸75fの内側で回転可能となっている。中間転写ベルトユニット1000からの廃トナーは、コイルバネ4aによりパイプ4を通り、スリーブ軸75f内を通り、廃トナーカセット1へ搬送される。回動支点75にスリーブ軸75fを用いることにより、上筐体1060開閉動作の信頼性、耐久性が向上と共に、トナー漏れやトナー飛散の発生の問題が解消する。
(請求項9関係)
図9は回動支点75周辺のさらに他の実施例である。
本体側板3000の回動支点75位置に中空のスリーブ軸75cを固設し、スリーブ軸75cの外周に嵌合する穴75eを側板5000に設けている。それらを嵌合させることで回動支点75を形成している。そして反対側の本体側板4000側も同様にすれば、上筐体1060は下筐体1050に対して回動自在となる。パイプ4は、回動支点75であるスリーブ軸75cの内側を通り、トナーカセット1の廃トナー入口1bと中間転写ベルトユニット1000を連結している、廃トナーカセット1はパイプ4から着脱できるようになっている。ただし、パイプ4は上筐体1060側に取り付けられていて、上筐体1060の開閉と共に回動するので、パイプ4はスリーブ軸75cの内側と廃トナー入口1b内部で回転可能となっている。中間転写ベルトユニット1000からの廃トナーは、コイルバネ4aによりパイプ4を通り、廃トナーカセット1へ搬送される。回動支点75にスリーブ軸75cを用いることにより、図8よりも低コストで、上筐体1060開閉動作の信頼性、耐久性が向上と共に、トナー漏れやトナー飛散の発生の問題が解消する。
以上、本実施例では中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61と廃トナーカセット1が別筐体配置の場合で説明したが、廃トナーカセット1と中間転写ベルトユニット1000が同一筐体で、画像ステーション140、240のクリーニングカセット220が別筐体配置とする構成の画像形成装置(例えば本実施例の中間転写ベルトユニット1000と画像ステーション140、240を上下逆配置とする画像形成装置)などの場合でも本発明は適応可能である。つまり本発明はクリーニングする対象は何であれ、そのクリーニング部と廃トナー収容部が別筐体配置とする構成の画像形成装置であれば、すべてに適応される。
また本実施例では、2つの感光体の2ステーション記録方式のカラー画像形成装置を用いて説明したが、本発明はそれに限定されず、感光体1つの画像形成装置や感光体4つの画像形成装置においても適応可能である。
(請求項11、12、13、17関係)
図2および図5に示した実施例では、中間転写ベルトユニット1000のクリーニング部を回動支点75よりも上方に配置し、画像ステーション140、240のクリーニング部を中間転写ベルトユニット1000のクリーニング部より下方に配置している。このようにクリーニング部を配置したことにより、中間転写ベルトユニット1000の廃トナー排出口1000aが回動支点75より上側となり、画像ステーション140、240の廃トナー排出口220aが回動支点75より下側となる。
このような構成にした理由の一つとして、前述したように、中間転写ベルト上に形成するプロセスコントロール/駆動系制御用トナーパッチ、トナーマークによる中間転写ベルトの廃トナー量増大対策が挙げられる。つまり、中間転写ベルトの廃トナー量が画像ステーションより多くなるので、中間転写ベルトユニット1000の廃トナー収容量を画像ステーション140、240よりも増やす必要がある。
そのためには中間転写ベルトユニット1000を画像形成装置の上部に位置させ、かつ廃トナーカセット1の廃トナー入口1bの位置をできるだけ上方にする必要があるからである。
さらに最近の画像形成装置では、より高画質な画質要求に応えるために、上記のような中間転写ベルト上だけでなく、感光体上にもトナーパッチ、トナーマークを形成し、中間転写ベルトと同時に感光体でもプロセスコントロール/駆動系制御する機種がみられるようになってきた。そのような画像形成装置の場合、中間転写ベルトおよび感光体に形成するトナーパッチやトナーマークの形状/大きさ、作像頻度などは、画像形成装置の仕様やコンセプトなどによって大きく違うため、中間転写ベルト及び感光体の廃トナー量は機種ごとに異なるので、一概にどちらが多いと断言することはできない。
従来は、実機を作製し実際に計測しなければ廃トナー量を比較検討することができなかったが、近年、特に進歩の著しい計算/シミュレーショ技術を用いれば、目標画質や出力スピードなどを基に、ある程度の精度で廃トナー量を算出することができ、実際に計測しなくとも机上で比較検討することができる。
そこで、画像形成装置を設計する場合の手順としては、構想検討段階で、先ず中間転写ベルトと感光体の廃トナー量とを計算/シミュレートし、いずれの廃トナー量が多いかを初期判断する。そしてその結果が正しいか否かを確認するための簡易的検証実験を行った後、最終判断しレイアウトに反映させる。
つまり廃トナー量の多い方のクリーニング部を回動支点に対して重力方向上側に配置し、廃トナー量の少ない方のクリーニング部を廃トナー量の多い方のクリーニング部より重力方向下側に配置するよう設計レイアウトする。その結果、廃トナーカセットの交換頻度の少ない画像形成装置の最適レイアウトをすることができる。
次に中間転写ベルトの廃トナー量の方が多い場合と、感光体の廃トナー量の方が多い場合とについて説明する。
中間転写ベルトの廃トナー量の方が多い場合の構成は、前述した図2および図5と同様なので省略する。
感光体の廃トナー量の方が多い場合の構成の一例を図10に示す。
図10を簡単に説明すると、前述した図2の中間転写ベルトユニット1000の下部に位置していた書込み装置180及び後述する画像ステーション140、240を上部に配置した構成としたものである。
図2において、2ステーション画像形成装置の機能構成および動作を詳しく説明したため、図10では同じ2ステーション方式なので図を簡略化している。また、画像形成装置に搭載している装置や部品も、形状が多少異なっていても名称および機能が同じであれば図2の記号と共通化している。
図10に示した画像形成装置は、重力方向下部から順に転写用紙収納部70Aおよび給紙コロ70B、中間転写ベルトユニット1000、後述する画像ステーション140、240、定着手段90および書込み装置180と積み重なるように構成されている。また同図に示した画像形成装置の右端にはレジストローラ96a、96b、転写ローラ98などにより構成される略垂直な用紙搬送路があり、転写紙収納部70Aから給紙コロ70Bを経て上方向に転写ローラ98とローラ130との接触部である紙転写部→定着装置90による定着部→廃紙部99まで延びている。
書込ユニット180は、半導体レーザーにより感光体160、260に対して上方から画像情報に応じた露光をそれぞれ行う。
潜像形成および現像の手段は、感光体カセット、クリーニング装置の一例であるクリーニングカセット、現像装置の主に3つのカセットや装置から成っており、これらは現像装置を支持している部材によってユニット化され画像ステーションが構成されている。そして同様の部材により同様に構成した2つの画像ステーションを左右に並列配置し、図10に示した画像形成装置の左側を第1画像ステーション140とし、右側を第2画像ステーション240としている。
また図2と同様に、ユニット化された画像ステーション140、240と、中間転写ベルトユニット1000とは個々に装置本体に着脱自在に設けられており、画像ステーション140、240、書込みユニット180、定着装置90などが本体側板を含む上筐体1060に収納され、中間転写ベルトユニット1000、転写紙収納部70Aなどが下筐体1050に収納されている。
上筐体1060は回動支点75を中心に下筐体1050に対してワニ口状に開く。
図11を参照して中間転写ベルトユニット1000と廃トナーカセット1との関係を簡単に説明する。
図11は図10に示した中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61周辺の一部を上方から見た概略図である。
中間転写ベルトユニット1000は、中間転写ベルトユニット1000の側面から突き出たベルト100を駆動するローラ120の軸受け120aが本体側板3000の内側に設けた受け部材Cに嵌入することで下筐体1050に支持され、高精度に位置決めされる。
また本体側板3000(下筐体1050)の外側には中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61からの廃トナーを収容する着脱自在な廃トナーカセット1が有る。中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61と廃トナーカセット1とは中空のパイプ4で連結しており、両者の接合部においてトナー漏れやトナー飛散を防いでいる。
またパイプ4内には中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61から廃トナーカセット1へ廃トナーを搬送するコイルバネ4a(図の破線)を具備している。パイプ4は紙面左右方向にスライド可能であり、パイプ4から間転写ベルトユニット1000および廃トナーカセット1が個別に着脱できるようになっている。
次に画像ステーション140、240の各クリーニングカセット220と廃トナーカセット1との関係を説明する。
図12は図10に示した画像ステーション140、240の各クリーニングカセット220の一部を上方から見た概略図である。なお図を見やすくするためにクリーニングカセット220以外の現像装置60、80や感光体160、260、など画像ステーション140、240を構成するカセット、装置、部品は省略している。
側板5000は上筐体1060を構成する部材である。下筐体1050の本体側板3000と側板5000はスリーブ軸75cを用いて回動支点75を形成している。本体側板3000の外側であり側板5000の外側でもある位置に設置されている廃トナーカセット1と画像ステーション140、240の2つのクリーニングカセット220とは中空のパイプ2で連結しており、両者の接合部においてトナー漏れやトナー飛散を防いでいる。
パイプ2は、回動支点75であるスリーブ軸75cの内側を通り、また各クリーニングカセット220から廃トナーカセット1へ廃トナーを搬送するコイルバネ2a(図の破線)を内蔵している。
具体的には、各クリーニングカセット220に内蔵しているスクリュー210c(図2参照)の延長線上にある(図10紙面手前側にある)各クリーニングカセット220の廃トナー排出口220a(図20も参照)と、廃トナーカセット1の廃トナー入口1a(図50も参照)とをパイプ2で連結し、コイルバネ2aにより各クリーニングカセット220から廃トナーカセット1へ廃トナーを搬送する。
なお、パイプ2を上筐体1060側に取り付け、さらにスリーブ軸75cの内側および廃トナー入口1a内部でパイプ2が回転できるようにしているので、上筐体1060の開閉と共にパイプ2も連動して回動するようになっている。
このように構成することで上筐体1060の開閉時に廃トナー排出口220aおよび廃トナー入口1aからパイプ2が離間することがなくなるのである。よって、上筐体1060開閉時の廃トナーカセット1およびクリーニングカセット220からのトナー漏れやトナー飛散の問題が解消される。
また本実施例では、図10、図12のパイプ2に示すように、各クリーニングカセット220からの廃トナーをまとめて廃トナーカセット1へ搬送するようパイプの共通化を施している。各クリーニングカセット220毎に別々のパイプを設けても構わないが、共通化した方が省スペース化、部品点数削減、構成の簡素化などで有利である。
図13に中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61および画像ステーション140、240のクリーニングカセット220と、廃トナーカセット1の位置および廃トナー入口1b、1aの位置関係を示す。
廃トナーカセット1の中央上部の長穴1cは着脱用の握り部である。図13より回動支点75と廃トナー入口1aとが同一位置にあることが解る。その回動支点75にパイプ2が通るように構成している。パイプ2からクリーニングカセット220および廃トナーカセット1がそれぞれ個別に簡単に着脱できる。
以上のように本実施例では、感光体の廃トナー量と中間転写体の廃トナー量とを比較して、廃トナー量の多い方の像担持体のクリーニング部を回動支点に対して重力方向上側に配置し、廃トナー量の少ない方の像担持体のクリーニング部を廃トナー量の多い方のクリーニング部よりも重力方向下側に配置した。また、複数の感光体を有する場合において、感光体の方が中間転写体より廃トナー量が多いとき、感光体の各クリーニング部から廃トナー収容部(廃トナーカセット)に至る廃トナー搬送用のパイプを共通化した。
(請求項14、15、16関係)
最近のトレンドとして、低コスト化、小型化、環境対策などの要求から像担持体にクリーニング部を持たないクリーニングレス手段を採用している画像形成装置がみられる。
図14は4つの感光体を用いたタンデム型の画像形成装置であり、各感光体160Aはクリーニングレス手段を採用している。中間転写体のベルト100にはクリーニング部166Aが設けられている。
感光体のクリーニングレス手段では感光体上の残留トナーを除去する方法として、例えば、感光体160Aの周辺に配置した帯電装置162Aにより、転写後に感光体上に残留した少量のトナーを一旦取り込んでその静電的特性を変化させ、再び感光体160A上に戻し、その後現像装置163Aがこのトナーを回収して再利用するという方法がある。感光体160Aにクリーニングレス手段を採用している場合、実質的に廃トナーはゼロであるため、廃トナーが発生し、廃トナーカセット1に入るのはクリーニング部を設けたベルト100の廃トナーだけとなる。ベルト100の廃トナー収容量をできるだけ増やすには、ベルト100のクリーニング部の位置を下筐体1050設置された廃トナーカセット1の廃トナー入口1b、即ち回動支点75より上方に位置させることが望ましい。
これは、ベルト100のクリーニング部の位置を回動支点75よりも上方に位置すれば廃トナーカセット1を大きくでき、廃トナーカセット1の廃トナー入口1bの位置を上方にすることができるからである。
クリーニングレスの感光体160Aは当然、中間転写ベルト100よりも下側に配置される構成となる。
図15は、中間転写体のベルト100にクリーニングレス手段を施したタンデム型の画像形成装置である。各感光体160Aにはクリーニング部164Aが設けられている。ベルト100のクリーニングレス手段ではベルト100上の残留トナーを除去する方法として、例えば、中間転写ベルト100の周辺に配置した帯電装置165Aにより、転写後にベルト100上に残留した少量のトナーを静電的特性に変化させ、感光体160A上に逆転写し、その後感光体160Aのクリーニング部164Aでそのトナーをクリーニングし廃トナーカセット1に収容するという方法がある。
ベルト100にクリーニングレス手段を施している場合、ベルト100の廃トナーは感光体160Aのクリーニング部164Aを利用して、感光体160Aの廃トナーと共に、感光体160Aのクリーニング部164Aから廃トナーカセット1に入る。
つまり廃トナーカセット1に入る廃トナーはクリーニング部を設けた感光体160Aからだけとなる。
従って廃トナーカセット1の交換時期を遅らせ、交換頻度を減らすには、感光体160Aの廃トナー収容量をできるだけ増やす必要がある。感光体160Aの廃トナー収容量をできるだけ増やすには、感光体160Aのクリーニング部の位置を下筐体1050に設置された廃トナーカセット1の廃トナー入口1a、即ち回動支点75より上方に位置させることが望ましい。
これは、感光体160Aのクリーニング部の位置を回動支点75よりも上方に位置すれば廃トナーカセット1を大きくすることができ、廃トナーカセット1の廃トナー入口1aの位置を上方にすることができるからである。クリーニングレスのベルト100は当然、感光体160Aよりも下側に配置される構成となる。
以上のように本実施例では、感光体及び中間転写体のいずれか一方がクリーニングレス手段を採用している場合、クリーニング部を設けた方の像担持体のクリーニング部を回動支点に対して重力方向上側に配置し、クリーニングレス手段を採用した方の像担持体をクリーニング部を設けた方よりも重力方向下側に配置した。
以上までの実施例では、本発明を分り易くするために中間転写ベルトと感光体との関係を完全に上下にした構成としているが、クリーニング部と筺体の回動支点との関係さえ合っていれば、像担持体である潜像担持体(感光体)や中間転写体の位置関係は限定されない。例えば、RICOH IPSiO Color 8000(登録商標)のような中間転写ベルトや感光体が斜め配置の構成などでも本発明は適応可能である。
〔効 果〕
<請求項1>
クリーニング部と廃トナー収容部とを別筐体配置としても筐体開閉によるトナー漏れやトナー飛散の問題を解消することができ、また搬送経路の簡素化、装置のコンパクト化が図れる。
<請求項2>
トナー漏れやトナー飛散の問題を解消すると共に、円滑な廃トナー搬送と廃トナー収納容量を増やすことができる。
<請求項3>
トナー漏れやトナー飛散の問題を解消すると共に、円滑な廃トナー搬送と廃トナー収納容量を増やすことができる。
<請求項4、5>
トナー漏れやトナー飛散の問題を解消すると共に、廃トナー満杯時期を遅らせ、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
<請求項6>
筐体の開閉時のトナー漏れやトナー飛散の問題を解消することができる。
<請求項7>
像担持体および転写体もしくはいずれか一方からの廃トナーをトナー漏れやトナー飛散の問題なく廃トナー収納部に搬送することができる。
<請求項8>
筐体開閉動作の信頼性、耐久性が向上と共に、トナー漏れやトナー飛散の発生の問題が解消する。
<請求項9>
請求項6に記載の画像形成装置よりも低コストで、筐体開閉動作の信頼性、耐久性が向上と共に、トナー漏れやトナー飛散の発生の問題が解消する。
<請求項10>
交換時期のきた廃トナー収納部のみの交換ができる。
<請求項11>
トナー漏れやトナー飛散を抑制することができ、廃トナー量の多い方の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
<請求項12>
廃トナー量の多い中間転写体のクリーニング部からのトナー漏れやトナー飛散を抑制することができ、中間転写体の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
<請求項13>
廃トナー量の多い潜像担持体(感光体) のクリーニング部からのトナー漏れやトナー飛散を抑制することができ、潜像担持体(感光体)の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
<請求項14>
トナー漏れやトナー飛散を抑制することができ、クリーニング部を設けた方の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
<請求項15>
中間転写体のクリーニング部からのトナー漏れやトナー飛散を抑制することができ、中間転写体の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
<請求項16>
潜像担持体(感光体) のクリーニング部からのトナー漏れやトナー飛散を抑制することができ、潜像担持体(感光体)の廃トナー収納容量を増やし、廃トナー収納部の交換頻度を低減することができる。
<請求項17>
トナー漏れやトナー飛散を抑制することができ、画像形成装置の省スペース化、部品点数削減、構成の簡素化などにも貢献することができる。
本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に利用することができる。
本発明の前提となった画像形成装置の概念図である。 本発明の画像形成装置を適用した一実施例の断面を示す図である。 図2の第1画像ステーション140を上方から見た概略図である。 図2の第1画像ステーション140の拡大図を示す。 廃トナーカセット1の正面図を示す図である。 本体筐体を開放したときのイメージである。 図2の中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61周辺の一部を上方から見た概略イメージ図である。 図7の回動支点75周辺の他の実施例を示す図である。 回動支点75周辺のさらに他の実施例である。 感光体の廃トナー量の方が多い場合の構成の一例を示す図である。 図10に示した中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61周辺の一部を上方から見た概略図である。 図10に示した画像ステーション140、240の各クリーニングカセット220の一部を上方から見た概略図である。 中間転写ベルトユニット1000のクリーニング装置61および画像ステーション140、240のクリーニングカセット220と、廃トナーカセット1の位置および廃トナー入口1b、1aの位置関係を示す図である。 4つの感光体を用いたタンデム型の画像形成装置を示す図である。 中間転写体のベルト100にクリーニングレス手段を施したタンデム型の画像形成装置を示す図である。
符号の説明
60、80 現像装置
61a、210a クリーニングブレード
98 転写ローラ
100 ベルト
120、130 ローラ
140 第1画像ステーション
160、260 感光体(像担持体)
180 光書き込みユニット
190 マゼンタ現像器
200 シアン現像器
240 第2画像ステーション
290 イエロー現像器
300 ブラック現像器
410、420 転写ブラシ

Claims (17)

  1. トナーによる可視像を担持する像担持体と、前記像担持体の可視像を媒体に転写する転写部と、転写後に前記像担持体に残留するトナーを回収するクリーニング部と、前記クリーニング部により回収されたトナーを収容する廃トナー収容部とを少なくとも具備した画像形成装置において、
    画像形成装置の構造体である筐体を、少なくとも本体筐体と該本体筐体に対して回動支点を中心に回動可能なサブ筐体とで構成すると共に、前記クリーニング部を前記本体筐体または前記サブ筐体のいずれか一方の筐体に配置し、前記廃トナー収容部を他方の筐体に配置し、前記クリーニング部から前記廃トナー収容部に至る廃トナー搬送経路が前記筐体の回動支点位置を通る搬送経路部分を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置を少なくとも複数の筐体で構成し、重力方向下側に位置する筐体に廃トナー収容部を配置し、その筐体よりも重力方向上側に位置する筐体または重力方向上側に延在する部分を有する筐体にクリーニング部を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記筐体の回動支点に対して重力方向下側に前記廃トナー収容部を配置し、重力方向上側に前記クリーニング部を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2記載の画像形成装置において、
    クリーニング部を複数有し、各クリーニング部から廃出される廃トナーの量が多い方のクリーニング部を前記クリーニング部が設置された筐体側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3記載の画像形成装置において、
    クリーニング部を複数有し、各クリーニング部から廃出される廃トナーの量が多い方のクリーニング部を前記クリーニング部が設置された筐体側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング部が配置される筐体を回動側、廃トナー収容部が配置される筐体を不動側としたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    静電潜像が形成される潜像担持体と、該静電潜像をトナーを用いて可視像に現像する現像部を有し、前記像担持体は、前記潜像担持体上の可視像を転写される中間転写体であり、前記像担持体に転写された可視像は記録媒体に転写されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    前記筐体の回動支点を中空のスリーブ軸で構成し、廃トナーがそのスリーブ軸内を通ってクリーニング部から廃トナー収容部に至ることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    前記筐体の回動支点を中空のスリーブ軸で構成すると共に、そのスリーブ軸内にトナー搬送用のパイプを設け、廃トナーがパイプを通ってクリーニング部から廃トナー収容部に至ることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    前記廃トナー収容部が画像形成装置から着脱自在としたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    それぞれにクリーニング部を有する潜像担持体及び中間転写体の2つの像担持体を具備し、前記潜像担持体の廃トナー量及び前記中間転写体の廃トナー量のいずれか多い方の像担持体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記廃トナー量の少ない方の像担持体のクリーニング部を前記廃トナー量の多い方の像担持体のクリーニング部よりも重力方向下側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11記載の画像形成装置において、
    廃トナー量の多い方の像担持体が前記中間転写体であり、該中間転写体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記中間転写体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、前記潜像担持体のクリーニング部を前記中間転写体のクリーニング部の重力方向下側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11記載の画像形成装置において、
    廃トナー量の多い方が前記潜像担持体であり、前記潜像担持体 のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記潜像担持体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、前記中間転写体のクリーニング部を前記潜像担持体のクリーニング部の重力方向下側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項11記載の画像形成装置において、
    前記潜像担持体及び前記中間転写体の2つの像担持体のいずれか一方がクリーニングレス手段を有するとき、クリーニング部を設けた方の像担持体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記クリーニングレス手段を設けた方の像担持体を前記クリーニング部を設けた方の像担持体よりも重力方向下側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14記載の画像形成装置において、
    前記中間転写体がクリーニング部を有し、前記潜像担持体がクリーニングレス手段であるとき、前記中間転写体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記中間転写体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、前記潜像担持体を前記中間転写体の重力方向下側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項14記載の画像形成装置において、
    前記潜像担持体がクリーニング部を有し、前記中間転写体がクリーニングレス手段であるとき、前記潜像担持体のクリーニング部を前記筐体の回動支点に対して重力方向上側に配置し、前記潜像担持体の廃トナーが回動支点を通って廃トナー収容部に至るように構成し、前記中間転写体を前記潜像担持体の重力方向下側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項1から16のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    複数の潜像担持体を備え、複数の潜像担持体はそれぞれにクリーニング部を有し、各潜像担持体のクリーニング部から排出された廃トナーが共通の廃トナー搬送経路を通って廃トナー収容部に至るように構成したことを特徴とする画像形成装置。
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