JP2010091992A - トナー搬送機構及び該トナー搬送機構を備える現像装置 - Google Patents

トナー搬送機構及び該トナー搬送機構を備える現像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
トナー補給を行う2成分現像剤を用いた現像方式において、トナーを効率的に崩すトナー搬送機構及び該トナー搬送機構を備えるコンパクトな現像装置を提供すること。
【解決手段】
感光体ドラム表面の静電潜像をトナーで可視像化する現像装置であって、トナーコンテナから搬送されるトナーを受け入れるトナー受入口を一端部に備えるとともに現像装置の一側面に固定される補給パイプと、補給パイプの他端部に接続されるとともに補給パイプからのトナーを前記現像装置軸方向に搬送する搬送スクリューを備え、補給パイプ内部には搬送コイルが配され、搬送コイルが軸心周りに回転し、搬送コイルのコイル径がトナー受入口側の先端部に向かって小さくなることを特徴とする現像装置とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、トナー補給を行う2成分現像剤を用いた現像方式において、トナーを効率的にほぐすトナー搬送機構及び該トナー搬送機構を備えるコンパクトな現像装置に関する。
現在の2成分現像剤を使用する画像形成装置では、トナーコンテナからトナーを補給する場合、現像装置内部の撹拌部材と同軸上でトナーを補給する形態が主流である。しかしながら、この方法では、現像装置の長手方向の延長線上にトナー補給口を設け、現像装置内部の撹拌部材と同軸にしてトナーを搬送しなければならなくなるため、どうしても画像形成装置の幅(長さ)が大きくなってしまい、コンパクトな設計を行うことが困難であった。
この問題を解決するために、特許文献1にあるような、トナー搬送部材が撹拌軸方向に伸びているものの、容易に曲げることが可能なトナー搬送部材が開発されている。しかしながら、この形状であってもコンパクト性に対する効果は十分ではない。
ここで、例えば、現像装置の一側面に縦方向の補給パイプを固定し、トナーコンテナからのトナーを落下させて現像装置内に供給させる形状とする。このように補給パイプが縦方向に配されることによりコンパクトな設計が可能となる。この場合、トナーを搬送するために、補給パイプの内部には縦方向に延設された搬送コイルが配される。しかしながら、補給パイプが縦方向に配されると、トナーの塊が補給パイプ内に落下した際に、搬送コイルがトナーの塊を十分に崩すことができず、補給パイプ内でトナー詰まりが発生し易いという問題を有していた。
実開平1−30562号公報
上述した問題に鑑みて、トナー補給を行う2成分現像剤を用いた現像方式において、トナーを効率的に崩すトナー搬送機構及び該トナー搬送機構を備えるコンパクトな現像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、感光体ドラム表面の静電潜像をトナーで可視像化する現像装置であって、トナーコンテナから搬送されるトナーを受け入れるトナー受入口を一端部に備えるとともに前記現像装置の一側面に固定される補給パイプと、前記補給パイプの他端部に接続されるとともに前記補給パイプからの前記トナーを前記現像装置軸方向に搬送する搬送スクリューを備え、前記補給パイプ内部には搬送コイルが配され、前記搬送コイルが軸心まわりに回転し、前記搬送コイルのコイル径が前記トナー受入口側の先端部に向かって小さくなることを特徴とする現像装置に関する。
請求項2に係る発明は、前記搬送コイルが湾曲し、前記搬送コイルが回転する時、前記搬送コイルのトナー受入口側の先端部が円の軌跡を描くことを特徴とする請求項1記載の現像装置に関する。
請求項3に係る発明は、前記搬送コイルのピッチが、前記トナー受入口側の先端部に向かって大きくなることを特徴する請求項1又は2記載の現像装置に関する。
請求項4に係る発明は、上方から搬送されるトナーを受け入れるトナー受入口を一端部に備えたトナー搬送機構であって、前記トナー搬送機構は、トナーを案内する導管と、該導管内に配される搬送コイルを有し、前記搬送コイルは、下端部側が軸心周りに回転可能に駆動部に連結されるとともに上端部側がトナー受入口に向けて延びており、前記搬送コイルの外径は、下端部側に比べ上端部側では小さくなることを特徴とするトナー搬送機構に関する。
請求項5に係る発明は、前記搬送コイルが湾曲し、前記搬送コイルが回転する時、前記搬送コイルのトナー受入口側の先端部が円の軌跡を描くことを特徴とする請求項4記載のトナー搬送機構に関する。
請求項6に係る発明は、前記搬送コイルのピッチが、前記トナー受入口側の先端部に向かって大きくなることを特徴する請求項4又は5記載のトナー搬送機構に関する。
請求項1に記載の現像装置及び請求項4記載のトナー搬送機構は、搬送コイルのコイル径が、トナー受入口に向かって小さい。したがって、トナー搬送部材から落下したトナーが塊である場合でも、搬送コイルとの衝突力が一点で集中するため、トナーがほぐし易くなる。そして、搬送コイルの先端部(上端部側)付近でトナーがほぐされていれば、搬送コイルの下端部側でトナーが詰まることがない。また、現像装置内部の撹拌部材と同軸にしてトナーを搬送せずに、縦方向にトナーを搬送することができるため現像装置のコンパクトな設計が可能となる。
請求項2に記載の現像装置及び請求項5記載のトナー搬送機構は、搬送コイルが湾曲しており、搬送コイルが軸心周りに回転した際に、トナー受入口側の搬送コイル先端部は円の軌跡を描く。このように先端部が移動することにより、トナーの塊を効率よくほぐすことが可能となる。
請求項3に記載の現像装置及び請求項6記載のトナー搬送機構は、トナー受入口に向かって、コイルのピッチが大きくなる。トナー受入口側の搬送コイル先端部に向けてコイルのピッチを大きくすることにより、トナーの塊を先端部で崩した後、崩れたトナーを一気に下方まで落とすことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は本発明の画像形成装置の第1実施形態に係るカラープリンタ(X)の外観斜視図である。図2は図1のカラープリンタ(X)の内部構成図である。まず、図1及び図2を用いてカラープリンタ(X)の概略構成について説明する。なお、カラープリンタ(X)は、本発明に係る画像形成装置の一例に過ぎず、本発明は、複写機やファクシミリ、複合機などにも適用することができる。
カラープリンタ(X)は、カラープリンタ本体(X1)、トップカバー(X2)とフロントカバー(X3)とからなり、カラープリンタ本体(X1)は、トナーコンテナ(1)(1A,1B,1C,1D)、中間転写ユニット(2)、現像装置(10)(10A、10B、10C、10D)を含む画像形成ユニット(3)、レーザスキャナユニット(4)、給紙カセット(5)、排紙ユニット(6)、定着ユニット(7)および筐体(8)を備える。なお、カラープリンタ(X)は、該カラープリンタ(X)の動作を制御する制御回路など、一般的なカラープリンタに設けられる他の構成要素も有している。
筐体(8)は、カラープリンタ(X)のアウターボディである。筐体(8)の内部には、上方から下方に順次、トナーコンテナ(1)、中間転写ユニット(2)、画像形成ユニット(3)及びレーザスキャナユニット(4)が配置されている。
トナーコンテナ(1A〜1D)は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)各色のトナー(現像剤)を収容するものであって、その各色のトナーを画像形成ユニット(3)に備えられた現像装置(10A〜10D)に各々供給する。
画像形成ユニット(3)は、トナーコンテナ(1A〜1D)の下方に配置され、YMCK各色に対応する複数の画像形成部を有する。各画像形成部には、前記現像装置(10A〜10D)の他に、それぞれの色のトナー像を担持する感光体ドラム(11)(電子写真方式で潜像が形成される感光体)が各々備えられている。感光体ドラム(11)としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。
感光体ドラム(11)の周囲には、帯電器(12)、現像装置(10)、転写器(転写ローラ)(13)及びクリーニング装置(14)等が配置されている。帯電器(12)は、感光体ドラム(11)の表面を均一に帯電する。帯電後の感光体ドラム(11)の表面は、レーザスキャナユニット(4)によって露光され、静電潜像が形成される。現像装置(10)は、トナーコンテナ(1A〜1D)から供給される各色のトナーを用いて、各々の感光体ドラム(11)上に形成された静電潜像を現像(可視像化)する。転写ローラ(13)は、中間転写ベルト(2)を挟んで感光体ドラム(11)とニップ部を形成し、感光体ドラム(11)上のトナー像を中間転写ベルト(201)上に一次転写する。クリーニング装置(14)は、トナー像転写後の感光体ドラム(11)の周面を清掃する。
レーザスキャナユニット(4)は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、前記画像形成部の各々に設けられた感光体ドラム(11)の周面に、画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
中間転写ユニット(2)は、中間転写ベルト(201)と、駆動ローラ(202,203)とを備える。中間転写ベルト(201)は、複数の感光体ドラム(11)からトナー像が重ね塗り状態で一次転写され、このトナー像を、給紙カセット(5)から供給される用紙に二次転写部(15)において二次転写する。駆動ローラ(202,203)は、中間転写ベルト(201)を周回駆動させる。駆動ローラ(202,203)は、図略の筐体で回転自在に支持される。
給紙カセット(5)は、画像形成される用紙を収容するものであって、フロントカバー(X3)側から、筐体(8)に対して着脱可能に装着されている。
定着ユニット(7)は、中間転写ユニット(2)から二次転写されたトナー像を用紙に定着させた後、その用紙を排紙ユニット(6)に導く。定着ユニット(7)は、ヒートローラ及び加圧ローラ等を有している。
排紙ユニット(6)は、定着ユニット(7)から搬送された用紙を、排紙トレイとしてのトップカバー(X2)上に排出する。排紙ユニット(6)は、用紙を搬送するための排紙ローラを含む。
図3は図2に示すカラープリンタのA−A’線の断面図であり、図4は図3に示すカラープリンタのB−B’線の断面図(トナーコンテナ長手方向端部)である。次に、これら図面を用いてトナーコンテナー(1)から感光体ドラム(11)までのトナーの流れを説明する。
トナーは、トナーコンテナ(1)からトナー搬送装置(30)に搬送される。トナー搬送装置(30)は、トナーコンテナ(1)の長手方向(図2において紙面に垂直な方向)の一端部(図2においては手前側端部、図3においては左端部)の下方にトナーコンテナ(1)に接続して配され、現像装置(10)(図中10Aと10Bを示す)との間に配設される。トナー搬送装置(30)は、トナーを水平方向に搬送するための水平搬送管路(31)と、水平搬送管路(31)の底部に下方に開口して配設されたトナー排出開口(32)と、水平搬送管路(31)内に配設され且つ水平搬送管路(31)内のトナーをトナー排出開口(32)に向けて搬送するトナー搬送部材(33)を備える。トナー排出開口(32)には、搬送されたトナーを現像装置(10)に向けて自由落下させる筒状の補給パイプ(40)を備える。トナー搬送部材(33)は、回転軸(330)と、回転軸(330)に一体に配設された螺旋羽根(331)(螺旋羽根(331A)及び(331B))とを備えている。回転軸(330)は、水平搬送管路(31)に設けられた一対の仕切壁(34)に軸受部材(図示せず)を介して回転自在に支持されている。一対の仕切壁(34)は、水平搬送管路(31)内において、トナー排出開口(32)を挟むとともに、水平搬送管路(31)の長手方向に間隔をおいて該長手方向に直交するよう配設されている。
トナー搬送部材(33)の螺旋羽根(331A)及び(331B)は、水平搬送管路(31)のトナー排出開口(32)を境とし、一対の仕切壁(34)間の長手方向における両領域において巻き方向が逆方向となるよう形成されている(図4では、螺旋羽根(331A)は左側の領域に存在し、螺旋羽根(331B)は右側の領域に存在する)。トナー搬送部材(33)の回転軸(330)の端部は、ギアを含む動力伝達機構を介して電動モータで駆動源に連結されている(いずれも図示せず)。トナー搬送部材(33)の一方向への回転により、水平搬送管路(31)の該両領域に存在するトナーが、排出開口(32)に向かって両方向から搬送される。
トナーコンテナ(1A)内には、底壁に沿ってトナー搬送スクリュー部材(100)がトナーコンテナ(1A)の長手方向に延在するよう配設されている。そして、トナーコンテナ(1A)の底壁における該長手方向の一端部(図1において手前側端部)には、トナー排出補給口(101)が配設されている。トナーコンテナ(1A)が、現像装置(10)の上部に配設されると、トナー排出補給口(101)を開閉する蓋部材(図示せず)が開かれ、トナーコンテナ(1A)のトナー排出補給口(101)が、水平搬送管路(31)の受入開口(35)に上方から接続される。水平搬送管路(31)を通って搬送されたトナーは、補給パイプ(40)に流れ込む。補給パイプ(40)の下端は、現像装置(10)のハウジング(20)における長手方向の一端部に開口して接続されている。
トナーコンテナ(1A)のトナー搬送スクリュー部材(100)が駆動源(図示せず)により回転駆動させられると、トナーコンテナ(1A)のトナーは、トナー排出補給口(101)及び受入開口(35)を介して水平搬送管路(31)内に排出される。水平搬送管路(31)内に排出されたトナーは、駆動源(図示せず)により回転駆動されるトナー搬送部材(33)の螺旋羽根(331A)及び(331B)によりトナー排出開口(32)に向けて搬送される。搬送されたトナーは、トナー排出開口(32)から、現像装置(10)の一側面に固定される補給パイプ(40)に搬送される。その後、補給パイプ(40)内の搬送コイル(41)とトナー自身の重さによって、トナーが補給パイプ(40)の最下層部まで搬送される。そして、トナーは、現像装置(10)内に補給される。
図5も参照して、現像装置(10)内のトナーの流れを説明する。
現像装置(10)はハウジング(20)を備え、このハウジング(20)の内部には磁性キャリアとトナーとを有する2成分現像剤が収納されている。また、ハウジング(20)内には、ハウジング底部近傍に長手方向を軸方向として並列に2本の搬送スクリュー(21,22)(現像剤攪拌部材)が回転可能に配置されている。搬送スクリュー(21,22)は、回転軸の外周に、スパイラル羽根が形成されたスクリュー型の部材である(図3参照)。搬送スクリュー(22)は、補給パイプ(40)側の端部において、その軸にギア(221)(図6参照)が固定されている。
ハウジング(20)の内部底面には、現像剤の循環経路が設定されており、搬送スクリュー(21,22)は前記循環経路内に配設されている。搬送スクリュー(21,22)の間の軸方向には、ハウジング底部から立設された仕切壁(23)が設けられている。この仕切壁(23)は、前記循環経路を区画するものであり、仕切壁(23)の周囲を周回するように前記循環経路が形成されている。
補給パイプ(40)からのトナーは、ハウジング(20)内の搬送スクリュー(21,22)の長手方向の一端部上に供給される。トナーは上記循環経路を搬送スクリュー(21,22)によってハウジング(20)内の2成分現像剤と攪拌されつつ現像装置軸方向に搬送される。これにより、トナーが帯電されるとともに、搬送スクリュー(21,22)上の2成分現像剤が、搬送スクリュー(21,22)の上側に平行して位置するマグネットローラ(24)に吸引されて搬送される。
マグネットローラ(24)は、複数の磁極を有する固定マグネットローラ体を内包する非磁性の回転スリーブを有している。例えば、マグネットローラ(24)は、図中実線矢印で示す方向に回転駆動される。
このマグネットローラ(24)と対面して平行な位置に、現像ローラ(現像剤担持体)(25)が配置されている。現像ローラ(25)は、ハウジング(20)に備えられた現像剤供給用の開口部に面し、該開口部からその一部が露出している。
現像ローラ(25)は、1つの磁極を有する現像ローラ磁極体を内包する非磁性の現像スリーブを有している。現像ローラ(25)は、マグネットローラ(24)との対面位置(対向位置)においてマグネットローラ(24)とその回転方向が逆向きとなっている(現像ローラ(25)の回転方向は図中実線矢印で示されている)。
ハウジング(20)には、マグネットローラ(24)における現像ローラ(25)との対向位置との上流側に、現像剤の層厚規制部材である規制ブレード(26)が、マグネットローラ(24)の長手方向に沿って取り付けられている。そして、規制ブレード(26)の先端部とマグネットローラ(24)との表面には、僅かなギャップが形成されている。
吸引された2成分現像剤はマグネットローラ(24)上に磁気ブラシ(図示せず)を形成し、その磁気ブラシが規制ブレード(26)によって層厚規制され、マグネットローラ(24)と現像ローラ(25)とのトナー供給ニップ部に搬送される。そして、マグネットローラ(24)と現像ローラ(25)との間の電位差(以下△Vとする)で現像ローラ(25)上にトナー薄層を形成する。
現像ローラ(25)上のトナー薄層は、現像剤の抵抗やマグネットローラ(24)と現像ローラ(25)の回転速度差などによっても変化するが、この電位差△Vによっても制御することが可能である。△Vを大きくすると現像ローラ(25)上のトナー層が厚い層となり、△Vを小さくすると薄い層になる。△Vの範囲は一般的に100vから350v程度が適切である。
磁気ブラシによって形成されたトナー層は、現像ローラ(25)によって感光体ドラム(11)と現像スリーブ(251)との現像ニップ部に搬送される。現像ローラ(25)には直流に交流が重畳されたバイアスが印加されており、トナーが感光体ドラム(11)上に現像される。
上述の如く現像が行われた後、現像されずに残ったトナーは、再度、現像ローラ(25)とマグネットローラ(24)とのトナー供給ニップ部に搬送され、マグネットローラ(24)上の磁気ブラシの機械的な力によって掻き取られ、磁気ブラシ中に回収される。現像ニップ部を通過したトナーを含んだ2成分現像剤は、マグネットローラ(24)の同極部分で引き剥がされた後、再び適正なトナー濃度で均一帯電されたトナーを含む2成分現像剤が供給され、規制ブレード(26)へ搬送される。
次に、図6を参照し、補給パイプ(40)及び搬送コイル(41)について詳説する。図6(a)は、補給パイプ(40)の外形を示す現像装置の斜視図である。図6(b)は図6(a)のC―C’線の断面図であり補給パイプ(40)の内部図を示す。図6(c)は、図6(b)を矢印方向から示した図である。
補給パイプ(40)は、現像装置(10)の一側面に固定されている。補給パイプ(40)の一端部(図6中では上端部)は、トナー搬送装置(30)のトナー排出開口(32)からのトナーを受け入れるトナー受入口(401)を備える。そして、他端部(図6中では下端部)は、現像装置(10)のハウジング(20)における長手方向の一端部に開口して接続され、現像装置(10)内の搬送スクリュー(22)にトナーを供給する。
補給パイプ(40)内には、搬送コイル(41)が上下方向に延在するよう配置されている。搬送コイル(41)の外周面は、補給パイプ(40)の内周壁面に対し、隙間をおいて位置付けられている。搬送コイル(41)の下端部は、補給パイプ(40)の底部においてウォームホイール(42)に連結する。搬送コイル(41)の上端部は他の部材に接続されておらず、トナー受入口(401)側に向かって延びている。補給パイプの外側にはギア(221)が配され、ギア(221)は搬送スクリュー(22)に接続する。ギア(221)の下方にアイドルギア(43)が配され、アイドルギア(43)はギア(221)に噛合う。アイドルギア(43)の軸心にはウォーム(431)が形成され、ウォーム(431)はウォームホイール(42)と噛合う。したがって、駆動源と接続される搬送スクリュー(22)の回転に伴い、ギア(221)が回転し、ギア(221)に連結する一連のギア構造体が回転し、搬送コイル(41)がその軸心周りに回転する。
搬送コイル(41)は、コイル径が下端部側に比べてトナー受入口(401)側の上端部側(先端部)に向かって小さくなる。ここで、コイル径は、下端部からトナー受入口(401)側の先端部に向かって徐々に小さくなってもよい。また、下端部から中心部までのコイル径が一定であり、中心部からトナー受入口(401)側の先端部に向かって、コイル径が徐々に小さくなってもよい。これにより、トナー搬送部材から落下したトナーが塊である場合でも、搬送コイルとの衝突力が一点で集中するため、トナーがほぐし易くなる。この構造により、搬送コイル(41)の上部でトナーをほぐし、搬送コイル(41)の下部でトナーを搬送することができる。
搬送コイル(41)は、湾曲していてもよい。これにより、搬送コイル(41)が軸心周りに回転する際には、搬送コイル(41)の先端部は、補給パイプ(40)横断面内で円の軌跡を描く。このように先端部が移動することで、トナーの塊を効率よくほぐすことが可能となる。また、搬送コイル(41)の湾曲形状に合わせて補給パイプ(40)を湾曲させて、補給パイプ(40)を画像形成装置内の空間に効率よく配してもよい。
さらに、搬送コイル(41)は、ピッチがトナー受入口(401)側の先端部に向かって大きくなる。ここで、ピッチは下端部からトナー受入口(401)側の先端部に向かって徐々に小さくなってもよい。また、下端部から中心部までのコイルのピッチが一定であり、中心部からトナー受入口(401)側の先端部に向かって、コイルのピッチを徐々に大きくしてもよい。搬送コイル先端部に向けてコイルのピッチを大きくすることにより、トナーの塊を先端部で崩した後、崩れたトナーを一気に下方まで落とすことができる。
上述した如く、搬送コイル(41)により、補給パイプ(40)がトナーで塞がれる不具合の発生が防止される。
なお、上記第1実施形態においては、本発明に係るトナー搬送機構を有する部材として、現像装置における補給パイプを示したが、これに限定されず、搬送コイルを用いてトナーを搬送する部材であれば使用可能である。例えば、感光体や中間転写のクリーニングから、搬送されるトナーを受け入れる導管を備えるトナー搬送部にも使用できる。
また、上記第1実施形態において、搬送コイルは、軸のないバネスクリューを使用できるが、それに限らず、可撓性のエラストマーで成形した軸のあるスクリューを使用することもできる。その場合は、外径が小さくなるのに合わせて軸径も小さくすることによって、先端部を効率よく動かすことができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
<現像装置の条件>
本実施例では、上記第1実施形態で示した現像装置を用いた。現像装置の各条件は、表1に示す通りである。
Figure 2010091992
図7に示す搬送コイル有する現像装置を備える画像形成装置を実施例1、実施例2及び比較例1とした。
搬送コイルのピッチ及びコイル径は表2に示すとおりである。表中、実施例1及び実施例2のコイル径6−2mmとは、搬送コイルの下端部のコイル径が6mmで先端部が2mmであり、搬送コイルの下端部から先端部に向けてコイル径が狭まっていることを示す。実施例2のピッチ5−8mmとは、搬送コイルの下端部のピッチが5mmで先端部が8mmであり、搬送コイルの下端部から先端部に向けてコイルのピッチが大きくなっていることを示す。
実施例1、実施例2及び比較例1を用いて、150000枚の耐刷評価(印字率5%チャート)を行い、表2に示す結果を得た。
Figure 2010091992
<結果>
比較例1では、40000枚耐刷した時点で、補給パイプの内部でトナー詰まりが発生した。
実施例1では、120000枚耐刷した時点で、補給パイプの内部でトナー詰まりが発生した。しかし、比較例1と比較すると良好である。コイル径を先端部に向かって小さくすることで、トナーのほぐし効果があったと考えられる。
実施例2では、150000枚耐刷しても、補給パイプの内部でのトナー詰まりは発生しなかった。先端部に向かってコイル径が小さくなり、ピッチが大きくなっているため、先端部でトナーをほぐした後一気にトナーが下方まで落ち、トナー詰まりが発生しにくいためであると考えられる。
本発明の画像形成装置の一実施形態に係るカラープリンタの外観斜視図である。 図1に示すカラープリンタの内部構成図である。 図2に示すカラープリンタのA−A’断面図である。 図3に示すカラープリンタのB−B’断面図である。 図4に示す現像装置内部の詳細図である。 (a)は補給パイプの外形を示す現像装置の斜視図であり、(b)は(a)のC―C’線の断面図であり補給パイプの内部図を示す。 実施例において、実施例1、実施例2及び比較例1の画像形成装置に用いられた搬送コイルを示す。
符号の説明
X カラープリンタ
X1 カラープリンタ本体
X2 トップカバー
X3 フロントカバー
1(1A,1B,1C,1D) トナーコンテナ
100 トナー搬送スクリュー部材
101 トナー排出補給口
2 中間転写ユニット
201 中間転写ベルト
202,203 駆動ローラ
3 画像形成ユニット
4 レーザスキャナユニット
5 給紙カセット
6 排紙ユニット
7 定着ユニット
8 筐体
10 (10A、10B、10C、10D) 現像装置
11 感光体ドラム
12 帯電器
13 転写器(転写ローラ)
14 クリーニング装置
15 二次転写部
20 ハウジング
21、22 搬送スクリュー(現像剤攪拌部材)
221 ギア
23 仕切壁
24 マグネットローラ
241 回転スリーブ
25 現像ローラ(現像剤担持体)
251 現像スリーブ
26 規制ブレード
30 トナー搬送装置
31 水平搬送管路
32 トナー排出開口
33 トナー搬送部材
330 回転軸
331A、331B 螺旋羽根
34 仕切壁
35 受入開口
40 補給パイプ
401 トナー受入口
41 搬送コイル
42 ウォームホイール
43 アイドルギア
431 ウォーム

Claims (6)

  1. 感光体ドラム表面の静電潜像をトナーで可視像化する現像装置であって、
    トナーコンテナから搬送されるトナーを受け入れるトナー受入口を一端部に備えるとともに前記現像装置の一側面に固定される補給パイプと、
    前記補給パイプの他端部に接続されるとともに前記補給パイプからの前記トナーを前記現像装置軸方向に搬送する搬送スクリューを備え、
    前記補給パイプ内部には搬送コイルが配され、
    前記搬送コイルが軸心周りに回転し、
    前記搬送コイルのコイル径が前記トナー受入口側の先端部に向かって小さくなることを特徴とする現像装置。
  2. 前記搬送コイルが湾曲し、
    前記搬送コイルが回転する時、前記搬送コイルのトナー受入口側の先端部が円の軌跡を描くことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記搬送コイルのピッチが、前記トナー受入口側の先端部に向かって大きくなることを特徴する請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 上方から搬送されるトナーを受け入れるトナー受入口を一端部に備えたトナー搬送機構であって、
    前記トナー搬送機構は、トナーを案内する導管と、該導管内に配される搬送コイルを有し、
    前記搬送コイルは、下端部側が軸心周りに回転可能に駆動部に連結されるとともに上端部側がトナー受入口に向けて延びており、
    前記搬送コイルの外径は、下端部側に比べ上端部側では小さくなることを特徴とするトナー搬送機構。
  5. 前記搬送コイルが湾曲し、
    前記搬送コイルが回転する時、前記搬送コイルのトナー受入口側の先端部が円の軌跡を描くことを特徴とする請求項4記載のトナー搬送機構。
  6. 前記搬送コイルのピッチが、前記トナー受入口側の先端部に向かって大きくなることを特徴する請求項4又は5記載のトナー搬送機構。
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