JP2007293142A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリュー回転数を高くすることなく、現像装置のトルクの増加や温度上昇、或いは現像剤へのストレスを抑える現像装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像ローラ12と、前記現像ローラ12に近接して配置され、現像剤供給部の現像剤を横方向に搬送する搬送スクリュー14と、前記搬送スクリュー14とほぼ水平に配置され、現像剤回収部の現像剤を前記搬送スクリュー14と反対方向に搬送しながら攪拌する攪拌スクリュー15と、を有し、前記現像ローラ12の現像剤離れ部と現像剤汲み上げ部の間に配置された現像ローラ12に近接もしくは当接する部材18により、現像剤供給部と現像剤回収部が分離されている現像装置において、現像剤供給部の断面の面積が、現像剤搬送の下流側になるにしたがって減少する現像装置及び画像形成装置である。
【選択図】図5

Description

本発明は、2成分現像剤を用いる現像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来知られている電子写真方式の複写機等の画像形成装置は、像担持体に帯電及び露光を行い、静電潜像を形成する。像担持体上に形成された潜像は現像装置によりトナー像となり、転写手段により用紙上に転写される。その後、定着装置により熱定着され、画像が形成される。そして、現像装置は、トナーとキャリアから成る2成分現像剤を用いて像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視化している。
そして、特許文献1には、現像剤攪拌部では、攪拌スクリューにより補給したトナーとキャリアを攪拌しながら、現像剤を搬送し、仕切りで仕切られていない端部で1軸側へ現像剤が搬送され、1軸側では反対方向に現像剤を搬送し、端部で2軸側へ現像剤が搬送され、現像剤が循環する画像形成装置が、開示されている。この構成の現像剤攪拌方式は横搬送性に優れ、現像器を小型化するのに適している。
しかしながら、近年、カラー画像形成装置等ではさらなる小型化が必要とされ、それに伴って現像剤量の低減が必要となっている。現像剤量を低減したときに上記構成の現像装置では以下のような問題が生じる。
現像でトナーが消費されたスリーブ上の現像剤が、1軸側の現像剤と入れ替わりながら横に搬送されていくが、横に搬送されながら消費されたトナーの分だけ現像剤中のトナー量が低減する。それにより1軸側の現像剤のトナー濃度が、横方向で低減することになる。画像面積が少ない画像のときはトナー濃度の差は小さいが、全面ベタ画像のような高画像面積の画像を連続出力すると、横方向のトナー濃度の差は大きくなる。また、トナー濃度(平均値)が同じでも現像剤量が少ないと合計トナー量が少ないので、同じ量のトナーが消費されたときに横方向のトナー濃度低下は大きくなる。このトナー濃度低下に伴って、高画像面積の画像を連続出力したときに感光体ドラム11への現像トナー量が横方向で低下するので、画像濃度の左右差が生じるという問題が発生する。この問題は上記のように現像剤量が少ないときに顕著となり、現像剤量が同じであってもプリント速度が速いと、単位時間当たりに消費されるトナー量が多くなるので画像濃度差が大きくなる。
また、特許文献2には、静電潜像を担持して所定の方向に移動する像担持体に所定の現像領域において近接もしくは接触するように配置され、供給されたトナーおよび磁性キャリアからなる現像剤を表面に担持して前記現像領域を経由した搬送経路に沿って循環する現像剤担持ロール、それぞれの回転軸が水平方向を向くように互いに並べて配置され、回転により現像剤を回転軸方向かつ互いに逆方向に搬送して現像剤を撹拌する一対のオーガと、現像剤を前記現像剤担持ロールに向けて落下させる現像剤供給口とを有する、前記現像剤担持ロールの上方に配置された現像剤攪拌部、前記オーガよりも下方に配置された、現像剤を表面に担持して途中まで持ち上げた後、上方に位置する前記現像剤攪拌部に遠心力で投げ上げる現像剤運搬ロールを有する、前記現像剤担持ロールから前記現像領域を通過した後の現像剤を受け取って、受け取った現像剤を前記現像剤攪拌部に運搬する現像剤運搬手段、および前記現像剤担持ロール、前記現像剤攪拌部、および前記現像剤運搬ロールを収容する筐体を備えたことを特徴とする現像装置が、開示されている。
しかしながら、この方法では、現像剤へのストレスを抑えることはできるが、まだまだ不十分であった。また、現像剤運搬ロール等を有するなど、装置が大掛りになり部品も増えるため、より簡易な対応策が望まれていた。
特開2003−263012号公報 特許第3610750号公報
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、スクリュー回転数を高くすることなく、現像装置のトルクの増加や温度上昇、或いは現像剤へのストレスを抑える現像装置及び画像形成装置を提供することである。
前記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明は、現像ローラと、前記現像ローラに近接して配置され、現像剤供給部の現像剤を横方向に搬送する搬送スクリューと、前記搬送スクリューとほぼ水平に配置され、現像剤回収部の現像剤を前記搬送スクリューと反対方向に搬送しながら攪拌する攪拌スクリューと、を有し、前記現像ローラの現像剤離れ部と現像剤汲み上げ部の間に配置された現像ローラに近接もしくは当接する部材により、現像剤供給部と現像剤回収部が分離されている現像装置において、現像剤供給部の断面の面積が、現像剤搬送の下流側になるにしたがって減少することを特徴とする現像装置である。
本発明は、前記搬送スクリュー径が、現像剤の搬送下流側になるにしたがって減少することを特徴とする。
本発明は、前記現像ローラから離れた現像剤が現像剤回収部の搬送上流側に落下することを特徴とする。
本発明は、トナー補給部を現像剤回収部の最上流部或いは上流側に配置することを特徴とする。
本発明は、前記記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明は、前記解決するための手段によって、スクリュー回転数を高くすることなく、現像装置のトルクの増加や温度上昇、或いは現像剤へのストレスを抑える現像装置及び画像形成装置を提供することが可能となった。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
2成分現像装置としては、例えば図1に示すような構成が用いられている。像担持体11(以下、感光体ドラム)が図の矢印の方向に回転し、現像剤担持体12(以下、現像ローラ)が非常に狭い間隔Gp(以下、現像ギャップ)で感光体ドラム11に近接している。
現像剤攪拌部には、トナーと磁性体のキャリアからなる2成分現像剤が、現像ローラ12と平行に配置された2本のスクリューにより循環しながら攪拌され、トナーが帯電してキャリアに付着している状態となっている。現像ローラ12は内部に固定されたマグネットを有し、外側の円筒状の現像スリーブが図の方向に回転することにより、現像剤供給部(以下1軸側と呼ぶ)の現像剤が磁力により図1の上方向白抜き矢印の方向に汲み上げられ、現像剤規制部材13により所定の汲み上げ量にして、感光体ドラム11と現像スリーブの対向部で磁気ブラシを形成する。現像スリーブの表面速度(現像スリーブ線速)は感光体ドラム11の表面速度(感光体線速)より速く設定し、磁気ブラシの先端が感光体ドラム11を摺擦することによりトナーが供給される。現像スリーブに印加しているバイアスと感光体ドラム11の潜像電位との電位差(以下、現像ポテンシャルと記す)により、マイナスに帯電しているトナーが潜像に付着する。現像後の現像剤は現像スリーブの回転とともに移動し、感光体ドラム11と反対側で現像ローラ12から離れて、図1の下方向白抜き矢印のように1軸側に落下して回収される。
図2に現像剤攪拌部(以下2軸側と呼ぶ)を模式的に示す。
現像剤攪拌部では、攪拌スクリュー15により補給したトナーとキャリアを攪拌しながら、現像剤を図2の矢印方向へ搬送し、仕切り16で仕切られていない端部で1軸側へ現像剤が搬送される。1軸側では反対方向に現像剤を搬送し、端部で2軸側へ現像剤が搬送され、現像剤が循環する。しかしながら、この方法では、トナー濃度低下に伴って、高画像面積の画像を連続出力したときに感光体ドラム11への現像トナー量が横方向で低下するので、画像濃度の左右差が生じるという問題等が生じる。
そこで、これらの問題を解決するために、図3の構成の現像装置が提案されている。図3で示すように部材18により現像剤の汲み上げ部と現像剤離れ部を分離し、図3の上方向白抜き矢印のように汲み上げられた現像剤が現像部を通過後、現像ローラ12から現像剤離れして2軸側に落下して回収される。これによりトナーが消費された現像剤が1軸側に戻らないので、横方向のトナー濃度差はほとんど発生しない。このため、高画像面積の画像を連続出力しても画像濃度の左右差が少なく良好な画像になる。
しかしながら、この構成の現像装置ではまた別の問題点がある。汲み上げられた現像剤が2軸側に移動するために、下流側になるにしたがって現像剤が減少していく。その減少度合いはプロセス線速、汲み上げ量及び現像剤の搬送速度の条件により異なるが、最も上流側の現像剤の単位長さ(横方向の長さ)当りの量M(g/cm)、汲み上げ量(横方向で一定としたとき):ρ(g/cm)、スリーブ線速:V(cm/s)、現像剤の横搬送速度:μ(cm/s)としたとき、最も上流側からの距離L(cm)の位置での現像剤の単位長さ当りの量m(g/cm)は、次の式で表される。
m=M−(ρV/μ)×L
このように、現像剤の量は距離Lに対して比例して減少する。
図4に、プロセス線速、汲み上げ量、スクリューピッチ及び回転数がある条件のときの1軸側の現像剤量を示す。図4の白抜き矢印の方向が現像剤の搬送されていく方向で、スクリュー部を斜めに横切っている線が、現像剤の上部の面を表している。図4のように下流側で剤が非常に少なくなると現像剤の上側の面から現像ローラ12の汲み上げ部までの距離が離れて磁力が弱くなり、汲み上げ不良となる。現像剤量の低下を問題無いレベルにするためには横搬送速度μを大きくすれば良いが、横搬送速度はスクリュー回転数に比例するので、スクリュー回転数を非常に高くしなければならない。そのため、現像装置のトルクが大きくなり、通常は樹脂のスクリューを使用できるが、金属製にしなければならなくなり、コストが高くなるという問題が生じる。また、回転数が高いと軸受け部での温度上昇が発生したり、或いは攪拌部で現像剤にストレスを与える虞もある。
そこで、本発明は、現像ローラと、前記現像ローラに近接して配置され、現像剤供給部の現像剤を横方向に搬送する搬送スクリューと、前記搬送スクリューとほぼ水平に配置され、現像剤回収部の現像剤を前記搬送スクリューと反対方向に搬送しながら攪拌する攪拌スクリューと、を有し、前記現像ローラの現像剤離れ部と現像剤汲み上げ部の間に配置された現像ローラに近接もしくは当接する部材により、現像剤供給部と現像剤回収部が分離されている現像装置において、現像剤供給部の断面の面積が、現像剤搬送の下流側になるにしたがって減少する構成となっている。
図5に、本発明の現像装置の現像剤供給部の模式図を示す。
現像剤が図の矢印(白抜き)の方向に搬送されて、現像ローラ12に現像剤を供給する。現像剤供給部は、図のように円錐をカットしたような形状とし、剤の搬送下流側になるにしたがい断面積が減少する。これにより、スクリューの回転を高くすることなく現像剤の量が下流側で減少しても、現像剤の上側の面があまり低下しないので、現像ローラ12の汲み上げ部からの距離が離れることなく、汲み上げ不良が生じない。通常の現像装置よりも形状は複雑になるが、樹脂で成型すればコストが高くなることはない。
図5の左側に両端部の断面形状の一例を示す。搬送上流側端部の断面形状は、上部は矩形で、下部は半円形となっている。それに対し、搬送下流側端部の断面形状は、上部は台形で下部は半円形となっている。図の+点は搬送スクリュー14軸の中心を示し、現像ローラ12回転軸との距離は変わらない。
この形状でa=1.8(cm)、b=0.8(cm)、c=0.9(cm)、d=1.6(cm)、e=0.6(cm)とすると、搬送上流側端部の断面積は約2.71(cm)、搬送下流側端部の断面積は約1.68(cm)となる。したがって断面積の比は、搬送下流側端部は搬送上流側端部の約0.62倍となる。
次に、搬送上流側端部と下流側端部のおおよその現像剤量を算出する。前記のように、上流側の現像剤の単位長さ(横方向の長さ)当りの量M(g/cm)、汲み上げ量(横方向で一定としたとき):ρ(g/cm)、スリーブ線速:V(cm/s)、現像剤の横搬送速度:μ(cm/s)としたとき、最も上流側からの距離L(cm)の位置での現像剤の単位長さ当りの量m(g/cm)は、次の式で表される。
m=M−(ρV/μ)×L
また現像剤の横搬送速度μ(cm/s)は、搬送スクリュー14の回転数:R(rpm)、ピッチ長:P(cm)から
μ=α×P×(R/60)
と表される。αは搬送効率で0.5と仮定し、P=2.5(cm)、R=600(rpm)、M=6(g/cm)、ρ=0.03(g/cm)、V=41(cm/s)のときに、LにA3紙の幅29.7(cm)を入れて算出すると、m=3.08(g/cm)となる。
すなわち現像剤量の比は、搬送下流側端部は搬送上流側端部の約0.51倍となる。上記の断面積の比よりやや小さいので、搬送下流側端部の現像剤の上側の面は若干低下するが、この程度であれば問題無い。しかしながら、通常の断面積が同じ現像装置では、現像剤の量が半分になるのでかなり現像剤の面が低下する。また上記実施例では、搬送スクリュー14回転数を600(rpm)としているが、通常の現像装置で用いるほぼ上限の回転数である。これに対し断面積が変わらない場合は、1000rpm以上で搬送スクリュー14を回転させなければ現像剤量の低下が問題となる。
このように、本発明では、現像剤供給部は剤の搬送下流側になるに従い断面の面積が減少する形状としているので、搬送スクリュー14回転数を高くすることなく、現像装置のトルクの増加や温度上昇、或いは現像剤へのストレスを抑えることができる。
図5において、搬送下流側に入る搬送スクリュー14径は、搬送上流側では断面積に対してスクリュー径が小さく、十分な搬送能力が得られない。そのため本発明の現像装置では、現像剤の搬送下流側になるに従い搬送スクリュー14径が減少する形状とする。通常のスクリューよりも形状は複雑になるが、樹脂で成型すればコストが高くなることはない。上記実施例にあわせると、搬送上流側端部ではスクリュー径:φ16(mm)、下流側端部ではスクリュー径:Φ10(mm)となるような形状にすれば搬送上流側でも十分な搬送能力を得ることができる。
このように、現像剤供給部の搬送スクリュー14は、現像剤の搬送下流側になるに従いスクリュー径が減少する形状となっているので、搬送上流側でも十分な搬送能力が得られる。
図6(a)に、現像ローラ12に汲み上げられた現像剤の流れを模式的に示す。図の左方向矢印は現像剤の搬送方向で、現像ローラ12に汲み上げられた現像剤は図の細い矢印方向に循環する。図からわかるように、現像剤供給部の下流側から汲み上げられた現像剤は、現像剤回収部の上流側に落下するので、次に現像剤供給部に戻るまで十分に攪拌される。しかし現像剤供給部の下流側から汲み上げられた現像剤は、現像剤回収部の上流側に落下するので十分に攪拌されないまま現像剤供給部に戻ることになり、トナー濃度が均一にならない可能性がある。
そこで、本発明では、図6(b)のように現像剤が流れるような構成を設けて、上記の問題が発生しないようにする。具体的には、現像剤を落下させる面に横方向の傾斜をつけるような方法がある。
このように、本発明は、現像ローラ12から離れた現像剤を現像剤回収部の搬送上流側に落下する構成を設けているので、現像剤回収部に落下した現像剤が十分に攪拌されないまま現像剤供給部に戻ることをなくすことができる。
最近では、粒径6μm以下の小粒径のトナーやかなり球形に近い重合トナーが良く用いられるようになっているが、トナー補給のため現像剤攪拌部の上側から落下させると、このようなトナーは現像剤と混ざりにくく、現像剤の上に乗ったまま横方向に移動していくトナーが残るという問題がある。これに対し本発明の現像装置では、現像剤回収部の現像剤の量が少ない最上流部或いは上流側にトナー補給部を配置する。これにより、現像剤の上に乗ったトナーの上から現像ローラからの現像剤が落下して攪拌されるので、上記のような問題が発生することなく十分な攪拌が行われる。
このように、トナー補給部を現像剤回収部の最上流部或いは上流側に配置しているので、小粒径のトナーやかなり球形に近い重合トナーを用いても、十分な攪拌が行われる。
図7は、本発明の画像形成装置を示す全体構成図である。
図7に示す画像形成装置は、電子写真方式を使用して画像を形成する画像形成装置であり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの異なる色の画像を形成する像担持体である感光体ドラム11Y、11M、11C、11K(以下、特定しない場合には単に感光体ドラム11という)を、転写ベルト装置306の転写搬送ベルト360の移動方向である矢示A方向に沿って間隔を置いてそれぞれ配置した4連タンデム構成の直接転写式の画像形成装置である。
そして、その4つの感光体ドラム11は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成する各トナー像形成部301Y、301M、301C、301K(以下、特定しない場合には単にトナー像形成部301という)に設けられている。
そのトナー像形成部301Y、301M、301C、301Kは、各感光体ドラム11に対応した現像装置312をそれぞれ備えている。そして、その各トナー像形成部301の位置は、各感光体ドラム11の回転軸が互いに平行になり、且つ用紙移動方向(矢示A方向)に所定の等ピッチになるようにしてある。
また、この画像形成装置は、光書込ユニット302と、給紙カセット303,304と、レジストローラ対305と、転写紙(用紙)Pを担持した状態でその転写紙Pを各トナー像形成部301に順次搬送してそれを定着ユニット307に搬送する転写ベルト装置306とを設けている。なお、この実施例では、この転写ベルト装置306が転写ユニットとしても機能する。
さらに、この画像形成装置は、排紙トレイ308と、手差しトレイ314と、トナー補給容器322等も備えている。そして、それ以外にも、図7に仮想線で示したスペースS内に、図示をそれぞれ省略しているが、廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニット等を設けている。
光書込ユニット302は、光源,ポリゴンミラー,fθレンズ,反射ミラー等を備えており、画像データに基づいて各感光体ドラム311の表面に、それぞれの色の画像に対応するレーザ光を照射して走査し、そこに各潜像を形成する。
なお、定着ユニット307は、ベルト定着方式による定着装置である。
転写ベルト装置306は、駆動ローラ363を含む複数の支持ローラ361,362,364,365,366により張架されて矢示A方向に回動する転写ベルトである転写搬送ベルト360と、その転写搬送ベルト360のベルト面(この実施例ではベルト外面)をクリーニングするベルトクリーニング装置385とを備えており、駆動ローラ363は図示しない駆動源により図7の矢印方向に回転される。
転写搬送ベルト360は、ベルト面に用紙を吸着し、その用紙上にトナー像が順次重ね合わせ状態に転写されていく転写紙を搬送する。そして、その転写搬送ベルト360は、例えば体積抵抗率が1010〜1012Ω・cm、表面低効率が1012〜1014Ω/□である高抵抗の無端状単層ベルトであり、例えばその材質をPVDF(ポリフッ化ビニリデン)とする。
この転写搬送ベルト360は、複数の支持ローラ361〜366間に張架されているが、その支持ローラのうち、転写紙移動方向上流側の入口部分の支持ローラ361には、電源318から所定電圧が印加された静電吸着ローラ380が対向するように転写搬送ベルト360の外周面に配置されている。その支持ローラ361と静電吸着ローラ380の間に送り込まれた転写紙は、帯電された状態にある転写搬送ベルト360上に静電吸着され、それが各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kにそれぞれ接触対向する各転写位置で、各色のトナー像が重ね合わせ状態に順次転写されていく。
各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kにそれぞれ対応する各転写位置には、それぞれ転写電界を形成する転写電界形成手段として、ローラ状の転写バイアス印加部材327Y、327M、327C、327Kを、それぞれ転写搬送ベルト360の裏面に接触するように設けている。その転写バイアス印加部材327Y、327M、327C、327Kは、それぞれスポンジ等を外周に設けたバイアスローラであり、そこには各転写バイアス電源309Y、309M、309C、309Kからローラの芯金に転写バイアスが印加される。そして、その印加された転写バイアスの作用により、転写搬送ベルト360に転写電荷が付与され、4つの各転写位置において転写搬送ベルト360と各感光体ドラム11の表面との間に所定強度の転写電界が形成される。
なお、上記各転写位置において、最良の転写ニップを得るために転写紙と各感光体ドラム11との接触を最適な状態に保つため、各転写位置の近傍にバックアップローラ368をそれぞれ設けている。転写バイアス印加部材327Y、327M、327Cと、それらに対応する3つの各バックアップローラ368は、揺動ブラケット393にそれぞれ回転可能に保持されていて、その揺動ブラケット393は回動軸394を中心として回動可能になっている。その揺動ブラケット393は、カム軸397に固定されたカム396が回転することにより回動される。
また、入口側の支持ローラ361と静電吸着ローラ380は、共にローラブラケット390に回転可能に支持されていて、そのローラブラケット390は軸391を中心として、時計回り方向に回動できるようになっている。そのローラブラケット390にはピン392が固定されていて、そのピン392が揺動ブラケット393に形成している孔395と係合している。それにより、揺動ブラケット393の回動にローラブラケット390も連動して回動する。
この揺動ブラケット393とローラブラケット390の時計回り方向のそれぞれ回動により、転写バイアス印加部材327Y、327M、327Cとその近傍に配置される各バックアップローラ368が感光体11Y,11M,11Cから離間すると共に、支持ローラ361と静電吸着ローラ380も下方に移動する。したがって、ブラック1色のみの画像を形成する際には、転写搬送ベルト360を感光体ドラム11Y,11M,11Cから離間させることができる。
一方、転写バイアス印加部材327Kとそれに対応するバックアップローラ368は、出口ブラケット398に、軸399を中心として回転可能に支持されている。この出口ブラケット398は、転写ベルト装置306を本体に対し着脱する際に、図示しないハンドルを操作することにより時計回り方向に回動し、それにより転写バイアス印加部材327Kとそれに対応するバックアップローラ368が、ブラック画像用の感光体ドラム11Kから離間する。
駆動ローラ363に対して、転写搬送ベルト360の移動方向下流側には、転写搬送ベルト360の外周面を押し込む支持ローラ364を設け、駆動ローラ363に対する転写搬送ベルト360の巻きつけ角を最適な角度にしている。その支持ローラ364の更に下流側には、バネ369により押圧付勢されるテンション用の支持ローラ365を転写搬送ベルト360の内面に接触状態に設け、それにより転写搬送ベルト360に所定のテンションを与えるようにしている。
図7に示した画像形成装置は、同図に一点鎖線で示す搬送経路を転写紙Pが搬送され、そこに画像が形成されて排紙トレイ308上に排出される。すなわち、画像形成動作を開始させると、給紙カセット303、304あるいは手差しトレイ314から給送された転写紙Pは、搬送ガイド板にガイドされながら搬送ローラによりレジストローラ対305まで搬送され、そこで一旦停止状態になる。
そして、所定のタイミングでそのレジストローラ対305が回転し、転写紙Pは転写搬送ベルト360上に搬送され、そのベルト面上に静電気により吸着される。そして、図3の矢示A方向に回動する転写搬送ベルト360により、トナー像形成部301Y、301M、301C、301Kに順次搬送されていく。
その転写紙Pは、トナー像形成部301Y、301M、301C、301Kの各転写ニップを通過する際に、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上に形成されている各色のトナー像が、転写電界やニップ圧の作用により、順次重ね合わせ状態に転写されていく。それにより、転写紙P上にフルカラーのトナー像が形成される。
このトナー像を転写紙Pへ転写した後は、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面が各クリーニング装置によりクリーニングされると共に除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
フルカラーのトナー像が形成された転写紙Pは、定着ユニット307でそのトナー像が定着された後、切換ガイド321の切り換え位置に応じて、矢印Bの第1の排紙方向、あるいは矢示Cの第2の排紙方向に向かう。
その転写紙排出は、第1の排紙方向から排紙トレイ308上に排出される場合には画像面が下となるフェースダウンの状態で排出されてスタックされる。また、第2の排紙方向に排出される場合には、図示しない後処理装置(ソータ,綴じ装置等)に向けて搬送される。
また、両面複写では第2の排紙方向に排出されて、片面に画像が形成されてから図示しない複数の搬送ローラと対をなす複数の搬送ガイド板とからなる反転ユニットの反転搬送路に搬送されてスイッチバック搬送された転写紙Pを受入れる給紙部に向けて搬送する。
その後、片面に画像が形成された転写紙Pはスイッチバック部を経て、表裏反転させて図示しない搬送ガイド板と対をなす複数の搬送ローラとからなる両面ユニットにより転写紙Pを両面複写のために再度、レジストローラ対305に搬送して、両面画像形成後の転写紙Pは定着部307を経て機外に排出される。
従来の2成分現像装置を示す図である。 現像剤攪拌部の模式図である。 従来の現像装置を示す図である。 プロセス線速、汲み上げ量、スクリューピッチ及び回転数がある条件のときの1軸側の現像剤量を示す図である。 本発明の現像装置の現像剤供給部の模式図を示す。 現像ローラに汲み上げられた現像剤の流れを模式的に示す。 本発明の画像形成装置を示す全体構成図である。
符号の説明
11 像担持体(感光体ドラム)
12 現像剤担持体(現像ローラ)
13 現像剤規制部材
14 搬送スクリュー
15 攪拌スクリュー
16 仕切り
18 部材
301Y、301M、301C、301K トナー像形成部
302 光書込ユニット
303 給紙カセット
304 給紙カセット
305 レジストローラ対
306 転写ベルト装置
307 定着ユニット
308 排紙トレイ
309Y、309M、309C、309K 転写バイアス電源
312 現像装置
314 手差しトレイ
318 電源
321 切換ガイド
322 トナー補給容器
327Y、327M、327C、327K 転写バイアス印加部材
360 転写搬送ベルト
361 支持ローラ
362 支持ローラ
363 駆動ローラ
364 支持ローラ
365 支持ローラ
366 支持ローラ
368 バックアップローラ
369 バネ
380 静電吸着ローラ
385 ベルトクリーニング装置
390 ローラブラケット
391 軸
392 ピン
393 揺動ブラケット
394 回動軸
395 孔
396 カム
397 カム軸
398 出口ブラケット
399 軸

Claims (5)

  1. 現像ローラと、
    前記現像ローラに近接して配置され、現像剤供給部の現像剤を横方向に搬送する搬送スクリューと、
    前記搬送スクリューとほぼ水平に配置され、現像剤回収部の現像剤を前記搬送スクリューと反対方向に搬送しながら攪拌する攪拌スクリューと、
    を有し、
    前記現像ローラの現像剤離れ部と現像剤汲み上げ部の間に配置された現像ローラに近接もしくは当接する部材により、現像剤供給部と現像剤回収部が分離されている現像装置において、
    前記現像装置は、
    現像剤供給部の断面の面積が、現像剤搬送の下流側になるにしたがって減少する
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記現像装置は、
    前記搬送スクリュー径が、現像剤の搬送下流側になるにしたがって減少する
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    前記現像装置は、
    前記現像ローラから離れた現像剤が現像剤回収部の搬送上流側に落下する
    ことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の現像装置において、
    前記現像装置は、
    トナー補給部を現像剤回収部の最上流部或いは上流側に配置する
    ことを特徴とする現像装置。
  5. 画像形成装置は、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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