JP6440016B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に用いられる現像装置、この現像装置を備えたプロセスカートリッジ、及びこれらのいずれかを備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を用いた現像装置を備える画像形成装置が広く用いられている。この種の画像形成装置として、現像に伴ってトナーを消費する現像装置内の現像剤に対して、必要に応じてトナー収容器からトナーを補給することで、現像剤のトナー濃度を所定範囲内に維持するものがある。
かかる構成では、現像剤内のキャリアは殆ど消費されず繰り返し使用されるため、画像を出力するにしたがって、キャリアの表層のコート層が磨耗したり逆にコート層にトナー樹脂や添加剤が付着したりする。これにより、キャリアのトナーを帯電させる能力が徐々に低下して、キャリアが劣化した状態となる。キャリアの劣化が進行するとトナーの帯電量が低下し、地肌部汚れやトナー飛散などを引き起こすため、この種の画像形成装置では定期的にサービスマンがユーザーを訪問してキャリアの交換を行っていた。このために、メンテナンス費用がかかり画像形成の単価が高くなってしまっていた。
特許文献1には、トナーとキャリアとを混合したプレミックス現像剤を現像装置内の現像剤に補給してトナー濃度の回復を図りながら、増加量分の現像剤を現像装置から排出させる現像装置が記載されている。かかる構成では、現像剤の排出によって古くなったキャリアを少しずつ現像装置内から排出しつつ、プレミックス現像剤中の新しいキャリアを現像装置内の現像剤に補給する。そして、このような排出と補給とによって現像剤中のキャリアを少しずつ新たなものに交換していくことで、キャリアの交換作業を省くことができる。
具体的には、現像剤を表面上に担持する現像剤担持体と、現像剤担持体の軸線方向に対して互いに逆向きに現像剤を搬送する現像剤搬送部材である、回転軸に螺旋状の羽根部が設けられた第一搬送部材、及び第二搬送部材とを備えている。また、互いの間が仕切り壁で仕切られた第一搬送部材が設けられる第一搬送路、及び第二搬送部材が設けられる第二搬送路も備えている。また、第一搬送部材による現像剤搬送方向下流側端近傍と第二搬送部材による現像剤搬送方向上流側端近傍で、水平方向(以下、横方向という。)に並列した前記第一搬送路と前記第二搬送路とを連通するように仕切り壁に形成さられた開口部も備えている。
そして、第二搬送路の第二搬送部材を介して仕切り壁の反対側の側壁の所定高さの位置に設けられた現像剤排出口を備え、補給により増加した分の現像剤の嵩が現像剤排出口の下端位置を越えると、現像剤が現像装置外に排出される。
上記特許文献1に記載の構成において、第一搬送部材の回転方向を、その回転軸と仕切り壁との間で螺旋状の羽根部が上昇する方向とし、現像剤排出口を仕切り壁に形成さられた開口部に対向する位置に設けた場合、次のような現象が生じるという課題がある。
第一搬送路から第二搬送路へ横方向に受け渡される現像剤の流れに勢いがつき、第二搬送部材の下方から第二搬送路を形成する壁面に沿って現像剤排出口に向かうような現像剤の流れが生じる。
さらに、上記現像剤の流れは、各搬送部材の回転による螺旋状の羽根部の位置により増減し、各羽根部の位置が、より現像剤を横方向に送りやすい位置となったとき、第二搬送部材の下方から第二搬送路の壁面に沿って上方に跳ね上がるような現像剤の流れとなる。そして、仕切り壁の開口部に対向する位置に設けられた現像剤排出口の部分での現像剤の剤面が上昇する。
これらのため、現像装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されてしまうという現象である。
上記のような現象は、現像装置内の現像剤が適量、或いは、それより少ない場合に顕著である。このため、現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されることで、現像装置内の現像剤が必要量を下回り、ドラム状の感光体などの潜像担持体への現像剤の供給が不安定になるおそれがある。そして、潜像担持体への現像剤の供給が不安定になると画像抜けなどの異常画像が発生してしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されてしまうことを抑制できる現像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、現像剤を表面上に担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の軸線方向に対して互いに逆向きに現像剤を搬送する、回転軸に螺旋状の羽根部が設けられた第一搬送部材、及び第二搬送部材と、互いの間が仕切り壁で仕切られた前記第一搬送部材が設けられる第一搬送路、及び前記第二搬送部材が設けられる第二搬送路と、前記第一搬送部材による現像剤搬送方向下流側端近傍と前記第二搬送部材による現像剤搬送方向上流側端近傍で、水平方向に並列した前記第一搬送路と前記第二搬送路とを連通するように前記仕切り壁に形成さられた開口部と、現像剤を装置外に排出する現像剤排出口と、を備えた現像装置において、前記第二搬送路を形成する側壁の内、前記第二搬送部材を挟んで前記開口部に対向する側壁の所定の高さの位置に前記現像剤排出口が設けられており、前記第一搬送部材の回転方向が、該第一搬送部材の回転軸と前記開口部との間で前記螺旋状の羽根部が上昇する方向であり、前記開口部を介して前記第二搬送部材に向け、現像剤を押出す前記第一搬送部材の力が最大となるときに、前記現像剤排出口が設けられた側壁から前記第一搬送部材の方向を見て、前記第二搬送部材の回転軸より下側の該第二搬送部材の前記螺旋状の羽根部が、前記第一搬送部材を隠す面積が最も大きい位置となるように、前記第一搬送部材と前記第二搬送部材の回転位相を固定したことを特徴とするものである。
本発明は、装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されてしまうことを抑制できる現像装置を提供できる。
一実施形態に係る複写機の概略構成図。 複写機における各プロセスカートリッジにそれぞれ装備されている現像装置及び感光体を示す拡大構成図。 現像剤搬送路内の現像剤の流れを説明する現像装置の部分透視斜視図。 実施例1に係る、回収スクリューから攪拌スクリューへの現像剤の受け渡し部を、図2の図中手前側から見た断面説明図。 実施例1に係る、従来の回収スクリューと攪拌スクリューをギヤで駆動連結する構成の例。 実施例1に係る、回収スクリューから攪拌スクリューへの現像剤の押出し力が大きくなった場合に、現像剤排出口から排出される現像剤量が最も少なくなる攪拌スクリューの状態の例の、回収スクリューの回転軸に垂直な断面の説明図。 実施例1に係る、回収スクリューから攪拌スクリューへの現像剤の押出し力が大きくなった場合に、現像剤排出口から排出される現像剤量が最も少なくなる攪拌スクリューの状態の例の、攪拌スクリューの回転軸に平行、且つ、鉛直な断面の説明図。 実施例1に係る、回収スクリューから攪拌スクリューへの現像剤の押出し力が大きくなった場合に、現像剤排出口から排出される現像剤量が最も多くなる攪拌スクリューの状態の例の、回収スクリューの回転軸に垂直な断面の説明図。 実施例1に係る、回収スクリューから攪拌スクリューへの現像剤の押出し力が大きくなった場合に、現像剤排出口から排出される現像剤量が最も多くなる攪拌スクリューの状態の例の、攪拌スクリューの回転軸に平行、且つ、鉛直な断面の説明図。 実施例1に係る、回収スクリューと攪拌スクリューをギヤで駆動連結する構成の例の説明図。 実施例1に係る、回収スクリューと攪拌スクリューとをタイミングベルトを介して駆動連結する構成の例の説明図。 実施例2に係る、回収スクリューから攪拌スクリューへの現像剤の受け渡し部を、図2の図中手前側から見た断面説明図。 実施例2に係る、供給搬送路の現像剤落下口から回収搬送路に落下する現像剤量が最も多くなる供給スクリューの状態の例の、供給スクリュー及び回収スクリューの回転軸に平行、且つ、鉛直な断面の説明図。 実施例2に係る、供給搬送路の現像剤落下口から回収搬送路に落下する現像剤量が最も少なくなる供給スクリューの状態の例の、供給スクリュー及び回収スクリューの回転軸に平行、且つ、鉛直な断面の説明図。 実施例2に係る、回収スクリューから攪拌スクリューへの現像剤の押出し力が大きくなった場合に、現像剤排出口から排出される現像剤量が最も少なくなる攪拌スクリュー、及び供給スクリューの状態の例の、回収スクリューの回転軸に垂直な断面の説明図。 実施例2に係る、回収スクリューから攪拌スクリューへの現像剤の押出し力が大きくなった場合に、現像剤排出口から排出される現像剤量が最も多くなる攪拌スクリュー、及び供給スクリューの状態の例の、回収スクリューの回転軸に垂直な断面の説明図。 実施例2に係る、回収スクリュー、攪拌スクリュー、及び供給スクリューをギヤで駆動連結する構成の例の説明図。
以下、本発明を電子写真方式のフルカラー画像形成装置(以下、「複写機500」という。)に適用した実施形態について、複数の実施例を挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る複写機500の概略構成図である。図1に示すように、複写機500は、画像形成手段としてのプリンタ部100、記録媒体としての転写紙をプリンタ部100に供給する給紙装置200、プリンタ部100の上に固定されている画像読取手段としてのスキャナ300などを備えている。また、スキャナ300の上には原稿自動搬送装置400が固定されている。
プリンタ部100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kからなる画像形成ユニット20を備えている。各符号の数字の後に付されたY,M,C,Kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒用の部材であることを示している(以下同様)。プリンタ部100は、プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kの他に、潜像書込手段としての光書込ユニット21、中間転写ユニット17、二次転写装置22、レジストローラ対49、ベルト定着方式の定着装置25などが配設されている。
光書込ユニット(露光装置)21は、図示しない光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて後述の感光体1の表面にレーザ光を照射する。
プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体1、感光体1の表面を帯電する帯電手段としての帯電装置、感光体1に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置4を備えている。さらに、感光体1の表面をクリーニングする潜像担持体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置、感光体1の表面を除電する除電手段としての除電器なども有している。
なお、各プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは互いに同様な構成を有しているので、以下、イエロー用のプロセスカートリッジ18Yについて説明する。
帯電装置によって、感光体1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。これにより、照射部(露光部)の感光体1Yの表面の電位が減衰し、感光体1Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は、現像装置4Yによって現像されてYトナー像となる。Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写体としての中間転写ベルト110に一次転写される。
一次転写後の感光体1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。また、Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電装置によって一様帯電されて初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
次に、中間転写ユニット17について説明する。
中間転写ユニット17は、中間転写体としての中間転写ベルト110、中間転写ベルト110の表面をクリーニングする中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置60などを有している。また、中間転写ユニット17は、中間ベルト張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト110は、所定の張力を有するように中間ベルト張架ローラ14を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転により、中間転写ベルト110は図中時計回りに無端移動する。
一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kはそれぞれ、中間転写ベルト110の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。
また、中間転写ベルト110をその内周面側から感光体1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体1と一次転写バイアスローラ62との間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト110上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト110上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、「4色トナー像」という。)が形成される。
中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録媒体としての転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト110の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置60によってクリーニングされる。
次に、二次転写装置22について説明する。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動する。
2本の張架ローラ23のうち、一方の張架ローラ23すなわち転写紙搬送方向の上流側に配設された上流側の張架ローラ23は、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト110及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト110と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。
そして、上記一方の(上流側の)張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト110上の4色トナー像をベルト側から上記一方の(上流側の)張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト110上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、上記二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写される。なお、上記一方の(上流側の)張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
複写機500本体の下部に設けられた給紙装置200には、内部に複数の転写紙を紙束の状態で複数枚重ねて収容可能な給紙カセット44が、鉛直方向に複数重なるように配設されている。それぞれの給紙カセット44は、紙束の一番上の転写紙に給紙ローラ42を押し当てている。そして、給紙ローラ42を回転させることにより、一番上の転写紙が給紙路48に向けて送り出される。
給紙カセット44から送り出された転写紙を受け入れる給紙路46,48は、複数の搬送ローラ対47と、給紙路48内の末端付近に設けられたレジストローラ対49とを有している。そして、転写紙をレジストローラ対49に向けて搬送する。レジストローラ対49に向けて搬送された転写紙は、レジストローラ対49のローラ間に挟まれる。
一方、中間転写ユニット17において、中間転写ベルト110上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って二次転写ニップに進入する。レジストローラ対49は、ローラ間に挟み込んだ転写紙を二次転写ニップにて4色トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。
これにより、二次転写ニップでは、中間転写ベルト110上の4色トナー像が転写紙に密着する。そして、転写紙上に二次転写されて、白色の転写紙上でフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って二次転写ニップを出た後、紙搬送ベルト24上から定着装置25に送られる。
定着装置25は、定着ベルト26を2本のローラによって張架して無端移動させるベルトユニットと、このベルトユニットの一方のローラに向けて押圧される加圧ローラ27とを備えている。定着ベルト26と加圧ローラ27とは互いに当接して定着ニップを形成しており、紙搬送ベルト24から受け取った転写紙をここに挟み込む。
ベルトユニットにおける2本のローラのうち、加圧ローラ27から押圧される方のローラは、内部に図示しない熱源を有しており、この熱源の発熱によって定着ベルト26を加熱する。加熱された定着ベルト26は、定着ニップに挟み込まれた転写紙を加熱する。この加熱やニップ圧の影響により、フルカラー画像が転写紙に定着される。
定着装置25内で定着処理が施された転写紙は、プリンタ部100の筐体の図中左側板の外側に設けたスタック部57上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために上述の二次転写ニップに戻されるかの何れかの搬送形態が選択される。
図示しない原稿のコピーがとられる際には、例えばシート原稿の束が原稿自動搬送装置400の原稿台30上セットされる。但し、その原稿が本状に閉じられている片綴じ原稿である場合には、コンタクトガラス32上にセットされる。
このセットに先立ち、複写機本体に対して原稿自動搬送装置400が開かれ、スキャナ300のコンタクトガラス32が露出される。この後、閉じられた原稿自動搬送装置400によって片綴じ原稿が押さえられる。このようにして原稿がセットされた後、図示しないコピースタートスイッチが押下されると、スキャナ300による原稿読取動作がスタートする。
一方、原稿自動搬送装置400にシート原稿がセットされた場合には、この原稿読取動作に先立って、原稿自動搬送装置400がシート原稿をコンタクトガラス32まで自動移動させる。
原稿読取動作では、まず、第1走行体33と第2走行体34とがともに走行を開始し、第1走行体33に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第2走行体34内に設けられたミラーによって反射され、結像レンズ35を通過した後、読取センサ36に入射される。読取センサ36は、入射光に基づいて画像情報を構築する。
このような原稿読取動作と並行して、各プロセスカートリッジ18Y,M,C,K内の各装置や、中間転写ユニット17、二次転写装置22、定着装置25がそれぞれ駆動を開始する。そして、読取センサ36によって構築された画像情報に基づいて、光書込ユニット21が駆動制御され、各感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,Kトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙装置200内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ42の1つが選択回転され、ペーパーバンク43内に多段に収容される給紙カセット44の1つから転写紙が送り出される。送り出された転写紙は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に進入した後、搬送ローラ対47によって二次転写ニップに向けて搬送される。
このような給紙カセット44からの給紙に代えて、手差しトレイ51からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ50が選択回転されて手差しトレイ51上の転写紙を送り出した後、手差し分離ローラ52が転写紙を1枚ずつ分離してプリンタ部100の手差し給紙路53に給紙する。
複写機500は、2色以上のトナーからなる多色画像を形成する場合には、中間転写ベルト110をその上部張架面がほぼ水平になる姿勢で張架し、その上部張架面に全ての感光体1Y,M,C,Kを接触させる。これに対し、Kトナーのみからなるモノクロ画像を形成する場合には、図示しない機構により、中間転写ベルト110を図中左下に傾けるような姿勢にして、その上部張架面をY,M,C用の感光体1Y,M,Cから離間させる。
そして、4つの感光体1Y,M,C,Kのうち、K用の感光体1Kだけを図中反時計回りに回転させて、Kトナー像だけを作像する。この際、Y,M,Cについては、感光体1だけでなく、現像装置4も駆動を停止させて、感光体1や現像装置4の各部材及び現像装置4内のトナーと磁性キャリア(以下「キャリア」という。)を含む二成分現像剤(以下「現像剤」という。)の不要な消耗を防止する。
複写機500は、複写機500内の各機器の制御を司るCPU等から構成される図示しない制御手段としての制御部と、液晶ディスプレイや各種キーボタン等などから構成される図示しない操作表示部とを備えている。
操作者は、この操作表示部に対するキー入力操作により、制御部に対して命令を送ることで、転写紙の片面だけに画像を形成するモードである片面プリントモードについて、例えば3つのモードの中から1つを選択することができる。この3つの片面プリントモードとは、ダイレクト排出モードと、反転排出モードと、反転デカール排出モードとからなる。
図2は、本実施形態に係る複写機におけるプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kにそれぞれ装備されている現像装置4及び感光体1を示す拡大構成図である。4つのプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、それぞれ扱うトナーの色が異なる点以外はほぼ同様の構成になっているので、同図では「4」等の符号に付すY,M,C,Kという添字を省略している。
図2に示すように、プロセスカートリッジ18は、潜像担持体としての感光体1、図示しない帯電部、現像装置4(現像部)、図示しない感光体クリーニング部が一体化されたものである。そして、プレミックス現像方式(キャリアの補給・排出を適宜におこなう現像方式)が採用されている。
潜像担持体としての感光体1は、負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって、図中矢印Bで示す反時計方向に回転駆動される。
ここで、本実施形態における現像装置4は、プレミックス現像方式のものであって、現像装置4内に適宜に新品のキャリアCとトナーTが混合された現像剤Gが現像剤カートリッジ(不図示)から供給される。この供給とともに、劣化したキャリアCを含む現像剤Gが現像装置4の外部に設置された排現像剤貯留容器(不図示)に向けて排出される。現像剤カートリッジは、その内部に現像装置4内に供給するための現像剤G(トナーT及びキャリアC)を収容している。
そして、現像剤カートリッジは、現像装置4に新品のトナーTを供給するトナーカートリッジとして機能するとともに、現像装置4に新品のキャリアCを供給する供給手段として機能する。なお、本実施形態では、現像剤カートリッジの現像剤Gにおける、キャリアCに対するトナーTの混合率(トナー濃度)は比較的高く設定されている。
図2に示すように、感光体1は図中矢印B方向に回転しながら、その表面を不図示の帯電装置により帯電される。帯電された感光体1の表面は、不図示の光書込ユニット(露光装置)から照射されたレーザ光により静電潜像を形成され、その静電潜像に現像装置4からトナーを供給されてトナー像が形成される。
また、現像装置4は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容し、図中矢印I方向に現像剤を搬送しながら感光体1の表面の潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体としての現像ローラ5を備えている。現像ローラ5は、回転可能な現像剤支持手段としての現像スリーブ81を備え、複数の磁極からなり図中矢印A方向に回転可能な第1の磁界発生手段としての磁石ローラ82を内包している。
また、現像ローラ5の下側であって、感光体1の表面移動方向における下流側で現像ローラ5、及び感光体1に近接した位置には、キャリア回収手段としてのキャリア回収ローラ13を備えている。キャリア回収ローラ13も、現像ローラ5と同様に、回転可能なキャリア支持手段としてのキャリア回収スリーブ90を備え、複数の固定磁極からなる第2の磁界発生手段(キャリア回収磁界発生手段)としてのキャリア回収磁石ローラ91を内包している。感光体1に付着したキャリアはキャリア回収ローラ13にて回収され、キャリア回収磁石ローラ91の磁気力と、キャリア回収スリーブ90の図中矢印J方向の回転とにより現像装置4内へ戻される。
また、現像装置4は、現像ローラ5に現像剤を供給しながら現像ローラ5の軸線方向に沿って図2に示す紙面の奥側(以下、「図2中奥側」という。)に向けて現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュー8(第三搬送部材)を有している。
現像ローラ5の供給スクリュー8との対向部9’から現像剤搬送方向下流側(以下、下流側という。)には、現像ローラ5に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制手段としてのドクタブレード12を備えている。
また、現像ローラ5の感光体1との対向部である現像領域よりも下流側では、現像領域を通過して現像ローラ5の表面から離脱した現像済みの現像剤を回収する回収搬送路7が、現像ローラ5と対向している。
回収搬送路7は、回収した回収現像剤を現像ローラ5の軸線方向に沿って搬送する供給スクリュー8と同方向に搬送する回収搬送部材として、現像ローラ5の軸線方向に平行な回転軸に、螺旋状の羽部部を設けた回収スクリュー6(第一搬送部材)を備えている。
ここで、供給スクリュー8を備えた供給搬送路9は、現像ローラ5の上方向に並設され、回収スクリュー6を備えた回収搬送路7は現像ローラ5の下方に並設されている。
また、現像装置4には、供給搬送路9と回収搬送路7とに並列して、攪拌搬送路10が設けられている。
攪拌搬送路10は、図2中奥側では回収搬送路7、図2に示す紙面の手前側(以下、「図2中手前側」という。)では供給搬送路9と略同じ高さになるよう傾斜が設けてある。この攪拌搬送路10は、供給スクリュー8とは逆方向、つまり図2中手前側に向けて現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌搬送部材として、現像ローラ5の軸線方向に対して傾斜し、回転軸に螺旋状の羽根部を設けた攪拌スクリュー11(第二搬送部材)を備えている。
横方向(水平方向)に並列した供給搬送路9と攪拌搬送路10とは仕切り壁としての第一仕切り壁133によって仕切られている。第一仕切り壁133の供給搬送路9と攪拌搬送路10とは、図中手前側が開口部となっており、供給搬送路9と攪拌搬送路10とが連通している。
また、鉛直方向に並列した供給搬送路9と回収搬送路7との間は第二仕切り壁134によって仕切られている。第二仕切り壁134の供給搬送路9と回収搬送路7とは、図中奥側が開口部(現像剤落下口142)となっており、供給搬送路9と回収搬送路7とが連通している。
また、横方向に並列した攪拌搬送路10と回収搬送路7とは仕切り部材としての第三仕切り壁135によって仕切られている。第三仕切り壁135は、図中奥側が開口部となっており、攪拌搬送路10と回収搬送路7とが連通している。
現像剤搬送部材である供給スクリュー8、回収スクリュー6、及び攪拌スクリュー11は、樹脂もしくは金属のスクリューからなっている。
各スクリュー径は供給スクリュー8、及び回収スクリュー6がφ26[mm]、攪拌スクリュー11がφ30[mm]である。また、供給スクリュー8はスクリューピッチが54[mm]の2条巻きであり、回収スクリュー6はスクリューピッチが36[mm]の2条巻きであり、攪拌スクリュー11はスクリューピッチが54[mm]の2条巻きである。
そして、各スクリューの回転数は全て約600[rpm]に設定されている。
現像ローラ5上に担持された現像剤は、ステンレスからなるドクタブレード12によって薄層化されたうえで感光体1との対向部である現像領域まで搬送され、感光体1の潜像の現像が行われる。ここで、現像ローラ5の直径はφ40[mm]、ドクタブレード12と感光体1とのギャップは0.3[mm]程度となっている。
現像後の現像剤は、回収搬送路7にて回収が行われ、図2中奥側に搬送され、非画像領域部に設けられた第三仕切り壁135の開口部で、攪拌搬送路10へ現像剤が移送される。
なお、供給搬送路9における下流側の第二仕切り壁134の開口部の付近で供給搬送路9の上側には、後述する図3に示すように現像剤補給口141から供給搬送路9に現像剤Gが供給される。
次に、3つの現像剤搬送路内での現像剤の循環について説明する。
図3は、現像剤搬送路内の現像剤の流れを説明する現像装置4の部分透視斜視図である。図中の各矢印は現像剤の移動方向を示している。図3において、攪拌搬送路10から現像剤の供給を受けた供給搬送路9では、現像剤が移動しながら現像ローラ5に接触して供給される。そして、現像ローラ5に供給されずに供給搬送路9の下流側端まで移動した余剰現像剤は、第二仕切り壁134(図2参照)の余剰開口部(不図示)より、回収搬送路7に供給される(図3中矢印E)。
一方、現像ローラ5に供給された現像剤は、現像領域で現像に用いられた後、現像ローラ5から分離・離脱して回収搬送路7(回収スクリュー6)に受け渡される。現像ローラ5から回収搬送路7に受け渡され、回収スクリュー6によって回収搬送路7の下流側端まで搬送された回収現像剤は、第三仕切り壁135の回収開口部より攪拌搬送路10に供給(攪拌スクリュー11に受け渡)される(図3中矢印F)。
そして、攪拌搬送路10では、供給搬送路9から供給された余剰現像剤と回収搬送路7に回収された回収現像剤と、現像剤補給口141から補給された現像剤G(図3中矢印H)とが攪拌される。これら攪拌された現像剤は、攪拌スクリュー11による下流側で、かつ、供給スクリュー8による現像剤搬送方向上流側(以下、上流側という。)に搬送され、第一仕切り壁133の供給開口部より供給搬送路9に供給される(図3中矢印D)。
なお、攪拌搬送路10の下方には、透磁率センサからなるトナー濃度センサ(不図示)が設けられ、そのトナー濃度センサの出力に基づいて不図示のトナー補給制御装置を作動させ、不図示の現像剤カートリッジからトナー補給を行っている。
図3に示すように現像装置4では、供給搬送路9と回収搬送路7とを備え、現像剤の供給と回収とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が供給搬送路9に混入することがない。このため、供給搬送路9の下流側ほど現像ローラ5に供給される現像剤のトナー濃度が低下することを抑制することができる。
また、回収搬送路7と攪拌搬送路10とを備え、現像剤の回収と攪拌とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が攪拌の途中に落ちることがない。これにより、十分に攪拌がなされた現像剤が供給搬送路9に供給されるため、供給搬送路9に供給される現像剤が攪拌不足となることを抑制することができる。
これらのように、供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が低下することを抑制し、供給搬送路9内の現像剤が攪拌不足となることを抑制することができるので現像時の画像濃度を一定にすることができる。
ここで、本実施形態の現像装置4のように、二成分現像剤を用いる一般的な従来現像装置では、現像剤を搬送させるため複数のスクリューを有している。そして、各スクリュー間には、現像装置内で現像剤を循環させるため、現像剤を受け渡す現像剤受け渡し部が設けられている。
また、現像剤の受け渡し部は、現像剤の循環を効率良く行なうため、一般的に、現像装置内の現像剤が集まる箇所に設けられる。このため、現像剤の受け渡し部では現像剤搬送路全体の現像剤量の増減に対しての現像剤の嵩の増減が最も顕著に現れるため、現像剤の嵩の増加を利用して劣化した現像剤(キャリアー)を現像装置の外部へ排出する現像剤排出口を設ける場所として適している。
現像剤の受け渡し部で、各スクリューが横方向(水平方向)に並列して設けられている場合、上流側のスクリューから下流側のスクリューへの現像剤の受け渡しを効率良く行なうため、各スクリューは次のように設けられる。下流側のスクリューは、上流側のスクリューの寄せ側、すなわち、上流側のスクリューの回転が下方から上方へと向かう側に設けられる。このような受け渡し部に現像剤排出口を設ける場合には、現像剤が最も寄せられる下流側スクリューの上流側スクリューとは反対側の下流側搬送路を形成する壁面に現像剤排出口を設けることで、現像剤の嵩が増加した際に効率良く現像剤を排出できる。
しかしながら、上記構成では、次のような現象が生じるという課題がある。
上流側スクリューから下流側スクリューへ現像剤を横方向に受け渡す受け渡し部では、横方向の現像剤の流れが生じる。そして、この流れに勢いがつき、下流側のスクリューの下方から、下流側のスクリューを有する下流側搬送路を形成する壁面に沿って現像剤排出口に向かうような現像剤の流れが生じる。
さらに、上記現像剤の流れは、各スクリューの回転による羽根の位置により増減し、各羽根の位置が、より現像剤を横方向に送りやすい位置となったとき、下流側のスクリューの下方から下流側搬送路の壁面に沿って上方に跳ね上がるような現像剤の流れとなる。そして、受け渡し部の開口部に対向する位置に設けられた現像剤排出口の部分での現像剤の剤面が上昇する。
これらのため、現像装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されてしまうという現象である。
上記のような現象は、現像装置内の現像剤が適量、或いは、それより少ない場合に顕著である。このため、現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されることで、現像装置内の現像剤が必要量を下回り、ドラム状の感光体などの潜像担持体への現像剤の供給が不安定になるおそれがある。そして、潜像担持体への現像剤の供給が不安定になると画像抜けなどの異常画像が発生してしまう。
また、上記受け渡し部で、より現像剤を効率良く受け渡すために、上流側のスクリューの受け渡し部に現像剤を横方向に搬送する、つまり、現像剤に上流側のスクリューの回転方向の力を加えるパドル形状(以下、パドル部という)が設ける構成が知られている。
このようにパドル部を設ける場合、現像剤の跳ね上がりがより顕著となり、跳ね上がりにより現像装置内の現像剤量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず排出さる現像剤量が、さらに増加してしまう。このため、現像装置内の現像剤量が必要量を下回り、ドラム状の感光体などの潜像担持体への現像剤の供給が不安定になるおそれがさらに高まる。そして、潜像担持体への現像剤の供給が不安定になる、画像抜けなどの異常画像が発生するおそれも、さらに高まってしまう。
なお、現像装置内の現像剤量が排出を必要とする量まで増加していない状態で、現像剤の移動する勢いや、上流側のスクリューの回転する力などによって飛び跳ねた現像剤が現像剤排出口からの排出を防止する方法として、次のような構成が知られている。
下流側のスクリュー上部を飛翔する現像剤が現像剤排出口に入ることを、防止する部材を下流側のスクリョーの上方に設けるという構成である(例えば、特許文献2)。しかし、上記したような下流側のスクリューの下方からの現像剤の跳ね上がりによる、誤った排出を抑制することはできない。
以下、本実施形態の現像装置4の特徴的な現像剤の跳ね上がりによる、誤った現像剤の排出を抑制する構成、及び、その作用、効果について複数の実施例を挙げて説明する。
なお、各実施例では、上記現象が顕著に生じやすい、横方向に現像剤を受け渡す受け渡し部の上流側のスクリューである回収スクリュー6の回転軸にパドル部を設けた構成について説明する。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、回収スクリュー6の回転軸にパドル部を設けていない構成にも適用可能である。また、2つのスクリューを備え、一方のスクリューで現像剤の供給、回収、及び攪拌を行い、他方のスクリューで、さらに現像剤の攪拌を行う構成の現像装置にも適用可能である。
(実施例1)
まず、本実施形態の実施例1について、図を用いて説明する。
本実施例の現像装置4の現像剤搬送経路における、現像剤の受け渡し部は、図3に示すように、攪拌スクリュー11から供給スクリュー8への受け渡し部2a、及び、回収スクリュー6から攪拌スクリュー11への受け渡し部2bの2ヶ所である。これらの部分が現像剤搬送路全体の現像剤量の増減に対しての現像剤の嵩の増減が最も顕著に現れる場所でもある。そして、上記したように回収スクリュー6から攪拌スクリュー11への受け渡し部2aに現像剤を現像装置外部へ排出する現像剤排出口146を設けている。
ここで、図4は、回収スクリュー6から攪拌スクリュー11への現像剤の受け渡し部2bを、図2の図中手前側から見た断面説明図である。
上記したように図2図中奥側では、回収搬送路7と攪拌搬送路10は、図4の断面図に示すように、略同じ高さになっているので、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11は略横方向(水平方向)に並列して設けられている。そして、現像装置4内の現像剤の流れにおいては、回収スクリュー6が上流、攪拌スクリュー11が下流である。
これらのため、図4に示すように、回収スクリュー6の回転方向は図4図中時計周りであり、攪拌スクリュー11は、回収スクリュー6の寄せ側、すなわち、上流側のスクリューの回転が下方から上方へと向かう側に設けられている。また、より現像剤を効率良く受け渡すために、回収スクリュー6の受け渡し部2b(第三仕切り壁135に形成された開口部に対向する部分)には、現像剤を横方向、すなわち攪拌スクリュー11に向かう方向に搬送するパドル156が設けられている。そして、現像剤排出口146は、現像剤が最も寄せられる攪拌スクリュー11の回収スクリュー6の反対側の現像剤収容器の壁面に設けられている。
この受け渡し部2bでは、図4に示すように、回収スクリュー6の回転により、回収スクリュー6から攪拌スクリュー11に横方向の現像剤の流れが生じる。そして、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がるような現像剤の流れとなり、壁面に設けられた現像剤排出口146での現像剤の剤面が下方から跳ね上げられる。
本実施例のようにスクリューの回転数が高回転の場合、回収スクリュー6からの横方向への現像剤の流れは強くなるため、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れは強くなる。
そして、従来の構成では、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の回転位相を特に固定していなかった。
また、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11は、その現像剤の受け渡し部2b近傍で横方向に並列して設けられている。このため、従来の構成では、図5に示すように回収スクリュー6の端部に設けた回収駆動ギヤ161と、攪拌スクリュー11の端部に設けられた攪拌駆動ギヤ162を直接噛み合わせ駆動を伝達する構成とすることが構成の簡略化を鑑みて一般的である。この場合、各駆動ギヤが常に同じ歯が噛み合うことにより偏磨耗を起こし、回転時の振動が増加するおそれがある。
このことを防止するために、意図的にギヤの歯数を異なる歯数とし、ギヤの噛み合い位相が回転にともなってずれるようにし、常に同じ歯が噛み合うことが無いような構成とすることが一般的である。その結果として、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の羽根部の位置関係が、各スクリューの回転にともなって変化する構成となっている。
しかしながら、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の羽根部の位置関係が変化すると、回収スクリュー6の回転による、回収スクリュー6から攪拌スクリュー11に向かう横方向の現像剤の流れの強さが変化する。そして、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れの強さが変化してしまう。
具体的には、例えば、次のように変化する。
図6に示すように、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156が鉛直方向下向きの位置となったとき、パドル156(回収スクリュー6)で現像剤を攪拌スクリュー11方向に押出す力が最大となる。このとき、攪拌スクリュー11が、受け渡し部2bの現像剤排出口146に対向する位置において、現像剤排出口146が設けられた側壁から回収スクリュー6の方向を見て、次のような状態にあるとする。
図7に示すように、攪拌スクリュー11の回転軸よりも下側の攪拌スクリュー11の羽根部が、回収スクリュー6を隠す面積a3が最も大きい位置となった状態である。この場合、攪拌スクリュー11の羽根部が回収スクリュー6から攪拌スクリュー11に向けた横方向の現像剤の流れを最も妨げるかたちとなる。このため、図6に示すように攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れが最も弱くなる。
そして、現像剤排出口146から現像剤が最も排出され難い状態となる。
逆に、図8に示すように、パドル156(回収スクリュー6)で現像剤を攪拌スクリュー11方向に現像剤を押出す力が最大となったとき、攪拌スクリュー11の羽根部の状態が、次のような状態にあるとする。
図9に示すように、現像剤排出口146が設けられた側壁から回収スクリュー6の方向を見て、攪拌スクリュー11の回転軸よりも下側の攪拌スクリュー11の羽根部が、回収スクリュー6を隠す面積a3が最も小さい(無くなった)位置となった状態である。この場合、攪拌スクリュー11の羽根部が回収スクリュー6から攪拌スクリュー11に向けた横方向の現像剤の流れを最も通すかたちとなる。このため、図8に示すように攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れが最も強くなる。
そして、現像剤排出口146から現像剤が最も排出され易い状態となる。
これらのため、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156と攪拌スクリュー11の羽根部の位置関係が、各スクリューの回転にともなって変化すると、次のような現象が生じる。
攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れが各スクリューの回転にともなって脈動し安定しない。このため、現像装置4内の現像剤量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤が現像剤排出口146から排出されるという現象である。
また、本現象は、現像装置4内の現像剤が適量、或いは、それより少ない場合に顕著である。このため、現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口146から現像剤が排出されることで、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、感光体1への現像剤の供給が不安定になるおそれがある。そして、感光体1への現像剤の供給が不安定になると画像抜けなどの異常画像が発生してしまう。
そこで、本実施例においては、回収スクリュー6(第一搬送部材)と攪拌スクリュー11(第二搬送部材)の単位時間当たりの回転数を同じ回転数とし、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の回転位相を固定して設けた。つまり、受け渡し部2bにおける回収スクリュー6に設けられたパドル156と攪拌スクリュー11の羽根部の位置関係が、各スクリューの回転にともなって変化しないように設けた。これにより、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って現像剤排出口146に向かって上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動の発生を抑制し、現像剤の流れを安定させることができる。
したがって、現像装置4内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口146から現像剤が排出されることを抑制できる。
よって、装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口146から現像剤が排出されてしまうことを抑制できる現像装置4を提供できる。
さらに、図6に示すように、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156が鉛直方向下向きの位置となったとき、攪拌スクリュー11の羽根部を図7に示す状態になるように回転位相を固定する。つまり、パドル156で攪拌スクリュー11方向に現像剤を押出す力が最大となるとき、攪拌スクリュー11下方から現像剤排出口146に向けて上方に跳ね上がる現像剤の流れが最も弱くなる位置に羽根部があるように攪拌スクリュー11の回転位相を固定する。このように、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の回転位相を固定することで、現像剤排出口146近傍の現像剤の挙動を、より安定化することができる。
したがって、現像装置4内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口146から現像剤が排出されることを、より好適に抑制することが可能となる。
よって、装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口146から現像剤が排出されてしまうことを、より抑制できる現像装置4を提供できる。
また、この現像装置4を備える複写機500では、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、それにより感光体1への現像剤の供給が不安定になることによる画像抜けなどの異常画像が発生を、より抑制することができる。
また、本実施例の現像装置4のように回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の回転位相を固定してしまうと、従来の構成のように直接、各スクリューを駆動する駆動ギヤを噛み合わせる構成では、各駆動ギヤが常に同じ歯が噛み合うことになる。そして、各駆動ギヤが偏磨耗を起こし、回転時の振動が増加するおそれがある。
そこで、本実施例の現像装置4では、図10に示すように、回収スクリュー6の回収駆動ギヤ161と攪拌スクリュー11の攪拌駆動ギヤ162との間に、2つのアイドラギヤ164を設け、各駆動ギヤの噛み合い位相が回転にともなってずれる構成としている。このように各駆動ギヤの噛み合い位相をずらす構成とすることで、回収スクリュー6の回収駆動ギヤ161と攪拌スクリュー11の攪拌駆動ギヤ162とが常に同じ歯が噛み合うことにより偏磨耗を起こし、回転時の振動が増加することを防止できる。
すなわち、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の回転位相を固定しつつ、これらのスクリューの各駆動ギヤの噛み合い位相をずらすことができ、各駆動ギヤが常に同じ歯で噛み合うことにより偏磨耗を起こし、回転時の振動が増加することを防止できる。
また、回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の回転位相を固定しつつ、これらのスクリューの各駆動ギヤが常に同じ歯が噛み合うことにより偏磨耗を起こし、回転時の振動が増加することを、次のようにして防止することもできる。回収スクリュー6と攪拌スクリュー11の駆動伝達を、図11に示すようにタイミングベルト175を介して行う構成である。
具体的には、回収スクリュー6を回転駆動する回収駆動ギヤ161と、攪拌スクリュー11を回転駆動する攪拌駆動プーリー172と、回収駆動ギヤ161に噛み合うアイドラギヤ164に同軸のプーリー部174を設けた。そして、このプーリー部174と攪拌駆動プーリー172とにタイミングベルト175を架張して、駆動伝達を行う構成である。
このように構成することで、図10に示した2つのアイドラギヤ164を用いた構成と同様な効果を奏することができる。また、タイミングベルト175を介して駆動伝達を行うことで、ギヤによる駆動伝達に比べて歯車の噛み合いに起因した振動を低減できるとともに、ギヤ同士の噛み合い個所も減らせため、歯車の噛み合いに起因した振動をさらに低減することも可能となる。
なお、本実施例では上記したように装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口146から現像剤が排出されてしまうという現象が顕著に生じ易い、回収スクリュー6にパドル156を設けた構成について説明した。
しかし、本発明は、このような構成に限定されるものではなく、回収スクリュー6にパドル156を設けていない構成にも適用可能である。
例えば、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられた羽根部(回収スクリュー6)で現像剤を横方向に押出す力が最大となるとき、攪拌スクリュー11の羽根部で現像剤排出口146に向かう現像剤の流れを最も妨げるように各スクリューの回転位相を固定する。このように構成することで、回収スクリュー6の受け渡し部2bにパドル156を設けた構成と同様に、現像装置4内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口146から現像剤が排出されることを抑制することが可能となる。
よって、装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口146から現像剤が排出されてしまうことを、より抑制できる現像装置4を提供できる。
また、少なくとも感光体1と上記現像装置4とを備えるプロセスカートリッジ18では、上記現像装置4と同様な効果を奏することができる。
また、上記現像装置4、又はこの現像装置4を有したプロセスカートリッジ18を備える複写機500では、上記現像装置4、又はこの現像装置4を有したプロセスカートリッジ18と同様な効果を奏することができる。そして、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、それにより感光体1への現像剤の供給が不安定になることによる画像抜けなどの異常画像が発生を抑制することができるという効果も奏することができる。
(実施例2)
次に、本実施形態の実施例2について、図を用いて説明する。
ここで、上記実施例1の現像装置と、本実施例の現像装置4は、回収スクリュー6及び攪拌スクリュー11に加え、供給スクリュー8の回転位相も固定することを規定したことに係る点のみ異なる。したがって、本実施例の説明においては、実施例1の現像装置と同一な構成部材や、同様な機能を果たす構成部材には、特に、区別する必要がない限り、同一の符号を付して説明する。また、同様な作用・効果についても、適宜、省略して説明する。
上記実施例1の現像装置では、回収スクリュー6(第一搬送部材)から攪拌スクリュー11(第二搬送部材)へ向けて、横方向に現像剤を受け渡す受け渡し部2bでの現像剤の流れに着目し、現像剤排出口146に向かう現像剤の勢いを弱めるように構成した。
しかし、図12に示すように、受け渡し部2bでは、螺旋状の羽根部を有した供給スクリュー8(第三搬送部材)により搬送されてきた余剰現像剤が、下方に設けられた回収スクリュー6上に落下して受け渡され、この受け渡たされる現像剤に粗密が生じる。
具体的には、供給スクリュー8の回転軸の軸芯が通る鉛直な仮想平面における、供給スクリュー8の螺旋状の羽根部の外周側下端の軸方向の位置が、例えば、次のようになることで受け渡される現像剤に粗密が生じる。
図13に示すように、現像剤落下口142の上流側直近の、供給スクリュー8の螺旋状の羽根部の外周側下端部の供給スクリュー8の回転軸方向(以下、軸方向という。)の位置が、現像剤落下口142の上流側端の位置となる場合、最も現像剤の落下量が多くなる。一方、図14に示すように、現像剤落下口142の上流側直近の、供給スクリュー8の螺旋状の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、現像剤落下口142の上流側端から離れた位置となった場合、逆に現像剤の落下量が少なくなる。
これらのため、供給スクリュー8の状態(回転位相)により、供給スクリュー8(供給搬送路9)から、現像剤落下口142を介して受け渡し部2bの回収スクリュー6(回収搬送路7)に受け渡される現像剤量(余剰現像剤量)に粗密が生じてしまう。
この現像剤の粗密により、受け渡し部2bで回収スクリュー6(回収搬送路7)から攪拌スクリュー11(攪拌搬送路10)に受け渡される現像剤量も変動する。このため、供給搬送路9の余剰現像剤量の変動量によって、回収スクリュー6の回転による、回収スクリュー6から攪拌スクリューに向けた横方向の現像剤の流れの強さが変化する。そして、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れの強さも変化してしまう。
具体的には、例えば、次のように変化する。
図15に示すように、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156が鉛直方向下向きの位置となったとき、パドル156で現像剤を攪拌スクリュー11方向に押出す力が最大となる。このとき、図14に示すように現像剤落下口142の上流側直近の、供給スクリュー8の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、現像剤落下口142から離れた位置にあると、現像剤落下口142落下する現像剤量(余剰現像剤量)が少なくなる。
上記状態に回収スクリュー6と供給スクリュー8がある場合、攪拌スクリュー11が、受け渡し部2bの現像剤排出口146に対向する位置において、現像剤排出口146が設けられた側壁から回収スクリュー6の方向を見て、次のような状態にあるとする。
図7に示すように、攪拌スクリュー11の回転軸よりも下側の攪拌スクリュー11の羽根部が、回収スクリュー6を隠す面積a3が最も大きい位置となった状態である。この場合、実施例1で説明したように、攪拌スクリュー11の羽根部が回収スクリュー6から攪拌スクリュー11に向けた横方向の現像剤の流れを最も妨げるかたちとなる。
そして、パドル156で現像剤を押出す力が最大となっても、押出す現像剤量を減少させ、且つ、その流れを妨げることで、図15に示すように攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れが最も弱くなる。
このように弱くなることで、現像剤排出口146から現像剤が最も排出され難い状態となる。
逆に、図16に示すように、パドル156で現像剤を攪拌スクリュー11方向に現像剤を押出す力が最大となったときに、供給スクリュー8と攪拌スクリュー11の羽根部が、次のような状態にあるとする。
供給スクリュー8が、図13に示すように現像剤落下口142の上流側直近の、供給スクリュー8の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、現像剤落下口142の位置、つまり、現像剤落下口142から最も近い位置にある。このとき、現像剤落下口142から落下する現像剤量(余剰現像剤量)が最も多い量となる。
現像剤排出口146が設けられた側壁から回収スクリュー6の方向を見て、攪拌スクリュー11の回転軸よりも下側の攪拌スクリュー11の羽根部が、図9に示すように、回収スクリュー6を隠す面積a3が最も小さい(無くなった)位置となった状態である。この場合、攪拌スクリュー11の羽根部が回収スクリュー6から攪拌スクリュー11向けた横方向の現像剤の流れを最も通すかたちとなる。
そして、パドル156で現像剤を押出す力が最大となり、押出す現像剤量が増え、且つ、その流れを通し易くなることで、図16に示すように攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れが最も強くなる。
このように強くなることで、現像剤排出口146から現像剤が最も排出され易い状態となる。
これらのため、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156、攪拌スクリュー11の羽根部、及び供給スクリュー8の羽根部の位置関係が、各スクリューの回転にともなって変化すると、次のような現象が生じるおそれが高まる。
供給搬送路9の余剰現像剤量の変動量によっては、受け渡し部2bで回収スクリュー6から攪拌スクリュー11に受け渡され、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動が大きくなる。このため、現像装置4内の現像剤量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤が現像剤排出口146から排出されるという現象である。
また、本現象は、実施例1で説明したように、現像装置4内の現像剤が適量、或いは、それより少ない場合に顕著である。このため、現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口146から現像剤が排出されることで、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、感光体1への現像剤の供給が不安定になるおそれがある。そして、感光体1への現像剤の供給が不安定になると画像抜けなどの異常画像が発生してしまう。
そこで、本実施例においては、回収スクリュー6(第一搬送部材)、攪拌スクリュー11(第二搬送部材)、及び供給スクリュー8(第三搬送部材)の単位時間当たりの回転数を同じ回転数とし、これらのスクリューの回転位相を固定して設けた。つまり、受け渡し部2bにおける回収スクリュー6に設けられたパドル156と攪拌スクリュー11の羽根部の位置関係、及び供給スクリュー8の羽根部の現像剤落下口142に対する位置関係が、各スクリューの回転にともなって変化しないように設けた。これにより、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が変動しても、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って現像剤排出口146に向かって上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動の発生を抑制し、現像剤の流れを安定させることができる。
したがって、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が変動しても、現像装置4内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず、現像剤排出口146から現像剤が排出されることを、実施例1よりも抑制できる。
よって、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が変動しても、装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口146から現像剤が排出されてしまうことを、実施例1よりも抑制できる現像装置4を提供できる。
さらに、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156が鉛直方向下向きの位置となったときの、攪拌スクリュー11の羽根部と供給スクリュー8の羽根部の位置関係を次のように固定することで、現像剤の流れをより好適に安定させることができる。
例えば、図15に示すように、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156が鉛直方向下向きの位置となったとき、攪拌スクリュー11の羽根部が図7に示す状態になるように攪拌スクリュー11の回転位相を固定する。つまり、パドル156で攪拌スクリュー11方向に現像剤を押出す力が最大となるとき、攪拌スクリュー11の下方から現像剤排出口146に向けて上方に跳ね上がる現像剤の流れが最も弱くなる位置に羽根部があるように攪拌スクリュー11の回転位相を固定する。
加えて、図15に示すように、パドル156が鉛直方向下向きの位置となったとき、供給スクリュー8の羽根部が図14に示す状態になるように供給スクリュー8の回転位相も固定する。ここで、図14に示す状態とは、現像剤落下口142の上流側直近の、供給スクリュー8の螺旋状の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、現像剤落下口142の上流側端から離れた位置となる状態である。つまり、パドル156で攪拌スクリュー11方向に現像剤を押出す力が最大となるとき、受け渡し部2bに、上方に設けられた現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が、少なくなるように供給スクリュー8の回転位相を固定する。
これらのように、回収スクリュー6、攪拌スクリュー11、及び供給スクリュー8の回転位相を固定することで、次のような効果を奏することができる。
パドル156で現像剤を押出す力が最大となるとき、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量を少なくして押出される現像剤量を減少させることができる。このように減少させることで、パドル156で現像剤を押出す力が最大となるときに、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量を少なくしない構成よりも、攪拌スクリュー11の羽根部で回収スクリュー6からの横方向の現像剤の流れを弱めることができる。
これにより、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が変動しても、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って現像剤排出口146に向かって上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動の発生を、実施例1の構成よりも好適に抑制できる。また、現像剤排出口146近傍の現像剤の挙動を、実施例1の構成よりも安定化することが可能となる。
また、回収スクリュー6、攪拌スクリュー11、及び供給スクリュー8の回転位相を次のように固定することもできる。
回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156が鉛直方向下向きの位置となったとき、攪拌スクリュー11の羽根部を図7に示す状態になるように攪拌スクリュー11の回転位相を固定する。つまり、パドル156で攪拌スクリュー11方向に現像剤を押出す力が最大となるとき、攪拌スクリュー11の下方から現像剤排出口146に向けて上方に跳ね上がる現像剤の流れが最も弱くなる位置に羽根部があるように攪拌スクリュー11の回転位相を固定する。
加えて、回収スクリュー6の受け渡し部2bに設けられたパドル156が鉛直方向下向きの位置となったとき、供給スクリュー8の羽根部が図13に示す状態になるように供給スクリュー8の回転位相も固定する。ここで、図13に示す状態とは、現像剤落下口142の上流側直近の、供給スクリュー8の螺旋状の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、現像剤落下口142から最も近い位置となる状態である。つまり、パドル156で攪拌スクリュー11方向に現像剤を押出す力が最大となるとき、受け渡し部2bに、上方に設けられた現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が、最も多くなるように供給スクリュー8の回転位相を固定する。
これらのように、回収スクリュー6、攪拌スクリュー11、及び供給スクリュー8の回転位相を固定することで、次のような効果を奏することができる。
回収スクリュー6のパドル156と供給スクリュー8の羽根部の位置が、現像剤排出口146から現像剤が最も排出され易い状態となるときの、攪拌スクリュー11の羽根部の位置を、現像剤の流れを最も妨げる位置にできる。したがって、現像剤排出口146に向かって上方に跳ね上がろうとする現像剤の流れの最大強さを、確実に低減することができる。
これにより、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が変動しても、攪拌スクリュー11の下方から攪拌搬送路10の壁面に沿って現像剤排出口146に向かって上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動の発生を、実施例1の構成よりも好適に抑制できる。また、現像剤排出口146近傍の現像剤の挙動を、実施例1の構成よりも安定化することが可能となる。
これらの構成により、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が変動しても、現像装置4内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口146から現像剤が排出されることを、実施例1の構成よりも好適に抑制することが可能となる。
よって、現像剤落下口142から落下する余剰現像剤量が変動しても、装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口146から現像剤が排出されてしまうことを、実施例1の構成よりも好適に抑制できる。
また、この現像装置4を備える複写機500では、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、それにより感光体1への現像剤の供給が不安定になることによる画像抜けなどの異常画像が発生を、実施例1の構成よりも好適に抑制することができる。
また、本実施例でも、回収スクリュー6、攪拌スクリュー11、及び供給スクリュー8の回転位相を固定しつつ、これらのスクリューの各駆動ギヤが常に同じ歯が噛み合うことにより偏磨耗を起こし、回転時の振動が増加することを、次のようにして防止できる。
例えば、各駆動ギヤ間の駆動伝達にアイドラギヤを用いる場合には、図17に示すような構成が挙げられる。
実施例1で説明した図10の構成に加え、供給スクリュー8を回転駆動する供給駆動ギヤ163に噛み合うアイドラギヤ164を設け、この供給駆動ギヤ163に噛み合うアイドラギヤ164を、回収駆動ギヤ161に噛み合うアイドラギヤ164に噛み合わせる。すなわち、各駆動ギヤにそれぞれ噛み合う、3つのアイドラギヤ164を設け、回収駆動ギヤ161に噛み合うアイドラギヤ164に、他の2つのアイドラギヤ164が噛み合うように構成する。
なお、本実施例でも、実施例1と同様に、回収スクリュー6にパドル156を設けた構成について説明した。
しかし、本発明は、このような構成に限定されるものではなく、実施例1と同様に、回収スクリュー6にパドル156を設けていない構成にも適用可能である。
また、本実施形態では、4つのプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kを備えた複写機500に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、1つのプロセスカートリッジしか備えていない画像形成装置や、プリンタや、ファクシミリ、又は複合機等の画像形成装置にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
現像剤を表面上に担持する現像ローラ5などの現像剤担持体と、前記現像剤担持体の軸線方向に対して互いに逆向きに現像剤を搬送する、回転軸に螺旋状の羽根部が設けられた回収スクリュー6などの第一搬送部材、及び攪拌スクリュー11などの第二搬送部材と、互いの間が第三仕切り壁135などの仕切り壁で横方向などの水平方向に仕切られた前記第一搬送部材が設けられる回収搬送路7などの第一搬送路、及び前記第二搬送部材が設けられる攪拌搬送路10などの第二搬送路と、前記第一搬送部材による現像剤搬送方向下流側端近傍と前記第二搬送部材による現像剤搬送方向上流側端近傍とを連通するように前記仕切り壁に形成さられた開口部と、現像剤を装置外に排出する現像剤排出口146などの現像剤排出口と、を備えた現像装置4などの現像装置において、前記第二搬送路を形成する側壁の内、前記第二搬送部材を挟んで前記開口部に対向する側壁の所定の高さの位置に前記現像剤排出口が設けられており、前記第一搬送部材の回転方向が、該第一搬送部材の回転軸と前記開口部との間で前記螺旋状の羽根部が上昇する方向であり、前記第一搬送部材と前記第二搬送部材の回転位相を固定したことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1(又は2)について説明したように、次のような効果を奏することができる。
第一搬送部材と第二搬送部材の回転位相を固定して設けた。つまり、現像剤を横方向に受け渡す受け渡し部2bなどの受け渡し部における第一搬送部材と第二搬送部材の羽根部の位置関係が、各スクリューの回転にともなって変化しないように設けた。これにより、第二搬送部材の下方から第二搬送路の壁面に沿って、現像剤排出口に向かって上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動の発生を抑制し、現像剤の流れを安定させることができる。
したがって、装置内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されることを抑制できる。
よって、装置内の現像剤の総量が排出を必要とする量まで増加していないにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されてしまうことを抑制できる現像装置を提供できる。
(態様B)
(態様A)において、回収搬送路7などの前記第一搬送路の上方に設けられた供給搬送路9などの第三搬送路と、前記第三搬送路に形成された現像剤落下口142などの現像剤落下口に向けて余剰現像剤などの現像剤を搬送し、前記現像剤落下口から落下させた現像剤を回収スクリュー6などの前記第一搬送部材に渡す、回転軸に少なくとも螺旋状の羽根部が設けられた供給スクリュー8などの第三搬送部材と、を備え、前記第一搬送部材、攪拌スクリュー11などの前記第二搬送部材、及び前記第三搬送部材の回転位相を固定したことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、次のような効果を奏することができる。
受け渡し部2bなどの現像剤の受け渡し部における第一搬送部材と第二搬送部材の羽根部の位置関係、及び第三搬送部材の羽根部の現像剤落下口に対する位置関係が、各スクリューの回転にともなって変化しないように設けた。これにより、現像剤落下口から落下する余剰現像剤量が変動しても、第二搬送部材の下方から第二搬送路の壁面に沿って現像剤排出口に向かって上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動の発生を抑制し、現像剤の流れを安定させることができる。
したがって、現像剤落下口から落下する現像剤量が変動しても、現像装置4などの現像装置内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず、現像剤排出口から現像剤が排出されることを、(態様A)よりも抑制できる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、第三仕切り壁135に形成された開口部などの前記開口部を介して攪拌スクリュー11などの前記第二搬送部材に向け、現像剤を押出す回収スクリュー6などの前記第一搬送部材の力が最大となるときに、現像剤排出口146などの前記現像剤排出口が設けられた側壁から前記第一搬送部材の方向を見て、前記第二搬送部材の回転軸より下側の該第二搬送部材の前記螺旋状の羽根部が、前記第一搬送部材を隠すa3などの面積が最も大きい位置となるように、前記第一搬送部材と前記第二搬送部材の回転位相を固定することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1(又は2)について説明したように、次のような効果を奏することができる。
第一搬送部材の回転位相が、第二搬送部材方向に現像剤を押出す力が最大となるとき、第二搬送部材下方から現像剤排出口に向けて上方に跳ね上がる現像剤の流れが最も弱くなる位置に羽根部が位置するように第二搬送部材の回転位相を固定できる。このように、第一搬送部材と第二搬送部材の回転位相を固定することで、現像剤排出口近傍の現像剤の挙動を、より安定化することができる。
したがって、現像装置4などの現像装置内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口から現像剤が排出されることを、より好適に抑制することが可能となる。
(態様D)
(態様B)において、第三仕切り壁135に形成された開口部などの前記開口部を介して攪拌スクリュー11などの前記第二搬送部材に向け、現像剤を押出す回収スクリュー6などの前記第一搬送部材の力が最大となるときに、現像剤排出口146などの前記現像剤排出口が設けられた側壁から前記第一搬送部材の方向を見て、前記第二搬送部材の回転軸より下側の該第二搬送部材の前記螺旋状の羽根部が、前記第一搬送部材を隠すa3などの面積が最も大きい位置となり、回収スクリュー6などの前記第三搬送部材の回転軸の軸芯が通る鉛直な仮想平面における、現像剤落下口142などの前記現像剤落下口の現像剤搬送方向上流側直近の、前記第三搬送部材の前記螺旋状の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、前記現像剤落下口の現像剤搬送方向上流側端の位置となるように、前記第一搬送部材、前記第二搬送部材、及び前記第三搬送部材の回転位相を固定することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、次のような効果を奏することができる。
第一搬送部材と第三搬送部材の回転位相が、現像剤排出口から現像剤が最も排出され易い状態となるときの、第二搬送部材の羽根部の位置を、現像剤の流れを最も妨げる位置にできる。したがって、現像剤排出口に向かって上方に跳ね上がろうとする現像剤の流れの最大強さを、確実に低減することができる。
これにより、現像剤落下口から落下する現像剤量が変動しても、第二搬送部材の下方から攪拌搬送路10などの第二搬送路の壁面に沿って現像剤排出口に向かって上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動の発生を、(態様B)の構成よりも好適に抑制できる。また、現像剤排出口近傍の現像剤の挙動を、(態様B)の構成よりも安定化することが可能となる。
したがって、現像剤落下口から落下する現像剤量が変動しても、現像装置4などの装置内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口から現像剤が排出されることを、より好適に抑制することが可能となる。
(態様E)
(態様B)において、第三仕切り壁135に形成された開口部などの前記開口部を介して攪拌スクリュー11などの前記第二搬送部材に向け、現像剤を押出す回収スクリュー6などの前記第一搬送部材の力が最大となるときに、現像剤排出口146などの前記現像剤排出口が設けられた側壁から前記第一搬送部材の方向を見て、前記第二搬送部材の回転軸より下側の該第二搬送部材の前記螺旋状の羽根部が、前記第一搬送部材を隠すa3などの面積が最も大きい位置となり、回収スクリュー6などの前記第三搬送部材の回転軸の軸芯が通る鉛直な仮想平面における、現像剤落下口142などの前記現像剤落下口の現像剤搬送方向上流側直近の、前記第三搬送部材の前記螺旋状の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、前記現像剤落下口の現像剤搬送方向上流側端から離れる位置となるように、前記第一搬送部材、前記第二搬送部材、及び前記第三搬送部材の回転位相を固定することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例2について説明したように、次のような効果を奏することができる。
第一搬送部材で現像剤を押出す力が最大となるとき、現像剤落下口から落下する余剰現像剤などの現像剤量を少なくして押出される現像剤量を減少させることができる。このように減少させることで、第二搬送部材の羽根部で第一搬送部材からの横方向の現像剤の流れを、現像剤落下口から落下する現像剤量を少なくしない構成よりも弱めることができる。
これにより、現像剤落下口から落下する現像剤量が変動しても、第二搬送部材の下方から攪拌搬送路10などの第二搬送路の壁面に沿って現像剤排出口に向かって上方に跳ね上がる現像剤の流れの脈動の発生を、(態様B)の構成よりも好適に抑制できる。また、現像剤排出口近傍の現像剤の挙動を、(態様B)の構成よりも安定化することが可能となる。
したがって、現像剤落下口から落下する現像剤量が変動しても、現像装置4などの装置内の現像剤が適正な量以下の状態であるにもかかわらず現像剤排出口から現像剤が排出されることを、より好適に抑制することが可能となる。
(態様F)
(態様A)乃至(態様E)のいずれかにおいて、回収スクリュー6などの前記第一搬送部材の第三仕切り壁135に形成された開口部などの前記開口部に対向する部分には、現像剤に前記第一搬送部材の回転方向の力を加えるパドル156などのパドル部が設けられていることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1(又は2)について説明したように、次のような効果を奏することができる。
第一搬送部材にパドル部を設けた構成でも、(態様A)乃至(態様E)のいずれかと同様な効果を奏することができる。
なお、パドル部が鉛直方向下向きの位置となったとき、第三仕切り壁135に形成された開口部などの開口部を介して攪拌スクリュー11などの第二搬送部材に向け、現像剤を押出す第一搬送部材の力が最大となる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様F)のいずれかにおいて、回収スクリュー6などの前記第一搬送部材と攪拌スクリュー11などの前記第二搬送部材の回転駆動が、いずれか一方の搬送部材に伝達された回転駆動力をギヤにより、他方の搬送部材に伝達することで行われる場合、前記第一搬送部材に設けられた回収駆動ギヤ161などの駆動ギヤと、第二搬送部材に設けられた攪拌駆動ギヤ162などの駆動ギヤとの間の駆動伝達が、2つのアイドラギヤ164などの少なくとも一つのアイドラギヤを介して行われることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1(又は2)について説明したように、次のような効果を奏することができる。
第一搬送部材と第二搬送部材の回転位相を固定しつつ、これらの搬送部材の各駆動ギヤの噛み合い位相をずらすことができ、各駆動ギヤが常に同じ歯で噛み合うことにより偏磨耗を起こし、回転時の振動が増加することを防止できる。
(態様H)
(態様A)乃至(態様F)のいずれかにおいて、回収スクリュー6などの前記第一搬送部材と攪拌スクリュー11などの前記第二搬送部材の回転駆動は、いずれか一方の搬送部材に伝達された回転駆動力が、タイミングベルト175などのタイミングベルトを介して他方に駆動伝達されることにより行われることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1(又は2)について説明したように、(態様G)と同様な効果を奏することができる。
また、タイミングベルトを介して駆動伝達することで、ギヤによる駆動伝達に比べて歯車の噛み合いに起因した振動を低減できるとともに、ギヤ同士の噛み合い個所も減らせため、歯車の噛み合いに起因した振動を(態様G)よりも低減することも可能となる。
(態様I)
感光体1などの潜像担持体上に形成した静電潜像を現像装置により現像する複写機500などの画像形成装置に用いられ、少なくとも前記潜像担持体と前記現像装置を有するプロセスカートリッジ18などのプロセスカートリッジおいて、前記現像装置として、(態様A)乃至(態様H)のいずれかの現像装置4などの現像装置を有することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1(又は2)について説明したように、(態様A)乃至(態様H)のいずれかの現像装置と同様な効果を奏することができるプロセスカートリッジを提供できる。
(態様J)
感光体1などの潜像担持体上に形成した静電潜像を現像装置により現像する複写機500などの画像形成装置において、前記現像装置、又は該現像装置を有したプロセスカートリッジとして、(態様A)乃至(態様H)のいずれかの現像装置4などの現像装置、又は(態様I)のプロセスカートリッジ18などのプロセスカートリッジを用いることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施例1(又は2)について説明したように、(態様A)乃至(態様H)のいずれかの現像装置、又は(態様I)のプロセスカートリッジと同様な効果を奏することができる画像形成装置を提供できる。
そして、現像装置4内の現像剤量が必要量を下回り、それにより感光体1への現像剤の供給が不安定になることによる画像抜けなどの異常画像が発生を抑制することができる画像形成装置を提供できる。
1 感光体
2a 受け渡し部(攪拌スクリュー、供給スクリュー間)
2b 受け渡し部(回収スクリュー、攪拌スクリュー間)
4 現像装置
5 現像ローラ
6 回収スクリュー
7 回収搬送路
8 供給スクリュー
9 供給搬送路
9’ 対向部(供給スクリュー、現像ローラ間)
10 攪拌搬送路
11 攪拌スクリュー
12 ドクタブレード
13 キャリア回収ローラ
14 中間ベルト張架ローラ
15 駆動ローラ
16 二次転写バックアップローラ
17 中間転写ユニット
18 プロセスカートリッジ
20 画像形成ユニット
21 光書込ユニット
22 二次転写装置
23 張架ローラ
24 紙搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読取センサ
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46,48 給紙路
47 搬送ローラ対
49 レジストローラ対
50 手差し給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 手差し分離ローラ
53 手差し給紙路
57 スタック部
60 ベルトクリーニング装置
62 一次転写バイアスローラ
81 現像スリーブ
82 磁石ローラ
90 キャリア回収スリーブ
91 キャリア回収磁石ローラ
100 プリンタ部
110 中間転写ベルト
133 第一仕切り壁
134 第二仕切り壁
135 第三仕切り壁
141 現像剤補給口
142 現像剤落下口
146 現像剤排出口
156 パドル
161 回収駆動ギヤ
162 攪拌駆動ギヤ
163 供給駆動ギヤ
164 アイドラギヤ
172 攪拌駆動プーリー
174 プーリー部(アイドラギヤ)
175 タイミングベルト
200 給紙装置
300 スキャナ
400 原稿自動給送装置
400 原稿自動搬送装置
500 複写機
特開2005−292511号公報 特許第5252329号公報

Claims (9)

  1. 現像剤を表面上に担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の軸線方向に対して互いに逆向きに現像剤を搬送する、回転軸に螺旋状の羽根部が設けられた第一搬送部材、及び第二搬送部材と、
    互いの間が仕切り壁で仕切られた前記第一搬送部材が設けられる第一搬送路、及び前記第二搬送部材が設けられる第二搬送路と、
    前記第一搬送部材による現像剤搬送方向下流側端近傍と前記第二搬送部材による現像剤搬送方向上流側端近傍で、水平方向に並列した前記第一搬送路と前記第二搬送路とを連通するように前記仕切り壁に形成さられた開口部と、
    現像剤を装置外に排出する現像剤排出口と、を備えた現像装置において、
    前記第二搬送路を形成する側壁の内、前記第二搬送部材を挟んで前記開口部に対向する側壁の所定の高さの位置に前記現像剤排出口が設けられており、
    前記第一搬送部材の回転方向が、該第一搬送部材の回転軸と前記開口部との間で前記螺旋状の羽根部が上昇する方向であり、
    前記開口部を介して前記第二搬送部材に向け、現像剤を押出す前記第一搬送部材の力が最大となるときに、
    前記現像剤排出口が設けられた側壁から前記第一搬送部材の方向を見て、前記第二搬送部材の回転軸より下側の該第二搬送部材の前記螺旋状の羽根部が、前記第一搬送部材を隠す面積が最も大きい位置となるように、
    前記第一搬送部材と前記第二搬送部材の回転位相を固定したことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記第一搬送路の上方に設けられた第三搬送路と、
    前記第三搬送路に形成された現像剤落下口に向けて現像剤を搬送し、前記現像剤落下口から落下させた現像剤を前記第一搬送部材に渡す、回転軸に少なくとも螺旋状の羽根部が設けられた第三搬送部材と、を備え、
    前記第一搬送部材、前記第二搬送部材、及び前記第三搬送部材の回転位相を固定したことを特徴とする現像装置
  3. 現像剤を表面上に担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の軸線方向に対して互いに逆向きに現像剤を搬送する、回転軸に螺旋状の羽根部が設けられた第一搬送部材、及び第二搬送部材と、
    互いの間が仕切り壁で仕切られた前記第一搬送部材が設けられる第一搬送路、及び前記第二搬送部材が設けられる第二搬送路と、
    前記第一搬送部材による現像剤搬送方向下流側端近傍と前記第二搬送部材による現像剤搬送方向上流側端近傍で、水平方向に並列した前記第一搬送路と前記第二搬送路とを連通するように前記仕切り壁に形成さられた開口部と、
    現像剤を装置外に排出する現像剤排出口と、を備えた現像装置において、
    前記第二搬送路を形成する側壁の内、前記第二搬送部材を挟んで前記開口部に対向する側壁の所定の高さの位置に前記現像剤排出口が設けられており、
    前記第一搬送部材の回転方向が、該第一搬送部材の回転軸と前記開口部との間で前記螺旋状の羽根部が上昇する方向であり、
    前記第一搬送路の上方に設けられた第三搬送路と、
    前記第三搬送路に形成された現像剤落下口に向けて現像剤を搬送し、前記現像剤落下口から落下させた現像剤を前記第一搬送部材に渡す、回転軸に少なくとも螺旋状の羽根部が設けられた第三搬送部材と、を備え、
    前記開口部を介して前記第二搬送部材に向け、現像剤を押出す前記第一搬送部材の力が最大となるときに、
    前記現像剤排出口が設けられた側壁から前記第一搬送部材の方向を見て、前記第二搬送部材の回転軸より下側の該第二搬送部材の前記螺旋状の羽根部が、前記第一搬送部材を隠す面積が最も大きい位置となり、
    前記第三搬送部材の回転軸の軸芯が通る鉛直な仮想平面における、前記現像剤落下口の現像剤搬送方向上流側直近の、前記第三搬送部材の前記螺旋状の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、前記現像剤落下口の現像剤搬送方向上流側端の位置となるように、前記第一搬送部材、前記第二搬送部材、及び前記第三搬送部材の回転位相を固定したことを特徴とする現像装置。
  4. 現像剤を表面上に担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の軸線方向に対して互いに逆向きに現像剤を搬送する、回転軸に螺旋状の羽根部が設けられた第一搬送部材、及び第二搬送部材と、
    互いの間が仕切り壁で仕切られた前記第一搬送部材が設けられる第一搬送路、及び前記第二搬送部材が設けられる第二搬送路と、
    前記第一搬送部材による現像剤搬送方向下流側端近傍と前記第二搬送部材による現像剤搬送方向上流側端近傍で、水平方向に並列した前記第一搬送路と前記第二搬送路とを連通するように前記仕切り壁に形成さられた開口部と、
    現像剤を装置外に排出する現像剤排出口と、を備えた現像装置において、
    前記第二搬送路を形成する側壁の内、前記第二搬送部材を挟んで前記開口部に対向する側壁の所定の高さの位置に前記現像剤排出口が設けられており、
    前記第一搬送部材の回転方向が、該第一搬送部材の回転軸と前記開口部との間で前記螺旋状の羽根部が上昇する方向であり、
    前記第一搬送路の上方に設けられた第三搬送路と、
    前記第三搬送路に形成された現像剤落下口に向けて現像剤を搬送し、前記現像剤落下口から落下させた現像剤を前記第一搬送部材に渡す、回転軸に少なくとも螺旋状の羽根部が設けられた第三搬送部材と、を備え、
    前記開口部を介して前記第二搬送部材に向け、現像剤を押出す前記第一搬送部材の力が最大となるときに、
    前記現像剤排出口が設けられた側壁から前記第一搬送部材の方向を見て、前記第二搬送部材の回転軸より下側の該第二搬送部材の前記螺旋状の羽根部が、前記第一搬送部材を隠す面積が最も大きい位置となり、
    前記第三搬送部材の回転軸の軸芯が通る鉛直な仮想平面における、前記現像剤落下口の現像剤搬送方向上流側直近の、前記第三搬送部材の前記螺旋状の羽根部の外周側下端部の軸方向の位置が、前記現像剤落下口の現像剤搬送方向上流側端から離れる位置となるように、前記第一搬送部材、前記第二搬送部材、及び前記第三搬送部材の回転位相を固定したことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一に記載の現像装置において、
    前記第一搬送部材の前記開口部に対向する部分には、現像剤に前記第一搬送部材の回転方向の力を加えるパドル部が設けられていることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一に記載の現像装置において、
    前記第一搬送部材と前記第二搬送部材の回転駆動が、いずれか一方の搬送部材に伝達された回転駆動力をギヤにより、他方の搬送部材に伝達することで行われる場合、
    前記第一搬送部材に設けられた駆動ギヤと、第二搬送部材に設けられた駆動ギヤとの間の駆動伝達が、少なくとも一つのアイドラギヤを介して行われることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一に記載の現像装置において、
    前記第一搬送部材と前記第二搬送部材の回転駆動は、
    いずれか一方の搬送部材に伝達された回転駆動力が、タイミングベルトを介して他方に駆動伝達されることにより行われることを特徴とする現像装置。
  8. 潜像担持体上に形成した静電潜像を現像装置により現像する画像形成装置に用いられ、少なくとも前記潜像担持体と前記現像装置を有するプロセスカートリッジおいて、
    前記現像装置として、請求項1乃至のいずれか一に記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 潜像担持体上に形成した静電潜像を現像装置により現像する画像形成装置において、
    前記現像装置、又は該現像装置を有したプロセスカートリッジとして、請求項1乃至のいずれか一に記載の現像装置、又は請求項に記載のプロセスカートリッジを用いることを特徴とする画像形成装置。
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