JP2011112676A - 廃トナー回収容器及び画像形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃トナー回収容器内における廃トナーの凝集を防止し、ひいては搬送スクリューのトルク上昇及び破壊を防止する。
【解決手段】クリーニング装置11で回収された廃トナーが投入される投入口28、29が水平方向に離間して形成され廃トナーが貯留される容器本体25と、容器本体25内に配置され、搬送方向が反対向きに形成された2つの回転駆動する搬送用螺旋部35a、35bが形成され投入口28、29から投入された廃トナーを中央部に向け水平方向に沿って搬送し、この搬送した2方向からの廃トナー同士を押し付けて盛り上がらせる搬送スクリュー33を備えてなる廃トナー回収容器において、搬送スクリュー33の搬送用螺旋部のうち、搬送された廃トナーが押し付けられる個所に配置され、互いに対向して配置される対向螺旋部35Aの外径寸法D1を他の搬送用螺旋部35Bの外径寸法D2より小さくした。
【選択図】図6

Description

本発明はトナー画像の形成に伴って発生したクリーニング機構により回収された廃トナーを回収する廃トナー回収容器及びこの廃トナー回収容器を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真プロセスにより感光体上にトナー画像を形成してこのトナー画像を記録媒体上に転写する方式の画像形成装置、又は、電子写真プロセスにより複数の感光体上に形成した異なる色のトナー画像を中間転写ベルト上に順次転写することにより中間転写ベルト上にカラーのトナー画像を形成し、このカラーのトナー画像を記録媒体上に転写する方式の画像形成装置、例えばカラー画像形成装置が知られている。
これらの画像形成装置では、トナー画像を転写したときに感光体上又は中間転写ベルト上にトナーが残留するので、残留したトナーを廃トナーとしてクリーニング装置により回収し、回収した廃トナーを廃トナー回収容器内に投入して貯溜している。廃トナー回収容器内に貯溜された廃トナーが満杯状態に近付いた場合には、その廃トナー回収容器を取り外して空の廃トナー回収容器と交換している。
廃トナー容器として特許文献1に記載のものがある。この廃トナー回収容器は、クリーニング装置により回収された廃トナーがクリーニング装置から投入されて貯溜される容器本体と、容器本体内に投入された廃トナーを水平方向に搬送して容器本体内の廃トナー量が一定量に達した後は水平方向に搬送した廃トナーを押圧して盛り上がらせるように容器本体内に設けられた搬送手段と、搬送手段に押圧された廃トナーが盛り上がる位置の上方に配置されて盛り上がった廃トナーに押圧されて変位することによりセンサに検知される被検知部とを具備するものであり、容器本体内の廃トナーが満杯状態に近付いて搬送手段により押圧されて盛り上がった場合に、センサによる検知が行われるものである。このような廃トナー搬送装置は搬送スクリューが固設されている回転軸を回転させる。
図9は従来の廃トナー容器内に配置された搬送スクリューの構成を示す縦断正面図である。しかしながら、この搬送スクリュー33は、容器本体25内に配置され、搬送用螺旋部35a、35bを備えるものである。搬送スクリュー33を回転させることにより、搬送用螺旋部35a、35bで廃トナーは、図9中矢印C方向に押し付けられ盛り上がる。
しかし、この廃トナー容器にあっては、廃トナーが容器内に満杯に近い状態でトナー搬送装置を駆動し続けると、中央部で両側の逆向きの搬送用螺旋部35a、35bによって押圧された廃トナーが凝集し、スクリュー等に大きな負荷がかかり、搬送スクリュー33を破損するおそれがある。またこのような状態で搬送スクリュー33が破損した状態で装置を使用し続けると、廃トナーが廃トナー容器内部へ搬送されなくなるので、廃トナー回収容器の投入口付近に廃トナーが溜まってしまい、廃トナーが廃トナー回収容器から溢れることとなり、クリーニング装置から廃トナー容器までの経路に廃トナーを詰まらせたり、廃トナーが画像形成装置内部に溢れ出たりして画像形成装置内部の各部を汚染するなど様々な不具合を生ずる。
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、廃トナー回収容器内における廃トナーの凝集を防止し、ひいては搬送スクリューのトルク上昇及び破壊を防止することができる廃トナー回収装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、クリーニング装置で回収された廃トナーが投入される投入口が水平方向に離間して形成され前記廃トナーが蓄留される容器本体と、前記容器本体内に配置され、搬送方向が反対向きに形成された2つの回転駆動する搬送用螺旋部が形成され前記投入口から投入された廃トナーを前記容器本体の中央部に向け水平方向に沿って搬送し、この搬送した2方向からの廃トナー同士を押し付けて盛り上がらせる搬送スクリューを備えてなる廃トナー回収容器において、前記搬送スクリューの搬送用螺旋部のうち、搬送された廃トナーが押し付けられる個所に配置され、互いに対向して配置される対向螺旋部の外径を前記対向螺旋部以外の搬送用螺旋部の外径より小さくしたことを特徴とする廃トナー回収容器である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の廃トナー回収容器において、前記搬送スクリューの対向螺旋部における外径寸法Dを、前記搬送スクリューの軸径寸法dより大きくしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収容器において、前記搬送スクリューの対向螺旋部における外径を前記投入口付近の搬送用螺旋部の外径より小さくしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の廃トナー回収容器において、前記搬送スクリューの搬送用螺旋部の外径寸法を投入口付近から前記対向螺旋部に向けて暫時小さくしたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の廃トナー回収容器において、前記搬送スクリューの搬送用螺旋部の外径寸法の変化率が線形であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の廃トナー回収容器において、前記搬送スクリューの逆向きに形成された2つの搬送用螺旋部の廃トナー搬送能力を略等しいものとして形成したことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の廃トナー回収容器において、前記搬送スクリューの2つの搬送用螺旋部の長さ寸法を略一としたことを特徴とする。
請求項8の発明は、トナー画像を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー画像を被転写体に転写させる転写装置と、前記トナー画像の転写後に前記像担持体上に残留したトナーを廃トナーとして回収するクリーニング装置と、前記請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の廃トナー回収容器とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項9の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、前記像担持体と、当該像担持体の表面を帯電する帯電装置、当該像担持体の外周面に形成された静電潜像にトナー供給してトナー像に現像する現像装置、及び前記クリーニング装置の少なくとも1つの装置と一体に構成されたプロセスカートリッジとしたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送スクリューに形成された反対向きの搬送用螺旋部のうち、廃トナーがぶつかり合う対向位置に配置される対向螺旋部の外径寸法を他の搬送用螺旋部の外径寸法より小さくしているので、廃トナーの搬送力が低下し搬送された廃トナー同士がぶつかることによって生じる押圧力が低減し、押圧による廃トナーの凝集が防止され搬送スクリューの駆動に必要なトルクの上昇及び搬送スクリューの破壊を防止することができる。
第1の実施形態の画像形成装置に係るカラープリンタを概略的に示す縦断面図である。 カラープリンタの側面カバーを開放した状態を示す斜視図である。 廃トナー回収容器を示す斜視図である。 容器本体の構造を示す斜視図である。 容器本体内の搬送スクリューの構成を示す縦断正面図である。 図5に示した搬送スクリューを示す正面図である。 搬送スクリューの変形例を示す正面図である。 他の実施例に係る搬送スクリューの正面図である。 従来の廃トナー容器内に配置された搬送スクリューの構成を示す縦断正面図である。
本発明に係る廃トナー回収容器は、クリーニング装置で回収された廃トナーが投入される投入口が水平方向に離間して形成され前記廃トナーが蓄留される容器本体と、前記容器本体内に配置され、搬送方向が反対向きに形成された2つの回転駆動する搬送用螺旋部が形成され前記投入口から投入された廃トナーを前記容器本体の中央部に向け水平方向に沿って搬送し、この搬送した2方向からの廃トナー同士を押し付けて盛り上がらせる搬送スクリューを備えてなる廃トナー回収容器において、前記搬送スクリューの搬送用螺旋部のうち、搬送された廃トナーが押し付けられる個所に配置され、互いに対向して配置される対向螺旋部の外径を前記対向螺旋部以外の搬送用螺旋部の外径より小さくしたことを特徴とする。本例では、対向部での押圧力を下げ、トナーの凝集を防止し、搬送スクリューのトルク上昇及び破損を防止することができる。
本発明に係る廃トナー回収容器は、前記搬送スクリューの対向螺旋部における外径寸法を、前記搬送スクリューの軸径寸法より大きくすることができる。本例によれば、搬送スクリューの対向螺旋部に小径の螺旋部を形成することで、廃トナーの搬送力を小さくした状態でも確実に対向部へ廃トナーを搬送できるようにした。ここで、対向部付近の螺旋形状を形成しないと対向部まで廃トナーが搬送されないため押圧力は低減できても充填量が下がってしまう。
本発明に係る廃トナー回収容器は、前記搬送スクリューの対向螺旋部における外径を前記投入口付近の搬送用螺旋部の外径より小さくすることができる。本例によれば、対向螺旋部の外径を投入口付近の外径より小さくすることにより、投入口付近の搬送力を維持しながら、対向部での押圧力を低減することができる。
本発明に係る廃トナー回収容器は、前記搬送スクリューの搬送用螺旋部の外径寸法を投入口付近から前記対向螺旋部に向けて暫時小さくすることができる。容器内においてある程度廃トナーが堆積した状態では、搬送スクリューにかかるトルクは押圧力が大きい対向部付近が一番大きく、投入口付近が一番小さい。本例では、螺旋外径を投入口付近から対向部へ向けて小さくすることにより、廃トナースクリューにかかるトルクを一定にできる。
本発明に係る廃トナー回収容器は、前記搬送スクリューの搬送用螺旋部の外径寸法の変化率を線形とすることができる。本例によれば、搬送スクリューの形状を簡単な形状として、製作を容易なものとすることができる。
本発明に係る廃トナー回収容器は、前記搬送スクリューの逆向きに形成された2つの搬送用螺旋部の廃トナー搬送能力を略等しいものとして形成することができる。2つの搬送用螺旋部の搬送能力を等しくしないと、搬送能力が弱いほうに廃トナーが搬送されてしまうので、容器内で滞留状況が均一にならずに充填率が低くなってしまう。本例では搬送能力を等しいものとして、片方の搬送用螺旋部によって搬送された廃トナーが他方の搬送用螺旋部側まで搬送されたとしても、他方の搬送用螺旋部によって押し戻すことができ、螺旋部が対向する位置を中心に均等に滞留させることができ、充填率を上げることができる。
本発明に係る廃トナー回収容器は、前記搬送スクリューの2つの搬送用螺旋部の長さ寸法を略一とすることができる。本例によれば、2つの搬送用螺旋部の長さを同じにすることにより、回収容器内の中央部から均等に廃トナーを滞留させることで、充填率を高めることができる。
本発明に係る画像形成装置は、トナー画像を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー画像を被転写体に転写させる転写装置と、前記トナー画像の転写後に前記像担持体上に残留したトナーを廃トナーとして回収するクリーニング装置と、前記廃トナー回収容器とを備えたものである。
本発明に係る画像形成装置は、前記像担持体と、当該像担持体の表面を帯電する帯電装置、当該像担持体の外周面に形成された静電潜像にトナー供給してトナー像に現像する現像装置、及び前記クリーニング装置の少なくとも1つの装置と一体に構成されたプロセスカートリッジとすることができる。
本発明の第1の実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。図1は画像形成装置であるカラープリンタを概略的に示す縦断側面図である。カラープリンタ1の本体ケース2内には、プリンタエンジン3、光ビームを出射する光書込装置4、被転写体である記録媒体Pを収納する記録媒体収納部である給紙カセット5、トナー画像が転写された記録媒体Pを定着処理する定着装置6、トナー画像を転写した後に発生した廃トナーを回収する廃トナー回収容器7等が設けられている。
プリンタエンジン3は、トナー画像を形成し、形成したトナー画像を記録媒体Pに転写する部分であり、像担持体である4つの感光体8(8Y、8C、8M、8K)、各感光体8の周囲に配置された帯電装置である帯電ローラ9、現像装置10、クリーニング装置11、一次転写ローラ12、像担持体及び被転写体である中間転写ベルト13、転写装置である二次転写ローラ14、クリーニング装置15等により構成されている。ここで、本明細書及び図面の記載において、Y、C、M、Kの添え字は、各々イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を示しており、これらの添え字は必要に応じて割愛する。
感光体8は、円筒状に形成されて駆動モータ(図示せず)が連結され、駆動モータからの駆動力により中心線回りに回転する。感光体8の外周面には静電潜像が形成される感光層が設けられている。帯電ローラ9は、感光体8の外周面に当接して配置され、又は、感光体8の外周面と微小な隙間をもって配置されている。この帯電ローラ9に対して電源部(図示せず)から電圧が印加されることにより、帯電ローラ9と感光体8との間でコロナ放電が発生し、感光体8の外周面が一様に帯電される。
光書込装置4は、画像データに応じた光ビームを出射し、一様に帯電された感光体8の外周面を露光する。この露光により、感光体8の外周面に画像データに応じた静電潜像が形成される。現像装置10は、感光体8に対してトナーを供給する。供給されたトナーは感光体8の外周面に形成されている静電潜像に付着し、感光体8の外周面上の静電潜像がトナー画像として顕像化される。
中間転写ベルト13は、樹脂フィルム又はゴムを基体として形成されたループ状のベルトであり、駆動ローラ16と入口ローラ17とテンションローラ18との回りに巻回され、駆動モータ(図示せず)に連結された駆動ローラ16が回転駆動されることにより矢印A方向に回転する。入口ローラ17とテンションローラ18とは、中間転写ベルト13が矢印A方向へ回転することにより中間転写ベルト13との摩擦力によって従動回転する。
一次転写ローラ12は中間転写ベルト13の内周面側(ループの内側)に配置されており、これらの一次転写ローラ12に転写用電圧が印加されることによって各感光体8上のトナー画像が中間転写ベルト13上に転写される。各感光体8上に形成されたトナー画像は中間転写ベルト13上に順次転写されて重ね合わされ、中間転写ベルト13上にはカラーのトナー画像が形成される。
クリーニング装置11は、トナー画像が中間転写ベルト13に転写された後の感光体8の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像が中間転写ベルト13に転写された後に感光体8の外周面上に残留しているトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。
中間転写ベルト13上に形成されたカラーのトナー画像は、中間転写ベルト13と二次転写ローラ14とが当接された転写位置に記録媒体Pが送り込まれたタイミングで二次転写ローラ14に転写用電圧が印加されることにより、記録媒体Pに転写される。記録媒体Pは、給紙カセット5内から給紙されて搬送ローラ19やレジストローラ20により搬送され、トナー画像を転写された後に定着装置6に送り込まれる。トナー画像が転写された記録媒体Pは定着装置6内で熱と圧力とを加えられて定着処理され、この定着処理により溶融したトナー画像が記録媒体Pに定着される。定着処理が終了した記録媒体Pは本体ケース2の上面部に形成されている排紙トレイ21上に排紙される。
クリーニング装置15は、カラーのトナー画像が記録媒体Pに転写された後の中間転写ベルト13の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像の転写後に中間転写ベルト13の外周面上に残留したトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。
廃トナー回収容器7は、クリーニング装置11、15で回収された廃トナーがクリーニング装置11、15から投入され、投入された廃トナーを貯溜する部分である。廃トナー回収容器7は本体ケース2に対して着脱可能に取付けられており、廃トナー回収容器7内の廃トナーが満杯状態に近付いた場合に本体ケース2から取り外され、空の廃トナー回収容器7が取付けられる。
プリンタエンジン3の構成部材である感光体8と、各感光体8の周囲に配置された帯電ローラ9と現像装置10とクリーニング装置11とはユニット化してケース22内に収納され、プロセスカートリッジ23(23Y、23C、23M、23K)が形成されている。各プロセスカートリッジ23は本体ケース2内に着脱可能に装着されている。感光体8と帯電ローラ9と現像装置10とクリーニング装置11とがプロセスカートリッジ23としてユニット化されることにより、交換やメンテナンスの作業が容易になり、また、各部材間の位置精度を高精度の維持することができ、形成される画像品質の向上を図ることができる。なお、本実施の形態では、感光体8と帯電ローラ9と現像装置10とクリーニング装置11とはユニット化したプロセスカートリッジ23を例に挙げて説明したが、プロセスカートリッジの構成としては様々のものがあり、例えば、帯電ローラ9、現像装置10、クリーニング装置11の少なくとも1つと感光体8とをケース内に収納してユニット化したものが挙げられる。
図2は本体ケースに設けられている側面カバーを開放した状態を示す画像形成装置の斜視図である。側面カバー24を開放することにより、プリンタエンジン3と廃トナー回収容器7とが現れ、プロセスカートリッジ23や中間転写ベルト13及び廃トナー回収容器7の交換等やその他のメンテナンスを行うことができる。中間転写ベルト13とローラ16、17、18とクリーニング装置15とは、ベルトケース13a内に収納されてユニット化されている。
図3は廃トナー回収容器を示す斜視図である。廃トナー回収容器7は、容器本体25、容器本体25に接続された廃トナーパイプ26、27等を備えて形成されている。容器本体25は、廃トナー回収容器7を本体ケース2内に着脱する方向に沿って細長い中空の直方体形状に形成され、廃トナーパイプ26、27は容器本体25の長手方向の両端側上面に水平方向に離間して形成された2つの投入口28、29に接続されている。一方の廃トナーパイプ26は、感光体8をクリーニングするクリーニング装置11(11Y、11C、11M、11K;図1参照)により回収された廃トナーを容器本体25内に投入するためのパイプであり、この廃トナーパイプ26には各クリーニング装置11の廃トナー排出部30(30Y、30C、30M、30K;図2参照)が接続される4つの接続口31が形成され、廃トナーパイプ26の内部にはクリーニング装置11から排出された廃トナーを投入口28に向けて搬送する搬送スクリュー(図示せず)が配置されている。
他方の廃トナーパイプ27は、中間転写ベルト13をクリーニングするクリーニング装置15により回収された廃トナーを容器本体25内に投入するためのパイプであり、クリーニング装置15の廃トナー排出部(図示せず)が接続される接続口32が形成され、廃トナーパイプ27の内部にはクリーニング装置15から排出された廃トナーを投入口29に向けて搬送する搬送スクリュー(図示せず)が配置されている。
図4は容器本体25の構造を示す斜視図である。容器本体25の長手方向の両端側上面には2つの投入口28、29が形成され、これらの投入口28、29には廃トナーパイプ26、27が接続されている(図3参照)。容器本体25内には、容器本体25の長手方向(2つの投入口28、29を結ぶ方向)に沿って延出する搬送手段である搬送スクリュー33が収納され、中心線回りに回転可能に設けられている。搬送スクリュー33は容器本体25内の上部に配置されている。搬送スクリュー33は、廃トナー回収容器7を本体ケース2内に取付けることにより本体ケース2内に設けられている駆動モータ(図示せず)に連結されて駆動力が伝達される構成とされている。
搬送スクリュー33には、回転軸34に両端側から中央部に向けて逆向きの搬送用螺旋部35a、35bが形成されて構成されている。これらの2つの搬送用螺旋部35a、35bは、駆動モータによって回転軸34が矢印D方向に回転駆動されることにより投入口28、29から投入された廃トナーを容器本体25の両端側から中央部側方向へ搬送することができる。投入口28、29から容器本体25内に投入された廃トナーは容器本体25内に貯溜され、搬送スクリュー33に接する高さまで貯溜された後は、搬送スクリュー33の回転により搬送スクリュー33の両端側から中央部側へ矢印Cに示すように搬送される。なお、2つの搬送用螺旋部35a、35bは、直径及び螺旋部ピッチが同じであって廃トナーを搬送する能力が同じに形成されている。2つの搬送用螺旋部の搬送能力を等しくしないと、搬送能力が弱いほうに廃トナーが搬送されてしまうので、容器内で滞留状況が均一にならずに充填率が低くなってしまう。
また、本例では搬送用螺旋部35a、35bはその搬送能力を等しいものとして、片方の搬送用螺旋部によって搬送された廃トナーが他方の搬送用螺旋部側まで搬送されたとしても、他方の搬送用螺旋部によって押し戻すことができ、螺旋部が対向する位置を中心に均等に滞留させることができ、充填率を上げることができる。さらに、本例では、2つの搬送用螺旋部35a、35bは長さ寸法が同じに形成し、回収容器内の中央部から均等に廃トナーを滞留させ、充填率を高めるようにしている。
このような構成の画像形成装置では、画像形成動作が開始されると、各感光体8上にトナー画像が形成され、各感光体8上に形成されたトナー画像が中間転写ベルト13上に順次転写されることにより中間転写ベルト13上にカラーのトナー画像が形成される。中間転写ベルト13上に形成されたカラーのトナー画像は二次転写ローラ14の働きによって記録媒体Pに転写され、トナー画像が転写された記録媒体Pは定着装置6で定着処理された後排紙トレイ21上に排紙される。
この画像形成動作時において、感光体8上に残留したトナーが廃トナーとしてクリーニング装置11により回収され、及び、中間転写ベルト13上に残留したトナーが廃トナーとしてクリーニング装置15により回収される。
クリーニング装置11により回収された廃トナーは、廃トナーパイプ26内を通って投入口28から容器本体25内に投入される。また、クリーニング装置15により回収された廃トナーは、廃トナーパイプ27内を通って投入口29から容器本体25内に投入される。
ここで、容器本体25には2つの投入口28、29が形成され、クリーニング装置11により回収した廃トナーを廃トナーパイプ26内を通して投入口28まで導き、クリーニング装置15により回収した廃トナーを廃トナーパイプ27内を通して投入口29まで導いている。このため、クリーニング装置11、15により回収した廃トナーを1つにまとめて容器本体25内に導く必要がなく、廃トナーを容器本体25内に導くためのパイプの配管を単純化することができ、廃トナーを導くパイプにおける屈曲個所を少なくしてパイプ内での廃トナーの詰まりを防止することができる。
次に搬送スクリューの構成について説明する。図5は容器本体内に配置された搬送スクリューの構成を示す縦断正面図、図6は図5に示した搬送スクリューを示す正面図である。本例に係る廃トナー回収容器の搬送スクリュー33は、搬送用螺旋部35a、35bのうち、搬送された廃トナーが押し付けられる個所に配置され、互いに対向して配置される対向螺旋部35Aの外径寸法D1を前記対向螺旋部35A以外の搬送用螺旋部35Bの外径寸法D2より小さく形成している。ここで、対向螺旋部35Aの外径寸法D1は回転軸34の軸径寸法dより大きく形成されている。本実施例によれば、図6に示すように、廃トナーは中央部に集められるとき互いに押し付けられることにより盛り上がるが、対向螺旋部35Aの外径寸法D1が他の搬送用螺旋部35Bより小さいため、トナーの凝集が発生しにくくなり、搬送スクリューのトルク上昇及び破損を防止することができる。
図7は搬送スクリューの変形例を示す正面図である。本例に係る搬送スクリュー43は、対向螺旋部45Aを2巻き設けたものである。なお、図中符号45Bは対向螺旋部45A以外の搬送螺旋部を示している。
前記例では対向螺旋部を2巻き設けるようにしているが、搬送螺旋部の外径寸法を投入口付近から対向螺旋部に向けて暫時小さくすることができる。図8は他の実施例に係る搬送スクリューの正面図である。本例に係る搬送スクリュー55は、搬送スクリュー55の両端から中央部に向けて、搬送用螺旋部55a、55bの外径を暫時減少、即ち線形に減少するように形成している。容器内においてある程度廃トナーが堆積した状態では、搬送スクリューにかかるトルクは押圧力が大きい対向部付近が一番大きく、投入口付近が一番小さい。本例では、螺旋外径を投入口付近から対向部へ向けて小さくすることにより、廃トナースクリューにかかるトルクを一定にできる他、搬送スクリューの形状を簡単な形状として、製作を容易なものとすることができる。なお、本例では、搬送用螺旋部を中央部に向けて線形に減少させたが、外径減少の形態は線形に限らずどのような形態のものであってもよい。
1 カラープリンタ
2 本体ケース
3 プリンタエンジン
4 光書込装置
5 給紙カセット
6 定着装置
7 廃トナー回収容器
8 感光体
9 帯電ローラ
10 現像装置
11 クリーニング装置
11、15 クリーニング装置
12 一次転写ローラ
13 中間転写ベルト
13a ベルトケース
14 二次転写ローラ
15 クリーニング装置
11、15 クリーニング装置
16 駆動ローラ
17 入口ローラ
18 テンションローラ
19 搬送ローラ
20 レジストローラ
21 排紙トレイ
22 ケース
23 プロセスカートリッジ
24 側面カバー
25 容器本体
26、27 廃トナーパイプ
28、29 投入口
30 廃トナー排出部
31 接続口
32 接続口
33 搬送スクリュー
34 回転軸
35A 対向螺旋部
35B 搬送用螺旋部
35a、35b 搬送用螺旋部
43 搬送スクリュー
45A 対向螺旋部
搬送用螺旋部45B
55 搬送スクリュー
55a、55b 搬送用螺旋部
特開2006−085112公報

Claims (9)

  1. クリーニング装置で回収された廃トナーが投入される投入口が水平方向に離間して形成され前記廃トナーが蓄留される容器本体と、
    前記容器本体内に配置され、搬送方向が反対向きに形成された2つの回転駆動する搬送用螺旋部が形成され前記投入口から投入された廃トナーを前記容器本体の中央部に向け水平方向に沿って搬送し、この搬送した2方向からの廃トナー同士を押し付けて盛り上がらせる搬送スクリューを備えてなる廃トナー回収容器において、
    前記搬送スクリューの搬送用螺旋部のうち、搬送された廃トナーが押し付けられる個所に配置され、互いに対向して配置される対向螺旋部の外径を前記対向螺旋部以外の搬送用螺旋部の外径より小さくしたことを特徴とする廃トナー回収容器。
  2. 前記搬送スクリューの対向螺旋部における外径寸法Dを、前記搬送スクリューの軸径寸法dより大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の廃トナー回収容器。
  3. 前記搬送スクリューの対向螺旋部における外径を前記投入口付近の搬送用螺旋部の外径より小さくしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収容器。
  4. 前記搬送スクリューの搬送用螺旋部の外径寸法を投入口付近から前記対向螺旋部に向けて暫時小さくしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の廃トナー回収容器。
  5. 前記搬送スクリューの搬送用螺旋部の外径寸法の変化率が線形であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の廃トナー回収容器。
  6. 前記搬送スクリューの逆向きに形成された2つの搬送用螺旋部の廃トナー搬送能力を略等しいものとして形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の廃トナー回収容器。
  7. 前記搬送スクリューの2つの搬送用螺旋部の長さ寸法を略一としたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の廃トナー回収容器。
  8. トナー画像を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー画像を被転写体に転写させる転写装置と、前記トナー画像の転写後に前記像担持体上に残留したトナーを廃トナーとして回収するクリーニング装置と、前記請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の廃トナー回収容器とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記像担持体と、当該像担持体の表面を帯電する帯電装置、当該像担持体の外周面に形成された静電潜像にトナー供給してトナー像に現像する現像装置、及び前記クリーニング装置の少なくとも1つの装置と一体に構成されたプロセスカートリッジとしたことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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