JP2008276077A - トナーカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】非真円形状のカートリッジにトナーブロッキングが生じても、トナーブロッキングをほぐし易くしたトナーカートリッジを提供する。
【解決手段】矩形状の供給トナー収容容器104と、供給トナー収容容器104の角部に設けられたトナー供給口111と、所定の回転方向に回転可能に設けられ供給トナー収容容器104内のトナーをトナー供給口111に向けて撹拌搬送するアジテータ140と、供給トナー収容容器104の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にてトナー供給口111の上方に位置する隅部に形成されるとともに、アジテータ140の回転方向の下流側にて変化点116aから切り上げられる段差116bを有する曲率部116と、を備え、取り付け状態と同様な姿勢にて、供給トナー収容容器104に収容されるトナーの高さが段差116bよりも下であるトナーカートリッジ。
【選択図】図10

Description

本発明は、トナーを収容するトナーカートリッジに関するものである。
プリンタ等の画像形成装置にて、トナーを含む現像剤を収容したトナー収容容器を着脱自在なカートリッジとして構成するものが広く知られている。
公報記載の従来技術として、装置本体に装着され、そのまま据え置いて粉体トナーを使い切るまで徐々に現像器へトナーを補給する、いわゆる据え置き型(ビルトイン)のトナーカートリッジが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このトナーカートリッジは、中空円筒状部材にて構成され、そのトナー収納容器は撹拌翼を有する撹拌部材を内包している。そして、撹拌翼の主翼の搬送力をトナー供給開口に近い側よりも遠い側を大きくすることで、容器本体の両端部のトナーを効率よく搬送している。
また他の公報記載の技術として、トナー補給装置が現像装置に対して着脱自在に設けられるものがある(例えば、特許文献2参照。)。このトナー補給装置は、内部にトナー収容部およびトナー補給部が形成されている。そして、トナー収容部の略中央部には、トナー撹拌手段である撹拌ローラが軸支されている。撹拌ローラは、回転によりトナー収容部内のトナーを撹拌して凝集固化を防止するとともに、トナーをトナー補給部に掻き上げている。
特開2003−156927号公報 特開2002−156819号公報
このようなトナーカートリッジは、生産後、画像形成装置に装着されて使用するまでの間に、工場、倉庫、お客様先等で保管されることが一般的である。しかし、長期間安静な状態で保管されたり、輸送中に微小な振動が加わると、トナーが凝集して固まるという、いわゆるトナーブロッキング(ソフトブロッキングを含む)が生じることがある。特に、高温高湿の環境下で長期保管されるとトナーブロッキングが発生し易く、トナーカートリッジを、画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢に対して逆さまや横倒しの姿勢で保管されると、トナーカートリッジの上面や側面にトナーブロッキングが生じてしまう。
ここで、通常、トナーブロッキングが生じても、一般的にはカートリッジ内部に設けられたトナー撹拌搬送部材によってほぐされる。しかしながら、画像形成装置の小型化の要請が一層強くなっている昨今では、画像形成装置側のカートリッジ装着用スペースを小さくせざるを得ず、且つトナー収容量はなるべく増やしたいが為に、カートリッジの形状をトナーの撹拌搬送に最適な真円形状にできない場合もでてくる。このようなカートリッジの形状を真円形状とできない場合に、非真円形状の箇所にトナーブロッキングが生じると、トナー撹拌搬送部材でほぐすことが困難となる。そのために、ブロッキングしたトナーが十分ほぐされること無くトナーカートリッジから画像形成装置の現像器に供給されてしまい、画像形成装置におけるトナー詰まりや画質欠陥等となる恐れがある。
本件発明は、上述した事象に鑑み、非真円形状のカートリッジにトナーブロッキングが生じても、トナーブロッキングをほぐし易くしたトナーカートリッジを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、矩形状のトナー収容容器と、前記トナー収容容器の角部に設けられたトナー供給口と、前記トナー収容容器内にて回転可能に設けられ当該トナー収容容器内のトナーを前記トナー供給口に向けて撹拌搬送する撹拌搬送部材と、前記トナー収容容器の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にて前記トナー供給口の上方に位置し、回転する前記撹拌搬送部材を跳ね上げる段差を有する案内部と、を備え、前記取り付け状態と同様な姿勢にて、前記トナー収容容器に収容されるトナーの高さの上端が前記段差よりも下であることを特徴とするトナーカートリッジである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に係るトナーカートリッジにて、前記案内部は、前記トナー収容容器の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にて前記トナー供給口の上方に位置する隅部に曲率部として形成され、当該曲率部が前記撹拌搬送部材の前記回転方向の下流側にて変化点から切り上げられて前記段差を形成し、前記トナーの高さの上端が前記変化点の位置よりも下であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に係るトナーカートリッジにて、前記撹拌搬送部材は、前記トナー収容容器に収容されたトナーから受ける圧力により歪曲される可撓性を有し、当該撹拌搬送部材の回転中心から離れた先端側が前記曲率部を摺擦可能な長さからなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に係るトナーカートリッジにて、前記撹拌搬送部材は、当該撹拌搬送部材の先端側に前記トナー供給口へ挿入可能な挿入片と、当該挿入片に隣接して設けられ当該挿入片よりも回転中心からの長さが長く当該トナー供給口の側部の前記トナー収容容器の内壁を摺擦する摺擦片とを有し、当該挿入片が前記段差によって跳ね上げられた後に当該摺擦片が当該段差によって跳ね上げられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に係るトナーカートリッジにて、前記トナー収容容器に収容されたトナーは、粉砕トナー(粉砕溶融も含む)であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に係るトナーカートリッジにて、前記トナー収容容器に収容され前記段差の位置よりも下である前記トナーの高さは、当該トナー収容容器を数回振った後に前記画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢で1分間静置した後の当該トナー収容容器内のトナーの高さであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、矩形状のトナー収容容器と、前記トナー収容容器の角部に設けられたトナー供給口と、前記トナー収容容器内にて回転可能に設けられ当該トナー収容容器内のトナーを前記トナー供給口に向けて撹拌搬送する撹拌搬送部材と、前記トナー収容容器の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にて前記トナー供給口の上方に備えられ、前記撹拌搬送部材の回転方向の下流側にて変化点から切り上げられる段差を有する曲率部と、を備え、前記トナー収容容器は、前記画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にて、前記変化点よりも下方の高さまでトナーを収容し、前記撹拌搬送部材は、前記トナー収容容器に収容されたトナーを前記曲率部を摺擦しながら掻き上げ、当該トナー収容容器のトナーが収容されていない領域を利用してトナーを投げ出すことを特徴とするトナーカートリッジである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に係るトナーカートリッジにて、前記撹拌搬送部材は、前記曲率部の前記変化点にて前記掻き上げの動作とは異なる挙動を示し、当該異なる挙動を利用して前記トナーブロッキングを投げ出すことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に係るトナーカートリッジにて、前記撹拌搬送部材は、可撓性部分が湾曲しながら前記掻き上げの動作を行い、前記異なる挙動は当該可撓性部分の跳ね上げに伴う動きであることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8に係るトナーカートリッジにて、前記撹拌搬送部材の回転のための軸心は、前記トナー収容容器の中心から前記トナー供給口側に偏心していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、非真円形状のカートリッジにトナーブロッキングが生じても、本技術を採用しない場合に比べてトナーブロッキングをほぐし易くしたトナーカートリッジを提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、トナーカートリッジが逆さまや横倒し等の姿勢で保管されても、トナー供給口の上方にトナーブロッキングを発生し難くし、上方にトナーブロッキングが発生したとしても、撹拌搬送部材の回転し始めにトナーブロッキングをトナー供給口側から離れる方向に移送し易くすることができる。また、段差を設けることでトナー収容容積を拡大させ、例えば小型のトナーカートリッジであってもトナー収容量を増やすことができる。
請求項3に記載の発明によれば、トナー供給口の上方にトナーブロッキングが発生したとしても曲率部にほぐす力を伝達することが可能となり、トナーブロッキングをほぐし易くすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、段階的な跳ね上げによって、トナーブロッキングをほぐす能力を向上させることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、例えばケミカル球形トナーと比べてトナー粒子間の吸着力を小さくすることができ、ブロッキングの程度を緩くすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、トナーの量の測定をより良好に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、非真円形状のカートリッジにトナーブロッキングが生じても、本技術を採用しない場合に比べてトナーブロッキングをほぐし易くすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、掻き上げて投げ出すという一連の動作によりトナーブロッキングを良好にほぐすことができる。
請求項9に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べ、より簡易な構成によってトナーブロッキングをほぐすことが可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、撹拌搬送部材が回転した際に、供給口側でより撓むことによって、トナーを跳ね上げる力を増すことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、図1〜図3を用いて、本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成について説明する。図1は本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す構成図であり、図2は画像形成装置の外観を示す斜視図である。また、図3は画像形成装置のカバーを開けた状態を示した斜視図である。
図1〜図3に示す画像形成装置は、本体1を有し、この画像形成装置の本体1の内部には、図1に示すように、上下方向に沿って画像形成ユニット2と、画像形成ユニット2で形成された複数色のトナー像が転写される用紙搬送ベルトユニット3とが配設されている。また、制御回路等を備えた制御ユニット4と、高圧電源回路を備えた電源回路ユニット5と、転写材としての転写用紙を給紙する給紙装置6が配設されている。
画像形成ユニット2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色のトナー像を形成する4つの画像形成部7Y、7M、7C、7Bを備えている。そして、これらの4つの画像形成部7Y、7M、7C、7Bは、画像形成装置の上下方向に沿って一定の間隔を隔てて直列的に配設されている。
これらの4つの画像形成部7Y、7M、7C、7Bは、同様な構成を有しており、トナー像を保持する感光体ドラム8(8Y、8M、8C、8B)と、この感光体ドラム8の表面を一様に帯電する帯電ロール9(9Y、9M、9C、9B)と、感光体ドラム8の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する光書き込み装置10(10Y、10M、10C、10B)と、感光体ドラム8上に形成された静電潜像を対応する色のトナーで現像する現像装置11(11Y、11M、11C、11B)と、感光体ドラム8上に残留した転写残トナーをクリーニングするクリーニング装置12(12Y、12M、12C、12B)と、現像装置11にトナーを供給するトナーカートリッジ13(13Y、13M、13C、13B)とを備えている。
この現像装置11は、内部に収容された二成分又は一成分の現像剤を、撹拌しつつ現像ロール14(14Y、14M、14C、14B)へと供給する。そして、感光体ドラム8の表面に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像するように構成されている。
また、クリーニング装置12は、感光体ドラム8の表面に残留した転写残トナーを、クリーニングブレード15(15Y、15M、15C、15B)によって除去している。除去された転写残トナーは、クリーニング装置12の内部に搬送して収容される。
制御ユニット4には、例えば、画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理装置(IPS)16が設けられている。この画像処理装置16からは、光書き込み装置10にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色の画像データが順次出力され、この光書き込み装置10から画像データに応じて出射される4本のレーザービームが、それぞれの感光体ドラム8Y、8M、8C、8B上に走査露光されて静電潜像が形成される。
用紙搬送ベルトユニット3は、循環し移動する用紙搬送ベルト17を備えている。この用紙搬送ベルト17は、給紙装置6から給紙される転写用紙を静電的に吸着した状態で搬送する。この転写用紙には、各画像形成部7Y、7M、7C、7Bで形成された各色のトナー像が転写される。用紙搬送ベルト17は、鉛直方向に沿って配設された張架ロールとしての駆動ロール19と従動ロール20との間に、所定のテンションで張架されている。そして、駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される駆動ロール19によって、所定の速度で時計周り方向に沿って循環移動するように構成されている。
また、駆動ロール19の表面には、転写用紙を用紙搬送ベルト17の表面に静電的に吸着させるための吸着ロール22が、用紙搬送ベルト17を介して当接するように配設されている。
各画像形成部7Y、7M、7C、7Bの感光体ドラム8Y、8M、8C、8B上に形成された各色のトナー像は、用紙搬送ベルト17の表面に吸着された状態で搬送される転写用紙上に、転写ロール23Y、23M、23C、23Bによって互いに重ね合わされた状態で多重に転写される。
転写用紙は、本体1の底部に配設された給紙装置6から給紙される。この給紙装置6は、所望のサイズや材質の転写用紙を収容した用紙トレイ24を備えている。用紙トレイ24からは、所望のサイズや材質の転写用紙が給送ロール25によって給送され、捌きロール26によって1枚ずつ分離された状態で給紙される。そして、レジストロール27を介して所定のタイミングで用紙搬送ベルト17上の吸着位置へと搬送される。
そして、各色のトナー像が多重に転写された転写用紙は、転写用紙自身が有する剛性(所謂、コシ)によって用紙搬送ベルト17から分離された後、搬送経路28に沿って定着装置29へと搬送される。そして、各色のトナー像は、定着装置29によって転写用紙上に定着される。この定着装置29は、加熱ロール30と加圧ベルト31を互いに圧接した状態で回転駆動し、これら加熱ロール30と加圧ベルト31の間に形成されるニップ部に転写用紙を通過させることにより、熱および圧力で定着処理を施す。その後、各色のトナー像が定着された転写用紙は、本体1の上部に設けられた排出トレイ33上に排出ロール32によって排出され、プリント動作が終了する。
尚、本体1は、画像形成装置の状態を表示したり、必要な操作等を行う操作パネル34を備えている。
ところで、各画像形成部7Y、7M、7C、7Bは、各色の現像装置11Y、11M、11C、11Bに供給されるトナーをそれぞれ収容する現像剤収容容器としてのトナーカートリッジ13Y、13M、13C、13Bを備えている。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色のトナーカートリッジ13Y、13M、13C、13Bは、図2に示すように、本体1の側面に設けられた開閉カバー100を開くことによって交換可能である。すなわち、開閉カバー100に設けられた把手101を手で引いてフック101aのロック状態を解除することによって開き、図3に示すように、本体1側面に露出した開口部40に、カートリッジホルダ41に装着された状態で着脱自在となるように装着されている。各トナーカートリッジ13Y、13M 、13C、13Bは、収容するトナーの色が異なるが、基本的に同様な構成を備えている。
カートリッジホルダ41には、図3に示すように、アーム42の先端が突出した状態で回動自在に取り付けられているとともに、このアーム42の先端は、開閉カバー100に設けられた被係合部43と係合するように構成されている。開閉カバー100を開放する動作に連動してカートリッジホルダ41が本体1から回動して、着脱位置に移動するようになっている。このトナーカートリッジ13Y、13M、13C、13Bは、本体1の開口部40内の動作位置に装着された状態で、トナーカートリッジ13Y、13M、13C、13Bに設けられたハンドル部材128を操作することにより固定される。
次に、本実施の形態が適用されるトナーカートリッジ13(13Y、13M、13C、13B)について詳述する。
図4は本実施の形態に係る現像剤収容容器としてのトナーカートリッジ13の外観を示す斜視図である。また、図5は、トナーカートリッジ13を分解した状態を示す構成図である。
図4において、このトナーカートリッジ13は、細長い略直方体状(矩形状)に形成された箱体として構成されている。このトナーカートリッジ13は、新しいトナーまたは新しいトナーとキャリアからなる供給現像剤を収容する供給トナー収容部102と、クリーニング装置12によって除去された回収トナーや、現像装置11から回収された回収トナーまたは回収現像剤を収容する回収トナー収容部103とを備えている。この供給トナー収容部102は、矩形状の容器である供給トナー収容容器104を有している。また、回収トナー収容部103は、供給トナー収容容器104の長手方向の一端部に連結された矩形状の容器である回収トナー収容容器106を備えている。供給トナー収容部102は、回収トナー収容部103よりも体積が大きい。
供給トナー収容容器104は、回収トナー収容部103側の端面に、全面が開口した開口部105(図5参照)を有する細長い略直方体形状をした箱体として形成されている。また、回収トナー収容部103の回収トナー収容容器106は、供給トナー収容部102側の端面に、全面が開口した開口部107(図5参照)を有する略立方体形状をした箱体として形成されている。そして、この供給トナー収容部102および回収トナー収容容器106は、断面が矩形状、すなわち略直方体形状や略立方体形状に形成することによって、限られた設置スペースにて、円筒状とする場合に比較して多くの量のトナーや回収トナーを収容できる。
また、図5に示すように、供給トナー収容容器104の開口部105側の端部には連結部108が設けられ、回収トナー収容容器106の開口部107側の端部には、連結部108の内周に嵌合される連結部109が設けられている。供給トナー収容容器104は、その長手方向に沿って開口部105と反対側の約2/3程度を占めるトナー供給側領域110があり、そのトナー供給側領域110は、円弧状に形成された側面110aを有している。
また、トナーカートリッジ13は、トナーカートリッジ13を移動するための駆動片115を備えている。また、トナー供給口111には、トナー供給口111を開閉するためのシャッター113が、水平方向に沿ってスライド自在に取り付けられている。このシャッター113の内面には、図5に示すようにシール部材114が接着されている。
また、トナーカートリッジ13を構成する供給トナー収容容器104と回収トナー収容容器106は、仕切り部材117とその表裏両面に一体的に設けられた漏れ防止部材としてのシール部材118、119とによって両者の間が仕切られている。また、仕切り部材117には、撹拌搬送部材としてのアジテータ140のアジテータシャフト141の回転軸を軸支する円筒形状の軸受け部117aが一体的に設けられている。この円筒形状の軸受け部117aは、その閉塞された先端部が回収トナー収容部103側に突出するように形成されている。そして、その先端部は、供給トナー収容容器104の連結部108の端部よりも回収トナー収容部103側に突出するように形成されている。更に、仕切り部材117の軸受け部117aは、仕切り部材117を自動組み立て機等によって供給トナー収容容器104の連結部108内に装着してトナーカートリッジ13を組み立てる際に、自動組み立て機のロボットハンドによって把持する把手としての機能を兼ねている。また、供給トナー収容容器104の、画像形成装置の本体1に取り付けられた状態(取り付け状態)と同様な姿勢にて上方向である外観上面には、各種の注意事項などが印刷されたシールLが貼られる。
更に、連結部108、109には、その外周に、供給トナー収容容器104と回収トナー収容容器106とが誤って離脱することを予防するためのテープ122が被覆されている。また、このトナーカートリッジ13は、テープ122を剥がすことによって、容易に分解可能となっており、リサイクルを容易としている。また、回収トナー収容容器106には、トナーカートリッジ13を所定位置に装着固定するためのハンドル部材128が、支点129(図4参照)を中心にして回動自在に取り付けられている。
一方、供給トナー収容部102の内部には、供給トナー収容部102の内部に収容された供給トナーを撹拌しつつ搬送する撹拌搬送部材としてのアジテータ140が配設されている。このアジテータ140は、図5に示すように、回転可能に軸支される軸部としてのアジテータシャフト141と、アジテータシャフト141に設けられる撹拌搬送部としてのアジテータフィルム142とを有している。また、アジテータシャフト141の基端部には、アジテータシャフト141を回転駆動するための駆動ギア156が取り付けられている。
次に、トナーカートリッジ13の供給トナー収容容器104の構造について説明する。
図6(a)〜(c)は、供給トナー収容容器104の長手方向に直交する方向の複数箇所の断面図であり、各断面を開口部105側から眺めた状態を示している。この図6(a)〜(c)に示す状態の上下方向は、トナーカートリッジ13の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢における上下方向と一致している。図6(a)は、供給トナー収容容器104の長手方向における開口部105側の約1/3を占める領域の断面図である。また、図6(b)はその長手方向に沿って開口部105と反対側の約2/3を占めるトナー供給側領域110にて、開口部105側に比較的近い部分の断面図である。更に、図6(c)は、トナー供給口111を含む領域の断面図である。
図6(a)〜(c)に示すように、供給トナー収容容器104は、角部(隅部)のR形状などは存在するものの全体としては矩形状(略矩形状)の断面を形成しており、画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢の左下(取り付け状態にて画像形成装置の本体1側、図6の底面の一側部)に角部104aと、供給トナー収容容器104の内部にて角部104aの上方に隅部104bとを備えている。図6(b)に示すように、トナー供給側領域110では、図6(a)に示す角部104aの部分が円弧形状の側面110aを形成している。そして、この円弧状に形成された側面110aの長手方向に沿った方向の端部には、図6(c)に示すように、現像装置11にトナーを供給するトナー供給口111が設けられている。
図6(c)に示すように、このトナー供給口111の上方に位置する隅部104bには、アジテータ140を案内する案内部の一つとして機能する曲率部116が形成されている。また、図6(c)に示すように、この曲率部116は、変化点116aから切り上がる段差116bを有している。この段差116bは、供給トナー収容部102のトナー収容容積を拡大させ、小型のトナーカートリッジ13であってもトナー収容量を増やすように構成されている。
一般に、矩形領域の隅(各隅部)には、トナーの経時的変化によって例えばトナーの表面が溶解し、トナー同士がブロック状に凝集する所謂トナーブロッキングが生じやすい。トナー供給口111の上方の隅部104bが曲率部116に置き換えられることで、例えばトナーカートリッジ13を逆さまや横倒しの姿勢で保管されても、トナー供給口111の真上でのトナーブロッキングの発生を抑制することができる。また、トナー供給口111の上方にトナーブロッキングが発生したとしても、撹拌搬送部材(アジテータ140)の回転し始めにトナー供給口111側から離れる方向にトナーブロッキングを移送し易くさせることができる。
図7は、撹拌搬送部材としてのアジテータ140を示す斜視図である。アジテータ140は、前述したように、回転中心となる軸部としてのアジテータシャフト141と、撹拌搬送部としてのアジテータフィルム142とを有している。アジテータフィルム142の先端には、トナーの搬送量などを調節するために、スリット142aと、凹部142bと、切込み142cとが形成されている。そして、この1つのスリット142aと切込み142cとによって、アジテータフィルム142が回転した際にトナー供給側領域110(図6参照)の内周面を摺擦する摺擦片142dが形成される。また、2つの切込み142cの間には、アジテータフィルム142が回転した際にトナー供給口111に入り込んでトナーの排出を促す切欠片(挿入片)142eが形成される。即ち、アジテータ140は、アジテータ140の先端側(アジテータフィルム142の先端側)にトナー供給口111へ挿入可能な切欠片142eと、この切欠片142eの両側近傍に隣接して設けられ切欠片142eよりも回転中心からの長さが長くトナー供給口111の側部の供給トナー収容容器104の内壁を摺擦する摺擦片142dとを有する。
また、アジテータ140のアジテータフィルム142は、例えばPETフィルムシートで形成され、供給トナー収容容器104に収容されたトナーから受ける圧力により歪曲される可撓性を有する。そして、回転中心であるアジテータシャフト141から離れた先端側が、供給トナー収容容器104の曲率部116(図6(c)参照)を摺擦可能である。
更に、2つの切込み142cによって定められる切欠片(挿入片)142eの幅は、供給トナー収容容器104のトナー供給口111の軸方向(供給トナー収容容器104の長手方向)の幅よりも小さい。また、凹部142bの大きさは、形成される切欠片142eの長さに応じて決定される。2つの切込み142cと、この2つの切込み142cの長さと、凹部142bの大きさとによって決定される切欠片142eの形状は、トナー供給口111へ挿入し、跳ね上げられる切欠片142eの機能に応じて決定される。また、切欠片142eによってトナーが良好に送り出される寸法が選択される。そして、この切欠片142eの長さは、回転中心であるアジテータシャフト141から離れた先端側が供給トナー収容容器104の曲率部116を摺動可能な長さである。
このような形状を有するアジテータフィルム142は、アジテータシャフト141の突起146、147に挿入した状態で取り付けられる。軸部であるアジテータシャフト141は、長手方向に、回転中心から外側に向かって突出した複数の突出部148が設けられている。この複数の突出部148によって、トナーブロッキングが生じた場合であっても、このトナーブロッキングを比較的早くほぐすことが可能となる。そして、供給トナー収容容器104の長手方向にトナーを搬送するアジテータフィルム142の搬送力を利用して、トナーブロッキングをほぐしている。
図8(a)〜(d)は、供給トナー収容容器104内における撹拌搬送部材の回転状態を説明するための図である。撹拌搬送部材であるアジテータ140は、アジテータシャフト141の中心軸141aを回転中心として、図の矢印方向に回転する。この回転にて、アジテータフィルム142の羽根部分(先端)は、供給トナー収容部102(供給トナー収容容器104)の内面に接触して撓む。このとき、アジテータフィルム142は、スリット142aを有するために螺旋状に変形した状態で回転駆動される。この回転駆動によって、アジテータ140は、供給トナー収容部102内に収容された供給トナーを撹拌しつつ、供給トナー収容部102の一方側の角部(隅部)に設けられたトナー供給口111へ向けてトナーを移動させ、各々のトナーカートリッジ13Y、13M、13C、13Bから各々の現像装置11Y、11M、11C、11Bに向けて徐々に、この一方側のトナーを供給する。
例えば、図8(a)に示す状態から図8(b)に示す状態に移行すると、図8(b)に示すように、アジテータフィルム142にて他の羽根部分よりも長さの短い切欠片142eがトナー供給口111に跳ね上げられる。これによって、供給トナー収容容器104内にて搬送されたトナーをトナー供給口111から良好に送り出すことができる。
また、図8(b)に示す状態から図8(c)に示す状態に移行すると、曲率部116に接触していたアジテータフィルム142の羽根部分のうち、長さの短い切欠片142eが、段差116bの存在により変化点116aにて跳ね上がる(図8(c)参照)。この切欠片142eの跳ね上がりは、凝集したトナー(トナーブロッキング)をほぐすために有効である。
また、アジテータフィルム142の羽根部分にて、図7に示すように、切欠片(挿入片)142eと隣接して設けられる摺擦片142dは、切欠片(挿入片)142eよりも回転中心からの長さが長い。そして、摺擦片142dは、中心軸141aから最も遠い供給トナー収容容器104の内壁を摺擦する。例えば図8(d)に示すような供給トナー収容容器104の隅部104cに対しても摺擦片142dの先端が摺擦可能である。
尚、撹拌搬送部材であるアジテータ140の回転のための軸心である中心軸141aは、供給トナー収容容器104の中心からトナー供給口111側に偏心している。即ち、供給トナー収容容器104の中心に比べてトナー供給口111側(図8では左側)にアジテータ140の回転中心が形成されている。そして、トナー供給口111側にある段差116b(図6(c)参照)にてアジテータフィルム142が充分に撓むように構成されている(図8(c)参照)。
図9(a)〜(c)は、トナーカートリッジ13の保管状態の想定例とトナーブロッキングの発生状態を説明するための図である。例えば生産工場にてトナーカートリッジ13にトナーが充填された後、工場や倉庫、顧客先などでは、あらゆる状態で保管されることが予想される。例えば図9(a)は、供給トナー収容容器104の曲率部116が形成された面を下にして保管される状態を示している。トナーブロッキングは、長期間安静な状態で保管された場合にトナーが凝集して形成されるものであるが、一般に、積載されたトナーの底(下方)に生じ易い。図9(a)の例では、曲率部116が形成された面側にトナーブロッキングが多く生成される。また図9(b)では、画像形成装置に取り付けられた際の天頂側が反転されて下方となって保管される状態が示されており、画像形成装置に取り付けられた際の天頂側にトナーブロッキングが生じ易い。更に図9(c)では、供給トナー収容容器104の長手方向の先端側(トナー供給方向)の面を下にして保管される状態が示されている。かかる場合には、供給トナー収容容器104の長手方向の先端側にトナーブロッキングが生じ易い。
このようなトナーブロッキングが生じた場合に、そのままトナー供給口111を介してトナーブロッキングを搬送してしまうと、画像形成装置におけるトナー詰まりや画質欠陥が生じ易くなる。このような問題に対し、たとえトナーブロッキングが発生したとしてもトナーブロッキングをほぐして搬送できれば問題はない。本実施の形態では、例えば、図6(c)に示すような曲率部116に設けた変化点116aから切り上がる段差116bにて、図8(c)に示すように回転するアジテータフィルム142の切欠片(挿入片)142eの先端をはじくことで、トナーブロッキングをほぐす作用を向上させている。
出願人等が鋭意検討を加えた結果、充填されているトナーの高さ(量)によって、トナーブロッキングをほぐす作用に差があることを見いだした。より詳細には、トナーブロッキングをほぐす作用に効果のある段差116bに着目し、その段差116bの開始部分である変化点116aを基準として、トナーブロッキングをほぐす作用に差があることを出願人等は発見するに至った。
図10(a),(b)は、トナーの充填状態を示す実施例である。この例では、供給トナー収容容器104の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢(図10に示す姿勢)にて供給トナー収容容器104に収容されるトナーの高さの上端が、曲率部116の変化点116aの高さ(図の2点鎖線)よりも下方位置(図10(a)の高さh)に留まっている。図10(b)は、図10(a)に示す高さhまでトナーが満たされた状態で、例えば図9(a)〜(c)に示すような所定の姿勢でトナーカートリッジ13が保管された場合に発生したトナーブロッキングの挙動を示している。
アジテータ140が有するアジテータフィルム142の切欠片142eは、可撓性部分が湾曲しながら曲率部116を摺動し、この可撓性部分の湾曲が段差116b(変化点116a)で解消され、湾曲箇所が伸びる際の勢いで切欠片142eが跳ね上げられる。切欠片142eの両端から延びる摺擦片142d(図7参照)も、可撓性部分が湾曲して曲率部116を摺動しており、段差116b(変化点116a)にて、切欠片142eの跳ね上げの後に段階的に跳ね上がる。
このとき、供給トナー収容容器104内に収容されるトナーの量は、曲率部116の変化点116aの高さ(図の2点鎖線)よりも下方の高さhを上端としている。そのために、収容されるトナーの経時変化によって生じたトナーブロッキングは、湾曲しながら曲率部116を摺動するアジテータフィルム142によって掻き上げられる。そして、アジテータフィルム142は、段差116b(変化点116a)にて、掻き上げ動作とは異なる挙動を示す。この異なる挙動は、湾曲しながら摺動する動作の後の跳ね上げ動作であり、この挙動を利用して、掻き上げたトナーブロッキングを投げ出す。このとき、収容されているトナーの高さhは段差116b(変化点116a)よりも下であり、段差116b(変化点116a)の位置にはトナーが収容されていない領域が存在する。このトナーが収容されていない領域を利用することでトナーブロッキングを良好に投げ出すことができる。そして、良好に投げ出すことで、トナーブロッキングをより良好にほぐすことが可能となる。
尚、異なる挙動を演出するためには、例えば曲率部116に凸部を設ける等も有効である。
ここで、供給トナー収容容器104に供給されるトナーは、例えば主原料や副原料を溶融混練した後、原料を細かく粉砕して作る粉砕トナー(粉砕溶融も含む)を用いることが好ましい。ケミカル手法によって得られるケミカル球形トナーと比べ、粉砕トナーは粒子間吸着力を小さくして、流動性を良くすることができ、ブロッキングの程度を緩くすることが可能となる。ケミカル手法においては、トナー構成成分(顔料など)を湿式粉砕し、水中に分散させ、最終的に水分を含んだトナーを熱風で乾燥させて作製される。従って、トナー粒子表面の水分子残存量が粉砕法トナーに比べて多く、トナー粒子間の吸着力が大きい傾向にあり、ブロッキングしやすい。
また、トナーの量は、トナーが充填されている容器(トナーカートリッジ13)を数回(例えば2〜9回程度)振って、長期保管でトナーが軽く凝集している状態を解砕した後、例えば1分間程度静置し、容器内のトナーの高さを計測することで得られる。このようにして得られたトナーの量が、図10(a)に示すように供給トナー収容容器104の段差116b(変化点116aの高さ)を基準としてそれよりも下の高さ(h)に留まっている状態であれば、アジテータフィルム142の段差116bにおける挙動によって、トナーブロッキングを良好にほぐすことができる。
図11(a),(b)は、図10に示す実施例が適用されない比較例におけるトナーブロッキングの挙動を説明するための図である。図11(a)は、初期状態にて、供給トナー収容容器104に収容されるトナーの量が、曲率部116の変化点116aの高さ(図の2点鎖線)よりも上方位置(図11(a)の高さhi)となっている場合を示している。
図11(b)は、この図11(a)のトナー量の状態にてアジテータ140の回転動作によるトナーブロッキングの挙動を示している。アジテータ140の回転により、切欠片142eが変化点116aで跳ね上げられるが、トナーの供給が行われていない初期状態では、跳ね上げの基準となる変化点116aの上までトナーが充填されている。その結果、充填されたトナーによってトナーブロッキングの動きが制約され、充分にほぐされない場合が生じる。
しかしながら、本実施例では、図10(a),(b)に示すように、画像形成装置への取り付け状態と同様にトナーカートリッジ13を置いた場合に、初期の状態にて、収容されるトナーの量が、段差116bが切り上がる部分である変化点116aよりも下方位置に留まっている。これによって、段差116b(変化点116a)におけるアジテータフィルム142の挙動(跳ね上げ)により、トナーの量の上端(図10の高さh)へ向けてトナーブロッキングが投げ出され、大きく飛び散る。これによって、トナーブロッキングをほぐす機能を強化することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す構成図である。 画像形成装置の外観を示す斜視図である。 画像形成装置のカバーを開けた状態を示した斜視図である。 本実施の形態に係る現像剤収容容器としてのトナーカートリッジの外観を示す斜視図である。 トナーカートリッジを分解した状態を示す構成図である。 (a)〜(c)は、供給トナー収容容器の長手方向に直交する方向の複数箇所の断面図である。 撹拌搬送部材としてのアジテータを示す斜視図である。 (a)〜(d)は、供給トナー収容容器内における撹拌搬送部材の回転状態を説明するための図である。 (a)〜(c)は、トナーカートリッジの保管状態の想定例とトナーブロッキングの発生状態を説明するための図である。 (a),(b)は、トナーの充填状態を示す実施例である。 (a),(b)は、図10に示す実施例が適用されない比較例におけるトナーブロッキングの挙動を説明するための図である。
符号の説明
1…本体、11…現像装置、13…トナーカートリッジ、102…供給トナー収容部、104…供給トナー収容容器、110…トナー供給側領域、111…トナー供給口、116…曲率部、116a…変化点、116b…段差、140…アジテータ、142…アジテータフィルム、142d…摺擦片、142e…切欠片(挿入片)

Claims (10)

  1. 矩形状のトナー収容容器と、
    前記トナー収容容器の角部に設けられたトナー供給口と、
    前記トナー収容容器内にて回転可能に設けられ当該トナー収容容器内のトナーを前記トナー供給口に向けて撹拌搬送する撹拌搬送部材と、
    前記トナー収容容器の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にて前記トナー供給口の上方に位置し、回転する前記撹拌搬送部材を跳ね上げる段差を有する案内部と、
    を備え、
    前記取り付け状態と同様な姿勢にて、前記トナー収容容器に収容されるトナーの高さの上端が前記段差よりも下であることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記案内部は、前記トナー収容容器の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にて前記トナー供給口の上方に位置する隅部に曲率部として形成され、当該曲率部が前記撹拌搬送部材の前記回転方向の下流側にて変化点から切り上げられて前記段差を形成し、
    前記トナーの高さの上端が前記変化点の位置よりも下であることを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記撹拌搬送部材は、前記トナー収容容器に収容されたトナーから受ける圧力により歪曲される可撓性を有し、当該撹拌搬送部材の回転中心から離れた先端側が前記曲率部を摺擦可能な長さからなることを特徴とする請求項2記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記撹拌搬送部材は、当該撹拌搬送部材の先端側に前記トナー供給口へ挿入可能な挿入片と、当該挿入片に隣接して設けられ当該挿入片よりも回転中心からの長さが長く当該トナー供給口の側部の前記トナー収容容器の内壁を摺擦する摺擦片とを有し、当該挿入片が前記段差によって跳ね上げられた後に当該摺擦片が当該段差によって跳ね上げられることを特徴とする請求項3記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記トナー収容容器に収容されたトナーは、粉砕トナー(粉砕溶融も含む)であることを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記トナー収容容器に収容され前記段差の位置よりも下である前記トナーの高さは、当該トナー収容容器を数回振った後に前記画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢で1分間静置した後の当該トナー収容容器内のトナーの高さであることを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
  7. 矩形状のトナー収容容器と、
    前記トナー収容容器の角部に設けられたトナー供給口と、
    前記トナー収容容器内にて回転可能に設けられ当該トナー収容容器内のトナーを前記トナー供給口に向けて撹拌搬送する撹拌搬送部材と、
    前記トナー収容容器の画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にて前記トナー供給口の上方に備えられ、前記撹拌搬送部材の回転方向の下流側にて変化点から切り上げられる段差を有する曲率部と、
    を備え、
    前記トナー収容容器は、前記画像形成装置への取り付け状態と同様な姿勢にて、前記変化点よりも下方の高さまでトナーを収容し、
    前記撹拌搬送部材は、前記トナー収容容器に収容されたトナーを前記曲率部を摺擦しながら掻き上げ、当該トナー収容容器のトナーが収容されていない領域を利用してトナーを投げ出すことを特徴とするトナーカートリッジ。
  8. 前記撹拌搬送部材は、前記曲率部の前記変化点にて前記掻き上げの動作とは異なる挙動を示し、当該異なる挙動を利用してトナーを投げ出すことを特徴とする請求項7記載のトナーカートリッジ。
  9. 前記撹拌搬送部材は、可撓性部分が湾曲しながら前記掻き上げの動作を行い、前記異なる挙動は当該可撓性部分の跳ね上げに伴う動きであることを特徴とする請求項8記載のトナーカートリッジ。
  10. 前記撹拌搬送部材の回転のための軸心は、前記トナー収容容器の中心から前記トナー供給口側に偏心していることを特徴とする請求項8記載のトナーカートリッジ。
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