JP2014186090A - 粉体収納容器及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる種類の粉体を、装置を大型化することなく、また粉体供給のための駆動機構を複雑にすることなく、さらに定量的に供給できる粉体収納容器を提供する。
【解決手段】補給容器6は、現像剤D2を収納する収納部61と、現像剤D2を搬送する搬送スクリュー62とを有する。搬送スクリュー62の現像剤搬送方向上流側の端部は、軸受け部で回転自在に支持され、現像剤搬送方向下流側の端部は開放されている。補給容器6の固定ホッパー5に接続する場合は、補給スクリュー52の現像剤搬送方向上流側の端部を回転自在に支持する着脱可能な軸受け部54を取り外す。そして、補給容器6の搬送スクリュー62の端部と、固定ホッパー5の搬送スクリュー52の端部とが連結するように、補給容器6を固定ホッパー5に接続する。
【選択図】図4
【解決手段】補給容器6は、現像剤D2を収納する収納部61と、現像剤D2を搬送する搬送スクリュー62とを有する。搬送スクリュー62の現像剤搬送方向上流側の端部は、軸受け部で回転自在に支持され、現像剤搬送方向下流側の端部は開放されている。補給容器6の固定ホッパー5に接続する場合は、補給スクリュー52の現像剤搬送方向上流側の端部を回転自在に支持する着脱可能な軸受け部54を取り外す。そして、補給容器6の搬送スクリュー62の端部と、固定ホッパー5の搬送スクリュー52の端部とが連結するように、補給容器6を固定ホッパー5に接続する。
【選択図】図4
Description
本発明は粉体収納容器及びそれを備えた画像形成装置に関し、より詳細には、連結可能な2つの容器を備えた粉体収納容器及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を用いた画像形成装置では、画像形成によってトナーが消費されるのに対し、キャリアは現像装置内に留まり続けるため、キャリアの経時劣化が生じる。そこで、キャリアを含む現像剤を少しずつ現像装置から廃棄しながら、新しい現像剤を現像装置に補給するいわゆるトリクル方式が近年注目されつつあり、種々の提案もなされている。
一方、近年、需用者から画像形成費用(CPP:Cost Per Print)の低減が強く要求されている。かかる要求に応える方策として、トリクル方式の画像形成装置では、現像装置に補給する現像剤中のキャリアの割合(トリクルレート)を低くすることが考えられる。しかし、トリクルレートを低くすると、例えば、印字率の低い画像形成を行った場合には、劣化した現像剤の排出がされにくくなる。この結果、カブリや文字散りなどの画像不良が発生する可能性がある。
このような不具合の対応として、上記の画像不良が発生したときは、キャリアの割合の高い現像剤を現像剤に供給することが考えられる。例えば、特許文献1では、トナーと現像剤とを別々に収納した2つの容器を一体化した補給カートリッジが提案されている。この補給カートリッジによれば、補給カートリッジの回転方向を変えることによってトナーと現像剤とを分けて現像装置に供給することができる。
しかしながら、特許文献1の補給カートリッジは2つの容器を一体化しているので、装置が大型化するおそれがある。また、補給カートリッジの回転によって現像装置への供給量が調整されるので、供給量が不安定となるおそれもある。
そこで、本発明の目的は、異なる種類の粉体を、装置を大型化することなく、また粉体供給のための駆動機構を複雑にすることなく、さらに定量的に供給できる粉体収納容器を提供することにある。
本発明によれば、回転軸方向に粉体を搬送する回転搬送手段をそれぞれに有する第1容器と第2容器とを備え、第1容器と第2容器とは、前記回転搬送手段の端部同士が連結するように接続可能であることを特徴とする粉体収納容器が提供される。
第1容器における回転搬送手段の粉体搬送方向上流側の端部と、第2容器における回転搬送手段の粉体搬送方向下流側の端部とが連結するのが好ましい。
第1容器及び第2容器の一方が、回転搬送手段を回転させる駆動源を有しているのが好ましい。
第2容器の回転搬送手段による粉体搬送量を、第1容器の回転搬送手段による粉体搬送量よりも多くしてもよい。
前記回転搬送手段がいずれもスクリュー搬送部材である場合、当該スクリュー搬送部材のスクリューの羽根ピッチ及び直径の少なくとも一方によって粉体搬送量を調整するのが好ましい。
第1容器を、トナーとキャリアとから構成される第1現像剤を貯留し、現像装置に第1現像剤を補給する固定ホッパーとし、第2容器を、第1現像剤よりもキャリア濃度の高い第2現像剤を貯留し、固定ホッパーに接続し固定ホッパーを介して第2現像剤を現像装置に供給する補給容器としてもよい。
あるいは、第1容器を、トナーとキャリアとから構成される第3現像剤を内蔵する現像装置とし、第2容器を、第3現像剤を貯留し、現像装置に接続して、第3現像剤を現像装置に供給する補給容器としてもよい。
また、本発明によれば、前記のいずれかに記載の粉体収納容器を搭載したことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の粉体収納容器では、第1容器と第2容器とを、回転搬送手段の端部同士が連結するように接続可能としたので、必要なときに第1容器と第2容器とを接続できると共に、共通の駆動源で回転搬送手段を回転させることができるので、装置が大型化することなく、また粉体供給のための駆動機構が複雑になることなく定量的に粉体を供給できる。
以下、本発明に係る粉体収納容器及び画像形成装置について図に基づいてさらに詳しく説明するが本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す所謂タンデム方式のカラープリンターの概説図を示す。この図に示すプリンターは、導電性を有する無端状の中間転写ベルト30を有する。中間転写ベルト30は、ローラ31,32,33に張架されている。ローラ31は不図示のモータに連結されており、モータの駆動によってローラ31は反時計回りに回転し、これによって中間転写ベルト30とこれに接するローラ32,33は従動回転する。ローラ33は、不図示の付勢手段によって中間転写ベルト30を外方へ付勢し中間転写ベルト30に張力を与えている。ローラ31に支持されているベルト部分の外側には、2次転写ローラ34が圧接している。この2次転写ローラ34と中間転写ベルト30とのニップ部(2次転写領域)において中間転写ベルト30上に形成されたトナー画像が、搬送されてきた用紙Pに転写される。
また、ローラ32に支持されているベルト部分の外側には、中間転写ベルト30の表面をクリーニングするベルトクリーニングブレード35が設けられている。ベルトクリーニングブレード35は、中間転写ベルト30を介してローラ32に圧接し、中間転写ベルト30との当接部で未転写の残留トナーを除去・回収する。
中間転写ベルト30の下側には、中間転写ベルト30の回転方向上流側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの作像ユニット10Y,10M,10C,10K(以下、「作像ユニット10」と総称することがある)が、装置本体1に対して着脱自在に配置されている。これらの作像ユニット10では、各色の現像剤をそれぞれ用いて対応する色のトナー画像が作成される。
図2に、作像ユニット10の概説図を示す。作像ユニット10は、静電潜像担持体としての円筒状の感光体11を有する。そして、感光体11の周囲には、その回転方向(時計回り方向)に沿って順に、帯電装置12、露光装置13、現像装置2、1次転写ローラ14、およびクリーニング装置15が配置されている。1次転写ローラ14は中間転写ベルト30を挟んで感光体11に圧接し、ニップ部(1次転写領域)を形成している。
図1に示すように、作像ユニット10の下部には、給紙装置として給紙カセット41が着脱可能に配置されている。給紙カセット41内に積載収容された用紙Pは、給紙カセット41の近傍に配置された給紙ローラの回転によって最上紙から順に1枚ずつ搬送路Rに送り出される。給紙カセット41から送り出された用紙Pは、レジストローラ対42に搬送され、ここで所定のタイミングで2次転写領域に送り出される。
画像形成装置は、1色のトナー(例えばブラック)を用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードと、4色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラーモードとに切り替え可能となっている。
カラーモードにおける画像形成動作例について簡単に説明すると、まず、各作像ユニット10において、所定の周速度で回転駆動される感光体11の外周面が帯電装置12により帯電される。次に、帯電された感光体11の表面に、画像情報に応じた光が露光装置13から投射されて静電潜像が形成される。続いて、この静電潜像は、現像装置2から供給される現像剤としてのトナーにより顕在化される。このようにして感光体11の表面に形成された各色のトナー画像は、感光体11の回転によって1次転写領域に達すると、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体11から中間転写ベルト30上へ転写(1次転写)されて重ねられる。
中間転写ベルト30に転写されることなく感光体11上に残った残留トナーは、クリーニング装置15で掻き取られ、感光体11の外周面から除去される。
重ね合わされた4色のトナー画像は、中間転写ベルト30によって2次転写領域に搬送される。一方、そのタイミングに合わせて、レジストローラ対42から2次転写領域に用紙Pが搬送される。そして、4色のトナー画像が、2次転写領域において中間転写ベルト30から用紙Pに転写(2次転写)される。4色のトナー画像が転写された用紙Pは、定着ローラ対43へ搬送される。定着ローラ対43において用紙Pは、定着ローラと加圧ローラとのニップ部を通過する。この間に用紙Pは加熱・加圧され、用紙P上のトナー画像は用紙Pに溶融定着する。トナー画像が定着した用紙Pは排出ローラ対によって排紙トレイに排出される。
一方、用紙Pに転写されることなく中間転写ベルト30上に残った残留トナーは、クリーニングブレード35で掻き取られ、中間転写ベルト30の外周面から除去される。その後、各感光体11及び中間転写ベルト30の回転駆動が停止される。
図3及び図4に、現像装置2の垂直断面図及び水平断面図をそれぞれ示す。これらの図に示す現像装置2は、磁性粒子からなるキャリアとトナーとを有する二成分系現像剤Dを用いて感光体11の静電潜像を現像するものである。この現像装置2は、回転自在の現像ローラ21と、現像部に搬送される現像剤量を規制する板状の規制部材22と、現像ローラ21に沿って形成された第1搬送路23と、第1搬送路22と仕切り板27を隔てて平行に形成された第2搬送路24と、第1搬送路23及び第2搬送路24に配置された第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26を備える。仕切り板27の長手方向両端部には第1連通口271及び第2連通口272(図4に図示)が形成され、第1搬送路23と第2搬送路24とは長手方向両端部において連通している。また、第2搬送路24の現像剤搬送方向上流端には、固定ホッパー(第1容器)5から補給される、トナーとキャリアとを有する第1現像剤D1を受け入れるための補給開口273が形成されている。さらに。第1搬送路23の現像剤搬送方向下流端には、現像装置2内の現像剤Dを排出するための排出口274が形成されている。なお、通常、第1現像剤D1は、現像装置内の現像剤Dよりもキャリア濃度は低く、現像剤Dのキャリア濃度が93wt%程度であるのに対し、おおよそ10wt%程度である。
現像ローラ21は、不図示の駆動機構によって図3において時計回りに回転する筒状体21aと、筒状体21aの内部に設けられた複数の磁極から構成される磁界発生手段21bとを有する。磁界発生手段21bを構成する各磁極はそれぞれ次のような働きをする。まず、磁極(汲み上げ極)N1は、現像剤Dを筒状体21aに汲み上げる働きを奏する。磁極S1は、規制部材22と共に現像部に搬送する現像剤Dの量を制御する働きを奏する。そして、磁極N2は、現像剤Dをブラシ状に穂立ちさせて感光体11表面の静電潜像をトナーで現像する働きを奏する。磁極S2は、現像剤Dを現像装置内に搬送する働きを奏する。磁極N3は、現像装置2内に現像剤Dを搬送すると共に、隣り合う磁極N1との間で発生する反発磁界によって現像剤Dを円筒体21aから剥離させて第1搬送スクリュー25による撹拌部に戻す働きを奏する。
第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26は、軸部材25a,26aの外周に螺旋状の羽根25b,26bが設けられ、第1搬送スクリュー25の、第2連通口272よりも現像剤搬送方向やや下流側には、羽根の傾斜方向が逆方向の逆流発生部28が設けられている。そして、第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26は、不図示の駆動機構によって互いに逆方向に回転する。
図4に示すように、現像装置2には固定ホッパー5が接続しており、固定ホッパー5から現像装置2に現像剤D1が補給される。固定ホッパー5は、現像剤D1を収納する収納部51と、現像剤D1を搬送する搬送スクリュー52と、搬送スクリュー52を回転駆動させるモーターMとを有する。モーターMは回転変動可能であり、補給スクリュー52の回転数を制御することによって、現像装置2への現像剤D1の補給量を調整できる。
固定ホッパー5から補給される現像剤D1は、第2搬送路24の現像剤搬送方向上流端に形成された補給開口273から現像装置2内に受け入れられる。なお、補給開口273の形成位置は、第2搬送路24上であれば特に限定はないが、現像ローラ21に供給されるまでの間に十分な撹拌混合を行うためには、第2搬送路24の現像剤搬送方向上流端に形成するのが好ましい。補給開口273から現像装置2に補給された現像剤は、第2搬送スクリュー26の回転によって図の左方向に撹拌されながら搬送された後、第1連通口271を通って第1搬送路23へ搬送される。第1搬送路23では、第1搬送スクリュー25の回転によって現像剤Dは図の右方向に撹拌されながら搬送される。そして、逆流発生部28において、現像剤Dは図の右方向への搬送が妨げられるので、第2連通口272を通って再び第2搬送路24へ搬送される。これにより、現像剤Dは、第1搬送路23と第2搬送路24とで構成される循環路内を循環し撹拌される。
トナーの補給と共にキャリアが補給されて、現像装置2内の現像剤量が増えてくると、逆流発生部28における現像剤Dの滞留量が多くなり、現像剤Dの一部は逆流発生部28を乗り越えるようになる。そして、逆流発生部28を乗り越えた現像剤は、図4の右方向に搬送されて、排出口274から現像装置2外へ排出される。このように、固定ホッパー5から現像剤D1を現像装置2に補給しながら、使用によって劣化した現像剤Dを現像装置2から排出することにより、現像剤Dの劣化に起因するカブリや文字散りなどの画像不良の発生が抑制される。
ところが、画像形成費用の低減等の観点から、固定ホッパー5から現像装置2に補給する現像剤D1のトリクルレートを低くすると、現像装置2から排出される現像剤量が少なくなって、現像装置2内の現像剤Dは循環し続ける。これにより、トナー成分がキャリア表面に付着したり、キャリアが摩耗によって劣化し、トナーへの帯電付与能が低下する。トナー帯電量が低下すると、カブリや文字散りなどの画像不良が生じる。
また、印字率の低い画像が連続して形成された場合も、トナー消費量が少ないので現像装置2への現像剤の補給量が少なくなり、現像装置2内の現像剤Dが循環し続けて、前述のキャリアの劣化に起因する画像不良が生じる。印字率の低い画像が連続して形成した場合や画像不良が現れた場合などには、キャリアを新しいものに交換する必要がある。
そこで、本発明の画像形成装置では、固定ホッパー5に収納されている現像剤D1よりもキャリア濃度の高い現像剤D2を収納した補給容器6を、固定ホッパー5に対して接続可能とし、固定ホッパー5を介して補給容器6から現像装置2に現像剤D2を優先的に補給して、現像装置2内の現像剤を新しい現像剤D2に交換するようにした。なお、現像剤D2のキャリア濃度は、例えば、現像剤D1が10重量%程度であるのに対し90wt%程度である。
補給容器6は、現像剤D2を収納する収納部61と、現像剤D2を搬送する搬送スクリュー62とを有する。搬送スクリュー62の現像剤搬送方向上流側の端部は、軸受け部で回転自在に支持され、現像剤搬送方向下流側の端部は開放されている。補給容器6の固定ホッパー5に接続する場合は、補給スクリュー52の現像剤搬送方向上流側の端部を回転自在に支持する着脱可能な軸受け部54を取り外す。そして、補給容器6の搬送スクリュー62の端部と、固定ホッパー5の搬送スクリュー52の端部とが連結するように、補給容器6を固定ホッパー5に接続する。図5に接続後の状態図を示す。
図6に、搬送スクリュー52の端部と搬送スクリュー62の端部との連結構造を示す斜視図を示す。搬送スクリュー62の側端周縁の向かい合う位置に、軸方向に突出する2つの突出部621a,621bが形成されている。一方、搬送スクリュー52の側端には、直径とほぼ同じ長さで軸方向に突出した板状部521が形成されている。搬送スクリュー62の2つの突出部621a,621bの間に搬送スクリュー52の板状部521が進入するように、搬送スクリュー52と搬送スクリュー62との連結することによって、搬送スクリュー52が回転すると板状部521が突出部621a,621bに当接して、搬送スクリュー52の回転力が搬送スクリュー62に伝達される。もちろん、搬送スクリュー52と搬送スクリュー62との連結構造はこれに限定されるものではなく、従来公知の連結構造を用いることができる。
図7に、補給容器6から固定ホッパー5を介して現像装置2に現像剤D2を補給する様子を示す状態図を示す。なお、この図に示す搬送スクリュー52と搬送スクリュー62とは、スクリュー径、シャフト径、スクリューピッチが同じで、現像剤搬送量は等しい。モーターMが回転すると、搬送スクリュー52及び搬送スクリュー62が回転し、固定ホッパー5の搬送路内の現像剤D1及び補給容器6の搬送内の現像剤D2は、それぞれ現像装置2の方向に搬送される(図7(a))。そして、搬送スクリュー52及び搬送スクリュー62がさらに回転すると、現像剤D2が固定ホッパー5内に進入する(図7(b))。前述のように、搬送スクリュー52と搬送スクリュー62とは現像剤搬送量が等しいので、搬送スクリュー52は現像剤D2で満たされた状態となり、固定ホッパー5内に収納されている現像剤D1は搬送スクリュー52に取り込まれにくくなる。これにより、搬送スクリュー62によって固定ホッパー5に搬送されてきた現像剤D2は、固定ホッパー5内に収納されている現像剤D1よりも優先して、搬送スクリュー52によって引き続き搬送され、現像装置2に供給される(図7(c))。
現像剤D1よりも優先して現像剤D2を現像装置2に供給するには、搬送スクリュー62の現像剤搬送量を搬送スクリュー52の現像剤搬送量よりも多くするのが望ましい。このためには、搬送スクリュー52及び搬送スクリュー62のスクリュー径やスクリューピッチなどを変えればよい。例えば、搬送スクリュー52は、外径12mm、軸径6mm、スクリューピッチ20mm、スクリューピッチ厚み2mmとし、搬送スクリュー62は、外径14mm、軸径8mm、スクリューピッチ17mm、スクリューピッチ厚み2mmとすると、搬送スクリュー52の1回転当たりの搬送量は1527mm2となり、搬送スクリュー62の1回転当たりの搬送量は1555mm2となって、補給容器6から搬送されてきた現像剤D2は固定ホッパー5の搬送路を埋め尽くすようになる。
図8に、本発明に係る粉体収納容器の他の実施形態を示す。この図に示す粉体収納容器は、第1容器としての現像装置2に、第2容器としての補給容器6を接続可能として、補給容器6から現像装置2に現像剤D4を直接供給して、現像装置2内の現像剤D3を、補給容器6内の新しい現像剤D4に置換するものである。なお、現像剤D3と現像剤D4の成分は同じであるが、現像装置2内の現像剤か補給容器6内の現像剤かを区別するために異なる符号としている。以下、現像装置2及び補給容器6の構成において、前記実施形態と同じ構成については説明を略し、異なる構成を中心に説明する。
補給容器6を現像装置2に接続する場合は、現像装置2の第2搬送スクリュー26の、現像剤搬送方向上流側の端部を回転自在に支持する着脱可能な軸受け部(不図示)を取り外す。そして、補給容器6の搬送スクリュー62の端部と、現像装置2の第2搬送スクリュー26の端部とが連結するように、補給容器6を現像装置2に接続する。第2搬送スクリュー26と搬送スクリュー62との連結は、前述の連結構造がここでも例示される。現像装置2内の現像剤D3を、補給容器6内の新しい現像剤D4で効率的に置換するには、搬送スクリュー62の現像剤搬送量を第2搬送スクリュー26の現像剤搬送量よりも多くするのが好ましく、このためには、前述のように、第2搬送スクリュー26と搬送スクリュー62のスクリュー径、シャフト径、スクリューピッチなどを調整すればよい。
図9に、補給容器6から現像装置2に現像剤D4を供給する様子を示す状態図を示す。不図示の駆動源によって第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26が回転すると、第2搬送スクリュー26の回転力が搬送スクリュー62に伝達され搬送スクリュー62が回転する。そして、補給容器6内の現像剤D4が現像装置2に供給される(図9(a))。そして、第2搬送スクリュー26及び搬送スクリュー62がさらに回転し、現像剤D4が第2連通口272を通過すると、第2連通口272が現像剤D4で封鎖された状態となり、第1搬送路23内の現像剤D3は、逆流発生部28を越えて排出口274へ搬送されやすくなる(図9(b))。そして、さらに、搬送スクリュー62及び第2搬送スクリュー26によって現像剤D4が搬送されると、第1搬送路23内の現像剤D3は、現像剤D4によって押し出されるように逆流発生部28を越えて排出口274から排出される(図9(c))。
補給容器6の現像剤D4の収納量は、現像装置2内の現像剤D3の量と等しく、現像装置2内の現像剤D3が現像剤D4に入れ替わると補給容器6は空となる。これにより、現像装置2内で現像剤D4が循環搬送されるようになり、第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26の回転によって現像剤D4が排出口274から大量に排出されることはない。
本発明の粉体収納容器では、第1容器と第2容器とを、回転搬送手段の端部同士が連結するように接続可能としたので、必要なときに第1容器と第2容器とを接続できると共に、共通の駆動源で回転搬送手段を回転させることができるので、装置が大型化することなく、また粉体供給のための駆動機構が複雑になることなく定量的に粉体を供給でき有用である。
2 現像装置
5 固定ホッパー
6 補給容器
D、D1,D2,D3,D4 現像剤
M モーター(駆動源)
26 第2搬送スクリュー
51 収納部
52 搬送スクリュー
61 収納部
62 搬送スクリュー
5 固定ホッパー
6 補給容器
D、D1,D2,D3,D4 現像剤
M モーター(駆動源)
26 第2搬送スクリュー
51 収納部
52 搬送スクリュー
61 収納部
62 搬送スクリュー
Claims (8)
- 回転軸方向に粉体を搬送する回転搬送手段をそれぞれに有する第1容器と第2容器とを備え、第1容器と第2容器とは、前記回転搬送手段の端部同士が連結するように接続可能であることを特徴とする粉体収納容器。
- 第1容器における回転搬送手段の粉体搬送方向上流側の端部と、第2容器における回転搬送手段の粉体搬送方向下流側の端部とが連結する請求項1記載の粉体収納容器。
- 第1容器及び第2容器の一方が、回転搬送手段を回転させる駆動源を有する請求項1又は2記載の粉体収納容器。
- 第2容器の回転搬送手段による粉体搬送量が、第1容器の回転搬送手段による粉体搬送量よりも多い請求項1〜3のいずれかに記載の粉体収納容器。
- 前記回転搬送手段がいずれもスクリュー搬送部材で、当該スクリュー搬送部材のスクリューの羽根ピッチ及び直径の少なくとも一方によって粉体搬送量が調整される請求項1〜4のいずれかに記載の粉体収納容器。
- 第1容器が、トナーとキャリアとから構成される第1現像剤を貯留し、現像装置に第1現像剤を補給する固定ホッパーであり、第2容器が、第1現像剤よりもキャリア濃度の高い第2現像剤を貯留し、固定ホッパーに接続し固定ホッパーを介して第2現像剤を現像装置に供給する補給容器である請求項1〜5のいずれかに記載の粉体収納容器。
- 第1容器が、トナーとキャリアとから構成される第3現像剤を内蔵する現像装置であり、第2容器が第3現像剤を貯留し、現像装置に接続して、第3現像剤を現像装置に供給する補給容器である請求項1〜5のいずれかに記載の粉体収納容器。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の粉体収納容器を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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US11693352B2 (en) | 2021-03-19 | 2023-07-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner conveying device having easily replaceable components |
JP7476605B2 (ja) | 2020-03-25 | 2024-05-01 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 粉体搬送装置および画像形成装置 |
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2013
- 2013-03-22 JP JP2013059646A patent/JP2014186090A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7476605B2 (ja) | 2020-03-25 | 2024-05-01 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 粉体搬送装置および画像形成装置 |
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