JP2006258868A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した高画質な画像を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、静電潜像が形成される像担持体28と、現像剤31を収容した現像剤容器50を有し、現像剤31により像担持体28に形成された静電潜像に対応した現像剤像を形成する現像装置34と、像担持体28と対峙して配置され担持体28の現像剤像を用紙19に転写する転写部49と、制御部58とを有する。この制御部48は、現像剤容器50内の現像剤31の残量に基づいて、転写部49に供給する転写電流又は電圧を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、本発明は、プリンタ、複写機又はファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
これまでの画像形成装置においては、現像剤残量検出手段の検出信号に基づき、帯電手段に印加する交流バイアスを制御する技術が知られている(特許文献1)。
特開2001−194872
しかしながら、上記の技術の場合、現像剤残量検出手段の検出信号に基づいて、帯電ローラの汚れを推測し、帯電手段から像担持体に印加する放電電流量を低く抑えることは可能であるが、現像剤の変化に対応することは困難であった。すなわち、現像容器内の現像剤の残量が減少すると、現像ロール等に付着する現像剤の量が減少することがあった。この原因は、現像剤の残量が減少することにより、また、現像剤が製造されてから時間が経過することにより、現像剤が劣化し、現像剤の帯電量が変動することであると考えられる。
本発明の目的とするところは、上記従来の問題を解消し、安定した高画質な画像を得ることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴とするところは、静電潜像が形成される像担持体と、現像剤を収容した現像剤容器を有し、該現像剤により前記像担持体に形成された静電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、画像形成装置本体内に前記像坦持体と対峙して配置され前記担持体の現像剤像を被転写材に転写する転写手段とを有し、前記現像剤容器内の現像剤の残量に基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御する制御手段を有する画像形成装置にある。
好適には、前記像形成手段は、前記現像剤容器内の現像剤量を検出する検出手段を有する。
また、好適には、前記現像手段は、前記検出手段の検出値と前記転写手段に供給する転写電流又は電圧の設定値とが対応付けられて記録された記憶手段を有する。
また、好適には、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された転写電流の設定値に基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御する。
本発明の第2の特徴とするところは、静電潜像が形成される像担持体と、現像剤を収容した現像剤容器を有し、該現像剤により前記像担持体に形成された静電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、画像形成装置本体内に前記像坦持体と対峙して配置され、前記像担持体の現像剤像を被転写材に転写する転写手段とを有し、前記現像手段は、該現像手段パラメータおよび前記現像剤パラメータの少なくとも1つに基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御する制御手段を有する画像形成装置にある。
好適には、前記現像手段パラメータは該現像手段の製造年月日であり、前記現像剤パラメータは該現像剤の製造年月日である。
また、好適には、前記現像手段は、該現像手段のパラメータおよび前記現像剤のパラメータの少なくとも1つが記録された記憶手段を有する。
本発明の第3の特徴とするところは、静電潜像が形成される像担持体と、現像剤を収容した現像剤容器を有し、該現像剤により前記像担持体に形成された静電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、画像形成装置本体内に前記像坦持体と対峙して配置され、前記像担持体の現像剤像を被転写材に転写する転写手段とを有し、画像形成装置本体の印刷枚数に基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御する制御手段を有する画像形成装置にある。
本発明によれば、制御手段により、現像剤容器内の現像剤の残量に基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御するようにしたので、安定した高画質な画像を得ることができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば2段の給紙ユニット18、18が配置されている。
それぞれの給紙ユニット18は、被転写材としての用紙19が収納される給紙カセット20と給紙ロール22a、22bとを有し、この給紙ロール22a、22bの回転により給紙カセット20に積載された用紙19がレジストロール24に搬送される。
さらにレジストロール24の下流側には、後述するプロセスカートリッジ(現像カートリッジ)46の像坦持体28と転写装置36とが対峙した転写手段としての転写部49が設けられ、さらにその下流側には定着装置40が設けられている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット20から給紙ロール22a及び22bにより送り出された用紙19は、レジストロール24により一時停止され、タイミングをとって像坦持体28と転写装置36との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置40により定着され、排出ロール26により排出部16へ排出される。
一方、画像形成装置本体12の側面(図1の左側面)には、例えば手差しユニット41が配置されている。この手差しユニット41より送り出された用紙は給紙ユニット18より送り出された用紙19と同様に、レジストロール24により一時停止され、タイミングをとって像坦持体28と転写装置36との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置40により定着され、排出ロール26により排出部16へ排出される。
像形成手段14は電子写真式のもので、感光体からなる像坦持体28と、この像坦持体28を帯電電圧により一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置30と、この帯電装置30により帯電された像坦持体28に、光(Ros光量)により潜像を書き込む光書込み装置32と、この光書込み装置32により形成された像坦持体28の潜像を現像剤31により可視化する(現像剤像を形成する)現像装置34と、所定電流が印加され、現像装置34による現像剤像を用紙19に転写する転写装置36を有する転写部49と、像坦持体28に残存する現像剤をクリーニングするクリーニング装置38と、転写部49により転写された用紙19上の現像剤像を用紙19に定着させる例えば加圧ロールと加熱ロールとからなる定着装置40とから構成されている。光書込み装置32は例えば走査型のレーザ露光装置からなり、後述するプロセスカートリッジ46内を横切り、像坦持体28に潜像を形成する。クリーニング装置38は、像坦持体28に接触するクリーニングブレード42と、このクリーニングブレード42で掻き落とされた現像剤31を収納する現像剤回収部44とを有する。また、画像形成装置10の内部には、この画像形成装置10における各装置を制御する制御部48が設けられている。
なお、光書込み装置32は、他の実施形態としてLEDや面発光レーザなどを用いることができる。
ユーザインターフェイス装置(UI装置)47は、画像形成装置10と一体に、又はネットワークを介して設けられ、画像形成装置10の処理内容を選択し、かつ表示するようになっている。このUI装置34には、LCD表示装置あるいはCRT表示装置およびキーボード・タッチパネルなどを含む。なお、ユーザは、このUI装置47を操作することにより、用紙サイズ(例えばA3縦、A4横など)、用紙種類(普通紙、厚紙、OHPなど)及び片面・両面指定(表面・裏面印刷)などを指定することができる。
次に、本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジ(現像カートリッジ)46を図面に基づいて説明する。
図2において、本発明の一実施形態に係るプロセスカートリッジ46の概要が示されている。
プロセスカートリッジ46は、像坦持体28、帯電装置30、現像装置34及びクリーニング装置38を一体化したものであり、これらを一体として交換できるようになっている。なおプロセスカートリッジ46には、像坦持体28の外側に開閉蓋29が設けられている。この開閉蓋29は、プロセスカートリッジ46が画像形成装置本体12に装着されていない状態では像坦持体28を覆う位置にあり、プロセスカートリッジ46が画像形成装置本体12に装着される際に像坦持体28の上方に移動し、像坦持体28がプロセスカートリッジ46の外側面に現れ、プロセスカートリッジ46が画像形成装置本体12に装着された時点で図2に示すように像坦持体28と転写装置36とが対峙した状態となる。また、このプロセスカートリッジ46にはクリーニング装置38から斜め上に向かって伸び先端部が下側にカーブした取っ手部39が設けられている。これによりプロセスカートリッジ46を画像形成装置本体12より取り出す際に取っ手部39を握りプロセスカートリッジ46を引き出すことでプロセスカートリッジ46を画像形成装置本体12より容易に取り出すことができる。
現像装置34は、現像剤31を収納する現像剤容器50と現像部52とを有する。この現像剤容器50は、内部にアジテータ(現像剤撹拌部材)54が配置されている。このアジテータ54は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)などの可撓性の撹拌板56を有し、現像剤容器50内の現像剤の量が減少してくるとこの撹拌板56の先端辺57が現像剤容器50の内壁に当接しながら回転し、現像剤容器50と現像部52が現像剤供給口60を介して連通しており、この現像剤供給口60から現像部52へ現像剤が搬送される。
現像部52には、内部にマグネットロールが配置された現像ロール(現像剤坦持体)58が配置されている。この現像ロール58は、像坦持体28に、例えば像坦持体28の下部で対峙し、この対峙された部分が現像位置となっている。なおこの現像ロール58には所定電圧(現像電圧)が印加されている。
また、この現像部52には、現像剤残量検出器72が設けられている。この現像剤残量検出器72は、例えば現像部52内の2点間で現像剤量の変動による定電流源(抵抗値)の変化を検出することにより、現像剤31の残量を検出電圧値として制御部48に出力するようになっている。また、現像剤残量検出器72は、圧電素子であってもよい。
ブレード装置62は、現像ブレード64と取付け部66とから構成されている。現像ブレード64は例えばポリウレタン、シリコンゴムなどの弾性樹脂からなり現像部52に配置されている。この現像ブレード64は、一端が取付け部66を介して現像剤容器50に固定されている。取付け部66は板金からなり、この取付け部66に現像ブレード64の一端がホットメルトなどにより固定されている。また現像ブレード64は、他端手前で現像ロール58に弾性変形して接触しており、この現像ブレード64により現像ロール58の現像剤の層厚を規制し、この層厚が規制された現像剤を現像位置にて像坦持体28上の潜像を現像するようにしている。
またプロセスカートリッジ46は、画像形成装置本体12に装着された際に像坦持体28が転写装置36に対峙する位置の用紙搬送方向上流側にフィルム状のシートで形成された導電性部材68を有している。この導電性部材68は、転写装置36及び像坦持体28の軸方向長さとほぼ同じ長さを有するシートで形成されている。この導電性部材68には図示されていないが現像ロール58に電圧を印加する回路より分岐した回路により現像ロール58に印加する電圧と等しい電圧が印加されている。このように導電性部材68を設けることで、現像時に発生する飛散現像剤を導電性部材68上へ電気的に付着させることができ、飛散現像剤による画像形成装置本体12内の汚れを防止できる。なおこの導電性部材68は、軸方向全長即ち長手方向全長にわたって転写装置36側(導電性部材68の外側)が絶縁性フィルム70により覆われている。これは搬送される用紙19が導電性部材68に接触すると、用紙19を介して導電性部材68と転写装置36との間でリークを起こすおそれがあるためである。
また、プロセスカートリッジ46には、メモリ装置74が装着されている。このメモリ装置74には、例えばプロセスカードリッジパラメータとしてプロセスカートリッジ46の製造年月日が記憶されている。また、このメモリ装置74に、プロセスカードリッジパラメータとして現像剤31の製造年月日が記憶されていてもよい。
さらに、このメモリ装置74には、現像剤残量検出器72の検出値(検出電圧値)と転写部49に供給する転写電流の設定値(転写電流値)とが対応付けられて記録されている。
なお、このパラメータ(現像剤残量検出器72の検出電圧値と転写部49に供給する転写電流の電流値)は、画像形成装置本体12の制御部48に記憶されていてもよい。
次に、転写部49を中心に説明する。
図3に示すように、転写部49は、上述した光書込み装置32(図1)により静電潜像が形成される像担持体28と、この像担持体28と対峙して配置された転写装置36とを有する。転写装置36は、画像形成装置本体12(図1)に弾性的に支持され、像担持体28の方向へ付勢されている。また、像担持体28は、現像装置34の現像ロール58と対峙して配置されている。
現像装置34は、現像剤容器50(図2)内の現像剤31により、像担持体28に形成された静電潜像に対応した現像剤像を形成するようになっている。また、像担持体28に形成された現像剤像は、像担持体28と転写装置36とによって、用紙19に転写されるようになっている。すなわち、像担持体28と転写装置36との間に所定の転写電流を供給することにより、像担持体28上の現像剤31が用紙19上に転写される。
図4において上記画像形成装置10における制御部48のハードウエア構成が示されている。制御部48には、中央演算処理装置(CPU)82、プログラムROM84およびRAM86がバス80に接続されている。例えば、プログラムROM84には、後述する転写電流制御プログラム100が格納されている。バス80には、外部メモリインターフェイス88及びセンサインターフェイス90が接続され、外部メモリインターフェイス88にはメモリ装置74が、センサインターフェイス90には現像剤残量検出器90が、それぞれ接続されている。さらにバス40には、ユーザインターフェイス92が接続され、このユーザインターフェイス92にはUI装置47が接続され、ユーザが指示する信号などが入出力されるようになっている。また、さらにバス40には、コントローラ94が接続され、このコントローラ94には例えば帯電装置30、光書込み装置32、現像装置34及び転写部49などが接続され、これらの装置(帯電装置30、光書込み装置32、現像装置34及び転写部49など)に信号等が出力されるようになっている。
次に、本発明にかかる画像処理装置10の制御部48における転写電流の制御について説明する。
図5は、転写電流制御プログラム100の機能構成を例示する図である。
図5に例示するように、転写電流制御プログラム100は、検出電圧受付部102、UI部104及び転写電流制御部106を有する。
検出電圧受付部102は、現像剤残量検出器72(図2)から出力された電圧(出力信号)を受け付けて、電圧値(検出電圧データ)に変換し、転写電流制御部106に出力する。
UI部104は、UI装置47(図1)を制御して、ユーザの入力(操作入力データ)を受け付ける。UI部104は、操作入力データとして、例えば用紙サイズ(例えばA3縦、A4横など)、用紙種類(普通紙、厚紙、OHPなど)および片面・両面指定(表面・裏面印刷)などを受け付ける。また、UI部104は、UI装置47により入力された操作入力データをそれぞれ用紙サイズデータ、用紙種類データおよび片面・両面指定データとして、転写電流制御部106に出力する。
なお、表面・裏面印刷指定は、例えばメカコン(メカニカル・コントロールソフトウェア)(図示せず)等により検出してもよい。また、用紙種類(普通紙、厚紙、OHPなど)は、例えば用紙カセット20に設けられた切替スイッチ(図示せず)等により検出してもよい。
転写電流制御部106は、転写電流設定部108及び第1の第1の設定テーブル110を有する。
図6に示すように、転写電流制御部106は、メモリ装置74(図2)より、このメモリ装置74に記憶されたデータを受け付け、第1の設定テーブル110を作成する。より具体的には、第1の設定テーブル部110は、現像剤残量検出データおよび操作入力データと、転写電流の設定値とを対応付けた第1の設定テーブル110を作成する。
また、転写電流設定部108は、検出電圧受付部102により入力された検出電圧データ及びUI部104より入力された操作入力データと、第1の設定テーブル110とを参照して、転写部49に供給する転写電流を設定する。例えば、図6に示すように現像剤残量検出器72より検出された電圧値(検出データ受付部102により入力された検出電圧データ)がT5〜T4(V)の範囲であり、ユーザより入力された操作入力データ(UI部104により出力されたデータ)として、用紙種類データが「普通紙」であり、片面・両面指定データが「片面」(表面)であるとすると、転写電流設定部108は、転写電流をAa1(μA)に設定する。
転写電流制御部106は、上述したように転写電流設定部108に設定された転写電流値を転写部49に供給する。
なお、メモリ装置74が操作入力データ及び現像剤残量検出データと転写電流の設定値とを対応付けた設定テーブルを有し、転写電流設定部108は、メモリ装置74が有する設定テーブルに基づいて転写電流を設定してもよい。
また、転写制御部106は、操作入力データ及び現像剤残量検出データと転写電流の設定値とを対応付けた設定テーブルをあらかじめ有していてもよい。
このように、転写電流制御部106により、検出した現像容器50内の現像剤31の残量に基づいて、転写部49の転写電流を制御するようにしたので、現像剤31の残量における現像剤の帯電量の変動に対応することができ、安定した高画質な画像を得ることができる。さらに、転写電流制御部106は、用紙種類、用紙サイズ、用紙の表裏によって転写電流を制御するようにしたので、より安定した高画質な画像を得ることが可能である。
次に、上述した転写電流制御部106の転写電流設定部108における転写電流の設定方法について説明する。
図7は、転写電流設定部108における転写電流の設定方法を中心に例示するフローチャートである。
図7に示すように、ステップ10(S10)において、UI部104は、ユーザにより入力された操作入力データより印刷指示を確認し、用紙サイズデータ、用紙種類データ及び片面・両面指定データを転写電流制御部106に出力する。また、UI部104は、ここでは、印刷面設定を「表」設定し、転写電流制御部106に出力する。
ステップ12(S12)において、検出データ受付部102は、現像剤量検出器72から出力された電圧を受け付けて、検出電圧データとして転写電流制御部106に出力する。
ステップ14(S14)において、転写電流設定部108は、検出データ受付部102より出力された検出電圧データ、UI部104より出力された操作入力データ(用紙サイズデータ、用紙種類データ)およびUI部104により設定されたデータ(表面印刷指定データ)と、第1の設定テーブル110とを参照して、転写部49に供給する転写電流値を設定する。
ステップ16(S16)において、転写電流制御部106は、転写電流設定部108により設定された転写電流値を転写部49に供給する。転写部49は、転写電流設定部108に設定された転写電流値で転写処理を実施する。
ステップ18(S18)において、UI部104は、ステップS10においてユーザにより指定された印刷が、片面印刷指定であるかを判定する。ユーザにより指定された印刷が、片面指定ではない(両面印刷指定)と判定されたステップ20(S20)に進み、片面印刷指定であると判定された場合は終了する。すなわち、片面印刷指定の場合は、1面のみの印刷となるので、ここで一連の動作を終了する。
ステップ20(S20)において、UI部104は、ステップS16において転写した印刷面は「表」であるか否かを判定する。転写された印刷面が、「表」であると判定されたステップ(S22)に進み、「表」ではない(「裏」である)と判定された場合は、一連の動作を終了する。すなわち、両面印刷指定の場合で裏面(第2面)を印刷している場合は、ここで一連の動作を終了する。
ステップ22(S22)において、UI部104は、印刷面設定を「裏」設定し、転写電流制御部106に出力する。
再びステップ14(S14)において、転写電流設定部108は、UI部104より出力された操作入力データ(用紙サイズデータ、用紙種類データ)、検出データ受付部102より出力された検出電圧データ及びUI部104により設定されたデータ(裏面印刷指定データ)と、第1の設定テーブル110とを参照して、転写電流値を設定する。
上記同様に転写部49は、用紙19の裏面(第2面)対して、転写電流設定部108に設定された転写電流で転写処理を実施し、一連の作業を終了する。
次に、上記実施形態の第1の変形例について説明する。
なお、上述した実施形態に示されたものと実質的に同一ものには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この第1の変形例は、上述した第1の実施形態と比較すると、第1の実施形態における転写電流制御部106と本例における転写電流制御部116とを置換したものとなっている。
図8は、第1の変形例における転写電流プログラム120の機能構成を例示する図である。
図8に例示するように、第1の変形例における転写電流プログラム120は、転写電流制御部116を有し、この転写電流制御部116は、転写電流設定部118を有する。
転写電流設定部118は、メモリ装置74(図2)に記憶されたパラメータ(第1の設定テーブル110(図6)、第2のテーブル112(図9(a))及び第3のテーブル(図9(b)))を参照するようになっている。
図9(a)に示すように、メモリ装置74に記憶された第2のテーブル112には、プロセスカートリッジ46の製造年月日からの経過時間と補正係数とが対応付けられている。また、図9(b)に示すように、メモリ装置74に記憶された第3のテーブル114には、プロセスカートリッチ46における印刷枚数と補正係数とが対応付けられている。
転写電流設定部118は、検出電圧受付部102により入力された検出電圧データ及びUI部104より入力された操作入力データと、メモリ装置74に記憶された第1の設定テーブル110、第2のテーブル112及び第3のテーブル114とを参照して、転写電流値を設定する。
より具体的には、図6に示すように、例えば現像剤残量検出器72より検出された電圧値(検出データ受付部102により入力された検出電圧データ)がT5〜T4(V)の範囲であり、ユーザより入力された操作入力データ(UI部104により出力されたデータ)として、用紙種類データが「普通紙」であり、片面・両面指定データが「片面」(表面)であるとすると、転写電流設定部108は、第1の設定テーブル110を参照し、転写部49に供給する電流値をAa1(μA)に設定する。
次に、転写電流設定部118は、メモリ装置74に記憶されたプロセスカートリッジ46の製造年月日からの経過時間を算出する。転写電流設定部108は、第2の設定テーブル112を参照し、図9(a)に示すように、例えば算出した経過時間が0〜3000時間の範囲内であれば、対応する補正係数A1を設定する。
次に、転写電流設定部118は、第3の設定テーブル114を参照し、図9(b)に示すように、例えば画像形成装置本体12における印刷枚数が0〜10000枚の範囲内であれば、対応する補正係数B1を設定する。
さらに、転写電流設定部118は、これらの設定値(第1の設定テーブル110を参照して設定した設定電流値(Aa1(μA))、第2のテーブル112を参照して設定した補正係数(A1)及び第2のテーブル114を参照して設定した補正係数(B1))を掛けて合わせて転写部49に供給する転写電流値を設定する。
すなわち、本例における転写電流値を設定する式は、次式1で示される。
A1×B1×Aa1(μA)=A1B1Aa1(μA)・・・(1)
転写電流制御部116は、上述したように転写電流設定部118に設定された転写電流値を転写部49に供給する。
なお、本例においては、転写電流設定部118が、第1の設定テーブル110、第2のテーブル112及び第3のテーブル114と参照して転写電流を設定する例を示したが、転写電流設定部118は、第1の設定テーブル110と第2のテーブル112とを参照して転写電流値を設定してもよい。また、転写電流設定部118は、第1の設定テーブル110と第3のテーブル114とを参照して転写電流値を設定してもよい。
このように、転写電流制御部116により、プロセスカートリッジ46の製造年月日および画像形成装置本体12の印刷枚数に基づいて、転写部49に供給する転写電流値を制御するようにしたので、現像剤31の製造時からの経過時間による劣化等における帯電量の変動に対応することができ、安定した高画質な画像を得ることができる。また、転写電流値を設定するパラメータは、プロセスカートリッジ46に装着されているメモリ装置74に記憶されているので、消耗部品であるプロセスカートリッチ46を交換する際に、転写電流値を設定するパラメータを容易に変更することができる。
次に、上記実施形態の第2の変形例について説明する。
なお、上述した実施形態に示されたものと実質的に同一ものには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この第2の変形例は、上述した第1の実施形態と比較すると、第1の実施形態における転写電流制御プログラム100と本例における電流・電圧・光量制御プログラム130とを置換したもとなっている。
図10は、第2の変形例における電流・電圧・光量制御プログラム130の機能構成を例示する図である。
図10に例示するように、電流・電圧・光量制御プログラム130は、電流・電圧・光量制御部122を有し、この電流・電圧・光量制御部122は、電流・電圧・光量設定部124及び第4の設定テーブル126を有する。
電流・電圧・光量設定部124は、第1の設定テーブル110(図6)及び第4の設定テーブル126(図11)を参照するようになっている。
図11に示すように、第4の設定テーブル126は、現像剤残量検出器72より検出された検出電圧値と、帯電電圧値、現像電圧値およびRos(Raster optical scanner)光量値とが対応付けられている。
電流・電圧・光量設定部124は、検出電圧受付部102により入力された検出電圧データおよびUI部104より入力された操作入力データと、第1の設定テーブル110及び第4のテーブル126とを参照して、転写電流値、帯電電圧値、現像電圧値およびRos光量値を設定する。
より具体的には、例えば現像剤残量検出器72より検出された電圧値(検出データ受付部102により入力された検出電圧データ)がT5〜T4(V)の範囲であり、ユーザより入力された操作入力データ(UI部104により出力されたデータ)として、用紙種類データが「普通紙」であり、片面・両面指定データが「片面」(表面)であるとすると、電流・電圧・光量設定部124は、第1の設定テーブル110を参照し、転写電流値をAa1(μA)に設定する。
次に、電流・電圧・光量設定部124は、第4の設定テーブル126を参照し、例えば現像剤残量検出器72より検出された電圧値がT5〜T4(V)の範囲であるので、図11に示すように、対応する帯電電圧値をAe1(V)、現像電圧値をBf1(V)、Ros光量値をCg1(erg)に設定する。
電流・電圧・光量制御部122は、電流・電圧・光量設定部124により設定された転写電流値を転写部49に供給する。また、電流・電圧・光量制御部122は、電流・電圧・光量設定部124により設定された帯電電圧値を帯電装置30に、電流・電圧・光量制御部124により設定された現像電圧値を現像装置34に、電流・電圧・光量制御部124により設定されたRos光量値を光書込み装置32に供給する。
このように、電流・電圧・光量制御部122により検出した現像容器50内の現像剤31の残量に基づいて、転写部49の転写電流値、帯電装置30の帯電電圧値、現像装置34の現像電圧値および光書込み装置32のRos光量値を制御するようにしたので、各値(転写電流値、帯電電圧値、現像電圧値およびRos光量値)が現像剤31の残量における現像剤の帯電量の変動に対応することができ、より安定した高画質な画像を得ることができる。
なお、上記実施形態において制御手段は、転写電流を制御するようにしたが、他の実施形態として転写電流を一定にして転写電圧を制御するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの概要を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る転写部を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御部のハードウエア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る転写電流制御プログラムの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る現像剤残量検出電圧値と転写電流値とを対応付けた第1の設定テーブルを例示する図である。 本発明の実施形態に係る転写電流設定部における転写電流値の設定方法を中心に例示したフローチャートである。 第1の変形例における転写電流制御プログラムの機能構成を示す図である。 第1の変形例における設定テーブルを示し、(a)は、プロセスカートリッジの経過時間と補正係数とを対応付けた第2の設定テーブルを例示し、(b)は、印刷枚数と補正係数とを対応付けた第3の設定テーブルを例示した図である。 第2の変形例における電流・電圧・光量制御プログラムの機能構成を示す図である。 第2の変形例における現像剤残量検出電圧値と帯電電圧値、現像電圧値およびRos光量値とを対応付けた第4の設定テーブルを例示する図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
14 像形成手段
28 像担持体
30 帯電装置
31 現像剤
32 光書込み装置
34 現像装置
36 転写装置
46 プロセスカードリッジ
48 制御部
49 転写部
50 現像剤容器
52 現像部
53 容器本体
72 現像剤残量検出器
74 メモリ装置
82 CPU
84 プログラムROM
94 コントローラ
100,120 転写電流制御プログラム
106,116 転写電流制御部
108,118 転写電流設定部
110 第1の設定テーブル
112 第2の設定テーブル
114 第3の設定テーブル
122 電流・電圧・光量制御部
124 電流・電圧・光量設定部
126 第4の設定テーブル
130 電流・電圧・光量制御プログラム

Claims (8)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と、
    現像剤を収容した現像剤容器を有し、該現像剤により前記像担持体に形成された静電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、
    画像形成装置本体内に前記像坦持体と対峙して配置され前記担持体の現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、
    を有し、
    前記現像剤容器内の現像剤の残量に基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御する制御手段を有する画像形成装置。
  2. 前記像形成手段は、前記現像剤容器内の現像剤量を検出する検出手段を有する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像手段は、前記検出手段の検出値と前記転写手段に供給する転写電流又は電圧の設定値とが対応付けられて記録された記憶手段を有する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された転写電流又は電圧の設定値に基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 静電潜像が形成される像担持体と、
    現像剤を収容した現像剤容器を有し、該現像剤により前記像担持体に形成された静電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、
    画像形成装置本体内に前記像坦持体と対峙して配置され、前記像担持体の現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、
    を有し、
    前記現像手段は、該現像手段パラメータおよび前記現像剤パラメータの少なくとも1つに基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御する制御手段を有する画像形成装置。
  6. 前記現像手段パラメータは該現像手段の製造年月日であり、前記現像剤パラメータは該現像剤の製造年月日である請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記現像手段は、該現像手段パラメータおよび前記現像剤パラメータの少なくとも1つが記録された記憶手段を有する請求項5記載の画像形成装置。
  8. 静電潜像が形成される像担持体と、
    現像剤を収容した現像剤容器を有し、該現像剤により前記像担持体に形成された静電潜像に対応した現像剤像を形成する現像手段と、
    画像形成装置本体内に前記像坦持体と対峙して配置され、前記像担持体の現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、
    を有し、
    画像形成装置本体の印刷枚数に基づいて、前記転写手段に供給する転写電流又は電圧を制御する制御手段を有する画像形成装置。
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