JP2018162151A - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】剛性が高い用紙や厚紙などのループを形成しにくい用紙を搬送する場合でも、安定したスキュー補正を行う。
【解決手段】 本発明の一態様は、回転駆動力を発生する駆動源と、駆動源の回転駆動力が、摩擦係数の大きい第1の搬送ローラー、又は該第1の搬送ローラーよりも摩擦係数の小さな第2の搬送ローラーに伝達されるよう選択的に切り替える駆動切り替え機構と、所定の条件に基づいて駆動切り替え機構による切り替え動作を制御し、第1の搬送ローラー及び第2の搬送ローラーにより用紙を搬送してレジストローラーのニップ部に用紙の前端を突き当て用紙の傾きを補正する制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、スキュー補正機能を備えた用紙搬送装置及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置には、用紙を正しい姿勢で搬送するため、基準となるレジストローラーに用紙前端を突き当てることにより用紙の傾きを補正する機能(以下「スキュー補正」ともいう)が備えられている。
図17は、従来のスキュー補正を示す。図17Aはスキュー補正部の側面図であり、図17Bはスキュー補正部の上面図である。用紙Pの傾き補正を行う場合、ローラー対からなるループローラー620(搬送ローラー)により用紙Pを搬送し、用紙Pの前端をレジストローラー610に突き当てて、用紙PにループLを形成したり(図17A)、矢印で示すように用紙Pを旋回させたりする(図17B)。ここで、ループローラー620の印刷面側(上側)を駆動すると、ループ形成時や用紙旋回時に用紙とローラー間でスリップした場合に、トナーやインクによって用紙汚れやローラー汚れが発生する。
これらの汚れを防止するため、図17Aに示すように印刷面側(上側)のループローラーを従動ローラーとし、非印刷面側(下側)のループローラーを駆動ローラーとしている。また、両面印刷モードにおける2面目印刷において、下側のループローラー(駆動ローラー)と印刷済みの1面目(用紙下面)とがスリップした時に下側のループローラーと用紙を汚さないようにするため、下側のループローラーは金属で構成される。
そのため、薄紙や平均的な坪量の用紙を対象とするスキュー補正には問題ないが、厚紙の場合には用紙にループが形成されにくく、ループローラーの搬送力が問題となる。即ち、用紙先端がレジストローラーに密着するよう用紙を回転させるための搬送力がループローラーにないと、スキュー補正が十分にできない問題がある。
例えば葉書を大量に印刷する際には、画像形成装置本体の給紙トレイから用紙が給紙されるのではなく、多数の葉書がセットされた大容量給紙装置から用紙が給紙される。そのために用紙がレジストローラーに到達するまでの搬送経路が長いものとなり、用紙にスキュー(用紙搬送方向に対する傾き)が発生しやすくなる。このときループローラーの搬送力が不足していると、スキューの補正が十分にできず斜め印刷が発生する。
例えば、特許文献1には、ラベル印刷を行う画像形成装置において粘着面を印刷面として印刷し、ラベル基材を搬送ローラーに接着させて搬送する場合に、搬送力不足となる問題を解決する方法が開示されている。この特許文献1には、対向する搬送回転体の駆動源の駆動力を、一方の搬送回転体及び他方の搬送回転体に切替えて選択的に伝達する駆動力切替伝達機構を備え、搬送回転体対のうち、印刷媒体との摩擦抵抗が大きくなる側の搬送回転体に駆動源の駆動力を伝達する画像形成装置が記載されている。
特開2014−172753号公報
現状は通紙頻度が高い薄紙の片面印刷での安定したスキュー補正と追い刷り片面印刷でのスキュー補正時の汚れ低減には対応している。しかし、剛性が高い用紙や厚紙、及び表面がコーティングされたコート紙や樹脂を含む合成紙等の、ループを形成しにくい用紙のスキュー補正の安定性は不十分である。
上述した特許文献1に記載の画像形成装置は、摩擦係数の異なる面を有する印刷媒体のいずれの面を印刷面とするときでも安定した搬送力で搬送できるようにすることを目的とし、印刷媒体との摩擦抵抗が大きくなる側のローラーに駆動源の駆動力を伝達して、駆動するローラーを切り替える。しかし、特許文献1は、スキュー補正において、剛性が高い用紙や厚紙などのループを形成しにくい用紙を搬送する場合に生じる搬送力不足の問題については言及していない。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、剛性が高い用紙や厚紙などのループを形成しにくい用紙を搬送する場合でも、安定したスキュー補正を行えることを目的とする。
本発明の一態様の用紙搬送装置は、用紙の搬送経路に配置された一対のローラーから構成されるレジストローラーと、摩擦係数の大きな材料で形成された第1の搬送ローラーと、該第1の搬送ローラーよりも摩擦係数の小さな材料で形成された第2の搬送ローラーの対で構成され、レジストローラーに用紙を搬送する搬送ローラーと、回転駆動力を発生する駆動源と、その駆動源の回転駆動力が、第1の搬送ローラー、又は該第1の搬送ローラーよりも摩擦係数の小さな第2の搬送ローラーに伝達されるよう選択的に切り替える駆動切り替え機構と、所定の条件に基づいて駆動切り替え機構による切り替え動作を制御し、搬送ローラーにより用紙を搬送してレジストローラーのニップ部に用紙の前端を突き当て用紙の傾きを補正する制御部と、を備える。
また、本発明の一態様の画像形成装置は、上記構成の用紙搬送装置と、レジストローラーを経由した用紙に画像を形成する画像形成部と、を備える。
本発明の少なくとも一態様によれば、剛性が高い用紙や厚紙などのループを形成しにくい用紙を搬送する場合でも、搬送ローラーの搬送力不足を解消し、安定したスキュー補正を行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る給紙装置と連結された画像形成装置の一例を示す全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るスキュー補正部の概要を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る駆動切り替え機構の第1例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る駆動切り替え機構の第2例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るスキュー補正部233と給紙部(給紙トレイ)の位置関係の例を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る厚紙モードを使用する用紙坪量の設定テーブルの構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る摩擦係数の設定テーブルの構成例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。 従来のスキュー補正を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。説明は下記の順序で行う。添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
(実施形態)
1.第1の実施形態(搬送経路の長さに基づいて搬送ローラーの駆動を切り替える例)
2.第2の実施形態(搬送経路の形状に基づいて搬送ローラーの駆動を切り替える例)
3.第3の実施形態(スキュー量に基づいて搬送ローラーの駆動を切り替える例)
4.第4の実施形態(追い刷りモードにより搬送ローラーの駆動を切り替える例)
5.第5の実施形態(両面印刷モードにより搬送ローラーの駆動を切り替える例)
6.第6の実施形態(用紙剛性/用紙摩擦係数/印刷面に応じて搬送ローラーの駆動を切り替える例)
7.第7の実施形態(搬送経路/スキュー量に応じて搬送ローラーの駆動を切り替える例)
8.第8の実施形態(手動設定時における搬送ローラーの駆動の切り替え例)
<1.第1の実施形態>
第1の実施形態は、給紙元からスキュー補正部(例えば搬送ローラー若しくはレジストローラー)までの搬送経路の長さに応じて搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図1は、第1の実施形態に係る給紙装置と連結された画像形成装置の一例を示す全体構成図である。本実施形態に係る画像形成装置として、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機、複合機等を例示することができる。以下に、本実施形態に係る画像形成装置が例えば複写機である場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように画像形成装置100は、画像形成装置本体200、画像読取り装置300、自動原稿送り装置400、および大容量給紙装置500を有する構成となっている。
画像形成装置本体200は、画像形成部210、定着部220および用紙搬送部230を有する。この画像形成装置本体200において、画像形成部210は、感光体211、帯電部212、露光部213、現像部214、転写部215、およびクリーニング部216等から構成されている。
感光体211は、像担持体であり、図示しない駆動源による駆動によって回転する。帯電部212は、感光体211に電荷を与えることによって当該感光体211の表面を一様に帯電する。露光部213は、原稿dから読み取られた画像データ等に基づいて、感光体211の表面に対して露光を行うことにより、感光体211上に静電潜像を形成する。
現像部214は、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて、感光体211上に形成された静電潜像を現像してトナー像とする。転写部215は、感光体211上のトナー像を、用紙搬送部230によって搬送される用紙Pに転写する。クリーニング部216は、感光体211上の残留しているトナーを除去する、即ち、感光体211の表面をクリーニングする。
用紙搬送部230は、給紙部231A,231B、給紙ローラー232、スキュー補正部233、排紙部234、搬送路切換部235、循環再給紙部236、および反転排紙部237から構成されている。
自動原稿送り装置400の原稿台上に載置された原稿dは、給紙部410によって画像読取り装置300へ搬送される。画像読取り装置300へ搬送された原稿dは、その片面又は両面の画像が光学系により露光され、イメージセンサ420によって読み取られる。イメージセンサ420により光電変換されたアナログ信号は、画像処理部430において、アナログ処理、A/D変換処理、シェーデインク補正処理、画像圧縮処理等の各種の処理が行われる。そして、各種の信号処理が行われた画像信号は、画像処理部430から露光部213に送られる。
画像形成部210においては、感光体211の表面が帯電部212により帯電され、露光部213からのレーザ光の照射により静電潜像が形成され、現像部214により静電潜像が顕像化されてトナー像となる。次いで、給紙部231A,231Bの各給紙トレイに収容された用紙Pが給紙ローラー232によって搬送される。用紙Pは、搬送ローラー233c及びレジストローラー233rから成るスキュー補正部233(傾き補正部の一例)でトナー像との同期がとられて搬送される。
レジストローラー233rは転写部215の用紙搬送方向の上流側に配置されるとともに、レジストローラー233rの用紙搬送方向の上流側に搬送ローラー233cが配置されている。搬送ローラー233cの用紙搬送方向の上流側には、スキュー量検知センサー238が配置されている。スキュー補正部233は、制御装置260(図5参照)の制御の下、スキュー量検知センサー238で検知された用紙Pのスキュー量に基づいて、用紙Pの用紙搬送方向に対する傾き(スキュー)を補正する。その後、用紙Pは、転写部215でトナー像が転写され、しかる後に定着部220により定着される。
定着後の用紙Pは、排紙部234によって画像形成装置本体200外に排出される。一方、クリーニング部216により感光体211上の転写残りのトナーの除去処理が行われる。なお、両面コピーの場合は、第1面に画像形成された用紙Pは、循環再給紙部236に送り込まれて反転され、再び画像形成部210において第2面に画像形成後、排紙部234によって画像形成装置本体200外に排出される。反転排紙の場合は、通常の排紙通路から分岐した用紙Pは、反転排紙部237においてスイッチバックして表裏反転された後、排紙部234によって画像形成装置本体200外に排出される。
大容量給紙装置500は、画像形成装置本体200に接続されており、当該画像形成装置本体200に対してエアの吹き付けによって用紙Pを1枚ずつ分離しつつ給紙するエア吸引給紙方式の給紙装置である。
本例に係る大容量給紙装置500は、例えば3つの給紙トレイ510を有する3段の給紙部500A,500B,500Cからなり、大量の用紙Pを収容可能な大容量の給紙装置である。3段の給紙部500A,500B,500Cは、基本的に、同じ構成となっている。したがって、ここでは、最上段の給紙部500Aの構成の概略について説明する。
給紙部500Aは、給紙トレイ510の他、前端送風部520、側方送風部530、吸着搬送部540、前端規制部材550、後端規制部材560、およびガイドレール570等を有する構成となっている。そして、給紙トレイ510は、ガイドレール570により大容量給紙装置500から引き出し可能に構成されている。
なお、ここでは、先述した実施形態に係る画像形成装置100として複写機を例に挙げたが、この適用例に限られるものではない。すなわち、本発明は、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機、複合機など、スキュー補正部233を備える画像形成装置全般に適用可能である。
[スキュー補正部]
図2は、スキュー補正部233の概要を示す。
スキュー補正部233のレジストローラー233rは、用紙Pの搬送経路に対向するように配置された一対のローラーから構成される。また、スキュー補正部233の搬送ローラー233cは、用紙Pの搬送経路に対向するように配置された対をなす下側搬送ローラー233c1と上側搬送ローラー233c2から構成される。搬送ローラー233cは、用紙Pを搬送して用紙Pの前端をレジストローラー233rのニップ部に突き当てて、用紙PにループLを形成(主に薄紙の場合)又は用紙Pを矢印方向に旋回(主に厚紙の場合)させる。下側搬送ローラー233c1(第1の搬送ローラーの一例)は、摩擦係数の大きな材料で形成されている。また、上側搬送ローラー233c2(第2の搬送ローラーの一例)は、下側搬送ローラー233c1よりも摩擦係数の大きな材料で形成されている。
スキュー補正部233は、回転駆動力を発生するモーターからなる駆動源241と、駆動切り替え機構242を有する。駆動切り替え機構242は、駆動源241の回転駆動力が、下側搬送ローラー233c1、又は下側搬送ローラー233c1よりも摩擦係数の小さな上側搬送ローラー233c2のいずれか一方に伝達されるよう選択的に切り替える。
駆動切り替え機構242の切り替えの結果、下側搬送ローラー233c1又は上側搬送ローラー233c2のうち回転駆動力が伝達された方が駆動ローラーとして回転駆動し、他方が従動ローラーとして回転駆動する。
なお、摩擦係数が大きな下側搬送ローラー233c1の材料としては、例えばウレタンやEPDMなどのゴムを使用することができる。このような材料を用いることにより、下側搬送ローラー233c1は、摩擦係数が大きく十分な用紙搬送力が得られるローラーとすることができる。また、摩擦係数が小さな上側搬送ローラー233c2の材料としては、ステンレスなどの金属やポリアセタール等の樹脂、あるいは表面にフッ素コートなどを施したウレタンやEPDMなどのゴムを使用することができる。このような材料を用いることにより、上側搬送ローラー233c2は、汚れが付着しにくい摩擦係数が小さなローラーとすることができる。この下側搬送ローラー233c1と上側搬送ローラー233c2の摩擦係数の関係は、特許文献1に記載のものとは逆の関係となる。
[駆動切り替え機構]
次に、駆動切り替え機構242の構成例について説明する。
図3は、駆動切り替え機構の第1例を示す。図3Aは駆動切り替え機構の第1例の全体構成の概略を示し、図3Bは駆動切り替え機構の第1例の要部を示す。図3A及び図3Bに示す駆動切り替え機構242Aは、ギアにより駆動側と従動側を切り替える構成である。
駆動切り替え機構242Aでは、駆動源241の回転軸部241aと、第1プーリ243に無端状のベルトb1が巻回されている。また、第1プーリ243と同一の回転軸を持ち該第1プーリ243に連結された第2プーリ243aと、遊星ギア246のプーリ246aに無端状のベルトb2が巻回されている。第2プーリ243aの直径は、第1プーリ243の直径よりも小さい。駆動源241の回転軸部241aの回転駆動力は、ベルトb1により第1プーリ243に伝達される。そして、第1プーリ243の回転駆動力は、第2プーリ243a及びベルトb2を介してプーリ246aに伝達されて、プーリ246aに取り付けられている遊星ギア246が回転駆動する。このとき、第1プーリ243と第2プーリ243aの間では回転速度の変速(増速)が行われる。
遊星ギア246はレバー245の一端部に取り付けされており、レバー245の他端部にはソレノイド244の可動シャフトが取り付けられている。レバー245の中央付近は、第1プーリ243の回転軸と一致する軸部243bに回動可能に取り付けられている。ソレノイド244の可動シャフトが矢印で示す軸方向に移動することにより、レバー245の反対側の端部に取り付けられた遊星ギア246がいずれかの矢印方向に移動し、遊星ギア246が下側ギア247又は上側ギア248のいずれかに連結する。
遊星ギア246が下側ギア247に連結した場合には、遊星ギア246の回転駆動力が、下側ギア247及び反転ギア249を介して、下側搬送ローラー233c1に連結されたギアg1に伝達されて、下側搬送ローラー233c1が回転駆動する。即ち、下側搬送ローラー233c1が駆動ローラーとなり、上側搬送ローラー233c2が従動ローラーとなる。一方、遊星ギア246が上側ギア248に連結した場合には、遊星ギア246の回転駆動力が、上側ギア248を介して、上側搬送ローラー233c2に連結されたギアg2に伝達されて、上側搬送ローラー233c2が回転駆動する。即ち、上側搬送ローラー233c2が駆動ローラーとなり、下側搬送ローラー233c1が従動ローラーとなる。
ソレノイド244の可動シャフトに取り付けられた復旧バネsp1により、ソレノイド244の可動シャフトが所定の位置に復旧する。さらに駆動切り替え機構242Aにおいては、下側ギア247の回転軸部247aと下側搬送ローラー233c1の回転軸部233c1aが、側板250に取り付けられている。側板250の一部にはローラー圧接バネsp2が取り付けられており、ローラー圧接バネsp2の収縮に伴い側板250が下側ギア247の回転軸部247aを支点にして時計回りに回動する。これにより、下側搬送ローラー233c1が、用紙Pを介して、上側搬送ローラー233c2に押し当てられ、下側搬送ローラー233c1と上側搬送ローラー233c2によるニップ力が増す。
図4は、駆動切り替え機構の第2例を示す。図4Aは駆動切り替え機構の第2例の全体構成の概略を示し、図4Bは駆動切り替え機構の第2例の要部を示す。図4A及び図4Bに示す駆動切り替え機構242Bは、クラッチのオン/オフにより駆動側と従動側を切り替える構成である。
駆動切り替え機構242Bは、駆動切り替え機構242Aのソレノイド244及びレバー245を有していない代わりに、下側ギア247に配置された下側電磁クラッチ253と、上側ギア248に配置された上側電磁クラッチ254を備えている。駆動切り替え機構242Bのその他の構成は、駆動切り替え機構242Aの構成と同じである。
駆動源241の回転軸部241aの回転駆動力は、ベルトb1により第1プーリ243に伝達される。そして、第1プーリ243の回転駆動力は、第2プーリ243a及びベルトb2を介してプーリ246aに伝達されて、プーリ246aに取り付けられている遊星ギア246が回転駆動する。遊星ギア246は、下側ギア247及び上側ギア248の両方と連結し、遊星ギア246の回転駆動力が下側ギア247及び上側ギア248に同時に伝達される。
ここで、下側電磁クラッチ253をオンして上側電磁クラッチ254をオフすると、遊星ギア246の回転駆動力が下側搬送ローラー233c1に連結されたギアg1に伝達されて、下側搬送ローラー233c1が回転駆動する。即ち、下側搬送ローラー233c1が駆動ローラーとなり、上側搬送ローラー233c2が従動ローラーとなる。一方、下側電磁クラッチ253をオフして上側電磁クラッチ254をオンすると、遊星ギア246の回転駆動力が上側搬送ローラー233c2に連結されたギアg2に伝達されて、上側搬送ローラー233c2が回転駆動する。即ち、上側搬送ローラー233c2が駆動ローラーとなり、下側搬送ローラー233c1が従動ローラーとなる。このように、電磁クラッチにより回転駆動力の伝達を切り替えることにより、回転駆動力の伝達先を切り替える。
なお、駆動切り替え機構の構成は、上述した2つの例に限定されず、他の構成も取り得ることは勿論である。
[画像形成装置の制御系]
次に、画像形成装置100の制御系について説明する。
図5は、画像形成装置100(画像形成装置本体200)の制御系の一例を示すブロック図である。図5には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置の制御系はこの例に限られない。
画像形成装置100は、用紙Pを給紙し、画像を形成して排紙する一連の制御を行う制御装置260(制御部の一例)、及び記憶装置262を備える。制御装置260は、不図示のCPU(Central Processing Unit)からなる演算処理装置と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリを備える。ROMには、制御装置260のCPUが実行するプログラム又はプログラムの実行時に使用するデータ等が記憶されている。CPUに代えてMPU(Micro-Processing Unit)を用いてもよい。
記憶装置262は記憶部の一例であり、制御装置260のCPUがプログラムを実行する際に使用するパラメータ、又はプログラムを実行して得られたデータなどが記憶される。例えば、記憶装置262に、制御装置260のCPUが実行するプログラムを記憶してもよい。また、例えば記憶装置262には、後述する図8に示すようなスキュー補正時に厚紙モードを使用する用紙坪量の設定テーブルT1、及び、後述する図9に示すような摩擦係数の設定テーブルT2が格納されている。
制御装置260は、操作表示部263から操作信号を受信し、該操作信号に応じた制御を行う。また、制御装置260は、操作表示部263に表示信号を出力し、操作表示部263が、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する操作画面を表示パネル上に表示する。制御装置260は「プリントコントローラー」と呼ばれることもある。
通信I/F261は、ネットワーク又は専用線を介して操作端末であるパーソナルコンピュータ(PC)600との間でデータを送受信するインターフェースである。通信I/F261として、例えばNIC(Network Interface Card)が用いられる。
PC600は、画像と該画像の出力設定を含む印刷ジョブを生成する。またPC600は印刷ジョブの送信を行うプリンタードライバやホットフォルダ等のアプリケーションソフトウェアを備える。プリンタードライバは、文書作成アプリケーションから印刷指示された文書を画像形成装置100が読み取り可能な言語(PCL(Printer Control Language)やPostScript(登録商標)等のPDL)に変換する。
給紙装置I/F264は、専用線を介して大容量給紙装置500との間でデータを送受信するインターフェースである。
画像形成装置100が用紙Pに画像を形成する通常の動作(プリント動作)について説明すると、制御装置260は、用紙搬送部230を制御して用紙Pを搬送する。制御装置260は、例えば自動原稿送り装置400により原稿を画像読取り装置300に送り、画像読取り装置300で原稿から取得した画像データ、あるいは、外部から送られた画像データに基づき画像形成部210(「プリントエンジン」とも呼ばれる。)を制御して、用紙Pに画像を形成する。そして、制御装置260は、定着部220を制御して用紙Pに画像を定着させ、画像が形成された用紙Pを排紙する。
制御装置260は、用紙搬送部230により用紙Pを画像形成部210に搬送する過程で、スキュー量検知センサー238により用紙Pのスキュー量を検出する。そして、制御装置260は、用紙Pのスキュー量に基づいて、スキュー補正部233の駆動源241及び駆動切り替え機構242を制御して、用紙Pのスキュー補正を行う。
通常は、上側搬送ローラー233c2を駆動側とし、また下側搬送ローラー233c1を従動側としてスキュー補正動作を行い、用紙Pのループ形成やレジストローラー233rに用紙Pの先端が突き当たるように用紙旋回を行う(デフォルト設定)。一方、用紙にループが形成しにくい(用紙が厚紙で剛性が高い等)場合には、下側搬送ローラー233c1を駆動側とし、また上側搬送ローラー233c2を従動側としてループ形成と用紙旋回を行うことにより、用紙搬送力を確保し、スキュー補正が十分に行えるようにする。
制御装置260は、後述する各実施形態に示すような予め設定された条件を満足した場合に、条件の内容に応じて回転駆動力を伝達する搬送ローラーとして摩擦係数の大きな搬送ローラー、又は摩擦係数の小さな搬送ローラーのいずれかを自動的に設定する。
[駆動切り替え手法の手順]
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置100(画像形成装置本体200)による駆動切り替え手法の手順を説明する。第1の実施形態は、給紙元からスキュー補正部233までの搬送経路の長さに基づいて搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図6は、第1の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。制御装置260の不図示のCPUがROMに記録されたプログラムを読み出して実行することにより、図6に示すフローチャートの処理が実現される。制御装置260は、ジョブを開始すると、スキュー補正処理の過程で図6に示す駆動切り替え手法を実施する。以降の図10〜図16に示すフローチャートについても同様である。
図7に、スキュー補正部233と給紙部(給紙トレイ)の位置関係の例を示す。以降の説明において、画像形成装置本体200の給紙部231Aと給紙部231Bを「給紙トレイ1」と「給紙トレイ2」と称する。また、大容量給紙装置500の給紙部500A、給紙部500B、及び給紙部500Cを、「給紙トレイ3」、「給紙トレイ4」及び「給紙トレイ5」と称する。給紙トレイ1,2は、スキュー補正部233(搬送ローラー233c若しくはレジストローラー233r)までの搬送経路の長さが比較的短く、給紙トレイ3〜5は、スキュー補正部233までの搬送経路の長さが比較的長い。また、給紙トレイ4の場合は、スキュー補正部233までの搬送経路の形状が比較的直線に近く、給紙トレイ3,5の場合は、スキュー補正部233までの搬送経路の形状の一部が大きく湾曲している。
図6において、まず制御装置260は、ジョブの出力設定に基づいて用紙の給紙元の給紙トレイが給紙トレイ1又は給紙トレイ2のいずれであるかを判定する(S1)。ここで、給紙元の給紙トレイが給紙トレイ1又は給紙トレイ2である場合には(S1のYES)、制御装置260は、搬送する用紙の坪量が所定量以上であるか否かを判定する(S2)。
(用紙坪量の設定テーブル)
図8は、スキュー補正時に厚紙モードを使用する用紙坪量の設定テーブルT1の例を示す。用紙坪量の設定テーブルT1には、通常用紙として処理される用紙の坪量と、厚紙として処理される用紙の坪量が設定されている。図8の例では、用紙の坪量が170g/cm(所定量の例)以下である用紙は通常用紙として処理され(通常モード)、用紙の坪量が171g/cm(所定量の例)以上である用紙は厚紙として処理される(厚紙モード)。
図6の説明に戻る。ステップS2において搬送用紙の坪量が所定量未満である場合には(S2のNO)、制御装置260は、摩擦係数が小さな搬送ローラーを駆動側に設定する(S3)。即ち、制御装置260は、上側搬送ローラー233c2を駆動ローラーとする指令(デフォルト設定のままである)を駆動切り替え機構242に出力する。このように、搬送経路が短く発生するスキュー量が小さい給紙トレイ1/2から給紙する時には、摩擦係数が小さい側の搬送ローラー(本例では上側搬送ローラー233c2)を駆動する。
一方、ステップS2において搬送用紙の坪量が所定量以上である場合には(S2のYES)、制御装置260は、厚紙モードに遷移して摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側に設定する(S4)。即ち、制御装置260は、下側搬送ローラー233c1を駆動ローラーとする指令を駆動切り替え機構242に出力し、下側搬送ローラー233c1に回転駆動力が伝達されるように切り替える。このように、搬送経路が長く発生するスキュー量が大きい給紙トレイ3/4/5から給紙する時には、摩擦係数が大きい側の搬送ローラー(本例では下側搬送ローラー233c1)を駆動する。
また、ステップS1において給紙元の給紙トレイが給紙トレイ1又は給紙トレイ2ではない(給紙トレイ3/4/5である)場合には(S1のNO)、制御装置260は、摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側に設定し、駆動ローラーを下側搬送ローラー233c1に切り替える(S5)。坪量が大きな厚紙は用紙の剛性が大きいために大きな搬送力が必要となるので、搬送経路の長さが長くない場合でも厚紙モードでスキュー補正動作を行う。
(摩擦係数の設定テーブル)
図9は、摩擦係数の設定テーブルT2の例を示す。摩擦係数の設定テーブルT2には、摩擦係数が大きな搬送ローラーにおける用紙との摩擦係数、及び、摩擦係数が小さな搬送ローラーにおける用紙との摩擦係数が設定されている。例えば、摩擦係数が大きな搬送ローラーの場合、用紙との摩擦係数は0.1〜0.3程度、摩擦係数が小さな搬送ローラーの場合、用紙との摩擦係数は1.0〜1.5程度に設定されている。
上述した第1の実施形態によれば、厚紙といったループが形成しにくい用紙を搬送する場合でも、搬送ローラー233cの搬送力不足を解消し、安定したスキュー補正を行うことができる。即ち、第1の実施形態によれば、薄紙から厚紙まで用紙の坪量に関係なく、安定したスキュー補正が可能となる。また、第1の実施形態によれば、用紙の材料に関係なく、安定したスキュー補正が可能となる。このように、第1の実施形態は、スキュー補正時の用紙搬送力の必要度に応じて搬送ローラーを切り替えることで、安定したスキュー補正を実現できる。
<2.第2の実施形態>
第2の実施形態は、給紙元からスキュー補正部(例えば搬送ローラー若しくはレジストローラー)までの搬送経路の形状に基づいて搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図10は、第2の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。
図10において、まず制御装置260は、用紙の給紙元の給紙トレイがスキュー補正部233と同一ユニット内(給紙トレイ1/2)であるか否かを判定する(S11)。ここで、給紙元の給紙トレイが給紙トレイ1又は給紙トレイ2である場合には(S11のYES)、制御装置260は、搬送する用紙の坪量が所定量以上であるか否かを判定する(S12)。
そして、制御装置260は、用紙の坪量が所定量未満である場合には(S12のNO)、ステップS13の処理を行い、用紙の坪量が所定量以上である場合には(S12のYES)、ステップS14の処理を行う。このステップS12〜S14の処理は、図6のステップS2〜S4の処理と同じである。このように、同一ユニットからの給紙であって発生するスキュー量が小さい給紙トレイ1/2から給紙する時には、摩擦係数が小さい側の搬送ローラー(本例では上側搬送ローラー233c2)を駆動する。
ステップS11において給紙元の給紙トレイが給紙トレイ1又は給紙トレイ2ではない(給紙トレイ3/4/5である)場合には(S11のNO)、制御装置260は、搬送経路の形状が直線状であるか否かを判定する(S15)。搬送経路の形状が直線状か否かは、例えば対象形状の曲率半径が規定値よりも大きいか否かにより判断する。ここで搬送経路が直線状ではない場合、即ち上記給紙トレイが給紙トレイ3/5である場合には(S15のNO)、制御装置260は、摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側に設定し、駆動ローラーを下側搬送ローラー233c1に切り替える(S17)。このように、異なるユニットから給紙し、また搬送経路が湾曲しており発生するスキュー量が大きい給紙トレイ3/5から給紙する時には、摩擦係数が大きい側の搬送ローラー(本例では下側搬送ローラー233c1)を駆動する。
また、ステップS15において搬送経路が直線状である場合、即ち上記給紙トレイが給紙トレイ4である場合には(S15のYES)、制御装置260は、搬送する用紙の坪量が所定量以上であるか否かを判定する(S16)。そして、制御装置260は、ステップS16のNOの場合にはステップS18の処理を行い、ステップS16のYESの場合にはステップS19の処理を行う。このステップS16,S18,S19の処理は、図6のステップS2〜S4の処理と同じである。
このように、第2の実施形態では、給紙元の給紙トレイが異なるユニットに存在するが、搬送経路が直線状で発生するスキュー量が小さい給紙トレイ4から給紙する時には、摩擦係数が小さい側の搬送ローラーを駆動する(S18に相当)。ただし、坪量が大きな厚紙は用紙の剛性が大きいために大きな搬送力が必要となるので、搬送経路が直線状の場合でも厚紙モードでスキュー補正動作を行う(S19に相当)。
<3.第3の実施形態>
第3の実施形態は、スキュー量検知センサー238(図2)で検知されるスキュー量に基づいて搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図11は、第3の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。
図11において、まず制御装置260は、スキュー量検知センサー238で検知された対象用紙のスキュー量が所定量以上であるか否かを判定する(S21)。そして、スキュー量が所定量以上である場合には(S21のYES)、制御装置260は、搬送する用紙が厚紙であるか否かを判定する(S22)。
制御装置260は、用紙が厚紙ではない場合には(S22のNO)、ステップS23の処理を行い、用紙が厚紙である場合には(S22のYES)、ステップS24の処理を行う。このステップS23,S24の処理は、図6のステップS3,S4の処理と同じである。このように、坪量が大きな厚紙は用紙の剛性が大きいために大きな搬送力が必要となるので、検知されたスキュー量が小さい場合でも厚紙モードでスキュー補正動作を行うことが望ましい。
なお、ステップS22の判定処理において、用紙が厚紙かどうかの判定に代えて、用紙の坪量を判定してもよい。ここでは、剛性が高くループを形成しにくい用紙であるか否かが判定できればよい。
また、ステップS21においてスキュー量が所定量未満である場合には(S21のNO)、制御装置260は、摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側に設定し、駆動ローラーを下側搬送ローラー233c1に切り替える(S25)。
<4.第4の実施形態>
第4の実施形態は、既にオフセット印刷等で印刷済みの用紙に印刷を行う追い刷りモードにより搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図12は、第4の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。
図12において、まず制御装置260は、現在のジョブの印刷モードが追い刷りモードであるか否かを判定する(S31)。そして、制御装置260は、追い刷りモードではない場合には(S31のNO)、ステップS32の処理を行い、追い刷りモードである場合には(S31のYES)、ステップS33の処理を行う。このステップS32,S33の処理は、図6のステップS3,S4の処理と同じである。
追い刷りモードでは、用紙分離性を確保するために用紙表面に付着された粉体により用紙の摩擦係数が小さくなっている。そのため、追い刷りモードでは薄い用紙であっても、摩擦係数が小さな搬送ローラーでは用紙を安定して搬送することができない。そこで、追い刷りモードでは、搬送ローラーにより安定して用紙を搬送してスキュー補正を行うために、摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側に設定する。即ち、駆動ローラーを下側搬送ローラー233c1に切り替える。
<5.第5の実施形態>
第5の実施形態は、用紙の両面に印刷する両面印刷モードにより搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図13は、第5の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。
図13において、まず制御装置260は、現在の印刷モードが両面印刷モードであるか否かを判定する(S41)。両面印刷モードではない場合には(S41のNO)、制御装置260は、摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側に設定する(S42)。即ち、駆動ローラーを下側搬送ローラー233c1に切り替える。
一方、両面印刷モードである場合には(S41のYES)、制御装置260は、次の印刷面が2面目であるか否かを判定する(S43)。そして、制御装置260は、2面目である場合には(S43のYES)、ステップS44の処理を行い、2面目ではない場合には(S43のNO)、ステップS45の処理を行う。このステップS44,S45の処理は、図6のステップS3,S4の処理と同じである。
既述の各実施形態では、基本的に、剛性の高い用紙や摩擦係数が小さな用紙では摩擦係数が大きな搬送ローラーを使用する。しかし、両面印刷モードの2面目では摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側とすると、既に印刷済みの部分と摩擦係数が大きな搬送ローラーとの間でスリップする場合がある。このスリップが生じると、摩擦係数が大きな搬送ローラーがトナーを剥がし、剥がれたトナーが用紙に付着して用紙汚損が発生することが考えられる。第5の実施形態では、この用紙汚損を回避するために、両面印刷モードの1面目では摩擦係数が大きな搬送ローラー(例えば下側搬送ローラー233c1)を駆動側とする(S45に相当)。
一方、既に一度スキュー補正が完了して大きなスキューの発生はないと予想される、両面印刷モードの2面目については、摩擦係数が小さな搬送ローラー(上側搬送ローラー233c2)を駆動側とし、スキュー補正を行う(S44に相当)。また、厚紙の両面印刷モードにおける2面目の印刷時には既に1面目印刷時にスキュー補正が一旦完了しており、スキュー量は微少である。よって、摩擦係数が小さな上側搬送ローラー233c2の駆動時間を長くしてスキュー補正動作を行うことで、十分にスキュー補正を行うことが可能である(S44に相当)。
<6.第6の実施形態>
第6の実施形態は、用紙剛性/用紙摩擦係数/印刷面に応じて搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図14は、第6の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。
図14において、まず制御装置260は、搬送ローラー233cの駆動側を手動で設定するか否かを判定する(S51)。ユーザーから手動設定の指示を受けた場合など、駆動側を手動で設定する場合には(S51のYES)、制御装置260は、結合子Aで示すように図16のステップS71に進む。図16の手動設定時の手順については、後で詳述する。
次に、ステップS51において駆動側を手動で設定しない場合には(S51のNO)、制御装置260は、搬送する用紙が低摩擦係数の用紙であるか否かを判定する(S52)。低摩擦係数の用紙を搬送するには搬送ローラーにより強い搬送力が必要となる。低摩擦係数の用紙の例としては、例えば追い刷りモードで使用される用紙表面に粉体が付着された用紙や、用紙の表面に比較的大きなざらざら(凹凸)が形成されて搬送ローラーと点接触する用紙が挙げられる。表面がコーティングされたコート紙も低摩擦係数の用紙に分類される。
ここで、低摩擦係数の用紙ではない場合には(S52のNO)、制御装置260は、用紙の剛性が所定値以上であるか否かを判定する(S53)。用紙の剛性については、用紙の剛性を直接表す値でもよいし、用紙の坪量又は用紙の厚さ、あるいは用紙の材料、若しくはこれらの組み合わせによって判断してもよい。そして、用紙の剛性が所定値以上ではない場合には(S53のNO)、制御装置260は、摩擦係数が小さな搬送ローラーを駆動側に設定する(S54)。
次に、ステップS52において低摩擦係数の用紙である場合(S52のYES)、又は、ステップS53において用紙の剛性が所定量以上である場合には(S53のYES)には、制御装置260は、両面印刷モードの2面目であるか否かを判定する(S55)。ここで、両面印刷モードの2面目ではない場合には(S55のNO)、制御装置260は、摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側に設定する(S56)。
一方、両面印刷モードの2面目である場合には(S55のYES)、制御装置260は、用紙等の汚損防止を優先する汚れ低減優先モードが選択されているか否かを判定する(S57)。そして、汚れ低減優先モードが選択されている場合には(S57のYES)、制御装置260は、ステップS58の処理を行い、汚れ低減モードが選択されていない場合には(S57のNO)、ステップS59の処理を行う。このステップS58,S59の処理は、図6のステップS3,S4の処理と同じである。
上述した第6の実施形態では、用紙剛性、用紙摩擦係数及び印刷面に応じて、搬送ローラーの駆動を切り替えることが可能である。即ち、第6の実施形態は、複数の条件に対応して適切に搬送ローラーの駆動を切り替えることが可能である。例えば低摩擦係数の用紙の2面目に対する印刷のとき、汚れ低減優先モードが選択されていない場合には、摩擦係数が大きな搬送ローラー(下側搬送ローラー233c1)が駆動側に設定される(S59に相当)。
<7.第7の実施形態>
第7の実施形態は、搬送経路/スキュー量に応じて搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図15は、第7の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。
図15において、まず制御装置260は、給紙元からスキュー補正部233までの搬送経路の長さが所定長以上であるか否かを判定する(S61)。そして、制御装置260は、搬送経路の長さが所定長以上である場合には(S61のYES)、ステップS65へ進み、また搬送経路の長さが所定長未満である場合には(S61のNO)、ステップS62へ進む。このステップS61の判定処理は、図6のステップS1の判定処理と類似するものである。
次に、制御装置260は、搬送経路の形状が湾曲しているか否かを判定する(S62)。そして、制御装置260は、搬送経路の形状が湾曲している場合には(S62のYES)、ステップS65へ進み、また搬送経路の形状が湾曲していない場合には(S62のNO)、ステップS63へ進む。このステップS62の判定処理は、図10のステップS15の判定処理に対応するものである。例えば、制御装置260は、搬送経路に含まれる湾曲形状の曲率半径が規定値よりも小さい場合には、湾曲していると判断してより摩擦係数が大きい下側搬送ローラー233c1に回転駆動力を伝達するよう制御する。
次に、制御装置260は、スキュー量検知センサー238で検知されたスキュー量が所定量以上であるか否かを判定する(S63)。そして、制御装置260は、スキュー量が所定量以上である場合には(S63のYES)、ステップS65へ進み、またスキュー量が所定量未満である場合には(S63のNO)、ステップS64へ進む。このステップS63の判定処理は、図11のステップS21の判定処理と同じである。
そして、ステップS63においてスキュー量が所定量未満である場合には(S63のNO)、制御装置260は、摩擦係数が小さな搬送ローラーを駆動側に設定する(S64)。一方、ステップS61のYESの場合、ステップS62のYESの場合、又はステップS63のYESの場合には、制御装置260は、摩擦係数が大きな搬送ローラーを駆動側に設定する(S65)。このステップS64,S65の処理は、図6のステップS3,S4の処理と同じである。
上述した第7の実施形態によれば、搬送経路の状況(長さ、形状)及びスキュー量に応じて、搬送ローラーの駆動を切り替えることが可能である。即ち、第6の実施形態は、スキュー補正の必要性に応じて搬送ローラーの駆動を切り替えるものである。
<8.第8の実施形態>
第8の実施形態は、手動設定時における搬送ローラーの駆動を切り替える例である。
図16は、第8の実施形態に係る駆動切り替え手法の手順を示すフローチャートである。
図16において、まず制御装置260は、図14のステップS51で駆動側を手動で設定すると判定した場合には(S51のYES)、操作表示部263に対するユーザーの操作を受け付けて、搬送ローラーの駆動側を設定する(S71)。制御装置260は、ユーザーにより設定された内容を、不図示のROM又は記憶装置262に保存する。
次に、制御装置260は、ユーザーによる駆動側設定(搬送ローラーの駆動側の設定)が所定の条件に合致するか否かを判定する(S72)。所定の条件とは、上述した第1〜第7の実施形態に記載したような、予め設定された搬送ローラーの駆動側を決定する条件である。制御装置260は、駆動側設定が所定の条件に合致しない場合には(S72のNO)、操作表示部263に警告を表示する(S73)。このように、制御装置260は、ユーザーの設定内容が誤りである場合に、警告を出力する。
一方、制御装置260は、ステップS73の警告表示処理を実行後、又は、ステップS73の処理と並行して、上記駆動側設定が所定の条件を満たさなくても駆動側設定を変更するか否かを判定する(S74)。ここで、駆動側設定を変更する場合には(S74のYES)、制御装置260は、ステップS71の処理に進み、所定の条件を満たす範囲で駆動側設定を行うことをユーザーに促す画面を、操作表示部263に表示する。このように、制御装置260は、ユーザーによる設定が誤りである場合に、当該設定を無効としてもよい。これにより、誤った設定に基づいてスキュー補正が実行されることを防止できる。
次に、所定の条件を満たさなくても駆動側設定を変更しない場合(S74のNO)、又は、駆動側設定が所定の条件に合致している場合には(S72のYES)、制御装置260は、手動設定で指示された搬送ローラーを駆動側に設定する(S75)。
そして、制御装置260は、手動設定で指示された搬送ローラーを駆動ローラーとした状態で、スキュー補正動作を実行する(S76)。
このように、制御装置260は、所定の条件として操作表示部263が設定操作を受け付けた場合に、操作表示部263で受け付けた設定操作の内容に応じて、回転駆動力を伝達する搬送ローラーを設定する。
上述した第8の実施形態によれば、ユーザーの手動による指示に基づいて搬送ローラーの駆動側を設定して、スキュー補正動作を実行することができる。
なお、上述した第1〜第8の実施形態において、スキュー補正部233を備える画像形成装置100を例に説明したが、用紙搬送機能とスキュー補正部233の機能を備える用紙搬送装置に適用可能である。例えば、本発明に係る用紙搬送装置を、スキュー補正部233を備える、自動原稿送り装置400、大容量給紙装置500、又は画像形成装置100の用紙搬送方向の下流側に連結される不図示の後処理装置に適用可能である。
また、上述した第1〜第8の実施形態において、下側搬送ローラー233c1と上側搬送ローラー233c2を構成する材料が逆でもよい。即ち、下側搬送ローラー233c1の摩擦係数が小さく、上側搬送ローラー233c2の摩擦係数が大きくてもよい。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
100…画像形成装置、 200…画像形成装置本体、 230…用紙搬送部、 233…スキュー補正部、 233c…搬送ローラー、 233c1…上側搬送ローラー、 233c2…下側搬送ローラー、 233r…レジストローラー、 238…スキュー量検知センサー、 241…駆動源、 242…駆動切り替え機構、 260…制御装置、 500…大容量搬送装置

Claims (16)

  1. 用紙の搬送経路に配置された一対のローラーから構成されるレジストローラーと、
    摩擦係数の大きな材料で形成された第1の搬送ローラーと、該第1の搬送ローラーよりも摩擦係数の小さな材料で形成された第2の搬送ローラーの対で構成され、前記レジストローラーに前記用紙を搬送する搬送ローラーと、
    回転駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源の前記回転駆動力が、前記第1の搬送ローラー、又は該第1の搬送ローラーよりも摩擦係数の小さな前記第2の搬送ローラーに伝達されるよう選択的に切り替える駆動切り替え機構と、
    所定の条件に基づいて前記駆動切り替え機構による切り替え動作を制御し、前記搬送ローラーにより前記用紙を搬送して前記レジストローラーのニップ部に前記用紙の前端を突き当て前記用紙の傾きを補正する制御部と、を備える
    用紙搬送装置。
  2. 前記制御部は、予め設定された条件を満足した場合に、前記条件の内容に応じて前記回転駆動力を伝達する搬送ローラーとして前記第1の搬送ローラー又は前記第2の搬送ローラーを自動的に設定する
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記用紙の剛性に応じて、前記第1の搬送ローラー又は前記第2の搬送ローラーのいずれに前記回転駆動力を伝達するかを選択する
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙の剛性が規定値を超える場合には、より摩擦係数が大きい前記第1の搬送ローラーに前記回転駆動力を伝達するよう制御する
    請求項3に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記用紙の摩擦係数に応じて、前記第1の搬送ローラー又は前記第2の搬送ローラーのいずれに前記回転駆動力を伝達するかを選択する
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記制御部は、前記用紙の摩擦係数が規定値よりも小さい場合には、より摩擦係数が大きい前記第1の搬送ローラーに前記回転駆動力を伝達するよう制御する
    請求項5に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記制御部は、前記用紙を給紙する給紙部と前記用紙の搬送方向に対する傾きを補正する傾き補正部との間の前記搬送経路に応じて、前記第1の搬送ローラー又は前記第2の搬送ローラーのいずれに前記回転駆動力を伝達するかを選択する
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記給紙部と前記傾き補正部との間の前記搬送経路の長さが規定値を超える場合には、より摩擦係数が大きい前記第1の搬送ローラーに前記回転駆動力を伝達するよう制御する
    請求項7に記載の用紙搬送装置。
  9. 前記制御部は、前記給紙部と前記傾き補正部との間の前記搬送経路に含まれる湾曲形状の曲率半径が規定値よりも小さい場合には、より摩擦係数が大きい前記第1の搬送ローラーに前記回転駆動力を伝達するよう制御する
    請求項7に記載の用紙搬送装置。
  10. 前記搬送経路に設置された、搬送された前記用紙の傾きを検出する傾き検出部、を更に備え、
    前記制御部は、前記傾き検出部により検出された前記用紙の傾きが既定値を超えた場合には、より摩擦係数が大きい第1の搬送ローラーに前記回転駆動力を伝達するよう制御する
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  11. ユーザーによる設定操作を受け付ける操作部、を更に備え、
    前記制御部は、前記所定の条件として前記操作部が前記設定操作を受け付けた場合に、前記ユーザーの設定内容に応じて、前記回転駆動力を伝達する搬送ローラーとして前記第1の搬送ローラー又は前記第2の搬送ローラーを設定する
    請求項1に記載の用紙搬送装置。
  12. 前記制御部は、前記ユーザーによる設定が誤りである場合に、警告を出力する
    請求項11に記載の用紙搬送装置。
  13. 前記制御部は、前記ユーザーによる設定が誤りである場合に、前記設定操作の内容を無効とする
    請求項11に記載の用紙搬送装置。
  14. 前記制御部は、前記用紙の両面に画像を形成する両面印刷モードのとき、1面目と2面目で前記回転駆動力を伝達する前記搬送ローラーを切り替える
    請求項2に記載の用紙搬送装置。
  15. 摩擦係数が大きい前記第1の搬送ローラーが下側に配置され、該第1の搬送ローラーよりも摩擦係数の小さい前記第2の搬送ローラーが上側に配置されている
    請求項1乃至14のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  16. 用紙の搬送経路に配置された一対のローラーから構成されるレジストローラーと、
    摩擦係数の大きな材料で形成された第1の搬送ローラーと、該第1の搬送ローラーよりも摩擦係数の小さな材料で形成された第2の搬送ローラーの対で構成され、前記レジストローラーに前記用紙を搬送する搬送ローラーと、
    回転駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源の前記回転駆動力が、前記第1の搬送ローラー、又は該第1の搬送ローラーよりも摩擦係数の小さな前記第2の搬送ローラーに伝達されるよう選択的に切り替える駆動切り替え機構と、
    所定の条件に基づいて前記駆動切り替え機構による切り替え動作を制御し、前記搬送ローラーにより前記用紙を搬送して前記レジストローラーのニップ部に前記用紙の前端を突き当て前記用紙の傾きを補正する制御部と、
    前記レジストローラーを経由した前記用紙に画像を形成する画像形成部と、を備える
    画像形成装置。
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