JP3395657B2 - 柱が鉄筋コンクリート、梁が鉄骨の構造物の柱と梁の接合部構造 - Google Patents

柱が鉄筋コンクリート、梁が鉄骨の構造物の柱と梁の接合部構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は柱が鉄筋コンクリ
ート、梁が鉄骨(以下柱RC、梁Sと言う)により構成
される構造物において、柱、梁を接合するための柱R
C、梁S構造物の柱梁接合部構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の柱RC、梁S構造の接合部では、
梁鉄骨が全断面のまま柱仕口部を貫通するものや、十字
形のプロペラ状の金物を利用するもの、あるいは一枚の
鋼板に定着筋を応用したもの等、様々な構造のものが採
用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記接合部
の構造の内、最も簡便で優れたものは、一枚の鋼板型の
ものであるが、以下のような問題点を有している。 【0004】(1)すなわち、接合金物の製作に際し
て、接合部鋼板は、通常十字状に形成され1.5m×
1.5m〜1.8m×1.8mと一枚の大きさが大き
く、構造的に必要な形状を切り抜くとすると、鋼板材料
としての歩止りが悪くなる。 (2)(1)と同様の理由から、鋼板は高炉材しか使え
なく、より廉価な電炉材(ワイドフラット材)が使え
ず、コスト的には不利である。 (3)(1)と同様の理由から、鋼板の切断(切り抜
き)は自動切断機によるものの、穴明加工はテンプレー
ト(型紙)を使った人手作業による芯出し、穴明をせざ
るを得なく、作業性、精度共に不利である。因に自動穴
明加工機(NC工作機械)は専ら型鋼や帯鉄用に作られ
ていて、長さは無限でも幅は、ある寸法(略1.2m)
以下の素材でないと機械にかけることができない。 【0005】(4)接合部鋼板は1枚の鋼板からなって
いるため直行する二方向(以下、X方向とY方向とい
う)の梁成が違った場合、複数枚を用いなければならな
い。 (5)前記(4)と同様の理由からX方向とY方向の梁
に段差がある場合も複数枚を用いなければならない。 (6)前記(4)と同様の理由から、X方向とY方向の
フランジ厚が違った場合は、厚い方の梁に合わせた鋼板
を用いなければならない等の問題点があった。 【0006】この発明は前記問題点に対処すべく開発が
なされたもので、使用材料の歩止りが向上し、安価な電
炉材の使用が可能になり、かつ、切断、穴明が連続して
自動加工できる等、トータルコストの低減が期待できる
柱RC、梁S構造物の柱梁接合部構造を提供することを
目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の柱が鉄筋
コンクリート、梁が鉄骨の構造物の柱と梁の接合部構造
は、鉄筋コンクリート柱の鉄骨梁のフランジを接合しよ
うとする部位に2枚の単位接合鋼板を十字状に重ねて配
設し、その単位接合鋼板の柱から突き出した部分に梁を
固着してなる、柱が鉄筋コンクリート、梁が鉄骨の構造
物の柱と梁の接合部構造において、接合すべき柱の幅に
等しい一辺を有する正方形状の柱接合部と、この柱接合
部の対向する二つの辺側に延設した台形状の梁接合部と
からなり、前記柱接合部の中心にコンクリート充填用の
穴を穿設し、かつ前記柱接合部の四隅に柱筋挿通孔を穿
設した単位接合板を2枚、ボルトにて締結することによ
り直交した状態に重ね合せて配置してなることを特徴と
するものである。 【0008】梁を一方向のみに接合する場合は、梁の上
フランジと下フランジ部に単位接合鋼板を同じ方向に配
設する。梁を直行するX、Y方向に接合する場合は、単
位接合鋼板を上フランジと下フランジ部に2枚つづけて
重ねて接合鋼板とし、X、Y方向に柱に配設する。この
場合、板厚分だけの段差ができるが、この程度の段差は
特に問題を派生しない。 【0009】また単位接合鋼板には、剪断力に対向する
ための柱筋用の孔と、コンクリート充填用の孔を穿設す
る。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図示した一実施の形態に基
づいて説明する。 【0011】実施例の接合部構造に使用される接合部鋼
板は図1に示すように単位接合鋼板1を二枚重ね合せた
ものである。 【0012】すなわち、図2に示すように単位接合鋼板
1を2枚使用し、一方の単位接合鋼板1を90度回転さ
せて、直交した状態で重ね合せて形成する接合部鋼板
は、接合すべき柱幅に等しい一辺(幅寸法L)を有する
正方形状に形成した柱接合部2と、この柱接合部2の対
向する二つの辺側に延設した台形状の梁接合部3かえら
なり、柱接合部2の中心に正円形状孔4を設けたもの
で、最大長さ寸法は柱幅に梁接合部の長さ寸法をプラス
した長さ(M)に形成したものである。長さ(M)は、
梁を単位接合鋼板1に固着するに必要な長さにより決ま
る。 【0013】この2枚の単位接合鋼板1は、ボルト等で
締結してもよい。その場合はボルトがシアーキーの役割
を果たす。 【0014】図3、図4に本発明の接合部鋼板の使用例
を示す。図3はX、Y方向の梁成が等しい梁6,6を接
合する場合の使用例を示す。柱接合部2の四隅部に予め
4個所ずつ柱筋挿通孔2aを穿設した単位接合鋼板1を
2枚直交して重ね合せた接合部鋼板を、梁成の寸法に等
しい間隔で配設し、上下接合部鋼板の梁接合部3、3間
に梁のフランジを溶接し、梁接合部3,3間に梁の軸を
含む面に平行な面内に、縦長長方形状のプレート5を設
け、梁のウエブと連結している。 【0015】また、梁のフランジを接合部鋼板の間に挟
み、RC柱の側面まで押し込み、梁のフランジと接合部
鋼板の梁接合部3を固着する方法もある。 【0016】図4はX、Y方向に接合する梁7,8の梁
成が互いに異なる場合の使用例を示すものである。接合
すべき梁7,8の上部フランジを接合する接合部鋼板は
2枚の単位接合鋼板1’,1”を互いに直交して重ね合
せて形成してある。 【0017】前記上部フランジ接合用の接合部鋼板の下
方には下部フランジ接合用の接合部鋼板を配設してあ
る。 【0018】すなわち、小さい方の梁接合用としては、
上部の単位接合鋼板1’からその梁成に等しい間隔で下
方に同一方向に向く単位接合鋼板1’を配設し、上下単
位接合鋼板1’,1’の梁接合部3,3に梁のフランジ
を溶接し、梁接合部3、3間を、梁の軸を含む面に平行
な面に設けた、縦長長方形状のプレート5によって連結
したものである。 【0019】また、大きい方の梁の接合用としては、上
部の単位接合鋼板1 からその梁成に等しい間隔で単位
接合鋼板1”を配設し、上下単位接合鋼板1”,1”の
梁接合部3,3に梁のフランジを溶接し、梁接合部3,
3間を、梁の軸を含む面に平行な面に設けた、縦長長方
形状のプレート5によって連結したものである。 【0020】ここに柱筋は柱の剪断力に対抗するもの
で、柱筋孔2aは必ずしも4個に限るものではなく、ま
たコンクリート充填用の孔も正円状でなくてもよいこと
は、言うまでもない。 【0021】また実施例では、角形RC柱に就いて説明
したが、柱の断面形状は円形でも八角形でも可能であ
る。 【0022】 【発明の効果】この発明によれば、柱RC、梁S構造物
の柱梁接合部構造において、使用材料の歩止りが向上
し、安価な電炉材の使用が可能になり、かつ、切断、穴
明が連続して自動加工できる等、トータルコストの低減
が期待できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】単位接合鋼板を2枚重ね合せて、接合部鋼板を
形成した斜視図である。 【図2】接合部鋼板の上面図である。 【図3】X、Y方向の梁成が等しい梁を接合する場合の
接合部の構造図である。 【図4】X、Y方向の梁成が異なる梁を接合する場合の
接合部の構造図である。 【符号の説明】 1…単位接合鋼板、1’…梁成が小さい方の梁の単位接
合鋼板、1”…梁成が大きい方の梁の単位接合鋼板、2
…柱接合部、3…梁接合部、4…正円状孔、5…縦長長
方形状のプレート、6…梁成が等しい梁、7…梁成が小
さい梁、8…梁成が大きい梁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−287799(JP,A) 特開 昭59−233049(JP,A) 特開 昭56−150243(JP,A) 特開 平4−44546(JP,A) 実公 昭49−25128(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/30 E04B 1/38

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鉄筋コンクリート柱の鉄骨梁のフランジ
    を接合しようとする部位に2枚の単位接合鋼板を十字状
    に重ねて配設し、その単位接合鋼板の柱から突き出した
    部分に梁を固着してなる、柱が鉄筋コンクリート、梁が
    鉄骨の構造物の柱と梁の接合部構造において、接合すべ
    き柱の幅に等しい一辺を有する正方形状の柱接合部と、
    この柱接合部の対向する二つの辺側に延設した台形状の
    梁接合部とからなり、前記柱接合部の中心にコンクリー
    ト充填用の穴を穿設し、かつ前記柱接合部の四隅に柱筋
    挿通孔を穿設した単位接合板を2枚、ボルトにて締結す
    ることにより直交した状態に重ね合せて配置してなるこ
    とを特徴とする柱が鉄筋コンクリート、梁が鉄骨の構造
    物の柱と梁の接合部構造。
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