JPH10176375A - 鉄骨片持ち梁および控え梁の接合構造 - Google Patents
鉄骨片持ち梁および控え梁の接合構造Info
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- JPH10176375A JPH10176375A JP35396796A JP35396796A JPH10176375A JP H10176375 A JPH10176375 A JP H10176375A JP 35396796 A JP35396796 A JP 35396796A JP 35396796 A JP35396796 A JP 35396796A JP H10176375 A JPH10176375 A JP H10176375A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通し梁に片持ち梁や控え梁を接合する場合
に、この片持ち梁や控え梁の中間に接合部がなく、取付
けに手数が掛からない梁の接合構造を提供する。 【解決手段】 鉄骨建造物のΗ型鋼の通し梁の側面にΗ
型鋼の片持ち梁や控え梁を接合する構造であって、前記
通し梁の接合部には、通し梁用プレートが該通し梁の上
下フランジの縁部に固着され、その裏面に直交して固着
された補強板が、通し梁の上下フランジの相対する面と
ウエブとに固着され、−方片持ち梁や控え梁の端部の接
合部には、エンドプレートが上下フランジとウエブとに
固着され、前記通し梁用プレートとエンドプレートとを
当接した状態で螺着して圧着接合されている鉄骨片持ち
梁および控え梁の接合構造を特徴とする。
に、この片持ち梁や控え梁の中間に接合部がなく、取付
けに手数が掛からない梁の接合構造を提供する。 【解決手段】 鉄骨建造物のΗ型鋼の通し梁の側面にΗ
型鋼の片持ち梁や控え梁を接合する構造であって、前記
通し梁の接合部には、通し梁用プレートが該通し梁の上
下フランジの縁部に固着され、その裏面に直交して固着
された補強板が、通し梁の上下フランジの相対する面と
ウエブとに固着され、−方片持ち梁や控え梁の端部の接
合部には、エンドプレートが上下フランジとウエブとに
固着され、前記通し梁用プレートとエンドプレートとを
当接した状態で螺着して圧着接合されている鉄骨片持ち
梁および控え梁の接合構造を特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨建造物の躯体
を形成するΗ型鋼の通し梁の側面に、Η型鋼の片持ち梁
や控え梁を強固に接合する構造に関するものである。
を形成するΗ型鋼の通し梁の側面に、Η型鋼の片持ち梁
や控え梁を強固に接合する構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、図７のように、Η型鋼の通し梁１
の両側に、片持ち梁２や控え梁３を接合する場合には、
−般に図８に示すように工場で予め通し梁１の両側接合
部に、輸送に便利なように短い小梁２ａや、３ａを溶接
して建築現場に搬入し、現場ではこの短い小梁２ａや３
ａに、所望長さの片持ち梁２ｂや控え梁３ｂを接合して
組み立てている。
の両側に、片持ち梁２や控え梁３を接合する場合には、
−般に図８に示すように工場で予め通し梁１の両側接合
部に、輸送に便利なように短い小梁２ａや、３ａを溶接
して建築現場に搬入し、現場ではこの短い小梁２ａや３
ａに、所望長さの片持ち梁２ｂや控え梁３ｂを接合して
組み立てている。
【０００３】そしてこの小梁２ａと、片持ち小梁２ｂの
接合部は、図９（Ａ）（Ｂ）に示すように、小梁２ａと
片持ち梁２ｂとのそれぞれ上下のフランジに跨がるプレ
ート４、４ａで、上下の各フランジの両面を挟んだ状態
で、これらの各部材にボルト６を挿通してナット６ａに
より螺着する。ウエブも同様に、両者に跨がるプレート
５でウエブの両面を挟んだ状態で、これらの各部材をボ
ルト６を挿通してナット６ａにより螺着して両者を接合
している。また図示していないが小梁３ａと控え梁３ｂ
の接合部も同様にして接合する。
接合部は、図９（Ａ）（Ｂ）に示すように、小梁２ａと
片持ち梁２ｂとのそれぞれ上下のフランジに跨がるプレ
ート４、４ａで、上下の各フランジの両面を挟んだ状態
で、これらの各部材にボルト６を挿通してナット６ａに
より螺着する。ウエブも同様に、両者に跨がるプレート
５でウエブの両面を挟んだ状態で、これらの各部材をボ
ルト６を挿通してナット６ａにより螺着して両者を接合
している。また図示していないが小梁３ａと控え梁３ｂ
の接合部も同様にして接合する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この接
合方法では、足場の不安定な場所でのボルト接合箇所が
多いので、熟練した作業員が必要で、その作業には工数
と時間がかかる問題があった。また接合部の梁のフラン
ジ上面には、プレート４とボルト６の頭が約４０ｍｍ突
出した状態となるので、この片持ち梁２や控え梁３の上
に軽量気泡コンクリート（ＡＬＣ）パネル等を敷設する
際には、現場でこの接合部のパネル裏面を切り欠く必要
があり、手数が掛かる問題があった。さらにこの控え梁
３の上方に水平ブレース７を配設する場合には、接合部
とブレースの交差を避けなければならないので、接合部
の位置が制約されることもあった。
合方法では、足場の不安定な場所でのボルト接合箇所が
多いので、熟練した作業員が必要で、その作業には工数
と時間がかかる問題があった。また接合部の梁のフラン
ジ上面には、プレート４とボルト６の頭が約４０ｍｍ突
出した状態となるので、この片持ち梁２や控え梁３の上
に軽量気泡コンクリート（ＡＬＣ）パネル等を敷設する
際には、現場でこの接合部のパネル裏面を切り欠く必要
があり、手数が掛かる問題があった。さらにこの控え梁
３の上方に水平ブレース７を配設する場合には、接合部
とブレースの交差を避けなければならないので、接合部
の位置が制約されることもあった。
【０００５】本発明は、通し梁に片持ち梁や控え梁を接
合する場合に、この片持ち梁や控え梁の中間に接合部が
なく、取付けに手数が掛からない鉄骨片持ち梁および控
え梁の接合構造を提供することを目的とするものであ
る。
合する場合に、この片持ち梁や控え梁の中間に接合部が
なく、取付けに手数が掛からない鉄骨片持ち梁および控
え梁の接合構造を提供することを目的とするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、鉄骨建造物のΗ型鋼の通し梁の側面にΗ型
鋼の片持ち梁や控え梁を接合する構造であって、前記通
し梁の接合部には、通し梁用プレートが該通し梁の上下
フランジの縁部に固着され、その裏面に直交して固着さ
れた補強板が、通し梁の上下フランジの相対する面とウ
エブとに固着され、一方片持ち梁や控え梁の端部の接合
部には、エンドプレートが上下フランジとウエブとに固
着され、前記通し梁用プレートとエンドプレートとを当
接した状態で螺着して圧着接合されている鉄骨片持ち梁
および控え梁の接合構造を特徴とするものである。
に本発明は、鉄骨建造物のΗ型鋼の通し梁の側面にΗ型
鋼の片持ち梁や控え梁を接合する構造であって、前記通
し梁の接合部には、通し梁用プレートが該通し梁の上下
フランジの縁部に固着され、その裏面に直交して固着さ
れた補強板が、通し梁の上下フランジの相対する面とウ
エブとに固着され、一方片持ち梁や控え梁の端部の接合
部には、エンドプレートが上下フランジとウエブとに固
着され、前記通し梁用プレートとエンドプレートとを当
接した状態で螺着して圧着接合されている鉄骨片持ち梁
および控え梁の接合構造を特徴とするものである。
【０００７】また本発明において、前記通し梁用プレー
トと片持ち梁や控え梁用エンドプレートの上下端部を、
それぞれ通し梁および片持ち梁や控え梁の上下フランジ
の縁部から上下に突出して固着したり、通し梁用プレー
トと片持ち梁や控え梁用エンドプレートを、それぞれ通
し梁および片持ち梁や控え梁の上下フランジの縁部の内
側に固着したものである。
トと片持ち梁や控え梁用エンドプレートの上下端部を、
それぞれ通し梁および片持ち梁や控え梁の上下フランジ
の縁部から上下に突出して固着したり、通し梁用プレー
トと片持ち梁や控え梁用エンドプレートを、それぞれ通
し梁および片持ち梁や控え梁の上下フランジの縁部の内
側に固着したものである。
【０００８】本発明では以上のような構成を有するため
に、通し梁の側面に、片持ち梁や控え梁を直接螺着して
圧着接合することができるので、螺着箇所が少ない上
に、螺着が通し梁付近での作業となり、作業に手数が掛
からず効率的である。また片持ち梁や控え梁の中間には
接合部がなくなり、梁上にパネルなどを敷設する際や、
水平ブレースを配設する場合に支障となるものがないた
め、ＡＬＣパネル面を切り欠く作業の必要はなく、ブレ
ースも所望位置に配設することができる。
に、通し梁の側面に、片持ち梁や控え梁を直接螺着して
圧着接合することができるので、螺着箇所が少ない上
に、螺着が通し梁付近での作業となり、作業に手数が掛
からず効率的である。また片持ち梁や控え梁の中間には
接合部がなくなり、梁上にパネルなどを敷設する際や、
水平ブレースを配設する場合に支障となるものがないた
め、ＡＬＣパネル面を切り欠く作業の必要はなく、ブレ
ースも所望位置に配設することができる。
【０００９】さらに通し梁の接合部では、通し梁用プレ
ートの裏面に直交して固着された補強板を通し梁の上下
フランジとウエブとに直交して固着したので、片持ち梁
や控え梁を強固に接合することができ、また前記通し梁
用プレートと、片持ち梁や控え梁用エンドプレートの上
下端部とを、それぞれ通し梁および片持ち梁や控え梁の
上下フランジの縁部から上下に突出して固着すれば、そ
の溶接作業が容易であり、フランジ面からの突出高さも
僅かに１０ｍｍ程度以下なので、パネル敷設の支障とは
ならない。
ートの裏面に直交して固着された補強板を通し梁の上下
フランジとウエブとに直交して固着したので、片持ち梁
や控え梁を強固に接合することができ、また前記通し梁
用プレートと、片持ち梁や控え梁用エンドプレートの上
下端部とを、それぞれ通し梁および片持ち梁や控え梁の
上下フランジの縁部から上下に突出して固着すれば、そ
の溶接作業が容易であり、フランジ面からの突出高さも
僅かに１０ｍｍ程度以下なので、パネル敷設の支障とは
ならない。
【００１０】また通し梁用プレートと片持ち梁や控え梁
用エンドプレートとを、それぞれ通し梁および片持ち梁
や控え梁の上下フランジの縁部の内側に固着すれば、工
場での溶接作業はやや複雑になるものの、現場で両者を
接合した時には、通し梁用プレートや片持ち梁や控え梁
用エンドプレートが梁の上面から突出せず、通し梁のフ
ランジに片持ち梁や控え梁のフランジが密着した状態と
なり、梁面が平滑になるので、パネルの敷設が一層容易
となる。
用エンドプレートとを、それぞれ通し梁および片持ち梁
や控え梁の上下フランジの縁部の内側に固着すれば、工
場での溶接作業はやや複雑になるものの、現場で両者を
接合した時には、通し梁用プレートや片持ち梁や控え梁
用エンドプレートが梁の上面から突出せず、通し梁のフ
ランジに片持ち梁や控え梁のフランジが密着した状態と
なり、梁面が平滑になるので、パネルの敷設が一層容易
となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の接合構造の一実施例を説明する
斜視図、図２は図１の接合部の平面図、図３は本発明の
一実施例の断面図で、（Ａ）は図２の（イ）−（イ）線
上の断面図、（Ｂ）は図２の（口）−（口）線上の断面
図、（Ｃ）は図３（Ｂ）の（ハ）−（ハ）線上の断面図
である。図１ないし図３に示す本発明の接合構造は、Ｈ
型鋼の通し梁１の側面に、Η型鋼の片持ち梁２や控え梁
３を接合する構造であって、Η型鋼の前記通し梁１の接
合部には、予め工場で通し梁１の上下フランジ１−１、
１−２の外縁１ａに跨がる矩形状の鉄板製通し梁用プレ
ート１１の上下端部が、上下フランジ１−１、１−２の
縁部より外方にやや突出した状態で、かつその裏面が該
上下フランジの外縁１ａに溶接固着されている。
明する。図１は本発明の接合構造の一実施例を説明する
斜視図、図２は図１の接合部の平面図、図３は本発明の
一実施例の断面図で、（Ａ）は図２の（イ）−（イ）線
上の断面図、（Ｂ）は図２の（口）−（口）線上の断面
図、（Ｃ）は図３（Ｂ）の（ハ）−（ハ）線上の断面図
である。図１ないし図３に示す本発明の接合構造は、Ｈ
型鋼の通し梁１の側面に、Η型鋼の片持ち梁２や控え梁
３を接合する構造であって、Η型鋼の前記通し梁１の接
合部には、予め工場で通し梁１の上下フランジ１−１、
１−２の外縁１ａに跨がる矩形状の鉄板製通し梁用プレ
ート１１の上下端部が、上下フランジ１−１、１−２の
縁部より外方にやや突出した状態で、かつその裏面が該
上下フランジの外縁１ａに溶接固着されている。
【００１２】またこの通し梁用プレート１１の裏面に直
交して固着された補強プレート１２が、上下フランジ１
−１、１−２の相対する面と、ウエブ１−３の側面に溶
接されている。−方片持ち梁２の端部の接合部には、予
め工場で前記通し梁用プレート１１とほぼ同一の寸法の
エンドプレート２１が片持ち梁２の上下フランジ２−
１、２−２やウエブ２−３の端面に、また控え梁３の端
部の接合部には、同じく通し梁用プレート１１とほぼ同
一の寸法のエンドプレート３１が、控え梁３の上下フラ
ンジ３−１、３−２とウエブ３−３の端面にそれぞれ溶
接固着されており、前記エンドプレート２１、３１の上
下端部は上下フランジ２−１、２−２や３−１、３−２
の縁部よりやや上下に突出している。また前記通し梁用
プレート１１とエンドプレート２１、３１には、ボルト
を挿通するための複数の透孔が穿孔されており、建築現
場で、前記通し梁用プレート１１面とエンドプレート２
１、３１面を当接させた状態で、両者の透孔をボルト１
３を挿通してナット１３ａにより螺着し、強固な圧着接
合部が形成されている。なお、片持ち梁２および控え梁
３の他方の端部は、相対する通し梁に通常のピン接合さ
れている。
交して固着された補強プレート１２が、上下フランジ１
−１、１−２の相対する面と、ウエブ１−３の側面に溶
接されている。−方片持ち梁２の端部の接合部には、予
め工場で前記通し梁用プレート１１とほぼ同一の寸法の
エンドプレート２１が片持ち梁２の上下フランジ２−
１、２−２やウエブ２−３の端面に、また控え梁３の端
部の接合部には、同じく通し梁用プレート１１とほぼ同
一の寸法のエンドプレート３１が、控え梁３の上下フラ
ンジ３−１、３−２とウエブ３−３の端面にそれぞれ溶
接固着されており、前記エンドプレート２１、３１の上
下端部は上下フランジ２−１、２−２や３−１、３−２
の縁部よりやや上下に突出している。また前記通し梁用
プレート１１とエンドプレート２１、３１には、ボルト
を挿通するための複数の透孔が穿孔されており、建築現
場で、前記通し梁用プレート１１面とエンドプレート２
１、３１面を当接させた状態で、両者の透孔をボルト１
３を挿通してナット１３ａにより螺着し、強固な圧着接
合部が形成されている。なお、片持ち梁２および控え梁
３の他方の端部は、相対する通し梁に通常のピン接合さ
れている。
【００１３】次に図４は本発明の他の実施例を説明する
斜視図、図５は図４の接合部の平面図、図６は本発明の
他の実施例の断面図で、（Ａ）は図５の（ニ）−（ニ）
線上の断面図、（Ｂ）は図５の（ホ）−（ホ）線上の断
面図、（Ｃ）は図６（Ｂ）の（へ）−（へ）線上の断面
図である。この実施例では通し梁１の接合部には、前記
実施例と同様に通し梁用プレート１５と補強用プレート
１６とが固着されているが、この通し梁用プレート１５
が通し梁１の上下フランジ１−１、１−２の縁部の内側
に溶接されている。−方片持ち梁２の端面接合部には、
予め工場でエンドプレート２２がウエブ２−３を挟んで
上下フランジ２−１、２−２の縁部の内側に固着され
て、また控え梁３の端面接合部にも、同様にエンドプレ
ート３２が、ウエブ３−３を挟んで、上下フランジ３−
１、３−２の縁部の内側に固着されている。したがって
エンドプレート２２と上下フランジ２−１、２−２の縁
部、およびウエブ２−３の端面とで平坦な垂直面を形成
し、またエンドプレート２３と上下フランジ３−１、３
−２の縁部、およびウエブ３−３の端面とで平坦な垂直
面を形成している。
斜視図、図５は図４の接合部の平面図、図６は本発明の
他の実施例の断面図で、（Ａ）は図５の（ニ）−（ニ）
線上の断面図、（Ｂ）は図５の（ホ）−（ホ）線上の断
面図、（Ｃ）は図６（Ｂ）の（へ）−（へ）線上の断面
図である。この実施例では通し梁１の接合部には、前記
実施例と同様に通し梁用プレート１５と補強用プレート
１６とが固着されているが、この通し梁用プレート１５
が通し梁１の上下フランジ１−１、１−２の縁部の内側
に溶接されている。−方片持ち梁２の端面接合部には、
予め工場でエンドプレート２２がウエブ２−３を挟んで
上下フランジ２−１、２−２の縁部の内側に固着され
て、また控え梁３の端面接合部にも、同様にエンドプレ
ート３２が、ウエブ３−３を挟んで、上下フランジ３−
１、３−２の縁部の内側に固着されている。したがって
エンドプレート２２と上下フランジ２−１、２−２の縁
部、およびウエブ２−３の端面とで平坦な垂直面を形成
し、またエンドプレート２３と上下フランジ３−１、３
−２の縁部、およびウエブ３−３の端面とで平坦な垂直
面を形成している。
【００１４】そして前記通し梁用プレート１５の外面
と、エンドプレート２２、３２の外面とが当接した状態
で、両者の透孔をボルト１３を挿通してナット１３ａに
より螺着し、前記実施例と同様な圧着接合が構成されて
おり、片持ち梁２と控え梁３の他方の端部は、相対する
通し梁にピン接合されている。またこの実施例では、通
し梁１と片持ち梁２、および控え梁３のそれぞれの上下
フランジ面と接合部とは平坦な連続面となっている。
と、エンドプレート２２、３２の外面とが当接した状態
で、両者の透孔をボルト１３を挿通してナット１３ａに
より螺着し、前記実施例と同様な圧着接合が構成されて
おり、片持ち梁２と控え梁３の他方の端部は、相対する
通し梁にピン接合されている。またこの実施例では、通
し梁１と片持ち梁２、および控え梁３のそれぞれの上下
フランジ面と接合部とは平坦な連続面となっている。
【００１５】なお、前述の通し梁用プレートおよび補強
プレートや各エンドプレートの厚さや、寸法、取付けボ
ルト数、片持ち梁や控え梁の他端部の接合方法などは、
設計上の必要に応じて適宜選定すればよい。また各所の
溶接も従来の溶接方法でよい。
プレートや各エンドプレートの厚さや、寸法、取付けボ
ルト数、片持ち梁や控え梁の他端部の接合方法などは、
設計上の必要に応じて適宜選定すればよい。また各所の
溶接も従来の溶接方法でよい。
【００１６】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の接合構造で
は、通し梁の側面に、片持ち梁や控え梁を直接螺着する
ようにしたので、螺着箇所が少ない上に、螺着が通し梁
付近での作業なので、作業に手数が掛からず効率的であ
る。また片持ち梁や控え梁の中間には接合部がなくな
り、梁上にパネル等を敷設する際や、水平ブレースを配
設する場合に支障となるものがないため、パネル面を切
り欠く作業は必要がなくなり、ブレースも所望位置に配
設することができる。
は、通し梁の側面に、片持ち梁や控え梁を直接螺着する
ようにしたので、螺着箇所が少ない上に、螺着が通し梁
付近での作業なので、作業に手数が掛からず効率的であ
る。また片持ち梁や控え梁の中間には接合部がなくな
り、梁上にパネル等を敷設する際や、水平ブレースを配
設する場合に支障となるものがないため、パネル面を切
り欠く作業は必要がなくなり、ブレースも所望位置に配
設することができる。
【００１７】さらに通し梁の接合部において、通し梁用
プレートの裏面には、通し梁の上下フランジとウエブと
に直交した補強板を固着したので、片持ち梁や控え梁を
強固に接合することができるとともに、前記通し梁用プ
レートと、片持ち梁や控え梁用エンドプレートの上下端
部を、それぞれ通し梁および片持ち梁や控え梁の上下フ
ランジの縁部から突出して固着すれば、その溶接作業が
容易であり、通し梁のフランジの縁部からの突出高さも
１０ｍｍ程度以下なので、パネル敷設の支障とはならな
い。
プレートの裏面には、通し梁の上下フランジとウエブと
に直交した補強板を固着したので、片持ち梁や控え梁を
強固に接合することができるとともに、前記通し梁用プ
レートと、片持ち梁や控え梁用エンドプレートの上下端
部を、それぞれ通し梁および片持ち梁や控え梁の上下フ
ランジの縁部から突出して固着すれば、その溶接作業が
容易であり、通し梁のフランジの縁部からの突出高さも
１０ｍｍ程度以下なので、パネル敷設の支障とはならな
い。
【００１８】また通し梁用プレートと、片持ち梁や控え
梁用エンドプレートを、それぞれ通し梁および片持ち梁
や控え梁の、上下フランジの縁部の内側に固着すれば、
工場での溶接作業はやや複雑になるが、現場で両者を接
合した時には、通し梁用プレートや片持ち梁や控え梁用
エンドプレートが梁の上面から突出せず、接合部を含め
て梁面が平滑になるので、パネルの敷設などが一層容易
になる。
梁用エンドプレートを、それぞれ通し梁および片持ち梁
や控え梁の、上下フランジの縁部の内側に固着すれば、
工場での溶接作業はやや複雑になるが、現場で両者を接
合した時には、通し梁用プレートや片持ち梁や控え梁用
エンドプレートが梁の上面から突出せず、接合部を含め
て梁面が平滑になるので、パネルの敷設などが一層容易
になる。
【図１】本発明の接合構造の一実施例を説明する斜視図
である。
である。
【図２】図１の接合部の平面図である。
【図３】本発明の一実施例の断面図で、（Ａ）は図２の
（イ）−（イ）線上の断面図、（Ｂ）は図２の（口）−
（口）線上の断面図、（Ｃ）は図３（Ｂ）の（ハ）−
（ハ）線上の断面図である。
（イ）−（イ）線上の断面図、（Ｂ）は図２の（口）−
（口）線上の断面図、（Ｃ）は図３（Ｂ）の（ハ）−
（ハ）線上の断面図である。
【図４】本発明の他の実施例を説明する斜視図である。
【図５】図４の接合部の平面図である。
【図６】本発明の他の実施例の断面図で、（Ａ）は図５
の（ニ）−（ニ）線上の断面図、（Ｂ）は図５の（ホ）
−（ホ）線上の断面図、（Ｃ）は図６（Ｂ）の（へ）−
（へ）線上の断面図である。
の（ニ）−（ニ）線上の断面図、（Ｂ）は図５の（ホ）
−（ホ）線上の断面図、（Ｃ）は図６（Ｂ）の（へ）−
（へ）線上の断面図である。
【図７】従来の接合部を説明する平面図である。
【図８】図７の通し梁の平面図である。
【図９】従来の接合部を示す図で、（Ａ）は接合部の平
面図、（Ｂ）は接合部の側面図である。
面図、（Ｂ）は接合部の側面図である。
１ 通し梁 １ａ 外縁 １−１ 上フランジ １−２ 下フランジ １−３ ウエブ ２ 片持ち梁 ２−１ 上フランジ ２−２ 下フランジ ２−３ ウエブ ３ 控え梁 ３−１ 上フランジ ３−２ 下フランジ ３−３ ウエブ ４、５ プレート ６ ボルト ６ａ ナット ７ ブレース １１、１５ 通し梁用プレー卜 １２、１６ 補強プレート １３ ボルト １３ａ ナット ２１、２２ 片持ち梁用エンドプレー卜 ３１、３２ 控え梁用エンドプレート
Claims (3)
- 【請求項１】 鉄骨建造物のΗ型鋼の通し梁の側面にΗ
型鋼の片持ち梁や控え梁を接合する構造であって、前記
通し梁の接合部には、通し梁用プレートが該通し梁の上
下フランジの縁部に固着され、その裏面に直交して固着
された補強板が、通し梁の上下フランジの相対する面と
ウエブとに固着され、−方片持ち梁や控え梁の端部の接
合部には、エンドプレートが上下フランジとウエブとに
固着され、前記通し梁用プレートとエンドプレートとを
当接した状態で螺着して圧着接合されていることを特徴
とする鉄骨片持ち梁および控え梁の接合構造。 - 【請求項２】 前記通し梁用プレートと片持ち梁や控え
梁用エンドプレートの上下端部が、それぞれ通し梁およ
び片持ち梁や控え梁の上下フランジの縁部より上下に突
出して固着されていることを特徴とする請求項１記載の
鉄骨片持ち梁および控え梁の接合構造。 - 【請求項３】 前記通し梁用プレートと片持ち梁や控え
梁用エンドプレートが、それぞれ通し梁および片持ち梁
や控え梁の上下フランジの縁部の内側に固着されている
ことを特徴とする請求項１記載の鉄骨片持ち梁および控
え梁の接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35396796A JPH10176375A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 鉄骨片持ち梁および控え梁の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35396796A JPH10176375A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 鉄骨片持ち梁および控え梁の接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10176375A true JPH10176375A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18434424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35396796A Pending JPH10176375A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 鉄骨片持ち梁および控え梁の接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10176375A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103266665A (zh) * | 2013-05-14 | 2013-08-28 | 广州联合钢结构有限公司 | 金属屋面托梁连接节点及其连接方法 |
| CN105442873A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-03-30 | 山东盛发科工贸有限公司 | 一种加油站轻钢结构罩棚 |
| JP2020105825A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | トヨタホーム株式会社 | 梁接合構造 |
| KR20220037228A (ko) * | 2020-09-17 | 2022-03-24 | 주식회사 포스코 | 보부재의 접합구조 |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP35396796A patent/JPH10176375A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103266665A (zh) * | 2013-05-14 | 2013-08-28 | 广州联合钢结构有限公司 | 金属屋面托梁连接节点及其连接方法 |
| CN105442873A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-03-30 | 山东盛发科工贸有限公司 | 一种加油站轻钢结构罩棚 |
| JP2020105825A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | トヨタホーム株式会社 | 梁接合構造 |
| KR20220037228A (ko) * | 2020-09-17 | 2022-03-24 | 주식회사 포스코 | 보부재의 접합구조 |
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