JP7356825B2 - 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造 Download PDF

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Description

本発明は、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造に係り、特に、鉄骨梁のフランジが鉄筋コンクリート柱内を貫通する構造の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造に関する。
建築物の柱スパンを大きく確保するためや工期を短縮する等のために、当該建築物に鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とを組み合わせた合成構造を適用することがある。
このとき、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部には、柱梁接合部を鉄骨梁が貫通する構造(特許文献1)や柱梁接合部を囲うふさぎ板の上下にダイアフラムを設けることにより柱梁接合部を鉄骨梁が貫通しない構造(特許文献2)等が用いられる。特許文献1では、接合部には、柱に架設された梁2及びこれに交差する梁3の接合部の周囲に接合部の型枠となる塞ぎ板6を設ける。特許文献2では、柱の周囲を囲む筒状のふさぎ板40の上下にダイアフラム50を設け、ふさぎ板40及びダイアフラム50に接続用の鉄骨梁21を接合することにより柱梁接合部を構築する。
特開2005-188102号公報 特開2016-176216号公報
しかしながら、特許文献1に記載の接合部構造では、梁2,3が交差する接合部におけるウェブの接合等の作業が困難であり、作業効率が悪くなる。
一方、特許文献2に記載の接合部構造では、S造の梁20のフランジ22よりも厚いダイアフラム50を使用し、ダイアフラム50には切欠き511と充填孔512を形成するので、コストが掛かり、かつ、ダイアフラム50の加工やダイアフラム50と接続用の梁21との接合が困難であり、作業効率が悪くなる。
そこで、本発明の目的は、低コストかつ作業効率が向上する鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、直交する第1及び第2の鉄骨梁が鉄筋コンクリート柱に設置されたふさぎ板を介して交差接合され、前記ふさぎ板内を含む交差接合位置の柱形が鉄筋コンクリートで充填形成された鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造であって、前記ふさぎ板は、前記鉄筋コンクリート柱の外周面を囲むように柱の外形形状に倣って設置され、前記第1の鉄骨梁は、上下のフランジ間のウェブ端部が前記ふさぎ板の外周面に接合され、上下のフランジのみが前記ふさぎ板の対向面間を貫通するように前記ふさぎ板の上下端位置に掛け渡され、前記第2の鉄骨梁は、上下のフランジ間のウェブ端部が前記ふさぎ板の外周面に接合され、上下のフランジのみが前記ふさぎ板を貫通し、上下のフランジの端面が前記第1の鉄骨梁の上下のフランジの一方の側面に当接して接合され、前記第1の鉄骨梁の上下のフランジの断面形状は、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部において、それぞれ前記第1の鉄骨梁に接合される鉄骨梁のフランジの断面形状と等しく、前記第2の鉄骨梁の上下のフランジの断面形状は、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部において、それぞれ前記第2の鉄骨梁に接合される鉄骨梁のフランジの断面形状と等しく、前記第1の鉄骨梁の上下のフランジの幅は、降伏時のヒンジ域を前記ふさぎ板の外部に発生させるように、前記ふさぎ板の内部および前記ふさぎ板の外部の一部において、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部におけるフランジの幅よりも拡幅され、前記第1の鉄骨梁の梁成と前記第1の鉄骨梁に接合される鉄骨梁の梁成とは等しく、前記第2の鉄骨梁の梁成と前記第2の鉄骨梁に接合される鉄骨梁の梁成とは等しいことを特徴とする。
上下のフランジのみが前記ふさぎ板を貫通し、上下のフランジの端面が前記第1の鉄骨梁の上下のフランジの他方の側面に当接して接合される第3の鉄骨梁をさらに備え、前記第3の鉄骨梁の上下のフランジの断面形状は、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部において、それぞれ前記第3の鉄骨梁に接合される鉄骨梁の上下のフランジの断面形状と等しく、前記第2の鉄骨梁の上下のフランジの幅、又は、前記第2及び第3の鉄骨梁のフランジの幅は、降伏時のヒンジ域を前記ふさぎ板の外部に発生させるように、前記ふさぎ板の内部および前記ふさぎ板の外部の一部において、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部におけるフランジの幅よりも拡幅されていることが好ましい。
前記第1の鉄骨梁の上下のフランジと、前記第2の鉄骨梁の上下のフランジと、前記ふさぎ板とは、上端及び下端が一致していることが好ましい。
本発明によれば、鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造を低コストかつ作業効率を向上させつつ構築することができる。
本発明の第一実施形態に係る接合部構造の斜視図である。 (a)は、本発明の第一実施形態に係る柱梁接合部ユニットの斜視図、(b)は、(a)の平面図である。 図2(a)のIII-III断面線で示した側面断面図である。 (a)は、本発明の第二実施形態に係る柱梁接合部ユニットの斜視図、(b)は、(a)の平面図である。 (a)は、本発明の第三実施形態に係る柱梁接合部ユニットの斜視図、(b)は、(a)の平面図である。 (a)は、本発明の変形例に係る柱梁接合部ユニットの斜視図、(b)は、(a)の平面図である。
本発明の柱梁接合部構造について、以下、添付図面を参照して説明する。なお、同一の構成要素は、同一の符号を付し、説明は省略する。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る柱梁接合部構造1の柱梁接合部に柱梁接合部ユニット20が組み込まれた状態を示している。柱梁接合部構造1は、鉄筋コンクリート柱10(以下、単に柱10と記す。)と、柱10の内部を貫通した部位で十字交差接合される鉄骨梁30,31(31a、31b)との接合部分を構成している。柱梁接合部構造1は、柱梁の交差接合位置における柱断面の四隅に所定長さの主筋11が突出した柱10と、主筋11を囲むように配置され、四方に鉄骨梁50(50a,50b),51(51a,51b)(図2(b))が接合される柱梁接合部ユニット20と、柱梁接合部ユニット20を含むように打設されるコンクリート60とから構成されている。柱梁接合部構造1では、柱10の柱梁の交差接合位置(の内部)を後述するフランジ32及びフランジ35が貫通しており、後述するウェブ34の一端がふさぎ板21の外周面に接合され、他端がフランジ32、フランジ35の端部に接合されている(図3参照)。
本実施形態では、図1に示すように、柱10には、柱10の四隅に3本の主筋11が所定の間隔で配筋され、主筋11を囲むように帯筋12が所定の間隔で配筋されている。なお、ふさぎ板21によるコンクリート拘束効果があるため、柱梁接合部ユニット20の内部には、帯筋12を配筋しなくてよい。主筋11の本数は、必要に応じて変更することができる。
柱梁接合部ユニット20は、図2(a)、(b)に示すように、予め工場で組み立てられたふさぎ板21と、鉄骨梁30,31と、を有する。鉄骨梁30は、フランジ32と、ウェブ34,34と、フランジ35とからなるH形梁断面を構成する。鉄骨梁31は、鉄骨梁30を挟んで対向する、鉄骨梁31aと、鉄骨梁31bとからなり、鉄骨梁31a,31bは、それぞれフランジ33と、ウェブ34と、フランジ36とからなるH形梁断面を構成する。
ふさぎ板21は、柱10の柱梁の交差接合位置に設置される略角筒状の鋼板部材である。ふさぎ板21の平面視した外形形状は、柱10の柱断面の外形形状と略等しく、ふさぎ板21の高さは、鉄骨梁30,31の梁成に等しい。なお、本実施形態において、鉄骨梁30,31の梁成と柱梁接合部ユニット20に接合される鉄骨梁50(50a,50b),51(51a,51b)の梁成とは等しい。ふさぎ板21の上端には、フランジ32、フランジ33の上端をふさぎ板21の上端と一致させるための切欠22が形成されている。ふさぎ板21の下端には、フランジ35、フランジ36の下端をふさぎ板21の下端と一致させるための切欠23が形成されている。
フランジ32は、ふさぎ板21の対向する面21a,21bの上端位置に設けられた切欠22,22間に掛け渡された鋼板部材であり、鉄骨梁30の上フランジを構成する。
フランジ33は、フランジ32の両側面とふさぎ板21の面21c,21dの上端位置に設けられた切欠22との間にフランジ32と平面視でT字交差するように掛け渡された鋼板部材であり、鉄骨梁31の上フランジを構成する。図3に示すように、フランジ33の端部33aは、フランジ32の側面に突き合わせ溶接により堅固に接合され、T字交差部が形成されている。
ウェブ34は、鉄骨梁30のフランジ32と後述するフランジ35との間、及び、鉄骨梁31のフランジ33と後述するフランジ36との間に設けられた鋼板部材であり、鉄骨梁30,31のウェブを構成する。
フランジ35は、ふさぎ板21の対向する面21a,21bの下端位置に設けられた切欠23,23間に掛け渡された鋼板部材であり、鉄骨梁30の下フランジを構成する。
フランジ36は、フランジ35の両側面とふさぎ板21の面21c,21dの下端に設けられた切欠23との間にフランジ35と平面視でT字交差するように掛け渡された鋼板部材であり、鉄骨梁31の下フランジを構成する。フランジ36の端部36aは、上フランジと同様に、フランジ35の側面に突き合わせ溶接により堅固に接合されている。
以上のように構成された鉄骨梁30,31はフランジ、ウェブが同寸法の断面形状からなる鉄骨梁50,51の端面とそれぞれ接合され、一体的な梁接合構造となる。
コンクリート60は、コンクリート13と同一強度を有し、柱梁接合部ユニット20が柱10上の所定の位置に設置され、帯筋12が配筋され、所定の型枠で囲まれた、ふさぎ板21の内部を含む空間に打設充填される。なお、必要に応じて、コンクリート60の強度は、コンクリート13の強度より高くしてもよいし、低くしてもよい。
(接合部構造の構成)
柱梁接合部構造1では、柱10の上端から突出した主筋11をふさぎ板21で囲むようにしつつ、柱10の上端から所定の距離hをあけて柱梁接合部ユニット20が設置されている。柱梁接合部ユニット20の上部に突出した主筋11に帯筋12を配筋し、柱梁接合部ユニット20のふさぎ板21を残存型枠としてコンクリート60が打設されることにより、柱梁接合部構造1が一体的に形成される。その後、柱梁接合部構造1に、鉄骨梁50(50a,50b),51(51a,51b)が接合される(図2(b))。柱梁接合部構造1では、フランジ32及びフランジ35がふさぎ板21の上下で柱10内を貫通し、柱の外周面に沿った角筒状のふさぎ板21によって対向するウェブ34同士が接合されている。これにより、ウェブ34がふさぎ板21内部に設けられていなくても柱梁接合部が成立する。
本実施形態では、柱10の柱梁の交差接合位置に、鉄骨梁50,51と同一寸法断面を構成するような上下フランジと同じ板厚のフランジ32及びフランジ35を有する柱梁接合部ユニット20を、主筋11を囲むように配置する。柱梁接合部ユニット20の上部に主筋11を囲むように帯筋12を配筋し、ふさぎ板21内部を含む柱10上の空間にコンクリート60を打設することにより、柱梁接合部構造1が形成される。従って、鉄骨梁30,31があらかじめ交差接合された柱梁接合部ユニット20を使用することにより、柱10上の主筋11や帯筋12が配筋された空間内で溶接する作業等は発生しないので、柱梁接合部の加工及び施工が容易であり作業効率が向上する。かつ、鉄骨梁50,51の上下フランジと同じ断面形状のフランジ32及びフランジ35を使用しているので低コストである。また、従来技術のように鉄骨梁同士或いは鉄骨梁とダイアフラムとを現場において柱梁接合部内で溶接する必要がなくなるので、柱梁接合部の品質のバラツキを小さくできる。
[第二実施形態]
図4(a)は、本発明の第二実施形態に係る柱梁接合部ユニット20Aを示している。柱梁接合部ユニット20Aは、フランジ32A、35Aがふさぎ板21の上部及び下部の範囲において、梁位置のフランジ幅の約1.1~1.2倍程度(図4(b)中、b/a)拡幅された拡幅部37,38を有する構造からなる。なお、この実施形態では、フランジ幅aは、フランジ33、36のフランジ幅cと同一である。フランジ幅の拡幅度合は、柱梁接合部に必要な強度等に応じて変更することができる。
フランジ32A及びフランジ35Aは、ふさぎ板21の上部及び下部においてフランジ幅が拡幅されているので、それぞれフランジ32及びフランジ35より強度が高い。従って、柱梁接合部ユニット20Aは、鉄骨梁30Aの長軸方向において、柱梁接合部ユニット20より強度が高い。柱梁接合部ユニット20Aでは、梁せん断力-層間変形角の関係を示す履歴ループが紡錘型を示し、ウェブがふさぎ板の内部を貫通している場合の柱梁接合部と同等の安定したエネルギー吸収能力を有する。このため、柱梁接合部ユニット20では柱梁接合部内に生じる降伏時のヒンジ域を、柱梁接合部ユニット20Aでは柱梁接合部外に発生させることができる。
要求される柱梁接合部の強度に応じて、柱梁接合部ユニット20Aと柱梁接合部ユニット20とを使い分けることにより、従来の柱梁接合部に比べて加工及び施工が容易であり作業効率を向上させることができ、かつ、低コストに構造上、適正な柱梁接合部とすることができる。
[第三実施形態]
図5(a)は、本発明の第三実施形態に係る柱梁接合部ユニット20Bを示している。柱梁接合部ユニット20Bは、フランジ33Aがふさぎ板21の上部において拡幅され、フランジ36Aがふさぎ板21の下部において拡幅されている点が柱梁接合部ユニット20Aと異なる。
フランジ33Aは、図5(a)、(b)に示すように、フランジ33Aの端部でのフランジ幅c(フランジ幅cは、フランジ32のフランジ幅aと同一)よりふさぎ板21の上部でのフランジ幅dが拡幅されている拡幅部39を有する。
フランジ36Aは、フランジ33Aと同様に、フランジ36Aの端部でのフランジ幅c(フランジ幅cは、フランジ35のフランジ幅aと同一)よりふさぎ板21の下部でのフランジ幅dが拡幅されている拡幅部40を有する。
フランジ33A及びフランジ36Aは、ふさぎ板21の上部及び下部においてフランジ幅が拡幅されているので、それぞれフランジ33及びフランジ36より強度が高い。従って、柱梁接合部ユニット20Bは、柱梁接合部ユニット20より強度が高い。また、鉄骨梁31A(31)の長軸方向において、柱梁接合部ユニット20Bは、柱梁接合部ユニット20Aより強度が高い。鉄骨梁31A(31)の長軸方向において、柱梁接合部ユニット20Bは、柱梁接合部ユニット20Aより安定したエネルギー吸収能力を有する。
要求される柱梁接合部の強度に応じて、柱梁接合部ユニット20B、柱梁接合部ユニット20A、柱梁接合部ユニット20を使い分けることにより、従来の柱梁接合部に比べて加工及び施工が容易であり作業効率を向上させることができ、かつ、低コストに構造上、適正であって、鉄骨梁31A(31)の長軸方向において、柱梁接合部ユニット20Aより強度の高い柱梁接合部を含んだ柱梁接合部とすることができる。
[変形例]
上記の各実施形態では、ふさぎ板の四面に鉄骨梁を接合していたが、図6(a)(b)に示すように、柱梁接合部ユニット20Cに接続する鉄骨梁50,51は、ふさぎ板の三面であってもよい。柱梁接合部ユニット20Cでは、鉄骨梁51を接合しない面の鉄骨梁31Bのフランジ33B及びフランジ36Bの端部は、ふさぎ板に溶接可能な長さだけ確保すればよい。鉄骨梁31Bには、ウェブは設けられていない。また、ふさぎ板21を貫通するフランジを有する鉄骨梁の一方の端部も図6(a),(b)に示すフランジ33B及びフランジ36Bと同様の端部として、鉄骨梁を直交する二方に接合させてもよい。これらの柱梁接続部ユニットは、建築物の外周や出隅に使用できる。なお、柱梁接合部の必要強度を満たせる場合には、柱梁接続部ユニットは、フランジ33B,36Bを省略することもできる。
上記の各実施形態、変形例では、柱10は、鉄筋コンクリート柱であったが、CFT柱やS-BOX柱等であってもよい。また、柱の断面の外形形状にあわせてふさぎ板の外形形状を略円筒形状等にしてもよい。
上記の各実施形態、変形例では、ふさぎ板21,25の高さは、鉄骨梁30,31の梁成及び柱梁接合部ユニット20に接合される鉄骨梁50,51の梁成に等しいものであった。鉄骨梁30,31の梁成が異なる場合、ふさぎ板の高さは、梁成の高い鉄骨梁30の梁成にあわせるとよい。
上記の各実施形態、変形例では、柱10は、接合部以外も現場でコンクリートを打設されていたが、プレキャストコンクリートの柱であってもよい。なお、接合部及び柱が一体でプレキャストコンクリート化される場合、図1に示す所定の距離hをあけなくてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 柱梁接合部構造
10 柱
11 主筋
12 帯筋
20,20A,20B,20C 柱梁接合部ユニット
21,25 ふさぎ板
22,23 切欠
30,31(31a,31b),50,51 鉄骨梁
32,32A,32B フランジ
33,33A、33B フランジ
34 ウェブ
35,35A フランジ
36,36A フランジ
37,38,39,40 拡幅部
60 コンクリート

Claims (3)

  1. 直交する第1及び第2の鉄骨梁が鉄筋コンクリート柱に設置されたふさぎ板を介して交差接合され、前記ふさぎ板内を含む交差接合位置の柱形が鉄筋コンクリートで充填形成された鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造であって、
    前記ふさぎ板は、前記鉄筋コンクリート柱の外周面を囲むように柱の外形形状に倣って設置され、
    前記第1の鉄骨梁は、上下のフランジ間のウェブ端部が前記ふさぎ板の外周面に接合され、上下のフランジのみが前記ふさぎ板の対向面間を貫通するように前記ふさぎ板の上下端位置に掛け渡され、
    前記第2の鉄骨梁は、上下のフランジ間のウェブ端部が前記ふさぎ板の外周面に接合され、上下のフランジのみが前記ふさぎ板を貫通し、上下のフランジの端面が前記第1の鉄骨梁の上下のフランジの一方の側面に当接して接合され、
    前記第1の鉄骨梁の上下のフランジの断面形状は、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部において、それぞれ前記第1の鉄骨梁に接合される鉄骨梁のフランジの断面形状と等しく、
    前記第2の鉄骨梁の上下のフランジの断面形状は、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部において、それぞれ前記第2の鉄骨梁に接合される鉄骨梁のフランジの断面形状と等し
    前記第1の鉄骨梁の上下のフランジの幅は、降伏時のヒンジ域を前記ふさぎ板の外部に発生させるように、前記ふさぎ板の内部および前記ふさぎ板の外部の一部において、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部におけるフランジの幅よりも拡幅され、
    前記第1の鉄骨梁の梁成と前記第1の鉄骨梁に接合される鉄骨梁の梁成とは等しく、
    前記第2の鉄骨梁の梁成と前記第2の鉄骨梁に接合される鉄骨梁の梁成とは等しい、
    ことを特徴とする鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造。
  2. 上下のフランジのみが前記ふさぎ板を貫通し、上下のフランジの端面が前記第1の鉄骨梁の上下のフランジの他方の側面に当接して接合される第3の鉄骨梁をさらに備え、
    前記第3の鉄骨梁の上下のフランジの断面形状は、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部において、それぞれ前記第3の鉄骨梁に接合される鉄骨梁の上下のフランジの断面形状と等しく、
    前記第2の鉄骨梁の上下のフランジの幅、又は、前記第2及び第3の鉄骨梁のフランジの幅は、降伏時のヒンジ域を前記ふさぎ板の外部に発生させるように、前記ふさぎ板の内部および前記ふさぎ板の外部の一部において、前記ふさぎ板の外部の一部を除いた前記ふさぎ板の外部におけるフランジの幅よりも拡幅されている請求項1に記載の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造。
  3. 前記第1の鉄骨梁の上下のフランジと、前記第2の鉄骨梁の上下のフランジと、前記ふさぎ板とは、上端及び下端が一致している請求項1または2に記載の鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合部構造。
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