JP3495186B2 - ユニット建物とその施工方法 - Google Patents

ユニット建物とその施工方法

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JP3495186B2
JP3495186B2 JP13233596A JP13233596A JP3495186B2 JP 3495186 B2 JP3495186 B2 JP 3495186B2 JP 13233596 A JP13233596 A JP 13233596A JP 13233596 A JP13233596 A JP 13233596A JP 3495186 B2 JP3495186 B2 JP 3495186B2
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泰宏 余田
直人 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニット建物とその
施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、複数の建物ユニットからな
るユニット建物の全体的な強度を向上せしめるために、
隣接する建物ユニットの互いに同一面内に位置する一方
側の天井梁の側面から他方側の天井梁の側面に渡る補強
梁を添設し、補強梁を天井梁にボルト接合してなるもの
を提案している(特願平7-309454号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では下記(a)、(b)の問題点がある。 (a)天井梁がジョイントピースを介して柱に取付けら
れる如くのユニット構造上の理由で、補強梁と天井梁の
間には構造上の間隙がある。このため、補強梁はボルト
接合部以外で天井梁との間に間隙を有し、補強梁の水平
方向の支持はボルト接合部以外では行なわれていない。
【0004】(b)上記(a)により、補強梁に鉛直荷
重がかかると、補強梁が鉛直方向だけでなく水平方向に
も変形してしまい、補強梁の剛性が大幅に低下する。こ
のため、補強梁が支持できる鉛直荷重が限定されてしま
い、ユニット建物の全体的な強度向上に限界がある。
【0005】本発明の課題は、建物ユニットの天井梁に
補強梁を添設するに際し、補強梁の水平方向への変形を
抑制し、補強梁の剛性低下を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項に記載の本発明
は、柱と床梁と天井梁を箱形に接合した建物ユニットを
隣接設置して構築されるユニット建物において、複数の
建物ユニットそれぞれに定めた少なくとも 1個の柱省略
コーナー部を柱省略接合部にて互いに突き合せて隣接配
置し、上記隣接する建物ユニットの柱省略接合部を含む
同一面内に位置する一方側の天井梁の側面から他方側の
天井梁の側面に渡る補強梁をその上端部が天井梁の上に
突出して延在してなるように添設してなり、上記補強梁
の両面で補強梁と天井梁の間に生ずる間隙にスペーサを
介装してなるようにしたものである。
【0007】請求項に記載の本発明は、請求項1記
のユニット建物の施工方法において、スペーサを、建物
ユニットの設置前から予め補強梁に取付けておくように
したものである。
【0008】請求項に記載の本発明は、請求項1記
のユニット建物の施工方法において、スペーサを、建物
ユニットの設置後に、補強梁と天井梁との間に差し込む
ようにしたものである。
【0009】請求項1に記載の本発明によれば下記の
用がある。省略コーナー部の柱を除去することによ
り、強度的にも問題がない広い居室空間を確保できる。
【0010】請求項に記載の本発明によれば下記の
用がある。ペーサを、建物ユニットの設置前から予め
補強梁に取付けておくことにより、スペーサ設置の現場
施工数を低減できる。
【0011】請求項に記載の本発明によれば下記の
用がある。ペーサを、建物ユニットの設置後に、補強
梁と天井梁との間に差し込むことにより、補強梁と天井
梁の間に生じた実際の間隙をスペーサの差し込みにより
完全に埋めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のユニット建
物を示す模式図、図2はスペーサ設置構造Aを示す模式
図、図3はスペーサ設置構造Bを示す模式図、図4はス
ペーサ設置構造Cを示す模式図、図5は第2実施形態を
示す模式図、図6は第3実施形態を示す模式図、図7は
第4実施形態を示す模式図、図8は第5実施形態のユニ
ット建物と建物ユニットを示す模式図、図9は柱省略ユ
ニット建物の接合位置を示す模式図、図10はユニット
建物の接合構造を示す模式図、図11は水平ブレース取
付部材を示す模式図、図12は下階建物ユニットへの補
強梁接続過程を示す模式図、図13は下階補強梁を示す
模式図、図14は下階補強構造を示す模式図、図15は
下階補強梁の端部接続構造を示す模式図、図16は下階
補強梁の支持構造を示す模式図、図17は下階補強梁の
中央部接続構造を示す模式図、図18は下階補強梁の中
央部接続構造を示す模式図、図19はスペーサ設置構造
を示す模式図、図20はスペーサ固定構造を示す模式
図、図21は上階建物ユニットの搭載構造を示す模式
図、図22は上階建物ユニットへの補強梁接続過程を示
す模式図、図23は上階補強梁を示す模式図、図24は
ユニット建物の据付工程を示す模式図である。
【0013】(第1実施形態)(図1〜図4) 図1のユニット建物10は、 2個の標準建物ユニット1
1と 4個の柱省略建物ユニット12とで下階部分10A
を構成し、 6個の標準建物ユニット11で上階部分10
Bを構成したものである。
【0014】ユニット建物10の下階部分10Aでは、
4個の柱省略建物ユニット12のそれぞれに定めた柱省
略コーナー部を柱省略接合部14にて互いに突き合せ配
置し、柱省略接合部14の一方側の柱省略建物ユニット
12の天井梁23側から他方側の柱省略建物ユニット1
2の天井梁23側に渡る補強梁30を、図2(B)に示
す如く、その上端部が天井梁23の上に突出して延在し
てなるように設けている。補強梁30の両端部は高力ボ
ルトを用いた天井梁23、ジョイントピース23Aとの
摩擦接合により柱21に接続され、補強梁30の中央部
は高力ボルトを用いた天井梁23、ジョイントピース2
3Bとの摩擦接合により短柱25に接続される。そし
て、柱省略建物ユニット12の側傍に標準建物ユニット
11を配置したものである。
【0015】然るに、ユニット建物10においては、補
強梁30と天井梁23の間に生ずる間隙に下記(A) 〜
(C) のスペーサ設置構造のいずれかを採用している。 (A) スペーサ設置構造A(図2) 建物ユニット11、12の設置前に、補強梁30の長手
方向複数位置の両面に予め所定板厚のスペーサ60を溶
接等により取付けておき(図2(C))、これを相対す
る天井梁23、23の間に設置する(図2(A)、
(B))。天井梁23との間に介装されるスペーサ60
Aは厚肉のものとされ、天井梁23を柱21(短柱2
5)に接続するジョイントピース23A(23B)との
間に介装されるスペーサ60Bは、ジョイントピース2
3A(23B)と天井梁23との段差分だけ薄肉とされ
る。スペーサ60の先端部は天井梁23、23の間に挿
入容易となるように斜めカットされている。
【0016】(B) スペーサ設置構造B(図3) 建物ユニット11、12の設置後に、補強梁30と天井
梁23、23との間にL型スペーサ70を差し込む。ス
ペーサ70は、建物ユニット11、12の加工精度によ
り補強梁30と天井梁23、23との間に生ずる間隙の
誤差に対応するため、数通りの板厚のものが用意され、
それらのいずれか、もしくはそれらの組み合せにて用い
られる。スペーサ70の先端部は天井梁23、23の間
に挿入容易となるように斜めカットされている。
【0017】(C) スペーサ設置構造C(図4) 上述のスペーサ設置構造Aとスペーサ設置構造Bの組み
合せ。即ち、補強梁30に予めスペーサ60を取付けて
おき、尚かつ補強梁30に取付けたスペーサ60と天井
梁23の間に間隙があいてしまったときに、現地にてス
ペーサ70を追加的に差し込む(図4(A))。スペー
サ70を室内側より差し込んだときには、スペーサ70
のフランジ部70Aをタッピングねじ71で天井梁23
のフランジに固定しておく。スペーサ70を屋根側(上
階側)より差し込んだときには、スペーサ70のフラン
ジ部70Aは固定しておく必要がない。
【0018】(第2実施形態)(図5) 図5のユニット建物は、3個の柱省略建物ユニット12
それぞれの柱省略コーナー部を柱省略接合部にて互いに
突き合せ載置し、他の1個の標準建物ユニットを1個の
柱省略建物ユニット12の反対側に配置したものであ
る。3個の柱省略建物ユニット12の柱省略接合部は、
補強梁30にて補強される。補強梁30の両端部は、高
力ボルトを用いた天井梁23、ジョイントピース23A
との摩擦接合を介して柱21に接続される。補強梁30
の中央部は、高力ボルトを用いた天井梁23、ジョイン
トピース23Bとの接合を介して短柱25に接続され
る。
【0019】然るに、ユニット建物においても、補強梁
30と天井梁23との間に生ずる間隙に、前述したスペ
ーサ設置構造A〜Cのいずれかのスペーサ60、70が
介装される。
【0020】(第3実施形態)(図6) 図6のユニット建物は、 2個の柱省略建物ユニット12
それぞれの柱省略コーナー部を柱省略接合部にて互いに
突き合せ載置し、それら 2個の柱省略建物ユニット12
によって柱21に遮られることのない広く連続した居室
空間を形成するものとしている。 2個の柱省略建物ユニ
ット12の柱省略接合部は、補強梁30にて補強され
る。補強梁30の両端部は、高力ボルトを用いた天井梁
23、ジョイントピース23Aとの摩擦接合を介して柱
21に接続される。補強梁30の中央部は、高力ボルト
を用いた天井梁23、ジョイントピース23Bとの接合
を介して短柱25に接続される。
【0021】然るに、ユニット建物においても、補強梁
30と天井梁23との間に生ずる間隙に、前述したスペ
ーサ設置構造A〜Cのいずれかのスペーサ60、70が
介装される。
【0022】(第4実施形態)(図7) 図7のユニット建物10は、 4個の標準建物ユニット1
1のみからなるもの(柱省略建物ユニット12を有さな
い)であり、 4個の標準建物ユニット11を互いに突き
合せ配置し、図2に示す如くと同様に、補強梁30を左
右の一方側にて相対する 2個の標準建物ユニット11の
天井梁23、23の間から、左右の他方側にて相対する
他の 2個の標準建物ユニット11の天井梁23、23の
間に渡って設けたものである。そして、補強梁30の両
端部は高力ボルトを用いた天井梁23、ジョイントピー
ス23Aとの摩擦接合により柱21に接続され、補強梁
30の中央部は、図2とは異なり、高力ボルトを用いた
天井梁23、ジョイントピース23Aとの摩擦接合によ
り柱に接続される。
【0023】然るに、ユニット建物10においても、補
強梁30と天井梁23との間に生ずる間隙に、前述した
スペーサ設置構造A〜Cのいずれかのスペーサ60、7
0が介装される。
【0024】(第5実施形態)(図8〜図24) (ユニット建物と建物ユニット)(図8〜図11) ユニット建物10は、図8(A)、図9に示す如く、工
場生産した複数の標準建物ユニット11、柱省略建物ユ
ニット12を建築現場に輸送し、予め設置してある基礎
13の上にて水平、鉛直方向に隣接設置して下階部分1
0A、上階部分10Bが構築される。
【0025】標準建物ユニット11は、図8(B)に示
す如く、4本の角鋼管製柱21と、4本の型鋼製床梁2
2と、4本の型鋼製天井梁23とを箱形に接合した骨組
構造体である。建物ユニット11は、4個のコーナー部
で、相交差する床梁22をジョイントピース22Aによ
り柱21の下端部に接続し、相交差する天井梁23をジ
ョイントピース23Aにより柱21の上端部に接合して
構成される。
【0026】柱省略建物ユニット12は、図8(C)に
示す如く、標準建物ユニット11の4本の柱21のうち
の1本の柱21を省略したものである。柱省略建物ユニ
ット12は、柱省略コーナー部以外の3個のコーナー部
では、相交差する床梁22をジョイントピース22Aに
より柱21の下端部に接合し、相交差する天井梁23を
ジョイントピース23Aにより柱21の上端部に接合す
るとともに、柱省略コーナー部では、相交差する床梁2
2をジョイントピース22Bにより短柱24に接合し、
相交差する天井梁23をジョイントピース23Bにより
短柱25に接合して構成される。そして、柱省略建物ユ
ニット12では、柱省略コーナー部に仮柱26を着脱自
在としている。仮柱26は、ボルト、ピン等の着脱手段
により、上述の短柱24と短柱25とに着脱自在に結合
される。
【0027】標準建物ユニット11、柱省略建物ユニッ
ト12はともに、天井水平構面の対角線上に位置する柱
21(短柱25)の頭部間に水平ブレース50を設け、
建物ユニット11、12の骨組強度を向上せしめてい
る。このとき、水平ブレース50は下記(1) 、(2) の如
くに取付けられている。
【0028】(1) 水平ブレース50の取付部材51は、
柱固定板52とブレース固定板53とを溶接等による一
体化構造にて構成している(図11)。柱固定板52
は、ボルト下穴54Aを備えた2枚の矩形状板を溶接等
により直角に一体化し、柱21(短柱25)の頭部側面
に添設されてボルト54Bにより固定される(図15、
図17)。柱21(短柱25)の頭部内面には、ボルト
54Bのためのナット54Cが予め溶接等により設置さ
れている。ブレース固定板53は、柱固定板52に切欠
きを介して溶接等により一体化され、その板面を水平面
内に配置され、ブレース取付孔55を備えている。
【0029】(2) 水平ブレース50の取付片50Aは水
平ブレース取付部材51を構成している上記ブレース固
定板53のブレース取付孔55にボルト56により取付
けられる。このとき、水平ブレース50の延長線が柱2
1(短柱25)の柱芯に一致するように設定される。
【0030】また、ユニット建物10の下階部分10A
では、図9に示す如く、4個の柱省略建物ユニット12
のそれぞれに定めた柱省略コーナー部を柱省略接合部1
4にて互いに突き合せ配置し、柱省略接合部14の一方
側の柱省略建物ユニット12の天井梁23側から他方側
の柱省略建物ユニット12の天井梁23側に渡る補強梁
30を設けている。そして、柱省略建物ユニット12の
側傍に標準建物ユニット11を配置している。
【0031】然るに、ユニット建物10において隣接す
る建物ユニット11、12は、下記(A) 〜(C) のいずれ
かにより連結される。 (A) 連結構造A(図10(A)) 補強梁30の両端部で、該補強梁30を挟んで相対する
柱省略建物ユニット12、12の天井梁23、23と補
強梁30とを接合する接合部に適用される。
【0032】(a) 相対する天井梁23、23のフランジ
下面に添設される連結板101(支持部材)をボルト1
02、103により固定するとともに、(b) 相対する天
井梁23、23のウエブと補強梁30とを高力ボルト1
04、105により摩擦接合するものである。
【0033】尚、少なくとも一方の高力ボルト104は
天井梁23、23、補強梁30を一対の大径厚肉の補強
座金106、106を介して挟圧し、これにより、天井
梁23、23、補強梁30に穿設される高力ボルト10
4の下穴径が許容寸法より大きくなっても、天井梁2
3、23、補強梁30の内部へのボルト軸力の伝達範囲
を拡張し、結果として、天井梁23、23と補強梁30
との摩擦接触面積を拡大し、所要の摩擦接合力、締結力
を確保可能としている。
【0034】また、連結板101は、補強梁30の設置
前に取り付けられ、補強梁30の設置時に該補強梁30
を載置できる受板として機能し、補強梁30に設けてあ
る高力ボルト104、105の下穴位置と天井梁23、
23に設けてある高力ボルト104、105の下穴位置
とを容易に一致させることを可能とする。
【0035】(B) 連結構造B(図10(B)) 補強梁30の中央部で、該補強梁30を挟んで相対する
柱省略建物ユニット12、12の天井梁23、23と補
強梁30とを接合する接合部に適用される。相対する天
井梁23、23のウエブと補強梁30とを高力ボルト1
04、105により摩擦接合するものである。少なくと
も一方の高力ボルト104は補強座金106、106を
伴っている。
【0036】(C) 連結構造C(図10(C)) 補強梁30を挟まないで相対する柱省略建物ユニット1
2、12の天井梁23、23を接合する接合部、標準建
物ユニット11の天井梁23と柱省略建物ユニット12
の天井梁23を接合する接合部、相隣る標準建物ユニッ
ト11、11の天井梁23、23を接合する接合部に適
用される。相対する天井梁23、23のフランジ下面に
添設される連結板101をボルト102、103により
固定するものである。
【0037】以下、ユニット建物10の下階部分10A
と上階部分10Bの詳細構造について説明する。(ユニ
ット建物10の下階部分10A)(図12〜図20) ユニット建物10は、下階部分10Aの一部にて、前述
した如く、4個の柱省略建物ユニット12それぞれの柱
省略コーナー部を柱省略接合部14にて互いに突き合せ
載置し、それら4個の柱省略建物ユニット12によって
柱21に遮られることのない広く連続した居室空間を形
成するものとしている(図12)。以下、4個の柱省略
建物ユニット12の接合構造について説明する。
【0038】ユニット建物10の下階部分10Aにおい
て、4個の柱省略建物ユニット12の柱省略接合部14
は、下階補強梁30にて補強される。下階補強梁30
は、図13に示す如く、長尺板材からなり、図12、図
14に示す如く、柱省略接合部14の左右の一方側にて
相隣る2個の建物ユニット12の天井梁23、23の間
から、左右の他方側にて相隣る他の2個の建物ユニット
12の天井梁23、23の間に渡って設けられる。図1
4において、15は下階天井板、16は上階床板であ
る。
【0039】下階補強梁30の両端部は、図15に示す
如く、柱省略接合部14の左右の一方側にて相隣る2個
の建物ユニット12の各柱21と、柱省略接合部14の
他方側にて相隣る2個の建物ユニット12の各柱21の
それぞれに接続される。このとき、補強梁30の両端部
は、前述した連結構造A(図10(A))の高力ボルト
104、105を用いた天井梁23、ジョイントピース
23Aとの高力ボルト接合(摩擦接合)を介して柱21
に接続される。
【0040】尚、本発明の実施において、補強梁の上述
の接合は、高力ボルトに限らず、単なる一般のボルトに
よることもできる。
【0041】補強梁30の中央部には、図17、図18
に示す如く、4個の建物ユニット12の各柱省略コーナ
ー部が接続される。このとき、補強梁30の中央部は、
前述した連結構造B(図10(B))の高力ボルト10
4、105を用いた天井梁23、ジョイントピース23
Bとの接合を介して短柱25に接続される。
【0042】然るに、図16に示す如く、下階補強梁3
0の両端部で、該補強梁30を挟んで相対することとな
る柱省略建物ユニット12、12の相対する天井梁2
3、23のフランジ下面には前述した連結構造A(図1
0(A))の連結板101が添設され、ボルト102、
103により固定される。この連結板101は補強梁3
0の設置前に取付けられ、補強梁30の設置時に該補強
梁30を載置できる受板として機能し、補強梁30に設
けてある高力ボルト104、105の下穴位置と天井梁
23、23に設けてある高力ボルト104、105の下
穴位置とを容易に一致させることを可能とする。
【0043】尚、下階補強梁30の上記連結板101に
支持される部分には、図16(A)に示す如く、切欠き
30Aを設け、補強梁30の切欠き30Aを設けた下面
を連結板101に支持させるとき、補強梁30に設けて
ある高力ボルト104、105の下穴位置104A、1
05Aと天井梁23、23に設けてある高力ボルト10
4、105の下穴位置104B、105Bとを確実に一
致せしめるものとしている。
【0044】補強梁30が上述の如くにて柱21、短柱
25に接続されるとき、各建物ユニット12の柱省略コ
ーナー部には短柱25に着脱自在の仮柱26が未だ接合
されている。そして、補強梁30が柱21、短柱25に
接続完了した後、仮柱26は短柱25から取外される。
【0045】尚、補強梁30は、補強梁30を挟んで相
隣る2個の建物ユニット12、12の相接する天井梁2
3、23と、ジョイントピース23A、23Bのない部
分でも、ボルト等を用いて接合されて良い。
【0046】然るに、ユニット建物10にあっては、上
述の補強梁30と天井梁23との間に前述したスペーサ
設置構造A〜C(図2)を採用している。即ち、スペー
サ60、70を下記(1) 〜(3) により補強梁30と天井
梁23との間に介装することとしている。
【0047】(1) 補強梁30の長手方向複数位置の両面
に予めスペーサ60(60A、60B)を取付けたもの
を用いる(図13、図19)。
【0048】(2) 上記(1) の補強梁30を天井梁23、
23に高力ボルト104、105で接合した後、スペー
サ60と天井梁23との間隙を隙間ゲージで測定し、こ
の測定した間隙を埋めるように、 1枚もしくは複数枚を
重ねたスペーサ70をスペーサ60と天井梁23の間に
差し込む(図19)。
【0049】(3) 柱省略建物ユニット12への天井面材
取付前に、再度、補強梁30に設けたスペーサ60と天
井梁23との間隙の有無を室内側からチェックする。間
隙が認められた部分には、室内側からスペーサ70を追
加的に差し込み、スペーサ70のフランジ部70Aをタ
ッピングねじ71により天井梁23に固定する(図2
0)。
【0050】(ユニット建物10の下階部分10Aへの
上階部分10Bの搭載)(図21) ユニット建物10
は、下階部分10Aの上に上階部分10Bを搭載するに
際し、下階部分10Aの一部を構成している4個の下階
柱省略建物ユニット12の上に4個の上階標準建物ユニ
ット11を搭載することができる(図21(A))。こ
のとき、4個の上階建物ユニット11は、4個の下階建
物ユニット12の柱省略コーナー部以外の3個のコーナ
ー部においては上階建物ユニット11の3個の柱21の
下端面を下階建物ユニット12の3個の柱21の上端面
に載置して結合し、下階建物ユニット12の柱省略コー
ナー部においては上階建物ユニット11の1個の柱21
の下端面を下階建物ユニット12の短柱25の上端面に
載置して結合する(図21(B))。
【0051】このとき、図21(C)に示す如く、4個
の下階建物ユニット12を補強している下階補強梁30
の成の高さを上階建物ユニット11の相隣る床梁22、
22の間にまで延在し、下階補強梁30がこの延在部分
で上階建物ユニット11の床梁22、ジョイントピース
22Aにも前述した連結構造A(図10(A))の支持
板101、高力ボルト104、105により接続される
ものとすることができる。
【0052】尚、4個の下階建物ユニット12を補強し
ている下階補強梁30の成の高さを単に上階建物ユニッ
ト11の相隣る床梁22、22の間にまで延在するだけ
としても良い。この時、下階補強梁30の上述の延在部
分は上階建物ユニット11の床梁22、ジョイントピー
ス22Aに単に挟まれ、高力ボルト104、105は用
いられない。
【0053】(下階部分10Aの上の上階部分10Bの
補強)(図22、図23) 4個の下階柱省略建物ユニット12の上に4個の上階標
準建物ユニット11を上述の如くに搭載したとき、図2
2に示す如く、下階建物ユニット12の補強梁30を設
けた天井梁23、23間と同一面上に位置する、上階建
物ユニット11の天井梁23、23間にも上階補強梁4
0を設けることができる。
【0054】上階補強梁40は、図23に示す如く、断
面T字状の如くの長尺T形材からなり、左右の一方側に
て相隣る2個の建物ユニット11の天井梁23、23の
間から、左右の他方側にて相隣る2個の建物ユニット1
1の天井梁23、23の間に渡って設けられる。
【0055】上階補強梁40の両端部、中央部のそれぞ
れは、図15に示した下階補強梁30の両端部と同様
に、相隣る2個の建物ユニット11の各柱21に、前述
した連結構造A(図10(A))の支持板101、高力
ボルト104、105を用いた天井梁23、ジョイント
ピース23Aとの接合を介して接続される。
【0056】尚、上階補強梁40は、補強梁40を挟ん
で相隣る2個の建物ユニット11、11の相接する天井
梁23、23と、ジョイントピース23Aのない部分で
も、ボルト等を用いて接合されて良い。
【0057】これによれば、相隣る建物ユニット11が
上階補強梁40によって一体化され、4個の建物ユニッ
ト11の中央部の柱21を介して上階床を吊る如くにな
り4個の下階建物ユニット12の柱省略中央部への上階
荷重を低減するものとなる。
【0058】然るに、ユニット建物10にあっては、上
述の補強梁40と天井梁23との間に前述したスペーサ
設置構造A〜C(図2)を採用している。即ち、スペー
サ60、70を下記(1) 〜(3) により補強梁40と天井
梁23との間に介装することとしている。
【0059】(1) 補強梁40の長手方向複数位置の両面
に予めスペーサ60(60A、60B)を取付けたもの
を用いる(図23)。
【0060】(2) 上記(1) の補強梁40を天井梁23、
23に高力ボルト104、105で接合した後、スペー
サ60と天井梁23との間隙を隙間ゲージで測定し、こ
の測定した間隙を埋めるように、 1枚もしくは複数枚を
重ねたスペーサ70をスペーサ60と天井梁23の間に
差し込む。
【0061】(3) 標準建物ユニット11への天井面材取
付前に、再度、補強梁40に設けたスペーサ60と天井
梁23との間隙の有無を室内側からチェックする。間隙
が認められた部分には、室内側からスペーサ70を追加
的に差し込み、スペーサ70のフランジ部70Aをタッ
ピングねじ71により天井梁23に固定する。
【0062】ユニット建物10は、下記(1) 〜(8) によ
り据付けられる(図24)。 (1) 標準建物ユニット11、柱省略建物ユニット12に
より下階部分10Aを構築する。前述連結構造Aの連結
板101を設置する。
【0063】(2) 相隣る柱省略建物ユニット12、12
の天井梁23、23間に補強梁30を設置する。補強梁
30は連結板101の上に載せる。補強梁30として予
めスペーサ60を取付けられたものを用いる。
【0064】(3) 前述連結構造A、Bにより相対する天
井梁23、23と下階補強梁30とを、高力ボルト10
4、105により摩擦接合する。補強梁30に設けてあ
るスペーサ60と天井梁23との間にスペーサ70を差
し込む。
【0065】(4) 標準建物ユニット11により上階部分
10Bを構築する。前述連結構造Aの連結板101を設
置する。
【0066】(5) 相隣る標準建物ユニット11、11の
天井梁23、23間に上階補強梁40を設置する。上階
補強梁40は連結板101の上に載せる。補強梁40と
して予めスペーサ60を取付けられたものを用いる。
【0067】(6) 前述連結構造A、Bにより相対する天
井梁23、23と上階補強梁40とを、高力ボルト10
4、105により摩擦接合する。補強梁40に設けてあ
るスペーサ60と天井梁23との間にスペーサ70を差
し込む。
【0068】(7) 上階の仮柱26を撤去する。 (8) 下階の仮柱26を撤去する。
【0069】従って、本実施形態によれば、下記(a)
〜(e)の作用がある。 (a)建物ユニット11、12の天井梁23に添設され
た補強梁30、40が鉛直荷重を負担して鉛直方向に変
形していくとき、補強梁30、40は同時に水平方向に
も変形してしまう。この水平方向の変形は、スペーサ6
0、70の存在により抑制され、補強梁30、40の剛
性低下を防止できる。これにより、建物ユニット11、
12の荷重負担能力を高め、ひいてはユニット建物10
の全体的な強度を向上できる。
【0070】(b)柱省略コーナー部の柱を除去するこ
とにより、強度的にも問題がない広い居室空間を確保で
きる。
【0071】(c)補強梁30、40が両側の天井梁2
3にスペーサ60、70を介してサンドイッチされるこ
とにより、補強梁30、40は水平方向の両側から支持
される。これにより、補強梁30、40の水平方向への
変形を確実に抑制できる。
【0072】(d)スペーサ60を、建物ユニット1
1、12の設置前から予め補強梁30、40に取付けて
おくことにより、スペーサ設置の現場施工数を低減でき
る。
【0073】(e)スペーサ70を、建物ユニット1
1、12の設置後に、補強梁30、40と天井梁23と
の間に差し込むことにより、補強梁30、40と天井梁
23の間に生じた実際の間隙をスペーサ70の差し込み
により完全に埋めることができる。
【0074】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0075】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニ
ットの天井梁に補強梁を添設するに際し、補強梁の水平
方向への変形を抑制し、補強梁の剛性低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
【図2】図2はスペーサ設置構造Aを示す模式図であ
る。
【図3】図3はスペーサ設置構造Bを示す模式図であ
る。
【図4】図4はスペーサ設置構造Cを示す模式図であ
る。
【図5】図5は第2実施形態を示す模式図である。
【図6】図6は第3実施形態を示す模式図である。
【図7】図7は第4実施形態を示す模式図である。
【図8】図8は第5実施形態のユニット建物と建物ユニ
ットを示す模式図である。
【図9】図9は柱省略ユニット建物の接合位置を示す模
式図である。
【図10】図10はユニット建物の接合構造を示す模式
図である。
【図11】図11は水平ブレース取付部材を示す模式図
である。
【図12】図12は下階建物ユニットへの補強梁接続過
程を示す模式図である。
【図13】図13は下階補強梁を示す模式図である。
【図14】図14は下階補強構造を示す模式図である。
【図15】図15は下階補強梁の端部接続構造を示す模
式図である。
【図16】図16は下階補強梁の支持構造を示す模式図
である。
【図17】図17は下階補強梁の中央部接続構造を示す
模式図である。
【図18】図18は下階補強梁の中央部接続構造を示す
模式図である。
【図19】図19はスペーサ設置構造を示す模式図であ
る。
【図20】図20はスペーサ固定構造を示す模式図であ
る。
【図21】図21は上階建物ユニットの搭載構造を示す
模式図である。
【図22】図22は上階建物ユニットへの補強梁接続過
程を示す模式図である。
【図23】図23は上階補強梁を示す模式図である。
【図24】図24はユニット建物の据付工程を示す模式
図である。
【符号の説明】
10 ユニット建物 11 標準建物ユニット 12 柱省略建物ユニット 14 柱省略接合部 21 柱 22 床梁 23 天井梁 30、40 補強梁 60、70 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−136341(JP,A) 特開 昭52−108616(JP,A) 特開 昭62−59742(JP,A) 実開 昭63−125053(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と床梁と天井梁を箱形に接合した建物
    ユニットを隣接設置して構築されるユニット建物におい
    て、 複数の建物ユニットそれぞれに定めた少なくとも 1個の
    柱省略コーナー部を柱省略接合部にて互いに突き合せて
    隣接配置し、 上記隣接する建物ユニットの柱省略接合部を含む同一面
    内に位置する一方側の天井梁の側面から他方側の天井梁
    の側面に渡る補強梁をその上端部が天井梁の上に突出し
    て延在してなるように添設してなり、 上記補強梁の両面で補強梁と天井梁の間に生ずる間隙に
    スペーサを介装してなることを特徴とするユニット建
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のユニット建物の施工方法
    において、 スペーサを、建物ユニットの設置前から予め補強梁に取
    付けておくことを特徴とするユニット建物の施工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のユニット建物の施工方法
    において、 スペーサを、建物ユニットの設置後に、補強梁と天井梁
    との間に差し込むことを特徴とするユニット建物の施工
    方法。
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