JP3380551B2 - 湿分硬化性ポリシロキサン剥離コーティング組成物 - Google Patents

湿分硬化性ポリシロキサン剥離コーティング組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、制御された形で大気湿分中で急速におよび
完全に硬化し、且つ、プレミアムから強固まで容易に調
整しうる剥離レベルを有するポリシロキサン剥離コーテ
ィングに関する。
発明の背景 感圧接着剤は紙またはフィルムのような基材上にコー
トされた多くのテープおよびラベル製品の製造におい
て、構造体の本質的な成分は剥離コーティングである。
剥離コーティングがテープロールのような支持体の非接
着面に適用されるときに、それは一般に「低接着性裏
面」と呼ばれる。低接着性裏面は合理的な量の力(約5
〜15N/dm)でテープロールを巻出すことを可能にする。
他方、テープまたはラベルの接着剤コートされた面と接
触する分離剥離コートされたシートは「ライナー」と呼
ばれ、そしてこのような場合、テープまたはラベルを取
り外すために必要とされる剥離力は、通常、非常に低
く、典型的には約1N/dm未満〜2N/dmである。プレミアム
から容易と呼ばれるこのレベルの剥離には、用いられる
通常のコーティング材料は特定の形の硬化したポリシロ
キサンである。これらのポリシロキサンは、殆どの場
合、最小数の種々の反応性官能基により置換されたポリ
ジメチルシロキサンである。これらのポリジメチルシロ
キサンは基材にコートされ、次いで、化学架橋される。
理想的には、これらのポリシロキサンは、基材を完全に
被覆し、完全に硬化して超薄膜(約1ミクロン)とし、
合理的な強度を有し、耐摩耗性であり、そして基材に強
固に付着すべきである。この系の他の望ましい特徴は長
期の貯蔵安定性および塗布の前のポット寿命、次に、ウ
ェブ上での急速な硬化、並びに、必要ならば高レベルか
らプレミアムに剥離を調整する能力を含む。殆どのポリ
シロキサン剥離コーティングはこれらの属性の全てをは
有しない。
長年にわたり、異なる硬化の化学的性質を有する多く
のポリシロキサン材料は感圧接着剤用剥離ライナーコー
ティングとして開発されてきた。広い許容性を見いだす
最初の材料は、高分子量シラノール末端ポリジメチルシ
ロキサンおよびジメチルとメチルシロキサンの低分子量
架橋性コポリマーを含む組成物であった。硬化は有機金
属触媒の存在下での組成物の加熱により行われた。信頼
性のあるプレミアム剥離は提供されたが、ポリシロキサ
ンコーティングは多くの欠点に悩まされた。それは紙上
でのみ有用であり、それは炭化水素溶剤から適用されな
ければならず、そして、最後に硬化は極端に遅く、完了
にしばしば数日を要した。
より最近、高速硬化が紫外線(U.V)への暴露により
引き起こされる幾つかの他のシロキサンが入手されうる
ようになった。このような組成物および方法は米国特許
第4,563,539号(Gornowiczら);第4,359,369号(Takam
izawaら);第4,554,339号(Hockemeyerら)および第4,
597,987号(Hockemeyerら)により例示されている。こ
れらの特許は、不活性雰囲気下で、紫外線感光性光開始
剤を用いて急速硬化を経験する側鎖アクリロキシアルキ
ル基により置換されたオリゴマーポリジメチルシロキサ
ンを開示している。同様に、米国特許第4,313,988号(K
osharら)および米国特許第4,822,687号(Kesselら)
は、超酸が特定のオニウム塩のUV触媒分解から生じると
きに数秒間で硬化する側鎖エポキシアルキル置換基を有
するポリシロキサン組成物を開示している。これらのポ
リシロキサン組成物について、コーティングの不活性化
は必要ない。高速硬化に加えて、これらのタイプのポリ
シロキサン組成物は塗布操作前および間に完全に安定で
あるという利点を有する。
ポリシロキサン接着剤およびシーラントの製造に非常
に有効であると判明した別の硬化方法はアルコキシシラ
ン官能性ポリジオルガノシロキサンの「湿分硬化」であ
る。この系において、大気水分はアルコキシ、特にトリ
アルコキシシランをSiOH基に加水分解するために利用さ
れ、それは、次いで、他のシラノールまたはアルコキシ
シラン基と縮合して−Si−O−Si−架橋を形成する。こ
れらの反応は、特定の化合物、例えば、ジブチル錫ジラ
ウレートにより触媒される。このような材料は、例え
ば、米国特許第4,269,963号(Homanら)において、剥離
コーティングとして有用であることが報告されている
が、縮合硬化シリコーンのようなそれらは硬化するのが
遅すぎて殆どの製造作業で実用的でないことが判明して
いる。
しかし、近年、Homanら(米国特許第4,743,474号;第
4,530,882号および第4,525,566号)は、支配的な量の、
2個以上の末端もしくは側鎖置換基を有するポリジオル
ガノシロキサンおよび少量のテトラアルキルチタネート
エステルの混合物からなる湿分硬化性シリコーン組成物
を開示しており、それは周囲条件で例外的に高速に硬化
するシリコーン剥離コーティングを提供する。
これらの組成物は実際にシラン置換シリコーンの遅い
硬化の問題を解決したが、実際にこれらの材料の実用に
は幾つかの恐ろしい問題が存在する。これらの実際上の
工程の困難さは1988年感圧テープ協会技術セミナー(Pr
essure Sensitive Tape Council Thechnical Seminar)
でD.J.Huettnerにより討論会論文において発表された
“Moisture Curing Silicone Release Coating Technol
ogy:A Coating Process is the Missing Component"に
よく記載されている。Huettnerは、これらのシラン/チ
タネート混合物は周囲湿分に非常に敏感すぎて、空気に
暴露されたときに即座に硬化し、基材上、塗布装置中お
よびフィードタンク中でのゲル化のために通常の装置で
塗布することを不可能にする。
公知のシリコーン剥離コーティング組成物の限界のた
めに、貯蔵安定性、加工性およびポット寿命を有し、そ
れでも種々の基材にコートされたときに制御しうるよう
に大気湿分中で急速におよび完全に硬化するシリコーン
剥離コーティングの必要性が存在する。剥離コーティン
グのレベルが容易に予測でき、そして信頼できるように
プレミアムから強固まで容易に調整されうる剥離コーテ
ィング組成物の必要性も存在する。我々はこのような剥
離コーティング組成物を発見した。
発明の要旨 本発明は、優れた貯蔵安定性およびポット寿命を有
し、種々の基材へコートされたときに、制御しうるよう
に大気湿分中で急速に、完全に、そして信頼されるよう
に硬化する、新規のポリシロキサン剥離コーティング組
成物を提供する。それから製造された剥離コーティング
の剥離レベルは容易に予測され、信頼されるように、剥
離コーティング組成物のポリジメチルシロキサン含有率
を調整することにより容易に調整されうる。
本発明は湿分硬化性剥離コーティング組成物を提供
し、この組成物は、 (a)一般式、 のポリマーおよびその混合物、 (式中、nおよびmは各々整数であり、n+mの総計は
約20〜約5000の整数であり; mは約0〜0.1(n+m)の範囲の値であり; R1はアルキル、置換アルキル、アリールおよび置換ア
リールからなる群より選ばれた同一であるかまたは異な
ることができる1価部分であり; R2はアルキル、置換アルキル、アリールおよび置換ア
リールからなる群より選ばれた同一であるかまたは異な
ることができる1価部分であり; Wはアルキル、置換アルキル、アルキル、置換アリー
ルおよび反応性加水分解性基、 からなる群より選ばれた同一であるかまたは異なること
ができる1価部分であり; ここで、前記反応性加水分解性基中を珪素原子を除いた
珪素原子の総数のうちの少なくとも約50%はそれに結合
した2個のメチル基を有し、そして、少なくとも1個の
反応性加水分解性基、 は式Iの各ポリマー上に現れ、更に、剥離コーティング
組成物中の式Iのポリマーのうち少なくとも約25%は少
なくとも2個の反応性加水分解性基、 を有し; Xは約1〜約12個の炭素原子を含むアルキレン基から
なる群より選ばれた同一であるかまたは異なることがで
きる2価の結合基であり; Qはウレア、アミド、ウレタン、チオウレタン、エー
テルおよびチオエーテル基からなる群より選ばれた同一
であるかまたは異なることができる2価の結合基であ
り; Yは約1〜約12個の炭素原子を含むアルキレン基から
なる群より選ばれた同一であるかまたは異なることがで
きる2価の結合基であり; tは0〜10の整数であり; Zは−ORおよび−Rからなる群より選ばれた同一であ
るかまたは異なることができる1価部分であり、ここ
で、Rは約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基であ
り; R3は約1〜約3個の炭素原子を含む1価のアルキル基
である。) からなる群より選ばれるポリマー約1〜約100重量%、 (b)一般式、 (R3O)−Si−A (II) の化合物およびポリマー、その水解物およびその混合
物、 (式中、R3は上記に定義の通りであり; Aは−OR3、約1〜約20個の炭素原子を有する1価ア
ルキル基および−X−(Q)−[D−Q]−(Y)
−Si(OR3からなる群より選ばれた1価の成分で
あり、ここで、X、Q,t、YおよびR3は上記に定義の通
りであり; Dは約2〜約30個の炭素原子を含むアルキレン基;約
6〜約30個の炭素原子を含むアラルキレン基;約6〜約
30個の炭素原子を含むアリーレン基;およびポリエーテ
ル、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリジエンおよび
それらの混合物からなる群より選ばれた約500〜約10,00
0の数平均分子量を有する2価のポリマーセグメントか
らなる群より選ばれた2価の基であり; pは0〜1の整数であり; bは0〜1の整数であり; ここで、tが1〜10の整数であるとき、bは1でなけれ
ばならず、そしてpは1でなければならなず;t=0およ
びb=0であるとき、pも0でなければならない。)か
らなる群より選ばれた成分約0〜約99重量%、 (ここで、(a)および(b)の重量%は(a)+
(b)の総重量基準である。) (c)約3より低いpKaを有する酸、約3より低いpKaを
有する酸の無水物、約3より低いpKaを有する酸のアン
モニウム塩、約3より低いpKaを有する酸の低級アルキ
ルアンモニウム塩およびそれらの混合物からなる群より
選ばれた成分、(a)および(b)の総重量基準で約1
〜約15重量% を含む。
硬化した形の組成物、剥離コーティングされたシート
材料および剥離コーティングされたシートを提供する方
法をも提供する。
発明の詳細な説明 ポリシロキサン成分 本発明の成分(a)を含む官能性ポリシロキサンは式
Iにより表される。好ましいポリシロキサンの例は、式
Iのポリマー(式中、R1およびR2は各々メチルを含み、
XおよびYは各々−CH2CH2CH2−を含み、tは1であ
り、そしてQはウレア基およびチオエーテル基からなる
群より選ばれる。)からなる群より選ばれたポリシロキ
サンを含む。これらの部分は、市販入手性およびこれら
の官能基またはプリカーサーを有する出発材料の製造容
易性のために好ましい。好ましいポリシロキサンは得ら
れるメトキシシラン末端および/または側基の向上した
加水分解活性のために、Zが−OCH3を含み、R3は−CH3
を含む少なくとも1個のトリアルコキシシラン末端もし
くは側基を含む。
n+mの総計は要求される剥離力および流動学的性質
を有する剥離コーティングを生じる官能性ポリシロキサ
ンを提供するために、約20〜約5000の整数でなければな
らない。n+mの総計が約20よりもかなり小さいなら
ば、それから製造された剥離コーティングの接着性は、
ポリシロキサン鎖中のジメチルシロキシ基の不充分な数
のために低くなる。n+mの総計が約5000よりもかなり
大きいならば、剥離コーティングの粘度は現状のコーテ
ィング手順および方法には高くなりすぎる。好ましく
は、n+mの総計は約70〜約1000の整数であり、最も好
ましくは約70〜500であり、この範囲はこれらの剥離お
よび流動学的性質をバランスさせる。
mの値は約0.1(n+m)より低い。他の要因のなか
でとりわけ、本発明の剥離コーティングの剥離特性は式
Iのポリマーのポリマー骨格中のジメチルシロキサンセ
グメントの数に依存する。このように、側鎖の反応性加
水分解性基の数は式Iの官能性ポリシロキサン中のジメ
チルシロキサン繰り返し単位の充分な比を確保するよう
に制限される。
式Iのトリアルコキシシリル置換ポリシロキサンは、
適切なトリアルコキシシリル置換試薬と官能的に反応性
のポリシロキサンとの反応により便利に製造されうる。
このように、末端W基は各々メチル基を含み、側鎖W基
はチオ結合された、トリメトキシシリル官能性反応性加
水分解性基を含む式Iのポリマーは、例えば、市販のメ
ルカプトプロピル−置換ポリシロキサンとビニルトリメ
トキシシランとのフリーラジカル誘導付加により得られ
うる。同様に、イソシアナトプロピルトリエトキシシラ
ンと別の市販の側鎖アミノプロピル基を有するポリシロ
キサンとの反応はジプロピルウレア結合を有する式Iの
ポリマーを提供する。二官能性ポリシロキサンはビス
(アミノプロピル)末端ポリシロキサン(それは市販元
から入手されるかまたは米国特許第5,091,483号に記載
の方法により製造される。)のイソシアナトプロピルト
リエトキシシランによる処理により形成されうる。これ
らの反応体は各末端W基がウレア官能性トリアルコキシ
シランを含み、そしてmが0である式Iのポリシロキサ
ンを製造する。
米国特許第5,091,483号は本発明に有用な二官能性ポ
リシロキサンの製造に有用なオルガノポリシロキサンジ
アミンを合成する方法を記載している。第一の方法にお
いて、 一般式、 (式中、R2は上記に定義の通りであり、eは約270〜約1
000の整数である。)により表されるヒドロキシル基を
鎖の両末端に有するオルガノポリシロキサンは、一般
式、 (式中、XおよびR2は上記の通りであり、Bはヒドロキ
シ基または加水分解性基であり、そしてR4は水素、約1
〜約10個の炭素原子を含むアルキル基、アリール、およ
び置換アリールからなる群より選ばれる。)により表さ
れる化合物との縮合反応を受けることができる。第二の
方法は、塩基触媒、例えば、テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシドまたはトリオロガノシラノレートの存在下
での、一般式、 (式中、R2は上記に定義の通りであり、そしてkは3〜
8の正の整数である。)により表される環状オルガノシ
ロキサンと、一般式、 (式中、R4、XおよびR2は上記に定義の通りである。)
により表されるアミン官能性エンドブロッカーとの反応
を含む。第三の方法は、第二の方法の改良であり、それ
は好ましく、一般式 (式中、R4、XおよびR2は上記に定義の通りであり、M+
はK+、Na+およびテトラオルガノアンモニウムイオンか
らなる群より選ばれ、N(CH34 +が好ましい。)によ
り表される、少量の本質的に無水のアミノアルキル官能
性シラノレート触媒を用いて二段階で反応をさせること
を含む。反応の第一段階において、一般式、 (式中、R4、XおよびR2は上記に定義の通りであり、x
は約4〜約40の整数である。)により表される低分子量
のオルガノポリシロキサンジアミンは、不活性雰囲気、
例えば、窒素またはアルゴン中で、式VIIにより表され
る本質的に無水のアミノアルキル官能性シラノレートの
触媒量の存在下で、上記の式VIにより表されるアミン官
能性ジシロキサンエンドブロッカーと、式Vにより表さ
れる環状オルガノシロキサンとの反応により製造され
る。この反応での使用に好ましい触媒は3−アミノプロ
ピルジメチルテトラメチルアンモニウムシラノレートで
あり、それは、テトラヒドロフラン中、還流下で、1モ
ル当量の1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチ
ルジシロキサンと2モル当量のテトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド六水和物との反応、次いで、60℃で5時
間、真空下で(1mm)、乾燥することにより得られう
る。用いられる触媒の量は得られるオルガノポリシロキ
サンジアミンの重量基準で、約0.05%より低く、好まし
くは約0.005〜約0.03%であるべきである。この反応
は、約80〜約90℃の温度において、塊状で行われうる。
この反応は、これらの条件において、気相クロマトグラ
フィーにより決定される反応混合物中のエンドブロッカ
ーの実質的に完全な消失により判断して約0.5〜約2時
間で通常には完了する。反応の第二段階は、望ましい分
子量を達成するために必要とされる環状オルガノシロキ
サンの残部をゆっくりと添加することを含む。この添加
は、好ましくは、環状オルガノシロキサンが加えられる
のと同じ速度でそれがポリマー中に取り込まれる速度
で、通常には約80℃〜約90℃の反応温度で約5〜7時間
で滴下により行われる。少量の本質的に無水の触媒を用
いる二段階法を利用することにより、本発明に有用な二
官能性ポリシロキサンの製造において有用であるオルガ
ノシロキサンジアミンは一官能性および無官能性ポリシ
ロキサン不純物による汚染を殆ど有しない優れた二官能
性を有して製造されうる。
最後に、一方の末端W基がアルキル基を含み、m=0
であり、もう片方の末端W基がジアルキルウレア結合さ
れたトリエトキシシランを含む式Iの一官能性ポリシロ
キサンについて、出発のモノアミンは、米国特許第5,09
1,483号に記載されるように、n−ブチルリチウムによ
り開始され、キャッピング試薬、3−アミノプロピルジ
メチルフルオロシランにより停止されるヘキサメチルシ
クロトリシロキサンの、よく知られるアニオン重合から
得られる。
アニオン重合の停止は、一般に、アミン末端高分子モ
ノマーを製造するように、リビングポリマーアニオンと
フッ素含有停止剤、即ち、官能化フルオロシランとの直
接的な反応を通して達せられる。停止反応は重合温度に
おいて、若干モル過剰(開始剤の量に対して)の停止剤
をリビングポリマーに加えることにより行われる。
この好ましいキャッピング試薬は、溶液を形成するよ
うに1,3−ビス(アミノプロピル)テトラメチルジシロ
キサンと約75℃〜約85℃の範囲の沸点を有する炭化水素
溶剤とを合わせることにより製造される。適切な炭化水
素溶剤は、シクロヘキサン、ベンゼン、ヘプタン等を含
む。このように形成された溶液は、この溶液と少なくと
も約モル当量の酸性フッ化物反応体、好ましくは少なく
とも5%モル過剰の酸性フッ化物反応体、例えば、フッ
化水素酸、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム等、好
ましくはフッ化アンモニウムとを合わせることにより、
水を共沸除去しながら反応する。これは、結晶のアミン
フッ素酸塩沈殿物として単離されたアミンフッ素酸置換
フルオロシランを提供し、その後、それは、塩のスラリ
ーを約1%モル過剰〜約5%モル過剰の一置換または二
置換の低級アルキルアミノシランおよびヘキサメチルジ
シラザンからなる群より選ばれる化合物とともに、約35
℃〜約50℃の範囲の沸点を有する水不混和性溶剤、例え
ば、メチレンクロリド中で加熱することにより遊離アミ
ンに変換しうる。アミン置換フルオロシランは溶剤の蒸
発および減圧下での製品の蒸留により溶剤から分離され
うる。
本発明の剥離コーティング組成物は、成分(a)+
(b)の総重量基準で式Iのポリマーを約1〜約100重
量%含み、低接着性支持体としての用途には好ましくは
約5〜約30重量%含み、より容易な剥離用途のためには
好ましくは約50〜約90重量%含む。上記に示したよう
に、成分(a)は、ポリマー1分子当たり少なくとも2
個の反応性加水分解性官能シラン基を有する式Iのポリ
シロキサンの少なくとも25%を含む。成分(a)は式I
の二官能性または多官能性ポリシロキサンと、1個のみ
の加水分解性反応性シラン基、即ち、通常、末端の加水
分解性反応性シラン基を有する式Iのポリシロキサンと
の混合物を含むことができる。3種全て、即ち、一官能
性、二官能性および多官能性の式Iのポリシロキサンの
混合物も可能である。正確な組成は、塗布方法の要求、
用いられる感圧接着剤の剥離の要求、および各特定の用
途で遭遇する他の関連する要素のような要因に依存す
る。
二官能性ポリシロキサンおよび/または多官能性ポリ
シロキサンとブレンドされた式Iの一官能性ポリシロキ
サンを含むときに、式Iのポリマーの約75%以下、好ま
しくは約60%以下は一官能性ポリシロキサンを含むべき
である。配合物中への式Iの一官能性ポリシロキサン
(即ち、反応性トリアルコキシシラン置換基を1個のみ
有する。)の増加した量の含有は、表面摩擦を減じ、ま
た、多くの場合には硬化した剥離コーティングの剥離レ
ベルを低下させる傾向がある。一官能性ポリシロキサン
の過剰量の含有は、しかし、硬化を遅延させ、および/
または不完全にしうる。他方、式Iのポリシロキサン中
の反応性官能基を増加させる、または、一官能性および
二官能性ポリシロキサンの混合物中でこれらの多官能性
ポリシロキサンの量を増加させることは組成物の硬化速
度を増加させる効果を有する傾向がある。
非ポリシロキサン含有成分 本発明の湿分硬化性剥離コーティング組成物は式IIの
化合物およびポリマー、その水解物およびその混合物か
らなる群より選ばれた非ポリシロキサン含有成分を約0
〜約99%含む。もし非ポリシロキサン成分が含まれるな
らば、剥離コーティング組成物は、通常、(a)+
(b)の総重量基準で成分(b)の非ポリシロキサンを
約1〜約99重量%、および成分(a)のポリシロキサン
を約1〜約99重量%含む。これらの非ポリシロキサン含
有成分は組成物の粘度を調節するために、または更なる
望ましい特性を硬化した剥離コーティングに付与するた
めに用いられる。例えば、成分(a)+(b)の総重量
基準で50重量%までの成分(b)の含有は、純粋な硬化
したコーティングと同一の剥離容易性レベルを示すが、
より良好な機械強度および基材への付着性を示す硬化し
たコーティングを提供する。より高いレベルの剥離接着
性を有する剥離コーティングを得るために、実質的によ
り多量の非ポリシロキサン含有(b)を有する、即ち、
成分(a)+(b)の総重量基準で約70〜約99%、好ま
しくは約80〜約95%を有する組成物が用いられる。これ
らのより高い含有率の非ポリシロキサン成分を有する剥
離コーティング組成物は制御できる形式で剥離力を付与
する。
末端アルコキシシリル基を有する有用な非ポリシロキ
サン含有成分の例は、制限するわけではないが、アルコ
キシシリル末端アルカン、アルコキシシリル末端エーテ
ル、アルコキシシリル末端チオエーテル、テトラアルコ
キシシリル化合物、トリアルコキシシリル末端ポリマー
誘導体、例えば、トリアルコキシシリル末端ポリプロピ
レンオキシド、ポリエチレンオキシド、ポリテトラメチ
レンオキシド、ポリカプロラクトン、それらの混合物等
からなる群より選ばれるものを含む。
成分(a)および(b)((b)は式IIにより表され
る。)(b)を成分(c)に加えて含む本発明の組成物
の硬化の間に、大気湿分は、式Iの官能性ポリシロキサ
ンおよび式IIの非ポリシロキサンの両方のシラン基を中
間体SiOH基に加水分解して、それは究極的には縮合を経
験してランダム形式でSi−O−Si−結合を形成し、架橋
されたシリケートネットワークを提供し、ここで、式I
の官能性シロキサンは式IIの非ポリシロキサン成分と化
学結合する。このように、式IIのシラン官能性化合物お
よびポリマーの対応する水解物、即ち、シリケート樹
脂、コロイドシリカ等は、本発明の剥離コーティング組
成物の成分(b)中に式IIの化合物およびポリマーの代
わりに、またはそれに加えて用いられることができる。
もし水解物が含まれるならば、剥離コーティング組成物
は好ましくは成分(a)+(b)の総重量基準で約1〜
約15重量%の水解物、例えば、コロイドシリカを含む。
成分(b)は、また、任意に水解物に加えて、式IIの化
合物および/またはポリマーを含みうる。
触媒 本発明の剥離コーティング組成物は、成分(a)+
(b)の総重量基準で成分(c)を約1〜約15重量%含
み、ここで、成分(c)は約3より低いpKaを有する
酸、約3より低いpKaを有する酸の無水物、約3より低
いpKaを有する酸のアンモニウム塩、約3より低いpKaを
有する酸の低級アルキルアンモニウム塩およびそれらの
混合物からなる群より選ばれる。約3より低いpKaを有
する酸の低級アルキルアンモニウム塩は、約3より低い
pKaを有する酸の、約1〜3個の炭素原子を含むアルキ
ル置換基を有するアミンによる中和により得られた生成
物を意味する。
より急速な硬化を促進するために、剥離コーティング
組成物は、好ましくは、成分(a)+(b)の総重量基
準で成分(c)を約3〜約10%含む。好ましくは、剥離
コーティング組成物中に存在する加水分解性アルコキシ
シラン基のより完全な効果的な変化率を提供するため
に、酸は約0.1〜約1.5のpKaを有するべきである。約15
重量%より多量の成分(c)が剥離コーティング組成物
中に含まれるならば、更なる利益は達成されず、そし
て、過剰の酸または酸誘導体成分は、剥離組成物の性能
に実際に悪影響を及ぼしうる混和されていない希釈剤と
なる。他方、不充分な成分(c)が含まれるならば、ア
ルコキシシラン官能基の加水分解、および、次いで起こ
る硬化したシリケートネットワークへの縮合は遅く起こ
りすぎる。
成分(c)に当たる有用な酸、酸無水物およびそのア
ンモニウム塩の例は、制限するわけではないが、トリク
ロロ酢酸、シアノ酢酸、マロン酸、ニトロ酢酸、ジクロ
ロ酢酸、ジフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸無水物、ジク
ロロ酢酸無水物、ジフルオロ酢酸無水物、トリエチルア
ンモニウムトリクロロアセテート、トリメチルアンモニ
ウムトリクロロアセテートおよびそれらの混合物を含
む。
成分(c)により触媒されて、本発明の剥離コーティ
ング組成物は、アルコキシシラン末端基の加水分解およ
びシリケートネットワークへの縮合を通して、固体の架
橋されたポリシロキサンコーティングに硬化する。剥離
コーティングの場合のように、薄い膜にキャスティング
されたときに、反応は極端に急速に起こり、通常、約60
秒以内で透明な汚れのない良好に固着されたコーティン
グに硬化する。
剥離コートされた基材の形成法 本発明の湿分硬化性剥離コーティング組成物は、有機
溶剤中の希釈溶液として、またはニート液体として、最
も標準的な方法で基材に適用されうる。溶剤からキャス
ティングされるときに、組成物の成分(c)は遊離酸と
して、酸無水物として、アンモニウムもしくは低級アル
キルアンモニウム塩、例えば、テトラエチルアンモニウ
ムとして、またはそれらの混合物として存在しうる。適
切な溶剤は、制限するわけではないが、アルカン、アレ
ーン、塩素化炭化水素、低級アルカノール、およびそれ
らの混合物からなる群より選ばれる溶剤を含めて、制限
するわけではないが、本発明の組成物を溶解しうる揮発
性有機液体を含む。溶剤が用いられるならば、剥離コー
ティング組成物は約2%固体までの濃度で溶剤中に含ま
れうる。遊離酸の形において、官能性ポリシロキサンの
硬化はコートされた基材からの溶剤の蒸発時に殆ど即座
に起こる。アンモニウム塩および低級アルキルアンモニ
ウム塩の形においては、しかし、乾燥したコーティング
が、塩を解離して、遊離酸触媒を解放して湿分硬化を開
始するようにアミンを蒸発させるために充分に加熱され
るまでは、触媒は不活性であり、硬化は起こらない。こ
れに必要な温度は用いる特定の酸により変化するであろ
うが、一般には、約50℃〜約150℃、好ましくは約80℃
〜約110℃の範囲であろう。
コーティングが非常に高い固体含有率の溶液(約80%
固体以上)またはニート材料であるときに、酸のアンモ
ニウム塩または低級アルキルアンモニウム塩の形または
それらの混合物を成分(c)として用いることが重要で
ある。さもなければ、大気湿分による早期反応および続
くゲル化を回避することは不可能である。不活性のアン
モニウム塩、低級アルキルアンモニウム塩またはそれら
の混合物を成分(c)として用いると、大気湿分中で標
準的なコーティング技術、例えば、グラビア、オフセッ
トグラビアおよびエレクトロスプレーを用いて、早期硬
化なしに100%固体での本発明の剥離コーティング組成
物を塗布することが可能である。その後、上記のように
コーティングを加熱することにより硬化は活性化され
る。本発明の剥離コーティング組成物は好ましくは本質
的に、成分(a)、(b)および(c)並びに任意の溶
剤、または成分(a)および(b)並びに任意の溶剤か
らなり、、最も好ましくは本発明の剥離コーティング組
成物は成分(a)および(c)並びに任意の溶剤、また
は成分(a)および(c)並びに任意の溶剤からなる。
本発明の剥離コーティング組成物は、シート、繊維ま
たは造形品でありうる基材上のコーティングとして用い
られうる。しかし、好ましい基材は感圧接着剤製品用に
用いられるものである。この組成物は、適切で柔軟なま
たは柔軟でない支持体材料の少なくとも片方の主要表面
上に適用され、その後硬化される。有用な柔軟な支持体
材料は、紙、プラスティックフィルム、例えば、ポリ
(プロピレン)、ポリ(エチレン)、ポリ(ビニルクロ
リド)、ポリ(テトラフルオロエチレン)、ポリエステ
ル[例えば、ポリ(エチレンテレフタレート)]、ポリ
アミドフィルム、例えば、duPontのKapton(商標)、セ
ルロースアセテートおよびエチルセルロースを含むが、
接着剤に対する剥離を必要とするあらゆる表面が用いら
れうる。支持体は、このように、合成もしくは天然材
料、例えば、綿、ナイロン、レーヨン、ガラスまたはセ
ラミック材料の糸から形成された不織布であることもで
き、またはそれらは、天然もしくは合成繊維またはこれ
らのブレンドのエアレイドウェブのような不織布から形
成されうる。更に、適切な支持体は金属、金属化ポリマ
ーフィルム、またはセラミックシート材料からも形成さ
れうる。プライマーは用いられうるが、それらは常に必
要なわけではない。
本発明の剥離コーティング組成物は磨耗製品中の構成
品としても用いられうる。米国特許出願番号第07/832,4
74号は、研磨表面を形成するように結合体により固定さ
れた研磨材料粒子を基材の表面に有する基材を含む研磨
製品を記載しており、ここで、研磨表面の少なくとも1
部分は、本発明の剥離コーティング組成物の縮合生成物
を含む架橋したシロキサンである架橋したシロキサンを
含むコーティングをその上に有する。
殆どの場合、本発明の剥離コーティング組成物は硬化
時に即座に望ましい剥離レベルを有するコーティングを
提供する。このように、この組成物はPSA−コート化ラ
ベルおよびテープの連続製造での使用に適切である。硬
化時に特定の剥離レベルは、組成物中に含まれる式Iの
官能性ポリシロキサンの重量パーセントおよび分子量の
変化を通して制御的に変化しうる。
高く、急速なアルコキシシランの加水分解変換率およ
びポリシロキサンの完全な硬化を確保するためには、充
分に高い含有量の二官能性および/または多官能性シロ
キサン(即ち、2個以上の反応性加水分解性基を有する
シロキサン)は存在しなければならない。このように、
本発明の組成物の湿分硬化を通して得られた剥離コーテ
ィングは接触するようになるPSAの粘着および剥離特性
に悪影響を及ぼしうるシリコーンを殆どまたは全く含ま
ない。本発明の剥離コーティング組成物は、アクリレー
ト、粘着化された天然ゴムおよび粘着化された合成エラ
ストマーを基礎とするPSAような種々のPSAタイプへの用
途を有する、強固に固着した、高架橋度の、耐溶剤性
の、不粘着コーティングに急速に硬化する。
実施例 実施例および残りの明細書において、全ての部、パー
セント、比等は特に指示がないかぎり重量基準である。
老化剥離値 本試験は加熱老化周期後のシリコーン剥離組成物の有
効性を測定する。老化剥離値は、試験組成物によりコー
トされた基材から軟質接着剤テープを特定の除去角度お
よび速度で除去するために必要な力の定量的な測定値で
ある。次の実施例において、次の代表例の軟質接着剤テ
ープからのこの力はニュートン/デシメートル(N/dm)
で表記される。
テープA−1.91cm幅のセルロースアセテート支持体上に
コートされたアクリレート感圧接着剤であり; テープB−1.27cm幅のポリプロピレン支持体上にコート
された粘着化スチレン−イソプレンブロックコポリマー
感圧接着剤であり; テープC−1.27cm幅のポリプロピレン支持体上にコート
されたアグレッシブアクリレートコポリマー感圧接着剤
であり; テープD−1.27cm幅の樹脂含漬されたクレープト紙支持
体上にコートされた粘着化天然ゴムである。
老化剥離試験は、両面コート化テープを有するInstru
mentors,Inc.のスリップ/ピール試験機(モデル3M90)
のステージに、コート化面を上にして実施例において製
造されたコート化基材2.54cmx20.32cm片を積層すること
により行われた。感圧接着剤(PSA)コートされた試験
テープの1.9cmx15.24cm片は積層材上にロールダウンさ
れて、このようにして1.82kgゴムローラーにより形成さ
れた。その後、試験テープを65℃で2または3日間コー
ト化基材と接触させて放置した後に、180゜および228.6
cm/分でこのテープを除去するために必要な力は測定さ
れた。これらの試験結果を下記に示す。
試験テープを65℃で2または3日間コート化基材と接
触させて放置した後に、228.6cm/分および180゜剥離角
度で、上記と同一のInstrumentorsのスリップ/ピール
試験機を用いて通常の様式で、剥がして直ぐのテープを
清浄なガラスプレートに付着させ、そして剥離接着性を
測定することにより老化再接着性をも測定された。これ
らの測定値は剥離コーティングによる接着剤表面への望
ましくない汚染のために接着性値の低下が起こったかど
うかを決定するために取られた。再接着性は、剥離コー
ティングに付着されなかった対照テープ試料を清浄なガ
ラスプレートから除去するために必要な力に対する老化
された試料を清浄なガラスプレートから除去するために
必要な力のパーセントとして報告される。
実施例1 アミノアルキルフルオロシラン停止剤の製造 500mlの3つ口丸底フラスコに、1,3−ビス(3−アミ
ノプロピル)テトラメチルジシロキサン49.6g、フッ化
アンモニウム29.6g、およびシクロヘキサン300mlを装填
した。還流下で加熱の間、Dean−Starkトラップにより
水を除去した。18時間後、4.4mlの水は回収され、無色
透明の溶液を温かい間に500ml1口丸底フラスコに移し
た。溶剤をロータリーエバポレーターで蒸留し、165gの
白色固体を提供した。これを200mlのメチレンクロリド
に溶解させた。次に、ヘキサメチレンジシラザン30gを
加え、5時間、還流下で攪拌し、加熱した。フラスコは
蒸留用にセットされ、溶剤はアスピレーター減圧下で除
去された。生成物はアスピレーター減圧で蒸留され(70
℃の沸点)、3−アミノプロピルジメチルフルオロシラ
ンを無色透明の油として提供した。収量は54g(100%)
であり、それは気相クロマトグラフィーにより純粋であ
ると決定された。構造はNMR分光器により確認された。
実施例2 モノアミノプロピル−末端ポリジメチルシロキサンの製
造 最初に、n−ブチルリチウム(10ml、2.5M)をアルゴ
ン下でオクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)7.4g
に加え、リチウムシラノレート開始剤を提供した。30分
の攪拌の後、乾燥テトラヒドロフラン250g中のヘキサメ
チルシクロトリシロキサン(D3)溶液を加え、その後、
この組成物を18時間室温にて攪拌した。得られたリチウ
ムポリジメチルシロキサノレートの粘性シロップに、実
施例1の3−アミノプロピルジメチルフルオロシラン停
止剤3.4gを加えた。粘度は急速に低下した。2時間の攪
拌後、溶剤をロータリーエバポレーターで蒸留除去し
た。フッ化リチウムを除去するために生成物を濾過し、
シリコーンモノアミン250g250gが無色透明の油として提
供された。50/50イソプロパノール/テトラヒドロフラ
ン中に溶解した試料の0.1NHClによる滴定は、9400の数
平均分子量Mn(理論Mn=10,000)を提供した。上記の手
順を繰り返したが、反応においてD3の量を375gに増加す
ることによりモノアミノプロピル末端ポリジメチルシロ
キサン、Mn=15000も製造された。
実施例3 ジアミノプロピル末端ポリジメチルシロキサンの製造 温度計、機械攪拌機、滴下漏斗および乾燥アルゴンイ
ンレットを装備した500mlの3つ口丸底フラスコに、事
前に10分間アルゴンによりパージしたビス(3−アミノ
プロピル)テトラメチルジシロキサン7.44gおよびオク
タメチルシクロテトラシロキサン(D4)36gを装填し
た。フラスコの内容物を油浴中で80℃に加熱し、微量
(0.03〜0.05g)の無水3−アミノプロピルジメチルテ
トラアンモニウムシラノレート触媒をスパチュラにより
加えた。この組成物を80℃で攪拌し、攪拌30分後、非常
に粘性になった。気相クロマトグラフィー(VPC)は、
エンドブロッカーは完全に消失したことを示した。得ら
れた反応混合物(アミノプロピル末端基を有する1,500
の数平均分子量のポリシロキサン、環状シロキサンおよ
び活性触媒からなる。)に、アルゴンパージされた310g
のD4を6時間にわたって滴下して加え、粘度は更に増加
した。80℃での反応フラスコ内容物の加熱を一晩続け
た。触媒は150℃で2時間加熱することにより分解さ
れ、揮発物がもはや蒸留されなくなる(約1/2時間)ま
で生成物は140℃で0.1mm圧でストリッピングされ、そし
て310gの無色透明の粘性油(理論値の88%収率)となっ
た。酸滴定により決定された生成物の数平均分子量は1
0,000であった。この手順を用いたが、エンドブロッカ
ーのD4に対する比を変化させて、5,000の数平均分子量
を有するシリコーンジアミンも製造された。
実施例4 二置換ウレア−トリアルコキシシリルポリシロキサンの
製造 1つの鎖当たり2個の基を有するこれらの中間体トリ
アルコキシシラン官能性シリコーンは、対応するアミノ
アルキル置換シリコーンとSiAR Laboratoriesから入手
可能なイソシアナトプロピルトリエトキシシランの理論
当量との反応から製造された。このように、実施例3の
5000の数平均分子量のジアミノプロピル末端ポリジメチ
ルシロキサン200gを真空中(15mmHg)中で100℃で10分
間加熱した。無色透明の油をN2下で室温に冷却し、イソ
シアナトプロピルトリエトキシシラン19.76gを攪拌しな
がら加えた。この混合物は最初は曇っていたが、10分で
透明になり、実質的により粘性になった。同様に、10,0
00の数平均分子量の類似の二置換ウレア−トリアルコキ
シシリルポリシロキサンは、実施例3の10,000の数平均
分子量のジアミン100gとイソシアナトプロピルトリエト
キシシラン19.76gとの反応により製造された。
実施例5 一置換ウレア−トリアルコキシシリルポリシロキサンの
製造 実施例4と同様に、類似の一置換ポリジメチルシロキ
サンは、実施例2の10,000の平均分子量のシリコーンプ
ロピルアミン100gとイソシアナトプロピルトリエトキシ
シラン2.47g並びに実施例2の15,000の平均分子量のシ
リコーンプロピルアミン100gとイソシアナトプロピルト
リエトキシシラン2.47gの反応により製造された。
実施例6 多置換ウレア−トリアルコキシシリルポリシロキサンの
製造 実施例と同様に、100gのPS812、Huls Americaから市
販の、マルチ−アミノプロピルシリコーン(当量1700)
はイソシアナトプロピルトリエトキシシラン14.53gによ
りウレア−トリエトキシシリルポリシロキサンに変換さ
れた。
実施例7 多置換スルフィド−トリアルコキシシリルポリシロキサ
ンの製造 PS−849、鎖当たり約4個のメルカプトプロピル基を
有するトリメチルシロキシ末端ポリジメチル−コ−メル
カプトプロピルメチルシロキサン(〜8000の数平均分子
量)(Huls America Inc.から市販)100g、ビニルトリ
メトキシシラン8.15gおよびアゾ−ビス(イソブチロニ
トリル)開始剤0.57gの混合物をエチルアセテート69ml
中に溶解させた。この透明な溶液をN2で5分間パージ
し、55℃で24時間加熱した。試料のガスクロマトグラフ
ィーはビニル化合物の完全な取り込みを示した。減圧下
での蒸発は無色透明の自動車オイルとして製品を提供し
た。
実施例8 二置換トリアルコキシシリルチオエーテルの製造 メルカプトプロピルトリメトキシシラン11.4g、ビニ
ルトリメトキシシラン9.03gおよびアゾ−ビス(イソブ
チロニトリル)0.1gのエチルアセテート13.0ml中の溶液
を窒素で5分間パージし、その後、55℃で24時間加熱し
た。溶液を冷却し、溶剤をロータリーエバポレーターで
蒸発させ、そして得られた油を真空下で蒸留した。この
生成物を回収し、18.5gの重量であった(93%収率)。N
MRは望ましいトリメトキシシリルエチルトリメトキシシ
リルプロピルスルフィドの構造であることを確認した。
実施例9 アルキレンビス(3−トリアルコキシシリルプロピルチ
オ)エーテルの製造 鉱油中の60%NaH(事前にヘキサン中で洗浄された)
1.51gの40ml乾燥テトラヒドロフラン中のスラリーに、1
0mlTHF中の95%メルカプトプロピルトリメトキシシラン
7.79gを14℃において滴下して加え、フォーミングを抑
制した。室温で1時間後、97%1,12−ジブロモデカン5.
88gを攪拌された溶液に滴下して加えた。反応物を室温
に加熱し、18時間攪拌した。得られた曇った混合物を乾
燥まで蒸発させ、ヘプタン中に吸収させ、濾過し、そし
て再ストリップして、無色透明の油として生成物を提供
した。それは期待された構造、1,12−ビス(トリメトキ
シシリルプロピルチオ)ドデカンをNMRで示した。
実施例10 二置換トリアルコキシシリルウレア−ポリ(アルキレン
オキシド)の製造 Jeffamine(商標)D−2000、Texaco Chemical Co.か
ら入手可能な2,000の分子量のアミン末端ポリプロピレ
ンオキシド5gをイソシアナトプロピルトリエトキシシラ
ン1.4gで処理し、25分間攪拌し、オリゴマービス(ウレ
ア−トリエトキシシラン)を提供した。
湿分硬化性ポリシロキサン剥離コーティング組成物の製
造 実施例11 実施例4で製造した5,000の分子量の二置換ウレア−
トリアルコキシシリルポリシロキサン10gのイソプロピ
ルアルコール10ml中の溶液に、イソプロピルアルコール
中の10%トリクロロ酢酸溶液7.0gを加えた。これを30ml
の更なるイソプロピルアルコールにより10%固体にまで
希釈し、2ミルのポリエステルフィルム上に#3Mayerロ
ッドを用いてコートした。周囲条件下での溶剤蒸発の直
後、不粘着性コーティングが得られた。それは基材に良
好に付着し、ゴム状の構造であった。老化剥離および再
接着性を表1に記録した。
実施例12〜14 実施例12〜14は、本発明のコーティングの剥離特性を
変化させるための、上記の官能性ポリシロキサン混合物
の使用を示す。実施例4で製造した5,000の数平均分子
量の二置換ウレア−トリアルコキシシリルポリシロキサ
ン85%、および実施例5で製造した15,000の数平均分子
量の一置換ウレア−トリアルコキシラン15%からなる配
合物は、イソプロピルアルコール中に2種の成分を5%
固体で溶解することにより製造され;シリコーン混合物
の重量基準で7部のトリクロロ酢酸を加え、そして、実
施例11に記載のポリエステルフィルム上に溶液をコート
した。また、材料は乾燥時に即座に硬化したが、この場
合には、実施例11よりも感触がかなり滑らかであった。
実施例13は、実施例4で製造した5,000の数平均分子量
の二置換ウレア−トリアルコキシシリルポリシロキサン
75%、および実施例5の15,000の数平均分子量の一置換
ウレア−トリアルコキシラン25%から同様に製造され
た。同様に、実施例14は等比率の二置換および一置換ト
リアルコキシシランから製造された。これらの剥離組成
物の試料を実施例11に記載のようにポリエステルフィル
ム上にコートし、老化剥離および再接着性データを集め
て表2に記録した。
実施例15 本実施例は、二官能性アルコキシシリルポリシロキサ
ン構成物の分子量を変化させることを通じてポリシロキ
サンコーティングの剥離特性を変化させる能力を示す。
ポリジメチルシロキサン剥離コーティングは実施例12に
見られるのと同一の方法で製造されたが、実施例12で用
いた5,000の数平均分子量の二置換ウレア−トリアルコ
キシシランを実施例4の10,000の数平均分子量のポリシ
ロキサンに置き換えた。この剥離コーティング配合物の
老化剥離および再接着性データを集めて、表3に記録し
た。
実施例16〜17 更なる変型において、実施例6で製造されたように、
側鎖イソシアナトトリエトキシシリル置換基を有する多
官能性シリコーンを剥離コーティング組成物中に含ませ
た。実施例16は100%このポリシロキサンからなり、実
施例11と同一の方法で製造された。同様の方法で製造さ
れた実施例17は、実施例5の15,000の数平均分子量の一
官能性化合物25%、実施例4の10,000の数平均分子量の
二官能性アルコキシシラン60%、および上記の多官能性
シリコーン15%からなる。また、種々の感圧接着剤で優
れた剥離特性が観測された。老化剥離および再接着性デ
ータを集めて、表4に記録した。
実施例18〜19 本実施例は、代替の強酸化合物、この場合にはシアノ
酢酸が本剥離組成物に触媒としてトリクロロ酢酸の代わ
りになりうることを示す。実施例18において、実施例5
の15,000の数平均分子量の一官能性化合物25%および実
施例4の10,000の数平均分子量の二官能性ポリシロキサ
ン75%は実施例11に記載のように2%トリクロロ酢酸と
混合された。実施例19は、同ポリシロキサン組成物が2
%シアノ酢酸酸触媒を用いて有効に硬化しうることを示
す。本剥離コーティング配合物の老化剥離および再接着
性データを集めて、表5に報告した。
実施例20〜21 本実施例は、強酸のトリアルキルアンモニウム塩の使
用が本発明のポリシロキサン剥離コーティング組成物の
加水分解硬化を遅延することを示す。実施例20におい
て、実施例4の二官能性トリエトキシシリル−ウレア末
端シリコーン(4300の数平均分子量)0.85gおよび実施
例5の15,000の数平均分子量のモノトリエトキシシリル
−ウレア0.15gのイソプロピルアルコール9.0g中の溶液
に、トリクロロ酢酸0.04gおよびトリエチルアミン0.02g
を加えた。試料を2ミルのポリエステルフィルム上に#
6Mayerロッドによりコートし、溶剤を室温にて蒸発させ
た。2時間後、コーティングは未硬化で、容易に汚れる
油のままであったが、、これ、即ち、新しくコートされ
たフィルムは熱風ガンをにより加熱されると30秒未満で
硬化した。10,000の数平均分子量のジ−および15,000の
数平均分子量のモノ−トリエトキシシラン85/15を1.0
g、トリクロロ酢酸を0.06gおよびトリエチルアミンを0.
06gからなるイソプロピルアルコール19g中の別の配合物
であって、ポリエステルフィルム上に#3Mayerロッドを
用いてコートされた配合物でも実施例21において同様の
結果が得られた。また、フィルムが短時間空気中で加熱
されるまで殆どまたは全く硬化が起こらなかった。本剥
離コーティング配合物の老化剥離および再接着性データ
を集めて表6に報告した。
上記の結果から明らかなように、多くのパラメーター
(ポリシロキサン分子量、ポリシロキサン官能価の相対
重量比および構造タイプ等)は容易に変化して特定の用
途への特性の最適化を可能にする。
実施例22〜24 本実施例はアルコキシシリル官能性ポリシロキサンへ
非ポリシロキサン含有成分を導入して、数種の代表的な
接着剤テープ試料と接触したときにプレミアム老化剥離
を示す剥離コーティングを製造する。実施例22〜24にお
いて、実施例6の多官能性ポリシロキサン(78%)、実
施例8のビス−トリメトキシシラン22%、およびトリク
ロロ酢酸5部を合わせ、実施例11のようにコートした。
種々の感圧接着剤テープの老化剥離接着性を記録し、表
7に見られうる。
実施例25〜28 実施例25は、一および二官能性ポリシロキサン成分と
非ポリシロキサンアルコキシシリル化合物との組み合わ
せの使用を示す。実施例4のビスウレア−トリエトキシ
シリル末端シリコーン(5000の数平均分子量)2.0g、実
施例5のモノ−ウレア−トリエトキシシリルシリコーン
(15,000の数平均分子量)5.0g、およびテトラエトキシ
シラン3.0gをイソプロピルアルコール中で10重量%に希
釈し、20%二官能性ポリシロキサン、50%一官能性ポリ
シロキサンおよび30%反応性希釈剤からなる配合物を製
造した。トリクロロ酢酸、0.5g(5%)を加え、溶液試
料を2ミルのポリエステルフィルム上にコートした。溶
剤の蒸発は不粘着性の硬化した剥離コーティングを提供
した。成分の濃度を変えて他の配合物は製造された。
実施例26〜29は実施例25と同様に製造され、実施例25
の成分の濃度を変える効果を示す。実施例26は40%シリ
コーンジシラン、30%シリコーンモノシランおよび30%
テトラエトキシシランを含む。実施例27は67%ジ−、12
%モノ−および21%テトラエトキシシランを含む。実施
例28は、75%、13%および12%のこれらの一官能性化合
物、二官能性化合物および希釈剤濃度をそれぞれ有す
る。老化剥離接着性および再接着性を記録し、表8に見
られうる。
実施例29 4300の数平均分子量を有する実施例3のシリコーンジ
アミン5.0g、および実施例2の15,000の数平分子量のシ
リコーン一官能性化合物5.0gの混合物をイソプロピルア
ルコール90ml中に溶解し、そして、攪拌しながら3−イ
ソシアナトプルピルトリエトキシシランで処理してウレ
ア−トリエトキシシランを形成した。この溶液に、5.5g
のNalco 2326、Nalco Chemical Co.から入手可能なアン
モニアで安定化されたコロイドシリカの15%水性分散液
を滴下して加えた。これはシリコーンの重量と比較して
8%固体のシリカの量である。シアナト酢酸0.5g(5
%)をこの溶液に溶解させ、その後、ポリエステルフィ
ルム上に#3Mayerロッドを用いてコートした。フィルム
を93℃の炉に30秒間入れ、摩擦して取れない透明な不粘
着性のコーティングを提供した。老化剥離接着性および
再接着性データを記録し、表9に見られうる。
実施例30〜33 これらのコーティングに関して、2種の配合物を実施
例25の方法により製造し、第一の配合物は実施例4の5,
000の数平均分子量のビス−ウレア−トリエトキシシラ
ン10%、および実施例9のビス−チオエーテルトリメト
キシシラン70%、およびオクチルトリエトキシシラン20
%からなった(実施例30および32)。第二の配合物(実
施例31および33)は、二官能性アルコキシシラン5%、
ビス−チオエーテルトリメトキシシラン70%、およびオ
クチルトリエトキシシラン20%を有した。両方とも5%
トリクロロ酢酸で処理され、イソプロピルアルコール中
5%固体で通常のやり方でコートされた。表10の老化剥
離および再接着性のデータにより分かるように、ポリシ
ロキサン濃度を減少させることは、2種の異なる感圧接
着剤テープ試料に対して試験されたとき、剥離の増加を
もたらす。
実施例34 0.5gの実施例4の5Kビスウレア−トリエトキシシラン
0.5g、実施例10の2Kポリプロピレンオキシドビスウレア
−トリエトキシシラン0.5gおよびトリクロロ酢酸0.07g
のイソプロピルアルコール9gの混合物を実施例25に記載
のようにポリエステルフィルム上にコートした。最終の
コーティングは滑らかであり、完全に透明であった。老
化剥離接着性および再接着性を記録して表11に見られう
る。
本発明は特定の態様に関して記載されたが、更なる変
更は可能であることが理解されるべきである。明細書中
の請求の範囲は、ここに記載したものと化学的に等価で
あると当業者が認めるであろう変更を含めることを意図
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャーマン,オードリー エー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133― 3427,セントポール,ポスト オフィス ボックス 33427 (番地なし) (72)発明者 サーカー,マニシャ アメリカ合衆国,ミネソタ 55133― 3427,セントポール,ポスト オフィス ボックス 33427 (番地なし) (56)参考文献 特開 平5−214106(JP,A) 特開 平5−171048(JP,A) 特開 平4−89867(JP,A) 特開 平5−170776(JP,A) 特開 平2−55726(JP,A) 特開 昭61−118439(JP,A) 特開 平5−194917(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 183/14 C08L 101/10 C09J 7/02 C09K 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剥離コーティング組成物であって、 (a)一般式、 のポリマーおよびその混合物、 (式中、nおよびmは各々整数であり、n+mの総計は
    20〜5000の整数であり; mは0〜0.1(n+m)の範囲の値であり; R1はアルキル、置換アルキル、アリールおよび置換アリ
    ールからなる群より選ばれた同一であるかまたは異なる
    ことができる1価部分であり; R2はアルキル、置換アルキル、アリールおよび置換アリ
    ールからなる群より選ばれた同一であるかまたは異なる
    ことができる1価部分であり; Wはアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール
    および反応性加水分解性基、 からなる群より選ばれた同一であるかまたは異なること
    ができる1価部分であり; ここで、前記反応性加水分解性基中の珪素原子を除いた
    珪素原子の総数のうちの少なくとも50%はそれに結合し
    た2個のメチル基を有し、そして、少なくとも1個の反
    応性加水分解性基、 は式Iの各ポリマー上に現れ、更に、剥離コーティング
    組成物中の式Iのポリマーのうち少なくとも25%は少な
    くとも2個の反応性加水分解性基、 を有し; Xは1〜12個の炭素原子を含むアルキレン基からなる群
    より選ばれた同一であるかまたは異なることができる2
    価の結合基であり; Qはウレア、アミド、ウレタン、チオウレタン、エーテ
    ルおよびチオエーテル基からなる群より選ばれた同一で
    あるかまたは異なることができる2価の結合基であり; Yは1〜12個の炭素原子を含むアルキレン基からなる群
    より選ばれた同一であるかまたは異なることができる2
    価の結合基であり; tは0〜10の整数であり; Zは−ORおよび−Rからなる群より選ばれた同一である
    かまたは異なることができる1価部分であり、ここで、
    Rは1〜3個の炭素原子を含むアルキル基であり; R3は1〜3個の炭素原子を含む1価のアルキル基であ
    る。) からなる群より選ばれるポリマー1〜100重量%、 (b)一般式、 (R3O)−Si−A (II) の化合物およびポリマー、その水解物およびその混合
    物、 (式中、R3は上記に定義の通りであり; Aは−OR3、1〜20個の炭素原子を含む1価アルキル基
    および−X−(Q)−[D−Q]−(Y)−Si
    (OR3からなる群より選ばれた1価の部分であり、
    ここで、X、Q、t、YおよびR3は上記に定義の通りで
    あり; Dは2〜30個の炭素原子を含むアルキレン基;6〜30個の
    炭素原子を含むアラルキレン基;6〜30個の炭素原子を含
    むアリーレン基;およびポリエーテル、ポリオレフィ
    ン、ポリエステル、ポリジエンおよびそれらの混合物か
    らなる群より選ばれた500〜10,000の数平均分子量を有
    する2価のポリマーセグメントからなる群より選ばれた
    同一であるかまたは異なることができる2価の基であ
    り; pは0〜1の整数であり; bは0〜1の整数であり; ここで、tが1〜10の整数であるとき、bは1でなけれ
    ばならず、そしてpは1でなければならず;そしてt=
    0およびb=0のとき、pも0でなければならない。)
    からなる群より選ばれた成分、0〜99重量%、 (ここで、(a)および(b)の重量%は(a)+
    (b)の総重量基準である。) (c)3より低いpKaを有する酸、3より低いpKaを有す
    る酸の無水物、3より低いpKaを有する酸のアンモニウ
    ム塩、3より低いpKaを有する酸の低級アルキルアンモ
    ニウム塩およびそれらの混合物からなる群より選ばれた
    成分、(a)および(b)の総重量基準で1〜15重量% を含む剥離コーティング組成物。
  2. 【請求項2】請求項1の組成物を硬化させることにより
    形成された剥離コーティング。
  3. 【請求項3】請求項2の剥離コーティングによりコート
    された基材。
  4. 【請求項4】剥離コーティングがコートされた基材を形
    成する方法であって、 (a)剥離コーティング組成物の層を基材に適用するこ
    と、{前記剥離コーティング組成物は、 (i)一般式、 のポリマーおよびその混合物、 (式中、nおよびmは各々整数であり、n+mの総計は
    20〜5000の整数であり; mは0〜0.1(n+m)の範囲の値であり; R1はアルキル、置換アルキル、アリールおよび置換アリ
    ールからなる群より選ばれた同一であるかまたは異なる
    ことができる1価部分であり; R2はアルキル、置換アルキル、アリールおよび置換アリ
    ールからなる群より選ばれた同一であるかまたは異なる
    ことができる1価部分であり; Wはアルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール
    および反応性加水分解性基、 からなる群より選ばれた同一であるかまたは異なること
    ができる1価部分であり; ここで、前記反応性加水分解性基中の珪素原子を除いた
    珪素原子の総数のうちの少なくとも50%はそれに結合し
    た2個のメチル基を有し、そして、少なくとも1個の反
    応性加水分解性基、 は式Iの各ポリマー上に現れ、更に、剥離コーティング
    組成物中の式Iのポリマーのうち少なくとも25%は少な
    くとも2個の反応性加水分解性基、 を有し; Xは1〜12個の炭素原子を含むアルキレン基からなる群
    より選ばれた同一であるかまたは異なることができる2
    価の結合基であり; Qはウレア、アミド、ウレタン、チオウレタン、エーテ
    ルおよびチオエーテル基からなる群より選ばれた同一で
    あるかまたは異なることができる2価の結合基であり; Yは1〜12個の炭素原子を含むアルキレン基からなる群
    より選ばれた同一であるかまたは異なることができる2
    価の結合基であり; tは0〜10の整数であり; Zは−ORおよび−Rからなる群より選ばれた同一である
    かまたは異なることができる1価部分であり、ここで、
    Rは1〜3個の炭素原子を含むアルキル基であり; R3は1〜3個の炭素原子を含む1価のアルキル基であ
    る。) からなる群より選ばれるポリマー1〜100重量%、 (ii)一般式、 (R3O)−Si−A (II) の化合物およびポリマー、その水解物およびその混合
    物、 (式中、R3は上記に定義の通りであり; Aは−OR3、1〜20個の炭素原子を含む1価アルキル基
    および−X−(Q)−[D−Q]−(Y)−Si
    (OR3からなる群より選ばれた1価の部分であり、
    ここで、X、Q、t、YおよびR3は上記に定義の通りで
    あり; Dは2〜30個の炭素原子を含むアルキレン基;6〜30個の
    炭素原子を含むアラルキレン基;6〜30個の炭素原子を含
    むアリーレン基;およびポリエーテル、ポリオレフィ
    ン、ポリエステル、ポリジエンおよびそれらの混合物か
    らなる群より選ばれた500〜10,000の数平均分子量を有
    する2価のポリマーセグメントからなる群より選ばれた
    同一であるかまたは異なることができる2価の基であ
    り; pは0〜1の整数であり; bは0〜1の整数であり; ここで、tが1〜10の整数であるとき、bは1でなけれ
    ばならず、そしてpは1でなければならず;そしてt=
    0およびb=0のとき、pも0でなければならない。)
    からなる群より選ばれた成分、0〜99重量%、 (ここで、(i)および(ii)の重量%は(i)+(i
    i)の総重量基準である。) (iii)3より低いpKaを有する酸、3より低いpKaを有
    する酸の無水物およびそれらの混合物からなる群より選
    ばれた成分、(i)および(ii)の総重量基準で1〜15
    重量% を含む。)} (b)前記反応性加水分解性基を硬化させるために十分
    な大気湿分に前記剥離コーティング組成物をさらし、Si
    −O−Si架橋を形成させること、 の工程を含む方法。
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