JP3367011B2 - 既存建築物の耐震補強法 - Google Patents
既存建築物の耐震補強法Info
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Description
震補強法、特に、既存建築物の外側に補強用架構を建築
する耐震補強法に関する。
えば、その柱、梁、壁等の補強及び新設により耐力や靭
性を増加させるものがある。
物の耐震補強法には次の(1)〜(5)ような問題点が
ある。 (1)壁を新設すると、部屋の大きさや形状が変わり部
屋の使い勝手が以前より悪くなる場合が生じる。 (2)補強工事を優先させると、工事箇所の部屋が使用
できなくなり、または、その使用が制限され、その部屋
の使用者の安全確保の対策が必要になる。また、工事中
の部屋の使用においては、工事による騒音、振動等の障
害が生じる。 (3)部屋の使用を優先させると、工事を夜間又は休日
に行なわなければならなくなり、一度に施工できなくな
り、工期が長くなり、コストアップになる。 (4)既存建築物の仕上げ材の撤去及びその復旧が必要
であり、コストアップになる。また、仕上げ材、養生材
等の撤去による大量の産業廃棄物が発生する。 (5)補強工事を行なうために、空調ダクト、設備配
管、配線の切り回し等の工事が必要であり、コストアッ
プになる。この発明の解決しようとする課題は、従来技
術の上記の(1)〜(5)ような問題点を有しない既存
建築物の耐震補強法を提供すること、換言すると、既存
建築物を使用しながら、短い工期でかつ少ない工事費で
耐震補強でき、その使用勝手を損なわない既存建築物の
耐震補強法を提供することにある。
解決するために、次の構成を採用するものである。この
発明の構成は、既存建築物の外側に、剛性や耐力の高い
補強用架構を既存建築物に近づけて建築し、この補強用
架構をその多数の箇所で既存建築物に緊結する既存建築
物の耐震補強法において、既存建築物は多数の柱、梁、
床等により多層に建築されていて、その外周部の隣接す
る対の柱及び梁により構成される枠内に窓部が設けられ
てあり、補強用架構は、高い剛性や耐力を有しかつ既存
建築物の高さと略一致する高さを有する複数のフレーム
を既存建築物の前後左右を囲むように既存建築物と別個
に建築し、かつ各フレームの端部を互いに連結して造
り、前記フレームは、多数の柱、梁等を互いに連結して
平面状に建築し、前記フレームの柱及び梁を既存建築物
の外周部の各柱及び梁に対応する位置にそれぞれ配置
し、前記フレームの柱の幅をこれに対応する既存建築物
の外周部の柱の幅に略一致させ、前記フレームの梁の成
をこれに対応する既存建築物の外周部の梁の成と床の厚
さとの和に略一致させるようにし、補強用架構のフレー
ムの梁及び又は柱をこれらに対向する既存建築物の外側
の部分に多数の箇所で緊結することを特徴とする既存建
築物の耐震補強法にある。
側に、剛性や耐力の高いメガストラクチャーからなる補
強用架構を既存建築物に近づけて建築し、この補強用架
構をその多数の箇所で既存建築物に緊結する既存建築物
の耐震補強法において、既存建築物は多数の柱、梁、床
等により多層に建築されていて、その外周部の隣接する
対の柱及び梁により構成される枠内に窓部が設けられて
あり、補強用架構のメガストラクチャーは、その鉛直方
向に延びる前後左右の多層の部分を既存建築物の前後左
右を囲むように既存建築物と別個に建築し、その水平方
向に延びる上方の単層の部分を既存建築物の上方を覆う
ように既存建築物と別個に建築し、かつ前記前後左右の
多層の部分の上部と前記上方の単層の部分とを互いに連
結して造り、前記前後左右の多層の部分は、既存建築物
の外側の前後左右にそれらの外側面に沿って内側及び外
側の二列に多数の柱を樹立し、内側の列の柱と外側の列
の柱とを各層毎に梁で連結し、内側の列の隣接する柱同
士及び外側の列の隣接する柱同士を各層毎に梁で連結
し、各層にブレースを設けて建築し、かつ補強用架構の
メガストラクチャーの前後左右の多層の部分の柱を既存
建築物の外周部の柱に対応させ、その前後左右の多層の
部分の梁を既存建築物の外周部の梁又は床に対応させ、
前記上方の単層の部分は前後左右の多層の部分の上部間
に多数の柱、上側の梁、下側の梁及びブレースを連結し
て建築し、補強用架構のメガストラクチャーの前後左右
の多層の部分の内側の梁及び又は柱をこれらに対向する
既存建築物の外側の部分に多数の箇所で緊結することを
特徴とする既存建物の耐震補強法にある。
(A)〜(D)のようにする。 (A)フレームからなる補強用架構は既存建築物の外側
部の前後左右に接近して建築する。 (B)剛性や耐力の高いフレームとして、例えば、純ラ
ーメン構造、耐震壁を含むラーメン構造、及びブレース
を含むラーメン構造を使用する。 (C)バットレスは、既存建築物に緊結する補強用架構
のフレームの柱に緊結する。 (D)補強用架構は、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コ
ンクリート造又は鉄骨造とするが、それらの組合せであ
ってもよい。
既存建築物の外側に、これと接近して柱、梁等から構成
されかつ剛性や耐力の高いフレームやメガストラクチャ
ーからなる補強用架構を建築し、この補強用架構の柱及
び梁を既存建築物の外周部の柱及び梁又は床に対応さ
せ、補強用架構をその多数の箇所で既存建築物に緊結す
ると、既存建築物の内部及び窓部に手を加えずに耐震補
強することができる。この発明は、既存建築物の外側に
剛性や耐力の高い補強用架構を建築するため、既存建築
物の外側に補強用架構を建築し得る充分な空間(敷地)
がある場合に特に有効な耐震補強法である。
前後左右及び上方の外側に、剛性や耐力の高いフレーム
やメガストラクチャーからなる補強用架構を建築し、こ
の補強用架構をその多数の箇所で既存建築物に緊結する
から、既存建築物の外側から耐震補強のための工事を行
なうことができ、既存建築物の内部に手を加える必要が
なく、その部屋を使用しながら、既存建築物を補強する
ことができる。そのうえ、新設される補強用架構のデザ
インにより既存建築物の外観を一新させることができ
る。
発明を多層の既存建築物1の耐震補強に適用した例であ
る。図1及び図2に示す既存建築物1は、鉄筋コンクリ
ート造で平面視が矩形の多層(例えば、図9に示すよう
に、地下1層、地上8層)に建築され、その柱2は、平
面視で矩形の長辺方向に等しい間隔で多数本(図1に示
のものは19本)配され、前記矩形の短辺方向に等しい
間隔で数本(図示のものは4本)配され、その各層にお
いて、各柱2がそれぞれ梁3及び床4で連結され、建築
物1の地階及び1階以外の各階の床4に対応させて建築
物1の外側に庇となる鍔状の突条部5が形成され、各階
の外周部の柱2間にはガラス戸を嵌めた窓枠6が設けら
れている。
用架構10を建築する。図2に示す補強用架構10を構
成するフレーム11は、鉄骨鉄筋コンクリート造である
が、鉄筋コンクリート造でも、鉄骨造でもよい。補強用
架構10を構成するフレーム11は、図3〜図5に示す
ような柱12、梁13、壁14、ブレース15等で構成
されたものを使う。外観、採光等を考慮して、補強用架
構10を構成するフレーム11の高さを既存建築物1の
高さに略一致させ、前記フレーム11の柱12及び梁1
3を既存建築物の外周部の柱2及び梁3又は床4に対応
させる。すなわち、その柱12間の間隔を既存建築物1
の外周部の柱2間の間隔に合わせ、その上下方向の梁1
3間の間隔も既存建築物1の上下方向の梁3間又は床4
間の間隔に合わせる。上記のようにすると、図6に示す
既存建築物1の耐震補強前の正面視の外観が耐震補強後
には図7に示す正面視の外観になる。既存建築物1の窓
枠6の部分に手を加えなくても、外観が一新し、リニュ
ーアルの効果がある。なお、図7に示す補強用架構10
を構成するフレーム11の柱12の幅は図6に示す既存
建築物1の柱2の幅と略一致させてあり、図7に示す補
強用架構10を構成するフレーム11の梁13の成は図
6に示す既存建築物の梁3の成と床4の厚さの和に略一
致するようにしてある。
ーム11は、柱12と梁13とからなる純ラーメン構造
としたものである。図4に示す補強用架構10を構成す
るフレーム11は、柱12と梁13とからなる枠体の内
側にこれらに接合して耐震壁14を設け、耐震壁14を
含むラーメン構造としたものである。なお、耐震壁14
の中央に開口14aを設けてもよい。図5に示す補強用
架構10を構成するフレーム11は、柱12と梁13と
からなる枠体の内側にX字状のブレース15を配し、そ
のX字状のブレース15の端を柱12と梁13とからな
る枠体の隅部に接合し、ブレース15を含むラーメン構
造としたものである。なお、ブレース15の形状は、例
えば、Λ字形、V字形、K字形であってもよい。図1に
示す補強用架構10は、既存建築物1の基礎の周囲に設
けた既存建築物1の基礎と同程度の基礎で支持され、図
1に示す平面視で矩形の既存建築物1の長辺側の面(前
後の面)に沿ってそれぞれ設けたフレーム11,11と
その短辺側の面(左右の面)に沿ってそれぞれ設けたフ
レーム11,11とをそれらの両端部において互いに接
合して構成される。
常の接合法により既存建築物1に緊結して既存建築物1
と一体化する。例えば、図2に示すように、補強用架構
10を構成するフレーム11の梁13を建築する際に、
その梁鉄骨13aの周囲に梁主筋13bを配し、梁鉄骨
13a及び梁主筋13bの周囲に肋筋13cを配し、既
存建築物1の突条部5のコンクリートを砕いてその部分
の鉄筋を露出させ、突条部5の露出させた鉄筋がある空
間と梁13の梁鉄骨13a、梁主筋13b及び肋筋13
cがある空間とに亘って連結筋13dを配し、かつ突条
部5の露出させた鉄筋、梁鉄骨13a、梁主筋13b、
肋筋13c及び連結筋13dの周囲に型枠を配し、この
型枠内にコンクリートを打設して、既存建築物1に一体
的に緊結させて補強用架構10を構成するフレーム11
を建築する。上記のようにすると、地震時に既存建築物
1に作用する水平力を、突条部5をとおして補強用架構
10に伝え、剛性、耐力等の高い補強用架構10で受け
止めることができ、既存建築物1を補強することができ
る。なお、必要に応じて、前記フレーム11の鉄骨鉄筋
コンクリート造の各柱12も上記と略同じやり方で既存
建築物1の外周部の鉄筋コンクリート造の各柱2に、壁
16を介して又は介しないで接合する。
大きな側圧が加わる部分には、図1に示すように、8箇
のバットレス17を設ける。各バットレス17は、例え
ば、図8に示すように、フレーム11の一部を構成する
柱12、該柱12の外側の柱12から離れたところに樹
立した柱17A、柱12と柱17Aとを連結する梁17
B、及び柱12,17Aと梁17B,17Bとからなる
四角形の枠体の対向する角隅部を連結するブレース17
C等で構成する。バットレス17は、鉄筋コンクリート
造でも、鉄骨鉄筋コンクリート造でも、鉄骨造でもよ
い。
ガストラクチャー18で構成してもよい。メガストラク
チャー18は多数の箇所で既存建築物1に緊結する。メ
ガストラクチャー18の構造は、純ラーメン構造、耐震
壁を含むラーメン構造、及びブレースを含むラーメン構
造等が可能である。補強用架構10となるメガストラク
チャー18は、鉄筋コンクリート造でも、鉄骨鉄筋コン
クリート造でも、鉄骨造でもよい。例えば、図9に示す
ように、既存建築物1の基礎1Aの周囲に前記基礎1A
に接合してメガストラクチャー18を支持する基礎1B
を建築する。基礎1Bの上に、既存建築物1の前後左右
の外周面に沿って二列に多数の柱18A,18Bを樹立
し、内側の列の柱18Aと外側の列の柱18Bを各層毎
に梁18Cで連結し、内側の列の隣接する柱18A同士
及び外側の列の隣接する柱18B同士を各層毎に梁で連
結し、かつブレース18Dを各層毎に設けて、既存建築
物1の前後左右の外周面に沿ってそれぞれ縦(鉛直)方
向に延びるメガストラクチャー18の側方の多層の部分
を建築し、前後左右のメガストラクチャー18の側方の
多層の部分の上部間に上側の梁18E,下側の梁18
F、柱18G、ブレース18H等からなるメガストラク
チャーを建築し、横(水平)方向に延びるメガストラク
チャー18の上方の単層の部分とする。補強用架構10
を構成するメガストラクチャー18をその多数の箇所で
常法により既存建築物1に緊結する。図9に示す例で
は、例えば、メガストラクチャー18の内側の列の柱1
8A及び内側の列の隣接する柱18A同士を連結する梁
を、既存建築物1の外側の突条部5に常法により緊結す
る。なお、必要に応じて、メガストラクチャー18の内
側の列の柱18Aを、既存建築物1の外周部の柱2に適
宜のやり方で緊結する。
した構成を備えることにより、次の(イ)〜(ニ)の効
果を奏する。 (イ)請求項1の既存建築物の耐震補強法は、既存建築
物の外側に、剛性や耐力の高い補強用架構を既存建築物
に近づけて建築し、この補強用架構をその多数の箇所で
既存建築物に緊結する既存建築物の耐震補強法におい
て、既存建築物は多数の柱、梁、床等により多層に建築
されていて、その外周部の隣接する対の柱及び梁により
構成される枠内に窓部が設けられてあり、補強用架構
は、高い剛性や耐力を有しかつ既存建築物の高さと略一
致する高さを有する複数のフレームを既存建築物の前後
左右を囲むように既存建築物と別個に建築し、かつ各フ
レームの端部を互いに連結して造り、前記フレームは、
多数の柱、梁等を互いに連結して平面状に建築し、前記
フレームの柱及び梁を既存建築物の外周部の各柱及び梁
に対応する位置にそれぞれ配置し、前記フレームの柱の
幅をこれに対応する既存建築物の外周部の柱の幅に略一
致させ、前記フレームの梁の成をこれに対応する既存建
築物の外周部の梁の成と床の厚さとの和に略一致させる
ようにし、補強用架構のフレームの梁及び又は柱をこれ
らに対向する既存建築物の外側の部分に多数の箇所で緊
結するから、次の(1)〜(4)の効果を奏する。 (1)補強用架構は、既存建築物の高さと略一致する高
さを有する複数のフレームを既存建築物の前後左右を囲
むように既存建築物と別個に建築し、かつ各フレームの
端部を互いに連結して造り、補強用架構の梁及び又は柱
をこれに対向する既存建築物の外側の部分に多数の箇所
で緊結して、既存建築物を耐震補強するから、既存建築
物の外側から耐震補強のための工事を行なうことがで
き、既存建築物の内部に手を加える必要がなく、既存建
築物を使用しながら耐震補強できる。 (2)既存建築物の内部に手を加えないから、従来の耐
震補強法のように、部屋の使用勝手の阻害、部屋の有効
面積の減少、工事中の建築物使用の制限・安全確保の必
要性、建築物内の仕上げの撤去・復旧の無駄、産業廃棄
物の大量発生及び設備の切り回し工事の問題等は生じな
い。 (3)既存建築物の前後左右の外側に、高い剛性や耐力
を有しかつ既存建築物の高さと略一致する高さを有する
複数のフレームからなる補強用架構を既存建築物と別個
に建築するから、この補強用架構のデザインにより既存
建築物の外観の一新が図れるので、リニューアルの効果
があり、工事費の大幅な低減及び工期の大幅な短縮が可
能になる。 (4)補強用架構の各フレームの柱及び梁を既存建築物
の外周部の各柱及び梁に対応する位置にそれぞれ配置
し、前記フレームの柱の幅をこれに対応する既存建築物
の外周部の柱の幅に略一致させ、前記フレームの梁の成
をこれに対応する既存建築物の外周部の梁の成と床の厚
さとの和に略一致させるようにするから、既存建築物の
窓部に手を加えなくても、外観や採光を損なうことなく
耐震補強することができる。 (ロ)請求項2の既存建築物の耐震補強法は、請求項1
記載の既存建築物の耐震補強法の前記の(1)〜(4)
の効果と同じ効果を奏し得るだけでなく、次の(5)の
効果を奏する。 (5)補強用架構のフレームの大きな剛性や耐力を必要
とする部分の柱にバットレスを設けるから、所望の剛性
や耐力を有する補強用架構のフレームを容易に得ること
ができる。
は、請求項1記載の既存建築物の耐震補強法の前記の
(1)及び(2)の効果と同じ効果を奏し得るだけでな
く、次の(6)〜(8)の効果を奏する。 (6)補強用架構のメガストラクチャーを、その鉛直方
向に延びる前後左右の多層の部分を既存建築物の前後左
右を近接して囲むように既存建築物と別個に建築し、そ
の水平方向に延びる上方の単層の部分を既存建築物の上
方を覆うように既存建築物と別個に建築し、かつ前記の
前後左右の多層の部分の上部と前記の上方の単層の部分
とを互いに連結して造るから、このメガストラクチャー
により既存建築物の外観の一新が図られ、リニューアル
の効果があり、工事費の大幅な低減及び工期の大幅な短
縮が可能になる。 (7)補強用架構のメガストラクチャーの前後左右の多
層の部分を、既存建築物の外側の前後左右にそれらの外
側面に沿って内側及び外側の二列に多数の柱を樹立し、
内側の列の柱と外側の列の柱とを各層毎に梁で連結し、
内側の列の隣接する柱同士及び外側の列の隣接する柱同
士を各層毎に梁で連結し、かつ各層にブレースを設けて
建築し、それらの柱及び梁を既存建築物の外周部の柱及
び梁又は床に対応させ、補強用架構のメガストラクチャ
ーの上方の単層の部分を前後左右の多層の部分の上部間
に多数の柱、上側の梁、下側の梁及びブレースを連結し
て建築し、前記の前後左右の多層の部分の上部と前記の
上方の単層の部分とを互いに連結するから、既存建築物
が大型の場合であっても、柱、梁、ブレース等を大型に
することなく、所望の剛性や耐力を有する補強用架構を
容易に建築することができる。 (8)補強用架構のメガストラクチャーの前後左右の多
層の部分の柱を既存建築物の外周部の柱に対応させて、
その前後左右の多層の部分の梁を既存建築物の外周部の
梁又は床に対応させ、補強用架構のメガストラクチャー
の前後左右の多層の部分の内側の梁及び又は柱をこれら
に対向する既存建築物の外側の部分に多数の箇所で緊結
するから、既存建築物の窓部に手を加えなくても、外観
や採光を損なうことなく耐震補強することができる。
は、次の(9)〜(11)の効果を奏する。 (9)耐震補強される既存建築物は多数の柱、梁、床等
からなる多層の建築物で構成されていて、その外周部の
隣接する対の柱及び梁により構成される枠内に窓部が設
けられてあり、補強用架構は既存建築物の外側の前後左
右を囲むように既存建築物と別個に建築されて既存建築
物の高さと略一致する高さを有しかつ高い剛性や耐力を
有する複数のフレームを備えていて、各フレームは互い
に連結されてあり、補強用架構のフレームの梁及び又は
柱はこれらに対向する既存建築物の外側の部分に多数の
箇所で緊結されているものであるから、建築物の内部及
び窓部に手を加えずに、既存建築物を耐震補強でき、従
来技術の問題が容易に解決され、工事費が大幅に低減さ
れ、工期が大幅に短縮されるものである。 (10)既存建築物の高さと略一致する高さを有しかつ
高い剛性や耐力を有する複数のフレームからなる補強用
架構が、既存建築物の前後左右の外側に、既存建築物と
別個に建築されているから、この補強用架構のデザイン
により既存建築物の外観が一新され、リニューアルの効
果がある。 (11)補強用架構の各フレームは、多数の柱、梁等を
互いに連結して平面状に建築され、前記フレームの柱及
び梁は既存建築物の外周部の各柱及び梁に対応する位置
にそれぞれ配置され、前記フレームの柱の幅がこれに対
応する既存建築物の外周部の柱の幅に略一致するように
され、前記フレームの梁の成がこれに対応する既存建築
物の外周部の梁の成と床の厚さの和に略一致するように
されているから、既存建築物の外側の前後左右に前記フ
レームを設けても、外観や採光を損なうことがない。 (ホ)請求項5の耐震補強された建築物は、次の(1
2)〜(14)の効果を奏する。 (12)既存建築物は多数の柱、梁、床等からなる多層
の建築物で構成されていて、その外周部の隣接する対の
柱及び梁により構成される枠内に窓部が設けられてあ
り、補強用架構のメガストラクチャーは、既存建築物の
外側の前後左右を囲むように既存建築物と別個に建築さ
れた鉛直方向に延びる前後左右の多層の部分と、既存建
築物の上方を覆うように既存建築物と別個に建築された
水平方向に延びる上方の単層の部分とを備え、前記前後
左右の多層の部分と前記の上方の単層の部分とが互いに
連結され、補強用架構のメガストラクチャーの前後左右
の多層の部分の内側の梁及び又は柱をこれらに対向する
既存建築物の外側の部分に多数の箇所で緊結されている
から、建築物の内部及び窓部に手を加えずに、既存建築
物を耐震補強でき、従来技術の問題が容易に解決され、
工事費が大幅に低減され、工期が大幅に短縮されるもの
である。 (13)補強用架構のメガストラクチャーは、既存建築
物の外側の前後左右を囲むように既存建築物と別個に建
築された鉛直方向に延びる前後左右の多層の部分と、既
存建築物の上方を覆うように既存建築物と別個に建築さ
れた水平方向に延びる上方の単層の部分とを備え、前記
側方の多層の部分と前記上方の単層の部分とが互いに連
結され、前記前後左右の多層の部分は、既存建築物の外
側の前後左右にその外側面に沿って内側及び外側の二列
に多数の柱を樹立し、内側の列の柱と外側の列の柱とを
各層毎に梁で連結し、内側の列の隣接する柱同士及び外
側の列の隣接する柱同士を各層毎に梁で連結し、かつ各
層にブレースを設けて建築されてあり、上方の単層の部
分は前後左右の多層の部分の上部間に多数の柱、上側の
梁、下側の梁及びブレースを連結して建築されてあるも
のであるから、既存建築物が大型の場合であっても、
柱、梁、ブレース等を大型にすることなく、所望の剛性
や耐力を有する補強用架構を容易に得ることができる。 (14)補強用架構のメガストラクチャーの前後左右の
多層の部分の各柱は既存建築物の外周部の柱に対応さ
せ、その前後左右の多層の部分の各梁は既存建築物の外
周部の梁又は床に対応させ、補強用架構のメガストラク
チャーの前後左右の多層の部分の内側の梁及び又は柱を
これらに対向する既存建築物の外側の部分に多数の箇所
で緊結してあるから、既存建築物の窓部に手を加えなく
ても、外観や採光を損なうことなく耐震補強することが
できる。また、メガストラクチャーからなる補強用架構
は既存建築物の前後左右及び上を覆うように建築されて
いるから、その補強用架構のデザインにより既存建築物
の外観が一新され、リニューアルの効果もある。
概略的な平面図
部の側面図
純ラーメン構造の正面図
耐震壁を含むラーメン構造の正面図
ブレースを含むラーメン構造の正面図
外観の一部を示す正面図
外観の一部を示す正面図
ットレスを含む要部の側面図
を使って耐震補強した建築物を柱のところで縦断した概
略的な側面図
Claims (5)
- 【請求項1】既存建築物の外側に、剛性や耐力の高い補
強用架構を既存建築物に近づけて建築し、この補強用架
構をその多数の箇所で既存建築物に緊結する既存建築物
の耐震補強法において、既存建築物は多数の柱、梁、床
等により多層に建築されていて、その外周部の隣接する
対の柱及び梁により構成される枠内に窓部が設けられて
あり、補強用架構は、高い剛性や耐力を有しかつ既存建
築物の高さと略一致する高さを有する複数のフレームを
既存建築物の前後左右を囲むように既存建築物と別個に
建築し、かつ各フレームの端部を互いに連結して造り、
前記フレームは、多数の柱、梁等を互いに連結して平面
状に建築し、前記フレームの柱及び梁を既存建築物の外
周部の各柱及び梁に対応する位置にそれぞれ配置し、前
記フレームの柱の幅をこれに対応する既存建築物の外周
部の柱の幅に略一致させ、前記フレームの梁の成をこれ
に対応する既存建築物の外周部の梁の成と床の厚さとの
和に略一致させるようにし、補強用架構のフレームの梁
及び又は柱をこれらに対向する既存建築物の外側の部分
に多数の箇所で緊結することを特徴とする既存建築物の
耐震補強法。 - 【請求項2】既存建築物の外側に、剛性や耐力の高い補
強用架構を既存建築物に近づけて建築し、この補強用架
構をその多数の箇所で既存建築物に緊結する既存建築物
の耐震補強法において、既存建築物は多数の柱、梁、床
等により多層に建築されていて、その外周部の隣接する
対の柱及び梁により構成される枠内に窓部が設けられて
あり、補強用架構は、高い剛性や耐力を有する複数のフ
レームを既存建築物の前後左右を囲むように既存建築物
と別個に建築し、かつ各フレームの端部を互いに連結し
て造り、前記フレームは、多数の柱、梁等を互いに連結
して平面状に建築し、フレームの大きな剛性や耐力を必
要とする部分の柱にバットレスを設け、前記フレームの
柱及び梁を既存建築物の外周部の各柱及び梁に対応する
位置にそれぞれ配置し、前記フレームの柱の幅をこれに
対応する既存建築物の外周部の柱の幅に略一致させ、前
記フレームの梁の成をこれに対応する既存建築物の外周
部の梁の成と床の厚さとの和に略一致させるようにし、
補強用架構のフレームの梁及び又は柱をこれらに対向す
る既存建築物の外側の部分に多数の箇所で緊結すること
を特徴とする既存建築物の耐震補強法。 - 【請求項3】既存建築物の外側に、剛性や耐力の高いメ
ガストラクチャーからなる補強用架構を既存建築物に近
づけて建築し、この補強用架構をその多数の箇所で既存
建築物に緊結する既存建築物の耐震補強法において、既
存建築物は多数の柱、梁、床等により多層に建築されて
いて、その外周部の隣接する対の柱及び梁により構成さ
れる枠内に窓部が設けられてあり、補強用架構のメガス
トラクチャーは、その鉛直方向に延びる前後左右の多層
の部分を既存建築物の前後左右を囲むように既存建築物
と別個に建築し、その水平方向に延びる上方の単層の部
分を既存建築物の上方を覆うように既存建築物と別個に
建築し、かつ前記前後左右の多層の部分の上部と前記上
方の単層の部分とを互いに連結して造り、前記前後左右
の多層の部分は、既存建築物の外側の前後左右にそれら
の外側面に沿って内側及び外側の二列に多数の柱を樹立
し、内側の列の柱と外側の列の柱とを各層毎に梁で連結
し、内側の列の隣接する柱同士及び外側の列の隣接する
柱同士を各層毎に梁で連結し、各層にブレースを設けて
建築し、かつ補強用架構のメガストラクチャーの前後左
右の多層の部分の柱を既存建築物の外周部の柱に対応さ
せ、その前後左右の多層の部分の梁を既存建築物の外周
部の梁又は床に対応させ、前記上方の単層の部分は前後
左右の多層の部分の上部間に多数の柱、上側の梁、下側
の梁及びブレースを連結して建築し、補強用架構のメガ
ストラクチャーの前後左右の多層の部分の内側の梁及び
又は柱をこれらに対向する既存建築物の外側の部分に多
数の箇所で緊結することを特徴とする既存建物の耐震補
強法。 - 【請求項4】既存建築物の外側に、剛性や耐力の高い補
強用架構を既存建築物に近づけて建築し、この補強用架
構をその多数の箇所で既存建築物に緊結して耐震補強さ
れた建築物のにおいて、既存建築物は多数の柱、梁、床
等からなる多層の建築物で構成されていて、その外周部
の隣接する対の柱及び梁により構成される枠内に窓部が
設けられてあり、補強用架構は、既存建築物の前後左右
を囲むように既存建築物と別個に建築されて既存建築物
の高さと略一致する高さを有しかつ高い剛性や耐力を有
する複数のフレームで構成され、該フレームは、多数の
柱、梁等を互いに連結して平面状に建築され、前記フレ
ームの柱及び梁は既存建築物の外周部の各柱及び梁に対
応する位置に配置され、前記フレームの柱の幅がこれに
対応する既存建築物の外周部の柱の幅に略一致するよう
にされ、前記フレ ームの梁の成がこれに対応する既存建
築物の外周部の梁の成と床の厚さの和に略一致するよう
にされ、かつ各フレームは互いに連結され、補強用架構
のフレームの梁及び又は柱はこれらに対向する既存建築
物の外側の部分に多数の箇所で緊結されていることを特
徴とする耐震補強された建築物。 - 【請求項5】既存建築物の外側に、剛性や耐力の高いメ
ガストラクチャーからなる補強用架構を既存建築物に近
づけて建築し、この補強用架構をその多数の箇所で既存
建築物に緊結して既存建築物を耐震補強した建築物にお
いて、既存建築物は多数の柱、梁、床等からなる多層の
建築物で構成されていて、その外周部の隣接する対の柱
及び梁により構成される枠内に窓部が設けられてあり、
補強用架構のメガストラクチャーは、既存建築物の外側
の前後左右を囲むように既存建築物と別個に建築された
鉛直方向に延びる前後左右の多層の部分と、既存建築物
の上方を覆うように既存建築物と別個に建築された水平
方向に延びる上方の単層の部分とを備え、前記前後左右
の多層の部分と前記上方の単層の部分とが互いに連結さ
れ、前記前後左右の多層の部分は、既存建築物の外側の
前後左右にその外側面に沿って内側及び外側の二列に多
数の柱を樹立し、内側の列の柱と外側の列の柱とを各層
毎に梁で連結し、内側の列の隣接する柱同士及び外側の
列の隣接する柱同士を各層毎に梁で連結し、かつ各層に
ブレースを設けて建築されてあり、前記補強用架構のメ
ガストラクチャーの前後左右の多層の部分の各柱は既存
建築物の外周部の柱に対応させ、その前後左右の多層の
部分の各梁は既存建築物の外周部の梁又は床に対応させ
てあり、前記上方の単層の部分は前後左右の多層の部分
の上部間に多数の柱、上側の梁、下側の梁及びブレース
を連結して建築されてあり、補強用架構のメガストラク
チャーの前後左右の多層の部分の内側の梁及び又は柱を
これらに対向する既存建築物の外側の部分に多数の箇所
で緊結されていることを特徴とする耐震補強された建築
物。
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- 1996-01-30 JP JP03551996A patent/JP3367011B2/ja not_active Expired - Fee Related
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