JPH04237743A - ユニット住宅 - Google Patents

ユニット住宅

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JPH04237743A
JPH04237743A JP1846191A JP1846191A JPH04237743A JP H04237743 A JPH04237743 A JP H04237743A JP 1846191 A JP1846191 A JP 1846191A JP 1846191 A JP1846191 A JP 1846191A JP H04237743 A JPH04237743 A JP H04237743A
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JP
Japan
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unit house
unit
reinforcing plate
housing
housing units
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JP1846191A
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Fumiaki Kuwabara
史明 桑原
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の住宅ユニットを
組み合わせて建てられるユニット住宅に関する。
【0002】
【背景技術】図9には、ユニット住宅を建てる場合に使
用されている住宅ユニット1の骨組み2が示されている
。同図によれば、骨組み2は、四隅の4本の柱10の上
端間および下端間を各4本の上梁11、下梁12で結合
することにより構成されている。この骨組み2に壁材や
天井材、床材等が工場で取付けられて住宅ユニット1が
生産される。
【0003】このように、予め工場で生産された複数の
住宅ユニット1を建設現場で組み合わせ、さらに屋根ユ
ニット3等を組み合わせることにより、図10に示され
るユニット住宅4が建てられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ユニット住宅4は住宅ユニット1を単純に積重ね、基礎
と住宅ユニット1および住宅ユニット1同士をアンカー
ボルト、ボルト、連結板等で結合するだけであった。
【0005】このようなユニット住宅では、ユニット住
宅4に地震や暴風時等、水平方向の荷重が働く際、以下
のような応力状態となる。すなわち、図11は、従来の
ユニット住宅4において水平方向に荷重が働く場合の応
力図を示す。同図に示されるように、ユニット住宅4に
左方向から水平荷重Pが働いたとすると、一方の柱を1
0Aとし、他方を10Bとした時、柱10Aと10Bと
は図12における実線16で示すような形に変形しよう
とし、その結果、それぞれの住宅ユニット1の左側の柱
10Aに引張力13が、右側の柱10Bに圧縮力14が
それぞれ発生する。
【0006】また、ユニット住宅4の基礎にはこの引張
力13に対する反力Tが、圧縮力14に対する反力Nが
それぞれ発生する。
【0007】このように、従来では、それぞれの住宅ユ
ニット1の骨組みは多くの鋼材を使用して構成されてい
るが、これらの住宅ユニット1を組み合わせて建てられ
たユニット住宅の剛性は、使用された鋼材の量の程には
大きいものとはなっていなかった。
【0008】また、従来のユニット住宅4では、前述の
通り隣接する柱10B,10Aに互いに反対方向の引張
力と圧縮力が作用し、これらの反力T,Nが住宅の基礎
に作用する剪断力となる、この剪断力のため、基礎の強
度を大きくしなければならなかった。
【0009】本発明の目的は、少ない接合材の追加でユ
ニット住宅全体の剛性を高めることができ、また、基礎
に作用する剪断力を小さくできるユニット住宅を提供す
るにある。
【課題を解決するための手段】本発明は複数の住宅ユニ
ットを組み合わせることにより建てられるユニット住宅
において、隣接する複数の住宅ユニットの隣り合う柱に
これらの柱間にわたる接合部材を架け渡し、この接合部
材で前期複数の住宅ユニット相互を補強連結してユニッ
ト住宅を構成したものである。
【0010】
【作用】複数の住宅ユニットを組み合わせることにより
建てられるユニット住宅において、隣接する複数の住宅
ユニットの隣り合う柱に、これらの柱間に接合部材が架
け渡されて隣り合う柱は一本の組み合せ柱となる。この
隣り合う柱には、本来は引張力と圧縮力がそれぞれ掛か
るのであるが一本の組み合せ柱とされた結果、お互いの
荷重が相殺されて、組み合せ柱には負担が小さくなり、
従って組み合せ柱の部分の基礎には負担が少なくてすむ
。組み合わせ柱にすることにより剛性が個々の柱の和よ
りも著しく大きくなることにより、住宅全体の変形が押
えられ、また、基礎に作用する剪断力が小さくなり、、
このことにより前期目的が達成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には本実施例のユニット住宅図が示されて
いる。本実施例のユニット住宅5においても、前記従来
のユニット住宅4で説明したように複数の住宅ユニット
1および屋根ユニット3を組み合わせてユニット住宅5
が構成されている。従って従来のユニット住宅4と同一
のものには同一符号を付すとともに、説明も簡略化ある
いは省略する。
【0012】本実施例のユニット住宅5においては、複
数の住宅ユニット1を組み合わせた後に、隣り合う柱1
0B,10A間に接合部材である補強板6が架け渡され
て取付けられている。
【0013】この補強板6としては、図2に詳細が示さ
れているように複数の面材が用いられており、構造用合
板、パーティクルボート、石膏ボートあるいは鋼板等の
単一材が使用されている。このような補強板6が、隣り
合う柱10B,10Aにビス7や特殊釘あるいは接着剤
によって貼り付けられ、柱10B,10A同士が連結さ
れている。
【0014】ビス7や特殊釘を利用して補強板6を柱1
0B,10Aに取り付ける場合、補強板6の材質により
補強板6の端部等が割れないように、なおかつ剛性は向
上するように、取付け位置、ビス等の大きさおよび数量
が決められる。
【0015】次に本実施例の作用を図3に示された本実
施例のユニット住宅における応力状態図および図4に示
された変形図を基にして説明する。
【0016】同図によれば、ユニット住宅5に水平方向
の荷重Pが働いた場合、ユニット住宅5の住宅ユニット
1は、前記した従来のユニット住宅4におけると同様に
図4における実線16で示すような形に変形しようとし
、その結果、住宅ユニット1には引張力13と圧縮力1
4とが生じる。また、柱10Aには本来なら、つまり、
補強板6がない場合は、引張力13に対する反力T′が
、柱10Bには圧縮力14に対する反力N′がそれぞれ
発生するはずである。
【0017】ところが、この隣り合う柱10A,10B
には補強板6が架け渡されており、柱10A,10Bは
一本の組み合せ柱とされている。従って、柱10A,1
0Bに生ずる引張力13と圧縮力14とは組み合せ柱に
は、引張力13と圧縮力14とからの反力N′、T′は
発生しない。
【0018】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、隣接する住宅ユニット1の隣り
合う柱10B,10A同士を補強板6で連結補強して一
本の組み合せ柱としてあるので、ユニット住宅5に対し
て水平荷重Pが働いても、組み合せ柱の部分の引張力1
3と圧縮力14とが相殺されてゼロとなる結果、柱の軸
変形が小さくなり、組み合わせ柱として曲げ剛性が大き
くなり効果と合わせて建物全体の剛性が高くなってユニ
ット住宅5全体としての変形を押えることができる。ま
た、ユニット住宅5に働く荷重の一部は補強板6が負担
するので、その分アンカーボルトに働く軸力が減少する
。その結果、基礎に働く上下方向の反力はユニット住宅
5の両端の柱10A,10Bに生ずる反力N′、T′の
みとなり、基礎の剪断力が小さくなるので、設計時に基
礎の強度を必要以上に大きくするなどの配慮が不要とな
る。
【0019】さらに、隣り合う柱10B,10A同士を
補強板6で連結し、一本の組み合せ柱としたので、柱1
0B,10Aに掛かっていた引張力13と圧縮力14が
相殺によってゼロとなり、その効果も含め、ユニット住
宅全体の剛性が高まった。そのため、地震、風等による
振動の影響を受けにくく、従って居住性が向上するもの
となった。
【0020】また、補強板6として合板を使用した場合
、仕上のための下地材に兼用することもできる。
【0021】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形等を含むものである
【0022】すなわち、前記実施例の補強板6は2枚の
面材を隣り合う柱10B,10Aの同一方向の面の略全
面にわたって取付けていたが、もちろん1枚の面材とし
てもよく、また図5に示されるようなものとしてもよい
。同図によれば、隣り合う柱10B,10Aの同一方向
の面の上端および下端に、平板鋼、H形鋼、溝形鋼、各
形鋼管等の単一材からなる補強板6Aがボルト締めある
いは溶接で取付けられている。この補強板6Aの数は適
宜増やしてもよい。この実施例では補強板6Aの取付け
が簡単である。
【0023】また、前記図5で示した補強板6Aを図6
に示されるように千鳥足状に配置してもよい。
【0024】さらに、補強板6の断面形状としては、前
記各実施例では、面材を隣り合う柱10B,10Aの同
一方向の面のみにわたって取付けていたが、これに限ら
ない。例えば図7に示されるようにしてもよい。同図に
よれば、対角線上にある柱の一つを包み込み、この柱と
隣り合う2本の柱にわたって折り曲げ形成された鋼板製
の補強板6が対向して取付けられている。
【0025】さらにまた、前記補強板6は図8に示され
るような補強板としてもよい。同図によれば、4本の柱
の内、一つの同一面が面材6Aで連結され、他の面は三
面を囲った断面コ字形の補強板6で連結されている。
【0026】要するに、上記いずれの場合でも、補強板
が複数の住宅ユニット1の隣り合う柱間に架け渡されて
固定され、それらの住宅ユニット1を連結補強するもの
であればよい。
【0027】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のユニッ
ト住宅によれば、少ない接合部材の追加でユニット住宅
全体の剛性を高めることができるとともに、基礎に作用
する剪断力を小さくできるという効果がある。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユニット住宅の一実施例を示す全
体図である。
【図2】同ユニット住宅における補強板の取付状態を示
す分解斜視図である。
【図3】同ユニット住宅における応力図である。
【図4】同ユニット住宅における変形図である。
【図5】同ユニット住宅における第1の別実施例図であ
る。
【図6】同ユニット住宅における第2の別実施例図であ
る。
【図7】同ユニット住宅における補強板の取付状態の第
1の別実施例図である。
【図8】同ユニット住宅における補強板の取付形態の第
2の別実施例図である。
【図9】住宅ユニットの詳細図である。
【図10】従来のユニット住宅図である。
【図11】従来のユニット住宅における応力図である。
【図12】従来のユニット住宅における変形図である。
【符号の説明】
1  住宅ユニット 3  屋根ユニット 5  ユニット住宅 6  補強板(接合部材) 10  柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の住宅ユニットを組み合わせることに
    より建てられるユニット住宅において、隣接する複数の
    住宅ユニットの隣り合う柱にこれらの柱間にわたる接合
    部材を架け渡し、この接合部材で前期複数の住宅ユニッ
    ト相互を補強連結したことを特徴とするユニット住宅。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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