JP2001288817A - ユニット建物の補強構造 - Google Patents

ユニット建物の補強構造

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JP2001288817A
JP2001288817A JP2000103642A JP2000103642A JP2001288817A JP 2001288817 A JP2001288817 A JP 2001288817A JP 2000103642 A JP2000103642 A JP 2000103642A JP 2000103642 A JP2000103642 A JP 2000103642A JP 2001288817 A JP2001288817 A JP 2001288817A
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floor
building
opening
reinforcing
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JP2000103642A
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Okitoshi Haneda
臣利 羽田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部が設けられている建物ユニットを従来
より効率よく補強するユニット建物の補強構造や、建物
ユニットを従来のフレームより効率よく補強したり、隣
接する建物ユニット間を従来より効率よく連結して補強
するユニット建物の補強構造を提供する。 【解決手段】 床梁12と天井梁13の間に差し渡され
た2本の縦フレーム4、4と、この2本の縦フレーム
4、4に差し渡された横フレーム5で囲まれた開口部3
を設け、この横フレーム5と天井梁13の間に補強枠6
を差し渡した建物ユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニット建物の補強
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の工業生産化率を高める一方式とし
て、ユニット建物が普及している。このユニット建物
は、1棟の建物を予めいくつかの運搬可能な大きさの建
物ユニットや屋根ユニット、屋根パネル等の屋根構造体
に分けて工場で生産した後、この複数個の建物ユニット
や屋根構造体を施工現場に運搬し、予め準備した基礎の
上に据え付け、組み立てる方式の建物である。
【0003】このユニット建物の組立は、先ず、複数個
の建物ユニットを基礎の上に据え付け相互に連結して1
階を形成し、次に、据え付けられた建物ユニットの上に
複数個の建物ユニットを据え付け相互に連結して上階を
形成し、更に、最上階の建物ユニットの上に屋根ユニッ
トや屋根パネルを取り付け、相互に連結することで行わ
れている。
【0004】このユニット建物を構成する建物ユニット
としては種々なものが知られているが、床梁、天井梁、
柱を箱形に組み立てた骨格を有するものが多い。そし
て、このユニット建物を補強する方法としては、種々な
構造が知られている。例えば、特開昭56−13933
0号公報(従来例1と称する)には、建物ユニットの床
梁と天井梁の間に2本の縦材を差し渡し、この2本の縦
材に横材を差し渡して補強することや、矩形状に組み立
てられた天井梁の対角に線材を差し渡して補強すること
が知られている。
【0005】又、特開平2−197637号公報(従来
例2と称する)には、前記2本の縦材に横材を差し渡
し、この縦材と横材とで形成される矩形の中に斜め材を
差し渡した構造が記載されている。又、特公平8−14
149号公報(従来例3と称する)には、柱と天井梁の
間や柱と床梁の間に斜め方向に差し渡した斜め材で補強
する構造が知られている。
【0006】又、特許第2649732号公報(従来例
4と称する)には、従来例2の一方の縦材を柱とした構
造が記載されている。このように、従来例1〜4に記載
されている構造で補強すると、建物ユニットが頑丈にな
って、十分な強度が得られ、耐震性や耐風性が向上する
ので、極めて好ましい。又、ユニット建物全体を補強す
る構造としては、特開平11−336199号公報(従
来例5と称する)に、隣接する建物ユニットを平面剛性
補強材で連結して補強することが記載されている。
【0007】一方、この建物ユニットの床梁、天井梁、
柱で構成される垂直面には、多くの場合、窓や出入口等
の開口部が設けられている。建物ユニットの開口部の構
造としては、特開2000−54501号公報(従来例
6と称する)に記載あるように、床梁と天井梁の間に2
本の縦材を差し渡し、この2本の縦材の間に横材を差し
渡して、この縦材と横材とで囲まれた開口部を設ける構
造が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1〜4
では、棒状の材を取り付けて補強しているが、この棒状
の材より安価な補強手段で補強することが要望されてい
る。又、従来例5では、隣接する建物ユニット間を平面
剛性補強材で連結して補強しているが、この平面剛性補
強材より安価な補強手段で補強することが要望されてい
る。
【0009】又、従来例6のように、建物ユニットに開
口部を設けると、建物ユニットの開口部のある壁部分が
開口されているだけ機械的強度が弱くなる。従って、こ
の開口部による機械的強度の低下を補強することが好ま
しい。この補強手段として、建物ユニットの他の部分を
例えば従来例1〜4に記載されているような構造で補強
しようとすると大規模となり、不経済であるという問題
がある。
【0010】そこで、本発明の目的は、開口部が設けら
れている建物ユニットを従来より効率よく補強するユニ
ット建物の補強構造や、建物ユニットを従来の材より効
率よく補強したり、隣接する建物ユニット間を従来より
効率よく連結して補強するユニット建物の補強構造を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、床梁、天井梁、柱が箱形に組み立てられた骨格を有
する複数個の建物ユニットが水平方向や垂直方向に組み
立てられたユニット建物の補強構造であって、前記建物
ユニットには、床梁と天井梁の間に差し渡された2本の
縦材と、この2本の縦材に差し渡された横材とで囲まれ
た開口部が設けられ、この横材と天井梁との間に補強枠
が差し渡されているものである。
【0012】この請求項1記載の発明においては、補強
枠を横材と天井梁の間に差し渡しているが、この補強梁
と横材や天井梁とを固定することが好ましい。この際の
天井梁と横材の固定は、溶接や高力ボルト・ナットで剛
接合状態になっていてもよいし、通常のボルト・ナット
でピン接合状態になっていてもよい。これに対して、補
強枠と天井梁の固定は、溶接または高力ボルト・ナット
等で剛接合状態になっていると補強効果が大きく好まし
い。
【0013】又、この開口部の上方または下方の2本の
縦材の間に補強枠が差し渡して補強してもよい。この
際、この床梁と天井梁の間に縦材を差し渡し、この縦材
に補強枠を差し渡しているが、この縦材と補強枠の固定
は溶接または高力ボルト・ナット等で剛接合状態になっ
ていると補強効果が大きく好ましい。
【0014】更に、縦材の開口部と反対側には、床梁と
天井梁との間に補強用縦材を差し渡し、この補強用縦材
と縦材との間に補強枠を差し渡して補強してもよい。こ
の際、補強用縦材と補強枠の固定は溶接または高力ボル
ト・ナット等で剛接合状態になっていると補強効果が大
きく好ましい。
【0015】請求項2記載の発明は、床梁、天井梁、柱
が箱形に組み立てられた骨格を有する複数個の建物ユニ
ットが水平方向や垂直方向に組み立てられたユニット建
物の補強構造であって、前記建物ユニットには、床梁と
天井梁の間に2本の縦材が差し渡され、この2本の縦材
間に木製または鉄製の枠と面材からなる耐力壁が設けら
れているものである。
【0016】請求項3記載の発明は、床梁、天井梁、柱
が箱形に組み立てられた骨格を有する複数個の建物ユニ
ットが水平方向や垂直方向に、床梁、天井梁、柱を対峙
させて組み立てられたユニット建物の補強構造であっ
て、前記隣接する2個の建物ユニットには、対峙する2
本の床梁、天井梁、柱のいずれかに、断面コ字形の長尺
補強材が、長手方向を床梁、天井梁または柱の長手方向
に向け、断面コ字形を2本の床梁、天井梁または柱に架
け渡した状態にして、取り付けられているものである。
【0017】(作用)請求項1記載の発明では、横材と
天井梁の間に補強枠が差し渡されているので、この開口
部を構成する横材にかかる力が補強梁によって天井梁に
伝えられ、その結果、開口部全体が補強される。従っ
て、この建物ユニットの開口部を設けることによる機械
的強度の減少を防ぐことができ、この建物ユニットの他
の部分の機械的強度を、例えば、従来例1〜4のよう
に、特別に補強する必要がない。その結果、この開口部
が設けられている建物ユニットを安価に製造することが
できる。
【0018】請求項2記載の発明では、建物ユニットに
は、床梁と天井梁の間に2本の縦材が差し渡され、この
2本の縦材間に木製または鉄製の枠と面材からなる耐力
壁が設けられているので、この耐力壁によって、効率よ
く補強できる。即ち、従来のように、線状の材で補強す
るより、面状の耐力壁で補強する方が効果的である。従
って、同じ機械的強度を有する建物ユニットを比較する
と、耐力壁で補強する方が材で補強するより建物ユニッ
トを安価に製造できる。
【0019】しかも、この2本の縦材間に木製または鉄
製の枠と面材からなる耐力壁が設けられているので、耐
力壁の高さが床梁と天井梁の間の距離より小さくても耐
力壁を取り付けることができる。尚、耐力壁が間仕切り
壁または内壁の一部になされていると、耐力壁が目立た
なくなると同時に、間仕切り壁または内壁の一部を省略
することができ、建物ユニットを安価に製造できる。
【0020】請求項3記載の発明では、隣接する2個の
建物ユニットには、対峙する2本の床梁、天井梁、柱の
いずれかに、断面コ字形の長尺補強材が、長手方向を床
梁、天井梁または柱の長手方向に向け、断面コ字形を2
本の床梁、天井梁または柱に架け渡した状態にして、柱
に取り付けられているので、従来例5記載の平面剛性補
強材より効率よく補強することができる。
【0021】即ち、断面コ字形の長尺補強材は、同じ体
積の補強材より、縦および高さを大きくすることがで
き、従って、それだけ曲げに対する機械的強度が大き
い。従って、従来例5より効果的に補強できる。その結
果、長尺補強材で補強した同じ機械的強度を有するユニ
ット建物と比較すると、断面コ字形の長尺補強材で補強
する方が平面剛性補強材で補強するよりユニット建物を
安価に製造できる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例で説明する。 (実施例1)図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はユニット建物を示す斜視図、図2は開口部の
ない建物ユニットの主要部を示す一部切欠斜視図、図3
は開口部が設けられている建物ユニットの主要部を示す
一部切欠斜視図である。
【0023】図1〜図3において、Uはユニット建物で
あり、このユニット建物Uは予め設けられている基礎9
9の上に6個の建物ユニット1が据え付けられ、相互に
連結されて1階が形成され、この建物ユニット1の上に
6個の建物ユニット1が据え付けられ、相互に連結され
て2階が形成され、この6個の建物ユニット1の上に屋
根パネル2が取り付けられたものである。
【0024】建物ユニット1には、開口部のない建物ユ
ニット1−1と、開口部3が設けられている建物ユニッ
ト1−2の2種類がある。開口部のない建物ユニット1
−1は従来の建物ユニットとほぼ同じである。即ち、図
2に示すように、矩形状の4隅に立設された4本の鋼製
の四角筒状体の柱11と、この4本の柱11の下部を矩
形の辺に沿って連結する4本の鋼製の断面コ字形長尺体
の床梁12と、4本の柱11の上部を矩形の辺に沿って
連結する4本の鋼製の断面コ字形長尺体の天井梁13と
からなる骨格を有する。
【0025】そして、この骨格の相対する床梁12、1
2に鋼製の四角筒状体の床小梁14が差し渡され、この
床小梁14の上に木製の床根太15が取り付けられ、こ
の床根太15の上にパーチクルボードの床材16が取り
付けられて床が形成され、相対する天井梁13、13に
木製の天井野縁17が差し渡され、この天井野縁17の
下面に石膏ボードの天井材18が取り付けられて天井が
形成され、更に、外壁等を設ける場所には、天井梁13
と床梁12に間柱19が差し渡され、この間柱19の内
側に内壁パネルが、外側に外壁パネルが取り付けられ、
この間に断熱材が挿入されて外壁が形成されて、開口部
のない建物ユニット1−1となる。
【0026】開口部3が設けられている建物ユニット1
−2は、建物ユニット1−1とほぼ同じであるが、外壁
部分に窓や出入口等の開口部3が設けられ、この開口部
3の周囲の構造が異なる。即ち、開口部3が設けられて
いる建物ユニット1−2は、図3に示すように、矩形状
の4隅に立設された4本の鋼製の四角筒状体の柱11
と、この4本の柱11の下部を矩形の辺に沿って連結す
る4本の鋼製の断面コ字形長尺体の床梁12と、4本の
柱11の上部を矩形の辺に沿って連結する4本の鋼製の
断面コ字形長尺体の天井梁13とからなる骨格を有す
る。
【0027】そして、この骨格の相対する床梁12、1
2に鋼製の四角筒状体の床小梁14が差し渡され、この
床小梁14の上に木製の床根太15が取り付けられ、こ
の床根太15の上にパーチクルボードの床材16が取り
付けられて床が形成され、相対する天井梁13、13に
木製の天井野縁17が差し渡され、この天井野縁17の
下面に石膏ボードの天井材18が取り付けられて天井が
形成され、更に、外壁等を設ける場所には、開口部のな
い部分の天井梁13と床梁12に間柱19が差し渡さ
れ、この間柱19の内側に内壁パネルが、外側に外壁パ
ネルが取り付けられ、この間に断熱材が挿入されて外壁
が形成されていることは開口部3のない建物ユニット1
−1と同じである。
【0028】開口部3のない建物ユニット1−1と異な
る点は、開口部3のある壁部分の開口部3の両側の位置
の床梁12と天井梁13に鋼製の縦材4が差し渡され、
開口部3の上側の位置の縦材4に鋼製の横材5が差し渡
されて、2本の縦材4、4と横材5と床梁12で囲まれ
た開口部3が設けられ、この横材5と天井梁13に3本
の補強枠6が差し渡され、この開口部3の周囲に額縁が
取り付けられ、この額縁の中に窓枠が取り付けられて窓
が形成されていることである。尚、開口部3の上側と両
側には、開口部3のない壁と同様に、外壁パネルと内壁
パネルが取り付けられている。屋根パネル2は従来とほ
ぼ同じであるので説明を省略する。
【0029】次に、このユニット建物Uの施工方法およ
び作用について説明する。工場で、建物ユニット1、屋
根パネル2等を製造する。この際、開口部3が設けられ
ている建物ユニット1−2の製造方法を説明する。図3
に示すように、矩形状の4隅に4本の柱11を立設し、
この4本の柱11の下部を矩形の辺に沿って4本の床梁
12で連結し、4本の柱11の上部を矩形の辺に沿って
4本の天井梁13で連結して建物ユニット1−2の骨格
を製造する。
【0030】次に、この骨格の相対する床梁12、12
に床小梁14を差し渡し、この床小梁14の上に床根太
15を取り付け、この床根太15の上に床材16を取り
付けて床を形成し、相対する天井梁13、13に天井野
縁17を差し渡し、この天井野縁17の下面に天井材1
8を取り付けて天井を形成し、更に、開口部のない壁部
分には、天井梁13と床梁12に間柱19を差し渡し、
この間柱19の内側に内壁パネルを、又、外側に外壁パ
ネルをそれぞれ取り付け、この間に断熱材を挿入して外
壁を形成する。
【0031】又、開口部3のある壁部分には、床梁12
と天井梁13の開口部3の両側の位置にそれぞれ縦材4
を差し渡し、ボルト・ナットでピン接合状態に固定し、
この両側の縦材4、4の開口部3の上側位置に横材5を
差し渡し、高力ボルト・ナットで剛接合状態に固定し
て、2本の縦材4、4と横材5と床梁12に囲まれた開
口部3を設け、この横材4と天井梁13に3本の補強枠
6を差し渡し、横材4と補強枠6を高力ボルト・ナット
で剛接合状態に固定し、天井13と補強枠6をボルト・
ナットでピン接合状態に固定し、この開口部3の周囲に
額縁を取り付け、この額縁の中に窓枠を取り付けて窓を
形成する。このようにして、開口部3が設けられている
建物ユニット1−2を製造する。
【0032】このようにして製造した建物ユニット1、
屋根パネル2等を施工現場に運搬し、施工現場では、予
め設けられている基礎99の上に6個の建物ユニット1
を据え付け、相互に連結して1階を形成し、この建物ユ
ニット1の上に6個の建物ユニット1を据え付け、相互
に連結して2階を形成し、この建物ユニット1の上に屋
根パネル2を取り付け、種々な仕上げを行うと、ユニッ
ト建物Uが完成する。
【0033】このようにして完成したユニット建物Uで
は、横材4と天井梁13の間に補強枠6が差し渡されて
いるので、この開口部3を構成する横材4にかかる力を
補強梁6が天井梁に伝える。その結果、開口部3全体が
補強される。従って、この建物ユニット1の壁部分に開
口部を設けることによる機械的強度の減少を防ぐことが
でき、この建物ユニット1のその他の部分の機械的強度
を特別に補強する必要がない。その結果、この開口部3
が設けられている建物ユニット1を安価に製造すること
ができる。
【0034】(実施例2)図4は本発明の他の実施例を
示すもので、開口部が設けられている建物ユニットの主
要部を示す一部切欠斜視図である。
【0035】この図4に示す実施例2を図1〜3に示す
実施例1と比較すると、建物ユニット1aの一種である
開口部3aが設けられている建物ユニット1a−2の開
口部3aの周囲の構造が異なる。即ち、開口部3aが設
けられている建物ユニット1a−2は、図4に示すよう
に、床梁12aと天井梁13aの間に差し渡された2本
の縦材4a、4aと、この2本の縦材4a、4aに差し
渡された横材5aが設けられていることは実施例1と同
じであるが、この実施例2では、更に、2本の縦材4
a、4aの開口部3aの下側位置の間にも横材5aが差
し渡され、2本の縦材4a、4aと2本の横材5a、5
aで囲まれた開口部3aが設けられ、この上側の横材5
aと天井梁13aの間に補強枠6aが差し渡され、更
に、下側の横材5aと床梁13aの間にも補強枠6aが
差し渡されていることが異なる。
【0036】次に、この開口部3aが設けられている建
物ユニット1a−2の製造方法を説明する。図4に示す
ように、矩形状の4隅に4本の柱11aを立設し、この
4本の柱11aの下部を矩形の辺に沿って4本の床梁1
2aで連結し、4本の柱11aの上部を矩形の辺に沿っ
て4本の天井梁13aで連結して建物ユニット1a−2
の骨格を製造する。
【0037】次に、この骨格の相対する床梁12a、1
2aに床小梁14aを差し渡し、この床小梁14aの上
に床根太15aを取り付け、この床根太15aの上に床
材16aを取り付けて床を形成し、相対する天井梁13
a、13aに天井野縁17aを差し渡し、この天井野縁
17aの下面に天井材18aを取り付けて天井を形成
し、更に、開口部のない壁部分には、天井梁13aと床
梁12aに間柱19aを差し渡し、この間柱19aの内
側に内壁パネルを、又、外側に外壁パネルをそれぞれ取
り付け、この間に断熱材を挿入して外壁を形成する。
【0038】又、開口部3aのある壁部分には、開口部
3aの両側の位置の床梁12aと天井梁13aに、縦材
4aを差し渡し、ボルト・ナットでピン接合状態に固定
し、この縦材4aの開口部3aの上側位置と下側位置に
それぞれ横材5aを差し渡し、高力ボルト・ナットで剛
接合状態に固定して、2本の縦材4a、4aと2本の横
材5a、5aで囲まれた開口部3aを形成し、この上側
の横材4aと天井梁13aに1本の補強枠6aを、又、
下側の横材4aと床梁12aに1本の補強枠6aを、そ
れぞれ差し渡し、横材4と補強枠6を高力ボルト・ナッ
トで剛接合状態に固定し、天井13と補強枠6aをボル
ト・ナットでピン接合状態に固定し、この開口部3aの
周囲に額縁を取り付け、この額縁の中に窓枠を取り付け
て窓を形成する。このようにして、開口部3aが設けら
れている建物ユニット1a−2を製造する。その他の構
造、施工方法および作用は実施例1とほぼ同じであるの
で、説明を省略する。
【0039】(実施例3)図5は本発明の別の実施例を
示すもので、開口部が設けられている建物ユニットの主
要部を示す一部切欠斜視図である。
【0040】この図5に示す実施例3を図4に示す実施
例2と比較すると、建物ユニット1bの一種である開口
部3bが設けられている建物ユニット1b−2の開口部
3bの周囲の構造が異なる。即ち、開口部3bが設けら
れている建物ユニット1b−2は、図5に示すように、
床梁12bと天井梁13bの間に差し渡された2本の縦
材4b、4bと、この2本の縦材4b、4bに差し渡さ
れた2本の横材5bとで囲まれた開口部3bが設けられ
ていることは実施例2と同じであるが、この実施例3で
は、横材と天井梁や床梁の間に補強枠がなく、開口部3
bの上方と下方の2本の縦材4b、4bの間にそれぞれ
補強枠6bが差し渡されていることが異なる。
【0041】次に、この開口部3bが設けられている建
物ユニット1b−2の製造方法を説明する。図5に示す
ように、矩形状の4隅に4本の柱11bを立設し、この
4本の柱11bの下部を矩形の辺に沿って4本の床梁1
2bで連結し、4本の柱11bの上部を矩形の辺に沿っ
て4本の天井梁13bで連結して建物ユニット1b−2
の骨格を製造する。
【0042】次に、この骨格の相対する床梁12b、1
2bに床小梁14bを差し渡し、この床小梁14bの上
に床根太15bを取り付け、この床根太15bの上に床
材16bを取り付けて床を形成し、相対する天井梁13
b、13bに天井野縁17bを差し渡し、この天井野縁
17bの下面に天井材18bを取り付けて天井を形成
し、更に、開口部のない壁部分には、天井梁13bと床
梁12bとに間柱19bを差し渡し、この間柱19bの
内側に内壁パネルを、又、外側に外壁パネルを取り付
け、この間に断熱材を挿入して外壁を形成する。
【0043】又、開口部3bのある壁部分には、開口部
3bの両側位置の床梁12aと天井梁13aに縦材4b
を差し渡し、ボルト・ナットでピン接合状態に固定し、
この縦材4bの開口部3bの上側位置と下側位置にそれ
ぞれ横材5bを差し渡し、高力ボルト・ナットで剛接合
状態に固定して、2本の縦材4b、4bと2本の横材5
b、5bで囲まれた開口部3bを形成し、この開口部3
bの上方と下方の2本の縦材4b、4bの間にそれぞれ
補強枠6bを差し渡し、高力ボルト・ナットで剛接合状
態に固定し、この開口部3bの周囲に額縁を取り付け、
この額縁の中に窓枠を取り付けて窓を形成する。このよ
うにして、開口部3bが設けられている建物ユニット1
b−2を製造する。その他の構造、施工方法は実施例2
とほぼ同じであるので説明を省略する。
【0044】このようにして製造したユニット建物で
は、開口部の上方と下方の2本の縦材4b、4bの間に
それぞれ補強枠6bが差し渡されているので、この開口
部3bを構成する横材4bにかかる力は縦材4b、4b
の間に差し渡されている補強枠6bに分散され、その結
果、開口部3b全体が補強される。従って、この建物ユ
ニット1bの壁部分に開口部3bを設けることによる機
械的強度の減少を防ぐことができ、この建物ユニット1
bのその他の部分の機械的強度を特別に補強する必要が
ない。その結果、この開口部3bが設けられている建物
ユニット1bを安価に製造することができる。
【0045】(実施例4)図6は本発明の更に別の実施
例を示すもので、開口部が設けられている建物ユニット
の主要部を示す一部切欠斜視図である。
【0046】この図6に示す実施例4を図1〜3に示す
実施例1と比較すると、建物ユニット1cの一種である
開口部3cが設けられている建物ユニット1c−2の開
口部3cの周囲の構造が異なる。即ち、開口部3cが設
けられている建物ユニット1c−2は、図6に示すよう
に、床梁12cと天井梁13cの間に差し渡された2本
の縦材4c、4cと、この2本の縦材4c、4cに差し
渡された横材5cと、床梁12cとで囲まれた開口部3
cが設けられていることは実施例1と同じであるが、こ
の開口部3cの両側の縦材4c、4cより外側の床梁1
2cと天井梁13cの間にそれぞれ補強用縦材7cが差
し渡され、この補強用縦材7cと縦材4cの間に2本ず
つ補強枠6c、6cが差し渡されていること、横材5c
と天井梁13cの間に3本でなく1本の補強枠6cが取
り付けられていることが異なる。
【0047】次に、この開口部3cを有する建物ユニッ
ト1c−2の製造方法を説明する。図6に示すように、
矩形状の4隅に4本の柱11cを立設し、この4本の柱
11cの下部を矩形の辺に沿って4本の床梁12cで連
結し、4本の柱11cの上部を矩形の辺に沿って4本の
天井梁13cで連結して建物ユニット1c−2の骨格を
製造する。
【0048】次に、この骨格の相対する床梁12c、1
2cに床小梁14cを差し渡し、この床小梁14cの上
に床根太15cを取り付け、この床根太15cの上に床
材16cを取り付けて床を形成し、相対する天井梁13
c、13cに天井野縁17cを差し渡し、この天井野縁
17cの下面に天井材18cを取り付けて天井を形成
し、更に、開口部のない壁部分には、天井梁13cと床
梁12cに間柱19cを差し渡し、この間柱19cの内
側に内壁パネルを、又、外側に外壁パネルを取り付け、
この間に断熱材を挿入して壁を形成する。
【0049】又、開口部3cのある壁部分には、開口部
3cの両側位置の床梁12cと天井梁13cに縦材4c
を差し渡し、ボルト・ナットでピン接合状態に固定し、
この縦材4cの開口部3cの上側位置に横材5cを差し
渡し、高力ボルト・ナットで剛接合状態に固定して、こ
の両側の縦材4c、4cと横材5cと床梁12cで囲ま
れた開口部3cを設け、横材5cと天井梁13cに1本
の補強枠6cを差し渡し、横材5cと補強枠6cを高力
ボルト・ナットで剛接合状態に固定し、補強枠6cと天
井梁13cをボルト・ナットでピン接合状態に固定し、
この開口部3cの両側の縦材4c、4cより外側の床梁
12cと天井梁13cの間にそれぞれ補強用縦材7cを
差し渡し、ボルト・ナットでピン接合状態に固定し、こ
の補強用縦材7cと縦材4cの間に2本ずつ補強枠6
c、6cを差し渡し、この補強枠6cと補強用縦材7c
や縦材4cを高力ボルト・ナットで剛接合状態に固定
し、この開口部3cの周囲に額縁を取り付け、この額縁
の中に窓枠を取り付けて窓を形成する。このようにし
て、開口部3cが設けられている建物ユニット1c−2
を製造する。その他の構造、施工方法は実施例1とほぼ
同じであるので説明を省略する。
【0050】このようにして製造したユニット建物で
は、縦材4cの外側には、床梁12cと天井梁13cの
間に補強用縦材7cが取り付けられ、この補強用縦材7
cと縦材4cの間に補強枠6cが差し渡されているの
で、この開口部3cを構成する縦材4cにかかる力が補
強枠6cを通して補強用縦材7cに伝えられ、この力に
対して縦材4cと補強用縦材7cの両方で抵抗する。即
ち、この縦材4cが補強用縦材7cによって補強されて
いる。その結果、開口部3c全体が補強される。
【0051】更に、横材5cと天井梁13cに補強枠6
cが差し渡されているので、実施例1と同様にこの横材
5cも補強される。従って、この建物ユニット1cの壁
部分に開口部を設けることによる機械的強度の減少を防
ぐことができ、この建物ユニット1cの他の部分の機械
的強度を特別に補強する必要がない。その結果、この開
口部3cが設けられている建物ユニット1cを安価に製
造することができる。
【0052】(実施例5)図7は本発明の更に別の実施
例を示すもので、(イ)は耐力壁を示す一部切欠斜視
図、(ロ)は建物ユニットに耐力壁を取り付けた状態の
主要部を示す斜視図である。
【0053】この図7に示す実施例5を図1〜3に示す
実施例1と比較すると、建物ユニット1dの構造が異な
る。即ち、建物ユニット1dは、開口部に関係なく、図
7に示すように、壁部分に耐力壁8dが取り付けられて
いることが異なる。
【0054】この耐力壁8dは、(イ)に示すように、
木材を矩形状に組み立てた木製の枠81dと、この中に
取り付けられた木製の桟82dと、上下の木製の枠81
dの内側にそれぞれ取り付けられた金属製の補強金具8
5dはからなる骨格を有し、この骨格の両側に石膏ボー
ドや硬質木片セメント板等の面材84dが取り付けられ
たものである。
【0055】そして、この耐力壁8dは、(ロ)に示す
ように、床梁12dと天井梁13dの間に立設され、上
下の補強金具85dをそれぞれ天井梁13dと床梁12
dに、ボルト・ナット86dで取り付けられているこ
と、この耐力壁8dが壁の一部となっていることが実施
例1と異なる。勿論、耐力壁8dのない場所には外壁パ
ネルや内壁パネル等の壁パネルが取り付けられている その他の構造、および、施工方法は実施例1と同じであ
るので説明を省略する。
【0056】この建物ユニット1dには、床梁12dと
天井梁13dの間に木製の枠と面材とからなる耐力壁8
dが取り付けられているので、従来のように、線状の材
で補強するより、面状の耐力壁8dで補強する方が効率
よく建物ユニット1dを補強することができる。又、こ
の耐力壁8dが間仕切り壁または内壁等の壁の一部とな
っているので、耐力壁8dが目立たないし、この部分の
間仕切り壁または内壁等の壁一部を省略することができ
る。
【0057】従って、同じ機械的強度を有する建物ユニ
ット1dを比較したときに、耐力壁8dで補強する方が
材で補強するより建物ユニット1dを安価に製造でき
る。又、補強金具85dが設けられているので、耐力壁
8dを天井梁13dと床梁12dに強固に取り付けるこ
とができ、建物ユニット1dが更に安価にすることがで
きる。
【0058】(実施例6)図8は本発明の更に別の実施
例を示すもので、(イ)は耐力壁を示す一部切欠斜視
図、(ロ)は耐力壁が取り付けた状態の主要部を示す建
物ユニットを示す斜視図である。
【0059】この図8に示す実施例6を図7に示す実施
例5と比較すると、耐力壁8eの構造と、取付構造が異
なる。即ち、耐力壁8eは四角筒状の金属製の材を矩形
状に組み立てた金属製の枠81eと、この中に取り付け
られた金属製の桟82eとからなる骨格を有し、この骨
格の両側に石膏ボードや硬質木片セメント板等の面材8
4eが取り付けられたものである。そして、図8に示す
ように、床梁12eと天井梁13eに差し渡されて2本
の縦材4eが設けられ、この2本の縦材4eに耐力壁8
eが取り付けられていることが異なる。その他の構造、
および、施工方法は実施例6と同じであるので説明を省
略する。
【0060】このように、この建物ユニット1eには、
床梁12eと天井梁13eに2本の縦材4eが差し渡さ
れ、この2本の縦材4eの間に耐力壁8eが取り付けら
れているので、耐力壁8eの高さが床梁12eと天井梁
13eの間の距離より小さくても取り付けることができ
る。その他の作用は実施例5とほぼ同じであるので説明
を省略する。
【0061】(実施例7)図9〜図11は本発明の更に
別の実施例を示すもので、図9はユニット建物を示す斜
視図、図10は図9のA部分の天井梁部分を示す断面
図、図11は長尺補強材を示す斜視図である。
【0062】この図9〜図11に示す実施例7では、図
9に示すように、ユニット建物Ufは、基礎99fの上
に6個の建物ユニット1fが、床梁、天井梁13f、柱
をそれぞれ対峙させて据え付けられ相互に連結されて1
階が形成され、この建物ユニット1fの上に6個の建物
ユニット1fが据え付けられ、相互に連結されて2階が
形成され、この6個の建物ユニット1fの上に屋根パネ
ル2fが取り付けられたものであるが、この際、隣接す
る建物ユニット1fの対峙する天井梁13fが長尺補強
材9fで連結されていることが従来の建物ユニットと異
なる。
【0063】従って、この隣接する天井梁13fの連結
構造を詳細に説明する。長尺補強板9fは、図11に示
すように、金属製の両側のフランジ91f、91fがウ
エッブ92fで連結された断面コ字形の長尺体である。
そして、図10に示すように、断面コ字形の長尺体であ
る隣接する天井梁13fがウエッブ132fを対峙さ
せ、このウエッブ132fの間にスペーサー95fを挟
んで、ボルト・ナットで連結されている。更に、この隣
接する2個の天井梁13fの上側のフランジ131fに
は、断面コ字形の長尺補強材9fが、長手方向を天井梁
13fの長手方向に合わせ、断面コ字形を天井梁13f
に架け渡した状態にして、架け渡され、この2本の天井
梁13fの上側フランジ131fと長尺補強板9fのウ
エッブ132fが、ボルト・ナットで連結されている。
その他の構造、および、施工方法は従来のユニット建物
とほぼ同じであるので説明を省略する。
【0064】このユニット建物Ufでは、隣接する建物
ユニット1fの対峙する天井梁13fに、断面コ字形の
長尺補強材9fが、長手方向を天井梁13fの長手方向
に合わせ、断面コ字形を天井梁13fに掛け渡した状態
にして、取り付けられているので、従来例5記載の平面
剛性補強材より効率よく補強することができる。即ち、
断面コ字形の長尺補強材9fは、同じ体積の平面剛性補
強材より、縦および高さを大きくすることができ、従っ
て、それだけ曲げに対する機械的強度が大きい。従っ
て、従来例5より効果的に補強できる。その結果、ユニ
ット建物を安価に製造できる。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、横材と天井梁の
間に補強枠が取り付けられているから、この補強枠によ
って、建物ユニットの開口部を設けることによる機械的
強度の減少を防ぐことができ、従って、この建物ユニッ
トの機械的強度を特別に補強する必要がなく、この開口
部が設けられている建物ユニットを安価に製造すること
ができる。
【0066】請求項2記載の発明は、建物ユニットに
は、床梁と天井梁の間に2本の補強用縦材が差し渡さ
れ、この2本の補強用縦材間に木製または鉄製の枠と面
材からなる耐力壁が設けられているから、耐力壁で補強
する方が線材で補強するより効率よく補強できるし、耐
力壁の高さが床梁と天井梁との間の距離より小さくても
取り付けることができる。
【0067】請求項3記載の発明は、隣接する建物ユニ
ットには、対峙する2本の床梁、天井梁、柱のいずれか
に、断面コ字形の長尺補強材が、長手方向を床梁、天井
梁または柱の長手方向に向け、断面コ字形を2本の床
梁、天井梁または柱に掛け渡した状態にして、取り付け
られているから、平面剛性補強材より効率よく補強する
ことができる。
【0068】しかも、床梁、天井梁、柱のいずれかを補
強することにより、その他の場所の補強、例えば、天井
面に対角の柱を結ぶ材や天井面に対角を結ぶ材等をする
必要がなくなるので、例えば、天井に吹き抜けを設けた
り、階段を設けたり、天井埋め込み設備を設けたり、壁
に開口部等を設けたりすることができ、設計の自由度が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ユニット建物
を示す斜視図である。
【図2】開口部のない建物ユニットの主要部を示す一部
切欠斜視図である。
【図3】開口部が設けられている建物ユニットの主要部
を示す一部切欠斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すもので、開口部が設
けられている建物ユニットの主要部を示す一部切欠斜視
図である。
【図5】本発明の別の実施例を示すもので、開口部が設
けられている建物ユニットの主要部を示す一部切欠斜視
図である。
【図6】本発明の更に別の実施例を示すもので、開口部
が設けられている建物ユニットの主要部を示す一部切欠
斜視図である。
【図7】本発明の更に別の実施例を示すもので、(イ)
は耐力壁を示す一部切欠斜視図、(ロ)は建物ユニット
に耐力壁を取り付けた状態の主要部を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の更に別の実施例を示すもので、(イ)
は耐力壁を示す一部切欠斜視図、(ロ)は耐力壁が取り
付けた状態の主要部を示す建物ユニットを示す斜視図で
ある。
【図9】本発明の更に別の実施例を示すもので、ユニッ
ト建物を示す斜視図である。
【図10】図9のA部分の天井梁部分を示す断面図であ
る。
【図11】長尺補強材を示す斜視図である。
【符号の説明】
U、Uf ユニット建物 1、1a、1b、1c、1d 建物ユニット 1−1 開口部のない建物ユニット 1−2、1a−2、1b−2、1c−2 開口部が設け
られている建物ユニット 12、12a、12b、12c、12d、12e 床梁 13、13a、13b、13c、13d、13e、13
f 天井梁 2 屋根パネル 3、3a、3b、3c 開口部 4、4a、4b、4c、4e 縦材 5、5a、5b、5c 横材 6、6a、6b、6c 補強枠 7c 補強用縦材 8d、8e 耐力壁 9f 長尺補強板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床梁、天井梁、柱が箱形に組み立てられ
    た骨格を有する複数個の建物ユニットが水平方向や垂直
    方向に組み立てられたユニット建物の補強構造であっ
    て、前記建物ユニットには、床梁と天井梁の間に差し渡
    された2本の縦材と、この2本の縦材に差し渡された横
    材とで囲まれた開口部が設けられ、この横材と天井梁と
    の間に補強枠が差し渡されていることを特徴とするユニ
    ット建物の補強構造。
  2. 【請求項2】 床梁、天井梁、柱が箱形に組み立てられ
    た骨格を有する複数個の建物ユニットが水平方向や垂直
    方向に組み立てられたユニット建物の補強構造であっ
    て、前記建物ユニットには、床梁と天井梁の間に2本の
    縦材が差し渡され、この2本の縦材の間に木製または鉄
    製の枠と面材からなる耐力壁が設けられていることを特
    徴とするユニット建物の補強構造。
  3. 【請求項3】 床梁、天井梁、柱が箱形に組み立てられ
    た骨格を有する複数個の建物ユニットが水平方向や垂直
    方向に、床梁、天井梁、柱を対峙させて組み立てられた
    ユニット建物の補強構造であって、前記隣接する2個の
    建物ユニットには、対峙する2本の床梁、天井梁、柱の
    いずれかに、断面コ字形の長尺補強材が、長手方向を床
    梁、天井梁または柱の長手方向に向け、断面コ字形を2
    本の床梁、天井梁または柱に架け渡した状態にして、取
    り付けられていることを特徴とするユニット建物の補強
    構造。
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