JP2001020435A - 界床用床パネル - Google Patents

界床用床パネル

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JP2001020435A
JP2001020435A JP11195804A JP19580499A JP2001020435A JP 2001020435 A JP2001020435 A JP 2001020435A JP 11195804 A JP11195804 A JP 11195804A JP 19580499 A JP19580499 A JP 19580499A JP 2001020435 A JP2001020435 A JP 2001020435A
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floor
beams
opening
support
cellular concrete
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JP11195804A
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Koji Yoshida
浩二 吉田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造作業が容易となる界床用床パネルを提供
すること。 【解決手段】 長辺床梁14A間に支持梁50としての
短辺床梁14Bおよびアングル材51を架け渡し、これ
ら短辺床梁14Bおよびアングル材51間には、支持部
材70としてのアングル材71を架け渡す。アングル材
71間には、開口部形成用軽量気泡コンクリート板41
Aを架け渡し、界床用床パネル4を構成する。このた
め、短尺の開口部形成用軽量気泡コンクリート板41A
を用いて、開口部5A、5Bを形成できるので、界床用
床パネルの製造作業を容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向配置された床
梁と、この床梁に沿って複数並設される軽量気泡コンク
リート板とを備える界床用床パネルに関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製造された建物ユニット
を、建築現場で複数組み合わせて形成されるユニット式
建物が利用されている。建物ユニットは、通常、四隅に
立設される柱と、これらの柱の上端間、下端間を相互に
連結する天井梁、床梁とから構成され、長さの異なる長
辺および短辺を備えた長方形状の平面形を有する直方体
状の骨組みを有している。この骨組みには、床面材、壁
面材、その他必要な設備部材が予め工場で取り付けられ
る。このようなユニット式建物によれば、予め建物ユニ
ットに床面材等が取り付けられているので、建築現場に
おいて、揚重機等により建物ユニットを所定位置に配置
することにより、ユニット式建物が短期間で形成される
ので、建築現場における工期を大幅に短縮することがで
きるという利点がある。
【0003】このような建物ユニットで集合住宅となる
ユニット式建物を建築する場合等には、2階以上に設置
される建物ユニットの床を界床とする必要がある。この
ため、耐火性能や遮音性能に優れた軽量気泡コンクリー
ト製の厚い面材(軽量気泡コンクリート板、以下、AL
C板という)で建物ユニットの底面を塞いでいる。そし
て、この底面を塞いだ建物ユニットを通常の建物ユニッ
トの上に積み重ね、上階の建物ユニットのALC板で界
床を形成している(特開平10−205150号公報等
参照)。
【0004】ところで、このようなユニット式建物の内
部にパイプスペースや吹き抜け用の開口部を形成するこ
とがある。この場合、界床用のALC板を有する建物ユ
ニットにおいては、当該ALC板に、前述の開口部の位
置に対応する凹部を形成し、当該開口部を避けるように
ALC板を配置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような界床では、
開口部の位置に応じて、ALC板に凹部を加工形成しな
ければならないので、各建物毎に開口部の位置や大きさ
が異なれば、それに応じて開口部の位置に配置されるA
LC板の加工を行わなければならず、製造作業が煩雑に
なるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、開口部を形成しても、製
造作業が容易となる界床用床パネルを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、図
面を参照して説明すると、対向配置された床梁14A
と、この床梁に沿って複数並設される軽量気泡コンクリ
ート板40とを備える界床用床パネル4であって、対向
する床梁間には、2本の支持梁14B,51が架け渡さ
れ、これらの支持梁間には、1本の支持部材71が架け
渡され、この支持部材および対向する床梁のうちの一方
の床梁間には、開口部形成用軽量気泡コンクリート板4
1が架け渡され、支持部材および対向する床梁のうちの
他方の床梁間には、開口部5Aが形成されていることを
特徴とする。ここで、床梁に沿って複数並設されると
は、言い換えると、複数の軽量気泡コンクリート板が床
梁の長手方向に順次並べられているということである。
【0008】このような本第1発明によれば、支持部材
および一方の床梁間に、開口部形成用軽量気泡コンクリ
ート板を架け渡すことで、支持部材および他方の床梁間
に開口部を形成することが可能となる。この際、開口部
の大きさW2は、開口部形成用軽量気泡コンクリート板
の長さ寸法を変えればよいので、当該開口部形成用軽量
気泡コンクリート板の加工を簡単に行うことが可能とな
る。このように、通常の対向する床梁間に架け渡される
軽量気泡コンクリート板よりも短尺の開口部形成用軽量
気泡コンクリート板を用いることで、開口部を簡単に形
成することが可能となる。これにより、開口部を形成し
ても、界床用床パネルの製造作業が容易となる。
【0009】本発明の第2発明は、図面を参照して説明
すると、対向配置された床梁と、この床梁に沿って複数
並設される軽量気泡コンクリート板とを備える界床用床
パネルであって、対向する床梁間には、2本の支持梁が
架け渡され、これらの支持梁間には、少なくとも2本の
支持部材71が架け渡され、これら支持部材間または支
持部材および前記床梁間には、開口部形成用軽量気泡コ
ンクリート板が架け渡され、各支持部材とこの支持部材
に対向する各床梁との間または支持部材間には、開口部
5A、5Bが形成されていることを特徴とする。
【0010】このような本第2発明によれば、例えば、
支持部材間に、開口部形成用軽量気泡コンクリート板を
架け渡すことで、各支持部材とこの支持部材に対向する
各床梁との間に、2つの開口部を形成することが可能と
なる。また、各支持部材および床梁間に開口部形成用軽
量気泡コンクリート板をそれぞれ架け渡せば、支持部材
間に1つの開口部を形成することができる。この際、開
口部の大きさは、開口部形成用軽量気泡コンクリート板
の長さ寸法を変えればよいので、当該開口部形成用軽量
気泡コンクリート板の加工を簡単に行うことが可能とな
る。このように、通常の対向する床梁間に架け渡される
軽量気泡コンクリート板よりも短尺の開口部形成用軽量
気泡コンクリート板を用いることで、開口部を簡単に形
成することが可能となる。これにより、開口部を形成し
ても、界床用床パネルの製造作業が容易となる。
【0011】以上において、前述の2本の支持梁のうち
の一方の支持梁は、対向する床梁の一方の端部同士を相
互に連結する連結床梁14Bであるとともに、他方の支
持梁は、対向する床梁のそれぞれ中間部分を相互に連結
する中間梁51であり、この中間梁は、断面L字形状の
アングル材からなることが好ましい。このように、中間
梁をアングル材で構成すれば、界床用床パネルの剛性を
向上させることが可能となるとともに、軽量気泡コンク
リート板の設置時に、その端縁をアングル材の水平部分
に載置すればよいので、当該軽量気泡コンクリート板の
設置作業が容易となる。その上、中間梁をチャンネル材
等で構成する場合に比べて、その両側に配置される軽量
気泡コンクリート板間、つまり、中間梁が配置される隙
間を小さくすることが可能となる。これにより、界床の
遮音性能や、耐火および防火性能を向上させることが可
能となる。
【0012】また、前述の2本の支持梁のうちの一方の
支持梁は、対向する床梁の一方の端部同士を相互に連結
する連結床梁14Bであるとともに、他方の支持梁は、
対向する床梁のそれぞれ中間部分を相互に連結する中間
梁であり、この中間梁は、長尺板状のフラットバー55
からなることが望ましい。このように、中間梁をフラッ
トバーで構成すれば、界床用床パネルの剛性を向上させ
ることが可能となるとともに、フラットバーの側面に当
接させながら軽量気泡コンクリート板を設置すること
で、当該軽量気泡コンクリート板の位置決めを簡単に行
うことが可能となる。この点からも、軽量気泡コンクリ
ート板の設置作業が容易となる。その上、チャンネル材
を用いた場合と同様に、フラットバーの両側に配置され
る軽量気泡コンクリート板間を小さくすることができ、
界床の遮音性能や、耐火および防火性能を向上させるこ
とが可能となる。
【0013】さらに、前述の中間梁を構成するフラット
バーは、隣接する軽量気泡コンクリート板41A、42
で挟持されていることが好ましい。このようにすれば、
接着剤やファスナー等を用いずに、フラットバーを軽量
気泡コンクリート板に密着固定することが可能となり、
軽量気泡コンクリート板の設置作業をより一層容易に行
うことが可能となる。
【0014】また、前述の支持部材の少なくとも一方の
端部は、支持梁にボルトで固設され、開口部形成用軽量
気泡コンクリート板における四隅の角部のうち、前記支
持部材の一方の端部近傍に配置される角部は、斜めに切
り欠かれて面取されていることが望ましい。このよう
に、支持部材のボルトで固設する端部に対応する開口部
形成用軽量気泡コンクリート板の角部を面取すれば、こ
の支持部材に開口部形成用軽量板を架設する際に、ボル
トと角部とが干渉することがないので、当該軽量気泡コ
ンクリート板の設置を簡単に行うことが可能となり、こ
れにより、開口部形成用軽量気泡コンクリート板の取付
作業が容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態に係るユニット式建物1が示されてい
る。このユニット式建物1は、基礎2上に設置された下
階建物ユニット10よりなる1階部分と、これら下階建
物ユニット10上に載置された上階建物ユニット20よ
りなる2階部分と、2階部分上に設けられた図示しない
屋根とを備えて構成されている。
【0016】このユニット式建物1では、1階部分およ
び2階部分における隣り合う建物ユニット10、20間
には、界壁3となるALC板が設けられている。また、
上階建物ユニット20と下階建物ユニット10との間に
は、上階建物ユニット20の底面を塞ぐALC板によっ
て界床用床パネル4が形成されている。これらの建物ユ
ニット10、20のうち、所定の下階建物ユニット10
Aおよび上階建物ユニット20Aには、これらの建物ユ
ニット10A、20Aに跨るパイプスペース5が形成さ
れている。
【0017】1階部分の建物ユニットでは、図2に示さ
れるように、四隅に設けられる柱12と、これら柱12
の上端間および下端間に各々架け渡される天井梁13お
よび床梁14とによって、直方体状の骨組み11が構成
されている。また、天井梁13のうち長辺方向の1対の
天井梁13A間には、天井小梁15が架け渡されるとと
もに、これら天井小梁16には天井面材16が取りつけ
られている。さらに、床梁14のうち長辺方向の1対の
床梁14A間には、複数の床根太17が架け渡され、こ
れら床根太17上に床面材18が敷設されている。そし
て、必要に応じて、内装面材および外装面材などの空間
仕切材19、19Aが建物ユニットに取りつけられてい
る。
【0018】また、2階部分の建物ユニット20は、図
3に示されるように、1階部分の建物ユニット10と同
様の構成を備えているが、床底面部において界床部分を
構成する軽量気泡コンクリート板(以下、ALC板と略
称する。)40が設けられている点が、前記1階部分の
建物ユニット10と異なる。すなわち、この建物ユニッ
ト20は、図3に示されるように、四隅の柱12と、こ
れら柱12の上端間および下端間に架け渡される天井梁
13および床梁14を備えた骨組み11を有し、長辺方
向の床梁14A間に設けられたALC板40上に床根太
17が架け渡され、これら床根太17および床梁14上
に床面材18が設けられている。また、長辺方向の天井
梁13A間に架け渡された天井小梁15には、天井面材
16が取りつけられている。さらに、必要に応じて、内
装面材および外装面材19Aが、建物ユニットに取りつ
けられている。
【0019】そして、図4に示されるように、建物本体
の中央部分では、上記の建物ユニット10A、20Aが
上下に配置されるとともに、開口部となるパイプスペー
ス5が設けられている。このパイプスペース5は、上下
階の建物ユニット10A、20Aに連通して設けられる
配管(図示省略)を内部に収納するものであり、予め工
場において各階の建物ユニット10A、20A内に各々
設けられたものである。すなわち、上階および下階の建
物ユニット20A、10Aの四隅に各々パイプスペース
用の開口部5A〜5Dが設けられているとともに、上階
建物ユニット20の床底面部分(界床用床パネル)4に
配置されたALC板41A、41Bは、これらパイプス
ペース用の開口部5A〜5Dを除いて(図5参照)が敷
かれている。
【0020】具体的には、図5に示されるように、建物
ユニット20Aの界床用床パネル4には、長辺床梁14
Aが対向して配置され、これら長辺床梁14Aの端部間
には、支持梁50の1つとして、コ字型のチャネル材か
らなる短辺床梁14Bが架け渡されている。また、これ
ら短辺床梁14Bから開口部5A、5Bの幅寸法W1分
だけ内側の位置に、支持梁50の1つとして、断面L字
形状のアングル材51からなる中間梁が、長辺床梁14
A間に架け渡されている。また、短辺床梁14Bおよび
中間梁の間には、支持部材70である2本の断面L字形
状のアングル材71が架け渡されている。
【0021】図6に示されるように、柱12から開口部
5Aの幅寸法W1(図5参照)分離れた長辺床梁14A
の位置には、長辺床梁14Aの上下のフランジに跨って
配置されたブラケット52が溶接などで接合されてい
る。そして、このブラケット52に前記アングル材51
の端部51Aがボルト53で固定されることで、アング
ル材51は長辺床梁14A間に架け渡されている。ま
た、柱12から長さ寸法W2(図5参照)分離れた短辺
床梁14Bの位置でも、ブラケット72が上下のフラン
ジ間に跨って接合されている。そして、このブラケット
72に、図7にも示すように、支持部材70であるアン
グル材71の端部71Aがボルト73によって固定され
ている。このアングル材71の他方の端部は、アングル
材51の側面に溶接によって固定されている。従って、
アングル材71は、短辺床梁14Bおよびアングル材5
1間に架け渡されている。
【0022】このアングル材71間には、図5〜7に示
されるように、開口部形成用軽量気泡コンクリート板4
1A、41B(以下、開口部ALC板41A、41Bと
略称する)が架け渡されて支持されている。この開口部
ALC板41Aの長さ寸法は、各アングル材71間の寸
法、つまり建物ユニット20Aの短辺方向の長さ寸法X
から開口部5A、5Bの各長さ寸法W2を除いた長さ寸
法(X−W3×2)に設定れている。
【0023】一方、長辺床梁14Aの中間部分には、長
辺床梁14Aに沿ってアングル材81が取り付けられ、
このアングル材81間には、規格品を使用した幅寸法W
3の標準軽量気泡コンクリート板42(以下、標準AL
C板42と略称する)および幅寸法W4に調整された調
整用軽量気泡コンクリート板43(以下、調整用ALC
板43と略称する)が架け渡されている。なお、前記ア
ングル材51に隣接配置される標準ALC板42は、こ
のアングル材51によっても支持されている。また、図
5に示されるように、調整用ALC板43の間には、長
辺床梁14A間に架け渡された長尺板状のフラットバー
54が介装されて補強されている。
【0024】アングル材51に隣接して配置される開口
部ALC板41A,41Bと、標準ALC板42とは、
図7にも示すように、各側面がアングル材51にほぼ密
着されている。このため、開口部ALC板41Aおよび
標準ALC板42間には、空気が流通するような隙間の
形成が抑えられている。
【0025】そして、上階および下階に設けられたパイ
プスペース5は、界床用床パネル4の長辺床梁14A、
短辺床梁14B、アングル材51、アングル材71で囲
まれて形成された各開口部5A〜5Dを介して連通さ
れ、一続きの空間として形成されている。
【0026】このような界床用床パネル4の製造手順を
以下に説明する。まず、柱12の上端間および下端間
に、天井梁13および床梁14を架け渡して建物ユニッ
ト10、20を構成する。その際、長辺床梁14A間に
アングル材51を架け渡してブラケット52にボルト止
めし、このアングル材51および短辺床梁14B間にア
ングル材71を架け渡して取付ける。これにより、パイ
プスペース用の開口部5A〜5Dが形成される。
【0027】また、長辺床梁14Aにフラットバー54
を架け渡すとともに、アングル材81を取りつける。そ
して、アングル材71間に、開口部用ALC板41A、
41Bを配置するとともに、アングル材81間に、標準
ALC板42と調整用ALC板43とを配置する。最後
に、これらALC板41A,41B,42,43上に床
根太17を配置した後、床面材18を敷設して床面の仕
上げを行う。
【0028】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。 (1)アングル材71間に開口部ALC板41A、41
Bを架け渡すことで、アングル材71および長辺床梁1
4A間に開口部5A〜5Dを形成しているので、従来の
ように、長辺床梁14A間に架け渡されるALC板の一
部を切り欠いて開口部を形成する必要がない。すなわ
ち、開口部5A〜5Dを形成する際には、凹部状の切欠
などが形成された異形のALC板を用いる必要がなく、
開口部5A〜5Dの寸法に応じて長さ寸法が設定された
平面矩形状つまり加工が容易な開口部ALC板41A,
41Bを用いればよいため、パイプスペース5などの開
口部5A〜5Dが設けられた界床用床パネル4を容易に
製造できる。
【0029】(2)アングル材71を支持する2種類の
支持梁14B、51のうち、1つは、建物ユニット20
の骨組み11である短辺床梁14Bであるため、新たに
アングル材51を架け渡すのみで、支持梁50を構成す
ることができる。従って、支持梁50の構造が簡素にな
り、この支持梁50の組立を容易にすることができる。
【0030】(3)アングル材71を支持するアングル
材51は、標準ALC板42の支持にも利用できる。従
って、軽量気泡コンクリート板40の設置時に、その端
縁をアングル材51の水平部分に載置することができる
ので、当該軽量気泡コンクリート板40の設置作業が容
易となる。
【0031】(4)アングル材71を支持する支持梁5
0としてアングル材51を用いているので、アングル材
51を挟んで配置される開口部ALC板41および標準
ALC板42を、アングル材51の垂直面部の厚さ寸法
のみ離して配置することができる。このため、開口部A
LC板41および標準ALC板42間の隙間寸法を小さ
くでき、ALC板41、42間の密封性を向上させるこ
とができる。従って、界床の遮音性能や、耐火および防
火性能を向上させることができる。
【0032】(第2実施形態)以下に、本発明の第2実
施形態を説明する。なお、以下の各実施形態および変形
例において、前記第1実施形態における界床用床パネル
4の構成部材と同様の部材については、前記第1実施形
態と同一の符号を用い、その説明を省略あるいは簡略す
る。図8には、この界床用床パネル4Aの平面配置が示
され、図9には、第2実施形態における界床用床パネル
4Aの隅部分が斜視されている。この界床用床パネル4
Aが、前記第1実施形態における界床用床パネル4と異
なる点は、以下の4点である。
【0033】前記第1実施形態において、長辺床梁1
4A間に架け渡されていた支持梁50としてのアングル
材51が、本実施形態では、長辺床梁14A間に架け渡
された長尺板状のフラットバー55となっている。 また、図8および図10に示されるように、開口部A
LC板41Cおよび標準ALC板42の角部42Aが、
斜めに切断されて、ボルト73の軸およびナット(図示
省略)との干渉が避けられている。 さらに、図9に示されるように、フラットバー55お
よびアングル材74は、長辺床梁14A内および短辺床
梁14B内に各々接合されたスチフナ56、75にボル
ト53,73で接合されて、長辺床梁14Aおよび短辺
床梁14Bに取りつけられている。 開口部ALC板41Cは、界床用床パネル4Aの端部
に1枚のみ配置され、開口部5Aも1カ所のみ設けられ
ている。
【0034】すなわち、長辺床梁14Aの一方の端部側
のみに、スチフナ56を介してフラットバー55が架け
渡され、このフラットバー55および短辺床梁14Bの
スチフナ75間にアングル材74が架け渡されている。
そして、このアングル材74および長辺床梁14Aのア
ングル材81間に、開口部ALC板41Cが架け渡され
ている。なお、アングル材74は、スチフナ75に対し
てはボルト73で固定されているが、フラットバー55
に対しては溶接で固定されている。
【0035】そして、図10にも示されるように、開口
部ALC板41Cや標準ALC板42のうち、フラット
バー55やアングル材74を固定するボルト73、ナッ
トに近接する角部や、柱12に近接する角部は、斜めに
切り欠かれて面取りされており、ボルト73や柱12等
に干渉せずに各ALC板41C,42を載置できるよう
に構成されている。なお、短辺床梁14Bには、開口部
ALC板41Cや標準ALC板42を側方から支えるブ
ラケット74Aが取りつけられている。
【0036】このような界床用床パネル4Aでは、図1
1に示されるように、隣接する開口部ALC板41Cお
よび標準ALC板42の間に介装されるフラットバー5
5は、双方のALC板41C、42に密着した状態で、
長辺床梁14A間に取りつけられる。
【0037】このような本実施形態では、前記第1実施
形態で得られた効果(1),(2),(4)の他に、以
下に述べるような効果が得られる。 (5)1対の長辺床梁14A間には、長尺板状のフラッ
トバー55が架け渡されているので、フラットバー55
が架け渡された方向の曲げに対する界床用床パネル4A
の剛性を高めることができる。
【0038】(6)矩形状のALC板41C、42の四
隅に形成される角部のうち、アングル材74およびフラ
ットバー55をスチフナ56、75に接合するボルト5
3、73に近接する角部や柱12に近接する角部は、斜
めに面取りがされているので、各ALC板41C,42
をボルト53、73や柱12と干渉せずに設置できる。
従って、ALC板41C、42の設置を簡単に行うこと
ができる。
【0039】(第3実施形態)以下に、本発明に係る第
3実施形態を説明する。図12〜図14には、第3実施
形態における界床用床パネル4Bが示されている。ここ
で、図12は、この界床用床パネル4Bの平面配置図で
あり、図13は、この界床用床パネル4Bの隅部の斜視
図であり、図14はこの隅部の平面図である。
【0040】この界床用床パネル4Bが、前記第1およ
び第2実施形態の界床用床パネル4、4Aと異なる点
は、図12〜図14に示されるように、 前記第1および第2実施形態では、長辺床梁14Aの
両端部に開口部5A〜5Dが配置されていたが、本実施
形態では、長辺床梁14Aの中間部分にパイプスペース
5用の開口部5E、5Fが設けられている点、 1対の長辺床梁14A間に架け渡される支持梁とし
て、断面コ字形のチャンネル材からなる中間梁57と、
断面L字形のアングル材58とを用いている点である。
【0041】詳しくは、図13に示されるように、長辺
床梁14A内には矩形状のスチフナ56が接合されると
ともに、中間梁57内には上下端部が曲折されたブラケ
ット52が溶接によって固定されている。そして、スチ
フナ56およびブラケット52をボルト53およびナッ
トで固定して中間梁57が各長辺床梁14A間に架け渡
されている。
【0042】また、長辺床梁14A内にはブラケット5
2が接合され、このブラケット52に長辺床梁14A間
に架け渡されたアングル材58がボルト53およびナッ
ト53Aによって固定されている。さらに、前記中間梁
57および前記アングル材58の間には、開口部ALC
板41Dを支持する支持部材としての2本のアングル材
76が架け渡されており、ボルト77およびナット78
によって中間梁57およびアングル材58に各々固定さ
れている。
【0043】各アングル材76間には、開口部ALC板
41Dが架け渡されている。そして、アングル材76お
よび長辺床梁14A間には、それぞれ開口部5E、5F
が設けられている。また、この開口部ALC板41Dを
挟んで、前記第1および第2実施形態と同様に標準AL
C板42および調整用ALC板43が、長辺床梁14A
のアングル材81間に架け渡されている。なお、図13
に示されるように、ボルト止めされた中間梁57および
アングル材58の各々の端部に面する角部は、斜めに切
り欠かれて、ボルト53との干渉が避けられている。
【0044】このような第3実施形態では、前記第1お
よび第2実施形態によって得られた効果(1),
(3),(4)および(6)の他に、以下に述べる効果
が得られる。 (7)界床用床パネル4Bの補強用に用いられる中間梁
57をアングル材76の支持梁として流用しているの
で、長辺床梁14Aの中間部分にパイプスペース5を設
ける場合でも、新たに追加するのは、アングル材58,
76のみでよく、構造を簡易にできる。また、長辺床梁
14Aの中間部分に開口部5E、5Fを形成できるの
で、パイプスペース5の配置位置の自由度が高まり、間
取り設計の自由度も向上できる。
【0045】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
すなわち、前記各実施形態では、開口部ALC板41、
標準ALC板42および調整用ALC板43は、対向し
て長辺床梁14Aに取りつけられたアングル材81上に
載置されていたが、このようなALC板40の固定方法
は、これに限らない。
【0046】また、隣接して配置されるALC板40間
にフラットバーを配置して剛性を高めてもよい。この
際、フラットバーは、前記第2実施形態のフラットバー
55のようにスチフナ等にボルト止めや溶接等で固定し
てもよいし、隣接配置されるALC板40に接着剤やボ
ルト等を用いて固定してもよい。さらに、図15に示す
ように、フラットバー59を挟んで配置されるALC板
40をボルト82およびナット83でアングル材81に
固定し、これらのALC板40でフラットバー59を挟
持することで、接着剤などを用いずに固定してもよい。
このようにALC板40間にフラットバー59を配置す
れば、ALC板40に加わる力をフラットバー59で支
持でき、剛性を向上できる。
【0047】また、前記第2実施形態では、開口部AL
C板41Aの角部のうち、ボルト73およびナット73
Aが設けられたアングル材74の端部近傍の角部は、斜
めに切り欠かれていたが、このようなボルト73および
ナット73Aとの抵触を避ける方法は、これに限らな
い。
【0048】さらに、一対の長辺床梁14A間に架け渡
された支持梁50の種類は、前記各実施形態では、連結
梁として用いられている断面コ字形のチャンネル材14
B、中間梁として用いられているチャンネル材57、断
面L字形のアングル材51、58および長尺板状のフラ
ットバー54、55の中から選択されていたが、支持梁
50の種類はこれらに限らない。例えば、第3実施形態
のように、長辺床梁14Aの中間部に開口部を形成する
場合に、中間梁57を用いずに、2本のアングル材58
やフラットバーを長辺床梁14A間に架け渡して支持梁
としてもよい。さらに、支持梁50としては、I形鋼、
角形鋼管およびT形鋼などを用いてもよく、このような
支持梁50の種類は、設計仕様や開口部の配置位置に応
じて適宜選択されることが好ましい。
【0049】また、前記第1実施形態では、2本のアン
グル材71間に開口部ALC板41A,41Bを配置し
て、それぞれ2つの開口部5A,5B,5C,5Dを形
成していたが、各アングル材71と長辺床梁14A間に
それぞれALC板40を配置し、各アングル材71間つ
まり短辺床梁14Bの中間部に1つの開口部を形成して
もよい。
【0050】さらに、支持梁50間に架け渡されていた
支持部材70の種類や本数も、前記各実施形態で用いら
れたものに限らない。例えば、支持部材70の種類につ
いては、アングル材71、74、76の他に、T形鋼な
どでもよく、支持部材70の本数についても、開口部5
A〜5Fの数に応じて適宜選択されることが好ましい。
また、支持部材70を3本以上設け、これらの支持部材
70間や支持部材70および床梁14A間に形成される
複数の空間のうち、開口部とする部分にはALC板を配
置せず、開口部以外の部分にALC板を配置すること
で、様々な位置や大きさの開口部を形成してもよい。
【0051】そして、前記各実施形態では、対向する一
対の長辺床梁14A間に、2本の支持梁50が架け渡さ
れるとともに、これら支持梁50間に支持部材70が架
け渡されていたが、このような支持梁50および支持部
材70の架け渡し方向は、これに限らない。例えば、対
向する一対の短辺床梁14B間に2本の支持梁が架け渡
されるとともに、これら支持梁間に支持部材が架け渡さ
れてもよい。
【0052】さらに、建物としては、箱状に形成された
建物ユニットを複数組み合わせたユニット式建物1に限
らず、板状に形成された壁パネルおよび床パネルを複数
組み合わせたパネル方式のプレハブ住宅や、柱および梁
を建築現場で接合する在来工法からなる一般的な建物で
もよく、本発明の界床用床パネルは各種の建物に適用す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の界床用床
パネルよれば、以下に述べるような効果が得られる。す
なわち、請求項1に記載の界床用床パネルでは、対向す
る床梁間に架け渡された2本の支持梁間には、1本の支
持部材が架け渡され、この支持部材および対向する床梁
のうちの一方の床梁間には、開口部の長さに応じて開口
部形成用軽量気泡コンクリート板が架け渡されるととも
に、支持部材および対向する床梁のうちの他方の床梁間
には、開口部が形成されている。このため、通常の対向
する床梁間に架け渡される軽量気泡コンクリート板より
も短尺の開口部形成用軽量気泡コンクリート板を用いる
ことで、開口部を簡単に形成することが可能となる。従
って、開口部を形成しても、界床用床パネルの製造作業
が容易となる。
【0054】また、請求項2に記載の界床用床パネルで
は、対向する床梁間に架け渡された2本の支持梁間に
は、少なくとも2本の支持部材が架け渡され、これら支
持部材間または支持部材および前記床梁間には、開口部
形成用軽量気泡コンクリート板が架け渡され、各支持部
材とこの支持部材に対向する各床梁との間または支持部
材間には、開口部が形成されている。このため、開口部
形成用軽量気泡コンクリート板を架け渡すことで、各支
持部材とこの支持部材に対向する各床梁との間に、2つ
の開口部を形成したり、各支持部材間に1つの開口部を
形成することが可能となる。この際、開口部の大きさ
は、開口部形成用軽量気泡コンクリート板の長さ寸法を
変えればよいので、当該開口部形成用軽量気泡コンクリ
ート板の加工を簡単に行うことが可能となる。従って、
通常の対向する床梁間に架け渡される軽量気泡コンクリ
ート板よりも短尺の開口部形成用軽量気泡コンクリート
板を用いることで、開口部を簡単に形成することが可能
となる。これにより、開口部を形成しても、界床用床パ
ネルの製造作業が容易となる。
【0055】さらに、請求項3に記載の界床用床パネル
では、2本の支持梁のうちの一方の支持梁は、対向する
床梁の一方の端部同士を相互に連結する連結床梁である
とともに、他方の支持梁は、対向する床梁のそれぞれ中
間部分を相互に連結する中間梁であり、この中間梁は、
断面L字形状のアングル材からなる。このため、中間梁
をアングル材で構成すれば、界床用床パネルの剛性を向
上させることが可能となるとともに、軽量気泡コンクリ
ート板の設置時に、その端縁をアングル材の水平部分に
載置すればよいので、当該軽量気泡コンクリート板の設
置作業が容易となる。その上、中間梁をチャンネル材等
で構成する場合に比べて、その両側に配置される軽量気
泡コンクリート板間、つまり、中間梁が配置される隙間
を小さくすることが可能となる。これにより、界床の遮
音性能や、耐火および防火性能を向上させることが可能
となる。
【0056】そして、請求項4に記載の界床用床パネル
では、2本の支持梁のうちの一方の支持梁は、対向する
床梁の一方の端部同士を相互に連結する連結床梁である
とともに、他方の支持梁は、対向する床梁のそれぞれ中
間部分を相互に連結する中間梁であり、この中間梁は、
長尺板状のフラットバーからなる。このように、中間梁
をフラットバーで構成すれば、界床用床パネルの剛性を
向上させることが可能となるとともに、フラットバーの
側面に当接させながら軽量気泡コンクリート板を設置す
ることで、当該軽量気泡コンクリート板の位置決めを簡
単に行うことが可能となる。この点からも、軽量気泡コ
ンクリート板の設置作業が容易となる。
【0057】また、請求項5に記載の界床用床パネルで
は、前述の中間梁を構成するフラットバーは、隣接する
軽量気泡コンクリート板で挟持されているので、接着剤
やファスナー等を用いずに、フラットバーを軽量気泡コ
ンクリート板に密着固定することが可能となり、軽量気
泡コンクリート板の設置作業をより一層容易に行うこと
が可能となる。
【0058】さらに、請求項6に記載の界床用床パネル
では、支持部材の少なくとも一方の端部は、支持梁にボ
ルトで固設され、開口部形成用軽量気泡コンクリート板
における四隅の角部のうち、一方の端部近傍に配置され
る角部は、斜めに切り欠かれて面取されている。このた
め、支持部材のボルトで固設する端部に対応する開口部
形成用軽量気泡コンクリート板の角部を面取すれば、こ
の支持部材に開口部形成用軽量板を架設する際に、ボル
トと角部とが干渉することがないので、当該軽量気泡コ
ンクリート板の設置を簡単に行うことが可能となり、こ
れにより、開口部形成用軽量気泡コンクリート板の取付
作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における界床用床パネル
が用いられたユニット式建物の主要部分を示す立面図で
ある。
【図2】前記実施形態における通常の建物ユニットを示
す斜視図である。
【図3】前記実施形態における界床用床パネルを含むユ
ニット式建物を示す斜視図である。
【図4】前記実施形態における上階および下階のユニッ
ト式建物の接続部分を示す図である。
【図5】前記実施形態における界床用床パネルの配置構
造を示す平面図である。
【図6】図5における界床用床パネルの隅部を示す斜視
図である。
【図7】図5および図6におけるVII−VII線に沿った断
面図である。
【図8】本発明の第2実施形態における界床用床パネル
の平面配置図である。
【図9】前記実施形態における界床用床パネルの開口部
周囲を示す斜視図である。
【図10】前記実施形態における界床用床パネルの開口
部周囲の平面図である。
【図11】図9および図10におけるXI−XI線に沿った
断面図である。
【図12】本発明の第3実施形態における界床用床パネ
ルの平面配置図である。
【図13】前記実施形態における界床用床パネルの開口
部周囲を示す斜視図である。
【図14】前記実施形態における界床用床パネルの開口
部周囲を示す平面図である。
【図15】本発明の変形例における軽量気泡コンクリー
ト板の取付を示す斜視図である。
【符号の説明】
4、4A、4B 界床用床パネル 5 開口部を形成するパイプスペース 5A、5B、5C、5D、5E、5F 界床用床パネル
に形成された開口部 10、20 建物ユニット 14 床梁 14A 長辺床梁 14B 連結床梁である短辺床梁 40 界床用床パネルに設けられる軽量気泡コンクリー
ト板 41、41A、41B、41C、41D 開口部形成用
軽量気泡コンクリート板 42 標準軽量気泡コンクリート板 43 調整用軽量気泡コンクリート板 50 支持梁 51 支持梁の1つであるアングル材 54、55 支持梁の1つであるフラットバー 57 支持梁の1つである中間梁 58 支持梁の1つであるアングル材 70 支持部材 71、74、76 支持部材であるアングル材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向配置された床梁と、この床梁に沿って
    複数並設される軽量気泡コンクリート板とを備える界床
    用床パネルであって、 前記対向する床梁間には、2本の支持梁が架け渡され、
    これらの支持梁間には、1本の支持部材が架け渡され、 この支持部材および前記対向する床梁のうちの一方の床
    梁間には、開口部形成用軽量気泡コンクリート板が架け
    渡され、前記支持部材および前記対向する床梁のうちの
    他方の床梁間には、開口部が形成されていることを特徴
    とする界床用床パネル。
  2. 【請求項2】対向配置された床梁と、この床梁に沿って
    複数並設される軽量気泡コンクリート板とを備える界床
    用床パネルであって、 前記対向する床梁間には、2本の支持梁が架け渡され、
    これらの支持梁間には、少なくとも2本の支持部材が架
    け渡され、 これら支持部材間または支持部材および前記床梁間に
    は、開口部形成用軽量気泡コンクリート板が架け渡さ
    れ、前記各支持部材とこの支持部材に対向する前記各床
    梁との間または支持部材間には、開口部が形成されてい
    ることを特徴とする界床用床パネル。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の界床用床
    パネルにおいて、 前記2本の支持梁のうちの一方の支持梁は、前記対向す
    る床梁の一方の端部同士を相互に連結する連結床梁であ
    るとともに、他方の支持梁は、前記対向する床梁のそれ
    ぞれ中間部分を相互に連結する中間梁であり、 前記中間梁は、断面L字形状のアングル材からなること
    を特徴とする界床用床パネル。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の界床用床
    パネルにおいて、 前記2本の支持梁のうちの一方の支持梁は、前記対向す
    る床梁の一方の端部同士を相互に連結する連結床梁であ
    るとともに、他方の支持梁は、前記対向する床梁のそれ
    ぞれ中間部分を相互に連結する中間梁であり、 前記中間梁は、長尺板状のフラットバーからなることを
    特徴とする界床用床パネル。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の界床用床パネルにおい
    て、 前記フラットバーからなる中間梁は、隣接する軽量気泡
    コンクリート板で挟持されていることを特徴とする界床
    用床パネル。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の界床用床パネルにおいて、 前記支持部材の少なくとも一方の端部は、前記支持梁に
    ボルトで固設され、 前記開口部形成用軽量気泡コンクリート板における四隅
    の角部のうち、前記支持部材の一方の端部近傍に配置さ
    れる前記角部は、斜めに切り欠かれて面取されているこ
    とを特徴とする界床用床パネル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001241111A (ja) * 2000-02-28 2001-09-04 Misawa Homes Co Ltd Alc床構造およびalc床設計方法
JP2010121351A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Sekisui Chem Co Ltd 柱建式バルコニー及び建物
WO2010130000A1 (en) * 2009-05-12 2010-11-18 Ausco Modular Pty Limited Floor for a modular building
JP2018003334A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 新日鐵住金株式会社 木鋼合成床構造

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