JP2018003334A - 木鋼合成床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、店舗併用住宅又は介護老人保健施設等の規模の大きい木造建築物を対象として、床振動を抑制して環境性能を向上させた木鋼合成床構造を提供する。【解決手段】本発明を適用した木鋼合成床構造1は、木造建築物8の床構造として設けられるものであり、柱材81に架設される複数の主梁材2と、主梁材2に架設される副梁材3及び補剛材4と、副梁材3及び補剛材4に載置されて固定される床面材6とを備える。複数の主梁材2は、床面材6の面内方向の隅部60で互いに交差するように設けられるとともに、互いに交差させた一方の主梁材2に副梁材3が接続される。補剛材4は、材軸方向で一方の端部が副梁材3又は主梁材2に接続されるとともに、材軸方向で他方の端部が互いに交差させた他方の主梁材2に接続されて、床面材6の面内方向の中央Cよりも隅部側に寄せた位置に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、木造建築物の床構造として設けられる木鋼合成床構造に関する。
従来から、生産・施工上の最小単位である建物ユニットの構成を生かし、設計・生産が容易で、構成が簡単でコストダウンでき、施工性を向上できるものとして、特許文献1に開示される免震建物用の補強架台が提案されている。
特許文献1に開示される免震建物用の補強架台は、ユニット建物による免震建物の上部構造体の最下層に設けられ、免震支承装置と前記上部構造体との間に位置する免震建物用の補強架台であって、ユニット建物を構成する各建物ユニットの床梁の外周面に対向する立ち上がり片と、床梁の下面が対接する水平片とを有する枠状の架台フレームを1単位として、その組み合わせにより構成されることを特徴とする。
そして、特許文献1に開示される免震建物用の補強架台は、必要に応じて、補強架台を構成する架台フレームが、建物ユニットの床梁に対接する4辺の長方形状の架台フレームより構成され、該4辺の架台フレームの1つのコーナ部に、架台フレームを構成する床梁に対して傾斜して設けられる火打ち梁を備えるものとなる。
特開2002−180546号公報
新日鐵住金株式会社 プレスリリース 2013年 インターネット<URL:http://www.nssmc.com/news/20130307_100.html> 宍戸唯一、小林努、秋岡幸司、中安誠明、大島康弘、金山和 スマートビームの新製品と利用技術 新日鉄住金技報 第403号 p.113−p.120
ここで、店舗併用住宅又は介護老人保健施設等の木造建築物の床構造においては、面外方向及び面内方向の耐力又は剛性等の構造性能だけでなく、上下階の遮音又は床上歩行時の床振動等の環境性能を考慮した設計が必要となる。そして、床振動の評価手法の一つとして、例えば、日本建築学会 実務的騒音対策指針 応用編等に示されるように、周波数ごとの振動速度に注目するものがある。
この評価手法では、周波数ごとの振動速度の応答をその許容値と比較するものとなるが、振動速度の許容値は8Hz以上の領域で線形的に増加する傾向がある。このため、この評価手法では、一般的な住宅での床の一次固有振動数が8Hz以上であることを踏まえると、床の一次固有振動数が大きいほど振動速度の許容値が線形的に大きくなり、床振動を抑制する効果が得られるものとなる。
特許文献1に開示される免震建物用の補強架台では、架台フレームのコーナ部の床梁に対して火打ち梁が傾斜して設けられるものの、火打ち梁の目的が面内剛性や耐力の向上であるため、火打ち梁はそのウェブ部分が床梁のウェブ部分に対してピン接合で接合されるものの、火打ち梁が床材に全く固定されないものとなる。このとき、特許文献1に開示される免震建物用の補強架台では、火打ち梁が床材に固定されず、床材から火打ち梁に曲げ力が伝達されないことから、床材の全面が床振動領域となって、床振動を抑制するという付加的な効果は得られにくいという課題がある。
非特許文献1に開示される床構造は、主支持横架材(大梁相当材)の胴差材を集成材として、副支持横架材(小梁相当材)の根太材を鋼材とすることで、特に、副支持横架材のスパン長が5m〜6mとなる場合に床振動を抑制する効果が得られるものとなる。しかし、非特許文献1に開示される床構造では、副支持横架材のスパン長が7m〜8mと大きい場合に、天井裏のスペースの制約により副支持横架材の部材成に限界があるといったことや、床面材を前記横架材にねじ等で留め付けることを踏まえれば横架材に使用可能な板厚にも限界があるといった現実的な条件を考慮すると、床振動を抑制する効果が得られにくいという課題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであって、その目的とするところは、主に、店舗併用住宅又は介護老人保健施設等の規模の大きい木造建築物を対象として、床振動を抑制して環境性能を向上させた木鋼合成床構造を提供することにある。
第1発明に係る木鋼合成床構造は、木造建築物の床構造として設けられる木鋼合成床構造であって、柱材に架設される複数の主梁材と、前記主梁材に架設される副梁材及び補剛材と、前記副梁材及び前記補剛材に載置されて固定される床面材とを備え、複数の前記主梁材は、前記床面材の面内方向の隅部で互いに交差するように設けられるとともに、互いに交差させた一方の前記主梁材に前記副梁材が接続されて、前記補剛材は、材軸方向で一方の端部が前記副梁材に接続されるとともに他方の端部が互いに交差させた他方の前記主梁材に接続されて、又は、材軸方向で各々の端部が互いに交差させた各々の前記主梁材に接続されて、前記床面材の面内方向の中央よりも隅部側に寄せた位置に配置されることを特徴とする。
第2発明に係る木鋼合成床構造は、第1発明において、前記補剛材は、前記床面材の面内方向の隅部側で、前記主梁材に対して傾斜するように配置されて、材軸方向で一方の端部が互いに交差させた一方の前記主梁材に接続されるとともに、材軸方向で他方の端部が互いに交差させた他方の前記主梁材に接続されることを特徴とする。
第3発明に係る木鋼合成床構造は、第1発明又は第2発明において、前記補剛材は、前記床面材の面内方向の隅部側で、1又は複数の前記副梁材により材軸方向に分断させて設けられて、材軸方向に分断された前記補剛材の一部又は全部が、前記副梁材に対して傾斜するように配置されて、又は、前記副梁材に対して略直交するように配置されることを特徴とする。
第4発明に係る木鋼合成床構造は、第1発明〜第3発明の何れかにおいて、前記主梁材及び前記床面材に木材が用いられるとともに、前記副梁材及び前記補剛材に鋼材が用いられることを特徴とする。
第5発明に係る木鋼合成床構造は、第4発明において、前記副梁材及び前記補剛材の何れか一方又は両方は、高さ方向で一対となったフランジの材幅方向の中間部に高さ方向に延びるウェブが形成された断面形状の軽量H形鋼、又は、高さ方向で一対となったフランジの材幅方向の片端部に高さ方向に延びるウェブが形成された断面形状の薄板軽量形鋼が用いられることを特徴とする。
第1発明〜第5発明によれば、床面材が補剛材に載置されて固定されて、床面材の中央よりも隅部側に寄せた位置に補剛材が配置されることで、店舗併用住宅又は介護老人保健施設等の規模の大きい木造建築物を対象として、副梁材及び補剛材の部材成や板厚を大きくすることなく床振動を抑制して、木造建築物の環境性能を向上させることが可能となる。
第1発明〜第5発明によれば、床面材の奥行方向の全長に亘った直交梁材を設けるまでもなく、床面材の隅部側に寄せた位置に補剛材を配置することで、鋼材重量を抑制しながら一次固有振動数を向上させて、また、鋼材重量により一次固有振動数が低下する作用を回避することできるため、一次固有振動数を効率的に向上させることが可能となる。
第1発明〜第5発明によれば、床面材の面内方向の隅部側に寄せた位置に補剛材が配置されることで、床面材の中央側における天井裏に大きいスペースを確保できるため、この天井裏のスペースに天井埋込式の空調機等の設置スペースを確保することが可能となる。
特に、第2発明、第3発明によれば、補剛材が材軸方向に分断されて主梁材に対して傾斜するように配置されることで、単位重量あたりの一次固有振動数が向上するだけでなく、床面材の一次固有振動数そのものが大きくなるため、鋼材重量の抑制と一次固有振動数の確実な向上とを両立させることが可能となる。
特に、第4発明によれば、副梁材及び補剛材となる鋼材の部材成や板厚を大きくしなくても、床上歩行時の床振動を抑制することができるため、副梁材及び補剛材が設けられる天井裏を必要以上に厚くしないものとして、室内空間を大きく確保することが可能となる。
特に、第5発明によれば、副梁材又は補剛材として軽量H形鋼又は薄板軽量形鋼等の鋼材が用いられることで、副梁材又は補剛材となる鋼材重量の増大を確実に抑制しながら、床面材の一次固有振動数を効率的に向上させることが可能となる。
本発明を適用した木鋼合成床構造が設けられる木造建築物を示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造を示す平面図であり、(b)は、そのA−A線断面図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造で床面材の隅部を示す平面図であり、(b)は、その正面図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造で副梁材及び補剛材となる軽量H形鋼を示す正面図であり、(b)は、その薄板軽量形鋼を示す正面図である。 本発明を適用した木鋼合成床構造で第1実施例の補剛材を示す平面図である。 本発明を適用した木鋼合成床構造で第2実施例の補剛材を示す平面図である。 本発明を適用した木鋼合成床構造で第3実施例の補剛材を示す平面図である。 本発明を適用した木鋼合成床構造で第4実施例の補剛材を示す平面図である。 本発明を適用した木鋼合成床構造で第5実施例の補剛材を示す平面図である。 本発明を適用した木鋼合成床構造で第6実施例の補剛材を示す平面図である。 本発明を適用した木鋼合成床構造で副梁材に対して傾斜するものと略直交するものとが組み合わされた補剛材を示す平面図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造で材軸方向の一方の端部が副梁材に接続された補剛材を示す平面図であり、(b)は、その側面図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造で材軸方向の分断箇所が副梁材に接続された補剛材を示す平面図であり、(b)は、その側面図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造で補剛材に固定される床面材を示す正面図であり、(b)は、従来の免震建物用の補強架台で床材に固定されない火打ち梁を示す正面図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造で補剛材が設けられた振動固有値解析の解析モデルを示す斜視図であり、(b)は、比較例で補剛材が設けられていない振動固有値解析の解析モデルを示す斜視図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造の第2実施例における床面材の高さ方向のモードベクトルを示すコンター図であり、(b)は、比較例における床面材の高さ方向のモードベクトルを示すコンター図である。 (a)は、本発明を適用した木鋼合成床構造の第1実施例〜第4実施例及び第6実施例と比較例とで床面材の一次固有振動数を比較したグラフであり、(b)は、その単位重量あたりの一次固有振動数を比較したグラフである。
以下、本発明を適用した木鋼合成床構造1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、図1に示すように、主に、住宅又は事務所等の木造建築物8に設けられる。本発明を適用した木鋼合成床構造1は、特に、店舗併用住宅又は介護老人保健施設等、比較的規模の大きい木造建築物8の床構造として設けられる。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、例えば、2階建又は3階建等の複数の階層からなる木造建築物8において、下階から上階まで連続する柱材81、各々の階層の耐力壁等の壁材82及び木根太83等とともに設けられて、上階と下階とを隔てる床構造となる。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、柱材81に架設される複数の主梁材2と、複数の主梁材2に架設される副梁材3及び補剛材4と、副梁材3及び補剛材4に載置されて固定される床面材6とを備える。なお、本発明を適用した木鋼合成床構造1では、床面材6が固定されることで、補剛材4と主梁材2又は副梁材3とが、全モーメント及び全せん断力が伝達される剛接合、又は、一部のモーメント及び全せん断力が伝達される半剛接合で接合される。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、木造建築物8の外周に沿って複数の主梁材2が配置されるとともに、木造建築物8の外周から内部に向けて延びるように副梁材3が配置される。本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6の平面形状が略矩形状等に形成されて、略矩形状の床面材6の四辺に各々の主梁材2が配置される。
床面材6は、主に、無垢材、合板、集成材、LVL又はCLT等の略板状に形成された木材が用いられて、木造建築物8の奥行方向X及び幅方向Yが面内方向となる。床面材6は、奥行方向X及び幅方向Yの略中央となる位置が面内方向の中央Cとなって、面内方向の四隅となる位置で各々の隅部60に柱材81が配置される。
主梁材2は、主に、無垢材、集成材、LVL又はCLT等の木材が用いられて、主梁材2の断面形状が略矩形状等に形成される。各々の主梁材2は、木造建築物8の奥行方向Xに隣り合って高さ方向Zに延びる複数の柱材81、又は、木造建築物8の幅方向Yに隣り合って高さ方向Zに延びる複数の柱材81に架設される。
複数の主梁材2は、図2に示すように、床面材6の四辺の各々に配置されて、奥行方向Xに延びる主梁材2が幅方向Yに一対となって設けられるとともに、幅方向Yに延びる主梁材2が奥行方向Xに一対となって設けられる。複数の主梁材2は、床面材6の面内方向の各々の隅部60で、各々の主梁材2が柱材81に架設される。
複数の主梁材2は、例えば、幅方向Yに一対となった主梁材2の間に、1又は複数の副梁材3が配置される。このとき、複数の主梁材2は、複数の副梁材3が配置される場合に、幅方向Yに一対となった主梁材2の間で、複数の副梁材3が略等間隔に配置されて、例えば、1本の副梁材3が床面材6の面内方向の中央Cを通過するように配置される。
複数の主梁材2は、図3に示すように、床面材6の面内方向の隅部60で、奥行方向Xに延びる主梁材2と幅方向Yに延びる主梁材2とが、互いに交差するように設けられる。複数の主梁材2は、奥行方向Xに延びる主梁材2と幅方向Yに延びる主梁材2とを、互いに略直交するように交差させるほか、例えば、鈍角状又は鋭角状に交差させてもよい。
複数の主梁材2は、互いに交差させた幅方向Yに延びる主梁材2を一方の主梁材21とするとともに、互いに交差させた奥行方向Xに延びる主梁材2を他方の主梁材22とする。なお、複数の主梁材2は、奥行方向Xに延びる主梁材2を一方の主梁材21とするとともに、幅方向Yに延びる主梁材2を他方の主梁材22としてもよい。この主梁材2の関係を示すために、以降、互いに交差させたという表現を用いることとする。
副梁材3及び補剛材4は、図4に示すように、主に、軽量H形鋼又は薄板軽量形鋼等の鋼材5が用いられる。なお、軽量H形鋼は、ロール成形若しくはレーザー溶接による組立、電気抵抗溶接による組立又はアーク溶接による組立等によって製造されるものである。フランジ51及びウェブ52の板厚は12mm程度以下である場合が多い。
ここで、軽量H形鋼は、図4(a)に示すように、高さ方向Zで一対となったフランジ51の材幅方向の中間部に、高さ方向Zに延びるウェブ52が形成された断面形状となる。薄板軽量形鋼は、図4(b)に示すように、高さ方向Zで一対となったフランジ51の材幅方向の片端部に、高さ方向Zに延びるウェブ52が形成された断面形状となる。
副梁材3及び補剛材4の何れか一方又は両方は、軽量H形鋼の鋼材5が用いられる場合に、例えば、80mm〜450mm程度の部材成Hとなり、40mm〜200mm程度の幅寸法Bとなる。また、ウェブ52の板厚寸法t1は、2.3mm〜6mm程度となり、フランジ51の板厚寸法t2は、2.3mm〜12mm程度となる。
副梁材3及び補剛材4の何れか一方又は両方は、薄板軽量形鋼の鋼材5が用いられる場合に、例えば、80mm〜300mm程度の部材成Hとなり、30mm〜50mm程度の幅寸法Bとなる。また、ウェブ52の板厚寸法t1は、0.8mm〜2.2mm程度となり、フランジ51の板厚寸法t2も、0.8mm〜2.2mm程度となる。
副梁材3は、図2(a)に示すように、奥行方向Xにのみ延びて設けられて、奥行方向Xに一対となった主梁材2に架設される。このとき、副梁材3は、図2(b)に示すように、幅方向Yに延びる主梁材2を一方の主梁材21として、床面材6の面内方向の隅部60で互いに交差させた一方の主梁材21に架設される。
副梁材3は、主梁材2に対して略直交するように架設されるが、必要に応じて、主梁材2に対して傾斜するように架設されてもよい。副梁材3は、特に、店舗併用住宅又は介護老人保健施設等では、材軸方向のスパン長Lが比較的大きく、例えば、6m以上、10m以下のスパン長L、さらに限定すると、7m以上、9m以下のスパン長Lとなる。
副梁材3は、奥行方向Xに連続して延びるように形成されるとともに、奥行方向Xに一対となった一方の主梁材21の各々に、材軸方向の両端部31の各々が接続される。副梁材3は、例えば、主梁材2の側面及び副梁材3の側面に略L形状等の接合金物7を取り付けてボルト接合又はねじ接合等することで、主梁材2に両端部31が接続される。なお、副梁材3は、必要に応じて、幅方向Yにのみ延びて設けられて、幅方向Yに一対となった主梁材2に架設されてもよい。
補剛材4は、図5〜図11に示すように、床面材6の面内方向の中央Cよりも隅部側Sに寄せた位置に配置される。このとき、補剛材4は、図5〜図8に示すように、材軸方向で一方の端部41及び他方の端部42の各々が、一方の主梁材21及び他方の主梁材22の各々に接続される。また、補剛材4は、図9〜図11に示すように、一方の端部41が副梁材3に接続されるとともに他方の端部42が他方の主梁材22に接続されてもよい。
補剛材4は、図5〜図8に示すように、第1実施例〜第4実施例において、床面材6の面内方向の隅部側Sで、主梁材2に対して傾斜するように配置される。このとき、補剛材4は、図3(b)に示すように、材軸方向で一方の端部41が床面材6の面内方向の隅部60で互いに交差させた一方の主梁材21に接合金物7等で接続される。また、補剛材4は、材軸方向で他方の端部42が床面材6の面内方向の隅部60で互いに交差させた他方の主梁材22に接合金物7等で接続される。
補剛材4は、図5に示すように、第1実施例において、床面材6の面内方向の隅部側Sで、副梁材3により材軸方向に分断されることなく設けられる。補剛材4は、一方の端部41から他方の端部42まで材軸方向に分断されることなく、一方の主梁材21及び他方の主梁材22に接続されて、床面材6の隅部60に近接させた位置に配置される。
補剛材4は、図6に示すように、第2実施例において、床面材6の面内方向の隅部側Sで、1本の副梁材3により材軸方向で2分割に分断させて設けられる。このとき、補剛材4は、材軸方向で2分割に分断されるものの、一方の端部41が一方の主梁材21に接続されるとともに、他方の端部42が他方の主梁材22に接続されて、第1実施例の補剛材4よりも床面材6の中央C側に配置される。
補剛材4は、図7に示すように、第3実施例において、床面材6の面内方向の隅部側Sで、2本の副梁材3により材軸方向で3分割に分断させて設けられる。このとき、補剛材4は、材軸方向で3分割に分断されるものの、一方の端部41が一方の主梁材21に接続されるとともに、他方の端部42が他方の主梁材22に接続されて、第2実施例の補剛材4よりも床面材6の中央C側に配置される。
補剛材4は、図8に示すように、第4実施例において、床面材6の面内方向の隅部側Sで、3本の副梁材3により材軸方向で4分割に分断させて設けられる。このとき、補剛材4は、材軸方向で4分割に分断されるものの、一方の端部41が一方の主梁材21に接続されるとともに、他方の端部42が他方の主梁材22に接続されて、第3実施例の補剛材4よりも床面材6の中央C側に配置される。
補剛材4は、図9、図10に示すように、第5実施例、第6実施例においては、床面材6の面内方向の隅部側Sで、主梁材2に対して略直交するように配置されてもよい。このとき、補剛材4は、特に、材軸方向で一方の端部41が、互いに交差させた一方の主梁材21に架設された副梁材3に接続されるとともに、材軸方向で他方の端部42が、互いに交差させた他方の主梁材22に接続されるものとなる。
補剛材4は、図9に示すように、第5実施例において、床面材6の面内方向の隅部側Sで、副梁材3により材軸方向に分断されることなく設けられる。補剛材4は、一方の端部41から他方の端部42まで材軸方向に分断されることなく、一方の端部41が副梁材3に接続されるとともに、他方の端部42が他方の主梁材22に接続されて、床面材6の隅部60に近接させた位置に配置される。
補剛材4は、図10に示すように、第6実施例において、床面材6の面内方向の隅部側Sで、1又は複数の副梁材3により材軸方向で略段状に分断させて設けられる。このとき、補剛材4は、材軸方向で略段状に分断されるものの、一方の端部41が副梁材3に接続されるとともに、他方の端部42が他方の主梁材22に接続されて、第5実施例の補剛材4よりも床面材6の中央C側に配置される。
補剛材4は、材軸方向に分断された補剛材4の全部が、図5〜図8に示すように、副梁材3に対して傾斜するように配置されて、又は、図9、図10に示すように、副梁材3に対して略直交するように配置される。また、補剛材4は、図11に示すように、材軸方向に分断された補剛材4の一部が、副梁材3に対して傾斜又は略直交するように配置されて、副梁材3に対して傾斜する補剛材4と略直交する補剛材4とが組み合わされてもよい。
補剛材4は、材軸方向の一方の端部41が、主梁材2とともに副梁材3にも接続されてもよい。このとき、補剛材4は、図12(a)に示すように、副梁材3のウェブ52等の側面及び補剛材4のウェブ52等の側面に、略V形状等の端部用接合部材71を取り付けてボルト接合又はねじ接合等することで、副梁材3に一方の端部41が接続される。
補剛材4は、図12(b)に示すように、副梁材3とともに床面材6が載置されて固定される。このとき、補剛材4は、副梁材3及び補剛材4の上フランジ51aに跨がるように、床面材6がボルト接合又はねじ接合等で固定される。また、補剛材4は、必要に応じて、副梁材3及び補剛材4の下フランジ51bに跨がるように、略平板状等の下面用接合部材72がボルト接合又はねじ接合等で固定されてもよい。
補剛材4は、副梁材3により材軸方向に分断させて設けられる場合に、例えば、図13(a)に示すように、副梁材3のウェブ52等の側面及び補剛材4のウェブ52等の側面に、略山形状等の分断用接合部材73が取り付けられる。このとき、補剛材4は、副梁材3により分断された分断箇所Dで、副梁材3及び補剛材4の側面に分断用接合部材73を取り付けてボルト接合又はねじ接合等することで、副梁材3に分断箇所Dが接続される。
補剛材4は、図13(b)に示すように、材軸方向に分断された分断箇所Dで、副梁材3及び補剛材4に床面材6が載置されて、副梁材3とともに床面材6が固定される。このとき、補剛材4は、副梁材3及び補剛材4の上フランジ51aに跨がるように、床面材6がボルト接合又はねじ接合等で固定される。また、補剛材4は、必要に応じて、材軸方向に分断された分断箇所Dで、副梁材3及び補剛材4の下フランジ51bに跨がるように、略平板状等の下面用接合部材72がボルト接合又はねじ接合等で固定されてもよい。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、図14(a)に示すように、床面材6が補剛材4に載置されて固定される。このとき、本発明を適用した木鋼合成床構造1では、副梁材3から補剛材4に、補剛材4から主梁材2にせん断力Qが伝達されるだけでなく、床面材6と一体となった副梁材3から床面材6と一体となった補剛材4に、床面材6と一体となった補剛材4から床面材6と一体となった主梁材2に曲げモーメントMが伝達されることで、居住者等による床上歩行時の床振動が抑制されるものとなる。
これに対して、従来の免震建物用の補強架台9では、図14(b)に示すように、架台フレームのコーナ部を構成する床梁92に対して火打ち梁91が傾斜して接続されるものの、火打ち梁91が床材93に固定されず、せん断力Qの伝達のみを目的とし曲げモーメントMの伝達を意図しないピン接合で、火打ち梁91のウェブ部のみが床梁92のウェブ部に接合されるものとなる。このため、従来の免震建物用の補強架台9では、床梁92から火打ち梁91にせん断力Qが伝達されるものの、床材93から火打ち梁91に曲げモーメントMが伝達されないものとなる。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6が補剛材4に載置されて固定されるとともに、特に、図5〜図11に示すように、床面材6の面内方向の中央Cよりも隅部側Sに寄せた位置に補剛材4が配置される。このとき、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6から補剛材4に曲げモーメントMが伝達されて、床上歩行時の床振動が抑制されることで、床面材6の隅部側Sを除いた中央C側のみが床振動領域Fとなる。
これに対して、図14(b)に示す従来の免震建物用の補強架台9は、火打ち梁91が床材93に固定されないため、床材93の全面が床振動領域Fとなる。このため、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6の隅部側Sを含めた全面が床振動領域Fとなる場合と比較して、床面材6の隅部側Sを除いた中央C側のみに床振動領域Fが縮減されるため、床上歩行時の床面材6の一次固有振動数が向上するものとなる。
なお、図12、図14(a)では、副梁材3と主梁材2とを接続するための図2(b)に示す接合金物7、及び、補剛材4と主梁材2とを接続するための図3(b)に示す接合金物7等の図示を省略している。
ここで、床上歩行時の床振動に係る環境性能を検討するために振動固有値解析を実施した。この振動固有値解析では、図15に示すように、スパン長Lを7280mmとした7本の副梁材3が設けられるものとした。また、副梁材3及び補剛材4は、部材成が400mm、フランジ幅が135mm、フランジ板厚が6mm及びウェブ板厚が4.5mmのH形鋼として、副梁材3の両端部31をピン支持とした。さらに、床面材6は、幅寸法及び奥行寸法を7280mmとして、板厚24mmの合板と板厚12.5mmの石膏ボードと板厚12mmのフローリングとを重ね合わせたうえで、面内方向の全周をピン支持とした。
この振動固有値解析では、図15(a)に示す本発明を適用した木鋼合成床構造1として、図5〜図8に示す第1実施例〜第4実施例及び図10に示す第6実施例を解析モデルとした。また、本発明を適用した木鋼合成床構造1と比較する比較例として、図15(b)に示すように、床面材6の幅方向Yの全長に亘った3本の直交梁材90が、副梁材3と直交して略等間隔に設けられるものの、補剛材4が設けられていない解析モデルとした。なお、副梁材3及び補剛材4と床面材6とのねじ接合は、実験結果と解析結果とが一致するように、所定のばね定数に設定した。
図16では、床面の対称性を踏まえて、床面材6の面内方向の中央C側から隅部側Sまでの1/4の領域についてのみ、床面材6の高さ方向Zのモードベクトルを示した。ここでは、床面材6の高さ方向Zの成分が相対的に大きい領域を濃色で示すとともに、床面材6の高さ方向Zの成分が相対的に小さい領域を薄色で示している。このとき、図16(a)に示す本発明を適用した木鋼合成床構造1の第2実施例は、図16(b)に示す比較例よりも濃色部分が狭くなり、床面材6の高さ方向Zの成分が大きくなる領域が縮減されることがわかる。
図17では、本発明を適用した木鋼合成床構造1で補剛材4が設けられる第1実施例〜第4実施例及び第6実施例と、3本の直交梁材90が設けられる比較例とで、床面材6の一次固有振動数を比較した。ここで、図17(a)に示すように、3本の直交梁材90が設けられる比較例においても、7本の副梁材3とともに3本の直交梁材90が床面材6の剛性向上に寄与するため、床面材6の一次固有振動数そのものは向上することがわかる。
しかし、3本の直交梁材90が設けられる比較例においては、床面材6の幅方向Yの全長に亘った直交梁材90が設けられるため、直交梁材90に用いられる鋼材重量が増大する。このため、図17(b)に示すように、鋼材重量の抑制と一次固有振動数の向上との両立を検討するため、複数の副梁材3と補剛材4又は直交梁材90との鋼材重量の合計で床面材6の一次固有振動数を除して、単位重量あたりの一次固有振動数を比較した。
そして、単位重量あたりの一次固有振動数は、比較例を基準値(=1.0)とした場合に、本発明の第1実施例〜第4実施例及び第6実施例の何れについても、単位重量あたりの一次固有振動数が向上することがわかる。このため、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6の幅方向Yの全長に亘った直交梁材90を設けるまでもなく、床面材6の隅部側Sに寄せた位置に補剛材4を配置することで、鋼材重量を抑制しながら一次固有振動数を向上させることが可能となる。
また、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、単位重量あたりの一次固有振動数が向上するだけでなく、特に、第3実施例又は第4実施例においては、図17(a)に示すように、直交梁材90を設ける比較例よりも床面材6の一次固有振動数そのものが大きくなる。このため、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、図7、図8に示すように、補剛材4が材軸方向に分断されて主梁材2に対して傾斜するように配置されることで、鋼材重量の抑制と一次固有振動数の確実な向上とを両立させることが可能となる。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、図14(a)に示すように、床面材6が補剛材4に載置されて固定されて、副梁材3から補剛材4に、補剛材4から主梁材2にせん断力Qが伝達されるだけでなく、床面材6と一体となった副梁材3から床面材6と一体となった補剛材4に、床面材6と一体となった補剛材4から床面材6と一体となった主梁材2に曲げモーメントMが伝達されて、連続梁の効果が発揮される。このとき、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、図5〜図11に示す床振動領域Fの周縁部において、連続梁の効果によって、床面材6を補剛材4に強固に固定することが可能となる。
また、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6の面内方向の中央Cよりも隅部側Sに寄せた位置に補剛材4が配置されるため、補剛材4の自重が一次固有振動数を低減させるように作用しないものとなる。このとき、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、鋼材重量により一次固有振動数が低下する作用を回避することできるため、一次固有振動数を効率的に向上させることが可能となる。
また、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6の面内方向の隅部側Sに寄せた位置に補剛材4が配置されるため、床面材6の中央C側における天井裏に大きいスペースを確保できるものとなる。このとき、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6の中央C側における天井裏のスペースが大きくなることで、この天井裏において天井埋込式の空調機等の設置スペースを確保することが可能となる。
また、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、床面材6の面内方向の隅部側Sに寄せた位置に補剛材4が配置されるため、図4に示すように、副梁材3及び補剛材4となる鋼材5の部材成Hや板厚を大きくすることなく、床上歩行時の床振動を抑制することができる。このとき、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、副梁材3及び補剛材4が設けられる天井裏を必要以上に厚くしないものとして、室内空間を大きく確保することが可能となる。また、鋼材5の板厚が小さくなるため、ねじ接合による簡易な乾式接合も可能となる。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、特に、副梁材3又は補剛材4として軽量H形鋼又は薄板軽量形鋼等の鋼材5が用いられることで、副梁材3又は補剛材4となる鋼材重量の増大を確実に抑制することができる。このとき、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、副梁材3又は補剛材4となる鋼材重量を確実に抑制しながら、一次固有振動数を効率的に向上させることが可能となる。
本発明を適用した木鋼合成床構造1は、図2に示すように、主に、主梁材2又は副梁材3のスパン長Lが大きく、比較的規模の大きい木造建築物8を対象として、図5〜図11に示すように、床面材6の中央Cよりも隅部側Sに寄せた位置に補剛材4が配置される。このとき、本発明を適用した木鋼合成床構造1は、店舗併用住宅又は介護老人保健施設等の規模の大きい木造建築物8を対象として、副梁材3及び補剛材4の部材成や板厚を大きくすることなく床振動を抑制して、木造建築物8の環境性能を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
1 :木鋼合成床構造
2 :主梁材
21 :一方の主梁材
22 :他方の主梁材
3 :副梁材
31 :両端部
4 :補剛材
41 :一方の端部
42 :他方の端部
5 :鋼材
51 :フランジ
51a :上フランジ
51b :下フランジ
52 :ウェブ
6 :床面材
60 :隅部
7 :接合金物
71 :端部用接合部材
72 :下面用接合部材
73 :分断用接合部材
8 :木造建築物
81 :柱材
82 :壁材
83 :木根太
C :中央
S :隅部側
F :床振動領域
X :奥行方向
Y :幅方向
Z :高さ方向

Claims (5)

  1. 木造建築物の床構造として設けられる木鋼合成床構造であって、
    柱材に架設される複数の主梁材と、前記主梁材に架設される副梁材及び補剛材と、前記副梁材及び前記補剛材に載置されて固定される床面材とを備え、
    複数の前記主梁材は、前記床面材の面内方向の隅部で互いに交差するように設けられるとともに、互いに交差させた一方の前記主梁材に前記副梁材が接続されて、
    前記補剛材は、材軸方向で一方の端部が前記副梁材に接続されるとともに他方の端部が互いに交差させた他方の前記主梁材に接続されて、又は、材軸方向で各々の端部が互いに交差させた各々の前記主梁材に接続されて、前記床面材の面内方向の中央よりも隅部側に寄せた位置に配置されること
    を特徴とする木鋼合成床構造。
  2. 前記補剛材は、前記床面材の面内方向の隅部側で、前記主梁材に対して傾斜するように配置されて、材軸方向で一方の端部が互いに交差させた一方の前記主梁材に接続されるとともに、材軸方向で他方の端部が互いに交差させた他方の前記主梁材に接続されること
    を特徴とする請求項1記載の木鋼合成床構造。
  3. 前記補剛材は、前記床面材の面内方向の隅部側で、1又は複数の前記副梁材により材軸方向に分断させて設けられて、材軸方向に分断された前記補剛材の一部又は全部が、前記副梁材に対して傾斜するように配置されて、又は、前記副梁材に対して略直交するように配置されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の木鋼合成床構造。
  4. 前記主梁材及び前記床面材に木材が用いられるとともに、前記副梁材及び前記補剛材に鋼材が用いられること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の木鋼合成床構造。
  5. 前記副梁材及び前記補剛材の何れか一方又は両方は、高さ方向で一対となったフランジの材幅方向の中間部に高さ方向に延びるウェブが形成された断面形状の軽量H形鋼、又は、高さ方向で一対となったフランジの材幅方向の片端部に高さ方向に延びるウェブが形成された断面形状の薄板軽量形鋼が用いられること
    を特徴とする請求項4記載の木鋼合成床構造。
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