JP6798841B2 - 階段の振動抑制構造 - Google Patents
階段の振動抑制構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6798841B2 JP6798841B2 JP2016184979A JP2016184979A JP6798841B2 JP 6798841 B2 JP6798841 B2 JP 6798841B2 JP 2016184979 A JP2016184979 A JP 2016184979A JP 2016184979 A JP2016184979 A JP 2016184979A JP 6798841 B2 JP6798841 B2 JP 6798841B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- floor
- stairs
- girder
- staircase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000001629 suppression Effects 0.000 title claims description 41
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 11
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 8
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 3
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000004699 Ultra-high molecular weight polyethylene Substances 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 210000002837 heart atrium Anatomy 0.000 description 1
- 229920002681 hypalon Polymers 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 210000003371 toe Anatomy 0.000 description 1
- 229920000785 ultra high molecular weight polyethylene Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
あるいは、ユニット階段の振動を抑制する技術として、踏板を支持する桁の支持剛性を向上する技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、特許文献3の技術では、桁の下端部を、建物ユニットを貫通して基礎に直接支持する構造であり、階段の桁の下端部を直接基礎で支持する柱や、柱を貫通するボルトや、受け板などの専用の部品が必要で、コストアップを招く。さらに、階段の桁の下端部を支持する位置が基礎の位置に限られ、階段の設置自由度が低い。
また、前記階段桁の下端部は、前記床小梁と前記床小梁との間に配置され、前記階段桁の下端部を支持する前記床板の下方位置に、前記床梁どうしを連結した支持部材が配置されている階段の振動抑制構造としてもよい。
そして、前記階段桁の下端部が、前記支持部材に固定されていることが好ましい。
さらに、前記束が、前記支持部材と前記基礎スラブとの間に設けられていることが好ましい。
また、前記束は、前記基礎スラブに固定されていることが好ましい。
さらに、前記階段桁の中間部が、防振支柱を介して床材に支持されていることが好ましい。そして、前記防振支柱は、前記床板に固定されていることが好ましい。
さらに、階段桁の下端部を支持する床板の下方位置に、床小梁どうしを連結した支持部材が配置されている構造では、支持部材を設けない構造と比較して、さらに、階段桁の下端部を支持する床板の剛性が向上する。これにより、階段の制振性能をさらに向上できる。
階段桁の下端部が、支持部材に固定された構造では、階段桁の下端部の支持剛性が向上でき、これにより、階段の制振性能をさらに向上できる。
支持部材と基礎スラブとの間に束が設けられた構造では、この束を設けないものと比較して、階段桁の下端部の支持剛性をさらに向上でき、これによって、階段の制振性能をさらに向上できる。
束が、基礎スラブに固定された構造では、この固定を行わないものと比較して、床小梁および支持部材の支持剛性が、さらに向上する。このため、階段の制振性能をさらに向上できる。
加えて、階段桁の中間部が、防振支柱を介して床板に支持された構造では、階段昇降時の階段桁の縦方向の撓みが抑制され、階段の制振性能をさらに向上できる。
そして、防振支柱が、床板に固定された構造では、この固定を行わないものと比較して、階段昇降時の階段桁の縦方向の撓みがさらに抑制され、階段の制振性能をさらに向上できる。
(実施の形態1)
実施の形態1の階段の振動抑制構造の構成を、「全体構成」、[力桁支持構造]、[防振支柱の詳細構成]に分けて説明する。
図1は、実施の形態1の階段の振動抑制構造を適用したユニット建物の模式的な平面図であり、図2は、実施の形態1の階段を示す斜視図であり、図3は、実施の形態1の階段の振動抑制構造を備えた階段の側面図である。以下、図1〜図3に基づいて、実施の形態1の全体構成を説明する。
力桁11は、金属製で、図9に示すように、ウェブ11aと上側フランジ11bと下側フランジ11cとでコの字断面状に形成されている。そして、図8に示すように、下端部11αおよび上端部11βが斜めにカットされ、その両端の開口部分に、取付片11d,11eが設けられている。この取付片11d,11eは、力桁11の本体部分を折曲して設けてもよいし、力桁11とは別体の金属板片を溶接により取り付けてもよい。
踏板12は、図2に示すように、力桁11,11に、踏板接合金具13および踏板受金具14を介して固定されている。この踏板12は、例えば、プラスチック再生複合材によって形成され、ハニカム構造などの強度を有した構造体を有している。踏板12は、平面視長方形の板状で、水平方向に延在された踏面部12aと、この踏面部12aの手前側の段鼻部分から垂下された垂下フランジ部12bとにより、L字断面形状に形成されている。
次に、力桁11の下端部11αの支持構造を、図5〜図7などに基づいて詳細に説明する。
図5は、力桁11の下端部11αの支持構造を示す拡大断面図である。図6は階段10を図5の右方向から見た断面図である。図7は支持部材40を示す三面図であり、(a)は支持部材40の平面図、(b)は支持部材40を側方から見た側面図、(c)は支持部材40を床小梁3aに直交する方向から見た正面図である。
支持部材40は、図7(c)に示すように、上片41、中片42、下片43により断面がコの字状の金属製のチャンネル材により形成されている。そして、上片41には、一対の貫通穴44が開口され、この貫通穴と同軸に裏ナット45が溶接されている。なお、支持部材40の床小梁3a(1)、3a(2)への結合は、本実施の形態1では、溶接により行っているが、支持部材40にフランジなどを設け、ボルト、ナットなどの締結部材を用いて結合してもよい。
図3に戻り、力桁11と床板3dとの間に、防振支柱30が設けられている。以下、この防振支柱30の詳細について説明する。
力桁11の下端部11αを、床板3dにより支持する構造では、階段昇降時に踏板12を介して力桁11に振動が生じると、その振動が、床板3dに伝達され、音、振動が生じる。また、力桁11が、階段10の高さ方向(図2の矢印Z方向)に撓み、階段10に縦揺れが生じることでも、音、振動が生じる。
したがって、振動吸収装置などが不要であるとともに、既存の束50を用いることで、階段10の制振が可能であり、安価に振動抑制を達成可能である。しかも、力桁11の設置位置に制限が無く、設計自由度に優れる。
力桁11の下端部11αの振動も抑制できる。
また、支持部材40を束50(c)により支持した場合、この支持を行わないものと比較して、騒音を2.0dB低減できた。
さらに、実施の形態では、階段桁(力桁)の下端部が、床梁と床梁との間に配置されたものを示したが、これに限定されず、例えば、階段桁の下端部を、床梁の上方に重なる位置に配置することも可能である。また、階段桁(力桁)の下端部が、床梁と床梁との間に配置されたものにあっても、実施の形態で示したように、階段桁の下端部の下方に支持部材を設けずに、床板のみで支持するようにしてもよい。
あるいは、階段桁の下端部を支持する床板の下方位置に、床梁どうしを連結した支持部材が配置されているものにおいて、階段桁を、支持部材に結合しないものも本開示に含まれる。このような構造であっても、階段桁を支持する床板の剛性が向上することから、制振効果を高めることが可能である。
さらに、実施の形態では、防振支柱は、床板に固定されている例を示したが、これに限定されず、床板に固定することなく、単に、階段桁を支持した構造としてもよい。さらに、実施の形態では、防振支柱は、小梁に設けた支持金具に結合したが、これに限定されず、床板のみに固定してもよい。
さらに、振動抑制構造を適用する階段は、実施の形態で示したユニット建物に設置される階段に限定されるものではなく、ユニット建物以外の在来工法などによる一般建築物にも適用可能である。
3d 床板
3e 桁床大梁(床梁:床大梁)
10 階段
11 力桁(階段桁)
30 防振支柱
40 支持部材
50(a) 束
50(b) 束
50(c) 束
B 基礎
B1 基礎スラブ
Claims (6)
- 床梁に支持された床板に、階段の踏板を支持する階段桁の下端部が支持された階段の振動抑制構造であって、
前記床梁の床大梁の間に複数の床小梁が架け渡され、
前記階段桁の下端部は、前記床小梁と前記床小梁との間に配置され、
前記階段桁の下端部を支持する前記床板の下方位置に、前記床小梁どうしを連結した支持部材が配置され、
前記階段桁の下端部が、前記支持部材に固定され、
前記床小梁と基礎スラブとの間と、前記支持部材と前記基礎スラブとの間に束が設けられていることを特徴とする階段の振動抑制構造。 - 請求項1に記載の階段の振動抑制構造において、
前記束は、前記基礎スラブに固定されていることを特徴とする階段の振動抑制構造。 - 請求項1または請求項2に記載の階段の振動抑制構造において、
前記階段桁の中間部が、防振支柱を介して床材に支持されていることを特徴とする階段の振動抑制構造。 - 請求項3に記載の階段の振動抑制構造において、
前記防振支柱は、前記床板に固定されていることを特徴とする階段の振動抑制構造。 - 請求項4に記載の階段の振動抑制構造において、
前記防振支柱は、前記床小梁に取り付けられた支持金具に固定されていることを特徴とする階段の振動抑制構造。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の階段の振動抑制構造において、
前記階段は、階段ユニットの内階段として設けられ、
前記階段ユニットは、建物ユニットに隣接して設けられていることを特徴とする階段の振動抑制構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184979A JP6798841B2 (ja) | 2016-09-23 | 2016-09-23 | 階段の振動抑制構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184979A JP6798841B2 (ja) | 2016-09-23 | 2016-09-23 | 階段の振動抑制構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018048494A JP2018048494A (ja) | 2018-03-29 |
JP6798841B2 true JP6798841B2 (ja) | 2020-12-09 |
Family
ID=61767368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016184979A Active JP6798841B2 (ja) | 2016-09-23 | 2016-09-23 | 階段の振動抑制構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6798841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7569657B2 (ja) | 2020-10-14 | 2024-10-18 | 三協立山株式会社 | 階段 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4586585A (en) * | 1985-08-15 | 1986-05-06 | Zaner Leonard A | Longitudinally extensible stringer and stairway |
JPH03105636U (ja) * | 1990-02-14 | 1991-11-01 | ||
JPH0734628A (ja) * | 1993-07-22 | 1995-02-03 | Daiwa House Ind Co Ltd | 階段およびその構築方法 |
JP2000282656A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物の外階段取付構造 |
JP4486484B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2010-06-23 | 積水化学工業株式会社 | 階段 |
JP2007247333A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Sanzen Corp | 踏板連結体およびそれを用いた組立て式階段 |
JP2008291425A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Sekisui Chem Co Ltd | 階段用床構造 |
JP2010065494A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Shuji Endo | 二重床及び間仕切り壁の施工方法 |
JP5337315B1 (ja) * | 2013-01-10 | 2013-11-06 | 積水化学工業株式会社 | 建物設備ユニット取付構造 |
-
2016
- 2016-09-23 JP JP2016184979A patent/JP6798841B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018048494A (ja) | 2018-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6798841B2 (ja) | 階段の振動抑制構造 | |
CA2730837A1 (en) | Load-sharing bracing system for a floor | |
JP2016128629A (ja) | 制震天井構造 | |
JP6057371B2 (ja) | 耐震補強部材 | |
JP7235192B2 (ja) | 天井面材の支持構造及びユニット建物 | |
JP6947496B2 (ja) | 階段制振金具及び階段制振構造 | |
JP6134545B2 (ja) | 鉄骨階段 | |
JP2018053479A (ja) | 階段制振支柱及び階段制振構造 | |
JP2021070911A (ja) | 鉄骨階段構造 | |
JP6925114B2 (ja) | 接続構造 | |
JP4226548B2 (ja) | 建築物における床支持構造 | |
JP5503200B2 (ja) | ユニット建物 | |
JP5235530B2 (ja) | 制振ダンパーが取付けられた制振構造物 | |
JP5582094B2 (ja) | 建物の天井構造 | |
JP6114590B2 (ja) | 床構造、建物ユニット及びユニット建物 | |
JP4041466B2 (ja) | 枠付補強架構およびこれを利用した既設梁柱架構の補強構造 | |
WO2006057087A1 (ja) | 防振構造 | |
JP5277335B2 (ja) | 建築物における床支持構造 | |
JP6894270B2 (ja) | 階段構造 | |
JP7431615B2 (ja) | 界壁構造 | |
KR101536406B1 (ko) | 층간소음 저감유닛 및 이를 이용한 층간소음 저감 바닥구조 | |
JP7435271B2 (ja) | 遮音構造 | |
JP6683037B2 (ja) | 木鋼合成床構造 | |
JP2017101479A (ja) | 天井構造 | |
JP6612544B2 (ja) | 建物の断熱耐火構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190520 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200331 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201119 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6798841 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |